JP2620266B2 - 感熱転写媒体 - Google Patents

感熱転写媒体

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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、プリンタ、ファクシミリ等の感熱転写装置
に用いられる感熱転写媒体に関し、更に詳しくは、金銀
等の金属光沢の文字画像を平滑度の低い被記録紙に記録
できる様にしたラフ紙対応の感熱転写媒体に関する。
[従来の技術] 従来より、一般に感熱転写媒体用接着剤としては、ワ
ックス系分散型接着剤と溶剤型高分子接着剤の単独また
は混合系が用いられていた。
しかし、本発明の如き高い金属光沢性を有する感熱転
写媒体において上記接着剤を単独または混合系において
使用した場合、各々長所と共に次のような欠点が認めら
れ広範囲なラフ紙への対応が難しかった。
ワックス系分散型接着剤単独の場合 熱伝導性が良すぎるため溶融粘度が低く、印字の際の
欠け現象(一般に中抜け、逆転写等と呼ばれている現
象)が起こり易く、ベック平滑度100sec.以下、とりわ
け50sec.以下のラフ紙への印字が困難である。
溶剤可溶型高分子接着剤単独の場合 熱伝導性が悪く高速印字に対応できない。
分子量が大きいため、印字の切れ性(シャープさ)が
悪い。
混合系の場合 前記二者の欠点がでる。即ち、熱伝導性が良すぎるた
め溶融粘度が低く、印字の際の欠け現象(一般に中抜
け、逆転写等と呼ばれている現象)が起こり易く、ベッ
ク平滑度100sec.以下、とりわけ50sec.以下のラフ紙へ
の印字が困難である。
熱伝導性が悪く高速印字に対応できない。
分子量が大きいため、印字の切れ性(シャープさ)が
悪い。
[発明の目的] 本発明は上記従来の欠点に鑑み、極めて良好な金属光
沢を有した転写像等の記録ができる感熱転写媒体を提供
することにある。
[発明の構成] ベースフイルムの上に直接または離型剤層を介して、
少なくとも保護樹脂塗膜層、金属蒸着層、接着剤層を順
次形成した感熱転写媒体において、接着剤層がワックス
系分散型接着剤層と溶剤可溶型高分子接着剤層をこの順
に積層されてなることを特徴とするラフ紙対応型感熱転
写媒体に関するものである。
即ち本発明の感熱転写媒体においては、従来感熱転写
媒体の単層の接着剤層にかえてワックス系分散型接着剤
層と溶剤可溶型高分子接着剤層をこの順に積層した複合
層を用いることによって、熱伝導性が良くなり、シャー
プな印字が得られる。更に印字の際の欠け現象が起こり
にくくなり、ベック平滑度100sec.以下とりわけ50sec.
以下のラフ紙への印字が可能な極めて良好な金属光沢を
有した転写像等の記録ができる感熱転写媒体を完成した
ものである。
即ち本発明は、ベースフイルム(1)の上に直接また
は離型剤層(2)を介して、少なくとも保護樹脂塗膜層
(3)、金属蒸着層(4)、接着剤層(5)を順次形成
した感熱転写媒体において、接着剤層(5)がワックス
系分散型接着剤層(51)と溶剤可溶型高分子接着剤層
(52)をこの順に積層形成したことにより極めて良好な
金属光沢を有した転写像等の記録ができる感熱転写媒体
を提供することを可能としたものである。
本発明の感熱転写媒体におけるベースフイルム(1)
としては充分な自己保持性を有するものであればいずれ
も用いられるが、たとえばポリエステル、ポリアミドポ
リアドイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロ
ースアセテート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、
フッ素樹脂などの樹脂類またはセロハン紙、グラシン紙
などのフイルム状物またはシート状物や剥離紙または楽
離フイルムなどが適宜用いられる。特にベースフイルム
