JP3296336B2 - Cdの情報配置方法 - Google Patents

Cdの情報配置方法

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JP3296336B2
JP3296336B2 JP19384799A JP19384799A JP3296336B2 JP 3296336 B2 JP3296336 B2 JP 3296336B2 JP 19384799 A JP19384799 A JP 19384799A JP 19384799 A JP19384799 A JP 19384799A JP 3296336 B2 JP3296336 B2 JP 3296336B2
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、曲のタイトルや
作曲者名、演奏者名等の曲内容(トラック内容)に関す
る文字情報を表示するための新規なQサブコードデータ
を配置するCDの情報配置方法に関し、現在のCDのデ
ータフォーマットに少量の情報の追加でこれを実現した
ものである。
【0002】
【従来の技術】CD再生装置においては、使用上の便宜
を図るためディスク再生情報に基づく各種表示が行なわ
れる。従来のCD再生装置におけるディスク再生情報に
基づく表示は、Qチャンネルサブコードにモード1とし
て記録されているTNO(トラック番号、曲番)、TI
ME(時間)等を再生して表示するものがあった。ま
た、別の表示方式としてCDグラフィックスによる表示
があった。これは、サブコードのR〜Wチャンネルを用
いてライングラフィック情報を記録し、文字フォントを
使った歌詞や静止画等の表示を行なうものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記モード1のQチャ
ンネルサブコードを使用した表示では、曲番や時間情報
を表示するのみで、曲のタイトル、作曲者、演奏者等ユ
ーザが本当に知りたい曲内容(トラック内容)に関する
データを表示する機能は無かった。また、前記CDグラ
フィックによる表示は、表示装置としてテレビモニタ等
の外部機器が必要であり、CD再生装置本体での表示は
基本的には無理であった。また、R〜Wチャンネルサブ
コードという通常は使用しない領域を利用するため、こ
の処理に新たなLSIを組み込む必要があり、ハードウ
ェアのコストが高くつく欠点があった。また、コードデ
ータでなくグラフィックデータであるので、これをデー
タ検索(曲の頭出し等)に利用することはできなかっ
た。また、グラフイックデータの作成はほとんど手作業
でありソフトの作成にきわめて手間がかかっていた。こ
のため、CDグラフィックスはあまり普及していなかっ
た。この発明は、前記従来の技術における欠点を解決し
て、曲タイトル、作曲者、演奏者等の曲内容(トラック
内容)に関する表示を現在のCDのデータフォーマット
に少量の情報を追加するだけで低コストに実現したCD
の情報配置方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明のCDの情報配
置方法はプログラム領域のサブコードQチャンネルデー
タフレームに、該フレーム100個につき多くとも8個
のフレームに、対応するトラックの内容を表わすASC
IIまたはJIS漢字コードの文字コード情報および編
集情報を、サブコードQチャンネルのアドレス4ビット
既に定義されているモード1〜3に該当しない新たに
定義したモードによる識別符号とともに記録するもので
ある。この発明の情報配置方法によって記録されたCD
は、該CDに記録されたディジタルオーディオデータを
検出して再生出力する再生出力手段と、この再生出力手
段による再生と並行して該CDに記録されたサブコード
データのQチャンネル情報を検出して出力するQチャン
ネル情報検出手段と、このQチャンネル情報検出手段の
出力中から、対応するトラック内容に関する文字コード
からなる特定情報を、該特定情報に付与された識別符号
により識別して出力する特定情報識別手段と、この識別
された特定情報を文字コード情報と編集情報とに区分す
る情報区分手段と、この情報区分手段により得られた文
字コード情報を編集情報により外部表示可能な文字コー
ド列として編集し、表示手段へ出力する文字コード列出
力手段とからなる文字表示回路を具備するCD再生装置
で再生することにより、トラックの内容を表す情報を表
示することができる。すなわち、CD再生信号は、Qチ
ャンネル情報検出手段でQチャンネル情報が検出され、
特定情報識別手段によりその中から識別符号を用いてト
ラック内容に関する特定情報が識別され、さらに情報区
分手段で特定情報が文字コードと編集情報に区分され、
文字コード列出力手段で文字コード情報を編集情報によ
り外部表示可能な文字コード列として編集して出力し、
表示手段にて表示される。文字コード情報としては、デ
ィスクタイトル(ディスクの総タイトル)、曲タイトル
(各曲のタイトル)、作曲者名、演奏者名等の曲内容
(トラック内容)に関する各種情報が用いられる。
【0005】これによれば、ユーザが知りたいトラック
内容に関する情報をトラック再生と並行して表示するこ
とができる。また、Qサブコードを利用して記録し再生
し、表示するので、現在の規格に少量のデータを追加す
るだけで対処でき、文字表示のための回路構成が従来装
置に比べてさほどコストアップにならないで実現でき
