JP2622477B2 - 低窒素酸化物バーナ - Google Patents
低窒素酸化物バーナInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/02—Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone
- F23D14/04—Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone induction type, e.g. Bunsen burner
- F23D14/045—Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone induction type, e.g. Bunsen burner with a plurality of burner bars assembled together, e.g. in a grid-like arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D14/00—Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
- F23D14/46—Details, e.g. noise reduction means
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D2210/00—Noise abatement
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Gas Burners (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス給湯器などの加
熱源に使用される低窒素酸化物バーナに関する。
熱源に使用される低窒素酸化物バーナに関する。
【０００２】
【従来の技術】偏平な主バーナの主火口の側方に、前記
主火口を挟んだ袖火口を形成する袖火バーナを設け、主
バーナおよび袖火バーナの何れか一方に燃料過剰の燃料
空気混合気（以下ガスリッチ混合気という）を供給し、
何れか他方に空気過剰の燃料空気混合気（以下エアリッ
チ混合気という）を供給する低窒素酸化物バーナが提案
されている。
主火口を挟んだ袖火口を形成する袖火バーナを設け、主
バーナおよび袖火バーナの何れか一方に燃料過剰の燃料
空気混合気（以下ガスリッチ混合気という）を供給し、
何れか他方に空気過剰の燃料空気混合気（以下エアリッ
チ混合気という）を供給する低窒素酸化物バーナが提案
されている。
【０００３】この低窒素酸化物バーナは、たとえば、主
バーナの空気過剰率を１．２より大きく設定し、袖火バ
ーナの空気過剰率を０．８より小さく設定すると、全体
を一定の空燃比で燃焼させた場合１２０ｐｐｍ程度の窒
素酸化物（ＮＯX ）が排出されるのに比較し、窒素酸化
物の排出量を４０〜６０ｐｐｍに低減できることが知ら
れている。
バーナの空気過剰率を１．２より大きく設定し、袖火バ
ーナの空気過剰率を０．８より小さく設定すると、全体
を一定の空燃比で燃焼させた場合１２０ｐｐｍ程度の窒
素酸化物（ＮＯX ）が排出されるのに比較し、窒素酸化
物の排出量を４０〜６０ｐｐｍに低減できることが知ら
れている。
【０００４】給湯器等では出湯条件に応じて発熱量を大
きく変化させることが必要である。袖火バーナでガスリ
ッチ混合気を燃焼させる低窒素酸化物バーナでは、袖火
バーナ内の混合気の流速が小さく、低負荷燃焼時には、
混合気の流速が火炎伝播速度より小さくなることがあ
る。
きく変化させることが必要である。袖火バーナでガスリ
ッチ混合気を燃焼させる低窒素酸化物バーナでは、袖火
バーナ内の混合気の流速が小さく、低負荷燃焼時には、
混合気の流速が火炎伝播速度より小さくなることがあ
る。
【０００５】また、袖火口バーナは通常バーナの外周に
沿って形成され細長いので、製造時の寸法のばらつき、
経時的な変形などにより袖火口の隙間が部分的に大きく
