JP2621233B2 - デジタルオーディオテープレコーダ - Google Patents

デジタルオーディオテープレコーダ

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JP2621233B2
JP2621233B2 JP25497987A JP25497987A JP2621233B2 JP 2621233 B2 JP2621233 B2 JP 2621233B2 JP 25497987 A JP25497987 A JP 25497987A JP 25497987 A JP25497987 A JP 25497987A JP 2621233 B2 JP2621233 B2 JP 2621233B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はサブコード記録領域にキャラクタデータが記
録された磁気テープを再生するデジタルオーディオテー
プレコーダの選曲制御に関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
近年、開発が進められている回転ヘッド型のDAT(デ
ジタルオーディオテープレコーダ)には、PCM化した音
声信号を記録する領域の他に、サブコードを記録する領
域が設けられている。このサブコードとしては各曲ごと
の経過時間や、テープ始端からの絶対時間等の種々の情
報が定められている。
また、このサブコード記録領域に曲名等のキャラクタ
(文字)データを記録させ、このキャラクタデータによ
るサーチ(選曲)を行なうことが考えられている。すな
わち、入力した文字の頭の所定文字、例えば5文字をサ
ーチコードに、また頭の5文字を含めた入力文字(例え
ば最大33文字まで)をテキストコードに設定する。そし
て、各曲の先頭部に例えば265フレームにわたって同一
のサーチコードを連続して記録させ、その前あるいは後
の例えば35フレームにわたってテキストコードを複数回
ずつ記録させる。しかして、上記サーチコードは265フ
レームにわたって同一のものが多重記録されているた
め、100倍速等の高速再生を行ってもいずれかのトラッ
クを確実に再生することができ、この高速再生時に入力
文字との一致比較をすることにより容易に選曲を行なう
ことが可能となる。また、通常の再生スピードである定
速再生時には上記テキストコードを読取って、曲名等の
キャラクタ表示を行なうことが可能となる。
しかしながら、上記のサーチ制御では、高速再生によ
りサーチコードを読取って入力文字との一致比較を行な
うため、サーチコードとして含まれる5文字でしかサー
チが行なえないことになる。
従って、頭の5文字が同じ曲名の曲が複数曲記録され
ている場合には、所望する曲とは異なる曲が再生される
場合が起こり得るという不都合がある。
〔発明の目的〕
本発明は上記の不都合を解消すべくなされたものであ
り、サーチコードとして含まれる文字数以上の文字によ
ってサーチを行なうことのできるデジタルオーディオテ
ープレコーダを提供することを目的とする。
〔発明の要点〕
本発明は、高速再生により、先ずサーチコードを読取
って入力文字との一致比較を行い、次いで一致検出され
た曲のテキストコードを定速再生によって読取り、入力
文字との一致比較を行なう構成としたものである。
〔実施例〕
〈実施例の構成〉 第1図は本発明のDATの内部構成要素をブロック化し
て示す図であり、ここでは回転ヘッド型のDAT(R−DA
T)を例にとって示している。
第1図中、11は磁気テープ12に対して記録・再生を行
う2個の回転ヘッド13a及び13bを設けてなる回転ドラム
であり、この回転ドラム11には記録・再生時に磁気テー
プ12が90゜の角度にわたって斜めに巻付けられる。ま
た、14は記録すべき音声信号が印加される入力端子であ
り、15は入力端子14より印加された音声信号を例えば48
KHzのサンプリング周波数でサンプリングし、16ビット
のデジタル値に変換するA/D変換器である。16はデジタ
ル値に変換された音声信号をPCMオーディオデータ用記
憶回路17にインタリーブ処理を施しながら一旦書込み、
誤り訂正符号を付加した後、時間軸を圧縮して読出し出
力する信号処理回路、18は信号処理回路16より出力され
るPCM音声信号とサブコード処理回路19より出力される
サブコードとを夫々の記録領域のタイミングで合成して
出力するフレーム合成回路である。20はフレーム合成回
路18より出力される記録信号に磁気記録に適した変調を
施す変調回路、21は変調された信号を増幅して回転ヘッ
ド13a及び13bに与える記録増幅器である。
また、22は回転ヘッド13a及び13bで読取った再生信号
を増幅する再生増幅器、23は再生増幅器22で増幅された
再生信号を復調する復調回路、24は復調された再生信号
をPCM音声記録領域とサブコード記録領域のデータに分
解して出力するフレーム分解回路である。このフレーム
分解回路24から出力されるPCM音声信号は信号処理回路1
6に送出され、PCMオーディオデータ用記憶回路17に一旦
書込まれ、誤り訂正処理が施された後、デ・インタリー
ブ処理及び時間軸伸長処理が施されてD/A変換器25に与
えられる。このD/A変換器25はPCM化された音声信号をア
ナログ量の音声信号に復元するもので、このアナログ音
声信号は増幅器26で増幅された後、スピーカ27により放
音される。
一方、上記サブコード処理回路19は記録時にはサブコ