る。また、トラック内容に関する情報をコードとして記
録するので、表示器は基本的にはLCD、LED等のラ
イン表示器ですむので再生装置本体に具えることがで
き、前記従来のCDグラフィックスによる表示のように
TVモニタがなくても表示することができる。また、コ
ードとして記録するので、これをデータ検索等に利用す
ることができ、ユーザにとってより使用しやすいものと
なる。また、文字パターンは再生装置のソフトで決める
ことができ、CDにはコードを記録するだけでよいの
で、CDグラフィックスに比べて記録情報の作成が容易
である。さらには、CDフォーマット中に常時挿入され
ているQチャンネルサブコードを利用して記録するた
め、全体データ量は、必要十分となり、しかも編集情報
で編集するためデータ効率は良好となり、瞬時のデータ
伝送量は少なくてすむ。また、この発明によれば、トラ
ック内容に関する情報をQチャンネルデータフレームの
100個につき多くとも8個までに割り当てて記録する
ので、従来規格のモード1による曲番(トラック番号)
や時間情報の表示も何ら支障なく行なうことができる。
また、文字コードとして、ASCIIまたはJIS漢字
コードを用いたので効率良い記録を行なうことができ
る。また、現在の規格に少量の情報を追加するだけであ
るので、CDソフトの製作も今までのものをそのまま利
用することができるので実現がきわめて容易である。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の情報配置方法によって
記録されたCDのデータフォーマットの実施の形態を図
2に示す。このデータフォーマットは、(a)に示すよ
うに、1フレームが588チャンネルビットで構成さ
れ、各フレームごとに1シンボル(8ビット)のサブコ
ードのエリアを有している。サブコードは98フレーム
で完結するように構成され、(b)に示すように、各チ
ャンネル98ビットずつの8つのチャンネルP,Q,
…,…,Wを構成している。Qチャンネルは(c)に示
すように構成され、ADR(アドレス)によりモードが
指定される。モード1(ADR=0001)〜モード3
(0011)は既に定義されており、ここではモード5
(0101)をこの発明の情報配置方法によって記録さ
れたCDを利用した文字表示モードとして新たに定義す
る。なお、モード5の出現率は多くても8/100以下
にすれば、既定義モード1〜3の再生は支障なく行なえ
る。
【0007】モード5におけるデータブロック(72ビ
ット)の内容を(d)〜(f)に示す。モード5のデー
タ信号(特定情報)はこれら(d)〜(f)に示す3種
類のデータブロックから成り立つ。これは、最初の2ビ
ット(CD)によって下記のように分類される。 DC:Data Content(記録されているブロックの内容を
表示) 00:コントロールブロック(CB:Control Block,
編集情報) 該当データブロックが文字表示するための制御データか
ら成っていることを示す。 01:基準文字ブロック(BC:Basic Character Bloc
k,文字コード情報(ASCII)) 該当データブロックが基準文字としての8ビットのAS
CII英数文字コードで構成されていることを示す。 11:オプショナル文字ブロック(OC:Optional Cha
racter Block, 文字コード情報(JIS漢字他)) 該当データブロックがオプショナル文字としての16ビ
ットのJIS漢字コードで構成されていることを示す。
【0008】上記各種データブロックにおけるデータフ
ォーマットについて説明する。 コントロールブロックCBにおけるデータフォーマ
ット(図2(d)) i) TBN:Total Block Number(4ビット) 1つの文字ラインを構成する文字ブロック(1ブロック
は基準文字の場合8文字、オプショナルブロックの場合
4文字で構成)のブロック数を表わす(コントロールブ
ロックは数えない)。 ii) RN:Repeat Number (2ビット) 読取りエラー防止のために2度書きされているデータの
最初のデータであるか、二度目のデータであるかを表わ
す。 01:最初のデータ 10:二度目のデータ
【0009】iii) TNO:Track Number(8ビット) 表示する曲内容の属する曲番を表わし、このデータのみ
BCDコードで構成される。モード1のTNOと基本的
には一致するが、後述するように前の曲が終了する前か
ら次の曲の曲番情報を入れておく場合には、原則として
モード1によるTNOとモード5によるTNOが一致し
た時点から曲番表示を始めるようにする。 0000 0000:このTNOが記録されている文字ラインは、ディスクタイトルや 歌手の名前などディスク全体に対して共通なデータで、何時表示 してもよいデータであることを表わす。 0000 0001:1曲目の該当曲番に対応するデータ : : 1001 1001:99曲目の該当曲番に対応するデータ 1111 1111:ソフト側からの要請により、プレーヤでデータが読み取られると 同時に、リアルタイムで文字を表示して欲しい場合(例えば、カ ラオケの歌詞等)、このようにする。
【0010】 iv) TLNO:Total Line Number (12ビット) v) CC:Character Code(6ビット) オプショナル文字(漢字)のデコードコード指定 00 0000:基準文字ブロックのみで構成され、オプショ