なるなどして燃焼が均一となりにくい。この結果、袖火
口の全幅に沿って均一な燃焼炎ができにくく、火炎が部
分的に袖火口から袖火バーナ内へ吸い込まれる逆火が発
生するなど、燃焼が不安定となり易い。
沿って形成され細長いので、製造時の寸法のばらつき、
経時的な変形などにより袖火口の隙間が部分的に大きく
なるなどして燃焼が均一となりにくい。この結果、袖火
口の全幅に沿って均一な燃焼炎ができにくく、火炎が部
分的に袖火口から袖火バーナ内へ吸い込まれる逆火が発
生するなど、燃焼が不安定となり易い。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】袖火バーナでの逆火が
発生し、内部に炎が吸い込まれた状態で燃焼が持続する
と、バーナを構成する部品の過熱、バーナ内部への煤の
付着、失火、騒音発生などのトラブルが生じる。この発
明の目的は、偏平な主火口の両側に袖火口を有し、主火
口にガスリッチ混合気、袖火口にエアーリッチ混合気を
供給する低窒素酸化物バーナにおいて、燃焼の安定化が
可能であり、発熱量を絞った低負荷燃焼時において、部
分的に炎が生じない部分ができたり、袖火バーナの火炎
に逆火が生じることが防止できる低窒素酸化物バーナの
提供にある。
発生し、内部に炎が吸い込まれた状態で燃焼が持続する
と、バーナを構成する部品の過熱、バーナ内部への煤の
付着、失火、騒音発生などのトラブルが生じる。この発
明の目的は、偏平な主火口の両側に袖火口を有し、主火
口にガスリッチ混合気、袖火口にエアーリッチ混合気を
供給する低窒素酸化物バーナにおいて、燃焼の安定化が
可能であり、発熱量を絞った低負荷燃焼時において、部
分的に炎が生じない部分ができたり、袖火バーナの火炎
に逆火が生じることが防止できる低窒素酸化物バーナの
提供にある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、偏平な主火口を有する主バーナと、前記主火口の両
側に袖火口を形成する袖火バーナとを備え、前記主バー
ナにおいて空気過剰の燃料空気混合気を燃焼させ、前記
袖火バーナで燃料過剰の燃料空気混合気を燃焼させる低
窒素酸化物バーナにおいて、前記袖火バーナは、前記主
火口の上方に位置する窓を形成する複数の打抜きが列設
され、前記主火口の両側に前記袖火口を複数の炎孔とす
る小孔が列設され、前記両袖火口の外側において直交的
に折り曲げた外側壁を有する板金製カバーを、前記主バ
ーナの外側面との間に燃料過剰の燃料空気混合気の流路
を存して前記主バーナに被せて形成されていることを特
徴とする。請求項２に記載の発明は、前記複数の打抜き
と前記複数の小孔とは、前記打抜きと前記小孔とが連通
した複数の連通打抜きで形成されていることを特徴とす
る。請求項３に記載の発明は、偏平な主火口を有する主
バーナと、前記主火口の両側に袖火口を形成する袖火バ
ーナとを備え、前記主バーナにおいて空気過剰の燃料空
気混合気を燃焼させ、前記袖火バーナで燃料過剰の燃料
空気混合気を燃焼させる低窒素酸化物バーナにおいて、
前記袖火バーナ、主火口および袖火口は、前記主バーナ
の短手方向に延び、長手方向に多数のスリット状の打抜
きが平行して列設され、該打抜き列の外側において直交
的に折り曲げた外側壁を有する板金製カバーを、前記主
バーナの外側面との間に燃料過剰の燃料空気混合気の流
路を存して前記主バーナに被せて形成されていることを
特徴とする。
は、偏平な主火口を有する主バーナと、前記主火口の両
側に袖火口を形成する袖火バーナとを備え、前記主バー
ナにおいて空気過剰の燃料空気混合気を燃焼させ、前記
袖火バーナで燃料過剰の燃料空気混合気を燃焼させる低
窒素酸化物バーナにおいて、前記袖火バーナは、前記主
火口の上方に位置する窓を形成する複数の打抜きが列設
され、前記主火口の両側に前記袖火口を複数の炎孔とす
る小孔が列設され、前記両袖火口の外側において直交的
に折り曲げた外側壁を有する板金製カバーを、前記主バ
ーナの外側面との間に燃料過剰の燃料空気混合気の流路
を存して前記主バーナに被せて形成されていることを特
徴とする。請求項２に記載の発明は、前記複数の打抜き
