JP2622673B2 - 骨粗鬆症治療薬およびトリアゼピン化合物 - Google Patents

骨粗鬆症治療薬およびトリアゼピン化合物

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JP2622673B2
JP2622673B2 JP7324080A JP32408095A JP2622673B2 JP 2622673 B2 JP2622673 B2 JP 2622673B2 JP 7324080 A JP7324080 A JP 7324080A JP 32408095 A JP32408095 A JP 32408095A JP 2622673 B2 JP2622673 B2 JP 2622673B2
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chlorophenyl
methyl
pentaazabenzo
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健 中村
義久 古賀
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Japan Tobacco Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた骨吸収抑制
作用を有する、ある種のトリアゼピン化合物を有効成分
とする骨粗鬆症治療薬、及び新規トリアゼピン化合物、
並びにそれらトリアゼピン化合物を製造するのに有用な
中間体化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】骨粗鬆症とは、骨質そのものの化学的組
成(有機質と無機質との割合)に変化をきたすことな
く、単位体積当たりの骨量が異常に減少した病態を指す
ひとつの症候群であり、骨中のタンパク、カルシウム及
びリンの減少がその生理的な特徴である。この病態とし
ての骨量減少には生理的老化による骨量の減少も加わっ
ているので、定義としては骨量減少が生理的老化による
減少よりも著明なもので、腰背痛、病的骨折、椎体変形
などの臨床症状を呈したものということができる。
【0003】骨粗鬆症は加齢とともに増加し、通常脊椎
を侵し、腰背痛及び身長の短縮を起こす。特に進行した
例では長管骨も侵されるので、ときに骨折を起こす場合
もある。老年者にみられる大腿骨骨折の原因は殆ど老人
性骨粗鬆症によるものであるといわれる。この骨粗鬆症
の原因としては、閉経も含めた内分泌の異常、栄養障害
等多様である。
【0004】これまで知られている骨粗鬆症の治療剤と
しては、ビタミン製剤、カルシウム製剤、カルシトニン
製剤、ビスホスホネイト製剤、イソフラボン製剤があ
る。しかし、これらの治療剤は副作用又は使用方法等の
点で、必ずしも満足のいくものではなかった。従って、
より効果が確実で安全性が高く、且つ使用法が容易な骨
粗鬆症治療薬の開発が強く望まれている。
【0005】最近に至り、上記製剤とは化学的構造を全
く異にするベンゾチアジアジン誘導体又はベンゾチアジ
アゼピン誘導体が骨粗鬆症治療薬として有効であること
が報告された(特開昭63−183572号公報)。我
々もトリアゾロベンゾチアジアジン誘導体又はトリアゾ
ロベンゾチアジアゼピン誘導体が骨吸収抑制作用を有す
ることを見い出し、特許出願した(特願平4−3573
69号)。又、更に我々はジアゼピン骨格を有する化合
物にも骨吸収抑制作用があることを見い出し、同様に特
許出願した(WO 93/07129号公報)。しかし
ながら、これら化合物は未だ活性の面で十分ではなく、
上記要望を十分充たしていなかったり、あるいは化合物
中に不斉炭素が存在するため、光学分割が困難な上、製
造工程も長くなる等の実用化上の問題があった。
【0006】一方、ある種のトリアゼピン骨格を有する
化合物に関して抗けいれん作用、筋弛緩作用、鎮静、抗
不安作用、精神安定作用を有することが報告されている
が、それらが骨吸収抑制活性を有することはこれまで報
告されていない〔米国特許明細書第4,144,233
号、米国特許明細書第5,091,381号、米国特許
明細書第3,891,666号、米国特許明細書第3,
880,878号〕。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、新規な骨粗
鬆症治療薬を提供することを目的とする。また本発明
は、骨粗鬆症治療薬の有効成分として有用な新規化合物
を提供することを目的とする。さらに本発明は、骨粗鬆
症治療薬の有効成分として有用な化合物を製造するため
の中間体化合物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題に
鑑み、有用な骨粗鬆症治療薬を探索すべく鋭意研究を行
った結果、下記一般式〔I〕で示されるトリアゼピン化
合物が、顕著な骨吸収抑制作用を有することを見い出
し、本発明を完成するに至った。本発明は、下記一般式
〔I〕で示されるトリアゼピン化合物又はその製薬上許
容される塩を有効成分として含有する骨粗鬆症治療薬に
関する。また本発明は、このような医薬として有用な下
記一般式〔I’〕で示される新規トリアゼピン化合物又
はその製薬上許容される塩に関する。さらに本発明は、
それらトリアゼピン化合物を製造するために有用な中間
体化合物に関する。より詳しくは、下記(1)乃至(3
2)に示す通りである。
【0009】(1) 一般式〔I〕
【0010】
【化23】
【0011】〔式中、R1 は置換されてもよいアリール
基又は置換されてもよいヘテロアリール基を表し;R2
は水素原子、水酸基、ハロゲン原子又は低級アルキル基
を表し、R4 は水素原子又はハロゲン原子を表すか、あ
るいはR2 とR4 が一緒になってそれらが結合する炭素
原子とともにカルボニル基を形成し;R3 は水素原子、
低級アルキル基、低級アルコキシ基、シクロアルキル
基、置換されてもよいアリール基、置換されてもよいヘ
テロアリール基、−CR5 =CR6 7 (R5 、R6
びR7 は同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低
級アルキル基又は置換されてもよいアリール基であ
る。)、−OR18(R18は置換されてもよいアリール基
である。)、
【0012】
【化24】
【0013】(ここで、R8 は水素原子、低級アルキル
基、シクロアルキル基、置換されてもよいアリール基、
アラルキル基又は置換されてもよいヘテロアリール基で
あり、R9 及びR10は同一又は異なって水素原子、低級
アルキル基、低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原
子、ニトロ基又はアミノ基である。)又は−X−Y{こ
こで、Xは−( CH2 ) m −(mは1乃至4の整数であ
る。) 、−CO−、−COCH2 −、−NH−、−NH
CH2 −、−CH2 NH−、−CH2 NHCO−、−O
CH2 −、−(CH2 n O−(nは1乃至4の整数で
ある。)又は−CH2 S−であり;Yはハロゲン原子、
シクロアルキル基、置換されてもよいアリール基又は置
換されてもよいヘテロアリール基である。}を表し;環
Aは次の中から選ばれる環
【0014】
【化25】
【0015】{ここで、R11及びR12は同一又は異なっ
て水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級ア
ルキル基は、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、ニトロ
基、アミノ基、低級アルキル基で置換されたアミノ基、
環状アミノ基、水酸基、アシルオキシ基、シアノ基、カ
ルバモイル基、低級アルキル基で置換されたカルバモイ
ル基、環状アミノカルボニル基、カルボキシ基、低級ア
ルコキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル
基により置換されてもよい。)、低級アルケニル基、ア
ラルキル基、アルキル基で置換されたアラルキル基、低
級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキル基
で置換されたアミノ基、環状アミノ基、水酸基、アシル
オキシ基、シアノ基、カルバモイル基、低級アルキル基
で置換されたカルバモイル基、環状アミノカルボニル
基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基又はア
ラルキルオキシカルボニル基であり、R13及びR14は、
同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
ル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、ハロアル
キル基、低級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級
アルキル基で置換されたアミノ基、環状アミノ基、水酸
基、アシルオキシ基、シアノ基、カルバモイル基、低級
アルキル基で置換されたカルバモイル基、環状アミノカ
ルボニル基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル
基、アラルキルオキシカルボニル基、シクロアルキル基
又は低級アルキルカルボニル基である。}を表し;
【0016】
【化26】
【0017】(ここで、R15は低級アルキル基であり、
19は水素原子又は低級アルキル基である。)を表
す。〕により示されるトリアゼピン化合物又はその製薬
上許容される塩を有効成分として含有する骨粗鬆症治療
薬。
【0018】(2) 一般式〔I〕において環Aが
【0019】
【化27】
【0020】(R11、R12、R13及びR14は(1)に記
載の通りである。)である(1)に記載の骨粗鬆症治療
薬。
【0021】(3) 一般式〔I〕において
【0022】
【化28】
【0023】(R15は低級アルキル基である。)である
(2)に記載の骨粗鬆症治療薬。
【0024】(4) 一般式〔I〕においてR1 が置換
されてもよいアリール基である(3)に記載の骨粗鬆症
治療薬。
【0025】(5) 一般式〔I〕においてR1 が置換
されてもよいフェニル基である(4)に記載の骨粗鬆症
治療薬。
【0026】(6) 一般式〔I〕においてR2 及びR
4 がともに水素原子である(5)記載の骨粗鬆症治療
薬。
【0027】(7) 6−(4−クロロフェニル)−4
−(4−メトキシベンジル)−1−メチル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
ン、6−(4−クロロフェニル)−4−(3,4−ジメ
トキシベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−
(4−メトキシベンジル)−1−メチル−6−フェニル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、4−(4−メトキシベンジル)−1,
9−ジメチル−6−フェニル−4H−2,3,4,5,
10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、8−クロロ
−4−(4−メトキシベンジル)−1−メチル−6−フ
ェニル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
ンゾ[e]アズレン、4−(4−メトキシベンジル)−
1−メチル−8−ニトロ−6−フェニル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
ン、4−(4−メトキシベンジル)−1−メチル−6−
(4−メチルフェニル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、8−クロロ−6
−(2−クロロフェニル)−4−(4−メトキシベンジ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン、4−(4−クロロフェ
ニル)−6−(4−メトキシベンジル)−2,3,9−
トリメチル−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザ
チエノ[2,3−e]アズレン、4−(4−クロロフェ
ニル)−2−エチル−6−(4−メトキシベンジル)−
9−メチル−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザ
チエノ[2,3−e]アズレン、6−(4−メトキシベ
ンジル)−2,9−ジメチル−4−フェニル−6H−
5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−
e]アズレン、6−(4−メトキシベンジル)−2,
3,9−トリメチル−4−フェニル−6H−5,6,
7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレ
ン、2−エチル−6−(4−メトキシベンジル)−9−
メチル−4−フェニル−6H−5,6,7,8,9a−
ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン、6−(4−
メトキシベンジル)−4−(4−メトキシフェニル)−
2,3,9−トリメチル−6H−5,6,7,8,9a
−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン、6−(4
−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリジン−3
−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペン
タアザベンゾ[e]アズレン、4−(2−クロロフェニ
ル)−2,3,9−トリメチル−6−(ピリジン−4−
イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−ペンタア
ザチエノ[2,3−e]アズレン、6−(4−クロロフ
ェニル)−4−(3−シアノベンジル)−1−メチル−
4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
(2−フルオロベンジル)−1−メチル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
ン、6−(4−クロロフェニル)−4−(3−フルオロ
ベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロ
ロフェニル)−4−(4−フルオロベンジル)−1−メ
チル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
ゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
(2,4−ジフルオロベンジル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2,5−ジ
フルオロベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
(4−クロロフェニル)−4−(3,5−ジフルオロベ
ンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロ
フェニル)−4−(3,4−ジフルオロベンジル)−1
−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−
1−メチル−4−(2−トリフルオロメチルベンジル)
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メ
チル−4−(4−トリフルオロメチルベンジル)−4H
−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
ズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4
−(3−トリフルオロメチルベンジル)−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
ン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−
(4−トリフルオロメトキシベンジル)−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
ン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−
(3−ニトロベンジル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−(2−クロ
ロベンジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチ
ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、4−(3−クロロベンジル)−6−
(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4
−(4−クロロベンジル)−6−(4−クロロフェニ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
ニル)−4−(2−シアノベンジル)−1−メチル−4
H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−(4−シ
アノベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,
10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−
クロロフェニル)−4−(2−メトキシベンジル)−1
−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−
4−(3−メトキシベンジル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、6−(4−クロロフェニル)−4−(4−メトキ
シベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−ク
ロロフェニル)−4−(2,5−ジメトキシベンジル)
−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
ル)−1−メチル−4−(3,4,5−トリメトキシベ
ンジル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン、4−(5−アセチル−2−メト
キシベンジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メ
チル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
ゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−
メチル−4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−
4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、4−(2−クロロ−4,5−メチレン
ジオキシベンジル)−6−(4−クロロフェニル)−1
−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−
4−(2−メトキシ−5−ニトロベンジル)−1−メチ
ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
(4−メトキシ−3−ニトロベンジル)−1−メチル−
4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、4−(3−クロロ−4−メトキシベン
ジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4
H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−(3,5
−ジクロロ−4−メトキシベンジル)−1−メチル−4
H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−
4−(2−メチルベンジル)−4H−2,3,4,5,
10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−
クロロフェニル)−1−メチル−4−(3−メチルベン
ジル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
ンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1
−メチル−4−(4−メチルベンジル)−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
ン、4−(4−tert−ブチルベンジル)−6−(4
−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ナフタレ
ン−1−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロ
フェニル)−1−メチル−4−(ナフタレン−2−イル
メチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン、4−(4−ベンジルオキシベン
ジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4
H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
アズレン、4−ベンジル−6−(4−クロロフェニル)
−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
ル)−1−メチル−4−(4−フェニルベンジル)−4
H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
アズレン、4−(4−クロロフェノキシメチル)−6−
(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリジ
ン−2−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロ
フェニル)−1−メチル−4−(ピリジン−3−イルメ
チル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
ンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4
−〔2−(インドール−3−イル)エチル〕−1−メチ
ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
(2−メチル−1,3−チアゾール−4−イルメチル)
−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
ル)−4−(5−クロロチオフェン−2−イルメチル)
−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
ル)−1−メチル−4−(3,5−ジメチルイソオキサ
ゾール−4−イルメチル)−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−ク
ロロフェニル)−1−メチル−4−フェネチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−
(3−フェニルプロピル)−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−ク
ロロフェニル)−4−(3,3−ジフェニルプロピル)
−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
ル)−4−シクロプロピルメチル−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、6−(4−クロロフェニル)−4−シクロヘキシ
ルメチル−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロ
フェニル)−4−(2−シクロヘキシルエチル)−1−
メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
ンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1
−メチル−4−(3−フェニル−2−プロペニル)−4
H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
アズレン、4−アリル−6−(4−クロロフェニル)−
1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタア
ザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)
−1−メチル−4−(2−メチル−2−プロペニル)−
4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
(2−クロロ−2−プロペニル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、4−(2−ブロモ−2−プロペニル)−6−(4
−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
(4−クロロフェニル)−4−(2,3−ジクロロ−2
−プロペニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,
10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−
クロロフェニル)−4−(3,4−ジベンジルオキシベ
ンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−ベンジルオキ
シメチル−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−
4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メ
チル−4−(3−フェノキシプロピル)−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
ン、6−(4−クロロフェニル)−4−(3,3−ジク
ロロ−2−プロペニル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
−(4−クロロフェニル)−4−(4−メトキシ−3−
メチルベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリジン
−4−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4−(4−メチルスルホニルベ
ンジル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−
1−メチル−4−(4−ニトロベンジル)−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
ン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジク
ロロピリジン−4−イルメチル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2,2,2
−トリフルオロエチル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
−(4−クロロフェニル)−4−(3,5−ジニトロベ
ンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、8−クロロ−1−
メチル−6−フェニル−4−(ピリジン−4−イルメチ
ル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
ゾ[e]アズレン、8−クロロ−1−メチル−6−フェ
ニル−4−(ピリジン−3−イルメチル)−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
ン、1−メチル−6−フェニル−4−(ピリジン−3−
イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン、1−メチル−6−フェニル
−4−(ピリジン−4−イルメチル)−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、
1,9−ジメチル−6−フェニル−4−(ピリジン−3
−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペン
タアザベンゾ[e]アズレン、1,9−ジメチル−6−
フェニル−4−(ピリジン−4−イルメチル)−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、4−(3−シアノベンジル)−1,9−ジメチル
−6−フェニル−4H−2,3,4,5,10b−ペン
タアザベンゾ[e]アズレン、1−メチル−8−ニトロ
−6−フェニル−4−(ピリジン−3−イルメチル)−
4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、1−メチル−8−ニトロ−6−フェニ
ル−4−(ピリジン−4−イルメチル)−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
ン、1−メチル−6−(4−メチルフェニル)−4−
(ピリジン−4−イルメチル)−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−
(3−シアノベンジル)−1−メチル−6−(4−メチ
ルフェニル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン、8−クロロ−6−(2−ク
ロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリジン−3−イ
ルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタア
ザベンゾ[e]アズレン、8−クロロ−6−(2−クロ
ロフェニル)−1−メチル−4−(ピリジン−4−イル
メチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン、4−(4−クロロフェニル)−
2,3,9−トリメチル−6−(ピリジン−3−イルメ
チル)−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエ
ノ[2,3−e]アズレン、4−(4−クロロフェニ
ル)−2,3,9−トリメチル−6−(ピリジン−4−
イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−ペンタア
ザチエノ[2,3−e]アズレン、4−(4−クロロフ
ェニル)−2−エチル−9−メチル−6−(ピリジン−
3−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−ペン
タアザチエノ[2,3−e]アズレン、4−(4−クロ
ロフェニル)−2−エチル−9−メチル−6−(ピリジ
ン−4−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−
ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン、2,9−ジ
メチル−4−フェニル−6−(ピリジン−3−イルメチ
ル)−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ
[2,3−e]アズレン、2,9−ジメチル−4−フェ
ニル−6−(ピリジン−4−イルメチル)−6H−5,
6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]ア
ズレン、2,3,9−トリメチル−4−フェニル−6−
(ピリジン−3−イルメチル)−6H−5,6,7,
8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン、
2,3,9−トリメチル−4−フェニル−6−(ピリジ
ン−4−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−
ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン、2−エチル
−9−メチル−4−フェニル−6−(ピリジン−3−イ
ルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザ
チエノ[2,3−e]アズレン、2−エチル−9−メチ
ル−4−フェニル−6−(ピリジン−4−イルメチル)
−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ
[2,3−e]アズレン、4−(4−メトキシフェニ
ル)−2,3,9−トリメチル−6−(ピリジン−3−
イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−ペンタア
ザチエノ[2,3−e]アズレン、4−(4−メトキシ
フェニル)−2,3,9−トリメチル−6−(ピリジン
−4−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−ペ
ンタアザチエノ[2,3−e]アズレン、6−(4−ク
ロロフェニル)−1−メチル−4−(2−ニトロベンジ
ル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
ゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
エトキシカルボニルメチル−1−メチル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
ン、[6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H
−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
ズレン−4−イル]酢酸、6−(4−クロロフェニル)
−1−メチル−4−フェニルカルバモイルメチル−4H
−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
ズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4
−(4−メチルフェニルカルバモイルメチル)−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2−メトキ
シフェニルカルバモイルメチル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2,5−ジ
メトキシフェニルカルバモイルメチル)−1−メチル−
4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、4−(4−クロロ−2,5−ジメトキ
シフェニルカルバモイルメチル)−6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロ
フェニル)−1−メチル−4−(ナフタレン−1−イル
カルバモイルメチル)−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロ
フェニル)−1−メチル−4−(ピリジン−3−イルカ
ルバモイルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフ
ェニル)−4−(シクロヘキシルカルバモイルメチル)
−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
ル)−1−メチル−4−n−プロピルカルバモイルメチ
ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、4−ブロモアセチル−6−(4−クロ
ロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−ク
ロロフェニル)−4−(2−メトキシフェニルアミノア
セチル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロ
フェニル)−1−メチル−4−フェニルアミノアセチル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メ
チル−4−(4−メチルフェニルアミノアセチル)−4
H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−(3−フ
ルオロフェニルアミノアセチル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2,5−ジ
メトキシフェニルアミノアセチル)−1−メチル−4H
−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
ズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4
−フェニルチオアセチル−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロ
ロフェニル)−1−メチル−4−フェニルアセチル−4
H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−
4−フェニルオキザリル−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロ
ロフェニル)−4−エトキシメチル−1−メチル−4H
−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
ズレン、〔6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−
4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン−4−イルメチル〕−フェニル−アミ
ン、4−ベンジルカルバモイル−6−(4−クロロフェ
ニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4−(3−メチルフェニルカル
バモイル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタア
ザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)
−4−(4−ヒドロキシベンジル)−1−メチル−4H
−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
ズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−(3,4−
ジヒドロキシベンジル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
−(4−クロロフェニル)−4−(4−エトキシベンジ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
ニル)−1−メチル−4−(4−メチルスルホニルフェ
ニル)ヒドロキシメチル−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−(4−アミ
ノベンジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチ
ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
(4−ホルミルアミノベンジル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、4−(4−アセチルアミノベンジル)−6−(4
−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
(4−クロロフェニル)−4−(4−メチルスルホニル
アミノベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−