(1)としては前記樹脂類のフイルム状物で厚さが2.5
〜12μm程度のものを用いるのが、しわや亀裂などのな
い感熱転写媒体の製造が連続的に大量生産できる点から
好ましい。また先に本出願人が出願した発明(特願昭60
−260774号)に記載されている様な、プラスチックフイ
ルムの熱転写層を設ける側の反対泡に無機物の薄膜、例
えばSiO、SiO2、TiO2、ZnO、Al2O3等の酸化物、TiN等の
チッ化物、TiC等の炭化物、炭素、Al、Ni、Cr、Ti、Ni
−Cr合金等の金属の6〜100nm程度の薄膜を設けた耐ホ
ットスティク性加工したものも好ましく用いられる。
尚、ベースフイルム(1)が保護樹脂塗膜層(3)と
の剥離性がよくない場合にはパラフィンワックス、シリ
コーン、フッ素樹脂、界面活性剤などを塗布して離型剤
層(2)を形成しておいてもよい。
本発明の感熱転写媒体において、金属蒸着層事態は機
械的強度が弱く摩擦による損傷などを受けやすいので、
金属蒸着層の面上に保護樹脂塗膜を設ける。保護樹脂塗
膜の厚さは特に制限は無いが通常0.5〜2μmの範囲か
ら適宜選ばれる。
かかる保護樹脂塗膜を形成するための樹脂としては、
たとえば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電子線硬化樹
脂、紫外線硬化性樹脂のいずれもが用いられ、たとえば
アクリル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポ
リビニルブチラール、ポリカーボネート、ニトロセルロ
ース、セルロースアテテート、ウレタン系樹脂、尿素系
樹脂、メラミン系樹脂、尿素−メラミン系樹脂、エポキ
シ系樹脂、アルキッド系樹脂、アミノアルキッド系樹
脂、ロジン変性マレイン酸樹脂などの単独または混合物
が好ましく用いられる。
保護樹脂層の形成は、前記保護樹脂塗膜を形成するた
めの樹脂の有機溶剤溶液、水溶液などをロールコーティ
ング法、グラビアコーティング法、リバースコーティン
グ法、スプレイコーティング法などの通常のコーティン
グ法により塗布し、乾燥(熱硬化性樹脂、電子線硬化性
樹脂、紫外線硬化性樹脂などの場合は硬化)することに
よって行われる。
保護樹脂層はそれが透明または半透明である限りにお
いて染料または顔料などの着色材で着色してもよい。
本発明の感熱転写媒体の金属蒸着層(4)は前記保護
樹脂層の上に常法によりたとえアルミニウム、銅、銀、
金などの金属またはそれらの合金を蒸着して形成される
が、光沢性とコストの点からアルミニウムが最も好まし
い。
前記金属蒸着層としては、公知の真空蒸着法、スパッ
タリング法、イオンプレイティング法などの通常の金属
(合金も含む、以下同様)の薄膜形成方法により、たと
えば亜鉛、アルミニウム、ガリウム、インジウム、錫、
ニッケル、銀、金、銅、珪素、クロム、チタン、白金、
パラジウムなどの蒸着が可能な単体または混合物あるい
は合金等が厚さ10〜100nm程度に蒸着形成される。厚さ
が10nm程度以下の場合には金属光沢が殆ど認められず金
属蒸着層を設けた価値が無く、また100nm程度以上に形
成しても金属光沢に変化がなく経済的でない。尚、金属
蒸着層は一層とせず、複数層としても良く、その場合に
は層毎に金属の種類をかえてもよい。また表面側に位置
する金属蒸着層の厚さを30nm程度以下として内側に位置
する金属蒸着との間に透明樹脂や透明無機金属化合物か
らなる干渉薄膜層を介在させて干渉虹彩色を発生させる
ようにしてもよい。
本発明の感熱転写媒体のワックス系分散型接着剤層
(51)としてはたとえば鯨ロウ、ミツロウ、ラノリン、
カルバナワックス、キャンデリラワックス、モンタンワ
ックスなどの天然ワックス、パラフィンワックス、マイ
クロクリンワックス、酸化ワックス、エステルワック
ス、低分子量ポリエチレンなどの合成ワックス類にタッ