ナル文字は記録されていない。 00 0001:オプショナル文字として漢字が記録されてい
る。 00 0010〜 11 1111:未定があるが、設定される文字コ
ードによっては基準文字ブロックと同じ8ビット単位の
文字も考えられる(例えばひらがな、カタカナ)。
【0011】vi) SC:Select code (4ビット) 該当文字ラインのデータの内容を表わす分類コードであ
る。 vii) BTCN:Basic Total Character Number(6ビ
ット) 基本文字の文字ライン(基準文字ライン)に含まれる文
字の数を表わす。これを用いて表示器上にバランスよく
表示するように制御することができる。
【0012】viii) BLCN:Basic Line Change Nu
mber(6ビット) 基準文字ラインにおいて、該当文字行の中で行変えする
場合の適切な文字の位置指定で、先頭文字から数えて行
代えしてよい文字の頭の位置を表わす。これを用いるこ
とにより、再生装置側の表示器の桁数が1行の表示可能
文字数より少なくてもバランスよく表示でき、再生装置
の表示器のグレードの選択に自由度が出る。 ix) OTCN:Optional total Character Number
(5ビット) オプショナル文字の文字ライン(オプショナル文字ライ
ン)に含まれる文字の数を表わす。 x) OLCN:Optional Line Change Number (5ビッ
ト) オプショナル文字において該当文字行の中で行変えする
場合の適切な文字の位置指定で、先頭文字から数えて行
代えしてよい文字の頭の位置を表わす。
【0013】 基準文字ブロックBCにおけるデータ
フォーマット(図2(e)) i) BN:Block Number(4ビット) 1つの文字ライン中における該当ブロックの順番(位
置)を表わす。この順番にはコントロールブロックは含
まない。2度書きされているデータは1つと数える ii) RN:Repeat Number (2ビット)(コントロー
ルブロックと同じ) iii) d1〜d8:8ビットから成るASCIIコード
による英数文字データ 0000 0000:ASCIIコードによる英数文字 : : 1111 1110:ASCIIコードによる英数文字 1111 1111:ノンオペレーション。この記号が記録されている部分は文字表示 を行なわず、単に待機状態となる。スペース表示とは異なり、次 のデータが来た場合は前の文字に詰めて表示する。文字数として は数えない。 用途:1ラインの文字数がブロック数で割り切れない場
合の調節データ。文字をリアルタイミングで表示する場
合などの表示タイミングとり。
【0014】 オプショナル文字ブロックOCにおけ
るデータフォーマット(図2(f)) i) BN:Block Number(4ビット) (基準文字ブロックと同じ) ii) RN:Repeat Number (2ビット) (基準文字ブロックと同じ) iii) D1〜D4:16ビットから成るJISコードによる漢字データ 0000 0000 0000 0000:JIS漢字コード : : 1111 1111 1111 1110:JIS漢字コード 1111 1111 1111 1111:基準文字ブロックにおけるノンオペレーションと同じ 働きをする。 なお、モード5の文字表示では、ローコスト機において
も少なくとも英数字による表示ができるように、基準文
字ブロックは必ず記録する。オプショナル文字の記録は
任意である。これにより、再生装置のグレードに応じた
表示ができる。
【0015】以上のように各データブロックを構成する
ことにより、次のような効果が得られる。 (a) 現行規格の修正は最少ですむ Qサブコードに新しいモード5を追加するのみでよいの
で、現行規格とのコンパチビリティは完全であり、この
新規格の情報配置方法によって記録されたディスクを従
来のCDプレーヤで再生しても問題はない。また、CD
フォーマット中に常時挿入されているQチャンネルサブ
コードを利用して記録するため、全体データ量は必要十
分であり、しかも表示する際の項目的事項、例えば“作
曲者”等の表示文字をそれぞれのデータにJIS漢字コ
ードで記録すれば、これだけで16×3=48bit を常
に要するが、コントロールデータ中に編集情報SCとし
て“0010”の4bit を割り合てるだけで済むので全体と
してのデータ効率は良好となり、最少の伝送データ量で
効果的な表示ができ、基本的に伝送速度を上げることな
く実現でき、現行規格をそのまま用いることができる。 (b) 新規格に対応するために新たな部品(LSI)
の開発は不要である。信号処理用のLSIは従来のもの
をソフトの一部を変更するのみで新規格に対応できる。
表示関連のLSIは現状でも標準品があり、これを使用
することができる。したがって、コストの負担が少ない
ので、CDラジカセ等にも装備することができる。 (c) CD再生装置側での表示の自由度が大きい 表示文字のドット数、表示行数、1行の文字数が製品の
種類に応じて自由に選択できる。したがって、CDラジ
カセから高級機に至るまで製品のグレードに応じた表示
ができる。また、一度読み取ったデータを記憶しておく
ことによって、データ検索等各種機能に用いることがで
きる。 (d) 分類コード(コントロールブロック中のSC:
Select Code )をユーザがキー入力で指定することによ
り、表示するデータをプレーヤ側で選択することができ