〔4−ビス(メチルスルホニル)アミノベンジル〕−6
−(4−クロロフェニル)−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−ク
ロロフェニル)−4−(4−ジメチルアミノベンジル)
−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
ル)−4−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)−
1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタア
ザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)
−4−(2−オキソ−2−フェニルエチル)−1−メチ
ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メ
チル−4−[3−フェニル−2−(テトラヒドロピラン
−2−イルオキシ)プロピル]−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
(4−クロロフェニル)−4−[2−(2−メトキシフ
ェニル)−2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキ
シ)エチル]−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−ク
ロロフェニル)−4−(2−ヒドロキシ−3−フェニル
プロピル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロ
ロフェニル)−4−(2−オキソ−3−フェニルプロピ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
ニル)−4−〔2−(4−クロロフェニル)−2−オキ
ソエチル〕−1−メチル−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロ
ロフェニル)−1−メチル−4−〔2−(4−メチルフ
ェニル)−2−オキソエチル〕−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
(4−クロロフェニル)−4−〔2−(2−メトキシフ
ェニル)−2−オキソエチル〕−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン、6−(4−クロロフェニル)−4−〔2−(2,
5−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル〕−1−
メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
ンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4
−〔3−(2−メトキシフェニル)−2−オキソプロピ
ル〕−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
ニル)−4−〔3−(2,5−ジメトキシフェニル)−
2−オキソプロピル〕−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4
−ベンジル−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン、及び6−(4−クロロフェニル)−4
−(4−メトキシベンジル)−4H−3,4,5,10
b−テトラアザベンゾ[e]アズレンからなる群より選
ばれるトリアゼピン化合物又はその製薬上許容される塩
を有効成分として含有する(1)に記載の骨粗鬆症治療
薬。
【0028】(8) 一般式〔I’〕
【0029】
【化29】
【0030】〔式中、R1 は置換されてもよいアリール
基又は置換されてもよいヘテロアリール基を表し;R2
は水素原子、水酸基又はハロゲン原子を表し、R4 は水
素原子又はハロゲン原子を表すか、あるいはR2 とR4
が一緒になってそれらが結合する炭素原子とともにカル
ボニル基を形成し;R3 は低級アルコキシ基、シクロア
ルキル基、置換されてもよいアリール基、置換されても
よいヘテロアリール基、−CR5 =CR6 7 (R5
6 及びR7 は同一又は異なって水素原子、ハロゲン原
子、低級アルキル基又は置換されてもよいアリール基で
ある。) 、−OR18(R18は置換されてもよいアリール
基である。)、
【0031】
【化30】
【0032】(ここで、R8 は水素原子、低級アルキル
基、シクロアルキル基、置換されてもよいアリール基、
アラルキル基又は置換されてもよいヘテロアリール基で
あり、R9 及びR10は同一又は異なって水素原子、低級
アルキル基、低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原
子、ニトロ基又はアミノ基であり、R20は置換されても
よいアリール基、アラルキル基又は置換されてもよいヘ
テロアリール基である。)又は−X−Y{ここで、Xは
−(CH2 m −(mは1乃至4の整数である。)、−
CO−、−COCH2 −、−NH−、−NHCH2 −、
−CH2 NH−、−CH2 NHCO−、−OCH2 −、
−(CH2 n O−(nは1乃至4の整数である。)又
は−CH2 S−であり;Yはハロゲン原子、シクロアル
キル基、置換されてもよいアリール基又は置換されても
よいヘテロアリール基である。}を表し;環Aは次の中
から選ばれる環
【0033】
【化31】
【0034】{ここで、R11及びR12は同一又は異なっ
て水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級ア
ルキル基は、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、ニトロ
基、アミノ基、低級アルキル基で置換されたアミノ基、
環状アミノ基、水酸基、アシルオキシ基、シアノ基、カ
ルバモイル基、低級アルキル基で置換されたカルバモイ
ル基、環状アミノカルボニル基、カルボキシ基、低級ア
ルコキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル
基により置換されてもよい。)、低級アルケニル基、ア
ラルキル基、アルキル基で置換されたアラルキル基、低
級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキル基
で置換されたアミノ基、環状アミノ基、水酸基、アシル
オキシ基、シアノ基、カルバモイル基、低級アルキル基
で置換されたカルバモイル基、環状アミノカルボニル
基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基又はア
ラルキルオキシカルボニル基であり、R13及びR14は、
同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
ル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、ハロアル
キル基、低級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級
アルキル基で置換されたアミノ基、環状アミノ基、水酸
基、アシルオキシ基、シアノ基、カルバモイル基、低級
アルキル基で置換されたカルバモイル基、環状アミノカ
ルボニル基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル
基、アラルキルオキシカルボニル基、シクロアルキル基
又は低級アルキルカルボニル基である。}を表し;
【0035】
【化32】
【0036】(ここで、R15は低級アルキル基であり、
19は水素原子又は低級アルキル基である。)を表
す。〕により示されるトリアゼピン化合物又はその製薬
上許容される塩。
【0037】(9) 環Aが
【0038】
【化33】
【0039】(R11、R12、R13及びR14は(8)に記
載の通りである。)である(8)に記載のトリアゼピン
化合物又はその製薬上許容される塩。
【0040】(10)
【0041】
【化34】
【0042】(R15は低級アルキル基である。)である
(9)に記載のトリアゼピン化合物又はその製薬上許容
される塩。
【0043】(11) R1 が置換されてもよいアリー
ル基である(10)に記載のトリアゼピン化合物又はそ
の製薬上許容される塩。
【0044】(12) R1 が置換されてもよいフェニ
ル基である(11)に記載のトリアゼピン化合物又はそ
の製薬上許容される塩。
【0045】(13) R2 及びR4 がともに水素原子
である(12)に記載のトリアゼピン化合物又はその製
薬上許容される塩。
【0046】(14) R3 がピリジル基又は置換され
てもよいフェニル基である(13)に記載のトリアゼピ
ン化合物又はその製薬上許容される塩。
【0047】(15) (7)に記載の化合物からなる
群より選ばれるトリアゼピン化合物又はその製薬上許容
される塩。
【0048】(16) 一般式〔I’〕
【0049】
【化35】
【0050】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、環A及
【0051】
【化36】
【0052】は(8)に記載の通りである。)により示
されるトリアゼピン化合物又はその製薬上許容される塩
と、製薬上許容される担体とを含有する医薬組成物。
【0053】(17) 一般式〔I’〕において環Aが
【0054】
【化37】
【0055】(R11、R12、R13及びR14は(8)に記
載の通りである。)である(16)に記載の医薬組成
物。
【0056】(18) 一般式〔I’〕において
【0057】
【化38】
【0058】(R15は低級アルキル基である。)である
(17)に記載の医薬組成物。
【0059】(19) 一般式〔I’〕においてR1
置換されてもよいアリール基である(18)に記載の医
薬組成物。
【0060】(20) 一般式〔I’〕においてR1
置換されてもよいフェニル基である(19)に記載の医
薬組成物。
【0061】(21) 一般式〔I’〕においてR2
びR4 がともに水素原子である(20に記載の医薬組成
物。
【0062】(22) 一般式〔I’〕においてR3
ピリジル基又は置換されてもよいフェニル基である(2
1)に記載の医薬組成物。
【0063】(23) (7)に記載の化合物からなる
群より選ばれるトリアゼピン化合物又はその製薬上許容
される塩と、製薬上許容される担体とを含有する医薬組
成物。
【0064】(24) 一般式〔II’〕
【0065】
【化39】
【0066】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 及び環A
は(8)に記載の通りである。)により示されるトリア
ゼピンチオン化合物またはその塩。
【0067】(25) 環Aが
【0068】
【化40】 (R11、R12、R13及びR14は(8)に記載の通りであ
る。)であり、R1 が置換されてもよいフェニル基であ
り、R2 及びR4 がともに水素原子である(24)に記
載のトリアゼピンチオン化合物又はその塩。
【0069】(26) 5−(4−クロロフェニル)−
3−(3,4−ジメトキシベンジル)−1,3−ジヒド
ロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2−チオ
ン、3−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−
1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼ
ピン−2−チオン、5−(4−クロロフェニル)−3−
(4−メトキシベンジル)−1,3−ジヒドロベンゾ
[e][1,2,4]トリアゼピン−2−チオン、7−
クロロ−3−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル
−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリア
ゼピン−2−チオン、3−(4−メトキシベンジル)−
7−ニトロ−5−フェニル−1,3−ジヒドロベンゾ
[e][1,2,4]トリアゼピン−2−チオン、3−
(4−メトキシベンジル)−5−(4−メチルフェニ
ル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]ト
リアゼピン−2−チオン、7−クロロ−5−(2−クロ
ロフェニル)−3−(4−メトキシベンジル)−1,3
−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−
2−チオン、5−(4−クロロフェニル)−3−(ピリ
ジン−3−イルメチル)−1,3−ジヒドロベンゾ
[e][1,2,4]トリアゼピン−2−チオン、4−
(4−クロロフェニル)−6−(4−メトキシベンジ
ル)−2,3−ジメチル−6,8−ジヒドロ−1−チア
−5,6,8−トリアザ−アズレン−7−チオン、4−
(4−クロロフェニル)−2−エチル−6−(4−メト
キシベンジル)−6,8−ジヒドロ−1−チア−5,
6,8−トリアザ−アズレン−7−チオン、6−(4−
メトキシベンジル)−2−メチル−4−フェニル−6,
8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8−トリアザ−アズ
レン−7−チオン、6−(4−メトキシベンジル)−
2,3−ジメチル−4−フェニル−6,8−ジヒドロ−
1−チア−5,6,8−トリアザ−アズレン−7−チオ
ン、2−エチル−6−(4−メトキシベンジル)−4−
フェニル−6,8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8−
トリアザ−アズレン−7−チオン、6−(4−メトキシ
ベンジル)−4−(4−メトキシフェニル)−2,3−
ジメチル−6,8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8−
トリアザ−アズレン−7−チオン、4−(2−クロロフ
ェニル)−2,3−ジメチル−6−(ピリジン−4−イ
ルメチル)−6,8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8
−トリアザ−アズレン−7−チオン、3−(4−メトキ
シベンジル)−8−メチル−5−フェニル−1,3−ジ
ヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2−
チオン、及び3−ベンジル−5−(4−クロロフェニ
ル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]ト
リアゼピン−2−チオンからなる群より選ばれる(2
5)に記載のトリアゼピンチオン化合物又はその塩。
【0070】(27) 一般式〔III'〕
【0071】
【化41】
【0072】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 及び環A
は(8)に記載の通りであり、R16は低級アルキル基を
表す。)により示されるアルキルチオトリアゼピン化合
物又はその塩。
【0073】(28) 環Aが
【0074】
【化42】
【0075】(R11、R12、R13及びR14は(8)に記
載の通りである。)であり、R1 が置換されてもよいフ
ェニル基であり、R2 及びR4 がともに水素原子である
(27)に記載のアルキルチオトリアゼピン化合物又は
その塩。
【0076】(29) 5−(4−クロロフェニル)−
3−(3,4−ジメトキシベンジル)−2−メチルチオ
−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン、3
−(4−メトキシベンジル)−2−メチルチオ−5−フ
ェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピ
ン、7−クロロ−3−(4−メトキシベンジル)−2−
メチルチオ−5−フェニル−3H−ベンゾ[e][1,
2,4]トリアゼピン、3−(4−メトキシベンジル)
−8−メチル−2−メチルチオ−5−フェニル−3H−
ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン、3−(4−
メトキシベンジル)−7−ニトロ−2−メチルチオ−5
−フェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリア
ゼピン、3−(4−メトキシベンジル)−5−(4−メ
チルフェニル)−2−メチルチオ−3H−ベンゾ[e]
[1,2,4]トリアゼピン、7−クロロ−5−(2−
クロロフェニル)−3−(4−メトキシベンジル)−2
−メチルチオ−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリ
アゼピン、5−(4−クロロフェニル)−2−メチルチ
オ−3−(ピリジン−3−イルメチル)−3H−ベンゾ
[e][1,2,4]トリアゼピン、4−(4−クロロ
フェニル)−6−(4−メトキシベンジル)−2,3−
ジメチル−7−メチルチオ−6H−1−チア−5,6,
8−トリアザアズレン、4−(4−クロロフェニル)−
2−エチル−6−(4−メトキシベンジル)−7−メチ
ルチオ−6H−1−チア−5,6,8−トリアザアズレ
ン、6−(4−メトキシベンジル)−2−メチル−7−
メチルチオ−4−フェニル−6H−1−チア−5,6,
8−トリアザアズレン、6−(4−メトキシベンジル)
−2,3−ジメチル−7−メチルチオ−4−フェニル−
6H−1−チア−5,6,8−トリアザアズレン、2−
エチル−6−(4−メトキシベンジル)−7−メチルチ
オ−4−フェニル−6H−1−チア−5,6,8−トリ
アザアズレン、6−(4−メトキシベンジル)−4−
(4−メトキシフェニル)−2,3−ジメチル−7−メ
チルチオ−6H−1−チア−5,6,8−トリアザアズ
レン、4−(2−クロロフェニル)−2,3−ジメチル
−7−メチルチオ−6−(ピリジン−4−イルメチル)
−6H−1−チア−5,6,8−トリアザアズレン、及
び5−(4−クロロフェニル)−3−(4−メトキシベ
ンジル)−2−メチルチオ−3H−ベンゾ[e][1,
2,4]トリアゼピンからなる群より選ばれる(28に
記載のアルキルチオトリアゼピン化合物またはその塩。
【0077】(30) 一般式〔IV’〕
【0078】
【化43】
【0079】(式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R15
び環Aは(8)に記載の通りである。)であるアシルヒ
ドラゾトリアゼピン化合物又はその塩。
【0080】(31) 環Aが
【0081】
【化44】
【0082】(R11、R12、R13及びR14は(8)に記
載の通りである。)であり、R1 が置換されてもよいフ
ェニル基であり、R2 及びR4 がともに水素原子である
(30)に記載のアシルヒドラゾトリアゼピン化合物又
はその塩。
【0083】(32) 酢酸N’−[5−(4−クロロ
フェニル)−3−(3,4−ジメトキシベンジル)−3
H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2−イ
ル]ヒドラジド、酢酸N’−[3−(4−メトキシベン
ジル)−5−フェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,
4]トリアゼピン−2−イル]ヒドラジド、及び酢酸
N’−[3−(4−メトキシベンジル)−8−メチル−
5−フェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリ
アゼピン−2−イル]ヒドラジドからなる群より選ばれ
る(31)に記載のアシルヒドラゾトリアゼピン化合物
またはその塩。
【0084】本明細書において使用する各置換基の定義
は次の通りである。
【0085】「置換されてもよいアリール基」とは、フ
ェニル基、ナフチル基又はビフェニリル基が環上に1乃
至3個の置換基を有してもよいものである。例えば、置
換基としてハロゲン原子(塩素、臭素、フッ素、ヨウ
素)、低級アルキル基(炭素数1乃至6個のメチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t
ert−ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、イソペ
ンチル基、ヘキシル基等)、低級アルコキシ基(炭素数
1乃至6個のメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
イソプロポキシ基、ブトキシ基、tert−ブトキシ
基、ヘキシルオキシ基等)、アラルキルオキシ基(ベン
ジルオキシ基等)、メチレンジオキシ基、ハロアルキル
基(アルキル部が炭素数1乃至4個のクロロメチル基、
ブロモメチル基、フルオロメチル基、トリフルオロメチ
ル基、トリフルオロエチル基、ペンタフルオロプロピル
基、クロロブチル基等)、ハロアルキルオキシ基(トリ
フルオロメトキシ基、トリフルオロエトキシ基等)、ハ
ロアルキルスルホニルアミノ基(トリフルオロメタンス
ルホニルアミノ基等)、水酸基、ニトロ基、アミノ基、
モノ若しくはジ置換アミノ基{アルキルアミノ基(メチ
ルアミノ基、ジメチルアミノ基等)、アシルアミノ基
(アセチルアミノ基、ホルミルアミノ基等)、アルキル
スルホニルアミノ基(メタンスルホニルアミノ基等)、
ビスアルキルスルホニルアミノ基(ビスメタンスルホニ
ルアミノ基等)}、シアノ基、アルキルスルホニル基
(メタンスルホニル基等)、アシル基(アセチル基、プ
ロピオニル基、ブチリル基、ピバロイル基等)、アシル
オキシ基〔アシル部が炭素数2乃至5個のアルカノイル
基(アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ピバロ
イル基等)若しくはアロイル基{環上にハロゲン原子
(前記と同義)、低級アルキル基(前記と同義)、低級
アルコキシ基(前記と同義)、ハロアルキル基(前記と
同義)、水酸基から選ばれる1乃至3個の置換基を有し
てもよいベンゾイル基(ベンゾイル基、クロロベンゾイ
ル基、メチルベンゾイル基、メトキシベンゾイル基等)
を意味する。}〕又はアラルキル基{アルキル部の炭素
数が1乃至6個であって、環上にハロゲン原子(前記と
同義)、低級アルキル基(前記と同義)、低級アルコキ
シ基(前記と同義)、水酸基から選ばれる1乃至3個の
置換基を有してもよいベンジル基、2−フェニルエチル
基、3−フェニルプロピル基等}等が挙げられる。好ま
しくはフェニル基、ビフェニリル基、ナフチル基又は置
換基としてハロゲン原子(前記と同義)、低級アルキル
基(前記と同義)、低級アルコキシ基(前記と同義)、
アラルキルオキシ基(前記と同義)、ハロアルキル基
(前記と同義)、ハロアルキルオキシ基(前記と同
義)、ハロアルキルスルホニルアミノ基(前記と同
義)、ニトロ基、アミノ基、モノ若しくはジ置換アミノ
基(前記と同義)、アルキルスルホニルアミノ基(前記
と同義)、ビスアルキルスルホニルアミノ基(前記と同
義)、アルキルスルホニル基(前記と同義)、アシルオ
キシ基(前記と同義)、シアノ基若しくは水酸基等を有
するフェニル基等である。特に好ましくはフェニル基、
2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メ
チルフェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキ
シフェニル基、4−メトキシフェニル基、2,5−ジメ
トキシフェニル基、3,4−ジメトキシフェニル基、
3,4,5−トリメトキシフェニル基、5−アセチル−
2−メトキシフェニル基、4−エトキシフェニル基、
3,4−メチレンジオキシフェニル基、2−クロロ−
4,5−メチレンジオキシフェニル基、2−フルオロフ
ェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェ
ニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,5−ジフ
ルオロフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、
3,5−ジフルオロフェニル基、2−クロロフェニル
基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、3
−クロロ−4−メトキシフェニル基、3,5−ジクロロ
−4−メトキシフェニル基、4−クロロ−2,5−ジメ
トキシフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル
基、3−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフル
オロメチルフェニル基、4−トリフルオロメトキシフェ
ニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル
基、4−ニトロフェニル基、2−メトキシ−5−ニトロ
フェニル基、4−メトキシ−3−ニトロフェニル基、2
−シアノフェニル基、3−シアノフェニル基、4−シア
ノフェニル基、4−アミノフェニル基、4−ホルミルア
ミノフェニル基、4−アセチルアミノフェニル基、4−
ジメチルアミノフェニル基、4−メタンスルホニルアミ
ノフェニル基、4−ビスメタンスルホニルアミノフェニ
ル基、4−トリフルオロメタンスルホニルアミノフェニ
ル基、4−メチルスルホニルフェニル基、4−ヒドロキ
シフェニル基、3,4−ジヒドロキシフェニル基、4−
ベンジルオキシフェニル基、3,4−ジベンジルオキシ
フェニル基、3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニ
ル基、4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル基、4−
ベンジルオキシ−3−ヒドロキシフェニル基、3−ベン
ジルオキシ−4−ヒドロキシフェニル基、4−ベンジル
オキシ−3−メトキシフェニル基、ビフェニリル基、1
−ナフチル基又は2−ナフチル基等である。
【0086】 「置換されてもよいヘテロアリール基」
とは、ピリジル基、チエニル基、チアゾリル基又はイソ
オキサゾリル基等を意味し、環上に1乃至3個の置換基
を有していてもよいものである。例えば、置換基として
ハロゲン原子(塩素、臭素、フッ素、ヨウ素)、低級ア
ルキル基(炭素数1乃至6個のメチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert−ブチ
ル基、イソブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘ
キシル基等)、低級アルコキシ基(炭素数1乃至6個の
メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキ
シ基、ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ヘキシルオ
キシ基等)、アラルキルオキシ基(ベンジルオキシ基
等)、メチレンジオキシ基、ハロアルキル基(アルキル
部が炭素数1乃至4個のクロロメチル基、ブロモメチル
基、フルオロメチル基、トリフルオロメチル基、トリフ
ルオロエチル基、ペンタフルオロプロピル基、クロロブ
チル基等)、ハロアルキルオキシ基(トリフルオロメト
キシ基、トリフルオロエトキシ基等)、ハロアルキルス
ルホニルアミノ基(トリフルオロメタンスルホニルアミ
ノ基等)、水酸基、ニトロ基、アミノ基、モノ若しくは
ジ置換アミノ基{アルキルアミノ基(メチルアミノ基、
ジメチルアミノ基等)、アシルアミノ基(アセチルアミ
ノ基、ホルミルアミノ基等)、アルキルスルホニルアミ
ノ基(メタンスルホニルアミノ基等)、ビスアルキルス
ルホニルアミノ基(ビスメタンスルホニルアミノ基
等)}、シアノ基、アルキルスルホニル基(メタンスル
ホニル基等)、アシル基(アセチル基、プロピオニル
基、ブチリル基、ピバロイル基等)、アシルオキシ基
〔アシル部が炭素数2乃至5個のアルカノイル基(アセ
チル基、プロピオニル基、ブチリル基、ピバロイル基
等)若しくはアロイル基{環上にハロゲン原子(前記と
同義)、低級アルキル基(前記と同義)、低級アルコキ
シ基(前記と同義)、ハロアルキル基(前記と同義)、
水酸基から選ばれる1乃至3個の置換基を有してもよい
ベンゾイル基(ベンゾイル基、クロロベンゾイル基、メ
チルベンゾイル基、メトキシベンゾイル基等)を意味す
る。}〕又はアラルキル基{アルキル部の炭素数が1乃
至6個であって、環上にハロゲン原子(前記と同義)、
低級アルキル基(前記と同義)、低級アルコキシ基(前
記と同義)、水酸基から選ばれる1乃至3個の置換基を
有してもよいベンジル基、2−フェニルエチル基、3−
フェニルプロピル基等}等が挙げられる。好ましくはピ
リジル基、チエニル基、チアゾリル基又はイソオキサゾ
リル基等であり、これらのヘテロアリール基は、ハロゲ
ン原子(前記と同義)、低級アルキル基(前記と同
義)、低級アルコキシ基(前記と同義)、アラルキルオ
キシ基(前記と同義)、ハロアルキル基(前記と同
義)、ハロアルキルオキシ基(前記と同義)、ハロアル
キルスルホニルアミノ基(前記と同義)、ニトロ基、ア
ミノ基、モノ若しくはジ置換アミノ基(前記と同義)、
アルキルスルホニルアミノ基(前記と同義)、ビスアル
キルスルホニルアミノ基(前記と同義)、アルキルスル
ホニル基(前記と同義)、アシルオキシ基(前記と同
義)、シアノ基及び水酸基等から選ばれる1乃至3個の
置換基を有していてもよい。より好ましくは、ピリジル
基、2−メチルピリジル基、3−メチルピリジル基、4
−メチルピリジル基、2,5−ジメチルピリジル基、
2,6−ジメチルピリジル基、3,5−ジメチルピリジ
ル基、2−メトキシピリジル基、3−メトキシピリジル
基、4−メトキシピリジル基、2,5−ジメトキシピリ
ジル基、2,6−ジメトキシピリジル基、3,5−ジメ
トキシピリジル基、2−フルオロピリジル基、3−フル
オロピリジル基、4−フルオロピリジル基、2,5−ジ
フルオロピリジル基、2,6−ジフルオロピリジル基、
3,5−ジフルオロピリジル基、2−クロロピリジル
基、3−クロロピリジル基、4−クロロピリジル基、
2,5−ジクロロピリジル基、2,6−ジクロロピリジ
ル基、3,5−ジクロロピリジル基、4−トリフルオロ
メチルピリジル基、4−トリフルオロメトキシピリジル
基、2−ニトロピリジル基、3−ニトロピリジル基、4
−ニトロピリジル基、2−シアノピリジル基、3−シア
ノピリジル基、4−シアノピリジル基、4−アミノピリ
ジル基、4−ホルミルアミノピリジル基、4−アセチル
アミノピリジル基、4−ジメチルアミノピリジル基、4
−メタンスルホニルアミノピリジル基、4−ビスメタン
スルホニルアミノピリジル基、4−トリフルオロメタン
スルホニルアミノピリジル基、2−ヒドロキシピリジル
基、3−ヒドロキシピリジル基、4−ヒドロキシピリジ
ル基、2−ベンジルオキシピリジル基、3−ベンジルオ
キシピリジル基、4−ベンジルオキシピリジル基、チエ
ニル基、2−メチルチエニル基、3−メチルチエニル
基、2,3−ジメチルチエニル基、3,4−ジメチルチ
エニル基、2−メトキシチエニル基、3−メトキシチエ
ニル基、2−フルオロチエニル基、3−フルオロチエニ
ル基、2,3−ジフルオロチエニル基、3,4−ジフル
オロチエニル基、2−クロロチエニル基、3−クロロチ
エニル基、2,3−ジクロロチエニル基、3,4−ジク
ロロチエニル基、2−トリフルオロメチルチエニル基、
3−トリフルオロメチルチエニル基、2−トリフルオロ
メトキシチエニル基、3−トリフルオロメトキシチエニ
ル基、2−ニトロチエニル基、3−ニトロチエニル基、
2−シアノチエニル基、3−シアノチエニル基、2−ア
ミノチエニル基、3−アミノチエニル基、2−ホルミル
アミノチエニル基、3−ホルミルアミノチエニル基、2
−アセチルアミノチエニル基、3−アセチルアミノチエ
ニル基、2−ジメチルアミノチエニル基、3−ジメチル
アミノチエニル基、2−メタンスルホニルアミノチエニ
ル基、3−メタンスルホニルアミノチエニル基、2−ビ
スメタンスルホニルアミノチエニル基、3−ビスメタン
スルホニルアミノチエニル基、2−トリフルオロメタン
スルホニルアミノチエニル基、3−トリフルオロメタン
スルホニルアミノチエニル基、2−ヒドロキシチエニル
基、3−ヒドロキシチエニル基、2−ベンジルオキシチ
エニル基、3−ベンジルオキシチエニル基、イソオキサ
ゾリル基、3−メチルイソオキサゾリル基、4−メチル
イソオキサゾリル基、5−メチルイソオキサゾリル基、
3,4−ジメチルイソオキサゾリル基、3,5−ジメチ
ルイソオキサゾリル基、4,5−ジメチルイソオキサゾ
リル基、3−クロロイソオキサゾリル基、4−クロロイ
ソオキサゾリル基、5−クロロイソオキサゾリル基、
3,4−ジクロロイソオキサゾリル基、3,5−ジクロ
ロイソオキサゾリル基、4,5−ジクロロイソオキサゾ
リル基、チアゾリル基、2−メチルチアゾリル基、4−
メチルチアゾリル基、5−メチルチアゾリル基、2,4
−ジメチルチアゾリル基、2,5−ジメチルチアゾリル
基、4,5−ジメチルチアゾリル基、2−クロロチアゾ
リル基、4−クロロチアゾリル基、5−クロロチアゾリ
ル基、2,4−ジクロロチアゾリル基、2,5−ジクロ
ロチアゾリル基、4,5−ジクロロチアゾリル基等であ
る。
【0087】「低級アルキル基」とは、炭素数1乃至6
個の直鎖又は分枝鎖アルキル基を表し、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、
tert−ペンチル基又はヘキシル基等であり、特に好
ましくは炭素数1乃至4個のメチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基又は
tert−ブチル基等である。
【0088】「ハロゲン原子」とは、塩素、臭素、フッ
素又はヨウ素であり、好ましくは塩素である。
【0089】「アラルキル基」とは、アリール基がフェ
ニル基を意味し、かつアルキル部が炭素数1乃至6個の
アルキル基であるアリールアルキル基であって、ベンジ
ル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基、フェニ
ルブチル基又はフェニルヘキシル基等が挙げられ、フェ
ニル環上にはハロゲン原子(塩素、臭素、フッ素等)、
アルキル基(炭素数1乃至6個のアルキル基であって、
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、tert−ブチル基、イソブチル基、ペンチル
基、イソペンチル基、ヘキシル基等)、アルコキシ基
(炭素数1乃至6個のアルコキシ基であって、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブ
トキシ基、tert−ブトキシ基、ヘキシルオキシ基
等)、ハロアルキル基(アルキル部が炭素数1乃至4個
のアルキル基であって、クロロメチル基、ブロモメチル
基、フルオロメチル基、トリフルオロメチル基、トリフ
ルオロエチル基、ペンタフルオロプロピル基、クロロブ
チル基等)、水酸基、ニトロ基、アミノ基、シアノ基、
アシルオキシ基〔アシル部が炭素数2乃至5個のアルカ
ノイル基(アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、
ピバロイル基等)又はアロイル基{環上にハロゲン原子
(前記と同義)、アルキル基(前記と同義)、アルコキ
シ基(前記と同義)、ハロアルキル基(前記と同義)、
水酸基から選ばれる1乃至3個の置換基を有してもよい
ベンゾイル(ベンゾイル基、クロロベンゾイル基、メチ
ルベンゾイル基、メトキシベンゾイル基等)を意味す
る。}〕等から選ばれる1乃至3個の置換基を有しても
よい。好ましくはフェニル基又は置換基としてハロゲン
原子(前記と同義)、アルキル基(前記と同義)、アル
コキシ基(前記と同義)、ハロアルキル基(前記と同
義)、水酸基、ニトロ基、アミノ基若しくはシアノ基等
を有するフェニル基及びアルキル部が炭素数1乃至4個
のアルキル基を有するアラルキル基である。特に好まし
くはフェニル基又は置換基としてハロゲン原子(前記と
同義)、アルキル基(前記と同義)若しくはアルコキシ
基(前記と同義)等で置換されたフェニル基及びアルキ
ル部が炭素数1乃至4個のアルキル基を有するアラルキ
ル基である。
【0090】「低級アルコキシ基」とは、炭素数1乃至
6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基を表し、例えばメト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ
基、ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキ
シ基、tert−ペンチルオキシ基又はヘキシルオキシ
基等であり、好ましくは炭素数1乃至4個のメトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブ
トキシ基又はtert−ブトキシ基等である。特に好ま
しくはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基又はブト
キシ基等である。
【0091】「シクロアルキル基」とは、炭素数3乃至
10個を有し、例えばシクロプロピル基、2,3−ジメ
チルシクロプロピル基、シクロブチル基、3−メチルシ
クロブチル基、シクロペンチル基、3,4−ジメチルシ
クロペンチル基、シクロヘキシル基、4−メチルシクロ
ヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、ノ
ルボルニル基、アダマンチル基、ビシクロ[3.3.
0]オクタン−1−イル基又はビシクロ[3.3.1]
ノナン−9−イル基等が挙げられる。好ましくはシクロ
プロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シク
ロヘキシル基又はシクロヘプチル基等であり、特に好ま
しくはシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基又はシクロヘキシル基等である。
【0092】「低級アルキル基で置換されたアミノ基」
とは、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミ
ノ基、ジエチルアミノ基、プロピルアミノ基、ジプロピ
ルアミノ基等の炭素数1乃至5個のアルキルで一又は二
置換されたアルキルアミノ基を表す。好ましくはメチル
アミノ基、ジメチルアミノ基、エチルアミノ基又はジエ
チルアミノ基等である。
【0093】「環状アミノ基」とは、ピロリジニル基、
ピペリジノ基、さらにヘテロ原子として酸素、硫黄、窒
素原子を有するモルホリノ基、チオモルホリノ基又はピ
ペラジニル基等が挙げられ、ピペラジニル基の4位窒素
原子には低級アルキル基又はアラルキル基等が置換しう
る。
【0094】「アシル基」とは、アセチル基、プロピオ
ニル基、ブチリル基又はピバロイル基等の炭素数2乃至
5個のアルカノイル基又はベンゾイル基等が挙げられ
る。好ましくはホルミル基、アセチル基、プロピオニル
基又はベンゾイル基等である。
【0095】「アシルオキシ基」とは、アセチルオキシ
基、プロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基若しくは
ピバロイルオキシ基等の炭素数2乃至5個のアルカノイ
ルオキシ基又はベンゾイルオキシ基等を表す。好ましく
はアセチルオキシ基、プロピオニルオキシ基又はベンゾ
イルオキシ基等である。
【0096】「低級アルキル基で置換されたカルバモイ
ル基」とは、メチルカルバモイル基、ジメチルカルバモ
イル基、エチルカルバモイル基、ジエチルカルバモイル
基、プロピルカルバモイル基又はジプロピルカルバモイ
ル基等の炭素数1乃至5個のアルキル基で一又は二置換
されたアルキルカルバモイル基を表す。好ましくはメチ
ルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、エチルカ
ルバモイル基又はジエチルカルバモイル基等である。
【0097】「環状アミノカルボニル基」とは、環状ア
ミノ部が前記のものを表し、例えばピロリジニルカルボ
ニル基、ピペリジノカルボニル基、モルホリノカルボニ
ル基、チオモルホリノカルボニル基、ピペラジニルカル
ボニル基又は4−メチル−1−ピペラジニルカルボニル
基等を表す。好ましくはピロリジニルカルボニル基、ピ
ペリジノカルボニル基、モルホリノカルボニル基又はピ
ペラジニルカルボニル基である。
【0098】「低級アルコキシカルボニル基」とは、メ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキ
シカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキ
シカルボニル基、イソブトキシカルボニル基又はter
t−ブトキシカルボニル基等のアルコキシ部が炭素数1
乃至5個であるアルコキシカルボニル基を表す。好まし
くはメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基又は
プロポキシカルボニル基等である。
【0099】「アラルキルオキシカルボニル基」とは、
ベンジルオキシカルボニル基、2−フェニルエトキシカ
ルボニル基又は3−フェニルプロポキシカルボニル基等
のアルコキシ部が炭素数1乃至5個であるフェニルアル
コキシカルボニル基であり、置換基としてハロゲン原
子、ニトロ基、アルキル基、アルコキシ基又はトリフル
オロメチル基等を有してもよい。
【0100】 「低級アルケニル基」とは、炭素数2乃
至6個のアルケニル基を表し、例えばエテニル基、1−
プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−
ブテニル基、2−メチル−1−プロペニル基、1−ペン
テニル基、2−ペンテニル基、3−ペンテニル基、2−
メチル−1−ブテニル基、3−メチル−1−ブテニル
基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセニル基、3−ヘキセ
ニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基、2−メ
チル−1−ペンテニル基、3−メチル−1−ペンテニル
基、4−メチル−1−ペンテニル基、2,3−ジメチル
−1−ブテニル基又は3,3−ジメチル−1−ブテニル
基等であり、好ましくは炭素数乃至4のエテニル基、
1−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、
3−ブテニル基又は2−メチル−1−プロペニル基等で
ある。
【0101】「低級アルキル基で置換されたアラルキル
基」とは、上記アラルキル基が炭素数1乃至6個のアル
キル基で置換されたものであって、具体的には4−メチ
ルベンジル基、4−エチルベンジル基、4−プロピルベ
ンジル基、4−イソプロピルベンジル基、4−メチルフ
ェニルエチル基、4−エチルフェニルエチル基又は4−
プロピルフェニルエチル基等であり、好ましくは4−メ
チルベンジル基、4−エチルベンジル基又は4−イソプ
ロピルベンジル基等である。
【0102】 「低級アルキル基」とは、炭素数2乃
至6個のアルキニル基を表し、例えばエチニル基、1−
プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3−
ブチニル基、1−ペンチニル基、2−ペンチニル基、3
−ペンチニル基、3−メチル−1−ブチニル基、1−ヘ
キシニル基、2−ヘキシニル基、3−ヘキシニル基、4
−ヘキシニル基、5−ヘキシニル基、3−メチル−1−
ペンチニル基、4−メチル−1−ペンチニル基又は3,
3−ジメチル−1−ブチニル基等であり、好ましくは炭
素数乃至4のエチニル基、1−プロピニル基、1−ブ
チニル基、2−ブチニル基又は3−ブチニル基等であ
る。
【0103】「ハロアルキル基」とは、アルキル部が炭
素数1乃至4個のアルキル基であって、具体的にはクロ
ロメチル基、ブロモメチル基、フルオロメチル基、トリ
フルオロメチル基、トリクロロメチル基、トリフルオロ
エチル基、トリクロロエチル基、ペンタフルオロプロピ
ル基又はクロロブチル基等であり、好ましくはクロロメ
チル基、ブロモメチル基、フルオロメチル基、トリフル
オロメチル基又はトリクロロメチル基等である。
【0104】「低級アルキルカルボニル基」とは、アセ
チル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基
又はピバロイル基等のアルキル部が炭素数1乃至5個の
アルキルカルボニル基を表す。
【0105】「製薬上許容される塩」とは、例えば塩酸
塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩又は硝酸塩等の各
種無機酸付加塩;酢酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸
塩、グリコール酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、シュウ酸
塩、酒石酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩、フマール酸
塩、メタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩又はアスコルビン酸塩等の各種有
機酸付加塩;アスパラギン酸塩又はグルタミン酸塩等の
各種アミノ酸との塩が含まれるが、これらに限定される
ものではない。又、場合によっては含水物あるいは水和
物であってもよい。
【0106】化合物〔II' 〕、〔III'〕及び〔IV' 〕の
塩としては、前記「製薬上許容される塩」で例示したよ
うな無機酸付加塩、有機酸付加塩、アミノ酸との塩が含
まれるが、これらに限定されるものではない。場合によ
っては含水物あるいは水和物であってもよい。
【0107】次に、各種置換基についてより詳しく述べ
ると、以下の通りである。
【0108】R1 は置換されてもよいアリール基又は置
換されてもよいヘテロアリール基を表すが、好ましくは
フェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニ
ル基、4−メチルフェニル基、2−メトキシフェニル
基、3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル
基、2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル
基、4−フルオロフェニル基、2−クロロフェニル基、
3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2−ト
リフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロメチル
フェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、2−
ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル基、4−ニトロ
フェニル基、2−ヒドロキシフェニル基、3−ヒドロキ
シフェニル基、4−ヒドロキシフェニル基、2−ベンジ
ルオキシフェニル基、3−ベンジルオキシフェニル基、
4−ベンジルオキシフェニル基、2−シアノフェニル
基、3−シアノフェニル基、4−シアノフェニル基、2
−アミノフェニル基、3−アミノフェニル基、4−アミ
ノフェニル基、2−ジメチルアミノフェニル基、3−ジ
メチルアミノフェニル基、4−ジメチルアミノフェニル
基、ピリジル基、2−メチルピリジル基、3−メチルピ
リジル基、4−メチルピリジル基、2−メトキシピリジ
ル基、3−メトキシピリジル基、4−メトキシピリジル
基、2−フルオロピリジル基、3−フルオロピリジル
基、4−フルオロピリジル基、2−クロロピリジル基、
3−クロロピリジル基、4−クロロピリジル基、2−ト
リフルオロメチルピリジル基、3−トリフルオロメチル
ピリジル基、4−トリフルオロメチルピリジル基、2−
ニトロピリジル基、3−ニトロピリジル基、4−ニトロ
ピリジル基、2−ヒドロキシピリジル基、3−ヒドロキ
シピリジル基、4−ヒドロキシピリジル基、2−ベンジ
ルオキシピリジル基、3−ベンジルオキシピリジル基、
4−ベンジルオキシピリジル基、2−シアノピリジル
基、3−シアノピリジル基、4−シアノピリジル基、2
−アミノピリジル基、3−アミノピリジル基、4−アミ
ノピリジル基、2−ジメチルアミノピリジル基、3−ジ
メチルアミノピリジル基又は4−ジメチルアミノピリジ
ル基等であり、より好ましくはフェニル基、2−メチル
フェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニ
ル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル
基、4−メトキシフェニル基、2−フルオロフェニル
基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル
基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4
−クロロフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル
基、3−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフル
オロメチルフェニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニ
トロフェニル基、4−ニトロフェニル基、2−ヒドロキ
シフェニル基、3−ヒドロキシフェニル基、4−ヒドロ
キシフェニル基、2−アミノフェニル基、3−アミノフ
ェニル基又は4−アミノフェニル基等であり、特に好ま
しくはフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチル
フェニル基、4−メチルフェニル基、2−クロロフェニ
ル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、
2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基又は
4−メトキシフェニル基等である。
【0109】R2 は水素原子、水酸基、ハロゲン原子又
は低級アルキル基を表すか、あるいはR2 とR4 が一緒
になってそれらが結合する炭素原子とともにカルボニル
基を形成する。好ましくはR2 は水素原子又は水酸基を
表すか、あるいはR2 とR4が一緒になってそれらが結
合する炭素原子とともにカルボニル基を形成する。より
好ましくはR2 は水素原子を表すか、又はR2 とR4
一緒になってそれらが結合する炭素原子とともにカルボ
ニル基を形成し、特に好ましくはR2 は水素原子であ
る。
【0110】R3 は水素原子、低級アルキル基、低級ア
ルコキシ基、シクロアルキル基、置換されてもよいアリ
ール基、置換されてもよいヘテロアリール基、−CR5
=CR6 7 (R5 、R6 及びR7 は同一又は異なって
水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基又は置換され
てもよいアリール基である。)、−OR18(R18は置換
されてもよいアリール基である。)、
【0111】
【化45】
【0112】(ここで、R8 は水素原子、低級アルキル
基、シクロアルキル基、置換されてもよいアリール基、
アラルキル基又は置換されてもよいヘテロアリール基で
あり、R9 及びR10は同一又は異なって水素原子、低級
アルキル基、低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原
子、ニトロ基又はアミノ基である。)又は−X−Y{こ
こで、Xは−( CH2 ) m −(mは1乃至4の整数であ
る。) 、−CO−、−COCH2 −、−NH−、−NH
CH2 −、−CH2 NH−、−CH2 NHCO−、−O
CH2 −、−(CH2 n O−(nは1乃至4の整数で
ある。)又は−CH2 S−であり;Yはハロゲン原子、
シクロアルキル基、置換されてもよいアリール基又は置
換されてもよいヘテロアリール基である。}を表すが、
好ましくはフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メ
チルフェニル基、4−メチルフェニル基、2−エチルフ
ェニル基、3−エチルフェニル基、4−エチルフェニル
基、2−tert−ブチルフェニル基、3−tert−
ブチルフェニル基、4−tert−ブチルフェニル基、
2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4
−メトキシフェニル基、2,4−ジメトキシフェニル
基、2,5−ジメトキシフェニル基、3,4−ジメトキ
シフェニル基、3,5−ジメトキシフェニル基、3,
4,5−トリメトキシフェニル基、2−エトキシフェニ
ル基、3−エトキシフェニル基、4−エトキシフェニル
基、2−ヒドロキシフェニル基、3−ヒドロキシフェニ
ル基、4−ヒドロキシフェニル基、2,4−ジヒドロキ
シフェニル基、2,5−ジヒドロキシフェニル基、3,
4−ジヒドロキシフェニル基、3,5−ジヒドロキシフ
ェニル基、2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェ
ニル基、4−フルオロフェニル基、2,4−ジフルオロ
フェニル基、2,5−ジフルオロフェニル基、3,4−
ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニル
基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4
−クロロフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル
基、3−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフル
オロメチルフェニル基、2−トリフルオロメトキシフェ
ニル基、3−トリフルオロメトキシフェニル基、4−ト
リフルオロメトキシフェニル基、2−アミノフェニル
基、3−アミノフェニル基、4−アミノフェニル基、2
−メチルアミノフェニル基、3−メチルアミノフェニル
基、4−メチルアミノフェニル基、2−ジメチルアミノ
フェニル基、3−ジメチルアミノフェニル基、4−ジメ
チルアミノフェニル基、2−シアノフェニル基、3−シ
アノフェニル基、4−シアノフェニル基、2−ニトロフ
ェニル基、3−ニトロフェニル基、4−ニトロフェニル
基、3−クロロ−4−メトキシフェニル基、3−クロロ
−5−メトキシフェニル基、4−クロロ−5−メトキシ
フェニル基、3,5−ジクロロ−4−メトキシフェニル
基、4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニル基、2−
メトキシ−3−ニトロフェニル基、2−メトキシ−4−
ニトロフェニル基、2−メトキシ−5−ニトロフェニル
基、3−メトキシ−4−ニトロフェニル基、3−メトキ
シ−5−ニトロフェニル基、4−メトキシ−2−ニトロ
フェニル基、4−メトキシ−3−ニトロフェニル基、2
−アセチル−3−メトキシフェニル基、2−アセチル−
4−メトキシフェニル基、5−アセチル−2−メトキシ
フェニル基、3−アセチル−4−メトキシフェニル基、
3−アセチル−5−メトキシフェニル基、3,4−メチ
レンジオキシフェニル基、2−クロロ−4,5−メチレ
ンジオキシフェニル基、3−クロロ−4,5−メチレン
ジオキシフェニル基、2−ベンジルオキシフェニル基、
3−ベンジルオキシフェニル基、4−ベンジルオキシフ
ェニル基、3,4−ジベンジルオキシフェニル基、3,
5−ジベンジルオキシフェニル基、2−ホルミルアミノ
フェニル基、3−ホルミルアミノフェニル基、4−ホル
ミルアミノフェニル基、2−アセチルアミノフェニル
基、3−アセチルアミノフェニル基、4−アセチルアミ
ノフェニル基、2−メチルスルホニルフェニル基、3−
メチルスルホニルフェニル基、4−メチルスルホニルフ
ェニル基、2−メチルスルホニルアミノフェニル基、3
−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−メチルスル
ホニルアミノフェニル基、2−ビス(メチルスルホニ
ル)アミノフェニル基、3−ビス(メチルスルホニル)
アミノフェニル基、4−ビス(メチルスルホニル)アミ
ノフェニル基、2−フェニルフェニル基、3−フェニル
フェニル基、4−フェニルフェニル基、1−ナフチル
基、2−ナフチル基、2−ピリジル基、3−ピリジル
基、4−ピリジル基、2−メチルピリジル基、3−メチ
ルピリジル基、4−メチルピリジル基、2−メトキシピ
リジル基、3−メトキシピリジル基、4−メトキシピリ
ジル基、2−ヒドロキシピリジル基、3−ヒドロキシピ
リジル基、4−ヒドロキシピリジル基、2−フルオロピ
リジル基、3−フルオロピリジル基、4−フルオロピリ
ジル基、2−クロロピリジル基、3−クロロピリジル
基、4−クロロピリジル基、2,5−ジクロロピリジル
基、2,6−ジクロロピリジル基、3,5−ジクロロピ
リジル基、4−トリフルオロメチルピリジル基、4−ト
リフルオロメトキシピリジル基、2−ニトロピリジル
基、3−ニトロピリジル基、4−ニトロピリジル基、2
−シアノピリジル基、3−シアノピリジル基、4−シア
ノピリジル基、4−アミノピリジル基、4−ジメチルア
ミノピリジル基、4−ホルミルアミノピリジル基、4−
アセチルアミノピリジル基、4−メタンスルホニルアミ
ノピリジル基、4−ビスメタンスルホニルアミノピリジ
ル基、チエニル基、2−メチルチエニル基、3−メチル
チエニル基、2,3−ジメチルチエニル基、3,4−ジ
メチルチエニル基、2−クロロチエニル基、3−クロロ
チエニル基、2,3−ジクロロチエニル基、3,4−ジ
クロロチエニル基、イソオキサゾリル基、3−メチルイ
ソオキサゾリル基、4−メチルイソオキサゾリル基、5
−メチルイソオキサゾリル基、3,4−ジメチルイソオ
キサゾリル基、3,5−ジメチルイソオキサゾリル基、
4,5−ジメチルイソオキサゾリル基、3−クロロイソ
オキサゾリル基、4−クロロイソオキサゾリル基、5−
クロロイソオキサゾリル基、3,4−ジクロロイソオキ
サゾリル基、3,5−ジクロロイソオキサゾリル基、
4,5−ジクロロイソオキサゾリル基、チアゾリル基、
2−メチルチアゾリル基、4−メチルチアゾリル基、5
−メチルチアゾリル基、2,4−ジメチルチアゾリル
基、2,5−ジメチルチアゾリル基、4,5−ジメチル
チアゾリル基、2−クロロチアゾリル基、4−クロロチ
アゾリル基、5−クロロチアゾリル基、2,4−ジクロ
ロチアゾリル基、2,5−ジクロロチアゾリル基、4,
5−ジクロロチアゾリル基、エテニル基、1−メチルエ
テニル基、プロペニル基、2−フェニルエテニル基、1
−クロロエテニル基、2−クロロエテニル基、1,2−
ジクロロエテニル基、2,2−ジクロロエテニル基、
1,2,2−トリクロロエテニル基、1−ブロモエテニ
ル基、2−ブロモエテニル基、フェニルヒドロキシメチ
ル基、2−フェニル−1−ヒドロキシエチル基、2−
(2−メトキシフェニル)−1−ヒドロキシエチル基、
2−(3−メトキシフェニル)−1−ヒドロキシエチル
基、2−(4−メトキシフェニル)−1−ヒドロキシエ
チル基、ベンゾイル基、2−メチルベンゾイル基、3−
メチルベンゾイル基、4−メチルベンゾイル基、2−メ
トキシベンゾイル基、3−メトキシベンゾイル基、4−
メトキシベンゾイル基、2,3−ジメトキシベンゾイル
基、2,4−ジメトキシベンゾイル基、2,5−ジメト
キシベンゾイル基、3,5−ジメトキシベンゾイル基、
2−フルオロベンゾイル基、3−フルオロベンゾイル
基、4−フルオロベンゾイル基、2−クロロベンゾイル
基、3−クロロベンゾイル基、4−クロロベンゾイル
基、2−フェニル−1−オキソエチル基、2−(2−メ
トキシフェニル)−1−オキソエチル基、2−(3−メ
トキシフェニル)−1−オキソエチル基、2−(4−メ
トキシフェニル)−1−オキソエチル基、2−(2,3
−ジメトキシフェニル)−1−オキソエチル基、2−
(2,4−ジメトキシフェニル)−1−オキソエチル
基、2−(2,5−ジメトキシフェニル)−1−オキソ
エチル基、2−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−
オキソエチル基、(2−メトキシフェニル)(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)メチル基、(3−メトキシフ
ェニル)(2−テトラヒドロピラニルオキシ)メチル
基、(4−メトキシフェニル)(2−テトラヒドロピラ
ニルオキシ)メチル基、2−フェニル−1−(2−テト
ラヒドロピラニルオキシ)エチル基、2,2−ジフェニ
ルエチル基、2,2−ビス(2−メチルフェニル)エチ
ル基、2,2−ビス(3−メチルフェニル)エチル基、
2,2−ビス(4−メチルフェニル)エチル基、2,2
−ビス(2−メトキシフェニル)エチル基、2,2−ビ
ス(3−メトキシフェニル)エチル基、2,2−ビス
(4−メトキシフェニル)エチル基、3−インドリルメ
チル基、4−メトキシインドール−3−イルメチル基、
5−メトキシインドール−3−イルメチル基、6−メト
キシインドール−3−イルメチル基、シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基、シクロプロピルメチル基、シクロブチルメチル
基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル
基、ベンジル基、フェネチル基、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基、tert−ブトキシ
基、2−クロロフェノキシ基、3−クロロフェノキシ
基、4−クロロフェノキシ基、ベンジルオキシ基、フル
オロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、カル
ボキシ基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、
tert−ブトキシカルボニル基、フェニルアミノカル
ボニル基、2−メチルフェニルアミノカルボニル基、3
−メチルフェニルアミノカルボニル基、4−メチルフェ
ニルアミノカルボニル基、2−メトキシフェニルアミノ
カルボニル基、3−メトキシフェニルアミノカルボニル
基、4−メトキシフェニルアミノカルボニル基、2,3
−ジメトキシフェニルアミノカルボニル基、2,4−ジ
メトキシフェニルアミノカルボニル基、2,5−ジメト
キシフェニルアミノカルボニル基、3,4,5−トリメ
トキシフェニルアミノカルボニル基、1−ナフチルアミ
ノカルボニル基、2−ナフチルアミノカルボニル基、2
−ピリジルアミノカルボニル基、3−ピリジルアミノカ
ルボニル基、4−ピリジルアミノカルボニル基、シクロ
プロピルアミノカルボニル基、シクロブチルアミノカル
ボニル基、シクロペンチルアミノカルボニル基、シクロ
ヘキシルアミノカルボニル基、メチルアミノカルボニル
基、エチルアミノカルボニル基、プロピルアミノカルボ
ニル基、ブチルアミノカルボニル基、tert−ブチル
アミノカルボニル基、フェニルアミノ基、ベンジルアミ
ノ基、フェニルアミノメチル基、2−メチルフェニルア
ミノメチル基、3−メチルフェニルアミノメチル基、4
−メチルフェニルアミノメチル基、2−メトキシフェニ
ルアミノメチル基、3−メトキシフェニルアミノメチル
基、4−メトキシフェニルアミノメチル基、2,3−ジ
メトキシフェニルアミノメチル基、2,4−ジメトキシ
フェニルアミノメチル基、2,5−ジメトキシフェニル
アミノメチル基、2−フルオロフェニルアミノメチル
基、3−フルオロフェニルアミノメチル基、4−フルオ
ロフェニルアミノメチル基、2−クロロフェニルアミノ
メチル基、3−クロロフェニルアミノメチル基、4−ク
ロロフェニルアミノメチル基、2−ブロモフェニルアミ
ノメチル基、3−ブロモフェニルアミノメチル基、4−
ブロモフェニルアミノメチル基、2−フェノキシエチル
基、3−フェノキシエチル基、4−フェノキシエチル基
又はフェニルチオメチル基であり、より好ましくはフェ
ニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル
基、4−メチルフェニル基、4−tert−ブチルフェ
ニル基、4−メトキシフェニル基、2,4−ジメトキシ
フェニル基、2,5−ジメトキシフェニル基、3,4−
ジメトキシフェニル基、3,4,5−トリメトキシフェ
ニル基、4−エトキシフェニル基、4−ヒドロキシフェ
ニル基、3,4−ジヒドロキシフェニル基、2−フルオ
ロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロ
フェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,5−
ジフルオロフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル
基、3,5−ジフルオロフェニル基、2−クロロフェニ
ル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、
2−トリフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロ
メチルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル
基、4−トリフルオロメトキシフェニル基、4−アミノ
フェニル基、4−ジメチルアミノフェニル基、2−シア
ノフェニル基、3−シアノフェニル基、4−シアノフェ
ニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル
基、4−ニトロフェニル基、3−クロロ−4−メトキシ
フェニル基、3,5−ジクロロ−4−メトキシフェニル
基、2−メトキシ−5−ニトロフェニル基、4−メトキ
シ−3−ニトロフェニル基、5−アセチル−2−メトキ
シフェニル基、3,4−メチレンジオキシフェニル基、
2−クロロ−4,5−メチレンジオキシフェニル基、4
−ベンジルオキシフェニル基、3,4−ジベンジルオキ
シフェニル基、4−ホルミルアミノフェニル基、4−ア
セチルアミノフェニル基、4−メチルスルホニルフェニ
ル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−ビ
ス(メチルスルホニル)アミノフェニル基、4−フェニ
ルフェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2−
ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2,6
−ジクロロピリジン−4−イル基、3,5−ジメチルイ
ソオキサゾリン−3−イル基、2−メチル−1,3−チ
アゾリン−3−イル基、2−クロロ−4−チエニル基、
エテニル基、1−メチルエテニル基、2−フェニルエテ
ニル基、1−クロロエテニル基、1,2−ジクロロエテ
ニル基、2,2−ジクロロエテニル基、1−ブロモエテ
ニル基、フェニルヒドロキシメチル基、2−フェニル−
1−ヒドロキシエチル基、2−(2−メトキシフェニ
ル)−1−ヒドロキシエチル基、ベンゾイル基、2−メ
トキシベンゾイル基、4−メトキシベンゾイル基、4−
メチルベンゾイル基、2,5−ジメトキシベンゾイル
基、4−クロロベンゾイル基、2−フェニル−1−オキ
ソエチル基、2−(2−メトキシフェニル)−1−オキ
ソエチル基、2−(2,5−ジメトキシフェニル)−1
−オキソエチル基、(2−メトキシフェニル)(2−テ
トラヒドロピラニルオキシ)メチル基、2−フェニル−
1−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)エチル基、
2,2−ジフェニルエチル基、3−インドリルメチル
基、シクロプロピル基、シクロヘキシル基、シクロヘキ
シルメチル基、ベンジル基、フェネチル基、エトキシ
基、4−クロロフェノキシ基、ベンジルオキシ基、ブロ
モメチル基、カルボキシ基、エトキシカルボニル基、フ
ェニルアミノカルボニル基、4−メチルフェニルアミノ
カルボニル基、2−メトキシフェニルアミノカルボニル
基、2,5−ジメトキシフェニルアミノカルボニル基、
3,4,5−トリメトキシフェニルアミノカルボニル
基、1−ナフチルアミノカルボニル基、3−ピリジルア
ミノカルボニル基、シクロヘキシルアミノカルボニル
基、プロピルアミノカルボニル基、フェニルアミノ基、
ベンジルアミノ基、フェニルアミノメチル基、4−メチ
ルフェニルアミノメチル基、2−メトキシフェニルアミ
ノメチル基、2,5−ジメトキシフェニルアミノメチル
基、3−フルオロフェニルアミノメチル基、2−フェノ
キシエチル基又はフェニルチオメチル基であり、特に好
ましくはフェニル基、4−メトキシフェニル基、2,4
−ジメトキシフェニル基、3,4−ジメトキシフェニル
基、3,4,5−トリメトキシフェニル基、4−エトキ
シフェニル基、4−ヒドロキシフェニル基、3,4−ジ
ヒドロキシフェニル基、2−フルオロフェニル基、3−
フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2,4
−ジフルオロフェニル基、2,5−ジフルオロフェニル
基、3,4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオ
ロフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェ
ニル基、4−クロロフェニル基、4−アミノフェニル
基、4−ジメチルアミノフェニル基、2−シアノフェニ
ル基、3−シアノフェニル基、4−シアノフェニル基、
2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル基、4−ニ
トロフェニル基、4−ホルミルアミノフェニル基、4−
アセチルアミノフェニル基、4−メチルスルホニルフェ
ニル基、4−メチルスルホニルアミノフェニル基、4−
ビス(メチルスルホニル)アミノフェニル基、2−ピリ
ジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2,6−ジ
クロロピリジン−4−イル基、エテニル基、1−メチル
エテニル基、2−フェニルエテニル基、1−クロロエテ
ニル基、1−ブロモエテニル基、1,2−ジクロロエテ
ニル基、2,2−ジクロロエテニル基、フェニルヒドロ
キシメチル基、2−フェニル−1−ヒドロキシエチル
基、2−(2−メトキシフェニル)−1−ヒドロキシエ
チル基、ベンゾイル基、2−メトキシベンゾイル基、4
−メトキシベンゾイル基、2,5−ジメトキシベンゾイ
ル基、4−クロロベンゾイル基、2−フェニル−1−オ
キソエチル基、2−(2−メトキシフェニル)−1−オ
キソエチル基、2−(2,5−ジメトキシフェニル)−
1−オキソエチル基、2,2−ジフェニルエチル基、3
−インドリルメチル基、シクロプロピル基、シクロヘキ
シル基、シクロヘキシルメチル基、ベンジル基、フェネ
チル基、エトキシ基、4−クロロフェノキシ基、ベンジ
ルオキシ基、ブロモメチル基、カルボキシ基、エトキシ
カルボニル基、フェニルアミノカルボニル基、4−メチ
ルフェニルアミノカルボニル基、2−メトキシフェニル
アミノカルボニル基、2,5−ジメトキシフェニルアミ
ノカルボニル基、3,4,5−トリメトキシフェニルア
ミノカルボニル基、フェニルアミノ基、ベンジルアミノ
基、フェニルアミノメチル基、2−メトキシフェニルア
ミノメチル基、2,5−ジメトキシフェニルアミノメチ
ル基、3−フルオロフェニルアミノメチル基又はフェニ
ルチオメチル基である。
【0113】R4 は水素原子又はハロゲン原子を表す
が、好ましくは水素原子である。
【0114】環Aは次の中から選ばれる環
【0115】
【化46】
【0116】{ここで、R11及びR12は同一又は異なっ
て水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級ア
ルキル基はハロゲン原子、低級アルコキシ基、ニトロ
基、アミノ基、低級アルキル基で置換されたアミノ基、
環状アミノ基、水酸基、アシルオキシ基、シアノ基、カ
ルバモイル基、低級アルキル基で置換されたカルバモイ
ル基、環状アミノカルボニル基、カルボキシ基、低級ア
ルコキシカルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル
基により置換されてもよい。)、低級アルケニル基、ア
ラルキル基、低級アルキル基で置換されたアラルキル
基、低級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アル
キル基で置換されたアミノ基、環状アミノ基、水酸基、
アシルオキシ基、シアノ基、カルバモイル基、低級アル
キル基で置換されたカルバモイル基、環状アミノカルボ
ニル基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基又
はアラルキルオキシカルボニル基であり、R13及びR14
は、同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低級ア
ルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、ハロ
アルキル基、低級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、
低級アルキル基で置換されたアミノ基、環状アミノ基、
水酸基、アシルオキシ基、シアノ基、カルバモイル基、
低級アルキル基で置換されたカルバモイル基、環状アミ
ノカルボニル基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボ
ニル基、アラルキルオキシカルボニル基、シクロアルキ
ル基、低級アルキルカルボニル基である。)を表すが、
好ましくは
【0117】
【化47】
【0118】
【化48】
【0119】
【化49】
【0120】
【化50】
【0121】であり、より好ましくは
【0122】
【化51】
【0123】
【化52】
【0124】であり、特に好ましくは
【0125】
【化53】
【0126】
【化54】
【0127】である。
【0128】
【化55】
【0129】(ここでR15は低級アルキル基を表し、R
19は水素原子又は低級アルキル基を表す。)を表すが、
好ましくは
【0130】
【化56】
【0131】(R15及びR19は前記と同様の意味を表
す。)であり、特に好ましくは
【0132】
【化57】
【0133】(R15は前記と同様の意味を表す。)であ
る。
【0134】次に、本発明化合物の製造方法を説明す
る。 製造法1 ここでは一般式〔I〕で表される化合物のうち
【0135】
【化58】
【0136】(R15は前記と同様の意味を表す。)であ
り、R2 及びR4 がともに水素原子である目的化合物
〔I−1〕の製造方法を示す。
【0137】
【化59】
【0138】
【化60】
【0139】 第1工程 公知の又は特開平2−256681号に記載の方法によ
って得られるケトン化合物(viii)(R、Aはそ
れぞれ前記と同様の意味を表す。)をジクロロメタン、
クロロホルム、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
ン、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール、酢酸エチル、アセトン、アセトニトリ
ル、トルエン、水等の溶媒あるいはこれらの混合溶媒中
で、チオホスゲン、チオカルボニルジイミダゾール、ジ
−2−ピリジルチオカーボネート、ジエチルチオカルバ
ミルクロリド又は二硫化炭素と反応させることにより、
化合物(ix)(R、Aはそれぞれ前記と同様の意味
を表す。)が得られる。ここで用いるチオン化反応は、
上記の他にも一般的に用いられるイソチオシアネート合
成法を用いることもできる
【0140】第1’工程 この工程は、第2工程で用いるヒドラジン化合物(vii
)を調製するための工程である。カルバジン酸ter
t−ブチル(tert−ブトキシカルボニルヒドラジ
ン)(v)及びアルデヒド化合物(vi)(R3 は前記と
同様の意味を表す。)を反応させてできるシッフ塩基
を、パラジウム炭素、パラジウム黒、水酸化パラジウム
炭素又はラネーニッケル等の触媒を用いて接触還元に付
す。次いで塩酸等の酸を用いて、tert−ブトキシカ
ルボニル基を脱保護することにより所望のヒドラジン化
合物(vii )(R3 は前記と同様の意味を表す。)又は
その塩が得られる。これらの反応に用いる溶媒として
は、反応に関与しないものなら如何なるものでもよく、
例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、イ
ソプロパノール、水、酢酸等あるいはこれらの混合溶媒
が挙げられる。又、保護基としてはtert−ブトキシ
カルボニル基以外にも通常アミノ基の保護基として用い
られるものなら如何なるものでもよく、脱保護の方法
も、該保護基を脱保護するために通常用いられる方法を
行えばよい。又、tert−ブトキシカルボニルヒドラ
ジンの様な保護されたヒドラジンの代わりに、ヒドラジ
ン一水和物(v’)を用いることもできる。この場合、
脱保護の操作は行わなくてもよい。
【0141】第2工程 第1工程で得られる化合物(ix)をジクロロメタン、ク
ロロホルム、メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、テトラヒドロフラン、1,4−
ジオキサン、アセトン、酢酸エチル、水等の溶媒あるい
はこれらの混合溶媒中で、第1’工程で得られたヒドラ
ジン化合物(vii )又はその塩と氷冷下乃至加熱下、好
ましくは氷冷下乃至室温で反応させることにより化合物
(x)(R1 、R3 、Aはそれぞれ前記と同様の意味を
表す。)が得られる。ヒドラジン化合物の塩を用いる場
合は、トリエチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエ
チルアミン等の有機塩基、炭酸水素ナトリウム等の無機
塩基を加えることが望ましい。
【0142】第3工程 第2工程で得られる化合物(x)をメタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、テトラヒ
ドロフラン、1,4−ジオキサン、ベンゼン、トルエン
等の溶媒あるいはこれらの混合溶媒中で、塩酸、硫酸又
は臭化水素酸等の無機酸若しくはp−トルエンスルホン
酸又はトリフルオロ酢酸等の有機酸の存在下で加熱する
ことにより、化合物〔II〕(R1 、R3 、Aはそれぞれ
前記と同様の意味を表す。)又はその塩が得られる。
【0143】第4工程 第3工程で得られる化合物〔II〕をテトラヒドロフラ
ン、N,N−ジメチルホルムアミド、メタノール、エタ
ノール、n−プロパノール、イソプロパノール等の溶媒
あるいはこれらの混合溶媒中で、ヒドラジン又はその水
和物と室温乃至加熱下で反応させることにより、化合物
(xi)(R1 、R3 、Aはそれぞれ前記と同様の意味を
表す。)が得られる。
【0144】第5工程 第4工程で得られる化合物(xi)をベンゼン、トルエ
ン、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒あるいはこ
れらの混合溶媒中で、R15−C(OEt)3 ( R15は前
記同様の意味を表す。)で表されるオルソエステルと、
加熱下、好ましくは加熱還流下で反応させることによ
り、目的化合物〔I−1〕(R1 、R3 、R15、Aはそ
れぞれ前記と同様の意味を表す。)が得られる。この反
応において酢酸、p−トルエンスルホン酸又はシリカゲ
ル等の酸を加えることが好ましい場合がある。
【0145】第6工程 本工程及び次工程は、化合物〔II〕から別経路を経て目
的化合物〔I−1〕を得る工程である。
【0146】第3工程で得られる化合物〔II〕をN,N
−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン等の溶媒
に溶解又は懸濁し、水素化ナトリウムを加える。次いで
16−Hal(R16は低級アルキル基を表し、Halは
ハロゲン原子を表す。)で表されるハロゲン化アルキル
と反応させることにより、化合物〔III 〕 (R1
3 、R16、Aはそれぞれ前記と同様の意味を表す。)
が得られる。あるいは化合物〔II〕をアセトン、メチル
エチルケトン、トルエン等の溶媒中、或いはメタノー
ル、エタノール、又はこれらと水との混合溶媒中、炭酸
ナトリウム又は炭酸カリウム、水酸化ナトリウム水溶液
等の塩基存在下でR16−Hal或いは
【0147】
【化61】
【0148】(R16、Halはそれぞれ前記と同様の意
味を表す。)と反応させてもよい。
【0149】第7工程 第6工程で得られる化合物〔III 〕をエタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、ト
ルエン等の溶媒あるいはこれらの混合溶媒に溶解又は懸
濁し、
【0150】
【化62】
【0151】(R15は前記と同様の意味を表す。)を加
えて、加熱、好ましくは加熱還流することにより、化合
物〔IV〕(R1 、R3 、R15、Aはそれぞれ前記と同様
の意味を表す。)が得られる。この場合、酢酸、p−ト
ルエンスルホン酸又はトリフルオロ酢酸等の酸を加える
ことが好ましい場合がある。
【0152】第7’工程 第6工程で得られる化合物〔III 〕を、エタノール、n
−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、