ードデータ用記録回路28とサブコードID用記録回路29の
記憶内容よりサブコード記録領域に記録すべきデータフ
ォーマットを作成してフレーム合成回路18に出力すると
共に、再生時にはフレーム分解回路24より出力される再
生信号中のサブコードを上記記憶回路28及び29に一旦記
憶させ、必要とするデータを制御回路30に出力するもの
である。この制御回路30はシステム全体の制御を司るも
ので、制御用記憶回路31とデータの授受を行なうと共
に、表示データを表示駆動回路32を介して表示装置33に
送出し種々の表示を行なわせる。また、34は記録時に記
録信号中の無音期間を検出し無音期間検出信号を制御回
路30に出力する無音期間検出回路、35は制御回路30の制
御の下に制御され、ドラムモータ、キャプスタンモータ
等の各種機構系を含む機構部、36は〔再生〕キー、〔停
止〕キー、〔記録〕キー、〔ポーズ〕キー、〔スペー
ス〕キー、〔文字〕キー、〔改行〕キー、〔カーソル〕
キー、〔早送り〕キー、〔巻戻し〕キー、〔サーチ〕キ
ー、及びアフレコモード指定スイッチ等を含む各種のキ
ーを有してなるキー入力部である。
第2図は上記制御用記憶回路31内に設定されるレジス
タ及びカウンタの一部を示す表である。すなわち、制御
用記憶回路31には、アフレコ動作時に用いられるフレー
ムカウンタFが10ビット、パックアドレスカウンタPAが
3ビット、ナンバカウンタNが3ビットとして設けら
れ、サーチ動作時に用いられる文字コードレジスタD1〜
D5が夫々8ビット、入力文字レジスタK1〜K34が夫々5
ビットとして設けられる他、表示レジスタ、演算用レジ
スタ等各種レジスタが構成される。
また第3図は、制御回路30内に設けられるサーチ用の
回路である。同図において、37及び38は8ビットのラッ
チ、39はラッチ37と38のデータの一致検出を行なう一致
検出回路、40は5ビット分の容量をもつシフトレジス
タ、41はシフトレジスタ40の各ビット内容を判定するた
めのアンド回路である。
第4図は磁気テープ12上に記録されるトラック状態を
示すもので、磁気テープ12上には同図に示す如く所定の
傾斜角(約6度)をもつ記録トラックが2個の回転ヘッ
ド13a及び13bにより交互に順次記録されていく。この記
録トラックは第5図に示す如く、中央の部分に128ブロ
ック分のPCM音声記録領域、その両端にはそれぞれ8ブ
ロック分のサブコード記録領域(SUB−1、SUB−2)が
形成される。上記PCM音声記録領域には音声信号をPCM
(パルス符号変調)して誤り訂正符号を付加したデータ
が記録され、また、サブコード記録領域には第6図に示
す如く、シンクコード(8ビット)、サブコードIDから
なるW1(8ビット)、サブコードID及びブロックアドレ
スからなるW2(8ビット)W1とW2に対するバリティ(8
ビット)、及びサブコードデータ(256ビット)を1ブ
ロックとするサブコードブロックがそれぞれ8ブロック
ずつ記録される。
上記サブコードID(8ビット)と、ブロックアドレス
及びサブコードID(8ビット)は、2ブロックを1単位
として、第7図に示す如く構成される。即ち、偶数番ブ
ロックのサブコードIDは、上位4ビットがコントロール
ID、下位4ビットがデータIDとして用いられ、奇数番ブ
ロックのサブコードIDは、上位4ビットがPNO・ID
(2)、下位4ビットがPNO・ID(3)として用いられ
る。又、ブロックアドレス及びサブコードIDの部分につ
いては、最上位ビットが“1"に規定されており、偶数番
ブロックの上位側3ビットがフォーマットID、下位4ビ
ットがブロックアドレス、奇数番ブロックの上位側3ビ
ットがPNO・ID(1)、下位4ビットがブロックアドレ
スとして用いられる。又、上記コントロールIDの4ビッ
ト中の下位より3ビット目には、第8図に示す如く、頭
出し用の制御信号となるスタートID、即ちS−IDが設け
られ、各曲の先頭部の約300フレーム(約9秒間)に亙
って“1"が記録される。又、上記PNO・ID(1)〜PNO・
ID(3)には各曲の絶対曲番(001〜799)が記録され
る。
このサブコードブロック内のサブコードデータ(256
ビット)は、第9図に示すような1パック64ビットのパ
ックデータ4個からなり、第7図に示す如く1バイト8
ビットのPC1〜PC8のうちPC1の上位4ビットは当該パッ
クデータのデータ内容を識別するアイテムとして、PC8
はPC1からPC7のデータのパリティとして割り当てられて
いる。上記アイテム(4ビット)としては第10図に示す
如く「0000」は情報なし、「0001」は各プログラム
(曲)の記録時間、「0010」はテープ始端からの絶対的
な記録時間を示し、本実施例では「1000」をキャラクタ
データに割り当てるものとする。そして、パックデータ
をキャラクタデータとする場合のパックフォーマットは
第11図に示す如くとする。すなわち、PC1の上位4ビッ
トはアイテム「1000」、次の4ビット目はキャラクタデ
ータをサーチコードとして用いる場合は“1"として、ま
たテキストコードとして用いる場合は“0"として規定さ
れる「S」フラッグ、下位3ビットはキャラクタデータ
の内容を示す「SORT」(例えば曲名、歌詞等)となって
おり、PC2はMSBが同一フレーム内にサーチコードとテキ
ストコードを記録する場合に“1"、同一フレーム内にサ
ーチコードとテキストコードのいずれか一方のみを記録