る。 (e) ソフトウェアの製作が容易である。 文字パターンは再生装置側のソフトウェアで設定できる
ので、CDソフト側では生産ラインで自動的にデータを
書き込むだけですみ、記録コストはほとんどかからない
ですむ。
【0016】次に、上記3種類のデータブロックの組合
せで構成される1つの文字ラインデータの実施の形態を
図3および図4に示す。図3は基準文字のみで構成され
ている場合、図4はオプショナル文字が記録されている
場合である。図3および図4中各ブロックは72ビット
で、前記3種類のデータブロック(図2(d),
(e),(f))のいずれかでそれぞれ構成されてい
る。一連のラインデータは、8/100以下の出現率で
サブコードQチャンネルに散点的に挿入されているデー
タブロック(モード5のQサブコードデータ)を検出し
てつなぎ合わせて構成される。1ライン分のデータはそ
の先頭にコントロールブロックが配置され、それに続い
て文字ブロックが配置されている。各々のブロックは読
取りエラー防止のために同一データが何度か繰返して
(ここでは2度繰返して)記録される。
【0017】1ライン分のデータが終了すると、コント
ロールブロック中のSCが切り換えられて、別内容のデ
ータが続いて記録される。SCが順次切り換えられてい
って一通り記録が終了すると、SCを最初に戻して同じ
曲が続く限り同じデータが繰り返し記録される。ディス
クタイトル、歌手等のディスク全体に共通する情報も繰
り返し記録される。これにより、曲の途中から再生を開
始しても適切な表示を行なうことができる。また一時的
に読取りエラーを生じてもその後に正しい情報が再生さ
れれば正しい表示を行なうことができる。また、曲演奏
中に常時データを受け取るため、全体データ量は必要十
分となり、しかも編集情報で編集するためデータ効率は
良好となり、瞬時のデータ伝送量は少なくてすむ。
【0018】図3の基準文字のみで構成されている場合
は、先頭のコントロールブロックに続き、基準文字ブロ
ックが配置されている。図3の場合のコントロールブロ
ックは、 TBN=0100(1ライン4ブロックで構成) CC=00 0000(基準ブロックのみで構成) BTCN=10 0000(32文字で基準文字ラインを構成) OTCN=0 0000(オプション文字はなし) となる。なお、1ラインを15ブロック(TBNの最大
値が1111)に設定すると、基準文字のみで構成する
場合、8文字(1ブロック文字数)×15ブロック=1
20文字になる。
【0019】図4のオプショナル文字が記録されている
場合は、先頭のコントロールブロックに続き、基準文字
ブロックとオプショナル文字ブロックが交互に配置され
ている。図4の場合のコントロールブロックは、 TBN=0110(1ライン6ブロックで構成) CC=00 0001(オプショナル文字が記録) BTCN=01 1000(24文字で基準文字ラインを構成) OTCN=0 1100(12文字でオプショナル文字ラインを構成) となる(なお、コントロールブロック中のTBNは基準
文字ブロック数とオプショナル文字ブロック数を別々に
カウントする方が好都合の場合もある。)。図4のよう
に、オプショナル文字を記録する場合に、必ず基準文字
も併せて記録しておくことにより、漢字表示を行なえな
い表示器を有するローコスト機においても、少くとも英
数字での表示ができる。また、漢字表示を行なえる場合
も再生装置側でユーザがいずれか一方または両方の表示
に切換えることができるようにしておけば便利である。
なお、1ラインを15ブロック(TBNの最大値が11
11)に設定すると16ビットで構成されている漢字等
のオプショナル文字の場合には4文字×15ブロック=
60まで記録することができる。
【0020】図3、図4の場合の表示スピードは例えば
次のようになる。サブコードブロックの再生スピード:
75ブロック/秒モード5のQサブコードの出現率:5
/100 文字コードの数:(漢字)4文字/ブロック (英文字、カナ)8文字/ブロック 記録できる文字の数:(漢字)75×5/100×4=15文字/秒 (英文字、カナ)75×5/100×8=30文字/秒 表示可能な文字量:(漢字)15/2=7.5文(2度書きの場合)字/秒 (英文字、カナ)30/2=15文字/秒
【0021】この程度の表示スピードでは1つのライン
データの再生が完結されるまで時間がかかるので、曲が
始まってからその内容が表示されるまで時間がかかるお
それがある。データの伝送レートを高速にすればこの問
題を解決できるが、そのためには膨大な伝送容量が必要
になり、ロスが出て実用的ではない。そこで、次の曲が
始まる前(前の曲が終る前)から次の曲の文字コード情
報および曲番のデータ(TNO)をモード5のQサブコ
ードに記録しておき、次の曲が始まる前までにその曲の
文字コード情報が既に再生されて記憶されているように
して、モード1のTNOがモード5のTNOに一致した
時点でその記憶されたデータを表示することにより、低
速のデータでも見かけ上高速に表示できる。
【0022】なお、再生時のエラーチェックは、CRC
チェックコード(図2(c))を用いて行なうほか、同
一データが2度繰り返し得られるかどうかを検出して、
正しいデータのみを使用して表示する。このような2重
のチェックにより、異常な表示が発生するのを防止でき
る。なお、モード5のQサブコードデータは曲中に記録
するほかリードイン部にまとめて記録しておくこともで
きる。このようにすれは、ディスク装着後にすぐに全て