トルエン等の溶媒に溶解又は懸濁し、
【0153】
【化63】
【0154】(R15は前記と同様の意味を表す。)を加
えて、加熱、好ましくは90℃乃至110℃又はそれ以上の
温度で反応させることにより、目的化合物〔I−1〕
(R1 、R3 、R15、Aはそれぞれ前記と同様の意味を
表す。)が得られる。この場合も、酢酸、p−トルエン
スルホン酸又はトリフルオロ酢酸等の酸を加えることが
好ましい。またこれらの酸を化合物〔III 〕に対し、一
当量以上加えると化合物〔I−1〕の塩を直接得ること
ができる。
【0155】第7”工程 この工程は、化合物(xi)を得る別方法である。化合物
〔III 〕をメタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノール等の溶媒あるい
はこれらの混合溶媒中で、第7工程で示した。
【0156】
【化64】
【0157】の代わりにヒドラジンと反応させることに
より、化合物(xi)が得られる。
【0158】第8工程 第7工程で得られる化合物〔IV〕をベンゼン又はトルエ
ン等の溶媒中で、加熱、好ましくは加熱還流することに
より、目的化合物〔I−1〕が得られる。この反応にお
いて、酢酸、p−トルエンスルホン酸又は塩酸等の酸を
加えることが好ましい場合がある。
【0159】第9工程 本工程及び次工程は、R2 、R4 が水素原子であり、R
3 が4−メトキシフェニル基又は3,4−ジメトキシフ
ェニル基である化合物の
【0160】
【化65】
【0161】部分を置換する工程である。
【0162】化合物〔I−1〕のうちR2 、R4 が水素
原子であり、R3 が4−メトキシフェニル基又は3,4
−ジメトキシフェニル基である化合物〔I−1’〕(反
応工程図中、R’は水素原子又はメトキシ基を表し、R
1 、R15、Aは前記と同様の意味を表す。)をクロロホ
ルム、1,4−ジオキサン、酢酸、トリフルオロ酢酸等
の溶媒あるいはこれらの混合溶媒中で、硫酸、塩酸又は
臭化水素酸等の強酸存在下で反応させることにより、化
合物(xii)(R1 、R15、Aはそれぞれ前記と同様の意
味を表す。)が得られる。又、この反応においてフェノ
ール、アニソール又はチオアニソール等のベンジルカチ
オン捕捉剤を加えることが好ましい場合がある。
【0163】第10工程の1 第9工程で得られる化合物(xii )をN,N−ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフ
ラン、アセトン、メチルエチルケトン、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、水等の溶媒あるいはこれらの混合溶
媒中で、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチ
ルアミン、ピリジン又はN,N−ジメチルアミノピリジ
ン等の塩基存在下、氷冷下乃至加熱下、好ましくは氷冷
下乃至室温で
【0164】
【化66】
【0165】(Halはハロゲン原子を表し、R2 、R
3 、R4 はそれぞれ前記と同様の意味を表す。)と反応
させることにより、目的化合物〔I−1”〕(R1 、R
2 、R3 、R4 、R15、Aはそれぞれ前記と同様の意味
を表す。)が得られる。この反応において、反応させる
【0166】
【化67】
【0167】の反応性及び安定性により、用いる塩基を
適宜選択し、且つ場合によってはこれら塩基を適宜組み
合わせて用いてもよい。
【0168】第10工程の2 第10工程の1で示したR2 及びR4 が水素原子である
【0169】
【化68】
【0170】 を用いて反応を行う時、第10工程の1
と同じ溶媒及び塩基を用いて空気(酸素)存在下で反応
を行うと、Rが水酸基、Rが水素原子である目的化
合物〔I−1”〕が製造されることもある。
【0171】第10工程の3 エドワードらの方法〔テトラヘドロン レターズ、31
巻、3417頁(1990年)[Tetrahedron Lett., 3
1, 3417(1990)〕に従い、化合物(xii )をテトラヒド
ロフラン、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン又は
N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒中で、R3 4
CHOH(R3 、R4 はそれぞれ前記と同様の意味を表
す。)で表されるアルコール化合物及びトリフェニルホ
スフィンと反応させる。次いでその反応系中にジアルキ
ルアゾジカルボキシレートを加え、氷冷下乃至40℃、
好ましくは室温又は25℃で反応させることにより、R
2 が水素原子を表す目的化合物〔I−1”〕が得られ
る。
【0172】第10工程の4 化合物(xii )をメタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロパノール等の溶媒を用い、ホルムアル
デヒド水溶液及び用いた溶媒(R3 ’CH2 OH)(R
3 ’は低級アルキル基を表す。)を試薬とし、又はホル
ムアルデヒド水溶液及びY’NH2 (Y’は置換されて
もよいアリール基又は置換されてもよいヘテロアリール
基を表す。)と室温乃至加熱還流下で反応させることに
より、R2 及びR4 が共に水素原子を表し、R3 が低級
アルコキシ基又は−NHY’(Y’は前記と同様の意味
を表す。)で表される目的化合物〔I−1”〕が得られ
る。
【0173】第10工程の5 化合物(xii)をジクロロメタン、クロロホルム、N,N
−ジメチルホルムアミド又はテトラヒドロフラン、無水
アセトニトリル等の溶媒中で、必要に応じて水酸化ナト
リウム若しくは水酸化カリウム等の無機塩基、又はトリ
エチルアミン若しくはN,N−ジイソプロピルエチルア
ミン等の有機塩基存在下で、Y’NCO(Y’は前記と
同様の意味を表す。)で表されるイソシアネート化合物
と反応させることにより、R2 、R4 が一緒になってそ
れらが結合する炭素原子とともにカルボニル基を形成
し、R3 が−NHY’(Y’は前記と同様の意味を表
す。)で表される目的化合物〔I−1”〕が得られる。
【0174】第10工程の6 化合物(xii)をN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド又はテトラヒドロフラン等の溶媒中で、
水素化ナトリウム又は水素化カリウム等の塩基存在下で
【0175】
【化69】
【0176】(R8 は前記と同様の意味を表す。)で表
されるオキシラン化合物と反応させることにより、R2
及びR4 が共に水素原子を表し、R3
【0177】
【化70】
【0178】(R8 は前記と同様の意味を表す。)で表
される目的化合物〔I−1”〕が得られる。
【0179】第10工程の7 第10工程の1で得られるもののうちR3
【0180】
【化71】
【0181】(R17は水酸基の保護基を表し、Yは前記
と同様の意味を表す。)で表される化合物の該保護基を
除去すれば、R3
【0182】
【化72】
【0183】(Yは前記と同様の意味を表す。)で表さ
れる目的化合物〔I−1”〕が得られる。水酸基の保護
基としては通常用いられるものであれば如何なるもので
もよく、例えばテトラヒドロピラニル基を用いた場合、
溶媒はメタノール、エタノール、n−プロパノール、イ
ソプロパノール、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキ
サン、ジクロロメタン、クロロホルム等反応に関与しな
いものなら如何なるものでもよく、試薬はp−トルエン
スルホン酸又はトリフルオロ酢酸等の有機酸、あるいは
塩酸、硫酸又は臭化水素酸等の無機酸を用いることがで
きる。
【0184】第10工程の8 第10工程の6又は7で得られる、R3
【0185】
【化73】
【0186】で表される化合物を酢酸、ピリジン、ジク
ロロメタン、水等の溶媒あるいはこれらの混合溶媒中
で、三酸化クロム、ピリジニウムクロロクロメート、ピ
リジニウムクロメート、ジョーンズ試薬(三酸化クロ
ム、硫酸混合物)又はジメチルスルホキシドと塩化オキ
ザリルより調製される酸化剤等の酸化剤による酸化反応
に付すことにより、R3
【0187】
【化74】
【0188】(Yは前記と同様の意味を表す。)で表さ
れる目的化合物〔I−1”〕が得られる。
【0189】第10工程の9 第10工程の1で得られるもののうちR3 が−CO2
t基で表される化合物をメタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、テトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン、水等の溶媒あるいはこれらの
混合溶媒中で、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム等
の塩基と反応させることにより、R3 が−CO2 H基で
表される目的化合物〔I−1”〕が得られる。
【0190】第10工程の10 第10工程の9で得られる、R3 が−CO2 H基で表さ
れる化合物をN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、テトラヒドロフラン、アセトン、ジクロ
ロメタン等の溶媒あるいはこれらの混合溶媒中で、トリ
エチルアミン又はN,N−ジイソプロピルエチルアミン
等の塩基存在下、クロロ炭酸エチル又はクロロ炭酸イソ
ブチル等のハロゲン化炭酸アルキル及びR8 NH2 (R
8 は前記と同様の意味を表す。)と反応させることによ
り、R3 が−CONHR8 (R8は前記と同様の意味を
表す。)で表される目的化合物〔I−1”〕が得られ
る。或いは通常のペプチド結合形成方法に従い、R3
−CONHR8 である目的化合物〔I−1”〕を得る
(「ペプチド合成の基礎と実験」、泉屋信夫著、丸善
(株)、1985年)。
【0191】第10工程の11 第10工程の1で得られるもののうちR3 が−CH2
Hal基(Halはハロゲン原子を表す。)で表される
化合物をエタノール、ジクロロメタン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロ
フラン、水等の溶媒あるいはこれらの混合溶媒中で、水
素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン又は
N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基存在下、
Y’NH2 (Y’は前記と同様の意味を表す。)又は
Y’SH(Y’は前記と同様の意味を表す。)と反応さ
せることにより、R3 が−CH2 NHY’基(Y’は前
記と同様の意味を表す。)又は−CH2 SY’基(Y’
は前記と同様の意味を表す。)で表される目的化合物
〔I−1”〕が得られる。
【0192】第10工程の12 第10工程の1で得られるもののうちR3 が置換されて
もよいアリール基又は置換されてもよいヘテロアリール
基であって、該置換基がニトロ基である化合物をメタノ
ール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、1,4−ジオキサン、酢酸、水等の溶媒あるいはこ
れらの混合溶媒中で、パラジウム炭素、水酸化パラジウ
ム炭素、パラジウム黒又はラネーニッケル等の触媒存在
下、水素による接触還元に付すか、前記触媒存在下、ギ
酸、ギ酸アンモニウム、シクロヘキセン又はシクロヘキ
サジエンを用いる接触還元に付す。又は前記溶媒中で、
水素化ホウ素ナトリウム又は水素化ホウ素リチウム等の
還元剤を用いる還元反応に付すことにより、R3 が置換
されてもよいアリール基又は置換されてもよいヘテロア
リール基であって、該置換基がアミノ基である目的化合
物〔I−1”〕又は該置換基がホルミルアミノ基である
目的化合物〔I−1”〕が得られる。又、場合によって
はこれらの混合物が得られることもあり、その場合は通
常行われる分離方法を行えばよい。
【0193】第10工程の13 第10工程の12で得られる、R3 が置換されてもよい
アリール基又は置換されてもよいヘテロアリール基であ
って、該置換基がアミノ基である化合物をジクロロメタ
ン、クロロホルム、ピリジン、エタノール、アセトン、
テトラヒドロフラン等の溶媒中、無水酢酸、無水酢酸及
びギ酸、塩化アセチル等のアシル化剤、又は塩化メタン
スルホニル等のハロゲン化アルキルスルホニルと反応さ
せることにより、R3 が置換されてもよいアリール基又
は置換されてもよいヘテロアリール基であって、該置換
基がアシルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、ビ
ス(アルキルスルホニル)アミノ基又はハロゲノアルキ
ルスルホニルアミノ基である目的化合物〔I−1”〕が
得られる。又、場合によってはトリエチルアミン、N,
N−ジイソプロピルエチルアミン等の塩基を加えること
が好ましい。
【0194】第10工程の14 第10工程の12で得られる、R3 が置換されてもよい
アリール基又は置換されてもよいヘテロアリール基であ
って、該置換基がアミノ基である化合物をメタノ−ル、
エタノ−ル、n−プロパノール、イソプロパノール、水
等の溶媒あるいはこれらの混合溶媒中で、ホルムアルデ
ヒド水溶液存在下でパラジウム炭素、水酸化パラジウム
炭素又はパラジウム黒等を触媒として水素雰囲気下で還
元反応に付すことにより、R3 が置換されてもよいアリ
ール基又は置換されてもよいヘテロアリール基であっ
て、該置換基がメチルアミノ基又はジメチルアミノ基で
ある目的化合物〔I−1”〕が得られる。又、場合によ
ってはこれらの混合物が得られることもあり、その場合
は通常行われる分離方法を行えばよい。
【0195】第10工程の15 第10工程の1で得られるもののうちR3 が置換されて
もよいアリール基又は置換されてもよいヘテロアリール
基であって、該置換基がベンジルオキシ基である化合物
をメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプ
ロパノール、1,4−ジオキサン、酢酸等の溶媒あるい
はこれらの混合溶媒中で、パラジウム炭素、水酸化パラ
ジウム炭素又はパラジウム黒等を触媒として、水素雰囲
気下で還元反応に付すか、あるいはパラジウム炭素、水
酸化パラジウム炭素、パラジウム黒又はラネーニッケル
等の触媒存在下、ギ酸、ギ酸アンモニウム、シクロヘキ
セン又はシクロヘキサジエンを用いる接触還元に付すこ
とにより、R3 が置換されてもよいアリール基又は置換
されてもよいヘテロアリール基であって、該置換基が水
酸基である目的化合物〔I−1”〕が得られる。該置換
基がジベンジルオキシ基の場合は上記の反応により対応
するカテコール化合物を得る。
【0196】第10工程の16 第10工程の15で得られる、R3 が置換されてもよい
アリール基又は置換されもよいヘテロアリール基であっ
て、該置換基が水酸基である化合物をテトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル又は1,4−ジオキサン等の溶媒
中で、ジアゾメタン又はジアゾエタン等のジアゾアルキ
ルと反応させることにより、R3 が置換されてもよいア
リール基又は置換されてもよいヘテロアリール基であっ
て、該置換基が低級アルコキシ基である目的化合物〔I
−1”〕が得られる。
【0197】製造法2 ここでは製造法1で示した製造方法の別方法による目的
化合物〔I−2〕の製造方法を示す。
【0198】
【化75】
【0199】第11工程 化合物(viii)をジエチレングリコール、エチレングリ
コールモノメチルエーテル、ジメチルスルホキシド、
N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒中で、ヒドラジ
ンと加熱下、好ましくは150℃以上で反応させること
により、化合物(xiii)(R1 、Aはそれぞれ前記と同
様の意味を表す。)が得られる。
【0200】第12工程 第11工程で得られる化合物(xiii)をジエチレングリ
コール、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジメ
チルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド等の
溶媒中で、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
リチウム等の塩基存在下で加熱、好ましくは80℃乃至
150℃で反応させることにより、化合物(xiv )(R
1 、Aはそれぞれ前記と同様の意味を表す。)が得られ
る。
【0201】第13工程 第12工程で得られる化合物(xiv )及びトリエチルオ
ルソホルメート等のトリ低級アルキルオルソホルメート
を加熱下、好ましくは100乃至150℃で反応させ
る。次いで、メタノール、エタノール、n−プロパノー
ル、イソプロパノール等の溶媒中で、R15CONHNH
2 (R15は前記と同様の意味を表す。)で表されるアシ
ルヒドラジド化合物と好ましくは室温で反応させること
により、化合物(xv)(R1 、R15、Aはそれぞれ前記
と同様の意味を表す。)が得られる。
【0202】第14工程 第13工程で得られる化合物(xv)をジエチレングリコ
ールジメチルエーテル、エチレングリコールモノメチル
エーテル、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、ピリジン、水等の溶媒あるいはこれらの混
合溶媒中で、加熱下、好ましくは加熱還流下で反応させ
ることにより、化合物(xvi )(R1 、R15、Aはそれ
ぞれ前記と同様の意味を表す。)が得られる。
【0203】第15工程 第14工程で得られる化合物(xvi )を酢酸、ピリジ
ン、ジクロロメタン、水等の溶媒あるいはこれらの混合
溶媒中で、三酸化クロム、ピリジニウムクロロクロメー
ト、ジョーンズ試薬等の酸化剤による酸化反応に付すこ
とにより、化合物(xvii)(R1 、R15、Aはそれぞれ
前記と同様の意味を表す。)が得られる。
【0204】第16工程 化合物(xvii)を四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロ
メタン、1,2−ジクロロエタン等の溶媒中で、加熱
下、好ましくは加熱還流下で、N−ブロモコハク酸イミ
ド、N−クロロコハク酸イミド、N−ヨードコハク酸イ
ミド、四臭化炭素等のハロゲン化剤を用いてハロゲン化
することにより化合物(xviii )(R1 、R15、Aはそ
れぞれ前記と同様の意味を表し、Halはハロゲン原子
を表す。)が得られる。
【0205】第17工程 化合物(xviii )をメタノール、エタノール、n−プロ
パノール、イソプロパノール等の溶媒あるいはこれらの
混合溶媒中で、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸リ
チウム等の弱塩基存在下、加熱下、好ましくは加熱還流
下で硫酸ヒドラジンと反応させることにより化合物(xi
i )(R1 、R15、Aはそれぞれ前記と同様の意味を表
す。)が得られる。この化合物は第10工程に示した方
法を用いることにより、目的化合物〔I−2〕(R1
2 、R3 、R4 、R15、Aはそれぞれ前記と同様の意
味を表す。)に導くことができる。 製造法3 ここでは製造法1及び製造法2で示した製造方法とは別
の製造方法による目的化合物〔I−3〕の新規製造方法
を示す。
【0206】
【化76】
【0207】
【化77】
【0208】第18工程 化合物(viii)をメタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロパノール等の溶媒あるいはこれらの混
合溶媒中で、p−トルエンスルホン酸存在下、加熱下、
好ましくは加熱還流下でカルバジン酸メチルと反応させ
ることにより、化合物(xix )(R1 、Aはそれぞれ前
記と同様の意味を表す。)が得られる。
【0209】第19工程 第18工程で得られる化合物(xix )をジメチルスルホ
キシド、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒中で、
加熱下、好ましくは加熱還流下で反応を行うことによ
り、化合物(xx)(R1 、Aはそれぞれ前記と同様の意
味を表す。)が得られる。
【0210】第18’工程 この工程は、第18工程及び第19工程を一段階で行う
工程である。化合物(viii)をジメチルスルホキシド、
N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒中で、加熱下、
好ましくは加熱還流下でカルバジン酸メチルと反応させ
ることにより、化合物(xx)が得られる。
【0211】第20工程 この工程は、化合物(xx)のトリアゼピン環の1位窒素
原子を選択的に保護する工程であり、選択的に保護でき
る保護基であればいかなる保護基でもよいが、例えばメ
トキシメチル基を用いて保護を行う方法を示す。第19
工程又は第18’工程で得られる化合物(xx)をN,N
−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン等の溶媒
中で、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の塩基存在下
で、クロロメチルメチルエーテルと反応させることによ
り、化合物(xxi )(R1 、Aはそれぞれ前記と同様の
意味を表す。)が得られる。
【0212】第21工程 第20工程で得られる化合物(xxi )を第10工程の1
で示した方法に従って
【0213】
【化78】
【0214】(R2 、R3 、R4 、Halはそれぞれ前
記と同様の意味を表す。)を反応させることにより、化
合物(xxii)(R1 、R2 、R3 、R4 、Aはそれぞれ
前記と同様の意味を表す。)が得られる。
【0215】第22工程 この工程は、化合物(xxii)のトリアゼピン環の1位窒
素原子の保護基を除去する工程であり、該保護基を除去
するために通常用いられる方法を行えばよく、例えばメ
トキシメチル基の脱保護の方法を示す。第21工程で得
られる化合物(xxii)をメタノール、エタノール、n−
プロパノール、イソプロパノール、テトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン、水等の溶媒あるいはこれらの
混合溶媒中で、塩酸、硫酸、臭化水素酸、トリフルオロ
酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸等の酸存在下で反
応を行うことにより、化合物(xxiii )(R1 、R2
3 、R4 、Aはそれぞれ前記と同様の意味を表す。)
が得られる。
【0216】第23工程 第22工程で得られる化合物(xxiii )をジエチレング
リコール、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エ
チレングリコールモノメチルエーテル、ジメチルスルホ
キシド、N,N−ジメチルホルムアミド等の溶媒中で、
炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウムの存在下或いは非存
在下、五硫化二リン、ローソン試薬等のチオン化剤と反
応させることにより、化合物〔II〕(R1 、R2
3 、R4 、Aはそれぞれ前記と同様の意味を表す。)
が得られる。この化合物〔II〕は、第4工程及び第5工
程、又は第6工程、第7工程及び第8工程、さらに必要
に応じて第9工程及び第10工程に示した方法を用いる
ことにより、目的化合物〔I−3〕(R1 、R2
3 、R4 、R15、Aはそれぞれ前記と同様の意味を表
す。)に導くことができる。
【0217】製造法4 ここでは一般式〔I〕で表される化合物のうち
【0218】
【化79】
【0219】で表される目的化合物〔I−4〕の製造方
法を示す。
【0220】
【化80】
【0221】 第24工程 第6工程で得られる化合物〔III〕又はその塩をメタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノ
ール等の溶媒中で、室温乃至加熱還流下でヒドジン又
はその水和物と反応させることにより、化合物(xxi
v)(R、R、R、R、Aはそれぞれ前記と同
様の意味を表す。)が得られる。
【0222】第25工程 第24工程で得られる化合物(xxiv)又はその塩を水等
の溶媒中で、氷冷下乃至室温、好ましくは0℃乃至10
℃で塩酸又は酢酸等の酸存在下、亜硝酸ナトリウムと反
応させることにより、目的化合物〔I−4〕(R1 、R
2 、R3 、R4、Aはそれぞれ前記と同様の意味を表
す。)が得られる。
【0223】製造法5 ここでは一般式〔I〕で表される化合物のうち
【0224】
【化81】
【0225】(R19は前記と同様の意味を表す。)で表
される目的化合物〔I−5〕の製造方法を示す。
【0226】
【化82】
【0227】第26工程 第6工程で得られる化合物〔III 〕又はその塩をジエチ
レングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、2−エトキシエタノール等の溶媒中で、加熱下、好
ましくは加熱還流下でアミノアセトアルデヒドジメチル
アセタール等のアミノケトンジアルキルアセタールと反
応させることにより、化合物(xxv)( R21は低級アルキ
ル基を表し、R1 、R2 、R3 、R4 、R19、Aはそれ
ぞれ前記と同様の意味を表す。)が得られる。この反応
において、酢酸、p−トルエンスルホン酸又はトリフル
オロ酢酸等の酸を加えることが好ましい場合がある。
【0228】第27工程 第26工程で得られる化合物(xxv )又はその塩を1,
4−ジオキサン、酢酸、水等の溶媒あるいはこれらの混
合溶媒中で、加熱下、好ましくは加熱還流下で塩酸、硫
酸、臭化水素酸等の強酸と反応させることにより、目的
化合物〔I−5〕(R1 、R2 、R3 、R4 、R19、A
はそれぞれ前記と同様の意味を表す。)が得られる。
【0229】かくして得られた一般式〔I〕で示される
本発明化合物は骨吸収抑制作用、骨形成促進作用等の薬
理作用を有し、骨粗鬆症治療薬又はリューマチ関節炎治
療薬として有用である。本発明化合物を骨粗鬆症治療薬
又はリューマチ関節炎治療薬として用いる場合、通常全
身的、あるいは局所的に、経口または非経口で投与され
る。
【0230】投与量は年齢、体重、症状、治療効果、投
与方法、処理時間等により異なるが、通常成人ひとり当
たり0.01mg乃至100mgの範囲で、1日1回か
ら数回、経口あるいは非経口投与される。
【0231】本発明化合物を経口投与のための固体組成
物にする場合、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤等の剤形に製
剤化することができる。このような固体組成物において
は、一つ又はそれ以上の活性物質が、少なくとも一つの
不活性な希釈剤、分散剤又は吸着剤等、例えば乳糖、マ
ンニトール、ブドウ糖、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、微晶性セルロース、デンプン、ポリビニルピロリド
ン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム又は無水ケイ酸
末等と混合される。又、組成物は常法に従って、希釈剤
以外の添加剤を混合させてもよい。
【0232】錠剤又は丸剤に調製する場合は、必要によ
り白糖、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース又は
ヒドロキシメチルセルロースフタレート等の胃溶性ある
いは腸溶性物質のフィルムで皮膜してもよいし、又2以
上の層で皮膜してもよい。さらに、ゼラチン又はエチル
セルロースのような物質のカプセルにしてもよい。
【0233】経口投与のための液体組成物にする場合
は、製薬上許容される乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロッ
プ剤又はエリキシル剤等の剤形に製剤化することができ
る。用いる希釈剤としては、例えば精製水、エタノー
ル、植物油又は乳化剤等がある。又、この組成物は希釈
剤以外に湿潤剤、懸濁化剤、甘味剤、風味剤、芳香剤又
は防腐剤等のような補助剤を混合させてもよい。
【0234】非経口のための注射剤に調製する場合は、
無菌の水性若しくは非水性の溶媒、可溶化剤、懸濁化剤
又は乳化剤を用いる。水性の溶媒、可溶化剤、懸濁化剤
としては例えば、注射用蒸留水、生理食塩水シクロデキ
ストリン及びその誘導体、トリエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、モノエタノールアミン、トリエチルア
ミン等の有機アミン類あるいは無機アルカリ溶液等があ
る。非水性の溶媒としては、例えばプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコールあるいはオリーブ油のよう
な植物油、エタノールのようなアルコール類等を用いて
もよい。又、可溶化剤として、例えばポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油、庶糖脂肪酸エステル等の界面活性剤
(混合ミセル形成)、又はレシチンあるいは水添レシチ
ン(リポソーム形成)等も用いられる。又、植物油等の
非水性の溶媒と、レシチン、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油又はポリオキシエチレンポリオキシプロピレング
リコール等から成るエマルジョン製剤にすることもでき
る。
【0235】非経口投与のためのその他の組成物として
は、一つまたはそれ以上の活性物質を含み、それ自体公
知の方法により処方される外用液剤、軟膏のような塗布
剤、座剤又はペッサリー等にしてもよい。
【0236】前記一般式〔II〕、〔III 〕又は〔IV〕で
示される化合物は、一般式〔I〕で示されるトリアゼピ
ン化合物を製造するための中間体として有用である。こ
れらの中間体化合物を用い前記説明の製造法に従って、
目的化合物〔I〕を製造することができる。特に、一般
式〔II〕、〔III 〕又は〔IV〕で示される中間体化合物
のうち、一般式〔II’〕、〔III'〕又は〔IV’〕で示さ
れる化合物は新規化合物であり、一般式〔I〕で示され
るトリアゼピン化合物を製造するための中間体として有
用である。
【0237】
【実施例】次に、本発明に係る一般式〔I〕で示される
化合物及びその製造方法を、実施例によって具体的に説
明する。しかしながら、本発明はこれら実施例によって
限定されるものではないことは勿論である。
【0238】参考例1(第1’工程) 3,4−ジメトキシベンジルヒドラジン 塩酸塩
【0239】
【化83】
【0240】カルバジン酸tert−ブチル(59.65g)及
び3,4−ジメトキシベンズアルデヒド(75g) をエタノ
ール(1.3l)に溶解し、酢酸(77ml)及び10%パラジウム
炭素(1.5g)を加えて、水素雰囲気下1気圧で激しく攪拌
しながら接触還元を2日間行った。触媒を濾別後、濾液
を減圧濃縮して得られた油状物にアニソール(54ml)及び
1,4−ジオキサン(100ml) を加えた。これを氷浴で冷
却し、4規定塩化水素−ジオキサン溶液(360ml) を加え
た後、氷冷下で1時間、室温で4時間攪拌した。反応終
了後、ジエチルエーテル(800ml) をゆっくり加え、析出
した粘調な固体を濾取した。この固体を、50℃に加温
したメタノール(1.5l)に溶解後、約半量に濃縮すると結
晶が析出した。これを濾取し、冷メタノール、次いでジ
エチルエーテルで洗浄後、乾燥することにより、表記化
合物(57.8g) を無色針状晶として得た。 融点 178〜180℃
【0241】参考例2(第1’工程) 3−ピリジルメチルヒドラジン 2塩酸塩
【0242】
【化84】
【0243】カルバジン酸tert−ブチル(13.22g)、
3−ピリジンカルボキシアルデヒド(9.44ml)及び酢酸(1
1.5ml)をメタノール(230ml) に氷冷下溶解し、室温で1
時間攪拌した。反応器内部をアルゴンガスで置換した
後、同様にアルゴンガス雰囲気下で適量のメタノールに
懸濁した10%パラジウム炭素(1.0g)を加えた。反応器
内部を水素で置換した後、激しく攪拌しながら接触還元
を2日間行った。触媒を濾去して得られた濾液(1.7 リ
ットル)(約0.93mol 含有) とアニソール101ml(0.93mo
l) を混合し、氷冷した。この混合物に4N−塩酸/ジオ
キサン溶液 (0.93リットル) を氷冷攪拌しつつ加え、そ
の後50℃で1時間、60℃で3時間攪拌した。反応混
合物を室温まで冷却し、析出した結晶を濾取し、エタノ
ールで洗浄後、減圧下乾燥することにより表記化合物
(8.68g) を淡黄色針状結晶として得た。 融点 189〜191℃1 H NMR(300MHz,δppm, DMSO-d6) 4.27(2H,s), 8.03(1H,dd,J=7.8 and 5.7Hz), 8.55(1H,
d,J=7.8Hz), 8.86(1H,d,J=5.7Hz), 8.91(1H,s)
【0244】参考例3、4(第1’工程) 参考例1と同様にして、カルバジン酸tert−ブチル
及び4−メトキシベンズアルデヒドより参考例3の化合
物を、参考例2と同様にして、カルバジン酸tert−
ブチル及び4−ピリジンカルボキシアルデヒドより参考
例4の化合物を得た。これらを表1に示した。
【0245】
【表1】
【0246】参考例5(第1工程) 2−(4−クロロベンゾイル)フェニルイソチオシアネ
ート
【0247】
【化85】
【0248】米国特許第4,144,233号明細書記
載の方法に従って、チオホスゲン(22.6ml)及び2−アミ
ノフェニル 4−クロロフェニル ケトン(62.6g) (東
京化成社製)より、表記化合物(74.1g) を黄色結晶とし
て得た。 融点 80〜82℃ 質量分析(低分解能) 274.1
【0249】参考例6〜11(第1工程) 参考例5と同様にして、2−アミノフェニル フェニル
ケトンより参考例6の化合物を、2−アミノ−5−ク
ロロフェニル フェニル ケトンより参考例7の化合物
を、2−アミノ−4−メチルフェニル フェニル ケト
ンより参考例8の化合物を、2−アミノ−5−ニトロフ
ェニル フェニル ケトンより参考例9の化合物を、2
−アミノフェニル 4−メチルフェニル ケトンより参
考例10の化合物を、2−アミノ−5−クロロフェニル
2−クロロフェニル ケトンより参考例11の化合物
を得た。これらを表2に示した。
【0250】
【表2】
【0251】参考例12(第1工程) 3−(4−クロロベンゾイル)−4,5−ジメチルチオ
フェン−2−イソチオシアネート
【0252】
【化86】
【0253】特開平2−256681号公報記載の方法
で得られた2−アミノ−3−(4−クロロベンゾイル)
−4,5−ジメチルチオフェン(1g)とチオホスゲン(316
μl)より参考例5と同様にして表記化合物(1.16g) を粗
油状物として得た。
【0254】参考例13〜18 参考例12と同様にして、2−アミノ−3−(4−クロ
ロベンゾイル)−5−エチルチオフェンより参考例13
の化合物を、2−アミノ−3−ベンゾイル−5−メチル
チオフェンより参考例14の化合物を、2−アミノ−3
−ベンゾイル−4,5−ジメチルチオフェンより参考例
15の化合物を、2−アミノ−3−ベンゾイル−5−エ
チルチオフェンより参考例16の化合物を、2−アミノ
−3−(4−メトキシベンゾイル)−4,5−ジメチル
チオフェンより参考例17の化合物を、2−アミノ−3
−(2−クロロベンゾイル)−4,5−ジメチルチオフ
ェンより参考例18の化合物を得た。これらを表3、4
に示した。
【0255】
【表3】
【0256】
【表4】
【0257】参考例19(第2工程) N−[2−(4−クロロベンゾイル)フェニル]−1−
(3,4−ジメトキシベンジル)ヒドラジンカルボチオ
アミド
【0258】
【化87】
【0259】参考例1で得られた3,4−ジメトキシベ
ンジルヒドラジン 塩酸塩(22.99g)をメタノール(460m
l) に溶解し、氷冷した後トリエチルアミン(14.8ml)を
5分間で滴下した。この反応混合物に、参考例5で得ら
れた2−(4−クロロベンゾイル)フェニルイソチオシ
アネート(24.2g) のテトラヒドロフラン(240ml) 溶液を
氷冷して加え、氷冷下で15分、室温で40分間攪拌し
た。反応終了後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をジ
クロロメタン(500ml) に溶解し、水で2回洗浄した。有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減圧濃縮し
て得られた残渣をジエチルエーテルより結晶化して、表
記化合物(34.7g) を淡黄色針状晶として得た。 融点 162〜166℃
【0260】参考例20〜25(第2工程) 参考例19と同様にして、参考例3の化合物及び参考例
6の化合物より参考例20の化合物を、参考例3の化合
物及び参考例5の化合物より参考例21の化合物を、参
考例3の化合物及び参考例7の化合物より参考例22の
化合物を、参考例3の化合物及び参考例9の化合物より
参考例23の化合物を、参考例3の化合物及び参考例1
0の化合物より参考例24の化合物を、参考例3の化合
物及び参考例11の化合物より参考例25の化合物を得
た。これらを表5、6に示した。
【0261】
【表5】
【0262】
【表6】
【0263】参考例26 N−[2−(4−クロロベンゾイル)フェニル]−1−
(ピリジン−3−イルメチル)ヒドラジンカルボチオア
ミド
【0264】
【化88】
【0265】参考例2で得られた3−ピリジルメチルヒ
ドラジン 2塩酸塩(11.8g) を水(25ml)に溶解し、炭酸
水素ナトリウム(10.08g) を加えた後、氷冷した。この
溶液に、参考例5で得られた2−(4−クロロベンゾイ
ル)フェニルイソチオシアネート(16.4g) のテトラヒド
ロフラン(30ml)溶液を氷冷してから加え、氷冷下30分
間攪拌した。反応液を室温に戻し、エタノール(30ml)を
加え、析出した結晶を濾取し、エタノール:水 80:
20の混合溶媒で洗浄後、減圧乾燥することにより表記
化合物(19.9g) を無色結晶として得た。 融点 165〜166℃
【0266】参考例27 N−[3−(4−クロロベンゾイル)−4,5−ジメチ
ルチオフェン−2−イル]−1−(4−メトキシベンジ
ル)ヒドラジンカルボチオアミド
【0267】
【化89】
【0268】参考例3で得られた4−メトキシベンジル
ヒドラジン塩酸塩(745mg) をメタノール(10ml)に溶解
し、氷冷した後、トリエチルアミン(550μl)を滴下し
た。この反応混合物に、参考例12で得られた3−(4
−クロロベンゾイル)−4,5−ジメチルチオフェン−
2−イソチオシアネート(1.16g) のテトラヒドロフラン
(10ml)溶液を氷冷して加え、氷冷下で30分間、室温で
30分間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去して得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供
し、ヘキサン:酢酸エチル 3:1で溶出した画分から
得られたものを、ジエチルエーテルで結晶化することで
表記化合物(830mg) を黄色結晶として得た。 融点 157〜160℃
【0269】参考例28〜33(第2工程) 参考例27と同様にして、参考例3の化合物及び参考例
13の化合物より参考例28の化合物を、参考例3の化
合物及び参考例14の化合物より参考例29の化合物
を、参考例3の化合物及び参考例15の化合物より参考
例30の化合物を、参考例3の化合物及び参考例16の
化合物より参考例31の化合物を、参考例3の化合物及
び参考例17の化合物より参考例32の化合物を、参考
例3の化合物及び参考例18の化合物より参考例33の
化合物を得た。これらを表7、8に示した。
【0270】
【表7】
【0271】
【表8】
【0272】実施例1(第3工程) 5−(4−クロロフェニル)−3−(3,4−ジメトキ
シベンジル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,
2,4]トリアゼピン−2−チオン
【0273】
【化90】
【0274】参考例19で得られたN−[2−(4−ク
ロロベンゾイル)フェニル]−1−(3,4−ジメトキ
シベンジル)ヒドラジンカルボチオアミド(35.75g)をエ
タノール(360ml) に懸濁し、p−トルエンスルホン酸一
水和物(0.45g) を加えて、1時間加熱還流させた。反応
終了後、減圧濃縮して得られた残渣をジエチルエーテル
(500ml) に溶解し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、水で順次洗浄した。有機層を乾燥、濾過後、濃縮し
て析出した結晶を濾取することにより、表記化合物(28.
