JP2621117B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JP2621117B2
JP2621117B2 JP63045746A JP4574688A JP2621117B2 JP 2621117 B2 JP2621117 B2 JP 2621117B2 JP 63045746 A JP63045746 A JP 63045746A JP 4574688 A JP4574688 A JP 4574688A JP 2621117 B2 JP2621117 B2 JP 2621117B2
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治 石川
和義 渡辺
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栃木富士産業株式会社
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D35/00Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
    • F16D35/005Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with multiple lamellae

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えば四輪駆動車に使用される動力伝達
装置に係り、さらに詳しくは、作動室内の抵抗板が受け
る粘性流体の粘性抵抗により動力を伝達する動力伝達装
置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の動力伝達装置としては、例えば特開昭
58−50349号公報に記載のいわゆるビスカスカップリン
グ装置がある。このビスカスカップリング装置は、作動
室内に封入されたシリコンオイル等の粘性流体内で、ケ
ース側、シャフト側にそれぞれ抵抗板が回転方向に係合
して交互に配設されたもので、ケース、シャフトと一体
に回転する複数の抵抗板が相対回転を起そうとすると
き、粘性流体の粘性抵抗によって動力を伝達するもので
ある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の動力伝達装置(ビス
カスカップリング装置)は、作動室がケースと2本のア
クスルシャフトとの間に配設されたシール部材によって
密閉状に形成されており、この作動室内に封入された粘
性流体内に設けられるシャフト側の抵抗板は、2本のア
クスルシャフトの先端部外周に形成されたスプラインで
回転方向に係合するように設けられていた。従って、作
動室に粘性流体を封入した状態でのサブアッセンブリ化
を図ることができず、車両組立時に抵抗板等を組込み、
シール部材を装着した後に粘性流体を封入しなくてはな
らないため、組立作業が煩雑となり信頼性が低下する恐
れがある。
これに対し、特開昭62−165032号公報に記載されたよ
うに、外筒部材と、この外筒部材の両側に一体に設けた
サイドフランジと、このサイドフランジ内周側に配置さ
れるハブとによって作動室が形成されている。また作動
室内に封入した粘性流体内で、外筒部材の内周壁とハブ
の外周にそれぞれ複数の抵抗板が回転方向に係合して交
互に配設され、前記ハブの内周は回転入力を受ける軸と
回転方向に係止連結されるとともに、前記サイドフラン
ジに回転自在に嵌合させており、このハブとサイドフラ
ンジとの嵌合部にシール部材を配設することにより前記
作動室が密閉状に形成されている。
しかし、このような従来のビスカスカップリング装置
にあっては、サブアッセンブリ化が可能となる利点があ
る反面、軸上にハブが設けられているため、作動室の容
積が直径方向で狭められ所望の性能が得られなくなると
いう問題点があり、この問題を解決するためには、作動
室の軸方向の長さを大きく形成しなければならず、大型
化する傾向がある。
また、ハブの内周は軸に対してセンタリングされ、一
方、外周は外周部にセンタリングされなければならない
為、加工及び組立が困難になるという問題点があった。
そこで、この発明は上記問題点に鑑み創案されたもの
で加工及び組立が容易でサブアッセンブリ化が図れ、し
かも小型化が図れる動力伝達装置の提供を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、一端側に第
1連結部を有し他端側へ細くなる段付形状のシャフト
と、このシャフトの他端側から嵌合され第2連結部を有
したケースと、前記シャフト及びケース間に形成され粘
性流体を封入した作動室と、前記作動室内において前記
シャフトとケースとにそれぞれ回転方向に係合して交互
に配設された複数の抵抗板とを備える構成とした。
(作用) 上記の構成によれば、シャフトの一端側に連結部を設
け他端側へ細くなる段付形状とし、このシャフトの他端
側からケースを嵌合して作動室が形成されるため、サブ
アッセンブリ化が可能となり組立が容易になる。
また、シャフトの一部の段部に抵抗板が配設されてい
るため、従来のハブを省略することができるので、小型
化を図ることができる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はこの発明に係る動力伝達装置の第2図I−I
線縦断面図、第2図は一部省略の正面図、第3図はこの
発明に係る動力伝達装置を適用した四輪駆動装置全体を
示す図である。
第3図に示すように、エンジン1及びトランスミッシ
ョン3が車両の前部に横向きに配置されている。トラン
スミッション3からの出力はトランスファ5を介して一
方では左右の前輪7に伝達され、また、他方ではビスカ
スカップリング装置9及びプロペラシャフト11を介して
ファイナルドライブユニット13に伝達される。さらに、
ファイナルドライブユニット13から左右の後輪15に駆動
力が伝達される。
前記ビスカスカップリング装置9は、入力軸と出力軸
との間にわずかな回転数差が生じた場合に、わずかなト