と前記複数の小孔とは、前記打抜きと前記小孔とが連通
した複数の連通打抜きで形成されていることを特徴とす
る。請求項３に記載の発明は、偏平な主火口を有する主
バーナと、前記主火口の両側に袖火口を形成する袖火バ
ーナとを備え、前記主バーナにおいて空気過剰の燃料空
気混合気を燃焼させ、前記袖火バーナで燃料過剰の燃料
空気混合気を燃焼させる低窒素酸化物バーナにおいて、
前記袖火バーナ、主火口および袖火口は、前記主バーナ
の短手方向に延び、長手方向に多数のスリット状の打抜
きが平行して列設され、該打抜き列の外側において直交
的に折り曲げた外側壁を有する板金製カバーを、前記主
バーナの外側面との間に燃料過剰の燃料空気混合気の流
路を存して前記主バーナに被せて形成されていることを
特徴とする。
【０００８】
【発明の効果】請求項１〜３の発明では、火口での不均
一燃焼、逆火の生じ易いガスリッチ燃焼の袖火バーナに
は、袖火口を多数の炎孔とする小孔が列設され、炎口の
開口面積を縮小している。このため、袖火口の面積が減
少し開放部分から噴出する噴流が増速して逆火の発生が
防止できる。この結果、バーナを構成する部品の過熱、
バーナ内部への煤の付着、失火、騒音発生などのトラブ
ルが解消できる。また、覆いは袖火バーナと一体に同時
成形でき、製造コストが低減する。特に、袖火バーナは
主バーナの両側に沿って形成され細長いので、組み付け
時の寸法のばらつき、熱による経時的な変形などによ
り、袖火口の隙間が部分的に大きくなるなどして燃焼が
均一となりにくいが、この発明では、主火口の窓とその
両側の袖火口とを一体の板金を打ち抜いて形成してい
る。この結果、組み付け時の寸法のばらつき、熱による
経時的な変形などによる袖火口の歪みが有効に防止で
き、長期間にわたって全幅に沿って均一な燃焼炎ができ
る。これにより、火炎が部分的に袖火口から袖火バーナ
内へ吸い込まれる逆火が発生するなどのトラブルの発生
が冗長的に防止でき、長期間にわたって常時安定した燃
焼が得られる。
一燃焼、逆火の生じ易いガスリッチ燃焼の袖火バーナに
は、袖火口を多数の炎孔とする小孔が列設され、炎口の
開口面積を縮小している。このため、袖火口の面積が減
少し開放部分から噴出する噴流が増速して逆火の発生が
防止できる。この結果、バーナを構成する部品の過熱、
バーナ内部への煤の付着、失火、騒音発生などのトラブ
ルが解消できる。また、覆いは袖火バーナと一体に同時
成形でき、製造コストが低減する。特に、袖火バーナは
主バーナの両側に沿って形成され細長いので、組み付け
時の寸法のばらつき、熱による経時的な変形などによ
り、袖火口の隙間が部分的に大きくなるなどして燃焼が
均一となりにくいが、この発明では、主火口の窓とその
両側の袖火口とを一体の板金を打ち抜いて形成してい
る。この結果、組み付け時の寸法のばらつき、熱による
経時的な変形などによる袖火口の歪みが有効に防止で
き、長期間にわたって全幅に沿って均一な燃焼炎ができ
る。これにより、火炎が部分的に袖火口から袖火バーナ
内へ吸い込まれる逆火が発生するなどのトラブルの発生
が冗長的に防止でき、長期間にわたって常時安定した燃
焼が得られる。
【０００９】
【実施例】図１は、この発明にかかる低窒素酸化物バー
ナ１００を図示しない枠体で固定し、所定の間隔で列設
してなる給湯器の燃焼部を示す。低窒素酸化物バーナ１
００は、上端に並設したスリット群からなる細長い主火
口１１を有し、側部に混合気の吸入口１２が設けられた
偏平な主バーナ１と、主火口１１の両側に偏平で主火口
１１の全幅にわたる袖火口２１、２１を形成するととも
に、側部に混合気の共通吸入口２２が設けられた袖火バ
ーナ２とを備える。
ナ１００を図示しない枠体で固定し、所定の間隔で列設
してなる給湯器の燃焼部を示す。低窒素酸化物バーナ１
００は、上端に並設したスリット群からなる細長い主火
口１１を有し、側部に混合気の吸入口１２が設けられた
偏平な主バーナ１と、主火口１１の両側に偏平で主火口
１１の全幅にわたる袖火口２１、２１を形成するととも
に、側部に混合気の共通吸入口２２が設けられた袖火バ
