JP2626839B2 - 車載レーダ装置 - Google Patents

車載レーダ装置

Info

Publication number
JP2626839B2
JP2626839B2 JP3074758A JP7475891A JP2626839B2 JP 2626839 B2 JP2626839 B2 JP 2626839B2 JP 3074758 A JP3074758 A JP 3074758A JP 7475891 A JP7475891 A JP 7475891A JP 2626839 B2 JP2626839 B2 JP 2626839B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
transceiver
radar device
antenna
radio wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3074758A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05273339A (ja
Inventor
穣 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3074758A priority Critical patent/JP2626839B2/ja
Publication of JPH05273339A publication Critical patent/JPH05273339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2626839B2 publication Critical patent/JP2626839B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の衝突防止装置な
どに利用される車載レーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、車両の衝突防止などを目的として
車載レーダ装置が開発中である。この車載レーダ装置
は、車体の前方に光、超音波、電波などの波を放射しそ
の反射波を受信することにより先行車や対向車などとの
位置関係を検出するようになっている。電波を使用する
車載レーダ装置としては、特願昭64ー86984号な
どに開示されているように、近距離の監視の必要性など
からFMレーダ方式が有望視されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記電波を利用する従
来の車載レーダ装置では、アンテナについてはこれが電
波の送受信機能を備えていさえすればよいという扱いに
なっており、具体的にどのような形態のものが車載用と
して最適であるかについての考察はほとんどなされてい
ない。従来、船舶などの移動体に搭載されてきたアンテ
ナを調べてみると、送受波ホーンとパラボラ反射器とを
一体にしたアンテナ体をブロック状の駆動体の上方に回
転自在に支承する「パラボラ反射アンテナ回転型」や、
スロットアレイとこの上下の反射面とをカバーを付して
一体に形成したアンテナ体をブロック状の駆動体の上方
に回転自在に支承する「スロットアレイアンテナ回転
型」などが主として使用されている。
【0004】車載レーダ用のアンテナは、上記船舶用の
アンテナに比べてビーム幅やスキャンの幅が狭くて済む
反面、小型であることや、車両の外観を損なわないなど
船舶用とは異なる特有の事情がある。このため、従来の
船舶用の形態をそのまま踏襲することは不適当であり、
車載用として最適のものを案出する必要がある。アンテ
ナの最適形態は使用電波の周波数にも依存する。また、
電波の周波数を高くするほどアンテナを小型化できる
が、高周波になるにつれてアンテナと送受信機間を接続
するフィーダの損失が増加するため、レーダ装置全体と
しての観点から使用電波の周波数帯を決める必要があ
る。また、この使用電波の周波数帯を決定するにあたっ
ては、既存の無線設備との干渉を最小限に留めるという
点も考慮する必要がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車載レーダ装置
は、筐体の内部に収容されると共に車両の先端部のバン
パーの内部又は背後に設置されてミリ波帯などの高周波
の電波を送受信する送受信機と、この送受信機に電気的
に結合されると共にこの送受信機が収容される前記筐体
の内部から外部に突出された複数の輻射器と、前記送受
信機の筐体に固定されて前記バンパーの上方に配置さ
れ、前記複数の輻射器と共に車両の前方に複数の電波の
ビームを放射するオフセット・マルチビーム・アンテナ
を構成する反射鏡とを備えている。
【0006】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の車載レーダ装置
の構成を示す側面図(A)と正面図(B)であり、1は
送受信機、2フィードホーン(輻射器)、3はパラボラ
反射器、4は反射器取付部材である。