の曲内容を表示することができる。リードインエリアが
狭い場合は各局番の曲タイトル等最少限のデータを記録
することもできる。
【0023】次にこの発明の情報配置方法によって記録
されたCDを再生するためのCD再生装置の構成例を説
明する。図5は、CD再生装置の全体構成を示したもの
である。図5において、光ピックアップ10はレーザビ
ームをコンパクトディスク12に照射し、その反射光を
受光する。受光信号は、プリアンプ14を介してフォー
カスエラー検出回路16に入力されて、フォーカスエラ
ーが検出される。フォーカスエラー信号は、位相補正回
路18およびドライブアンプ20を介して光ピックアッ
プ10内のフォーカスアクチュエータに供給され、フォ
ーカスサーボによるフォーカス合わせ制御が行なわれ
る。トラッキングエラー信号は、プリアンプ22、位相
補正回路24およびドライブアンプ26を介して光ピッ
クアップ内10のトラッキングアクチュエータに供給さ
れ、トラッキングサーボによるトラッキング制御が行な
われる。また、トラッキングエラー信号は、位相補正回
路28およびドライブアンプ30を介してフィードモー
タ32に供給され、フィードサーボによるフィード制御
が行なわれる。
【0024】光ピックアップ10で検出されたディスク
12の記録信号(HF信号)は、HFアンプ34を介し
てディジタルIC36に入力される。ディジタルIC3
6は、ディジタル処理を行なうためHF信号をディジタ
ル化回路38で波形整形した後、クロック再生回路40
でVCO42からの基準周波数と比較する。その比較出
力は、CLVサーボ回路44およびドライブアンプ46
を介してディスクモータ48を制御し、ディスク12を
線速度一定で制御する。サーボシーケンスコントローラ
50は、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ、フィ
ードサーボ、ディスク回転サーボをシーケンスコントロ
ールする。ディスク再生信号は、EFM復調回路52で
EFM復調された後RAM54に一旦記憶されて、誤り
訂正回路56でC1 ,C2 誤り訂正がなされ、RAMコ
ントロールタイミングコントロール回路58により正確
な周期で順次読み出される。読み出されたデータは、デ
ータ補間およびミューディング回路60で必要に応じて
データの補間およびデータのミューティングがなされて
出力される。そして、D/A変換器64でアナログ信号
に変換された後、サンプル・ホールド回路66,68で
左右各チャンネルの信号に振り分けられて、ローパスフ
ィルタ70,72およびアンプ74,76を介して、出
力端78,80に出力される。
【0025】同期分離回路82はディスク再生信号から
同期信号を分離し、サブコード復調回路84は、ディス
ク再生信号からサブコードを復調する。制御回路86
は、ユーザによる操作キー88やリモコン96の操作に
基づき前記各部を制御し、復調されたサブコードに基づ
く情報を表示器90に表示する。また、ドライブアンプ
92を介してローディングモータ94を駆動し、ディス
クトレイのローディングを制御する。リモコン96は再
生装置本体と双方向リモコンを構成している。リモコン
96には操作キー98が具えられ、その操作に基づく指
令信号をリモコン送受信部100から出力して赤外線投
光部102から送信する。再生装置本体には赤外線受光
部104が具えられ、リモコン96から発せられた赤外
線信号を受光して、その受光信号をリモコン送受信部1
06を介して制御回路86に供給し、指令された機能を
実行する。また、再生装置本体で再生された表示情報
は、リモコン送受信部106から出力されて、赤外線投
光部108から送信される。この赤外線信号は、リモコ
ン96の赤外線受光部110で受光され、リモコン送受
信部100を介して表示器112に表示される。不揮発
性RAM93は、コンパクトディスク12から再生され
たモード1およモード5のQチャンネルサブコードによ
る表示情報を記憶し、再生装置本体の操作キー88また
はリモコン96の操作キー98による指令操作に基づき
読み出されて、ディスク上の再生位置の検索・表示等に
利用される。
【0026】ここで、この発明の情報配置方法によって
記録されたCDを再生する再生装置本体に具えられた文
字表示回路の構成例を図1に示す。この文字表示回路の
機能は図5においてはディジタルIC36や制御回路8
6等で実現される。文字表示回路18において、CDか
ら再生されたディジタルオーディオデータは、再生出力
手段120(図5のEFM復調回路52以後の部分に相
当)でオーディオ信号が復調される。また、ディジタル
オーディオデータはサブコードチャンネル識別手段12
2(図5のサブコード復調回路84等に相当)でサブコ
ードが検出され、Pチャンネルサブコード、Qチャネル
サブコード等に識別される。Qチャンネルデータ処理回
路124は、モード1〜3のQチャンネルサブコードを
復調して曲番情報TNOおよび時間情報TIMEを得
て、これを表示器(表示器90またはこれとは別個に設
けられた表示器)の所定位置に表示する。
【0027】特定情報識別手段126は、この発明の
報配置方法によるモード5のQチャンネルサブコードを
識別情報(ADR=0101、図2(c)参照)で識別
して出力する。情報区分手段128は、このモード5の
QチャンネルサブコードをDCコード(図2(d)〜
(f)参照)により文字コード情報(基準文字ブロック
データ、オプショナル文字ブロックデータ)と、編集情