する場合に“0"となる「W」フラッグ、次の5ビット目
から7ビット目がキャラクタデータとしてASCIIコー
ド、JISコード等のコードフォーマットを示す「FMT」、
下位4ビットがパックのアドレスを示す「ADR」となっ
ており、PC3〜PC7が各バイト1文字で計5文字分のキャ
ラクタデータ、PC8は上記PC1〜PC7に対するパリティと
なっている。しかして、このようなパックデータがサブ
コードブロック内に4個割り当てられ、1トラックで64
パック、1フレーム(2トラック)で128パック記録さ
れる(内16パック分は誤り訂正符号)。
〈実施例の動作〉 次に上記実施例の動作を説明する。
通常時はアフレコモードスイッチをオフとして、「記
録」キーを操作することにより、入力端子14より印加さ
れた音声信号がPCM化されて磁気テープ12上のPCM音声記
録領域に記録されていく。この場合、無音期間検出回路
34では記録信号中の無音期間を検出しており、フルスケ
ールレベルより例えば、−42dB以下の無音期間を4秒以
上検出すると無音期間検出信号を制御回路30に出力す
る。制御回路30はこの検出信号の立下りを曲の先頭と判
定してサブコード処理回路19に制御信号を送出する。サ
ブコード処理回路19はサブコードID用記憶回路29に頭出
し用のID(スターID)として“1"を記憶させると共に曲
番号PNOを更新しながら記憶させ、またアイテム「000
1」〜「0010」の各時間データを制御回路30の制御によ
りサブコードデータ用記憶回路28に上述したパックフォ
ーマットのデータとして記憶させている。そして、サブ
コード記憶領域のタイミングで各記憶回路28及び29より
データを読出してサブコードブロックのデータを生成し
てフレーム合成回路18に与えることにより、磁気テープ
12上には第5図に示したトラックフォーマットでPCM音
声信号がPCM音声記録領域に、またサブコードがサブコ
ード記録領域にそれぞれ記録されていく。
また、「再生」キーを操作することにより、磁気テー
プ12上に記録されたデータは回転ヘッド13a及び13bによ
り再生され、音声信号は元のアナログ信号に復元されて
スピーカ27より放音される。また、サブコード記録領域
に記録されたサブコードはフレーム分解回路24で分解さ
れて、サブコード処理回路19に送られる。サブコード処
理回路19は入力した再生サブコード中のサブコードデー
タをサブコードデータ用記憶回路28に順次記憶させると
共に必要とするアイテムのサブコードデータを読出して
制御回路30に与え、制御回路30は例えばアイテム「000
1」のプログラム時間のデータを表示駆動回路32を介し
て表示装置33に与え、プログラム時間の表示が行なわれ
る。
〈キャラクタアフレコ動作〉 次にサブコードとしてキャラクターデータを記録する
場合について説明する。キャラクタデータは、アフレコ
モードスイッチをオン状態として設定されるアフレコモ
ードに於て記録を行なうもので、本実施例では最大33文
字のキャラクタデータが記録される。この場合、入力さ
れた所定文字数分のキャラクタデータのうち、先頭の5
文字が頭出し用のサーチコードとして自動的に設定さ
れ、また先頭の5文字を含めた入力文字全体は表示用の
テキストコードに設定され、それぞれに適した記録形態
でサブコード記録領域にのみ記録が行なわれるように制
御される。
先ず、磁気テープ12には前述した記録フォーマットで
複数曲分の音楽がPCM音声記録領域に記録されているも
のとする。そして、サブコード記録領域にはテープ始端
からテープ終端にわたってアイテム「0010」のテープ絶
対時間(ABT)が、また各曲の始端から終端にわたって
アイテム「0001」のプログラム時間(PRT)が記録され
ており、各曲の先頭部300フレームにはスタートID(S
−ID)及び曲番号PNOが記録されているものとする。
しかして、通常の再生状態においてサブコード記録領
域の情報は制御回路30により総て管理されており、使用
者は文字入力に先立ち曲名等の文字を記録すべき曲の先
頭位置、もしくはその曲の前のテープ位置を頭出しして
おく。そして、文字を入力するためアフレコモードスイ
ッチをオン状態として、〔文字〕キーを操作する。文字
は、スペースも含めて33文字まで入力でき、アルファベ
ット「A」〜「Z」の〔文字〕キーと文字間のスペース
を設定するための〔スペース〕キーにより入力する。な
お、文字入力にミスがあった場合には、「カーソル」キ
ーにより訂正すべき文字を指定し、新たに文字を入力す
ることによって行なわれる。入力する文字は、曲名の他
に例えば歌手名、歌詞の最初の部分33文字などが考えら
れる。文字を総て入力し終ると〔改行〕キーの操作を行
なう。
制御回路30は、文字入力にあたって操作された各キー
の操作信号を入力し、制御用記憶回路31の入力文字レジ
スタK1〜K34に、対応するキーコードを順次記憶させて
いく。次に、〔再生〕キーが操作されると、制御回路30
は第12図のフローチャートに示す制御を実行していく。
すなわち、制御回路30は磁気テープ12の現在位置が曲
の先頭部分300フレーム中にあるか否かをS−IDが“1"
として検出されているかどうかで判定する(第12図ステ
ップS1)。この判定動作は、使用者が文字入力に先立ち
通常の再生状態でテープ12を再生している間に、サブコ
ード処理回路19によって検出され、サブコードID用記憶
回路31に記憶されているS−IDを制御回路30が読出して