6g) を黄色結晶として得た。融点 136〜137℃
【0275】実施例2(第3工程) 3−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1,3
−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−
2−チオン
【0276】実施例3(第3工程) 5−(4−クロロフェニル)−3−(4−メトキシベン
ジル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]
トリアゼピン−2−チオン
【0277】実施例4(第3工程) 7−クロロ−3−(4−メトキシベンジル)−5−フェ
ニル−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]ト
リアゼピン−2−チオン
【0278】実施例5(第3工程) 3−(4−メトキシベンジル)−7−ニトロ−5−フェ
ニル−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]ト
リアゼピン−2−チオン
【0279】実施例6(第3工程) 3−(4−メトキシベンジル)−5−(4−メチルフェ
ニル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]
トリアゼピン−2−チオン
【0280】実施例7(第3工程) 7−クロロ−5−(2−クロロフェニル)−3−(4−
メトキシベンジル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e]
[1,2,4]トリアゼピン−2−チオン実施例1と同
様にして、参考例20、21、22、23、24、25
の化合物より実施例2、3、4、5、6、7の化合物を
それぞれ得た。これらを表9、10に示した。
【0281】
【表9】
【0282】
【表10】
【0283】実施例8(第3工程) 5−(4−クロロフェニル)−3−(ピリジン−3−イ
ルメチル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,
4]トリアゼピン−2−チオン 塩酸塩
【0284】
【化91】
【0285】参考例26で得られたN−[2−(4−ク
ロロベンゾイル)フェニル]−1−(ピリジン−3−イ
ルメチル)ヒドラジンカルボチオアミド(1.0g)を2−プ
ロパノールに懸濁させ、4N塩酸/1,4−ジオキサン
(0.63ml)を加え60℃で1時間攪拌した。反応液を室温
に戻し、ジエチルエーテル(20ml)を加え2時間静置し
た。生じた結晶を濾取し、ジエチルエーテルで洗浄する
ことにより、表記化合物(985mg) を黄色結晶として得
た。 融点 136〜137℃
【0286】実施例9(第3工程) 5−(4−クロロフェニル)−3−(ピリジン−3−イ
ルメチル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,
4]トリアゼピン−2−チオン p−トルエンスルホン
酸塩 実施例8と同様にして、表記化合物を得た。これを表1
1に示した。
【0287】
【表11】
【0288】実施例10(第3工程) 4−(4−クロロフェニル)−6−(4−メトキシベン
ジル)−2,3−ジメチル−6,8−ジヒドロ−1−チ
ア−5,6,8−トリアザ−アズレン−7−チオン
【0289】
【化92】
【0290】参考例27で得られたN−[3−(4−ク
ロロベンゾイル)−4,5−ジメチルチオフェン−2−
イル]−1−(4−メトキシベンジル)ヒドラジンカル
ボチオアミド(750mg) をエタノール(15ml)に懸濁し、p
−トルエンスルホン酸一水和物を加えて、1時間加熱還
流させた。反応終了後、減圧濃縮して得られた残渣をク
ロロホルムに溶解し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、水で順次洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
3:1)で精製することにより表記化合物(530mg) を黄
色結晶として得た。 融点 108〜110℃
【0291】実施例11(第3工程) 4−(4−クロロフェニル)−2−エチル−6−(4−
メトキシベンジル)−6,8−ジヒドロ−1−チア−
5,6,8−トリアザ−アズレン−7−チオン
【0292】実施例12(第3工程) 6−(4−メトキシベンジル)−2−メチル−4−フェ
ニル−6,8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8−トリ
アザ−アズレン−7−チオン
【0293】実施例13(第3工程) 6−(4−メトキシベンジル)−2,3−ジメチル−4
−フェニル−6,8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8
−トリアザ−アズレン−7−チオン
【0294】実施例14(第3工程) 2−エチル−6−(4−メトキシベンジル)−4−フェ
ニル−6,8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8−トリ
アザ−アズレン−7−チオン
【0295】実施例15(第3工程) 6−(4−メトキシベンジル)−4−(4−メトキシフ
ェニル)−2,3−ジメチル−6,8−ジヒドロ−1−
チア−5,6,8−トリアザ−アズレン−7−チオン
【0296】実施例16(第3工程) 4−(2−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−6−
(ピリジン−4−イルメチル)−6,8−ジヒドロ−1
−チア−5,6,8−トリアザ−アズレン−7−チオン 実施例10と同様にして、参考例28、29、30、3
1、32、33の化合物より実施例11、12、13、
14、15、16の化合物をそれぞれ得た。これらを表
12、13に示した。
【0297】
【表12】
【0298】
【表13】
【0299】実施例17(第2工程、第3工程) 3−(4−メトキシベンジル)−8−メチル−5−フェ
ニル−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]ト
リアゼピン−2−チオン
【0300】
【化93】
【0301】参考例19と同様の方法に従い、参考例8
で得られた2−ベンゾイル−5−メチルフェニルイソチ
オシアネ−ト(4.2g)、参考例3で得られた4−メトキシ
ベンジルヒドラジン 塩酸塩(3.3g)及びトリエチルアミ
ン(2.44ml)を反応させた。反応溶媒を留去し、得られた
残渣(油状物)を50℃で2時間加温した。これを実施
例1に記載の抽出操作を行い、クロロホルム−ジエチル
エーテルより結晶化することにより、表記化合物(1.78
g) を黄色結晶として得た。 融点 190〜191℃
【0302】実施例18(第4工程) 5−(4−クロロフェニル)−3−(4−メトキシベン
ジル)−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピ
ン−2−イルヒドラジン
【0303】
【化94】
【0304】実施例3で得られた5−(4−クロロフェ
ニル)−3−(4−メトキシベンジル)−1,3−ジヒ
ドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2−チ
オン(41mg)をテトラヒドロフラン(0.4ml) に溶解し、ヒ
ドラジン一水和物(49 μl)を加え、室温で18時間攪拌
した。反応終了後、減圧濃縮して得られた残渣を酢酸エ
チルに溶解し、水で3回洗浄した。有機層を乾燥、濾過
後、減圧濃縮して得られた残渣を分取用薄層クロマトグ
ラフィ−(クロロホルム:メタノール 20:1)で精
製することにより、表記化合物(27mg)を淡黄色粉末とし
て得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 3.78(3H,s), 4.71(2H,s), 6.82(2H,d,J=8.8Hz), 7.00(3
H,m), 7.15-7.28(6H,m),7.41((1H,m)
【0305】実施例19(第6工程) 5−(4−クロロフェニル)−3−(3,4−ジメトキ
シベンジル)−2−メチルチオ−3H−ベンゾ[e]
[1,2,4]トリアゼピン
【0306】
【化95】
【0307】実施例1で得られた5−(4−クロロフェ
ニル)−3−(3,4−ジメトキシベンジル)−1,3
−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−
2−チオン(41g) を無水N,N−ジメチルホルムアミド
(200ml) に溶解し、水素化ナトリウム(油性60%)
(3.51g) を加えて、アルゴン雰囲気下、室温で30分間
攪拌した。これを氷冷した後、ヨウ化メチル(5.47ml)を
加え、氷冷下で30分、室温で1時間 攪拌した。反応
終了後、氷冷し、酢酸(1.67ml)を加えて減圧濃縮した。
得られた残渣を酢酸エチルに溶解し、5%クエン酸水溶
液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し
た。酢酸エチル層を乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られ
た油状物をジエチルエーテル−n−ヘキサンより結晶化
することにより、表記化合物(30.43g)を淡黄色結晶とし
て得た。 融点 136〜137℃
【0308】実施例20(第6工程) 3−(4−メトキシベンジル)−2−メチルチオ−5−
フェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼ
ピン
【0309】実施例21(第6工程) 7−クロロ−3−(4−メトキシベンジル)−2−メチ
ルチオ−5−フェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,
4]トリアゼピン
【0310】実施例22(第6工程) 3−(4−メトキシベンジル)−8−メチル−2−メチ
ルチオ−5−フェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,
4]トリアゼピン
【0311】実施例23(第6工程) 3−(4−メトキシベンジル)−2−メチルチオ−7−
ニトロ−5−フェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,
4]トリアゼピン
【0312】実施例24(第6工程) 3−(4−メトキシベンジル)−5−(4−メチルフェ
ニル)−2−メチルチオ−3H−ベンゾ[e][1,
2,4]トリアゼピン
【0313】実施例25(第6工程) 7−クロロ−5−(2−クロロフェニル)−3−(4−
メトキシベンジル)−2−メチルチオ−3H−ベンゾ
[e][1,2,4]トリアゼピン 実施例19と同様にして、実施例2、4、17、5、
6、7の化合物より実施例20、21、22、23、2
4、25の化合物を得た。これらを表14、15に示し
た。
【0314】
【表14】
【0315】
【表15】
【0316】実施例26(第6工程) 5−(4−クロロフェニル)−2−メチルチオ−3−
(ピリジン−3−イルメチル)−3H−ベンゾ[e]
[1,2,4]トリアゼピン
【0317】
【化96】
【0318】実施例8で得られた 5−(4−クロロフ
ェニル)−3−(ピリジン−3−イルメチル)−1,3
−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−
2−チオン 塩酸塩(1.97g) を無水N,N−ジメチルホ
ルムアミド(20ml)に溶解し、氷冷攪拌下、水素化ナトリ
ウム(380mg) を加え、室温に戻し30分間攪拌した。再
度氷冷し、ヨウ化メチル(296μl)を加え、室温に戻し3
0分間攪拌した後、反応液を水(50ml)に注ぎ、クエン酸
で中和した。反応混合物を酢酸エチル(50ml)で抽出し、
5回水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過した濾
液を減圧濃縮することにより、表記化合物(1.79g) を黄
色油状物として得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.56(3H,s), 4.77(2H,s), 6.92-7.02(2H,m), 7.15-7.32
(6H,m), 7.43(1H,m), 7.61(1H,m), 8.50(1H,dd,J=4.8 a
nd 1.7Hz), 8.59(1H,d,J=1.7Hz)
【0319】実施例27(第6工程) 5−(4−クロロフェニル)−2−メチルチオ−3−
(ピリジン−3−イルメチル)−3H−ベンゾ[e]
[1,2,4]トリアゼピン
【0320】
【化97】
【0321】 実施例26と同様にして、実施例9で得
られた5−(4−クロロフェニル)−3−(ピリジン−
3−イルメチル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e]
[1,2,4]トリアゼピン−2−チオン p−トルエ
ンスルホン酸塩より表記化合物を非晶体として得た。こ
の化合物のNMRは実施例26のNMRと一致した。 実施例28(第6工程) 4−(4−クロロフェニル)−6−(4−メトキシベン
ジル)−2,3−ジメチル−7−メチルチオ−6H−1
−チア−5,6,8−トリアザーアズレン
【0322】
【化98】
【0323】実施例10で得られた4−(4−クロロフ
ェニル)−6−(4−メトキシベンジル)−2,3−ジ
メチル−6,8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8−ト
リアザ−アズレン−7−チオン(442mg) をアセトン(5m
l) に溶解し、無水炭酸カリウム(1.38g) 及びヨウ化メ
チル(74.7 μl)を加え、室温で1時間攪拌した。炭酸カ
リウムを濾別した後、濾液を減圧濃縮し、得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル 4:1)で精製することにより、表記化合物
(430mg) を非晶体として得た。
【0324】実施例29(第6工程) 4−(4−クロロフェニル)−2−エチル−6−(4−
メトキシベンジル)−7−メチルチオ−6H−1−チア
−5,6,8−トリアザ−アズレン
【0325】実施例30(第6工程) 6−(4−メトキシベンジル)−2−メチル−7−メチ
ルチオ−4−フェニル−6H−1−チア−5,6,8−
トリアザ−アズレン
【0326】実施例31(第6工程) 6−(4−メトキシベンジル)−2,3−ジメチル−7
−メチルチオ−4−フェニル−6H−1−チア−5,
6,8−トリアザ−アズレン
【0327】実施例32(第6工程) 2−エチル−6−(4−メトキシベンジル)−7−メチ
ルチオ−4−フェニル−6H−1−チア−5,6,8−
トリアザ−アズレン
【0328】実施例33(第6工程) 6−(4−メトキシベンジル)−4−(4−メトキシフ
ェニル)−2,3−ジメチル−7−メチルチオ−6H−
1−チア−5,6,8−トリアザ−アズレン
【0329】実施例34(第6工程) 4−(2−クロロフェニル)−2,3−ジメチル−7−
メチルチオ−6−(ピリジン−4−イルメチル)−6H
−1−チア−5,6,8−トリアザ−アズレン実施例2
8と同様にして、実施例11、12、13、14、1
5、16の化合物より実施例29、30、31、32、
33、34の化合物をそれぞれ得た。これらを表16、
17に示した。
【0330】
【表16】
【0331】
【表17】
【0332】実施例35(第6工程) 5−(4−クロロフェニル)−3−(4−メトキシベン
ジル)−2−メチルチオ−3H−ベンゾ[e][1,
2,4]トリアゼピン
【0333】
【化99】
【0334】実施例3で得られた5−(4−クロロフェ
ニル)−3−(4−メトキシベンジル)−1,3−ジヒ
ドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2−チ
オン(100mg) をアセトン(1ml) に溶解し、無水炭酸カリ
ウム(339mg) 及びヨウ化メチル(18 μl)を加えて、室温
で2時間攪拌した。炭酸カリウムを濾別後、濾液を減圧
濃縮して得られた残渣をジエチルエーテルに溶解し、
水、5%クエン酸水溶液、水で順次洗浄した。有機層を
乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣を分取用薄層
クロマトグラフィ−(n−ヘキサン:酢酸エチル 3:
1)で精製することにより、表記化合物(97mg)を得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.53(3H,s), 3.78(3H,s), 4.70(2H,s), 6.82(2H,d,J=8.
7Hz), 6.96(2H,m), 7.15(1H,d,J=7.9Hz), 7.21-7.28(6
H,m), 7.40(1H,m)
【0335】実施例36(第7”工程) 5−(4−クロロフェニル)−3−(4−メトキシベン
ジル)−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピ
ン−2−イルヒドラジン
【0336】
【化100】
【0337】実施例35で得られた5−(4−クロロフ
ェニル)−3−(4−メトキシベンジル)−2−メチル
チオ−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン
(42.2mg)及びヒドラジン一水和物(10 μl)をエタノ−ル
(0.4ml) に溶解し、70℃で24時間加熱攪拌した。反
応終了後、減圧濃縮して得られた残渣を酢酸エチルに溶
解し、水で3回洗浄した。有機層を乾燥、濾過後、減圧
濃縮して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィ−
(クロロホルム:メタノール 20:1)で精製するこ
とにより、表記化合物(10.8mg)を得た。この化合物のス
ペクトルデ−タは実施例18の化合物と一致した。
【0338】実施例37(第7工程) 酢酸N’−[5−(4−クロロフェニル)−3−(3,
4−ジメトキシベンジル)−3H−ベンゾ[e][1,
2,4]トリアゼピン−2−イル]ヒドラジド
【0339】
【化101】
【0340】実施例19で得られた5−(4−クロロフ
ェニル)−3−(3,4−ジメトキシベンジル)−2−
メチルチオ−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリア
ゼピン(51.5g) をn−ブタノール(110ml) に溶解し、ア
セチルヒドラジン(16.89g)を加えて、110℃で3時間
攪拌した。反応液を冷却して析出した固体を濾取し、ジ
エチルエーテル、水で順次洗浄した。この固体をジクロ
ロメタン(1l)に溶解し、これを無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。乾燥剤を濾別後、濾液を濃縮し濃厚溶液になっ
たところでジエチルエーテルを加えることにより、表記
化合物(48.1g)の結晶を得た。 融点 145〜146℃
【0341】実施例38(第7工程) 酢酸N’−[3−(4−メトキシベンジル)−5−フェ
ニル−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン
−2−イル]ヒドラジド
【0342】実施例39(第7工程) 酢酸N’−[3−(4−メトキシベンジル)−8−メチ
ル−5−フェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,4]
トリアゼピン−2−イル]ヒドラジド 実施例37と同様にして、実施例20、22の化合物よ
り実施例38、39の化合物をそれぞれ得た。これらを
表18に示した。
【0343】
【表18】
【0344】実施例40(第5工程) 6−(4−クロロフェニル)−4−(4−メトキシベン
ジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0345】
【化102】
【0346】実施例18又は実施例36で得られた5−
(4−クロロフェニル)−3−(4−メトキシベンジ
ル)−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン
−2−イルヒドラジン(23mg)、トリエチルオルソ酢酸エ
ステル(15 μl)及びp−トルエンスルホン酸一水和物
(2.4mg) をトルエン(0.5ml) に懸濁し、3時間加熱還流
した。冷却後、酢酸エチルを加えて有機層を炭酸水素ナ
トリウム水溶液、水で順次洗浄した。有機層を乾燥、濾
過後、減圧濃縮して得られた残渣を酢酸エチル−ジエチ
ルエーテルより結晶化することにより、表記化合物(16m
g)を無色針状晶として得た。 融点 192〜193℃1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.60(3H,s), 3.79(3H,s), 4.89-5.04(2H,m), 6.83-6.85
(2H,m), 6.96(2H,m), 7.18-7.37(9H,m), 7.59-7.64(1H,
m)
【0347】実施例41(第8工程) 6−(4−クロロフェニル)−4−(3,4−ジメトキ
シベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0348】
【化103】
【0349】実施例37で得られた酢酸N’−[5−
(4−クロロフェニル)−3−(3,4−ジメトキシベ
ンジル)−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼ
ピン−2−イル]ヒドラジド(48g) 及びp−トルエンス
ルホン酸一水和物(2.1g)をトルエンに懸濁し、110℃
で30分間加熱攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去
して得られた残渣をジクロロメタンに溶解し、飽和炭酸
水素ナトリウム、水で順次洗浄した。ジクロロメタン層
を乾燥、濾過後、濾液を濃縮して得られた残渣をジエチ
ルエーテルから結晶化することにより、表記化合物(42.
4g) を無色結晶として得た。 融点 235〜237℃
【0350】実施例42(第8工程) 4−(4−メトキシベンジル)−1−メチル−6−フェ
ニル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
ゾ[e]アズレン
【0351】実施例43(第8工程) 4−(4−メトキシベンジル)−1,9−ジメチル−6
−フェニル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタア
ザベンゾ[e]アズレン 実施例41と同様にして、実施例38、39の化合物よ
り実施例42、43の化合物をそれぞれ得た。これらを
表19に示した。
【0352】
【表19】
【0353】実施例44(第7’工程) 8−クロロ−4−(4−メトキシベンジル)−1−メチ
ル−6−フェニル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0354】
【化104】
【0355】実施例21で得られた7−クロロ−3−
(4−メトキシベンジル)−2−メチルチオ−5−フェ
ニル−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン
(600mg) 、アセチルヒドラジン(220mg) 及びp−トルエ
ンスルホン酸一水和物(80mg)をn−ブタノ−ル(6ml) に
溶解し、90℃で2時間、110℃で1.5時間加熱攪
拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去して得られた残渣
を酢酸エチルに溶解し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液、水で順次洗浄した。有機層を乾燥、濾過後、減圧
濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに供し、クロロホルム:アセトン 5:1で溶出
された画分より得られたものをジエチルエーテルで結晶
化することにより表記化合物(100.7mg) を結晶として得
た。 融点 116〜118℃
【0356】実施例45(第7’工程) 4−(4−メトキシベンジル)−1−メチル−8−ニト
ロ−6−フェニル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0357】実施例46(第7’工程) 4−(4−メトキシベンジル)−1−メチル−6−(4
−メチルフェニル)−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0358】実施例47(第7’工程) 8−クロロ−6−(2−クロロフェニル)−4−(4−
メトキシベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン実施例4
4と同様にして、実施例23、24、25の化合物より
実施例45、46、47の化合物をそれぞれ得た。これ
らを表20に示した。
【0359】
【表20】
【0360】実施例48(第7’工程) 4−(4−クロロフェニル)−6−(4−メトキシベン
ジル)−2,3,9−トリメチル−6H−5,6,7,
8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン
【0361】
【化105】
【0362】 実施例28で得られた4−(4−クロロ
フェニル)−6−(4−メトキシベンジル)−2,3−
ジメチル−7−メチルチオ−6H−1−チア−5,6,
8−トリアザ−アズレン(350mg)、アセチルヒド
ラジン(114mg)及びp−トルエンスルホン酸一水
和物(14.6mg)をn−ブタノール(13.5m
l)に溶解し、110℃で12時間加熱攪拌した。反応
終了後、溶媒を減圧留去して得られた残渣を酢酸エチル
に溶解し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順
次洗浄した。有機層を乾燥、濾過後、減圧濃縮して得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供
し、クロロホルム:メタノール 5:1で溶出した画分
より得られたものを酢酸エチル:ジエチルエーテル1:
3の混合溶媒で結晶化することにより表記化合物(16
0mg)を無色結晶として得た。 融点 214〜216℃ H NMR(300MHz,δppm,CDCl) 1.26(3H,s),2.36(3H,s),2.6
5(3H,s),3.81(3H,s),4.95(2
H,m),6.86(2H,d,J=8.7Hz),
7.23−7.31(4H,m),7.35(2H,
,J=8.7Hz)
【0363】実施例49(第7’工程) 4−(4−クロロフェニル)−2−エチル−6−(4−
メトキシベンジル)−9−メチル−6H−5,6,7,
8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン
【0364】実施例50(第7’工程) 6−(4−メトキシベンジル)−2,9−ジメチル−4
−フェニル−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザ
チエノ[2,3−e]アズレン
【0365】実施例51(第7’工程) 6−(4−メトキシベンジル)−2,3,9−トリメチ
ル−4−フェニル−6H−5,6,7,8,9a−ペン
タアザチエノ[2,3−e]アズレン
【0366】実施例52(第7’工程) 2−エチル−6−(4−メトキシベンジル)−9−メチ
ル−4−フェニル−6H−5,6,7,8,9a−ペン
タアザチエノ[2,3−e]アズレン
【0367】実施例53(第7’工程) 6−(4−メトキシベンジル)−4−(4−メトキシフ
ェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−5,6,
7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレ
ン 実施例48と同様にして、実施例29、30、31、3
2、33の化合物より実施例49、50、51、52、
53の化合物をそれぞれ得た。これらを表21、22に
示した。
【0368】
【表21】
【0369】
【表22】
【0370】実施例54(第7’工程) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリ
ジン−3−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0371】
【化106】
【0372】 実施例26で得られた5−(4−クロロ
フェニル)−2−メチルチオ−3−(ピリジン−3−イ
ルメチル)−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリア
ゼピン(800mg)を1−ブタノール(4ml)に溶
解し、アセトヒドラジン(151mg)及びp−トルエ
ンスルホン酸一水和物(19.4mg)を加え、湯浴上
で100℃で3時間攪拌した。反応液を室温に戻し、ジ
エチルエーテル(10ml)をゆっくり加え、1時間静
置した。析出した結晶を濾取し、ジエチルエーテルで洗
浄することにより、表記化合物(488mg)を無色結
晶として得た。 融点 240〜243℃
【0373】1H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.62(3H,s), 4.98(1H,m), 5.11(1H,m), 7.18- 7.40(8H,
m), 7.64(1H,dt,J=7.8 and 1.4Hz), 7.72(1H,dt,J=7.8
and 1.9Hz), 8.51(1H,dd,J=4.8 and 1.6Hz), 8.65(1H,
d,J=1.6Hz) 又、表記化合物は実施例56と同様な方法でも合成する
ことができる(実施例98参照)。
【0374】実施例55(第7’工程) 4−(2−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル
−6−(ピリジン−4−イルメチル)−6H−5,6,
7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレ
ン 実施例54と同様にして、実施例34の化合物より表記
化合物を得た。これを表23に示した。
【0375】
【表23】
【0376】参考例34(第9工程) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0377】
【化107】
【0378】実施例41で得られた6−(4−クロロフ
ェニル)−4−(3,4−ジメトキシベンジル)−1−
メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
ンゾ[e]アズレン(2.02g) 、アニソール(1.4ml) をト
リフルオロ酢酸(8ml) に溶解し、濃硫酸(1.3ml) を加え
て10分間攪拌した後、濃硫酸(3.9ml) を加え45分間
攪拌した。さらに濃硫酸(1.3ml) を加えて1.5時間攪
拌した。反応液を氷水(300ml) に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次
洗浄し、乾燥、濾過後、濃縮して得られた残渣をジエチ
ルエーテルで結晶化することにより、表記化合物(748m
g) を無色結晶として得た。 融点 231〜233℃
【0379】参考例35(第9工程) 1−メチル−6−(4−メチルフェニル)−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0380】
【化108】
【0381】実施例46で得られた4−(4−メトキシ
ベンジル)−1−メチル−6−(4−メチルフェニル)
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン(800mg) を25%臭化水素酸/酢酸溶液
(8ml) に溶解し、アニソール(0.22ml)を加え、40℃で
3時間加温攪拌した。ジイソプロピルエーテル(200ml)
を加え、結晶を濾取した。この結晶を水(10ml)に溶解
し、重曹を加え中和した。析出した結晶を濾取し、これ
を塩化メチレン(30ml)に溶解し、水で洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。濾過後、濾液を濃縮し、残渣を
酢酸エチルより結晶化することにより表記化合物(345m
g) を得た。 融点 259〜261℃
【0382】参考例36(第9工程) 7−ニトロ−1−メチル−6−フェニル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0383】参考例37(第9工程) 8−クロロ−6−(2−クロロフェニル)−1−メチル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン 参考例34と同様にして、実施例45、47の化合物よ
り参考例36、37の化合物をそれぞれ得た。これらを
表24に示した。
【0384】
【表24】
【0385】参考例38(第9工程) 1−メチル−6−フェニル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0386】
【化109】
【0387】実施例42で得られた4−(4−メトキシ
ベンジル)−1−メチル−6−フェニル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
(94mg)、アニソール(20 μl)を25%臭化水素酸/酢酸
溶液(6.9ml) に溶解し、室温で32時間攪拌した。反応
溶媒を減圧濃縮後、残渣に酢酸エチル、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液を加え、有機層を分離した。有機層を、
水で洗浄後、乾燥、濾過し、減圧濃縮して得られた残渣
を分取用薄層クロマトグラフィ−(クロロホルム:メタ
ノール 20:1)で精製し、ジエチルエーテルで結晶
化することにより表記化合物(48.5mg)を無色針状晶とし
て得た。 融点 227〜230℃
【0388】 参考例39(第9工程)1,9−ジメチル−6−フェニル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン 参考例38と同様にして、実施例43の化合物より参考
例39の化合物を得た。これを表25に示した。
【0389】
【表25】
【0390】参考例40(第9工程) 8−クロロ−1−メチル−6−フェニル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
臭化水素酸塩
【0391】
【化110】
【0392】実施例44で得られた8−クロロ−4−
(4−メトキシベンジル)−1−メチル−6−フェニル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン(105mg) を参考例38と同様の方法に従
って反応させ、溶媒を減圧留去すると結晶が得られる。
これをジエチルエーテルで洗浄し、乾燥することによ
り、表記化合物(108.2mg) を得た。 融点 191〜192℃(分解)
【0393】参考例41(第9工程) 8−クロロ−1−メチル−6−フェニル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0394】
【化111】
【0395】参考例40で得られた8−クロロ−1−メ
チル−6−フェニル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン 臭化水素酸塩(102m
g) を参考例34に記載の抽出操作を行い、ジエチルエ
ーテルより結晶化することにより、表記化合物の結晶を
得た。 融点 140〜142℃
【0396】参考例42(第9工程) 4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル
−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ
[2,3−e]アズレン
【0397】
【化112】
【0398】実施例48で得られた4−(4−クロロフ
ェニル)−6−(4−メトキシベンジル)−2,3,9
−トリメチル−6H−5,6,7,8,9a−ペンタア
ザチエノ[2,3−e]アズレン(100mg) 及びアニソー
ル(24 μl)を25%臭化水素酸/酢酸溶液(1ml) に溶解
し、40℃で5時間攪拌した。反応液を室温に戻し、ジ
イソプロピルエーテル(30ml)を加え、反応容器に沈着し
た油状物と有機溶媒を分離した。油状物をクロロホルム
に溶かし、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順
次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過
後、濾液を減圧濃縮して得られた残渣をジエチルエーテ
ルで結晶化することにより、表記化合物(68mg)を黄色結
晶として得た。 融点 247℃1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 1.58(3H,s), 2.36(3H,s), 2.62(3H,s), 7.35(2H,d,J=8.