報(コントロールブロックデータ)に区分する。これら
の情報は不揮発性RAM93に記憶される。また外部機
器(TVモニタ等)での表示もできるように出力され
る。文字コード情報のうちオプショナル文字情報はJI
S漢字コードで構成され、また基準文字情報はASCI
Iコードで構成され、それぞれ文字コードデコーダ13
0によりそのコードに対応した文字パターンの表示デー
タにデコードされる。そして、文字コード列出力手段1
32は、デコードされた表示データを編集情報により外
部表示可能な文字コード列として編集して出力する。こ
の文字コード列データは表示ドライブ手段134を介し
て表示器90に供給されて曲内容に関する情報の表示が
なされる。表示器90はLCDやLED等ドット表示に
よるラインディスプレイ等で構成され、基本的には1行
の表示を行なう表示器で表示可能である。CD再生装置
のグレードによっては多行表示をすることも可能であ
る。また、小型の液晶等によるTV画面を再生装置本体
に具えて表示することも可能である。この発明の情報配
置方法によって記録されたCDを用いて文字表示を行う
文字表示回路は、JIS漢字用デコーダを除けば、基本
的には従来システムをそのまま用いて、モード5のQサ
ブコード処理のためのソフトを追加することで対応する
ことができる。
【0028】図1の文字表示回路118による文字表示
動作の一例について説明する。通常の再生状態では、C
Dから再生されたデータは再生出力手段120でオーデ
ィオ信号が再生される。これと並行して、サブコードチ
ャンネル識別手段122でPチャンネルサブコードとQ
チャンネルサブコードが識別される。モード1のQチャ
ンネルサブコードはQチャンネルデータ処理回路124
で曲番や時間情報が復調されて、表示器90またはこれ
と別個に設けられた表示器にて表示される。モード5の
Qチャンネルサブコードは特定情報識別手段126で識
別されて、情報区分手段128で文字コード情報と編集
情報に区分され、文字コード情報は文字コードデコーダ
130でデコードされ、文字コード列出力手段132で
編集情報に応じた文字コード列に配列されて、そのまま
表示ドライブ手段134を介して表示器90に表示され
る。復調された文字コード情報および編集情報は不揮発
性RAM93に記憶される。前述のようにモード5のQ
サブコードには、1曲中同じ文字コードが繰り返し記録
されているが、最初に得られたものをRAM93に記憶
し、以後その曲が続く限りこのRAM93から必要な文
字コードを読み出して表示する。あるいは、2度目のデ
ータについては、重要なもの、例えば先頭に得られる曲
のタイトル等のみもう一度読んで表示したら、以後はそ
のまま、このタイトルを表示し続けるようにしてもよ
い。何度も同じ内容を繰返し変化させて表示するのはわ
ずらわしいこともあるからである。そして曲が変わり、
文字コードの内容が変わるとこの新たな文字コードをR
AM93に記憶してこれを表示する。前の曲の文字コー
ドもそのままRAM93に残されて、その後の表示や曲
の検索等に利用される。なお、表示内容は前述のように
SCコードで特定される各種のものがあるが、再生され
る順にそのまま表示するほか(表示器90が小さければ
順次切換えて表示する。)操作キー88,98によるS
Cコードまたは表示内容の指定により、表示内容を指定
して表示することができる。また、特に指定がなけれ
ば、ディスクタイトルと曲タイトル(または曲タイトル
のみ)を自動で表示するようにするこもできる。また、
オプショナル文字が記録されている場合にはユーザのキ
ー操作により基準文字、オプショナル文字のいずれか一
方または両方を表示できるようにすれば便利である。
【0029】1枚のCDの再生を終了すると、そのCD
についての全ての文字コード情報がRAM93に記憶さ
れ、以後CDを再生装置から外してもその記憶は残さ
れ、次回にそのCDを再生する際の曲の検索等に利用さ
れる。次回の再生ではその文字コード情報はRAM93
に既に記憶されているので、新たな記憶は行なわれな
い。RAM93のオーバフロー防止のため、不要となっ
たディスクのデータはユーザのキー操作により消去でき
るようにしておくと便利である。なお、RAM93にお
ける文字コード情報の記憶方法としては、例えば各曲ご
とに各種内容の文字コード情報をまとめてそれぞれ分類
コード(SC)を付与して記憶する(つまり曲ごとにま
とめて記憶する)ことができる。また、別の方法として
は、各曲の各種文字コード情報を分類コード(SC)ご
とに分けて記憶する(つまり分類コードごとにまとめて
記憶する)ことができる。曲番の情報(TNO)や分類
コード(SC)は格納する番地で表現することができ
る。
【0030】文字コード情報が既にRAM93に記憶さ
れているCDについて再生を行なう場合は、この記憶情
報を有効に利用することができる。その利用方法として
は、例えばディスクを挿入した時にディスクタイトル
(SC=0000)を自動再生して、同一のディスクタ
イトルが既に記憶されているかどうか検出する。既に記
憶されている場合は、その後のキー操作による曲番(T
NO)の指定(つまり曲の頭出し操作)に応じて対応す
る曲タイトルをRAM93から読み出して表示する。キ
ー操作に対応してディスク上の位置を実際に検索して文
字コード情報を再生して表示する場合には、伝送レート
が遅いので曲タイトルが表示されるまでに時間がかかる
が、このようにRAM93の記憶情報に基づき表示すれ