チェックすることによって行なわれる。しかして、制御
回路30によりS−IDが“0"と判定されると、現在のテー
プ位置は文字を記録すべき曲の始端より前であるとし
て、機構部35を制御してS−IDの記録始端部まで磁気テ
ープ12を早送りして停止する(ステップS2)。また、S
−IDが“1"と判定されると、現在のテープ位置は文字を
記録すべき曲の先頭部300フレーム中にあるとして、機
構部35を制御してS−IDの記録始端部まで磁気テープ12
を巻戻して停止する(ステップS3)。
次に制御回路30は、制御用記憶回路31のK1〜K34に記
憶されている入力文字キーのキーコードを読出し、第11
図(b)〜(i)に示す如きキャラクターのパックデー
タを生成する(ステップS4)。例えば、曲名として という文字列( はスペースを表わす)を入力し、最後に〔改行〕キーを
入力したものとする。操作したキーのキーコードは制御
用記憶回路31のK1〜K34に記憶されている。制御回路30
は、K1〜K5に記憶されている最初の5文字を一組とした
パックデータ(第13図(b))を生成して、サブコード
処理回路19に送出する。
すなわち、制御回路30はアイテムとしてキャラクタモ
ードを示す「1000」、「S」フラグはテキストコードを
示す「0」、SORTは一般コードを示す「000」、「W」
フラグはテキストコードのみを示す「0」、「FMT」はA
SCIIコードを示す「000」、アドレス「ADR」は「000」
として、8ビット1バイトずつ出力する。次に、最初の
5文字のキーコードを制御用記憶回路31のK1〜K5より読
出し、1文字が8ビットのASCIIコードに変換して出力
し、すでに出力した7バイト分のデータに対する1バイ
トのパリティを出力する。サブコード処理回路19は、1
バイトずつ順次入力されたデータを1つのパックデータ
として、サブコード用記憶回路28に記憶させる。このよ
うにして、入力した文字列は以降も5文字ごとに区切ら
れ、ASCIIコードに変換されて、アイテム、「S」フラ
グ、「SORT」、「W」フラグ、「FMT」及び1パックご
とに更新されるアドレス「ADR」の各データと共にサブ
コード処理回路19に送出され、第13図(b)〜(h)に
示す7個のテキストコードのパックデータとしてサブコ
ードデータ用記憶回路28に記憶される。なお、〔改行〕
キーのキーコードはキャリッジリターン(CR)とライン
フィード(LF)の2つのASCIIコードに変換され、また
この例のように入力文字が33文字に満たない場合には残
りの文字として「NULL」コード(φ)が第13図(f)〜
(h)に示す如く記憶される。
制御回路30は、上記した7個分のテキストコードとし
てのパックデータの生成制御を終了すると、次にサーチ
コードとしてのパックデータの生成を行なう。サーチコ
ード用には、入力した文字列の最初の5文字のみが用い
られる。制御回路30はアイテムとしてキャラクタモード
を示す「1000」、「S」フラグはサーチコードを示す
「1」、「SORT」は、一般コードを示す「000」、
「W」フラグはサーチコードのみを示す「0」、「FM
T」はASCIIコードを示す「000」、アドレス「ADR」は
「0000」として8ビット1バイトずつサブコード処理回
路19に出力する。次に最初の5文字のキーコードを制御
用記憶回路31のK1〜K5より読出し、1文字が8ビットの
ASCIIコードに変換して出力し、すでに出力した7バイ
ト分のデータに対する1バイトのパリティを出力する。
サブコード処理回路19は、1バイトずつ順次入力された
データをサーチコードのパックデータとしてサブコード
データ用記憶回路28に第13図(i)に示す如く記憶させ
る。
このようにしてパックデータの生成が終了すると制御
回路30は、制御用記憶回路31中のナンバカウンタN、フ
レームカウンタF、パックアドレスカウンタPAを初期化
し(ステップS5)、次にパックデータの記録制御を実行
する。
サブコードデータ用記憶回路28には、第13図(b)〜
(h)に示すテキストコードとしての第1〜第7のパッ
クデータ及び第13図(i)に示すサーチコードとしての
パックデータが記憶されている。制御回路30は、S−ID
の始端が頭出しされている磁気テープ12を定格速度で走
行させると共に、回転ドラム11を回転させるように機構
部35を制御し、サブコード記録領域のみ記録状態とし、
他の領域は、再生状態とするように制御を行なう。そし
て、パックアドレスカウンタPA=0に対応するテキスト
コードとしての第1パックデータ(第13図(b))をサ
ブコードデータ用記憶回路28より読出す。サブコード処
理回路19はこの第1パックデータをサブコード記録領域
のタイミングでフレーム合成回路18に送出し、第1パッ
クデータは磁気テープ12上のサブコード記録領域に1フ
レームにわたって記録される(第12図ステップS6)。制
御回路30は、ナンバカウンタNを「+1」すると共に
(ステップS7)、フレームカウンタFを「+1」し(ス
テップS8)、ナンバカウンタNが「5」に達するまで
(ステップS9)第1パックデータの1フレーム分の記録
動作を続行させる(ステップS5〜S9)。第1パックデー
タが5フレーム分記録されるとステップS9からステップ
S10に移行し、パックアドレスカウンタPAを「+1」
し、ナンバカウンタN=0として(ステップS11)、PA
=1に対応するテキストコードとしての第2パックデー
タ(第13図(c))をサブコードデータ用記憶回路28よ