キファイヤー充填剤、可塑剤、酸化防止剤などの単独又
は混合されたものが用いられる。ワックス系分散型接着
剤層(51)の厚さは被転写紙の表面状態などにより適宜
選択決定されるものであるが通常は1〜10μm程度の範
囲から選ばれ、通常の被転写紙の表面が比較的平滑な場
合には比較的薄い1〜2μm程度である。
本発明の感熱転写媒体の溶剤可溶型高分子接着剤層
(52)としてはたとえばラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、フロメン酸、ベヘニン酸な
どの高級脂肪酸、ステアリルアルコール、ベヘニルアル
コールなどの高級アルコール、ショ糖の脂肪酸エステ
ル、ソルビタンの脂肪酸エステルなどのエステル類、ス
テアリンアミド、オレインアミドなどのアミド類、ポリ
アミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹
脂、セルロース系樹脂、ポリビニール系樹脂、石油系樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、フエノール系
樹脂、スチレン系樹脂、天然ゴム、スチレンブタジエン
ゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴムなどのエラス
トマー類、ロジンおよびその誘導体、テルペン樹脂、水
添石油樹脂類にタッキファイヤー充填剤、可塑剤、酸化
防止剤などの単独または混合されたものが用いられる。
溶剤可溶型高分子接着剤層(52)の厚さは被転写紙の表
面状態などにより適宜選択決定されるものであるが通常
は1〜10μm程度の範囲から選ばれ、通常の被転写紙の
表面が比較的平滑な場合には比較的薄い1〜2μm程度
である。
つぎに実施例をあげて本発明を説明する。
[実施例] 実施例1 厚さ3.5μmのポリエステルフイルム上にアクリル樹
脂20部(重量部、以下同じ)および塩化ゴム10部をトル
エン30部、メチルイソブチルケトン20部およびシクロヘ
キサノン20部からなる混合溶剤に溶解してなるコーティ
ング溶液を塗布、乾燥して厚さ2μmの保護樹脂層を形
成し、その上にアルミニウムを真空蒸着法で40nmの厚さ
に蒸着し、更にその上にカルナバワックス20部をトルエ
ン80部に溶解して成るコーティング溶液を塗布乾燥して
厚さ2μmのワックス系分散型接着剤層を形成し、続い
て更にその上にスチレンブタジエンゴム10部、塩素化ポ
リプロピレン7部、キシレン樹脂15部をトルエン50部、
酢酸エチル50部に溶解してなるコーティング溶液を塗布
乾燥し、厚さ2μmの溶剤可溶型高分子接着剤層を形成
して本発明の感熱転写媒体を得た。
実施例2 厚さ6μmのポリエステルフイルム上にパラフィンワ
ックス9部およびケトン樹脂1部をトルエン70部、テレ
ビン油10部および石油ナフサ10部からなる混合溶剤に溶
解して成るコーティング溶液を塗布乾燥して厚さ1μm
の離型剤層を形成し、次いでその面上にスチレンマレイ
ン酸樹脂25部および油性染料55部をトルエン30部、メチ
ルイソブチルケトン20部およびシクロヘキサノン20部か
らなる混合溶剤に溶解してなるコーティング溶液を塗布
乾燥して厚さ2μmの保護樹脂層を形成し、その上にア
ルミニウムを真空蒸着法で厚さ40nmに蒸着し、更にその
上にカルナバワックス20部をトルエン80部に溶解してな
るコーティング溶液を塗布乾燥して厚さ2μmのワック
ス系分散型接着剤層を形成し、続いて更にその上にスチ
レンブタジエンゴム10部、塩素化ポリプロピレン7部、
キシレン樹脂15部をトルエン50部、酢酸エチル50部に溶
解して成るコーティング溶液を塗布乾燥して厚さ2μm
の溶剤可溶型高分子接着剤層を形成して本発明の感熱転
写媒体を得た。
比較例1 厚さ35μmのポリエステルフイルム上にアクリル樹脂
20部および塩化ゴム10部をトルエン30部、メチルイソブ