9Hz), 7.43(2H,d,J=8.9Hz), 7.83(1H,s)
【0399】参考例43(第9工程) 4−(4−クロロフェニル)−2−エチル−9−メチル
−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ
[2,3−e]アズレン
【0400】参考例44(第9工程) 2,9−ジメチル−4−フェニル−6H−5,6,7,
8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン
【0401】参考例45(第9工程) 2,3,9−トリメチル−4−フェニル−6H−5,
6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]ア
ズレン
【0402】参考例46(第9工程) 2−エチル−9−メチル−4−フェニル−6H−5,
6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]ア
ズレン
【0403】参考例47(第9工程) 4−(4−メトキシフェニル)−2,3,9−トリメチ
ル−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ
[2,3−e]アズレン 参考例42と同様にして、実施例49、50、51、5
2、53の化合物より参考例43、44、45、46、
47の化合物をそれぞれ得た。これを表26、27に示
した。
【0404】
【表26】
【0405】
【表27】
【0406】実施例56(第10工程の1) 6−(4−クロロフェニル)−4−(3−シアノベンジ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0407】
【化113】
【0408】参考例34で得られた6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン(20mg)をアルゴンガ
ス雰囲気下、無水N,N−ジメチルホルムアミド(0.4m
l) に溶解し、氷冷した。これに、乳鉢で粉砕した水酸
化カリウム(13mg)を一度に加え、さらに3−(クロロメ
チル)ベンゾニトリル(15.2mg)を加えて、氷冷下で10
分、室温で1時間攪拌した。反応終了後、氷冷し、5%
クエン酸水溶液及び酢酸エチルを加えて、有機層を分離
後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し
た。有機層を乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣
をジエチルエーテルにより結晶化させることにより、表
記化合物(8.4mg) を得た。 融点 140〜141℃1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.62(3H,s), 4.92-5.16(2H,m), 7.24-7.69(12H,m)
【0409】実施例57〜119(第10工程の1) 実施例56と同様にして、参考例34の化合物より以下
の実施例57〜119の化合物を得た。これらを表28
乃至表32に示した。
【0410】実施例57 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−フルオロベン
ジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0411】実施例58 6−(4−クロロフェニル)−4−(3−フルオロベン
ジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0412】実施例59 6−(4−クロロフェニル)−4−(4−フルオロベン
ジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0413】実施例60 6−(4−クロロフェニル)−4−(2,4−ジフルオ
ロベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0414】実施例61 6−(4−クロロフェニル)−4−(2,5−ジフルオ
ロベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0415】実施例62 6−(4−クロロフェニル)−4−(3,5−ジフルオ
ロベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0416】実施例63 6−(4−クロロフェニル)−4−(3,4−ジフルオ
ロベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0417】実施例64 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(2−
トリフルオロメチルベンジル)−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0418】実施例65 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(4−
トリフルオロメチルベンジル)−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0419】実施例66 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3−
トリフルオロメチルベンジル)−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0420】実施例67 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(4−
トリフルオロメトキシベンジル)−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0421】実施例68 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3−
ニトロベンジル)−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0422】実施例69 4−(2−クロロベンジル)−6−(4−クロロフェニ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0423】実施例70 4−(3−クロロベンジル)−6−(4−クロロフェニ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0424】実施例71 4−(4−クロロベンジル)−6−(4−クロロフェニ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0425】実施例72 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−シアノベンジ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0426】実施例73 6−(4−クロロフェニル)−4−(3−シアノベンジ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0427】実施例74 6−(4−クロロフェニル)−4−(4−シアノベンジ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0428】実施例75 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−メトキシベン
ジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0429】実施例76 6−(4−クロロフェニル)−4−(3−メトキシベン
ジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0430】実施例77 6−(4−クロロフェニル)−4−(4−メトキシベン
ジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0431】実施例78 6−(4−クロロフェニル)−4−(2,5−ジメトキ
シベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0432】実施例79 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3,
4,5−トリメトキシベンジル)−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0433】実施例80 4−(5−アセチル−2−メトキシベンジル)−6−
(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0434】実施例81 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3,
4−メチレンジオキシベンジル)−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0435】実施例82 4−(2−クロロ−4,5−メチレンジオキシベンジ
ル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H
−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
ズレン
【0436】実施例83 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−メトキシ−5
−ニトロベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0437】実施例84 6−(4−クロロフェニル)−4−(4−メトキシ−3
−ニトロベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0438】実施例85 4−(3−クロロ−4−メトキシベンジル)−6−(4
−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0439】実施例86 6−(4−クロロフェニル)−4−(3,5−ジクロロ
−4−メトキシベンジル)−1−メチル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0440】実施例87 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(2−
メチルベンジル)−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0441】実施例88 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3−
メチルベンジル)−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0442】実施例89 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(4−
メチルベンジル)−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0443】実施例90 4−(4−tert−ブチルベンジル)−6−(4−ク
ロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,
10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0444】実施例91 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ナフ
タレン−1−イルメチル)−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0445】実施例92 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ナフ
タレン−2−イルメチル)−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0446】実施例93 4−(4−ベンジルオキシベンジル)−6−(4−クロ
ロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0447】実施例94 4−ベンジル−6−(4−クロロフェニル)−1−メチ
ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン
【0448】実施例95 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(4−
フェニルベンジル)−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0449】実施例96 4−(4−クロロフェノキシメチル)−6−(4−クロ
ロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0450】実施例97 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリ
ジン−2−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0451】実施例98 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリ
ジン−3−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0452】実施例99 6−(4−クロロフェニル)−4−〔2−(インドール
−3−イル)エチル〕−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0453】実施例100 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−メチル−1,
3−チアゾール−4−イルメチル)−1−メチル−4H
−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
ズレン
【0454】実施例101 6−(4−クロロフェニル)−4−(5−クロロチオフ
ェン−2−イルメチル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0455】実施例102 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3,
5−ジメチルイソオキサゾール−4−イルメチル)−4
H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
アズレン
【0456】実施例103 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−フェネ
チル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
ゾ[e]アズレン
【0457】実施例104 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3−
フェニルプロピル)−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0458】実施例105 6−(4−クロロフェニル)−4−(3,3−ジフェニ
ルプロピル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0459】実施例106 6−(4−クロロフェニル)−4−シクロプロピルメチ
ル−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペン
タアザベンゾ[e]アズレン
【0460】実施例107 6−(4−クロロフェニル)−4−シクロヘキシルメチ
ル−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペン
タアザベンゾ[e]アズレン
【0461】実施例108 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−シクロヘキシ
ルエチル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0462】実施例109 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3−
フェニル−2−プロペニル)−4H−2,3,4,5,
10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0463】実施例110 4−アリル−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン
【0464】実施例111 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(2−
メチル−2−プロペニル)−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0465】実施例112 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−クロロ−2−
プロペニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0466】実施例113 4−(2−ブロモ−2−プロペニル)−6−(4−クロ
ロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0467】実施例114 6−(4−クロロフェニル)−4−(2,3−ジクロロ
−2−プロペニル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0468】実施例115 6−(4−クロロフェニル)−4−(3,4−ジベンジ
ルオキシベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0469】実施例116 4−ベンジルオキシメチル−6−(4−クロロフェニ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0470】実施例117 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3−
フェノキシプロピル)−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0471】実施例118 6−(4−クロロフェニル)−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0472】実施例119 6−(4−クロロフェニル)−4−(4−メトキシ−3
−メチルベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0473】
【表28】
【0474】
【表29】
【0475】
【表30】
【0476】
【表31】
【0477】
【表32】
【0478】実施例120(第10工程の1) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリ
ジン−4−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0479】
【化114】
【0480】参考例34で得られた6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン(783mg) をアルゴン
ガス雰囲気下、無水N,N−ジメチルホルムアミド(8m
l) に溶解し、氷冷した後、水素化ナトリウム(油性6
0%)(120mg) を加えて、氷冷下で5分間、室温で10
分間攪拌した。再び反応混合物を氷冷し、4−ピコリル
クロリド 塩酸塩(415mg) を固体のまま加え、氷冷下で
25分間攪拌した。反応終了後、氷水(50ml)及び酢酸エ
チル(40ml)を加え、有機層を分離した。有機層を水で3
回洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、濾液を
減圧濃縮して得られた油状物をジエチルエーテルで結晶
化することにより、表記化合物(760mg) を得た。 融点 223〜225℃1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.63(3H,s), 4.98-5.14(2H,m), 7.25-7.70(10H,m), 8.5
4(2H,dd,J=4.5 and 3.0Hz)
【0481】実施例121〜138(第10工程の1) 実施例120と同様にして、参考例34の化合物より実
施例121〜125の化合物を、参考例41の化合物よ
り実施例126、127の化合物を、参考例38の化合
物より実施例128、129の化合物を、参考例39の
化合物より実施例130、131、132の化合物を、
参考例36の化合物より実施例133、134の化合物
を、参考例35の化合物より実施例135、136の化
合物を、参考例37の化合物より実施例137、138
の化合物をそれぞれ得た。これらを表33、34、3
5、36に示した。
【0482】実施例121 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(4−
メチルスルホニルベンジル)−4H−2,3,4,5,
10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0483】実施例122 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(4−
ニトロベンジル)−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0484】実施例123 6−(4−クロロフェニル)−4−(2,6−ジクロロ
ピリジン−4−イルメチル)−1−メチル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0485】実施例124 6−(4−クロロフェニル)−4−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0486】実施例125 6−(4−クロロフェニル)−4−(3,5−ジニトロ
ベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0487】実施例126 8−クロロ−1−メチル−6−フェニル−4−(ピリジ
ン−4−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0488】実施例127 8−クロロ−1−メチル−6−フェニル−4−(ピリジ
ン−3−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0489】実施例128 1−メチル−6−フェニル−4−(ピリジン−3−イル
メチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン
【0490】実施例129 1−メチル−6−フェニル−4−(ピリジン−4−イル
メチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン
【0491】実施例130 1,9−ジメチル−6−フェニル−4−(ピリジン−3
−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペン
タアザベンゾ[e]アズレン
【0492】実施例131 1,9−ジメチル−6−フェニル−4−(ピリジン−4
−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペン
タアザベンゾ[e]アズレン
【0493】実施例132 4−(3−シアノベンジル)−1,9−ジメチル−6−
フェニル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン
【0494】実施例133 1−メチル−8−ニトロ−6−フェニル−4−(ピリジ
ン−3−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0495】実施例134 1−メチル−8−ニトロ−6−フェニル−4−(ピリジ
ン−4−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0496】実施例135 1−メチル−6−(4−メチルフェニル)−4−(ピリ
ジン−4−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0497】実施例136 4−(3−シアノベンジル)−1−メチル−6−(4−
メチルフェニル)−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0498】実施例137 8−クロロ−6−(2−クロロフェニル)−1−メチル
−4−(ピリジン−3−イルメチル)−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0499】実施例138 8−クロロ−6−(2−クロロフェニル)−1−メチル
−4−(ピリジン−4−イルメチル)−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0500】
【表33】
【0501】
【表34】
【0502】
【表35】
【0503】
【表36】
【0504】実施例139(第10工程の1) 4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル
−6−(ピリジン−3−イルメチル)−6H−5,6,
7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレ
【0505】
【化115】
【0506】参考例42で得られた4−(4−クロロフ
ェニル)−2,3,9−トリメチル−6H−5,6,
7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレ
ン(1g)をアルゴンガス雰囲気下、無水N,N−ジメチル
ホルムアミド(10ml)に溶解し、氷冷した後、水素化ナト
リウム(油性60%)(244mg) を加えて、氷冷下で5分
間、室温で30分間攪拌した。再び反応混合物を氷冷
し、3−ピコリルクロリド
【0507】塩酸塩(525mg) を加え、氷冷下で4時間攪
拌した。反応終了後、1%クエン酸水溶液(50ml)及び酢
酸エチル(50ml)を加え、有機層を分離した。有機層を水
で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、濾液を
減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーに供し、酢酸エチル:メタノール 95:5
で溶出した画分を濃縮して得られた固体を、酢酸エチ
ル:ジエチルエーテル1:3で結晶化することにより、
表記化合物(936mg) を無色結晶として得た。 融点 195〜196℃1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 1.53(3H,s), 2.37(3H,s), 2.62(3H,s), 5.03(2H,s), 7.
23-7.32(5H,m), 7.77(1H,m), 8.54(1H,dd,J=5.0 and 1.
7Hz), 8.70(1H,d,J=2.0Hz)
【0508】実施例140〜150(第10工程の1) 実施例139と同様にして、参考例42の化合物より実
施例140の化合物を、参考例43の化合物より実施例
141、142の化合物を、参考例44の化合物より実
施例143、144の化合物を、参考例45の化合物よ
り実施例145、146の化合物を、参考例46の化合
物より実施例147、148の化合物を、参考例47の
化合物より実施例149、150の化合物をそれぞれ得
た。これらを表37、38に示した。
【0509】実施例140 4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル
−6−(ピリジン−4−イルメチル)−6H−5,6,
7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレ
【0510】実施例141 4−(4−クロロフェニル)−2−エチル−9−メチル
−6−(ピリジン−3−イルメチル)−6H−5,6,
7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレ
【0511】実施例142 4−(4−クロロフェニル)−2−エチル−9−メチル
−6−(ピリジン−4−イルメチル)−6H−5,6,
7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレ
【0512】実施例143 2,9−ジメチル−4−フェニル−6−(ピリジン−3
−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−ペンタ
アザチエノ[2,3−e]アズレン
【0513】実施例144 2,9−ジメチル−4−フェニル−6−(ピリジン−4
−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−ペンタ
アザチエノ[2,3−e]アズレン
【0514】実施例145 2,3,9−トリメチル−4−フェニル−6−(ピリジ
ン−3−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−
ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン
【0515】実施例146 2,3,9−トリメチル−4−フェニル−6−(ピリジ
ン−4−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−
ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン
【0516】実施例147 2−エチル−9−メチル−4−フェニル−6−(ピリジ
ン−3−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−
ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン
【0517】実施例148 2−エチル−9−メチル−4−フェニル−6−(ピリジ
ン−4−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−
ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン
【0518】実施例149 4−(4−メトキシフェニル)−2,3,9−トリメチ
ル−6−(ピリジン−3−イルメチル)−6H−5,
6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]ア
ズレン
【0519】実施例150 4−(4−メトキシフェニル)−2,3,9−トリメチ
ル−6−(ピリジン−4−イルメチル)−6H−5,
6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]ア
ズレン
【0520】
【表37】
【0521】
【表38】
【0522】実施例151 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリ
ジン−3−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン 一塩酸塩一水和
【0523】
【化116】
【0524】実施例54又は98で得られた6−(4−
クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリジン−3−
イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン(501mg) をエタノール(10ml)
に懸濁させ、4N塩酸/酢酸エチル溶液(0.4ml) を加え
た。この溶液を3ml に濃縮し、析出した結晶を濾取し
た。この結晶をエタノール(10ml)に懸濁し加熱し、室温
で放置することにより表記化合物(395mg) が無色針状晶
として得られた。 融点 238〜240℃1 H NMR(300MHz,δppm, DMSO-d6) 2.49(3H,s), 4.98(1H,m), 5.08(1H,m), 7.15(1H,d,J=7.
2Hz), 7.33-7.47(5H,m),7.69(2H,m), 7.84(1H,dd,J=7.2
and 4.8Hz), 8.38(1H,d,J=7.5Hz), 8.72(1H,d,J=4.8H
z), 8.87(1H,s)
【0525】実施例152〜156 実施例151と同様にして、実施例54又は98の化合
物とp−トルエンスルホン酸一水和物より実施例152
の化合物を、メタンスルホン酸より実施例153の化合
物を、ベンゼンスルホン酸より実施例154の化合物
を、実施例126の化合物と4N塩酸/酢酸エチル溶液
より実施例155の化合物を、実施例143の化合物と
p−トルエンスルホン酸一水和物より実施例156の化
合物をそれぞれ得た。これらを表39、40に示した。
【0526】実施例152 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリ
ジン−3−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン p−トルエンス
ルホン酸塩
【0527】実施例153 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリ
ジン−3−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン 2メタンスルホ
ン酸塩
【0528】実施例154 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリ
ジン−3−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン 1.5ベンゼン
スルホン酸塩
【0529】実施例155 8−クロロ−1−メチル−6−フェニル−4−(ピリジ
ン−4−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン 塩酸塩
【0530】実施例156 2,9−ジメチル−4−フェニル−6−(ピリジン−3
−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−ペンタ
アザチエノ[2,3−e]アズレン p−トルエンスル
ホン酸塩
【0531】実施例157 8−クロロ−1−メチル−6−フェニル−4−(ピリジ
ン−4−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン p−トルエンスル
ホン酸塩
【0532】
【表39】
【0533】
【表40】
【0534】実施例158 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリ
ジン−3−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10
b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン クエン酸塩
【0535】
【化117】
【0536】実施例54又は98で得られた6−(4−
クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリジン−3−
イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン(401mg) をエタノール(20ml)
に懸濁させ、無水クエン酸(192mg) を加え加温した。こ
の溶液を10mlに濃縮し、ジエチルエーテル7ml を加え室
温で放置した。析出した結晶を濾取し、この結晶をエタ
ノール(20ml)に懸濁し加熱後、室温で放置することによ
り表記化合物を(395mg) を無色針晶として得た。 融点 208〜209℃1 H NMR(300MHz,δppm, DMSO-d6) 2.53(3H,s), 2.66(2H,d,J=15.3Hz), 2.75(2H,d,J=15.3H
z), 4.86(1H,m), 5.01(1H,m), 7.20(1H,d,J=7.8Hz), 7.
35-7.53(6H,m), 7.69-7.81(3H,m), 8.48(1H,dd,J=4.7 a
nd 1.4Hz), 8.60(1H,d,J=1.4Hz)
【0537】実施例159(第10工程の1) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(2−
ニトロベンジル)−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0538】
【化118】
【0539】参考例34で得られた6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン(217mg) をアルゴン
ガス雰囲気下、無水N,N−ジメチルホルムアミド(3m
l) に溶解し、2−ニトロベンジルブロミド(756mg) 及
び炭酸カリウム(967mg) を加えて室温で3時間攪拌し
た。反応終了後、不溶物を濾別し、濾液に酢酸エチル(5
0ml)及び水(40ml)を加えて有機層を分離した。有機層を
5%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム、水で順
次洗浄し、乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、クロロホ
ルム:アセトン 10:1で溶出した画分を濃縮して得
られた残渣をジエチルエーテルで結晶化することによ
り、表記化合物(46mg)を黄色結晶として得た。 融点 204〜205℃
【0540】実施例160(第10工程の1) 6−(4−クロロフェニル)−4−エトキシカルボニル
メチル−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン 実施例159と同様にして、参考例34の化合物より実
施例160の化合物を得た。これを表41に示した。
【0541】
【表41】
【0542】実施例161(第10工程の9) [6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン−4−イル]酢酸
【0543】
【化119】
【0544】実施例160で得られた6−(4−クロロ
フェニル)−4−エトキシカルボニルメチル−1−メチ
ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン(151mg) をエタノール(1.5ml) に溶解
し、氷冷した後、1規定水酸化ナトリウム水溶液(0.37m
l)を加えて、氷冷下で1時間、室温で2時間撹拌した。
反応液を再び氷冷し、1規定塩酸(0.2ml) を加えて、し
ばらく撹拌した。これに、酢酸エチル(10ml)及び飽和塩
化ナトリウム水溶液(5ml) を加え、有機層を分離した。
有機層をさらに飽和塩化ナトリウム水溶液で3回洗浄し
た後、乾燥、濾過した。濾液を減圧濃縮して得られた残
渣をジエチルエーテルで結晶化することにより、表記化
合物(129mg) を結晶として得た。 融点 274〜275℃
【0545】実施例162(第10工程の10) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−フェニ
ルカルバモイルメチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0546】
【化120】
【0547】実施例161で得られた[6−(4−クロ
ロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン−4−イル]酢
酸(114mg) を無水N,N−ジメチルホルムアミド(2.2m
l) に溶解し、トリエチルアミン(0.05ml)を加えた後、
ドライアイスアセトン浴にて−15℃に冷却して、クロ
ロ炭酸イソブチル(0.4ml) を1分間で加えた。−15℃
乃至−10℃の内温を保って40分間撹拌した後、アニ
リン(0.34ml)を加えた。反応内温を30分間で0℃まで
昇温させ、さらに30分間撹拌した。反応液に酢酸エチ
ル(15ml)及び水(10ml)を加え、有機層を分離した。この
有機層をさらに水洗後、乾燥、濾過し、減圧濃縮して得
られた残渣を小量のクロロホルムに溶解し、ジエチルエ
ーテルを加えて結晶化を行い、表記化合物(111mg) を結
晶として得た。 融点 249〜252℃
【0548】実施例163〜170(第10工程の1
0) 実施例162と同様の方法により、実施例161の化合
物より実施例163〜170の化合物を得た。これらを
表42に示した。
【0549】実施例163 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(4−
メチルフェニルカルバモイルメチル)−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0550】実施例164 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−メトキシフェ
ニルカルバモイルメチル)−1−メチル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0551】実施例165 6−(4−クロロフェニル)−4−(2,5−ジメトキ
シフェニルカルバモイルメチル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン
【0552】実施例166 4−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニルカルバ
モイルメチル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メ
チル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
ゾ[e]アズレン
【0553】実施例167 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ナフ
タレン−1−イルカルバモイルメチル)−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0554】実施例168 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(ピリ
ジン−3−イルカルバモイルメチル)−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0555】実施例169 6−(4−クロロフェニル)−4−(シクロヘキシルカ
ルバモイルメチル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0556】実施例170 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−n−プ
ロピルカルバモイルメチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0557】
【表42】
【0558】実施例171(第10工程の1) 4−ブロモアセチル−6−(4−クロロフェニル)−1
−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン
【0559】
【化121】
【0560】参考例34で得られた6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン(100mg) を無水ジク
ロロメタン(1ml) に溶解し、無水ピリジン(52 μl)を加
えた後、氷冷して臭化ブロモアセチル(42 μl)を加え
た。氷冷下で30分、室温で1時間半攪拌した後、反応
液に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%ク
エン酸水溶液、水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに供し、表記化合物(70mg)を
白色結晶として得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.70(3H,s), 4.23-4.42(2H,m), 7.36-7.52(5H,m), 7.62
-7.65(2H,m), 7.72-7.78(1H,m)
【0561】実施例172(第10工程の11) 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−メトキシフェ
ニルアミノアセチル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0562】
【化122】
【0563】実施例171で得られた4−ブロモアセチ
ル−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン(8mg) をエタノールに懸濁させ2−アニシジン(12.
5 μl)を加えて、80℃で3時間撹拌した。反応液を室
温に冷却し、減圧濃縮して得られた残渣に水(20ml)を加
え、酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層をさらに水洗
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減圧濃縮して
得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィーで精製す
ることにより、表記化合物(2.4mg) を油状物として得
た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.67(3H,s), 3.82(3H,s), 4.35(2H,m), 6.37(1H,m), 6.
60-6.72(3H,m), 7.29-7.43(6H,m), 7.61-7.64(3H,m)
【0564】実施例173〜176(第10工程の1
1) 実施例172と同様にして、実施例171の化合物より
実施例173〜176の化合物を得た。これらを表43
に示した。
【0565】実施例173 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−フェニ
ルアミノアセチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0566】実施例174 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(4−
メチルフェニルアミノアセチル)−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0567】実施例175 6−(4−クロロフェニル)−4−(3−フルオロフェ
ニルアミノアセチル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0568】実施例176 6−(4−クロロフェニル)−4−(2,5−ジメトキ
シフェニルアミノアセチル)−1−メチル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0569】
【表43】
【0570】実施例177(第10工程の11) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−フェニ
ルチオアセチル−4H−2,3,4,5,10b−ペン
タアザベンゾ[e]アズレン
【0571】
【化123】
【0572】実施例171で得られた4−ブロモアセチ
ル−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン(8mg) を無水ジクロロメタン(0.8ml) に溶解し、チ
オフェノール(2μl)及びトリエチルアミン(2.8μl)を加
えて室温で2時間撹拌した。反応終了後、反応液に水(2
0ml)を加え、酢酸エチル(20ml)で抽出した。有機層を5
%クエン酸水溶液、水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣を分取用
薄層クロマトグラフィーで精製することにより、表記化
合物(2.1mg) を非晶質固体として得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.69(3H,s), 3.96-4.12(2H,m), 7.03-7.76(13H,m)
【0573】実施例178(第10工程の1) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−フェニ
ルアセチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタア
ザベンゾ[e]アズレン
【0574】
【化124】
【0575】参考例34で得られた6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン(20mg)を無水ジクロ
ロメタン(0.2ml) に溶解し、ピリジン(21 μl)、4−ジ
メチルアミノピリジン(1.5mg) 及びフェニルアセチルク
ロリド(25.6 μl)を加えて氷冷下で30分、室温で16
時間撹拌した。反応終了後、水(30ml)を加え、ジクロロ
メタン(30ml)で抽出した。有機層を5%クエン酸水溶
液、水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過
後、減圧濃縮して得られた残渣を分取用薄層クロマトグ
ラフィーで精製し、ジエチルエーテルで結晶化すること
により表記化合物(6mg) を無色結晶として得た。 融点 89〜90℃
【0576】実施例179(第10工程の1) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−フェニ
ルオキザリル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
アザベンゾ[e]アズレン
【0577】実施例178と同様の方法により、参考例
34の化合物より実施例179の化合物を得た。これを
表44に示した。
【0578】
【表44】
【0579】実施例180(第10工程の4) 6−(4−クロロフェニル)−4−エトキシメチル−1
−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
ベンゾ[e]アズレン
【0580】
【化125】
【0581】参考例34で得られた6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン(84mg)をエタノール
(1ml) に溶解し、37%ホルムアルデヒド水溶液(0.12m
l)を加えて、3日間加熱還流した。反応溶媒を減圧留去
し、残渣を分取用薄層クロマトグラフィーで精製し、酢
酸エチル−ジエチルエーテルで結晶化することにより表
記化合物(70mg)を無色結晶として得た。 融点 98〜100℃
【0582】実施例181(第10工程の4) 〔6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン−4−イルメチル〕−フェニル−アミン
【0583】
【化126】
【0584】参考例34で得られた6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン(20mg)をエタノ−ル
(0.1ml) に溶解し、37%ホルムアルデヒド溶液(6μl)
及びアニリン(7.6μl)を加えて、2時間加温攪拌した。
反応液を冷却して析出した結晶を濾取することにより、
表記化合物(13.8mg)を無色結晶として得た。 融点 223〜224℃
【0585】実施例182(第10工程の5) 4−ベンジルカルバモイル−6−(4−クロロフェニ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン
【0586】
【化127】
【0587】参考例34で得られた6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン(206mg) を無水アセ
トニトリルに懸濁させ、乳鉢で粉砕した水酸化ナトリウ
ム(52mg)及びベンジルイソシアネート(100μl)を加え
て、室温で2時間、50℃で2時間撹拌した。反応終了
後、反応液を減圧濃縮し、得られた残渣に水(30ml)を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、酢酸エチル
−ジエチルエーテルで結晶化することにより表記化合物
(80mg)を得た。融点 146〜149℃
【0588】実施例183(第10工程の5) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3−
メチルフェニルカルバモイル)−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン実施例1
82と同様にして、参考例34の化合物より実施例18
3の化合物を得た。これを表45に示した。
【0589】
【表45】
【0590】実施例184(第10工程の15) 6−(4−クロロフェニル)−4−(4−ヒドロキシベ
ンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0591】
【化128】
【0592】実施例93で得られた4−(4−ベンジル
オキシベンジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−
メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
ンゾ[e]アズレン(80mg)をエタノール(1ml) に溶解
し、パラジウム黒(4mg) を加えて、3気圧の水素雰囲気
下で2日間撹拌した。触媒を濾別後、濾液を減圧濃縮し
て得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(クロ
ロホルム:メタノール20:1)で精製し、酢酸エチル
−ジエチルエーテルで結晶化することにより表記化合物
(29mg)を得た。 融点 254〜257℃
【0593】実施例185(第10工程の15) 6−(4−クロロフェニル)−4−(3,4−ジヒドロ
キシベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,
10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン 実施例184と同様にして、実施例115の化合物より
実施例185の化合物を得た。これを表46に示した。
【0594】
【表46】
【0595】実施例186(第10工程の16) 6−(4−クロロフェニル)−4−(4−エトキシベン
ジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0596】
【化129】
【0597】実施例184で得られた6−(4−クロロ
フェニル)−4−(4−ヒドロキシベンジル)−1−メ
チル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
ゾ[e]アズレン(15mg)をテトラヒドロフラン(2ml) に
溶解し、氷冷した後、ジアゾエタン溶液を加えて0℃で
一夜撹拌した。反応液を減圧濃縮して得られた残渣を分
取用薄層クロマトグラフィーで精製することにより、表
記化合物(12mg)を得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 1.40(3H,t,J=7.2Hz), 2.60(3H,s), 4.02(2H,q,J=7.2H
z), 4.88-5.03(2H,m), 6.83(2H,d,J=9.0Hz), 7.18-7.64
(10H,m)
【0598】実施例187(第10工程の2) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(4−
メチルスルホニルフェニル)ヒドロキシメチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン
【0599】
【化130】
【0600】参考例34で得られた6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン(93mg)をN,N−ジ
メチルホルムアミド(1ml) に溶解し、粉砕した水酸化カ
リウム(100mg) を加えて、乾燥空気下、室温で5分間撹
拌した。次いでp−メチルスルホニルベンジルクロリド
(68mg)を加え、室温で5分間撹拌した。反応終了後、氷
冷し、5%クエン酸水溶液及び酢酸エチルを加えて有機
層を分離後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次
洗浄した。有機層を乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られ
た残渣を分取用薄層クロマトグラフィーで精製し、酢酸
エチル−ジエチルエーテルで結晶化することにより表記
化合物(34mg)を得た。 融点 142〜144℃
【0601】実施例188(第10工程の12) 4−(4−アミノベンジル)−6−(4−クロロフェニ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン及び6−(4−クロロフ
ェニル)−4−(4−ホルミルアミノベンジル)−1−
メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
ンゾ[e]アズレン
【0602】
【化131】
【0603】実施例122で得られた6−(4−クロロ
フェニル)−1−メチル−4−(4−ニトロベンジル)
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン(680mg) をメタノール(20ml)及びギ酸(6
ml) に溶解し、パラジウム黒(68mg)を加えて、室温で1
時間撹拌した。触媒を濾別し、濾液を減圧濃縮して得ら
れた残渣を酢酸エチルに溶解し、水を加えて有機層を分
離した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で
順次洗浄し、乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供しジエチル
エーテルより晶出することで、4−(4−アミノベンジ
ル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H
−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
ズレン(120mg) (融点234〜237℃)及び6−(4
−クロロフェニル)−4−(4−ホルミルアミノベンジ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン(340mg) (融点215〜
216℃)を得た。
【0604】実施例189(第10工程の13) 4−(4−アセチルアミノベンジル)−6−(4−クロ
ロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0605】
【化132】
【0606】実施例188で得られた4−(4−アミノ
ベンジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン(12.4mg)をジクロロメタン(1ml) に溶解
し、氷冷して塩化アセチル(2.4μm)を加えて、同温で1
0分、室温で20分間撹拌した。反応終了後、ジクロロ
メタンを減圧留去して得られた残渣を酢酸エチル−ジエ
チルエーテルで結晶化することにより表記化合物(11.1m
g)を得た。 融点 245〜249℃
【0607】実施例190(第10工程の13) 6−(4−クロロフェニル)−4−(4−メチルスルホ
ニルアミノベンジル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン及び
4−〔4−ビス(メチルスルホニル)アミノベンジル〕
−6−(4−クロロフェニル)−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0608】
【化133】
【0609】実施例188で得られた4−(4−アミノ
ベンジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン(24.8mg)をジクロロメタン(2ml) に溶解
し、トリエチルアミン(30 μl)を加えた後、氷冷し、メ
タンスルホニルクロリド(7μl)を加えて氷冷下で10
分、室温で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、5%
クエン酸水溶液及び酢酸エチルを加えて、有機層を分離
し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し
た。有機層を乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣
を分取用薄層クロマトグラフィーで分離、精製した。二
つの化合物をそれぞれを酢酸エチル−ジエチルエーテル
により結晶化して、6−(4−クロロフェニル)−4−
(4−メチルスルホニルアミノベンジル)−1−メチル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン(8mg) (融点273〜275℃)及び4
−〔4−ビス(メチルスルホニル)アミノベンジル〕−
6−(4−クロロフェニル)−4H−2,3,4,5,
10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン(16mg)(融点
220〜221℃)を得た。
【0610】実施例191(第10工程の14) 6−(4−クロロフェニル)−4−(4−ジメチルアミ
ノベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン 塩酸塩
【0611】
【化134】
【0612】実施例188で得られた4−(4−アミノ
ベンジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン(124mg) をエタノ−ル(5ml) に溶解し、
25%ホルムアルデヒド水溶液(0.15ml)及びパラジウム
黒(10mg)を加え、水素雰囲気下で2日間攪拌した。触媒
を濾別し、濾液を減圧濃縮して得られた残渣を分取用薄
層クロマトグラフィ−(クロロホルム:アセトン 3:
1)で精製し、得られた固体をジエチルエーテルに溶解
し、1規定塩化水素−ジエチルエーテル溶液(0.1ml) を
加えることにより、結晶が生成した。これを濾取し、ジ
エチルエーテル洗浄することにより、表記化合物(34mg)
を得た。 融点 169〜175℃
【0613】実施例192(第10工程の6) 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−ヒドロキシ−
2−フェニルエチル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0614】
【化135】
【0615】参考例34で得られた6−(4−クロロフ
ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
−ペンタアザベンゾ[e]アズレン(103mg) をN,N−
ジメチルホルムアミド(10ml)に溶解し、氷冷して水素化
ナトリウム(油性60%)(15.9mg)を加えて、氷冷下で
5分、室温で10分間攪拌した。次いでスチレンオキシ
ド(46 μl)を加え、50℃で1時間攪拌した。室温まで
冷却し、水を加えて酢酸エチルで抽出、水洗し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥、濾過後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製することにより、表記化合物(62m
g)を不定形固体として得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.61(3H,s), 4.08(2H,m), 5.34(1H,m), 7.27-7.72(13H,
m)
【0616】実施例193(第10工程の8) 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−オキソ−2−
フェニルエチル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0617】
【化136】
【0618】実施例192で得られた6−(4−クロロ
フェニル)−4−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチ
ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
ンタアザベンゾ[e]アズレン(31mg)を無水ジクロロメ
タン(0.3ml) に溶解し、ピリジニウムジクロメート(54.