ーナ２とを備える。
【００１０】図１および図４に示す如く、主火口１１お
よび両袖火口２１、２１には、袖火バーナ２の外縁を架
橋的に延長して形成した窓３付の覆い４が蓋設されてい
る。窓３は、前記主火口１１を構成する４つのスリット
の部分集合群の上方を開放する多数の矩形窓３１と、袖
火口２１、２１のそれぞれを多数の炎口に区隔するとと
もに、該袖火口２１、２１を部分的に塞ぐスリット状の
炎口列３２、３２からなる。
よび両袖火口２１、２１には、袖火バーナ２の外縁を架
橋的に延長して形成した窓３付の覆い４が蓋設されてい
る。窓３は、前記主火口１１を構成する４つのスリット
の部分集合群の上方を開放する多数の矩形窓３１と、袖
火口２１、２１のそれぞれを多数の炎口に区隔するとと
もに、該袖火口２１、２１を部分的に塞ぐスリット状の
炎口列３２、３２からなる。
【００１１】主バーナ１は、主火口１１となる板金の中
心位置に並列されたスリット群を打ち抜くとともに、中
心線を含む直交面を対称面としてその両側を対称的に膨
出部１Ａを成形し、図２の（イ）および第３図の
（イ）、（ロ）に示す如く、該膨出部１Ａを除く前記中
心線を基準（図示上縁）にしてこれをコの字型に折り曲
げ、平板部分１Ｂを重ねてスポット溶接してなる。これ
により、上端には並列に作られたスリット群からなる前
記主火口１１が形成され、板金の膨出部１Ａにより一側
端に燃料ガスおよび一次空気の吸入口１２が設けられ、
内部には吸入口１２から主火口１１に連なる流路１３が
形成されている。なお、流路１３の上方には、入口１４
と出口１６とを有する流路１５が流路１３と同様に形成
され、出口１６は切出し開口としてある。また、平板部
分１Ｂの縁は、ガス漏れ防止のため、重ねてＵ字形に曲
げておくことが望ましい。
心位置に並列されたスリット群を打ち抜くとともに、中
心線を含む直交面を対称面としてその両側を対称的に膨
出部１Ａを成形し、図２の（イ）および第３図の
（イ）、（ロ）に示す如く、該膨出部１Ａを除く前記中
心線を基準（図示上縁）にしてこれをコの字型に折り曲
げ、平板部分１Ｂを重ねてスポット溶接してなる。これ
により、上端には並列に作られたスリット群からなる前
記主火口１１が形成され、板金の膨出部１Ａにより一側
端に燃料ガスおよび一次空気の吸入口１２が設けられ、
内部には吸入口１２から主火口１１に連なる流路１３が
形成されている。なお、流路１３の上方には、入口１４
と出口１６とを有する流路１５が流路１３と同様に形成
され、出口１６は切出し開口としてある。また、平板部
分１Ｂの縁は、ガス漏れ防止のため、重ねてＵ字形に曲
げておくことが望ましい。
【００１２】袖火バーナ２は、つぎの様に形成される。
板金の中心位置に架橋部分である覆い４を残して、前記
主火口１１に対応した多数の打ち抜き矩形窓３１を連設
する。これと同時に、矩形窓３１の両側に平行してスリ
ット状の炎口列３２、３２を設ける（図１、図４参
照）。つぎに、中心線を対称面としてその両側を対称的
に膨出部２Ａを成形する。さらに、前記膨出部２Ａを除
く部分の前記中心線を基準（図示上縁）として、コの字
型に折り曲げ、図２の（ロ）および第３図の（イ）、
（ロ）に示す如く、カバー２０を成形する。
板金の中心位置に架橋部分である覆い４を残して、前記
主火口１１に対応した多数の打ち抜き矩形窓３１を連設
する。これと同時に、矩形窓３１の両側に平行してスリ
ット状の炎口列３２、３２を設ける（図１、図４参
照）。つぎに、中心線を対称面としてその両側を対称的
に膨出部２Ａを成形する。さらに、前記膨出部２Ａを除
く部分の前記中心線を基準（図示上縁）として、コの字
型に折り曲げ、図２の（ロ）および第３図の（イ）、
（ロ）に示す如く、カバー２０を成形する。
【００１３】つぎに図１および図２の（ロ）および第３
図の（イ）、（ロ）に示す如く、カバー２０を主バーナ
１に被せ、カバー２０の平板部分２Ｂを前記主バーナ１
の平板部分１Ｂに重ねて、スポット溶接する。主バーナ
１と同様に、平板部分２Ｂの縁は、ガス漏れ防止のた
め、重ねてＵ字形に曲げておくことが望ましい。