ば、キー指定操作後即座に該当曲タイトルを表示するこ
とができる。このようにして、装着されたディスクタイ
トルさえはじめに識別されれば、あとはキー操作による
曲番指定や分類コードの指定(または表示内容に対応し
て設けられた特別のキー操作による指定)により対応す
る表示を即座にすることができる。なお、RAM93か
ら文字コード情報を読み出す具体的な処理方法として
は、曲ごとに各種情報をまとめて記憶している場合は、
曲番の指定により対応する曲番を選び出し、この曲番に
含まれている文字コード情報の中から指定された分類コ
ードが付与されている情報を読み出す。または分類コー
ドごとにまとめて記憶している場合には指定された分類
コードの文字コード情報を選び出し、その中から指定さ
れた曲番TNOに対応した情報を読み出す。
【0031】また、この発明の情報配置方法によって記
録されたCDを再生するCD再生装置を、複数枚のCD
を装着して再生するオートチェンジャ機能付のCD再生
装置として構成することにより、容易にディスク検索を
することができる。すなわち、従来のオートチェンジャ
においては、多数のディスクを装着して使用している場
合、何番目のディスクのどの曲番に何という曲があった
かということを記憶しておくことは不可能であり、聞き
たい曲を選び出すのに大変な手間を要してしまう。モー
ド1のQチャンネルサブコードに記録されている曲番の
数字はそれ自身曲の内容を示すものではないので、ディ
スクが沢山あるような状況での選曲は難しく、これがオ
ートチェンジャの普及を疎外している。そこで、この発
明の情報配置方法によって記録されたCDを利用するこ
とにより、オートチェンジャにおいても聴きたい曲を即
座に検索することができる。また、これをオートチェン
ジャ式カーCDに適用すればトランクルーム内にチェン
ジャを設置しても室内から所望の曲を選曲できるので、
非常に便利である。その具体的方法を−明する。
【0032】オートチェンジャに装着した全てのディス
クについて、初回の再生時に再生されたディスクタイト
ルとディスクがセットされている場所(ディスクナンバ
ー)のデータを対応して不揮発生RAMに記憶する(他
の文字コード情報も当然記憶する)。その後ディスクが
取り出されて、ディスクの格納場所が空になったら、こ
れを検出してそのディスクナンバに該当するメモリアド
レスにディスクが無いというフラグを付けておく。この
場所に新たにディスクが挿入されたら、ディスクのデー
タを読み取ってディスクタイトルによりディスクを識別
し、この情報に一致するディスク情報の有無を検索す
る。これに一致するものがあれば、そのデータを該当位
置のディスクのデータとして使用する。ディスクの検索
は、例えばディスクタイトルをキー操作で指示(アルフ
ァベットまたはかな等で指示)して行なうことができ
る。この場合は指示されたディスクタイトルと不揮発性
RAMに記憶されているディスクタイトル名を比較し、
一致するディスクがあれば、対応する装着場所のディス
クをターンテーブルに装着して再生を行なう。また、曲
名を指示した選曲を行なうこともできる。この場合は、
不揮発生RAMに記憶されている全ディスクの曲名の中
から該当する曲名を検索し、同じ曲名があればその曲名
に対応したディスクの該当曲番を再生する。この時対応
するディスク名も判明するので、これと曲名を表示す
る。また曲名以外の情報(演奏者名等)による選曲も同
様の方法で可能である。なお、このような曲名等による
選曲はオートチェンジャ機能を有しない再生装置にも適
用することができる。また、ディスクの装着場所および
曲番がわかっている場合には、これを直接キー操作で指
定すれば、該当ディスクの情報が不揮発性RAMにあれ
ば、そのディスク名と曲名を即座に表示して該当曲のサ
ーチを行なう。このように、この発明の情報配置方法に
よって記録されたCDを再生するCD再生装置をオート
チェンジャとして構成することにより、自分の聴きたい
曲を自由に選択することができる。なお、はじめに装着
したディスクでは、情報を読み出すのにある程度時間が
必要なので表示のスピードは遅いが、2度目の再生から
は高速で表示できる。しかも、オートチェンジャでは収
納したディスクを何度も聴くことが多いので、最初の応
答の遅さはあまり問題にならない。
【0033】また、この発明の情報配置方法によって記
録されたCDを利用するとともにリモコンを図5のよう
な双方向リモコンとすることにより、リモコンの操作性
向上を図ることができる。すなわち、従来の双方向リモ
コンは、CD再生装置本体からディスクの情報を有線ま
たはワイヤレス方式で伝えたとしても、ディスクの装着
されている場所の番号であったり、曲の番号の数値だっ
たりして、実際何が再生できるか手元では判らなかっ
た。そこで、この発明の情報配置方法によって記録され
CDを利用することにより、リモコンの手元において
もどの場所にどのディスクが装着されどのような曲が録
音されてしてさらにどのような演奏家が演奏していると
いう情報まで判るようになる。図5のリモコン96でこ
れを実現する方法の具体例を説明する。リモコン96に
おいて曲番を指定操作すると、曲番の問合せ信号がリモ
コン送受信部100から発せられて投光部100から送
信される。本体側の受光部104はこれを受信して、リ
モコン送受信部106を介して制御回路86に送る。制
御回路86は該当曲番の曲名がRAM93に記憶されて