4mg)を加えて、室温で攪拌した。反応液をセライトを用
いて濾過し、水洗して無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
これを減圧濃縮して得られた残渣を分取用薄層クロマト
グラフィ−で精製することにより、表記化合物(2.0mg)
を不定形固体として得た。
【0619】1H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.63(3H,s), 5.40(2H,s), 7.28-7.67(11H,m), 8.03-8.0
7(2H,m)
【0620】実施例194(第10工程の1) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−[3−
フェニル−2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキ
シ)プロピル]−4H−2,3,4,5,10b−ペン
タアザベンゾ[e]アズレン
【0621】
【化137】
【0622】実施例56と同様の方法に従い、参考例3
4で得られた6−(4−クロロフェニル)−1−メチル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン(100mg) より、表記化合物(156mg) を得
た。但し、3−(クロロメチル)ベンゾニトリルの代わ
りに2−(1−ベンジル−2−ブロモエトキシ)テトラ
ヒドロピランを用いた。
【0623】1H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 0.96-1.66(7H,m), 2.57(3H,s), 2.88-3.47(3H,m), 3.95
-4.78(4H,m), 7.13-7.65(13H,m)
【0624】実施例195(第10工程の1) 6−(4−クロロフェニル)−4−[2−(2−メトキ
シフェニル)−2−(テトラヒドロピラン−2−イルオ
キシ)エチル]−1−メチル−4H−2,3,4,5,
10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン 実施例194と同様にして、参考例34の化合物より実
施例195の化合物を得た。これを表47に示した。
【0625】
【表47】
【0626】実施例196(第10工程の7) 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−ヒドロキシ−
3−フェニルプロピル)−1−メチル−4H−2,3,
4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0627】
【化138】
【0628】実施例194で得られた6−(4−クロロ
フェニル)−1−メチル−4−[3−フェニル−2−
(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)プロピル]−
4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン(146mg) をエタノ−ル(0.7ml) に溶解
し、ピリジニウム−p−トルエンスルホン酸(218mg) を
加えて55℃で18時間攪拌した。室温まで放冷した
後、水(30ml)を加え、酢酸エチル(30ml)で抽出した。有
機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減
圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製することにより、表記化合物(112mg) を
不定形固体として得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 2.59(3H,s) 2.73-2.88(2H,m), 3.81-3.98(2H,m), 4.44-
4.61(1H,m), 7.22-7.44(12H,m), 7.60-7.65(1H,t,J=7.5
Hz)
【0629】実施例197(第10工程の8) 6−(4−クロロフェニル)−4−(2−オキソ−3−
フェニルプロピル)−1−メチル−4H−2,3,4,
5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0630】
【化139】
【0631】実施例196で得られた6−(4−クロロ
フェニル)−4−(2−ヒドロキシ−3−フェニルプロ
ピル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
ペンタアザベンゾ[e]アズレン(89mg)を無水ジクロロ
メタン(1ml) に溶解し、ピリジニウムクロロクロメート
(130mg) を加えて、室温で12時間攪拌した。反応終了
後、反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製し、ジエチルエーテルで結晶化することにより、表記
化合物(23mg)を白色結晶として得た。 融点 81〜84℃
【0632】実施例198〜203 実施例192〜197と同様にして、参考例34の化合
物より実施例198〜203の化合物を得た。これを表
48に示した。
【0633】実施例198 6−(4−クロロフェニル)−4−〔2−(4−クロロ
フェニル)−2−オキソエチル〕−1−メチル−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン
【0634】実施例199 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−〔2−
(4−メチルフェニル)−2−オキソエチル〕−4H−
2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
レン
【0635】実施例200 6−(4−クロロフェニル)−4−〔2−(2−メトキ
シフェニル)−2−オキソエチル〕−1−メチル−4H
−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
ズレン
【0636】実施例201 6−(4−クロロフェニル)−4−〔2−(2,5−ジ
メトキシフェニル)−2−オキソエチル〕−1−メチル
−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン
【0637】実施例202 6−(4−クロロフェニル)−4−〔3−(2−メトキ
シフェニル)−2−オキソプロピル〕−1−メチル−4
H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
アズレン
【0638】実施例203 6−(4−クロロフェニル)−4−〔3−(2,5−ジ
メトキシフェニル)−2−オキソプロピル〕−1−メチ
ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン
【0639】
【表48】
【0640】参考例48(第11工程) 2−[(4−クロロフェニル)ヒドラゾノメチル]フェ
ニルアミン
【0641】
【化140】
【0642】2−アミノフェニル 4−クロロフェニル
ケトン(27.2g) をジエチレングリコール(170ml) に懸
濁し、100%ヒドラジン水和物(23ml)を加え、7時間
加熱還流した。反応液を室温まで放冷し、水(400ml) を
加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗し、硫酸ナ
トリウムで乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、得られた
固体を石油エーテル−ジエチルエーテルで結晶化させる
ことにより、表記化合物(20.25g)を得た。 融点 85〜86℃
【0643】参考例49(第12工程) 2−(4−クロロベンジル)フェニルアミン
【0644】
【化141】
【0645】水酸化カリウム(12.15g)をジエチレングリ
コール(128ml) に溶解し、溶液の温度が200℃になる
まで揮発性物質を蒸留した。この溶液を室温まで放冷
し、参考例48で得られた2−[(4−クロロフェニ
ル)ヒドラゾノメチル]フェニルアミン(20.25g)を加え
て150℃までゆっくり加熱した。ガスの発生が止まる
まで90分間同温度で加熱した後、溶液を120℃まで
冷却し、氷水に注いで酢酸エチルで抽出した。有機層を
水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾過後、減圧濃
縮して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに供し、表記化合物(17g) を油状物として得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 3.47(2H,s), 3.86(2H,s), 6.66-7.27(8H,m)
【0646】参考例50(第13工程) 酢酸[2−(4−クロロベンジル)フェニルアミノメチ
レン]ヒドラジド
【0647】
【化142】
【0648】参考例49で得られた2−(4−クロロベ
ンジル)フェニルアミン(17g) 及びトリエチルオルトホ
ルメート(27.9g) の混合物を5時間加熱還流した。反応
液を室温まで放冷し、無水エタノール(160ml) 及びアセ
トヒドラジド(11.6g) を加えて、13時間撹拌した。析
出した結晶を濾取し、ヘキサン−エタノールで洗浄、乾
燥することにより、表記化合物(25g) を無色結晶として
得た。 融点 163〜165℃
【0649】参考例51(第14工程) 4−[2−(4−クロロベンジル)フェニル]−3−メ
チル−4H−[1,2,4]トリアゾール
【0650】
【化143】
【0651】参考例50で得られた酢酸[2−(4−ク
ロロベンジル)フェニルアミノメチレン]ヒドラジド(1
1.6g) をジエチレングリコールジメチルエーテル(250m
l) に溶解し、14時間加熱還流した。室温まで放冷
し、減圧蒸留によって溶媒を留去して、得られた結晶を
濾取、ジエチルエーテルで洗浄、乾燥することによっ
て、表記化合物(6g)を無色結晶として得た。 融点137〜139℃
【0652】参考例52(第15工程) 4−クロロフェニル 2−(3−メチル−[1,2,
4]トリアゾール−4−イル)フェニル ケトン
【0653】
【化144】
【0654】参考例51で得られた4−[2−(4−ク
ロロベンジル)フェニル]−3−メチル−4H−[1,
2,4]トリアゾール(290mg) を氷酢酸(1ml) に溶解
し、氷冷下でジョーンズ試薬(1.2ml) を滴下して、4時
間加熱還流した。さらにジョーンズ試薬(0.2ml) を加え
て、2時間加熱還流した。反応終了後、5%水酸化ナト
リウム水溶液に注ぎ、クロロホルムで抽出した。有機層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減圧濃縮して得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供
すことにより、表記化合物(185mg) を結晶として得た。 融点 140〜141℃
【0655】参考例53(第16工程) 2−(3−ブロモ−5−メチル−[1,2,4]トリア
ゾール−4−イル)フェニル 4−クロロフェニル ケ
トン
【0656】
【化145】
【0657】参考例52で得られた4−クロロフェニル
2−(3−メチル−[1,2,4]トリアゾール−4
−イル)フェニル ケトン(165mg) を四塩化炭素に溶解
し、N−ブロモコハク酸イミド(110mg) を加えて、窒素
雰囲気下で3時間加熱還流した。反応終了後室温まで放
冷し、クロロホルムを加えて不溶の油状物を溶解した
後、水洗した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥、
濾過後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに供し、表記化合物(65mg)を結晶と
して得た。 融点 177〜179℃
【0658】参考例54(第17工程) 6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,
3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン
【0659】
【化146】
【0660】参考例53で得られた2−(3−ブロモ−
5−メチル−[1,2,4]トリアゾール−4−イル)
フェニル 4−クロロフェニル ケトン(1.55g) を無水
エタノール(30ml)に溶解し、硫酸ヒドラジン(1.95g) 及
び酢酸ナトリウム(2.87g) を加えて、窒素雰囲気下で1
60時間加熱還流した。反応終了後、室温まで放冷し、
減圧濃縮して得られた残渣に5%炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化
ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに供し、得られたものをジエチ
ルエーテルで結晶化することにより、表記化合物(670m
g) を針状晶として得た。 融点 231〜233℃
【0661】参考例55(第18工程) 2−[(4−クロロフェニル)カルボメトキシヒドラゾ
ノメチル]フェニルアミン
【0662】
【化147】
【0663】2−アミノフェニル 4−クロロフェニル
ケトン(25g) をエタノ−ル(300ml) に溶解し、カルバ
ジン酸メチル(19.44g)及びp−トルエンスルホン酸一水
和物(6.16g) を加えて12時間加熱還流した。反応液を
室温まで冷却し、生じた結晶を濾取し、エタノ−ルで洗
浄することにより、表記化合物(32g) を白色結晶として
得た。 融点 217〜218℃
【0664】参考例56(第19工程) 5−(4−クロロフェニル)−1,3−ジヒドロベンゾ
[e][1,2,4]トリアゼピン−2−オン
【0665】
【化148】
【0666】参考例55で得られた2−[(4−クロロ
フェニル)カルボメトキシヒドラゾノメチル]フェニル
アミン(32g) をジメチルスルホキシド(100ml) に溶解
し、180℃で1時間半加熱した。反応液を室温まで冷
却し、水(1l)に注ぎ、生じた結晶を濾取し、水で洗浄す
ることによって、表記化合物(26g) を黄色結晶として得
た。 融点 257〜259℃
【0667】参考例57(第18’工程) 5−(4−クロロフェニル)−1,3−ジヒドロベンゾ
[e][1,2,4]トリアゼピン−2−オン
【0668】
【化149】
【0669】 2−アミノフェニル 4−クロロフェニ
ル ケトン(25g)をジメチルスルホキシド(100
ml)に溶解し、カルバジン酸メチル(22.4g)を
加えて、180℃で18時間加熱攪拌した。反応液を室
温まで冷却し、水(31)に注ぎ、生じた結晶を濾取
し、水で洗浄することによって、表記化合物(24g)
を黄色結晶として得た。この化合物の融点は参考例56
と一致した。
【0670】参考例58(第20工程) 5−(4−クロロフェニル)−1−メトキシメチル−
1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼ
ピン−2−オン
【0671】
【化150】
【0672】 参考例56又は参考例57で得られた5
−(−クロロフェニル)−1,3−ジヒドロベンゾ
[e][1,2,4]トリアゼピン−2−オン(1g)
をN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)に懸濁さ
せ、水酸化カリウム(413mg)を加えて、室温で1
5分間攪拌した。この反応液にクロロメチルメチルエー
テル(419μl)を加えて、さらに室温で30分間攪
拌した。反応液を水(50ml)に注ぎ、酢酸エチルで
抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣を酢酸エチ
ル−ジエチルエーテルで結晶化することにより、表記化
合物(350mg)を黄色結晶として得た。 融点 177〜180℃
【0673】参考例59(第21工程) 3−ベンジル−5−(4−クロロフェニル)−1−メト
キシメチル−1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,
4]トリアゼピン−2−オン
【0674】
【化151】
【0675】参考例58で得られた5−(4−クロロフ
ェニル)−1−メトキシメチル−1,3−ジヒドロベン
ゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2−オン(350m
g) をジメチルスルホキシド(3.5ml) に溶解し、水素化
ナトリウム(油性60%)(53.2mg)を加えて、室温で3
0分間攪拌した。臭化ベンジル(158μl)を加えて、さら
に1時間攪拌した。反応溶液を水に注ぎ、氷酢酸で中和
して、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、濾過後、減圧濃縮してえられた残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィ−に供すことで、表記化合物
(374mg) を油状物として得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 3.47(3H,s), 4.62-5.17(4H,m), 7.04-7.57(13H,m)
【0676】参考例60(第22工程) 3−ベンジル−5−(4−クロロフェニル)−1,3−
ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2
−オン
【0677】
【化152】
【0678】参考例59で得られた3−ベンジル−5−
(4−クロロフェニル)−1−メトキシメチル−1,3
−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−
2−オン(370mg) をエタノ−ル(1ml) に溶解し、5規定
塩酸(2ml) を加えて、3時間加熱還流した。反応液を室
温まで冷却し、水を加えて酢酸エチルで抽出した。5%
炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥、濾別後、減圧濃縮して得られた
残渣をジエチルエ−テルで洗浄することにより、表記化
合物(260mg) を白色結晶として得た。 融点 200〜202℃
【0679】実施例204(第23工程) 3−ベンジル−5−(4−クロロフェニル)−1,3−
ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2
−チオン
【0680】
【化153】
【0681】参考例60で得られた3−ベンジル−5−
(4−クロロフェニル)−1,3−ジヒドロベンゾ
[e][1,2,4]トリアゼピン−2−オン(100mg)
をジエチレングリコ−ルジメチルエ−テル(2ml) に懸濁
し、五硫化二リン(74mg)及び炭酸水素ナトリウム(74mg)
を加えて100℃で22時間加熱攪拌した。さらに五硫
化二リン(64mg)を加えて、100℃で24時間加熱攪拌
した。反応液を室温まで冷却し、5%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣を分取用薄
層クロマトグラフィ−で精製することによって、表記化
合物(60mg)を黄色結晶として得た。 融点 159〜160℃
【0682】実施例205(第4工程) 3−ベンジル−5−(4−クロロフェニル)−3H−ベ
ンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2−イルヒド
ラジン
【0683】
【化154】
【0684】実施例204で得られた3−ベンジル−5
−(4−クロロフェニル)−1,3−ジヒドロベンゾ
[e][1,2,4]トリアゼピン−2−チオン(40mg)
を無水テトラヒドロフラン(0.4ml) に溶解し、100 %ヒ
ドラジン水和物(10 μl)を加えて、室温で4時間攪拌し
た。反応液の温度を40℃に上げ、さらに4時間攪拌し
た後、室温まで冷却し飽和塩化ナトリウム水溶液に注い
だ。酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥、濾別後、減圧濃縮して得られた残渣を分取用薄層ク
ロマトグラフィ−で精製することにより、表記化合物(1
7mg)を黄色粉末として得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 4.79(2H,s), 6.99-7.50(16H,m)
【0685】実施例206(第5工程) 4−ベンジル−6−(4−クロロフェニル)−1−メチ
ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
[e]アズレン
【0686】
【化155】
【0687】実施例205で得られた3−ベンジル−5
−(4−クロロフェニル)−3H−ベンゾ[e][1,
2,4]トリアゼピン−2−イルヒドラジン(14mg)をト
ルエン(1ml) に溶解し、オルト酢酸エチル(14 μl)を加
えて、2日間加熱還流した。反応液を室温まで冷却し、
水(10ml)に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和
塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥、濾別後、減圧濃縮して得られた残渣を分取用薄層
クロマトグラフィ−で精製することにより、表記化合物
(5mg) を白色結晶として得た。 融点 234〜238℃
【0688】参考例61(第26工程) 5−(4−クロロフェニル)−2−(2,2−ジメトキ
シエチルアミノ)−3−(4−メトキシベンジル)−3
H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン
【0689】
【化156】
【0690】実施例35で得られた5−(4−クロロフ
ェニル)−3−(4−メトキシベンジル)−2−メチル
チオ−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン
(300mg) を2−エトキシエタノ−ル(1ml) に溶解し、ア
ミノアセトアルデヒドジメチルアセタ−ル(85.2 μl)及
びp−トルエンスルホン酸(14mg)を加えた。反応液を3
時間かけて80℃から還流温度まで加熱し、さらに1時
間加熱還流した。反応終了後、室温まで放冷し、水(20m
l)を加えて酢酸エチル(30ml)で抽出した。有機層を水、
5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥、濾過後、減圧濃縮して得られた
残渣をn−ヘキサン:ジエチルエーテル5:1溶媒で結
晶化することにより、表記化合物(160mg) を白色結晶と
して得た。 融点 114〜115℃
【0691】実施例207(第27工程) 6−(4−クロロフェニル)−4−(4−メトキシベン
ジル)−4H−3,4,5,10b−テトラアザベンゾ
[e]アズレン
【0692】
【化157】
【0693】参考例61で得られた5−(4−クロロフ
ェニル)−2−(2,2−ジメトキシエチルアミノ)−
3−(4−メトキシベンジル)−3H−ベンゾ[e]
[1,2,4]トリアゼピン(100mg) を1規定塩酸−酢
酸溶液に溶解し、7時間加熱還流した。反応液を放冷
し、減圧濃縮して得られた残渣に水(20ml)を加えて酢酸
エチル(20ml)で抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥、濾過後、減圧濃縮して得られた残渣を分取用薄層ク
ロマトグラフィーで精製することにより、表記化合物(3
2mg)を不定形固体として得た。1 H NMR(300MHz,δppm, CDCl3) 3.79(3H,s), 4.92(2H,s), 6.83-6.87(2H,m), 6.97(1H,
d,J=1.8Hz), 7.06-7.41(9H,m), 7.51-7.57(1H,m)
【0694】(試験例)次に、本発明に係わる前記一般
式〔I〕で示されるトリアゼピン化合物の骨吸収抑制作
用について行った試験結果を示す。
【0695】試験例1 骨吸収抑制作用 骨吸収抑制作用の測定は、基本的にロイスの方法〔ジャ
ーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション
(J.Clin.Invest.)44巻、103頁〜
116頁、1965年〕によった。生後1乃至2日のI
CR系マウス新生児1匹に45Ca(カルシウムの同位元
素、CaCl2 溶液)を1.5μCi腹腔内投与し、翌
日頭頂骨を無菌的に摘出した。頭頂骨は中央縫合線に沿
って2分割し、片方を対照群、もう一方を実験群とし
た。被験化合物を0.04μM、0.2μM及び1μM
となるように加えた0.5mlのBGJb培地(Fit
ton−Jackson modification,
〔GIBCO Laboratories(米国)〕に
牛血清アルブミン1mg/mlを含む)中で37℃で2
日間前培養した後、50nM hPTH(1−34)を
含む上記培地で更に3日間培養を続けた。培養終了後、
培地中と骨中の45Caの放射活性を測定し、次式に従っ
て、骨から培地中に放出した45Caの比率(%)を求め
た。
【0696】
【数1】
【0697】同一マウスから得た骨を被験化合物を加え
ないで同様に処理したものを対照群として、更に次式に
従って対照群に対する比率(%)を求めた。
【0698】
【数2】
【0699】各群4対の骨から得られたこれらの値の平
均値を求め、その結果よりIC50値を算出し、表49に
示した。
【0700】
【表49】
【0701】試験例2 骨量減少抑制効果 卵巣摘出ラット(骨粗鬆症モデルラット)を使用し、本
発明の化合物の骨量減少抑制効果を試験した。13週齢
SD系雌性ラットをネンブタール(50mg/kg/m
l,i.p.;大日本製薬(株))麻酔下で両側卵巣摘
出手術を施す。この際、正常対照として卵巣を摘出しな
い偽手術群を設けた。施術前日にエーテル麻酔下、骨塩
定量機DCS−600R(アロカ社)で測定した各ラッ
トの腰椎(L4−5)骨密度(以下、BMDと略す)を
基に、施術翌日に各群のBMDが平均化するように群分
けした。試験化合物は0.5%ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース(以下、HPMCと略す。信越化学
(株))で懸濁し、0.3、1.0又は3.0mg/5
ml/kg(5ml/kg)を施術翌日より12週間連
日経口投与した。陽性対照として、17β−エストラジ
オール(シグマ社)を5%ベンジルアルコール、95%
コーン油に溶解し、50μg/kg(1ml/kg)を
週2回12週間皮下投与した。正常対照及び対照には
0.5%HPMCを5ml/kg、12週間連日経口投
与した。最終投与翌日にラットをエーテル麻酔下、放血
致死させ、腰椎(L4−5)を採取した。採取した腰椎
から軟組織と突起を除去後、椎体(L4−5)のBMD
を骨塩定量機DCS−600R(アロカ社)で測定し
た。結果は各群の平均値±S.E.で表し、検定は各群
間の比較を一元配置分散分析法で行った。なお、危険率
5%未満を有意とした。結果を表50に示す。
【0702】
【表50】
【0703】
【発明の効果】本発明に係わる前記一般式〔I〕で示さ
れるトリアゼピン化合物は、優れた骨吸収抑制作用を有
し、かつ低毒性である。また骨吸収抑制作用試験の結果
から、これらの化合物が、骨吸収に起因する血清カルシ
ウム量を低減させる作用を有することも明らかである。
従って、これらの化合物は、骨吸収の亢進が病態に重要
な関与をしていると考えられるペジェット病、高カルシ
ウム血症、骨粗鬆症等の疾患或は慢性関節リウマチ等の
炎症性関節疾患に伴う骨吸収の亢進(骨粗鬆化)等の病
態に対して効果的に骨吸収を抑制し、骨量の減少を防止
し、或は骨吸収の亢進に伴う血清カルシウム値の上昇等
を防止又は低下させる薬剤として使用することができ
る。
【0704】本発明に係わる前記一般式〔II’〕、〔II
I'〕又は〔IV’〕で示される化合物は、一般式〔I〕で
示されるトリアゼピン化合物を製造するための中間体と
して有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 495/04 108 C07D 495/04 108 495/14 495/14 E //(C07D 487/04 249:08 255:04) (C07D 487/04 233:88 255:04) (C07D 487/04 255:04 257:04) (C07D 495/04 255:04 333:10) (C07D 495/14 233:88 255:04 333:10) (C07D 495/14 249:08 255:04 333:10) (C07D 495/14 255:04 257:04 333:10)

Claims (32)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 〔式中、R1 は置換されてもよいアリール基又は置換さ
    れてもよいヘテロアリール基を表し;R2 は水素原子、
    水酸基、ハロゲン原子又は低級アルキル基を表し、R4
    は水素原子又はハロゲン原子を表すか、あるいはR2
    4 が一緒になってそれらが結合する炭素原子とともに
    カルボニル基を形成し;R3 は水素原子、低級アルキル
    基、低級アルコキシ基、シクロアルキル基、置換されて
    もよいアリール基、置換されてもよいヘテロアリール
    基、−CR5 =CR6 7 (R5 、R6 及びR7 は同一
    又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基
    又は置換されてもよいアリール基である。)、−OR18
    (R18は置換されてもよいアリール基である。)、 【化2】 (ここで、R8 は水素原子、低級アルキル基、シクロア
    ルキル基、置換されてもよいアリール基、アラルキル基
    又は置換されてもよいヘテロアリール基であり、R9
    びR10は同一又は異なって水素原子、低級アルキル基、
    低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ基又
    はアミノ基である。)又は−X−Y{ここで、Xは−(
    CH2 ) m −(mは1乃至4の整数である。) 、−CO
    −、−COCH2 −、−NH−、−NHCH2 −、−C
    2 NH−、−CH2 NHCO−、−OCH2 −、−
    (CH2 n O−(nは1乃至4の整数である。)又は
    −CH2 S−であり;Yはハロゲン原子、シクロアルキ
    ル基、置換されてもよいアリール基又は置換されてもよ
    いヘテロアリール基である。}を表し;環Aは次の中か
    ら選ばれる環 【化3】 {ここで、R11及びR12は同一又は異なって水素原子、
    ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、
    ハロゲン原子、低級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ
    基、低級アルキル基で置換されたアミノ基、環状アミノ
    基、水酸基、アシルオキシ基、シアノ基、カルバモイル
    基、低級アルキル基で置換されたカルバモイル基、環状
    アミノカルボニル基、カルボキシ基、低級アルコキシカ
    ルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基により置
    換されてもよい。)、低級アルケニル基、アラルキル
    基、アルキル基で置換されたアラルキル基、低級アルコ
    キシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキル基で置換さ
    れたアミノ基、環状アミノ基、水酸基、アシルオキシ
    基、シアノ基、カルバモイル基、低級アルキル基で置換
    されたカルバモイル基、環状アミノカルボニル基、カル
    ボキシ基、低級アルコキシカルボニル基又はアラルキル
    オキシカルボニル基であり、R13及びR14は、同一又は
    異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低
    級アルケニル基、低級アルキニル基、ハロアルキル基、
    低級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキル
    基で置換されたアミノ基、環状アミノ基、水酸基、アシ
    ルオキシ基、シアノ基、カルバモイル基、低級アルキル
    基で置換されたカルバモイル基、環状アミノカルボニル
    基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、アラ
    ルキルオキシカルボニル基、シクロアルキル基又は低級
    アルキルカルボニル基である。}を表し; 【化4】 (ここで、R15は低級アルキル基であり、R19は水素原
    子又は低級アルキル基である。)を表す。〕により示さ
    れるトリアゼピン化合物又はその製薬上許容される塩を
    有効成分として含有する骨粗鬆症治療薬。
  2. 【請求項2】 一般式〔I〕において環Aが 【化5】 (R11、R12、R13及びR14は請求項1に記載の通りで
    ある。)である請求項1記載の骨粗鬆症治療薬。
  3. 【請求項3】 一般式〔I〕において 【化6】 (R15は低級アルキル基である。)である請求項2記載
    の骨粗鬆症治療薬。
  4. 【請求項4】 一般式〔I〕においてR1 が置換されて
    もよいアリール基である請求項3記載の骨粗鬆症治療
    薬。
  5. 【請求項5】 一般式〔I〕においてR1 が置換されて
    もよいフェニル基である請求項4記載の骨粗鬆症治療
    薬。
  6. 【請求項6】 一般式〔I〕においてR2 及びR4 がと
    もに水素原子である請求項5記載の骨粗鬆症治療薬。
  7. 【請求項7】 6−(4−クロロフェニル)−4−(4
    −メトキシベンジル)−1−メチル−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
    −(4−クロロフェニル)−4−(3,4−ジメトキシ
    ベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10
    b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−(4−メト
    キシベンジル)−1−メチル−6−フェニル−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、4−(4−メトキシベンジル)−1,9−ジメチ
    ル−6−フェニル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、8−クロロ−4−(4
    −メトキシベンジル)−1−メチル−6−フェニル−4
    H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
    アズレン、4−(4−メトキシベンジル)−1−メチル
    −8−ニトロ−6−フェニル−4H−2,3,4,5,
    10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−(4−
    メトキシベンジル)−1−メチル−6−(4−メチルフ
    ェニル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
    ベンゾ[e]アズレン、8−クロロ−6−(2−クロロ
    フェニル)−4−(4−メトキシベンジル)−1−メチ
    ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、4−(4−クロロフェニル)−6−
    (4−メトキシベンジル)−2,3,9−トリメチル−
    6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,
    3−e]アズレン、4−(4−クロロフェニル)−2−
    エチル−6−(4−メトキシベンジル)−9−メチル−
    6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,
    3−e]アズレン、6−(4−メトキシベンジル)−
    2,9−ジメチル−4−フェニル−6H−5,6,7,
    8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン、
    6−(4−メトキシベンジル)−2,3,9−トリメチ
    ル−4−フェニル−6H−5,6,7,8,9a−ペン
    タアザチエノ[2,3−e]アズレン、2−エチル−6
    −(4−メトキシベンジル)−9−メチル−4−フェニ
    ル−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ
    [2,3−e]アズレン、6−(4−メトキシベンジ
    ル)−4−(4−メトキシフェニル)−2,3,9−ト
    リメチル−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチ
    エノ[2,3−e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
    ル)−1−メチル−4−(ピリジン−3−イルメチル)
    −4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、4−(2−クロロフェニル)−2,
    3,9−トリメチル−6−(ピリジン−4−イルメチ
    ル)−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ
    [2,3−e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)
    −4−(3−シアノベンジル)−1−メチル−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2−フルオ
    ロベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
    0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−ク
    ロロフェニル)−4−(3−フルオロベンジル)−1−
    メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
    ンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4
    −(4−フルオロベンジル)−1−メチル−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2,4−ジフ
    ルオロベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
    (4−クロロフェニル)−4−(2,5−ジフルオロベ
    ンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
    −ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロ
    フェニル)−4−(3,5−ジフルオロベンジル)−1
    −メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
    ベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−
    4−(3,4−ジフルオロベンジル)−1−メチル−4
    H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
    アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−
    4−(2−トリフルオロメチルベンジル)−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−
    (4−トリフルオロメチルベンジル)−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
    −(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3−ト
    リフルオロメチルベンジル)−4H−2,3,4,5,
    10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−
    クロロフェニル)−1−メチル−4−(4−トリフルオ
    ロメトキシベンジル)−4H−2,3,4,5,10b
    −ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロ
    フェニル)−1−メチル−4−(3−ニトロベンジル)
    −4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、4−(2−クロロベンジル)−6−
    (4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4
    −(3−クロロベンジル)−6−(4−クロロフェニ
    ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、4−(4−クロロベン
    ジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4
    H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
    アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2−シ
    アノベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,
    10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−
    クロロフェニル)−4−(4−シアノベンジル)−1−
    メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
    ンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4
    −(2−メトキシベンジル)−1−メチル−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、6−(4−クロロフェニル)−4−(3−メトキシ
    ベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10
    b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロ
    ロフェニル)−4−(4−メトキシベンジル)−1−メ
    チル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
    ゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
    (2,5−ジメトキシベンジル)−1−メチル−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−
    (3,4,5−トリメトキシベンジル)−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、4−(5−アセチル−2−メトキシベンジル)−6
    −(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−
    (3,4−メチレンジオキシベンジル)−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、4−(2−クロロ−4,5−メチレンジオキシベン
    ジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4
    H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
    アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2−メ
    トキシ−5−ニトロベンジル)−1−メチル−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、6−(4−クロロフェニル)−4−(4−メトキ
    シ−3−ニトロベンジル)−1−メチル−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、4−(3−クロロ−4−メトキシベンジル)−6−
    (4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
    −(4−クロロフェニル)−4−(3,5−ジクロロ−
    4−メトキシベンジル)−1−メチル−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
