JP2625726B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2625726B2
JP2625726B2 JP62135272A JP13527287A JP2625726B2 JP 2625726 B2 JP2625726 B2 JP 2625726B2 JP 62135272 A JP62135272 A JP 62135272A JP 13527287 A JP13527287 A JP 13527287A JP 2625726 B2 JP2625726 B2 JP 2625726B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は画像情報と音情報とを取り込み、それら取り
込み手段と記録手段とを一体的に構成した記録再生装置
に関するものである。
従来の技術 近年、CCD撮像素子を搭載したビデオカメラとVTRとを
一体化し構成したカメラ1体型VTRは、小型化軽量化さ
れ、比較的安価な価格で提供されるようになったため急
速に普及しはじめている。
第8図は従来のカメラ一体型VTRの外観図を示すもの
である。第9図は第8図の裏側から見た外観図である。
第8図に於て、101は光学レンズであり、100は本体で
ある。102はマイクロフォンである。第5図に於て、103
は、磁気テープを収納したカセットである。104はカセ
ット収納部である。
100の本体部の中には、いわゆるVTR部が収納されてお
り(図示せず)103のカセットの磁気テープに101の光学
レンズより得られた画像と102のマイクロフォンより得
られた音とを記録又再生できるようになっている。
発明が解決しようとする問題点 上記のような構成に於ては、本体部100から発生する
振動(例えば、電源等のハムと言われる振動やテープを
駆動するモータや、その伝達系の振動、回転ヘッドを有
した回転ヘッドシリンダー等の振動、回転ヘッドとテー
プ等の接触及び離脱をくり返す事による振動等)が本体
部材を経てマイクロフォン102に伝達され、本来採取す
べき対象物の音にそれらに重なり合ってVTRに記録され
る事になり、これらの不要なノイズ・振動のために本来
の情報が歪曲されたり、その一部が欠落するような事が
発生していた。従来はこれらのノイズ・振動を記録しな
いようにするためにマイクロフォン102を本体部100に接
合するに際して、例えばゴム等の弾性体をその接合部材
として使用する事によりこの振動が伝達されるのを防ご
うとしているが、効果は少ないものである。又第2の方
法としてはマイクロフォン102の位置を出来るだけ本体
部100より離して設置する方法があるがこれは小型軽量
に機器全体をまとめる事には反する事であり、構成的に
限界がある。第3の方法としては、マイクロフォン102
の利得に尖鋭な指向性をもたせる事であるが、あまり選
択性の強い指向性をもたせる事は使用者の音の情報採取
の意図にそむく場合もあり又、構成的な限界もある。第
4の方法としては、マイクロフォン102から得られた電
気信号をLCR等で構成されたフィルターによって可聴周
波数の範囲で広帯域的にカットする事とマイクロフォン
102からの利得を下げる事とを組合わせる方法であり、
これにより例えば総合的な周波数特性を150Hz〜4KHzに
し、ある程度の効果が得られるが、いわゆる忠実な音の
記録とはほど遠いものとなり、又、ノイズ・騒音をへら
そうとすればする程使用者が採取したい音の情報も質・
量共に減少するという矛盾があるものである。
本発明は上記問題点に鑑み、本体部から発生する振動
をある所定時間のマイクロフォンからの音の情報により
分析し、推測し、抽出する過程を経てこれを受ち消すた
めの周波数スペクトラムを抽出し、RAM等に記録し、そ
の後この情報を引出し例えばディジタル構成のフィルタ
ーの特性をこの受ち消すための周波数スペクトラムの特
性として振動させ、必要な音の情報の品質をそこなう事
なく、小型軽量な機器を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の記録再生装置
は被写体からの光学画像を映像信号に変換し入力する撮
像手段と、音を音声信号に変換し入力する音声信号入力
手段と、前記音声信号入力手段により入力された前記音
声信号の中から所定の音声信号を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記所定の音声信号か
ら、この所定の音声信号を減衰させる周波数特性を発生
させる周波数特性発生手段と、前記周波数特性発生手段
にて発生させた周波数特性になるようにフィルター手段
を制御するフィルター制御手段と、前記フィルター制御
手段により制御されるフィルター手段と、前記音声信号
入力手段により入力された前記音声信号を前記フィルタ
ー手段に入力し、前記フィルター手段より出力された音
声信号と、前記撮像手段により作られた映像信号とを記
録するようにした第1の記録手段とを有する構成となっ
ている。
作用 本発明は上記した構成により、使用者の意図に沿った
雑音の少ない品質の高い情報の収集・再生が可能とな
る。
実 施 例 以下、本発明の一実施例の記録再生装置について、図
面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例の外観図である。1は
VTRメカニズム及び電気回路部(共に図示せず)を収納
した本体部である。2は音を採取するためのマイクロフ
ォン部である。3は光学レンズとCCD(図示せず)等を
組合わせたビデオカメラ部である。
第2図は、同じく本発明の第1の実施例の外観図であ
り、4は記録手段としての磁気テープを収納したビデオ
カセットであり、5はカセット収納部が開いている所を
示し、図の如く手にて収納するようになっている。
第3図は、音情報の処理及び記録に関する音声処理系
回路のブロック図である。
11はマイクロフォン12とプリアンプ回路、13はCPU等
を内蔵しサンプリング回路等も内蔵したFFT(高速フー
リエ変換)回路、14はFFT回路よりの出力を記録するRAM
である。15は、CPU等を内蔵し、例えば平均化アルゴリ
ズム等を有したソフトウェアを内蔵した演算回路であ
る。
16は、デジタル構成フィルターであり、15の演算回路
によりある特性をもって起動される。17は記録用回路で
ある。18は例えばリングコイルによる磁気記録用ヘッド
である。
以上のように構成された記録再生装置について、以下
第1図,第2図,第3図,第4図〜第7図を用いてその
動作を説明する。
先ず第1図,第2図に於て、3のビデオカメラ部、2
のマイクロフォンによって採取された画像及び音の情報
は1の本体部にある4のビデオカセットに記録される。
1の本体、2のマイクロフォン、3のビデオカメラ部は
図のように一体的に構成され、いわゆるカメラ一体型VT
Rとしての外観・構成を示している。
第3図は音声信号処理回路である。11マイクロフォン
により採取された微弱な音声信号は12プリアンプ回路に
より増幅される。この音声信号は13のサンプリング路及
びCPU等を内蔵したFFT(高速フーリエ変換)回路に入力
される。13FFT回路の中で処理された音声信号は、周波
数スペクトラムの形で14のRAMの中へ記録される。第4
図〜第7図までがその実例である。これは、無響室の中
に本実施例のカメラ一体型VTRを設置し、第3図の音声
信号処理系を通じて、14RAMに記録された周波数スペク
トラムである。
第4図,第5図はテープが走行動作を行なっていない
時、即ちテープが付加されない状態で(磁気テープの収
納されていないカセット等を用いる)記録状態にしてい
るものであり、第6図,第7図は実際にテープが走行動
作状態になっている時のものである。第4図では、2Hz
〜1KHzの範囲であるが、回転ヘッドシリンダーの回転数
1800rpmの基本周波数30Hz,60Hz,180Hz,360Hz等が大きな
ピークを発生しており、又、電源リップル系及びキャプ
スタン等のテープ駆動にまつわる振動が15Hz〜30Hz付近
に存在している事がわかる。第5図に於ては12Hz〜5KHz
の範囲の中で2160Hz,4320Hzが大きなピークをもってお
りこれら基本成分30Hzのそれぞれ72倍,144倍高調波の成
分であると思われる。
第6図,第7図に於ては、上記の振動にテープと回転
ヘッドとの接触、離脱が高速に行なわれる事により(い
わゆるヘッドタタキと称する現象)第4図,第5図に加
えてテープ振動がらみの成分が付加されている。これら
の実例は、いずれもこのカメラ一体型VTR機器自らが発
生している振動を示したものであり、第4図に於てハッ
チング部が実際の採取すべき音情報に比べて無視し得る
レベルを示したものである。
再び第3図にもどって動作を説明する。RAM14には上
記のような機器自らが発生している振動と、外部からの
音情報がミックスされたものが周波数スペクトラムの形
で記録されている。15の演算回路は、これらの信号から
例えば平均化のアルゴリズムを持ったソフトウェアによ
り、機器固有の自ら発生するスペクトラム成分のみを抽
出し、これらを打ち消す周波数スペクトラムを演算し決
定し、16のデジタル構成フィルターにこの情報を送りこ
む事ができる。
上記のステップは、例えば工場でこの機器を生産する
に際し、この機器自身が発生する振動成分を個々に測定
したりしてわり出し、デジタル構成フィルター16の特性
を定義づけるROMとしてこの機器に内蔵し、出荷するよ
うにしてもよいし、又、この機器の利用者がその時々の
周辺の情況に合わせて16デジタル構成フィルターの特性
を任意に随時、設定する事により採取すべき音情報の選
択的な採取も可能となる。
このようにして機器自身が発生する固有の周波数スペ
クトラムを打ち消す周波数スペクトラムの特性を有した
デジタル構成のフィルター(例えば複数のLSIにて構成
されている)が動作する事によりマイクロフォン11から
入力された信号はプリアンプ回路12及びデジタル構成フ
ィルター16を経て記録用回路17に入力され、記録用ヘッ
ド18をへて磁気テープ等の記録媒体に記録される。この
ようにして記録された情報は、機器自身が発生する振動
成分のないすぐれた品質の情報となるものである。
なお、第1の実施例に於て、磁気テープを用いたVTR
のようなものを例に上げたが、これは、ディスク状の記
録媒体、磁気記録・光学的記録を問わず適応しうるもの
である。又、RAM等へのデジタル固体記録といわれるよ
うなものでも適応し、情報の選択的な採取という面で実
用的効果を持ちうるものである。また、周期的騒音の多
い工場内での音情報の採取の際にも音質の良化に効果が
あるものである。
発明の効果 以上のように本発明によればビデオカメラとVTR等の
磁気記録再生手段とが一体的に構成された機器に於て、
マイクロフォン等よりある一定時間(例えば数秒間)外
部の音情報を取り込み、それを平均化等のアルゴリズム
を有したソフトウェアで分析する事により機器の固有の
振動成分を推測し、抽出する過程を経て、これを受ち消
すための周波数スペクトラムを抽出しこれをRAM等に記
録体に記録しその後、この情報を引出し、例えばデジタ
ル構成のフィルターの特性をこの機器の固有の振動成分
を打ち消すような特性にして動作させる事により必要な
音の情報の品質をそこなう事なく、小型軽量な機器を構
成する事ができるものである。さらに本発明によれば、
LSI等の小型電子部品で大きな効果が得られるものであ
り、小型軽量化という点から見ても実用上の効果は非常
に大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は同実施例
の斜視図、第3図は本発明の一実施例の音声信号処理ブ
ロック図、第4図ないし第7図はカメラ一体型VTRの実
測参考データ図、第8図及び第9図は従来の斜視図であ
る。 1……本体部、2……マイクロフォン、3……ビデオカ
メラ部、14……RAM、15……演算回路、16……デジタル
構成フィルター。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体からの光学画像を映像信号に変換し
    入力する撮像手段と、音を音声信号に変換し入力する音
    声信号入力手段と、前記音声信号入力手段により入力さ
    れた前記音声信号の中から所定の音声信号を抽出する抽
    出手段と、前記抽出手段により抽出された前記所定の音
    声信号から、この所定の音声信号を減衰させる周波数特
    性を発生させる周波数特性発生手段と、前記周波数特性
    発生手段にて発生させた周波数特性になるようにフィル
    ター手段を制御するフィルター制御手段と、前記フィル
    ター制御手段により制御されるフィルター手段と、前記
    音声信号入力手段により入力された前記音声信号を前記
    フィルター手段に入力し、前記フィルター手段より出力
    された音声信号と、前記撮像手段により作られた映像信
    号とを記録するようにした第1の記録手段とを有するこ
    とを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】周波数特性発生手段にて発生させた周波数
    特性を記録する第2の記録手段をもうけてなる事を特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の記録再生装置。
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