【0007】送受信機1は、筐体1aに収納された状態
で車両先端部分に設置される。正面図(B)は車両の前
方側からみた図であり、従って側面図(A)では右側が
車両の前方側となっている。この筐体1aの上面には送
受信機1と電気的に結合される4個のフィードホーン2
a,2b,2c,2dが横方向に配列された状態で植設
されており、それぞれは車両の後方かつ斜め上方にミリ
波帯の電波を輻射する。フィードホーン2a〜2dが送
受信機1の筐体1aに植設されているため、フィードホ
ーンと送受信機間の導波管による給電路が大幅に短縮さ
れ、低損失化と製造費用の低廉化が達成されている。
【0008】4個のフィードホーン2a〜2dの斜め上
方に、かつフィードホーン2bと2cの中間点を焦点と
するように、筐体1aに植設された取付部材4によりパ
ラボラ反射器3が保持されている。側面図(A)に点線
で示すように、フィードホーン2aから後方斜め上方に
輻射されたミリ波帯の電波はパラボラ反射器3で反射さ
れほぼ水平なビームとなって前方に放射される。このよ
うに、フィードホーン2a〜2dが送受ビームの経路外
に配置される形態のパラボラアンテナは、オフセット・
パラボラアンテナと称されている。このオフセット・パ
ラボラアンテナは、フィードホーンがビームを遮らない
ので開口面効率が向上すると共に指向性が先鋭化し、こ
のためパラボラ反射器の小型化が可能になるという点で
車載用として適している。特に、輻射器が複数個存在す
る構成では、ビームを遮らないという点でこのオフセッ
ト型のものが適している。
【0009】パラボラ反射器3の焦点近傍に配列される
4個の輻射器から輻射されるミリ波帯の電波は放射方向
が異なる4個のビームとなって前方に放射される。この
ように、パラボラ反射器の焦点位置からずらして複数の
輻射器を配列し、放射方向の異なる複数のビームを放射
する形態をデフォーカス・マルチビーム・アンテナと称
されている。このデフォーカス・マルチビーム・アンテ
ナは、船舶用アンテナに比べてビーム幅やスキャンの幅
が狭くて済む反面小型さが要求される車載用アンテナと
して最適の形態となっている。
【0010】このように、高周波で減衰の大きなミリ波
帯の電波を使用しているため、放射ビームが車載用とし
ては必要のない数百メートル以上もの遠方までは伝播せ
ず、また、既存の無線通信設備の多くがマイクロ波帯よ
りも低周波の電波を利用しているため、これらの設備と
の干渉も最小限に留めることができる。
【0011】図2,図3及び図4は、本発明の他の実施
例の車載レーダ装置の構成を車体への取付け状態と共に
示す側面図であり、1は送受信機、2aはフィードホー
ン、3はパラボラ反射器、4は取付け部材、4aは調整
機構、5は取付けフレーム、6はレドームである。
【0012】図2から図4までに示すいずれの構成にお
いても、送受信機1と、2aで代表して示す4個のフィ
ードホーンは車両先端部分の点線で示すバンパーの内部
に収容することにより車両の外観に及ぼす影響を最小限
に留めると共に、パラボラ反射器3についてはこれをバ
ンパーの上方に設置している。最近、車両のバンパーは
樹脂など電波透過性の材料を素材とする場合が多いが、
補強部材やメタリック塗装などの影響を考慮するとこの
ようなバンパーを通して電波を送受するのは特性上好ま
しくない。そこで、パラボラ反射器3についてはこれを
バンパーの上方に設置することにより、バンパーを通さ
ずに電波を送受する構成としている。また、レーダ装置
への雨露を防ぐことと車両の外観への影響を最小限に留
めることを兼ねて、布や樹脂などを素材とする薄手のレ
ドーム6が設けられている。
【0013】取付け部材4は、パラボラ反射器3の取付
け時における位置と角度の調整機構4aを備えている。
【0014】以上、反射器として放物面形状のものを使
用する構成を例示したが、多少の変形形状をも含めてほ
ぼ放物面形状の各種の反射器を使用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明の車載レーダ装置は上述したよう
な構成であるから、小型化、低廉化を達成できる。ま
た、ミリ波帯の電波を使用する実施例によれば、既存の
無線通信設備との干渉を最小限度に留めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車載レーダ装置の側面図
(A)と正面図(B)である。
【図2】本発明の他の実施例の車載レーダ装置の構成を
車体への取付け状態と共に示す側面図である。
【図3】本発明の更に他の実施例の車載レーダ装置の構
成を車体への取付け状態と共に示す側面図である。
【図4】本発明の更に他の実施例の車載レーダ装置の構
成を車体への取付け状態と共に示す側面図である。
【符号の説明】
1 送受信機 1a 送受信機1を収容する筐体 2a〜2d フィードホーン(輻射器) 3 パラボラ反射器 4 取付け部材 4a 調整機構 5 取付けフレーム 6 レドーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01Q 19/17 H01Q 19/17