    −(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(2−メ
    チルベンジル)−4H−2,3,4,5,10b−ペン
    タアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
    ル)−1−メチル−4−(3−メチルベンジル)−4H
    −2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
    ズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4
    −(4−メチルベンジル)−4H−2,3,4,5,1
    0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−(4−t
    ert−ブチルベンジル)−6−(4−クロロフェニ
    ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
    ニル)−1−メチル−4−(ナフタレン−1−イルメチ
    ル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
    ゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−
    メチル−4−(ナフタレン−2−イルメチル)−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、4−(4−ベンジルオキシベンジル)−6−(4
    −クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−ベ
    ンジル−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4
    H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
    アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−
    4−(4−フェニルベンジル)−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−
    (4−クロロフェノキシメチル)−6−(4−クロロフ
    ェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
    −ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロ
    フェニル)−1−メチル−4−(ピリジン−2−イルメ
    チル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
    ンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1
    −メチル−4−(ピリジン−3−イルメチル)−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、6−(4−クロロフェニル)−4−〔2−(イン
    ドール−3−イル)エチル〕−1−メチル−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2−メチル−
    1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1−メチル−
    4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
    (5−クロロチオフェン−2−イルメチル)−1−メチ
    ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メ
    チル−4−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−
    イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
    アザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
    ル)−1−メチル−4−フェネチル−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
    −(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(3−フ
    ェニルプロピル)−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
    ニル)−4−(3,3−ジフェニルプロピル)−1−メ
    チル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
    ゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
    シクロプロピルメチル−1−メチル−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
    −(4−クロロフェニル)−4−シクロヘキシルメチル
    −1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
    アザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
    ル)−4−(2−シクロヘキシルエチル)−1−メチル
    −4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メ
    チル−4−(3−フェニル−2−プロペニル)−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、4−アリル−6−(4−クロロフェニル)−1−
    メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
    ンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1
    −メチル−4−(2−メチル−2−プロペニル)−4H
    −2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
    ズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−(2−クロ
    ロ−2−プロペニル)−1−メチル−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4
    −(2−ブロモ−2−プロペニル)−6−(4−クロロ
    フェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10
    b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロ
    ロフェニル)−4−(2,3−ジクロロ−2−プロペニ
    ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
    ニル)−4−(3,4−ジベンジルオキシベンジル)−
    1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタア
    ザベンゾ[e]アズレン、4−ベンジルオキシメチル−
    6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−
    (3−フェノキシプロピル)−4H−2,3,4,5,
    10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−
    クロロフェニル)−4−(3,3−ジクロロ−2−プロ
    ペニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b
    −ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロ
    フェニル)−4−(4−メトキシ−3−メチルベンジ
    ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
    ニル)−1−メチル−4−(ピリジン−4−イルメチ
    ル)−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
    ゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−
    メチル−4−(4−メチルスルホニルベンジル)−4H
    −2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
    ズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4
    −(4−ニトロベンジル)−4H−2,3,4,5,1
    0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−ク
    ロロフェニル)−4−(2,6−ジクロロピリジン−4
    −イルメチル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,
    10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−
    クロロフェニル)−4−(2,2,2−トリフルオロエ
    チル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
    ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフ
    ェニル)−4−(3,5−ジニトロベンジル)−1−メ
    チル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベン
    ゾ[e]アズレン、8−クロロ−1−メチル−6−フェ
    ニル−4−(ピリジン−4−イルメチル)−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、8−クロロ−1−メチル−6−フェニル−4−(ピ
    リジン−3−イルメチル)−4H−2,3,4,5,1
    0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、1−メチル−
    6−フェニル−4−(ピリジン−3−イルメチル)−4
    H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
    アズレン、1−メチル−6−フェニル−4−(ピリジン
    −4−イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−
    ペンタアザベンゾ[e]アズレン、1,9−ジメチル−
    6−フェニル−4−(ピリジン−3−イルメチル)−4
    H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
    アズレン、1,9−ジメチル−6−フェニル−4−(ピ
    リジン−4−イルメチル)−4H−2,3,4,5,1
    0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−(3−シ
    アノベンジル)−1,9−ジメチル−6−フェニル−4
    H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]
    アズレン、1−メチル−8−ニトロ−6−フェニル−4
    −(ピリジン−3−イルメチル)−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、1−メ
    チル−8−ニトロ−6−フェニル−4−(ピリジン−4
    −イルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペン
    タアザベンゾ[e]アズレン、1−メチル−6−(4−
    メチルフェニル)−4−(ピリジン−4−イルメチル)
    −4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、4−(3−シアノベンジル)−1−メ
    チル−6−(4−メチルフェニル)−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、8
    −クロロ−6−(2−クロロフェニル)−1−メチル−
    4−(ピリジン−3−イルメチル)−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、8
    −クロロ−6−(2−クロロフェニル)−1−メチル−
    4−(ピリジン−4−イルメチル)−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4
    −(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメチル−
    6−(ピリジン−3−イルメチル)−6H−5,6,
    7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレ
    ン、4−(4−クロロフェニル)−2,3,9−トリメ
    チル−6−(ピリジン−4−イルメチル)−6H−5,
    6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]ア
    ズレン、4−(4−クロロフェニル)−2−エチル−9
    −メチル−6−(ピリジン−3−イルメチル)−6H−
    5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−
    e]アズレン、4−(4−クロロフェニル)−2−エチ
    ル−9−メチル−6−(ピリジン−4−イルメチル)−
    6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,
    3−e]アズレン、2,9−ジメチル−4−フェニル−
    6−(ピリジン−3−イルメチル)−6H−5,6,
    7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレ
    ン、2,9−ジメチル−4−フェニル−6−(ピリジン
    −4−イルメチル)−6H−5,6,7,8,9a−ペ
    ンタアザチエノ[2,3−e]アズレン、2,3,9−
    トリメチル−4−フェニル−6−(ピリジン−3−イル
    メチル)−6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチ
    エノ[2,3−e]アズレン、2,3,9−トリメチル
    −4−フェニル−6−(ピリジン−4−イルメチル)−
    6H−5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,
    3−e]アズレン、2−エチル−9−メチル−4−フェ
    ニル−6−(ピリジン−3−イルメチル)−6H−5,
    6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]ア
    ズレン、2−エチル−9−メチル−4−フェニル−6−
    (ピリジン−4−イルメチル)−6H−5,6,7,
    8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]アズレン、
    4−(4−メトキシフェニル)−2,3,9−トリメチ
    ル−6−(ピリジン−3−イルメチル)−6H−5,
    6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−e]ア
    ズレン、4−(4−メトキシフェニル)−2,3,9−
    トリメチル−6−(ピリジン−4−イルメチル)−6H
    −5,6,7,8,9a−ペンタアザチエノ[2,3−
    e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチ
    ル−4−(2−ニトロベンジル)−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
    (4−クロロフェニル)−4−エトキシカルボニルメチ
    ル−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペン
    タアザベンゾ[e]アズレン、[6−(4−クロロフェ
    ニル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−
    ペンタアザベンゾ[e]アズレン−4−イル]酢酸、6
    −(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−フェニル
    カルバモイルメチル−4H−2,3,4,5,10b−
    ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフ
    ェニル)−1−メチル−4−(4−メチルフェニルカル
    バモイルメチル)−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
    ニル)−4−(2−メトキシフェニルカルバモイルメチ
    ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
    ニル)−4−(2,5−ジメトキシフェニルカルバモイ
    ルメチル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10
    b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−(4−クロ
    ロ−2,5−ジメトキシフェニルカルバモイルメチル)
    −6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−
    (ナフタレン−1−イルカルバモイルメチル)−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−
    (ピリジン−3−イルカルバモイルメチル)−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、6−(4−クロロフェニル)−4−(シクロヘキ
    シルカルバモイルメチル)−1−メチル−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−n
    −プロピルカルバモイルメチル−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−ブ
    ロモアセチル−6−(4−クロロフェニル)−1−メチ
    ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
    (2−メトキシフェニルアミノアセチル)−1−メチル
    −4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メ
    チル−4−フェニルアミノアセチル−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
    −(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−(4−メ
    チルフェニルアミノアセチル)−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
    (4−クロロフェニル)−4−(3−フルオロフェニル
    アミノアセチル)−1−メチル−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
    (4−クロロフェニル)−4−(2,5−ジメトキシフ
    ェニルアミノアセチル)−1−メチル−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6
    −(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−フェニル
    チオアセチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
    アザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
    ル)−1−メチル−4−フェニルアセチル−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4−フ
    ェニルオキザリル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
    ニル)−4−エトキシメチル−1−メチル−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、〔6−(4−クロロフェニル)−1−メチル−4H
    −2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]ア
    ズレン−4−イルメチル〕−フェニル−アミン、4−ベ
    ンジルカルバモイル−6−(4−クロロフェニル)−1
    −メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザ
    ベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−
    1−メチル−4−(3−メチルフェニルカルバモイル)
    −4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
    (4−ヒドロキシベンジル)−1−メチル−4H−2,
    3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレ
    ン、6−(4−クロロフェニル)−4−(3,4−ジヒ
    ドロキシベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
    (4−クロロフェニル)−4−(4−エトキシベンジ
    ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
    ニル)−1−メチル−4−(4−メチルスルホニルフェ
    ニル)ヒドロキシメチル−4H−2,3,4,5,10
    b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−(4−アミ
    ノベンジル)−6−(4−クロロフェニル)−1−メチ
    ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4−
    (4−ホルミルアミノベンジル)−1−メチル−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、4−(4−アセチルアミノベンジル)−6−(4
    −クロロフェニル)−1−メチル−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
    (4−クロロフェニル)−4−(4−メチルスルホニル
    アミノベンジル)−1−メチル−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4−
    〔4−ビス(メチルスルホニル)アミノベンジル〕−6
    −(4−クロロフェニル)−4H−2,3,4,5,1
    0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−ク
    ロロフェニル)−4−(4−ジメチルアミノベンジル)
    −1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタ
    アザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニ
    ル)−4−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)−
    1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタア
    ザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)
    −4−(2−オキソ−2−フェニルエチル)−1−メチ
    ル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−1−メ
    チル−4−[3−フェニル−2−(テトラヒドロピラン
    −2−イルオキシ)プロピル]−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
    (4−クロロフェニル)−4−[2−(2−メトキシフ
    ェニル)−2−(テトラヒドロピラン−2−イルオキ
    シ)エチル]−1−メチル−4H−2,3,4,5,1
    0b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−ク
    ロロフェニル)−4−(2−ヒドロキシ−3−フェニル
    プロピル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10
    b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロ
    ロフェニル)−4−(2−オキソ−3−フェニルプロピ
    ル)−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
    ニル)−4−〔2−(4−クロロフェニル)−2−オキ
    ソエチル〕−1−メチル−4H−2,3,4,5,10
    b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロ
    ロフェニル)−1−メチル−4−〔2−(4−メチルフ
    ェニル)−2−オキソエチル〕−4H−2,3,4,
    5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、6−
    (4−クロロフェニル)−4−〔2−(2−メトキシフ
    ェニル)−2−オキソエチル〕−1−メチル−4H−
    2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズ
    レン、6−(4−クロロフェニル)−4−〔2−(2,
    5−ジメトキシフェニル)−2−オキソエチル〕−1−
    メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベ
    ンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェニル)−4
    −〔3−(2−メトキシフェニル)−2−オキソプロピ
    ル〕−1−メチル−4H−2,3,4,5,10b−ペ
    ンタアザベンゾ[e]アズレン、6−(4−クロロフェ
    ニル)−4−〔3−(2,5−ジメトキシフェニル)−
    2−オキソプロピル〕−1−メチル−4H−2,3,
    4,5,10b−ペンタアザベンゾ[e]アズレン、4
    −ベンジル−6−(4−クロロフェニル)−1−メチル
    −4H−2,3,4,5,10b−ペンタアザベンゾ
    [e]アズレン、及び6−(4−クロロフェニル)−4
    −(4−メトキシベンジル)−4H−3,4,5,10
    b−テトラアザベンゾ[e]アズレンからなる群より選
    ばれるトリアゼピン化合物又はその製薬上許容される塩
    を有効成分として含有する請求項1記載の骨粗鬆症治療
    薬。
  8. 【請求項8】 一般式〔I’〕 【化7】 〔式中、R1 は置換されてもよいアリール基又は置換さ
    れてもよいヘテロアリール基を表し;R2 は水素原子、
    水酸基又はハロゲン原子を表し、R4 は水素原子又はハ
    ロゲン原子を表すか、あるいはR2 とR4 が一緒になっ
    てそれらが結合する炭素原子とともにカルボニル基を形
    成し;R3 は低級アルコキシ基、シクロアルキル基、置
    換されてもよいアリール基、置換されてもよいヘテロア
    リール基、−CR5 =CR6 7 (R5 、R6 及びR7
    は同一又は異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アル
    キル基又は置換されてもよいアリール基である。) 、−
    OR18(R18は置換されてもよいアリール基であ
    る。)、 【化8】 (ここで、R8 は水素原子、低級アルキル基、シクロア
    ルキル基、置換されてもよいアリール基、アラルキル基
    又は置換されてもよいヘテロアリール基であり、R9
    びR10は同一又は異なって水素原子、低級アルキル基、
    低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子、ニトロ基又
    はアミノ基であり、R20は置換されてもよいアリール
    基、アラルキル基又は置換されてもよいヘテロアリール
    基である。)又は−X−Y{ここで、Xは−(CH2
    m −(mは1乃至4の整数である。)、−CO−、−C
    OCH2 −、−NH−、−NHCH2 −、−CH2 NH
    −、−CH2 NHCO−、−OCH2 −、−(CH2
    n O−(nは1乃至4の整数である。)又は−CH2
    −であり;Yはハロゲン原子、シクロアルキル基、置換
    されてもよいアリール基又は置換されてもよいヘテロア
    リール基である。}を表し;環Aは次の中から選ばれる
    環 【化9】 {ここで、R11及びR12は同一又は異なって水素原子、
    ハロゲン原子、低級アルキル基(該低級アルキル基は、
    ハロゲン原子、低級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ
    基、低級アルキル基で置換されたアミノ基、環状アミノ
    基、水酸基、アシルオキシ基、シアノ基、カルバモイル
    基、低級アルキル基で置換されたカルバモイル基、環状
    アミノカルボニル基、カルボキシ基、低級アルコキシカ
    ルボニル基又はアラルキルオキシカルボニル基により置
    換されてもよい。)、低級アルケニル基、アラルキル
    基、アルキル基で置換されたアラルキル基、低級アルコ
    キシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキル基で置換さ
    れたアミノ基、環状アミノ基、水酸基、アシルオキシ
    基、シアノ基、カルバモイル基、低級アルキル基で置換
    されたカルバモイル基、環状アミノカルボニル基、カル
    ボキシ基、低級アルコキシカルボニル基又はアラルキル
    オキシカルボニル基であり、R13及びR14は、同一又は
    異なって水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低
    級アルケニル基、低級アルキニル基、ハロアルキル基、
    低級アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基、低級アルキル
    基で置換されたアミノ基、環状アミノ基、水酸基、アシ
    ルオキシ基、シアノ基、カルバモイル基、低級アルキル
    基で置換されたカルバモイル基、環状アミノカルボニル
    基、カルボキシ基、低級アルコキシカルボニル基、アラ
    ルキルオキシカルボニル基、シクロアルキル基又は低級
    アルキルカルボニル基である。}を表し; 【化10】 (ここで、R15は低級アルキル基であり、R19は水素原
    子又は低級アルキル基である。)を表す。〕により示さ
    れるトリアゼピン化合物又はその製薬上許容される塩。
  9. 【請求項9】 環Aが 【化11】 (R11、R12、R13及びR14は請求項8に記載の通りで
    ある。)である請求項8記載のトリアゼピン化合物又は
    その製薬上許容される塩。
  10. 【請求項10】 【化12】 (R15は低級アルキル基である。)である請求項9記載
    のトリアゼピン化合物又はその製薬上許容される塩。
  11. 【請求項11】 R1 が置換されてもよいアリール基で
    ある請求項10記載のトリアゼピン化合物又はその製薬
    上許容される塩。
  12. 【請求項12】 R1 が置換されてもよいフェニル基で
    ある請求項11記載のトリアゼピン化合物又はその製薬
    上許容される塩。
  13. 【請求項13】 R2 及びR4 がともに水素原子である
    請求項12記載のトリアゼピン化合物又はその製薬上許
    容される塩。
  14. 【請求項14】 R3 がピリジル基又は置換されてもよ
    いフェニル基である請求項13記載のトリアゼピン化合
    物又はその製薬上許容される塩。
  15. 【請求項15】 請求項7記載の化合物からなる群より
    選ばれるトリアゼピン化合物又はその製薬上許容される
    塩。
  16. 【請求項16】 一般式〔I’〕 【化13】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、環A及び 【化14】 は請求項8に記載の通りである。)により示されるトリ
    アゼピン化合物又はその製薬上許容される塩と、製薬上
    許容される担体とを含有する医薬組成物。
  17. 【請求項17】 一般式〔I’〕において環Aが 【化15】 (R11、R12、R13及びR14は請求項8に記載の通りで
    ある。)である請求項16記載の医薬組成物。
  18. 【請求項18】 一般式〔I’〕において 【化16】 (R15は低級アルキル基である。)である請求項17記
    載の医薬組成物。
  19. 【請求項19】 一般式〔I’〕においてR1 が置換さ
    れてもよいアリール基である請求項18記載の医薬組成
    物。
  20. 【請求項20】 一般式〔I’〕においてR1 が置換さ
    れてもよいフェニル基である請求項19記載の医薬組成
    物。
  21. 【請求項21】 一般式〔I’〕においてR2 及びR4
    がともに水素原子である請求項20に記載の医薬組成
    物。
  22. 【請求項22】 一般式〔I’〕においてR3 がピリジ
    ル基又は置換されてもよいフェニル基である請求項21
    記載の医薬組成物。
  23. 【請求項23】 請求項7記載の化合物からなる群より
    選ばれるトリアゼピン化合物又はその製薬上許容される
    塩と、製薬上許容される担体とを含有する医薬組成物。
  24. 【請求項24】 一般式〔II’〕 【化17】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 及び環Aは請求項8に
    記載の通りである。)により示されるトリアゼピンチオ
    ン化合物またはその塩。
  25. 【請求項25】 環Aが 【化18】 (R11、R12、R13及びR14は請求項8に記載の通りで
    ある。)であり、R1 が置換されてもよいフェニル基で
    あり、R2 及びR4 がともに水素原子である請求項24
    記載のトリアゼピンチオン化合物又はその塩。
  26. 【請求項26】 5−(4−クロロフェニル)−3−
    (3,4−ジメトキシベンジル)−1,3−ジヒドロベ
    ンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2−チオン、
    3−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1,3
    −ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−
    2−チオン、5−(4−クロロフェニル)−3−(4−
    メトキシベンジル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e]
    [1,2,4]トリアゼピン−2−チオン、7−クロロ
    −3−(4−メトキシベンジル)−5−フェニル−1,
    3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン
    −2−チオン、3−(4−メトキシベンジル)−7−ニ
    トロ−5−フェニル−1,3−ジヒドロベンゾ[e]
    [1,2,4]トリアゼピン−2−チオン、3−(4−
    メトキシベンジル)−5−(4−メチルフェニル)−
    1,3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼ
    ピン−2−チオン、7−クロロ−5−(2−クロロフェ
    ニル)−3−(4−メトキシベンジル)−1,3−ジヒ
    ドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2−チ
    オン、5−(4−クロロフェニル)−3−(ピリジン−
    3−イルメチル)−1,3−ジヒドロベンゾ[e]
    [1,2,4]トリアゼピン−2−チオン、4−(4−
    クロロフェニル)−6−(4−メトキシベンジル)−
    2,3−ジメチル−6,8−ジヒドロ−1−チア−5,
    6,8−トリアザ−アズレン−7−チオン、4−(4−
    クロロフェニル)−2−エチル−6−(4−メトキシベ
    ンジル)−6,8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8−
    トリアザ−アズレン−7−チオン、6−(4−メトキシ
    ベンジル)−2−メチル−4−フェニル−6,8−ジヒ
    ドロ−1−チア−5,6,8−トリアザ−アズレン−7
    −チオン、6−(4−メトキシベンジル)−2,3−ジ
    メチル−4−フェニル−6,8−ジヒドロ−1−チア−
    5,6,8−トリアザ−アズレン−7−チオン、2−エ
    チル−6−(4−メトキシベンジル)−4−フェニル−
    6,8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8−トリアザ−
    アズレン−7−チオン、6−(4−メトキシベンジル)
    −4−(4−メトキシフェニル)−2,3−ジメチル−
    6,8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8−トリアザ−
    アズレン−7−チオン、4−(2−クロロフェニル)−
    2,3−ジメチル−6−(ピリジン−4−イルメチル)
    −6,8−ジヒドロ−1−チア−5,6,8−トリアザ
    −アズレン−7−チオン、3−(4−メトキシベンジ
    ル)−8−メチル−5−フェニル−1,3−ジヒドロベ
    ンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2−チオン、
    及び3−ベンジル−5−(4−クロロフェニル)−1,
    3−ジヒドロベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン
    −2−チオンからなる群より選ばれる請求項25記載の
    トリアゼピンチオン化合物又はその塩。
  27. 【請求項27】 一般式〔III'〕 【化19】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 及び環Aは請求項8に
    記載の通りであり、R16は低級アルキル基を表す。)に
    より示されるアルキルチオトリアゼピン化合物又はその
    塩。
  28. 【請求項28】 環Aが 【化20】 (R11、R12、R13及びR14は請求項8に記載の通りで
    ある。)であり、R1 が置換されてもよいフェニル基で
    あり、R2 及びR4 がともに水素原子である請求項27
    に記載のアルキルチオトリアゼピン化合物又はその塩。
  29. 【請求項29】 5−(4−クロロフェニル)−3−
    (3,4−ジメトキシベンジル)−2−メチルチオ−3
    H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン、3−
    (4−メトキシベンジル)−2−メチルチオ−5−フェ
    ニル−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピ
    ン、7−クロロ−3−(4−メトキシベンジル)−2−
    メチルチオ−5−フェニル−3H−ベンゾ[e][1,
    2,4]トリアゼピン、3−(4−メトキシベンジル)
    −8−メチル−2−メチルチオ−5−フェニル−3H−
    ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン、3−(4−
    メトキシベンジル)−7−ニトロ−2−メチルチオ−5
    −フェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリア
    ゼピン、3−(4−メトキシベンジル)−5−(4−メ
    チルフェニル)−2−メチルチオ−3H−ベンゾ[e]
    [1,2,4]トリアゼピン、7−クロロ−5−(2−
    クロロフェニル)−3−(4−メトキシベンジル)−2
    −メチルチオ−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリ
    アゼピン、5−(4−クロロフェニル)−2−メチルチ
    オ−3−(ピリジン−3−イルメチル)−3H−ベンゾ
    [e][1,2,4]トリアゼピン、4−(4−クロロ
    フェニル)−6−(4−メトキシベンジル)−2,3−
    ジメチル−7−メチルチオ−6H−1−チア−5,6,
    8−トリアザアズレン、4−(4−クロロフェニル)−
    2−エチル−6−(4−メトキシベンジル)−7−メチ
    ルチオ−6H−1−チア−5,6,8−トリアザアズレ
    ン、6−(4−メトキシベンジル)−2−メチル−7−
    メチルチオ−4−フェニル−6H−1−チア−5,6,
    8−トリアザアズレン、6−(4−メトキシベンジル)
    −2,3−ジメチル−7−メチルチオ−4−フェニル−
    6H−1−チア−5,6,8−トリアザアズレン、2−
    エチル−6−(4−メトキシベンジル)−7−メチルチ
    オ−4−フェニル−6H−1−チア−5,6,8−トリ
    アザアズレン、6−(4−メトキシベンジル)−4−
    (4−メトキシフェニル)−2,3−ジメチル−7−メ
    チルチオ−6H−1−チア−5,6,8−トリアザアズ
    レン、4−(2−クロロフェニル)−2,3−ジメチル
    −7−メチルチオ−6−(ピリジン−4−イルメチル)
    −6H−1−チア−5,6,8−トリアザアズレン、及
    び5−(4−クロロフェニル)−3−(4−メトキシベ
    ンジル)−2−メチルチオ−3H−ベンゾ[e][1,
    2,4]トリアゼピンからなる群より選ばれる請求項2
    8記載のアルキルチオトリアゼピン化合物またはその
    塩。
  30. 【請求項30】 一般式〔IV’〕 【化21】 (式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R15及び環Aは請求
    項8に記載の通りである。)であるアシルヒドラゾトリ
    アゼピン化合物又はその塩。
  31. 【請求項31】 環Aが 【化22】 (R11、R12、R13及びR14は請求項8に記載の通りで
    ある。)であり、R1 が置換されてもよいフェニル基で
    あり、R2 及びR4 がともに水素原子である請求項30
    記載のアシルヒドラゾトリアゼピン化合物又はその塩。
  32. 【請求項32】 酢酸N’−[5−(4−クロロフェニ
    ル)−3−(3,4−ジメトキシベンジル)−3H−ベ
    ンゾ[e][1,2,4]トリアゼピン−2−イル]ヒ
    ドラジド、酢酸N’−[3−(4−メトキシベンジル)
    −5−フェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,4]ト
    リアゼピン−2−イル]ヒドラジド、及び酢酸N’−
    [3−(4−メトキシベンジル)−8−メチル−5−フ
    ェニル−3H−ベンゾ[e][1,2,4]トリアゼピ
    ン−2−イル]ヒドラジドからなる群より選ばれる請求
    項31記載のアシルヒドラゾトリアゼピン化合物または
    その塩。
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