り読出し、第2パックデータを1フレーム記録する処理
(ステップS6)を実行する。しかして、ステップS6〜S9
の処理を繰り返し実行することによって、第2パックデ
ータが5フレームにわたって記録されることになり、更
にステップS9〜S11の処理をステップS12でPA=7と判定
されるまで繰り返し実行する。このステップS6〜S12の
処理をPA=7となるまで実行することにより、磁気テー
プ12にはテキストコードとしての第1〜第7のパックデ
ータが夫々5フレーム分記録され、合計で35フレーム分
第13図(a)に示す如く記録されていく。
ステップS12でPA=7と判定されると、制御回路30は
サーチコードとしてのパックデータの記録制御に移る。
すなわち、サブコードデータ用記憶回路28よりサーチコ
ードとしてのパックデータ(第13図(i))を読出す。
サブコード処理回路19はこのパックデータをサブコード
記録領域のタイミングでフレーム合成回路18に送出し、
サーチコードとしてのパックデータが磁気テープ12上の
サブコード記録領域に1フレーム分記録される(ステッ
プS13)。制御回路30は、フレームカウンタFを「+
1」し(ステップS14)、ステップS15でF=300と判定
されるまで上記ステップS13のサーチコードとしてのパ
ックデータの1フレーム分の記録を継続させる。このス
テップS13〜S15の処理を繰り返し実行することによっ
て、第13図(i)のサーチコードとしてのパックデータ
が36フレームから300フレームまで合計265フレーム分に
わたって記録されることになる。
以上のステップS1〜S15の処理によって、第13図
(a)に示す如く、磁気テープ12の曲の先頭部分のサブ
コード記録領域には、1〜35フレームにテキストコード
としての第1〜第7のパックデータが夫々5フレームず
つ記録され、36〜300フレームには同一のサーチコード
としてのパックデータが繰り返し記録されることにな
る。なお、上記したサブコード記録領域への記録にあた
っては、アイテム「1000」の第13図(b)〜(i)に示
すパックデータと共に、アイテム「0001」のプログラム
時間が曲の始端より「0」から更新されながら記録さ
れ、アイテム「0010」のテープ絶対時間が前の曲の終端
から継続した時間データとして記録され、サブコードID
には曲番号PNOが更新されながら記録されると共にS−I
Dが曲の始端から300フレームにわたって「1」として記
録される。
制御回路30は曲の先頭部分300フレームにわたる上述
したサブコード記録領域へのアフレコが終了すると、再
生状態に移行させる。移行、次曲のアフレコを行なう場
合には、再び上述と同様の動作が実行される。
〈キャラクタ表示動作〉 次に上述したアフレコ動作によって第11図(a)に示
す如くキャラクタデータの記録された磁気テープを用い
て、キャラクタの表示を行なわせる際の動作について説
明する。
キャラクタの表示は、通常の定速再生時及び100倍速
等の高速再生時において行なわれる。定速あるいは高速
の再生時にサブコード処理回路19によってサブコードデ
ータ用記憶回路28に記憶されたアイテム「1000」のキャ
ラクタデータとしてのパックデータのうち、定速再生時
には「S」フラグが「0」のテキストコード、高速再生
時には「S」フラグが「1」のサーチコード中のPC3〜P
C7のキャラクタのコードを制御回路30が読取って制御用
記憶回路31の表示レジスタに順次表示データとして記憶
させ、さらにこの表示データを読出して表示駆動回路32
を介して表示装置33に送出することによってキャラクタ
の表示が行なわれる。ここで、アイテム「1000」で
「S」フラグが「0」のパックデータはテキストコード
のキャラクタデータであり、第13図(a)に示す如く第
1〜第7のパックデータがそれぞれ5フレームずつ多重
記録されているため、定速再生時に誤りなく再生できる
だけの充分な冗長性を有している。
また、アイテム「1000」で「S」フラグが「1」のパ
ックデータはサーチコードのキャラクタデータであり、
第13図(a)に示す如くサーチコードのパックデータが
265フレームにわたって多重記録されているため、高速
再生時に誤りなく再生できるだけの充分な冗長性を有し
ている。すなわち、高速再生時には第4図に示す如き斜
めの記録トラックを回転ヘッド13a及び13bが複数本にま
たがって走査することになる。265フレームにわたるサ
ーチコードの多重記録は、このような高速再生時のヘッ
ド走査であっても、いずれかのトラックのデータが確実
に再生できるだけのフレーム数に設定されているもので
ある。
〈キャラクタデータによるサーチ動作〉 次に、上述したアフレコ動作によって第13図(a)に
示す如くキャラクタデータの記録された磁気テープを用
いて、所望するキャラクタの記録されている曲のみを再
生する場合のサーチ動作について説明する。
本実施例のサーチ動作は、記録されているキャラクタ
と同じ文字を入力した際に、その曲が選曲されるという
ものである。例えば、第13図の如く キャラクタが記録されている曲(A曲)の選曲を行なう
場合、このA曲のサーチコードは頭の5文字「YESTE」
である。この同じテープに というキャラクタが記録されている曲(B曲)が録音さ
れていたとする。このB曲のサーチコードも頭の5文字
「YESTE」である。従って、B曲がA曲より前に録音さ
れているテープにおいて、テープ始端からサーチを行な