いる場合にはその曲名を読み出す。この曲名データはリ
モコン送信部106から発せられて投光部108から送
信される。リモコン96は受光部110でこれを受光し
て表示器112に表示する。要求データをまだ本体が記
憶してない場合はリモコン96へ読み取り中であること
を示す信号を送って、該当曲番の曲を再生しに行き、必
要なデータがそろったところでリモコン96側へデータ
を送る。この時本体へ再生操作信号が送られていない場
合でもその処理は自動的に行ない、その間音は出さない
でおく。以上は、手元からの問い合せに応じて機能する
方式であるが、本体側から一方的にデータを送るように
することもできる。例えば、リモコン96がアクティブ
状態になったとき、本体にこのことを伝送すると、本体
側から装着されているディスクの曲番と曲タイトルの情
報を送る。リモコン96側では、この情報を記憶してお
き、必要に応じて表示に利用する。曲番の指示があれば
この曲番の曲タイトルをメモリから読み出して表示す
る。再生指示があって再生が開始されると、本体側から
時々刻々のデータ(モード1の曲番、時間情報等)を送
り、リモコン96側ではこれをリアルタイム表示する。
この発明は、CDVその他CD規格のディスクにも適用
することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ユーザが知りたいトラック内容に関する情報をトラ
ック再生と並行して表示することができる。また、Qサ
ブコードを利用して記録し再生し、表示するので、現在
の規格に少量のデータを追加するだけで対処でき、文字
表示のための回路構成が従来装置に比べてさほどコスト
アップにならないで実現できる。また、トラック内容に
関する情報をコードとして記録するので、表示器は基本
的にはLCD、LED等のライン表示器ですむので再生
装置本体に具えることができ、前記従来のCDグラフィ
ックスによる表示のようにTVモニタがなくても表示す
ることができる。また、コードとして記録するので、こ
れをデータ検索等に利用することができ、ユーザにとっ
てより使用しやすいものとなる。また、文字パターンは
再生装置のソフトで決めることができ、CDにはコード
を記録するだけでよいので、CDグラフィックスに比べ
て記録情報の作成が容易である。さらには、CDフォー
マット中に常時挿入されているQチャンネルサブコード
を利用して記録するため、全体データ量は、必要十分と
なり、しかも編集情報で編集するためデータ効率は良好
となり、瞬時のデータ伝送量は少なくてすむ。また、実
施の形態で述べたように、この発明の情報配置方法によ
って記録されたCDを再生するCD再生装置をオートチ
ェンジャとして構成すれば選曲(トラック選択)が非常
に楽になる。また、実施の形態で述べたようにリモコン
の手元で曲のタイトルを見ることができるようにすれ
ば、リモコンの双方向通信を実用化する意義が大きくな
る。また、この発明によれば、トラック内容に関する情
報をQチャンネルデータフレームの100個につき多く
とも8個までに割り当てて記録するので、従来規格のモ
ード1による曲番(トラック番号)や時間情報の表示も
何ら支障なく行なうことができる。また、文字コードと
して、ASCIIまたはJIS漢字コードを用いたので
効率良い記録を行なうことができる。また、現在の規格
に少量の情報を追加するだけであるので、CDソフトの
製作も今までのものをそのまま利用することができるの
で実現がきわめて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の情報配置方法によって記録された
CDを再生するCD再生装置の文字表示回路の構成例を
示すブロック図である。
【図2】 この発明の情報配置方法によるCDデータフ
ォーマットの実施の形態を示す図である。
【図3】 この発明の情報配置方法による1ライン分の
データの実施の形態(基準文字のみの場合)を示す図で
ある。
【図4】 この発明の情報配置方法による1ライン分の
データの実施の形態(オプショナル文字のみの場合)を
示す図である。
【図5】 この発明の情報配置方法によって記録された
CDを再生するCD再生装置の全体構成例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
12…CD、90…表示器(表示手段)、118…文字
表示回路、120…再生出力手段、122…サブコード
チャンネル識別手段(Qチャンネル情報検出手段)、1
26…特定情報識別手段、128…情報区分手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 27/00 G11B 20/12 G11B 27/10 G11B 27/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CDのプログラム領域のサブコードQチャ
    ンネルデータフレームに、該フレーム100個につき多
    くとも8個のフレームに、対応するトラックの内容を表
    わすASCIIまたはJIS漢字コードの文字コード情
    報および編集情報を、サブコードQチャンネルのアドレ
    ス4ビットの既に定義されているモード1〜3に該当し
    ない新たに定義したモードによる識別符号とともに記録
    するCDの情報配置方法。
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