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の内部に収容されると共に車両の先端
    部のバンパーの内部又は背後に設 置されて高周波の電波
    を送受信する送受信機と、 この送受信機に電気的に結合されると共にこの送受信機
    が収容される前記筐 体の内部から外部に突出された複数
    の輻射器と、 前記送受信機の筐体に固定されて前記バンパーの上方に
    配置され、前記複数 の輻射器と共に車両の前方に複数の
    電波のビームを放射するオフセット・マル チビーム・ア
    ンテナを構成する反射鏡と を備えたことを特徴とする車
    載レーダ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記高周波の電波は、ミリ波帯の電波である ことを特徴
    とする車載レーダ装置。
JP3074758A 1991-03-14 1991-03-14 車載レーダ装置 Expired - Fee Related JP2626839B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3074758A JP2626839B2 (ja) 1991-03-14 1991-03-14 車載レーダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3074758A JP2626839B2 (ja) 1991-03-14 1991-03-14 車載レーダ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05273339A JPH05273339A (ja) 1993-10-22
JP2626839B2 true JP2626839B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=13556498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3074758A Expired - Fee Related JP2626839B2 (ja) 1991-03-14 1991-03-14 車載レーダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2626839B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3256374B2 (ja) * 1994-05-27 2002-02-12 本田技研工業株式会社 マルチビーム・レーダ装置
JP4809019B2 (ja) 2005-08-31 2011-11-02 クラリオン株式会社 車両用障害物検出装置
JP4978682B2 (ja) * 2009-10-27 2012-07-18 三菱電機株式会社 導波管スロットアレーアンテナ装置
JP6986718B2 (ja) * 2017-11-27 2021-12-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 アンテナ装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436464A (en) * 1977-08-29 1979-03-17 Nissan Motor Co Ltd Following vehicle aproach alarm device
JPS5445040A (en) * 1977-09-16 1979-04-10 Nissan Motor Co Ltd Rear warning radar device
JPS55147686A (en) * 1979-05-08 1980-11-17 Tokyo Shibaura Electric Co Waveform display unit
JPS6121850A (ja) * 1984-07-09 1986-01-30 Kojima Press Co Ltd 車両用空気吹出し装置
JP2648309B2 (ja) * 1987-10-28 1997-08-27 富士通テン株式会社 自動車の車間制御装置
JPH0295003A (ja) * 1988-09-30 1990-04-05 Nec Corp 走査アンテナ
JPH02287181A (ja) * 1989-04-27 1990-11-27 Matsushita Electric Works Ltd 車載用レーダシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05273339A (ja) 1993-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6007449B2 (ja) 自動車用レーダシステムおよびその使用方法
JP3302849B2 (ja) 車載用レーダーモジュール
JP2670422B2 (ja) ミリ波レーダセンサのための組付け放射構造体
US7327322B2 (en) Directional antenna having a selected beam pattern
JP4337876B2 (ja) アンテナ装置およびこれを用いたレーダ装置
US6075492A (en) Microwave antenna array for a motor vehicle radar system
EP1365475B1 (en) Multi-band antenna using an electrically short cavity reflector
JPS5910606B2 (ja) 回転対称2反射鏡アンテナ
US20180233812A1 (en) Radome and vehicular radar apparatus comprising same
US20210203065A1 (en) Vehicle body part comprising at least one directional antenna
JP3761988B2 (ja) アンテナ装置
JP2003240838A (ja) 車両用周辺監視装置
US20230147256A1 (en) Radar sensor, motor vehicle, and method for operating a radar sensor
JP4065815B2 (ja) 車載用電波レーダ装置
KR100561630B1 (ko) 성형 반사판을 이용한 삼중 대역 하이브리드 안테나
JP4324320B2 (ja) レーダ・車々間通信共用システムおよび車載用アンテナ
JP2626839B2 (ja) 車載レーダ装置
JP3210931B2 (ja) 無線通信方法
EP0921590A2 (en) Antenna for communicating with low earth orbit satellite
JP2626840B2 (ja) 車載レーダ装置
KR20180075043A (ko) 레이더 모듈 및 이를 포함하는 차량용 레이더 장치
KR100331785B1 (ko) 선박과같은이동체를위한위성통신용자동추적안테나
JP6738891B2 (ja) バックミラーとアンテナを含む車両
JP3401284B2 (ja) レーダ・通信兼用装置
AU613557B2 (en) Waveguide antenna with increased gain

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080418

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees