JP2624587B2 - ドレイン排出装置 - Google Patents

ドレイン排出装置

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JP2624587B2
JP2624587B2 JP28003391A JP28003391A JP2624587B2 JP 2624587 B2 JP2624587 B2 JP 2624587B2 JP 28003391 A JP28003391 A JP 28003391A JP 28003391 A JP28003391 A JP 28003391A JP 2624587 B2 JP2624587 B2 JP 2624587B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドレイン容器の底部に
フロート弁機構を取り付けると共に、ドレイン容器の上
部の導入口とドレイン容器内とをフィルタで区画し、ド
レイン容器内に溜まるドレインの水位に応じて昇降する
フロートの昇降変位によってドレイン排出口を開閉する
ドレイン排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気圧機器に供給される高圧エア中から
除去されたドレインを略一定量溜まる毎に自動的に排出
する従来のフロート式ドレイン排出装置が図2に示され
る。
【0003】ガードカバー1内のドレイン容器2の上部
開口にはキャップ3が取り付けられており、高圧エア中
から除去されたドレインがキャップ3の導入口3aから
ドレイン容器2内へ導入される。ドレイン容器2の上部
開口にはフィルタ4が介在されており、ドレイン容器2
内がフィルタ4によって導入口3aから区画されてい
る。
【0004】ドレイン容器2の底部にはフロート弁機構
5が取り付けられている。フロート弁機構5を構成する
排水管体6がドレイン容器2の底部に貫通装着されてお
り、排水管体6の内端部の外周にはパイロット筒体7が
止着されている。排水管体6の内端部の内周及びパイロ
ット筒体7の大径部7aの内周には昇降体8がスライド
可能に収容されており、ドレイン排出口となる排水管体
6内が昇降体8によって常には閉塞されている。昇降体
8とパイロット筒体7との間には圧縮ばね9が介在され
ている。パイロット筒体7の大径部7a内と排水管体6
内とは昇降体8上のオリフィス8aを介して連通してい
る。
【0005】パイロット筒体7の小径部7bの上端には
筒状弁10がスライド可能に収容されており、小径部7
b内のオリフィス11が筒状弁10によって開閉され
る。パイロット筒体7の外周にはフロート12が配置さ
れており、フロート12に取り付けられたレバー13が
小径部7bを貫通して筒状弁10に挿通されている。
【0006】フロート12はドレイン容器2内に溜まる
ドレインによって上昇するが、その上昇位置が規定以下
の場合にはオリフィス11は筒状弁10によって閉じら
れる。フロート12の上昇位置が規定以上になるとオリ
フィス11が開き、高圧エアが小径部7bに流入する。
オリフィス8aの通過断面積はオリフィス11の通過断
面積よりも小さくしてあり、この設定によって小径部7
b内が高圧になる。この高圧と圧縮ばね9のばね作用と
によって昇降体8が押し下げられ、排水管体6内の閉塞
が解かれる。従って、ドレイン容器2内のドレインがパ
イロット筒体7の大径部7a上に透設された通口7cか
ら排水管体6内へ排出される。ドレイン容器2内のドレ
インが排出されれば昇降体8が排水管体6を直ちに閉塞
し、大きなエア漏れは生じない。
【0007】キャップ3には手動コック14が取り付け
られているが、これは導入口3aに接続されるドレイン
配管内にドレインが滞留閉塞した際の閉塞打破を行なう
ためのものである。手動コック14を開いてキャップ3
内を大気開放すればドレイン配管内の閉塞ドレインが高
圧エアによってドレイン容器2内へ流入する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ドレイン閉塞はドレイ
ン配管以外にもドレイン容器2内でも生じる。即ち、フ
ィルタ4が油膜、水膜によって目詰まりし、ドレイン容
器2内へ流入したドレインがフロート弁機構5まで落下
しない場合がある。このようなドレイン閉塞の場合には
ペットコック14の開放操作によってもフィルタ4の目
詰まり打破はできず、ドレイン閉塞を解消することはで
きない。
【0009】フロート弁機構の代わりに電気的開閉弁を
用いたものもある。この電気的開閉弁を開けばドレイン
閉塞の有無に関係なくドレインは強制排出される。この
開閉タイミングはタイマを用いて行われる。この開閉タ
イミングの設定、即ちドレイン排出容量の設定はドレイ
ン発生量を考慮して設定することになるが、ドレインを
円滑に排出するためにはドレイン排出容量を多めに設定
せざるを得ない。このような設定ではドレインがない場
合にも電気的開閉弁を開くことになり、エア排出量が多
くなる。
【0010】本発明は、電気的開閉弁を用いたドレイン
排出装置に内在するエア浪費に関して有利なフロート式
ドレイン排出装置を対象とし、ドレイン配管内のドレイ
ン閉塞及びドレイン容器内のドレイン閉塞のいずれをも
打破し得るドレイン排出装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
フィルタによってドレイン導入口から区画されたドレイ
ン容器内を放圧通路で大気領域に接続すると共に、放圧
通路上に開閉弁を介在した。
【0012】
【作用】フィルタによってドレイン導入口から区画され
たドレイン容器内は開閉弁を開けば放圧通路を介して大
気に連通し、フィルタを境としたフロート弁機構側がド
レイン導入口側よりも低圧となる。この差圧によってフ
ィルタ上の目詰まりが打破され、フィルタ上の目詰まり
によるドレイン閉塞及びドレイン配管内のドレイン閉塞
のいずれもが解消される。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1に
基づいて説明する。ガードカバー21内のドレイン容器
22の上部開口にはキャップ23が取り付けられてお
り、キャップ23には一対のドレイン導入口23a,2
3bが設けられている。ドレイン導入口23a,23b
は配管構成に応じて使い分けられ、いずれか一方は盲栓
をされる。高圧エア中から除去されたドレインは一方の
ドレイン導入口(23a又は23b)からドレイン容器
22内へ導入される。
【0014】ドレイン容器22の上部開口には円筒状の
フィルタ24が介在されており、ドレイン容器22内の
領域22aがフィルタ24によって導入口23a,23
bから区画されている。
【0015】ドレイン容器22の底部にはフロート弁機
構5が取り付けられている。このフロート弁機構5は図
2のフロート弁機構と同一構成であるので、同一部材に
は同一番号を付してその説明は省略する。フィルタ24
の下部は有底となっており、この底24aはフロート弁
機構5の上面全体を覆っている。従って、フィルタ24
を通過したドレインはフロート弁機構5の周囲に落下す
る。
【0016】キャップ23には一対の放圧通路23c,
23dが形成されている。放圧通路23cは領域22a
からキャップ23の側面にかけて貫通しており、放圧通
路23dはキャップ23の側面から上面にかけて貫通し
ている。キャップ23の側面には電磁開閉弁25が取り
付けられている。電磁開閉弁25はタイマで設定された
時間間隔で繰り返し励消磁される。その弁体25aは放
圧通路23dを常には閉じており、電磁開閉弁25が励
磁されると放圧通路23dが開く。即ち、電磁開閉弁2
5の励磁によって両放圧通路23c,23dが連通し、
領域22aが大気圧領域に連通する。
【0017】フィルタ24が油膜、水膜等によって目詰
まりすると、ドレイン導入口23a,23bから流入し
たドレインはフィルタ24を通過できず、フロート弁機
構5まで到達しない。フィルタ24が目詰まりした場
合、電磁開閉弁25の励磁によって領域22aを大気圧
に連通すれば、領域22aはドレイン導入口23a,2
3b側に対して低圧となる。この差圧によってフィルタ
24における目詰まりがなくなり、ドレイン導入口23
a,23b側で滞留閉塞しているドレインがフィルタ2
4を通ってフロート弁機構5側へ落下する。
【0018】同様に、ドレイン配管内のドレイン滞留閉
塞も電磁開閉弁25の励磁による領域22aの低圧化に
よって速やかに解消される。ドレイン容器22内のドレ
イン排出はフロート弁機構5の排出作用によって行われ
るため、このフロート弁機構の取り付け位置に電気的開
閉弁を取り付けた従来の強制方式のドレイン排出装置に
内在するようなエア浪費は生じない。
【0019】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば前記領域22a内の圧力を検出す
るセンサを取り付け、この圧力センサからの検出情報に
基づいて電磁開閉弁を励消磁するようにしてもよい。
又、電磁開閉弁の代わりに手動コックを用いてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、フィルタ
によってドレイン導入口から区画されたドレイン容器内
を放圧通路で大気領域に接続すると共に、放圧通路上に
開閉弁を介在したので、フィルタによってドレイン導入
口から区画されたドレイン容器内が開閉弁を開けば放圧
通路を介して大気に連通し、フィルタ上の目詰まりによ
るドレイン閉塞及びドレイン配管内のドレイン閉塞のい
ずれをも解消し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化した一実施例を示す縦断面図
である。
【図2】 従来の縦断面図である。
【符号の説明】
5…フロート弁機構、22…ドレイン容器、22a…領
域、23a,23b…ドレイン導入口、23c,23d
…放圧通路、24…フィルタ、25…電磁開閉弁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドレイン容器(22)の底部にフロート弁
    機構(5)を取り付けると共に、ドレイン容器(22)
    の上部のドレイン導入口(23a,23b)とドレイン
    容器(22)内とをフィルタ(24)で区画し、ドレイ
    ン容器(22)内に溜まるドレインの水位に応じて昇降
    するフロート(12)の昇降変位によってドレイン排出
    口(6)を開閉するドレイン排出装置において、フィル
    タ(24)によってドレイン導入口(23a,23b)
    から区画されたドレイン容器(22)内の領域(22
    a)を放圧通路(23c,23d)で大気領域に接続す
    ると共に、放圧通路(23c,23d)上に開閉弁(2
    5)を介在したことを特徴とするドレイン排出装置。
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