図の（イ）、（ロ）に示す如く、カバー２０を主バーナ
１に被せ、カバー２０の平板部分２Ｂを前記主バーナ１
の平板部分１Ｂに重ねて、スポット溶接する。主バーナ
１と同様に、平板部分２Ｂの縁は、ガス漏れ防止のた
め、重ねてＵ字形に曲げておくことが望ましい。
【００１４】膨出部２Ａは、前記主バーナ１の主火口１
１、吸入口１２、および流路１３、１５を包むととも
に、前記袖火口２１、２１、燃料ガスおよび一次空気の
共通吸入口２２、および共通吸入口２２から袖火口２
１、２１に連なる流路２３を形成する。スリット状の炎
口列３２、３２は、袖火口２１、２１を多数の炎口に区
隔するとともに袖火口２１、２１を部分的に塞ぎ、その
開口面積を絞る。この炎口列３２、３２は、各スリット
の幅が０．５ｍｍ以下、長さが３〜４ｍｍに設定され、
固体壁の消炎作用により火炎の内部への伝播が阻止され
ている。
１、吸入口１２、および流路１３、１５を包むととも
に、前記袖火口２１、２１、燃料ガスおよび一次空気の
共通吸入口２２、および共通吸入口２２から袖火口２
１、２１に連なる流路２３を形成する。スリット状の炎
口列３２、３２は、袖火口２１、２１を多数の炎口に区
隔するとともに袖火口２１、２１を部分的に塞ぎ、その
開口面積を絞る。この炎口列３２、３２は、各スリット
の幅が０．５ｍｍ以下、長さが３〜４ｍｍに設定され、
固体壁の消炎作用により火炎の内部への伝播が阻止され
ている。
【００１５】図５は給湯器を示し、低窒化酸化物バーナ
１００群の主バーナ１の吸入口１２列および袖火バーナ
２の共通吸入口２２列に対応して、燃料ガス供給管５お
よび６が並設されている。各供給管５および６にはノズ
ル５１および６１が列設されるとともに、燃料ガスの流
量を制御する比例弁５２および６２が設けられている。
ノズル５１から噴出された燃料ガスは、一次空気を巻き
込み吸入口１２から流路１３に流れ、図４に示す如く主
火口１１で燃焼する。ノズル６１から噴射された燃料ガ
スは、一次空気を巻き込み共通吸入口２２から流路２３
に流れ、炎口列３２、３２で燃焼する。
１００群の主バーナ１の吸入口１２列および袖火バーナ
２の共通吸入口２２列に対応して、燃料ガス供給管５お
よび６が並設されている。各供給管５および６にはノズ
ル５１および６１が列設されるとともに、燃料ガスの流
量を制御する比例弁５２および６２が設けられている。
ノズル５１から噴出された燃料ガスは、一次空気を巻き
込み吸入口１２から流路１３に流れ、図４に示す如く主
火口１１で燃焼する。ノズル６１から噴射された燃料ガ
スは、一次空気を巻き込み共通吸入口２２から流路２３
に流れ、炎口列３２、３２で燃焼する。
【００１６】主バーナ１の燃焼条件としての空気過剰率
は、たとえば１．４の希薄空燃比となるように設定さ
れ、袖火バーナ２での空気過剰率は０．５以下に燃料リ
ッチな空燃比に設定される。これにより、全体を空気過
剰率１の理論空燃比で燃焼したとき発生する１２０ｐｐ
ｍのＮＯX 排出量が４０〜６０ｐｐｍに低減できる。
は、たとえば１．４の希薄空燃比となるように設定さ
れ、袖火バーナ２での空気過剰率は０．５以下に燃料リ
ッチな空燃比に設定される。これにより、全体を空気過
剰率１の理論空燃比で燃焼したとき発生する１２０ｐｐ
ｍのＮＯX 排出量が４０〜６０ｐｐｍに低減できる。
【００１７】給湯器の給湯温度の設定に対応して、最大
３万キロカロリーから最低３千キロカロリーまで燃焼量
が増減される。この燃焼負荷の低減により、主バーナ１
および袖火バーナ２内の混合気に流速は低下してゆく。
この場合、主火口１１での混合気の流速は最低負荷時に
おいても火炎伝播速度以上維持するように設定されてい
るが、袖火口２１における混合気の流速は火炎伝播速度
以下となってしまうことがある。しかるにこの発明で
は、袖火口２１は覆い４により開口度合いが逆火しない
程度に絞られているため、流速は火炎伝播速度以上に維
持され、火炎はスリット状の袖火口２１からバーナ内部
に侵入し、奥に火炎が伝播することは阻止される。
３万キロカロリーから最低３千キロカロリーまで燃焼量
が増減される。この燃焼負荷の低減により、主バーナ１