ってA曲を選び出すには、従来のサーチ動作ではサーチ
コードでのみ入力文字との一致検出を行なっているた
め、B曲のサーチコードで一致が検出されB曲の再生が
行なわれることになる。本実施例では、この不都合をな
くすため、A曲に記録されているテキストコードをもサ
ーチの対象として、最大33文字入っているキャラクタ総
てが一致した曲を選び出すように制御を行なう。しかし
て、サーチを行なうにあたって使用者は、サーチしたい
曲に予め記録されているキャラクタを総て入力する。こ
の場合、磁気テープには第13図(a)に示すフォーマッ
トで曲名としてのキャラクタデータが各曲の先頭部分に
記録されているものとする。〔文字〕キーが操作される
ごとに、制御回路30は制御用記憶回路31の入力文字レジ
スタK1〜K34に対応するキーコードを記憶させていく。
ここで、〔スペース〕キー及び最後に入力される〔改
行〕キーのキーコードも上記K1〜K34に記憶される。今
の場合、例えば とキー入力したものとする。この文字入力後に〔サー
チ〕キーが操作されると、制御回路30は第14図のフロー
チャートに示す制御動作を実行する。なお、文字入力が
なくて〔サーチ〕キーを操作した場合は無効となり、何
の動作も行なわれない。また、〔文字〕キー入力後に
〔改行〕キーを操作することなく直後〔サーチ〕キーを
操作した場合には、制御回路30は入力文字レジスタK1〜
K34のうち文字コードの記憶されている最終部の次に、
自動的に「改行」コードを記憶させる。
しかして、〔サーチ〕キーの操作により制御回路30
は、第14図のフローチャートに示す各処理を実行してい
く。先ず、制御回路30は制御用記憶回路31内のパックア
ドレスカウンタPAをクリアし(ステップS16)、次にPA
の値に対応する入力文字レジスタKの記憶内容を読出
し、ASCIIコードに変換して文字コードレジスタD1〜D5
にセットさせる処理(ステップS17)を実行する。すな
わち、入力文字レジスタKはK1〜K34の34本設けられ、
「スペース」を含んで最大33文字分のキーコード及び
「改行」のキーコードが上述したように記憶されてい
る。K1〜K34は5本ごとにPAの値に対応される。PA=0
ではK1〜K5、PA=1ではK6〜K10、PA=2ではK11〜15、
PA=3ではK16〜20、PA=4ではK21〜25、PA=5ではK2
6〜K30、PA=6ではK31〜K34が夫々対応される。ステッ
プS17の処理ではPA=0となっているのでK=1〜K5に
記憶されているキーコード、この例では「YESTE」の各
〔文字〕キーのキーコードが記憶されており、制御回路
30はK1〜K5の記憶内容を読出して夫々8ビットのASCII
コードに変換し、文字コードレジスタD1に「Y」、D2に
「E」、D3に「S」、D4に「T」、D5に「E」の各ASCI
Iコードを記憶させる。なお、Kにキーコードが記憶さ
れていない場合には、「NULL」コードに、また「改行」
のキーコードはキャリッジターン「CR」とラインフィー
ド「LF」の2つのASCIIコードに変換される。
次にステップS18の処理として、制御回路30は機構部3
5及び各回路を制御してテープを順方向に100倍の高速で
移送させる早送り高速再生状態とする。この状態ではフ
レーム分解回路24よりサブコード記録領域に記録されて
いるサブコードが、サブコード処理回路19に送出されて
いる。サブコード処理回路19はサブコードIDのデータを
サブコードID用記憶回路29に記憶させると共に、パリテ
ィのあっているサブコードデータを各アイテムごと、例
えばアイテム「0001」のプログラム時間、アイテム「00
10」のテープ絶対時間、アイテム「1000」のキャラクタ
データというようにわけて、サブコードデータ用記憶回
路28に記憶させている。制御回路30は、サブコード処理
回路19に対してアイテム「1000」で「S」フラグが
「1」のサーチコードとしてのパックデータを検出して
出力させるための命令を与える(ステップS19)。サブ
コード処理回路19はこの命令を受けて、サブコードデー
タ用記憶回路28に記憶されている対応するサーチコード
としてのパックデータがあった場合に、これを制御回路
30に対して出力する。制御回路30はこのパックデータ中
のPC3〜PC7のキャラクタコード(ASCIIコードで8ビッ
ト)を受けて、第3図に示すラッチ回路37に順次ラッチ
させていく。制御回路30は、PC3〜PC7のコードを夫々ラ
ッチしていくタイミングに同期して、制御用記憶回路31
内の文字コードレジスタD1〜D5に記憶されているサーチ
用の入力文字コードを読出し、ラッチ回路38に順次ラッ
チさせていく。今、サーチすべき曲のサーチコードであ
ったとすると、ラッチ回路37に順次ラッチされるPC3〜P
C7のコードは、ラッチ回路38に順次ラッチされるD1〜D5
の入力文字コードと同じものとなっている。一致検出回
路39は、両ラッチデータの一致を検出してラッチタイミ
ングごとに「1」信号を出力する。この一致検出回路39
の出力はシフトレジスタ40に入力されシフトクロックΨ
により順次シフトされていく。この場合、PC3〜PC7とD1
〜D5が夫々等しいときには、PC7及びD5のコードをラッ
チした時点に於て、シフトレジスタ40の全ビットには総
て「1」が記憶されていることになる。アンド回路41に
はシフトレジスタ40の全ビットの出力が印加されている
ため、この時点でアンド回路41の出力は「1」となる。