ルクを伝達するという特性を有し、大きな回転数差に対
して極めて大きなトルクを伝達する機能を有している。
このビスカスカップリング装置9は、第1図に示すよ
うに、一端側に第1連結部としてのフランジ17を有し回
転入力を受けるシャフト19の外周には、ケース21が相対
回転可能に嵌合されており、前記シャフト19とケース21
との間には密閉状に形成された作動室23が設けられてい
る。フランジ17はトランスファ5の出力軸に設けられた
フランジに連結されている。
前記シャフト19は、一端側フランジ17から他端側へ順
次細くなる第1段部25、第2段部27、第3段部29、第4
段部31、第5段部33、第6段部35及び第7段部37を設け
た多段の段付形状に形成されている。一方、ケース21
は、一端側にフランジ39を有する筒状の外筒41の開放端
側に出力部43が嵌合され、両者を溶接等の手段で一体化
して形成されている。出力部43は第2図のように形成さ
れ、ねじ部44aを第2連結部としてボス部44に有してい
る。このボス部44には図示しないユニバーサルジョイン
トのフランジが連結され、さらにプロペラシャフト11が
連結されている。そして、ケース21はシャフト19の他端
側から嵌合され、シャフト19の第3段部29と第7段部37
に対しケース21のフランジ39の環状突部45と出力部43と
が軸受47、49を介して回転自在に支持されている。シャ
フト19の第4段部31と第6段部35に対しては、ケース21
のフランジ39と出力部43にはシール部材51、53が設けら
れている。そして、シール部材51、53によって作動室23
は密閉形成され、この作動室23にはシリコンオイル等の
ような粘性流体が封入されている。
前記作動室23内には、ケース21の外筒41の内周壁に形
成されたスプライン55で回転方向に係合された複数の抵
抗板57と、シャフト19の第5段部33外周に形成されたス
プライン59で回転方向に係合された複数の抵抗板61とが
交互に配設され、ケース21側の抵抗板57間の所定間隔を
保つための位置決めスペーサリーング63がシャフト19側
の抵抗板61の外周に接触しないように各抵抗板57間に挿
入されている。
前記シャフト19は、重量軽減を図るための軸方向貫通
孔65を穿設して中空に形成している。
また、シャフト19の第2段部27とケース21の環状突部
45のつば部67との間には、シャフト19とケース21の相対
回転に支障なくシール部材69が設けられている。71はシ
ール部材69のリップに接するダストカバーである。
つぎに、上記一実施例の作用について説明する。
エンジン1の駆動力は、トランスミッション3によっ
て所定の変速を行われたあとトランスファ5を経て一方
では前輪7に伝達され、また他方ではビスカスカップリ
ング装置9、プロペラシャフト11及びファイナルドライ
ブユニット13を介して後輪15に伝達される。
トランスファ5からビスカスカップリング装置9のシ
ャフト19に入力される回転力は、シャフト19と一体的に
回転する抵抗板61と、作動室23内に封入された粘性流体
の粘性抵抗とから抵抗板57に伝わり、抵抗板57と一体的
に回転するケース21に伝えられ、出力部43にユニバーサ
ルジョイントを介して連結されたプロペラシャフト11に
伝達される。
ところで、上記ビスカスカップリング装置9は、回転
入力を受けるシャフト19が一端側に連結部17を有し他端
側へ細くなる段付形状に形成しているため、組立時この
シャフト19の他端側からケース21を嵌合することがで
き、さらに、前記シャフト19の一部の段部(この実施例
では第5段部33とケース21との間に粘性流体を封入した
作動室23を設け、この作動室23内にケース21の内周壁に
形成されたスプライン55で回転方向に係合された複数の
抵抗板57と、シャフト19の第5段部33に形成されたスプ
ライン59に回転方向に係合された複数の抵抗板61とを交
互に配設することにより、従来例のようにシャフト側に
ハブ部材を設けることなくビスカスカップリング装置9
のサブアッセンブリ化が可能となり、第3図のように車
両へ組込むときの組立作業を簡素化することができる。
また、上記ビスカスカップリング装置9は、シャフト
19側にハブを設ける必要がないから、作動室23の容積か
直径方向で狭められることがない。従って、作動室23の
軸方向の長さを大きくすることなく容量を確保すること
ができ、小型化を図ることができる。
[発明の効果] 以上の説明より明らかなように、この発明の構成によ
れば、一端側に第1連結部を有し他端側へ細くなる段付
形状のシャフトと、このシャフトの他端側から嵌合され
るケースとの間に粘性流体を封入した作動室を設け、こ
の作動室内に交互にケースとシャフトとにそれぞれ回転
方向に係合された複数の抵抗板を配設したから、作動室
内に粘性流体を封入した状態でサブアッセンブリ化が可
能となり、組立作業が容易になる。しかも、シャフトの
一部に直接抵抗板を配設できるから従来のハブを省略す
ることができ、小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る動力伝達装置の第2
図I−I線縦断面図、第2図は一部省略正面図、第3図
はこの発明の一実施例に係る動力伝達装置を適用した四
輪駆動装置全体を示す図である。 17……フランジ(第1連結部) 19……シャフト 21……ケース 23……作動室 25〜37……段部 44……ボス部(第2連結部) 57、61……抵抗板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側に第1連結部を有し他端側へ細くな
    る段付形状のシャフトと、このシャフトの他端側から嵌
    合され第2連結部を有したケースと、前記シャフト及び
    ケース間に形成され粘性流体を封入した作動室と、前記
    作動室内において前記シャフトとケースとにそれぞれ回
    転方向に係合して交互に配設された複数の抵抗板とを備
    えてなる動力伝達装置。
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