および袖火バーナ２内の混合気に流速は低下してゆく。
この場合、主火口１１での混合気の流速は最低負荷時に
おいても火炎伝播速度以上維持するように設定されてい
るが、袖火口２１における混合気の流速は火炎伝播速度
以下となってしまうことがある。しかるにこの発明で
は、袖火口２１は覆い４により開口度合いが逆火しない
程度に絞られているため、流速は火炎伝播速度以上に維
持され、火炎はスリット状の袖火口２１からバーナ内部
に侵入し、奥に火炎が伝播することは阻止される。
【００１８】図６の（イ）および（ロ）は第２実施例を
示す。この実施例では、第１実施例の窓３付の覆い４の
代わりに、多数の架橋７により袖火バーナ２の袖火口２
１、２１を多数の炎口列３２に区隔するとともに、袖火
口２１、２１を部分的に塞いでいる。この架橋７の数お
よび幅は、各袖火口２１を逆火しないような開口度に塞
ぐとともに、等間隔に５か所以上の炎口列３２を分散し
て形成するよう設定することが望ましい。
示す。この実施例では、第１実施例の窓３付の覆い４の
代わりに、多数の架橋７により袖火バーナ２の袖火口２
１、２１を多数の炎口列３２に区隔するとともに、袖火
口２１、２１を部分的に塞いでいる。この架橋７の数お
よび幅は、各袖火口２１を逆火しないような開口度に塞
ぐとともに、等間隔に５か所以上の炎口列３２を分散し
て形成するよう設定することが望ましい。
【００１９】図７の（イ）および（ロ）は第３実施例を
示す。この実施例では、第１実施例の窓３付の覆い４に
おける窓３を、主バーナ１の主火口１１を構成するスリ
ットに対応した位置に両袖火口２１、２１を含む幅の広
いスリット８を設けることにより形成している。これら
第２、第３実施例においても、第１実施例と同様の効果
が得られる。なお、低窒素酸化物バーナ１００の構造と
して、流路１５を主火口１１に連なり、流路１３を袖火
口２１に連なる様にしてもよい。（即ち流路１５と１３
とを逆にしてもよい。）また、出口１６を有した流路
は、その部分を切取り部としても良い。
示す。この実施例では、第１実施例の窓３付の覆い４に
おける窓３を、主バーナ１の主火口１１を構成するスリ
ットに対応した位置に両袖火口２１、２１を含む幅の広
いスリット８を設けることにより形成している。これら
第２、第３実施例においても、第１実施例と同様の効果
が得られる。なお、低窒素酸化物バーナ１００の構造と
して、流路１５を主火口１１に連なり、流路１３を袖火
口２１に連なる様にしてもよい。（即ち流路１５と１３
とを逆にしてもよい。）また、出口１６を有した流路
は、その部分を切取り部としても良い。
【図１】本発明の低窒素酸化物バーナを用いたガス給湯
器の燃焼部の斜視図である。
器の燃焼部の斜視図である。
【図２】主バーナおよびカバーの側面図である。
【図３】主バーナおよびカバーの断面図である。
【図４】第１実施例の低窒素酸化物バーナの断面図およ
び平面図である。
び平面図である。
【図５】低窒素酸化物バーナを装着したガス給湯器の概
略図である。
略図である。
【図６】第２実施例の低窒素酸化物バーナの断面図およ
び平面図である。
び平面図である。
【図７】第３実施例の低窒素酸化物バーナの断面図およ
び平面図である。
び平面図である。
１ 主バーナ ２ 袖火バーナ ３ 窓 ４ 覆い ５ 主バーナの燃料ガス供給管 ６ 袖火バーナの燃料ガス供給管 １１ 主火口 ２０ カバー ２１ 袖火口 ３２ 炎口列（炎口） １００ 低窒化酸化物バーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 和男 名古屋市中川区福住町２番26号 リンナ イ株式会社内 (56)参考文献 特開 平４−151412（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−63914（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−73713（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭59−16655（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (3)