この一連の動作が第14図のステップS21の処理であり、
上記アンド回路41の出力「1」を検出すると(ステップ
S22)、入力した5文字と同じキャラクタデータがサー
チコードとして記録されている曲をサーチすることが出
来たことになる。なお、上記ステップS19でサーチコー
ドが検出されるまで、及びステップS22でサーチコード
とD1〜D5の一致が検出されるまでの間は、テープ終端と
なるまで(ステップS20)、上記したステップS18〜S22
の各処理を繰り返し実行し、サーチ用に入力した頭5文
字と同じサーチコードが記録されている曲をサーチして
いく。そして、上記ステップS22でサーチコードとD1〜D
5の一致が検出されると、次に制御回路30はステップS23
としてそのサーチコードの記録されている曲のS−IDの
始端を検出する。すなわち、制御回路30は4倍速の巻戻
し再生を行なわせ、この間サブコード処理回路19にS−
IDの検出命令を与える。このS−IDが「1」から「0」
に変化した時点が曲の先頭である。制御回路30はこの変
化時点を検出してテープを一旦停止させ、次のテキスト
コードの比較処理に移る。先ず制御回路30は制御用記憶
回路31内の文字コードレジスタD1〜D5に「改行」を示す
「CR」と「LF」のコード、あるいは「CR」のコードが記
憶させているか否か判定する。前述したアフレコ動作時
及び今説明しているサーチ動作時において、〔改行〕キ
ーのキーコードは「CR」と「LF」の2つのASCIIコード
に変換されるが、このステップS24の段階でD1〜D5に「C
R」と「LF」あるいは「CR」が記憶されているというこ
とは、すでに総てのキャラクタデータについて一致検出
を行なったということになる。今の場合は、サーチコー
ドとして記録されている「YESTE」と、サーチ用の入力
文字の頭5文字「YESTE」の一致を検出した段階であ
り、「改行」に対応するASCIIコードは検出されず、次
のステップS25の処理を行なう。このステップS25ではパ
ックアドレスカウンタPAに「+1」を行なう。制御回路
30は次のステップS26で、PAが「7」となったか否かの
判定を行なう。テキストコードとしては、第13図(b)
〜(h)に示す如くパックアドレスが「0」〜「6」ま
での7個のパックデータが記録されており、このステッ
プS26の段階でPAが「7」になっているということは、
すでに最大33文字分の総てのキャラクタデータについて
一致検出を行なったということになる。今の場合は、PA
=1であるから、次のステップS27の処理を行なう。
このステップS27の処理は、上記したステップS17の場
合と同様に、PAの値に対応する入力文字レジスタKの内
容を読出し、ASCIIコードに変換して文字コードレジス
タD1〜D5にセットさせる処理であり、この処理を制御回
路30が実行する。今の場合はPA=1であるから対応する
のはK6〜K10となり、このK6〜K10に記憶されている がASCIIコードに変換され、夫々D1〜D5に記憶される。
次に制御回路30は、テープを通常の定速再生状態とし
(ステップS28)、この間再生されサブコード処理回路1
9に与えられているサブコードデータ中に、パックアド
レスカウンタPAの値(「1」)に対応するテキストコー
ド、つまりアイテムが「1000」、「S」フラグが「0」
でアドレス「ADR」が「0001」のパックデータを検出し
て出力させるための命令をサブコード処理回路19に与え
る(ステップS29)。サブコード処理回路19はこの命令
を受けて、サブコードデータ用記憶回路28に順次記憶さ
れているデータ中にPA=1に対応するテキストコードが
あった場合に、これを制御回路30に対して出力する。制
御回路30は、このテキストコードのパックデータ中のPC
3〜PC7のキャラクタコードとD1〜D5に記憶されているサ
ーチ用の入力文字コードとを比較する(ステップS3
0)。このステップS30の処理は、上記したステップS21
の場合と同様であり、5文字分総ての一致が検出される
と第3図に示すアンド回路41より一致検出信号が出力さ
れ、制御回路30はこの一致検出信号が出力されるとPA=
1に対応するテキストコードD1〜D5の一致が検出された
として(ステップS31)、上記ステップS24の処理に戻
り、このステップS24〜S31の処理を繰り返し実行してい
く。
この例では、PA=1で PA=2で PA=3で「MORE(CR)」の比較が、上記ステップS24〜S
31の各処理を繰り返し実行することによって行なわれ
る。ここで、いま再生中の曲が、サーチすべき というキャラクタがその先頭部に記録されている曲であ
ったとすると、PA=3の「MORE(CR)」の一致検出がス
テップS30及びS31で判定された後では、文字コードレジ
スタD1〜D5には「MORE(CR)」が記憶されていることに
なる。制御回路30は、ステップS24としてD1〜D5中の
「改行」コード「CR」を検出し、ステップS33の処理に
移る。このステップS33の処理は、パックアドレスカウ
ンタPAの値が「0」か否か判定するものである。このス
テップS33の段階でPA=0というのは、4文字以下のキ
ャラクタデータが記録され、これをサーチした場合であ
り、この場合にはサーチコードの一致がステップS22で
検出され次のステップS23で曲頭が頭出しされているた
め、ステップS34の頭出し処理は行なわない。しかし、
今の例ではPA=3のテキストコードの記録位置まですで
に再生されているため、ステップS34でS−IDの始端の
頭出しを行なう。次に制御回路30は、機構部35及び各回
路を制御して曲頭より再生を行なわせる。なお、この再
生ではスピーカ27より放音を行なわせ、上述したサーチ
動作中の再生時(ステップS18、S28)にはスピーカ27よ
りの放音を行なわせないように制御する。
しかして、このステップS35の再生曲は、サーチ用に
入力した「YESTERDAY ONCE MORE(改行)」と同じキ
ャラクタの記録された曲であり、以降この再生状態を、
ステップS36でテープ終端が検出されるまで継続し、テ
ープ終端に達するとステップS37としてテープを停止さ
せてサーチ動作を終了する。なお、上記したステップS1
8〜S31のサーチ動作中に、ステップS20でテープ終端が
検出された場合には、入力した文字と同じキャラクタの
記録された曲が存在しなかったときであり、この場合に
はステップS32としてテープを停止させてサーチ動作を
終了する。
このように、サーチコードのみならずテキストコード
に対しても入力文字との一致検出を行なわせるようにし
たので、サーチ動作がより確実となる。なお、第14図に
示したサーチ動作と共に従来のサーチコードのみでサー
チを行なう動作をキーにより使いわけるようにすれば、
種々のサーチ目的にも対処できることになる。その場合
には、第14図に示したステップS23の処理の後に、ステ
ップS35〜S37の処理を行なうことにより実現できる。ま
た、テキストコードの一致検出はPA=1から行なった
が、これはPA=0のテキストコードはサーチコードと同
じために一致検出を省略したものである。更にキャラク
タの記録文字数は本実施例のものに限定されることな
く、例えば最大28文字で6個分のパックデータを記録さ
せるようにしてもよい。この場合にはテキストコードは
全体として夫々5フレーム連続の30フレーム、サーチコ
ードは270フレーム連続の多重記録となる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明によれば、先ずサーチコー
ドを高速再生によって読取り、入力文字の頭の所定文字
と一致比較を行ない、次いで一致検出された曲のテキス
トコードを定速再生によって読取り、入力文字との一致
比較を行なうようにしたため、予め記録されているキャ
ラクタデータの総てに対してのサーチが行なえることに
なり、キャラクタデータの記録フレームを特に増すこと
なく、より確実かつ高速に所望する曲を選び出すことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、 第2図は制御用記憶回路の記憶領域の一部構成を示す
図、 第3図は制御回路の一部として設けられているサーチ動
作を行なう回路のブロック図、 第4図はこの実施例における磁気テープ上の記録トラッ
クを示す図、 第5図は第4図の1トラックのフォーマットを示す図、 第6図は第5図のサブコード記録領域に記録されるサブ
コードの1ブロックのフォーマットを示す図、 第7図は同サブコードブロック内のサブコードIDのフォ
ーマットを示す図、 第8図は同サブコードID内のコントロールIDのフォーマ
ットを示す図、 第9図は第6図のサブコードデータ中に記録されるパッ
クデータのフォーマットを示す図、 第10図は第9図のパックデータのアイテムに応じたパッ
クデータの内容を示すアイテム表、 第11図はアイテムをキャラクタモードに設定した場合の
パックフォーマット、 第12図はアフレコモードにおける制御回路の制御処理の
概略を示すフローチャート、 第13図はテキストコード及びサーチコードとしてのキャ
ラクタのパックデータを記録させる場合のテープ記録状
態とパックデータを示す図、 第14図はサーチ動作を説明するためのフローチャートで
ある。 11……回転ドラム、12……磁気テープ、13a、13b……回
転ヘッド、18……フレーム合成回路、19……サブコード
処理回路、24……フレーム分解回路、30……制御回路、
33……表示装置、36……キー入力部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n文字分のキャラクタデータからなる同一
    のパックデータがサーチコードとして所定フレーム分連
    続して記録されると共に、m文字(m≧n)分のキャラ
    クタデータからなる複数のパックデータがテキストコー
    ドとして複数回連続して記録されたサブコード記録領域
    と音声信号が記録されたPCM音声記録領域とを有する磁
    気テープの再生を行なうデジタルオーディオテープレコ
    ーダにおいて、 入力文字数が上記サーチコードとして記録されている文
    字数nと同じ場合に、高速再生により読取ったサーチコ
    ードと入力文字との一致比較を行なって一致検出された
    曲を再生する手段と、 入力文字数が上記サーチコードとして記録されている文
    字数nを上回る場合に、高速再生により読取ったサーチ
    コードと入力文字の最初のn個の文字との一致比較を行
    なうと共に、定速再生により読取ったテキストコードと
    入力文字の一致比較を行って一致検出された曲を再生す
    る手段とを具備したことを特徴とするデジタルオーディ
    オテープレコーダ。
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