- 【請求項１】 偏平な主火口を有する主バーナと、前記
主火口の両側に袖火口を形成する袖火バーナとを備え、
前記主バーナにおいて空気過剰の燃料空気混合気を燃焼
させ、前記袖火バーナで燃料過剰の燃料空気混合気を燃
焼させる低窒素酸化物バーナにおいて、前記袖火バーナは、前記主火口の上方に位置する窓を形
成する複数の打抜きが列設され、前記主火口の両側に前
記袖火口を複数の炎孔とする小孔が列設され、前記両袖
火口の外側において直交的に折り曲げた外側壁を有する
板金製カバーを、前記主バーナの外側面との間に燃料過
剰の燃料空気混合気の流路を存して前記主バーナに被せ
て形成されていることを 特徴とする低窒素酸化物バー
ナ。 - 【請求項２】 請求項１において、前記複数の打抜きと
前記複数の小孔とは、前記打抜きと前記小孔とが連通し
た複数の連通打抜きで形成されていることを特徴とする
低窒素酸化物バーナ。 - 【請求項３】 偏平な主火口を有する主バーナと、前記
主火口の両側に袖火口を形成する袖火バーナとを備え、
前記主バーナにおいて空気過剰の燃料空気混合気を燃焼
させ、前記袖火バーナで燃料過剰の燃料空気混合気を燃
焼させる低窒素酸化物バーナにおいて、前記袖火バーナ、主火口および袖火口は、前記主バーナ
の短手方向に延び、長手方向に多数のスリット状の打抜
きが平行して列設され、該打抜き列の外側において直交
的に折り曲げた外側壁を有する板金製カバーを、前記主
バーナの外側面との間に燃料過剰の燃料空気混合気の流
路を存して前記主バーナに被せて形成されていることを
特徴とする低窒素酸化物バーナ。
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|---|---|---|---|
| JP4243889A JP2622477B2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 低窒素酸化物バーナ |
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| AU46239/93A AU666034B2 (en) | 1992-09-11 | 1993-09-08 | A porous gas burner for a water heater and a method of making thereof |
| US08/118,626 US5525054A (en) | 1992-09-11 | 1993-09-10 | Burner device and a method of making the same |
| DE69315152T DE69315152T2 (de) | 1992-09-11 | 1993-09-13 | Brennereinrichtung und Verfahren zu deren Herstellung |
| EP93307201A EP0587456B1 (en) | 1992-09-11 | 1993-09-13 | A burner device and the method of making the same |
| US08/477,885 US5661905A (en) | 1992-09-11 | 1995-06-07 | Method of making a burner device |
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|---|---|
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-
1993
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| JPH0694222A (ja) | 1994-04-05 |
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