チルケトン20部およびシクロヘキサノン20部からなる混
合溶剤に溶解してなるコーティング溶液を塗布乾燥して
厚さ2μmの保護樹脂層を形成し、その上にアルミニウ
ムを真空蒸着法で40nmの厚さに蒸着し、更にその上にミ
ツロウ20部をトルエン80部に溶解してなるコーティング
溶液を塗布乾燥して厚さ2μmの接着剤層を形成して感
熱転写媒体を得た。
比較例2 厚さ6μmのポリエステルフイルム上にパラフィンワ
ックス9部およびケトン樹脂1部をトルエン70部、テレ
ピン油10部および石油ナフサ10部からなる混合溶剤に溶
解してなるコーティング溶液を塗布乾燥して厚さ1μm
の離型剤層を形成し、次いでその面上にスチレンマレイ
ン酸樹脂25部および油性染料5部をトルエン30部、メチ
ルイソブチルケトン20部およびシクロヘキサノン20部か
らなる混合溶剤に溶解してなるコーティング溶液を塗布
乾燥して厚さ2μmの保護樹脂層を形成し、その上にア
ルミニウムを真空蒸着法で40nmの厚さに蒸着し、更にそ
の上にスチレンブタジエンゴム10部、塩素化ポリプロピ
レン7部、キシレン樹脂15部をトルエン50部、酢酸エチ
ル50部に溶解してなるコーティング溶液を塗布乾燥し、
厚さ2μmの接着剤層を形成して感熱転写媒体を得た。
比較例3 厚さ3.5μmのポリエステルフイルム上にアクリル樹
脂20部および塩化ゴム10部をトルエン30部、メチルイソ
ブチルケトン20部およびシクロヘキサノン20部からなる
混合溶剤に溶解して成るコーティング溶液を塗布乾燥し
て厚さ2μmの保護樹脂層を形成し、その上にアルミニ
ウムを真空蒸着法で40nmの厚さに蒸着し、更にその上に
ポリアミド樹脂10部およびカルナバワックス10部をトル
エン70部、イソプロピルアルコール10部からなる混合溶
剤に溶解してなるコーティング溶液を塗布乾燥して厚さ
2μmの接着剤層を形成して感熱転写媒体を得た。
比較例4 厚さ9μmのポリエステルフイルム上にパラフィンワ
ックス9部およびケトン樹脂1部をトルエン70部、テレ
ビン油10部および石油ナフサ10部からなる混合溶剤に溶
解して成るコーティング溶液を塗布乾燥して厚さ1μm
の離型剤層を形成し、次いでその面上にスチレンマレイ
ン酸樹脂25部、および油性染料5部をトルエン30部、メ
チルイソブチルケトン20部およびシクロヘキサノン20部
からなる混合溶剤に溶解して成るコーティング溶液を塗
布乾燥して厚さ2μmの保護樹脂層を形成し、その上に
アルミニウムを真空蒸着法で40nmの厚さに蒸着し、更に
その上にパラフィンワックス20部およびエチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂10部をトルエン50部、テレビン油20部
からなる混合溶剤に溶解してなるコーティング溶液を塗
布乾燥して厚さ3μmの接着剤層を構成して感熱転写媒
体を得た。
[発明の効果] 実施例1、2および比較例1、2、3、4で得られた
感熱転写媒体を用いて普通紙にパーソナルワードプロセ
ッサ キャノンPW−70(キャノン株式会社製)で印字し
た。
実施例1および2で得られた本発明の感熱転写媒体を
用いて50sec.以下のラフ紙上に印字した文字画像は極め
て美麗な金属光沢を呈していた。
比較例1〜4で得られた感熱転写媒体を用いて50sec.
以下のラフ紙上に印字した文字画像には、比較例1の場
合のものは熱伝導性が良すぎるため溶融粘度が低く、印
字の際の欠け現象(一般に中抜け、逆転写等と呼ばれて
いる現象)が起こっているのが認められ、比較例2の場
合のものは熱伝導性が悪く高速印字に対応できないばか
りか、分子量が大きいため印字の切れ性(シャープさ)
が悪く印字が不鮮明であり、比較例3および4の場合の
ものはまだ熱伝導性が止すぎるため溶融粘度が低く、印
字の際の欠け現象(一般に中抜け、逆転写等と呼ばれて
いる現象)が起こているのが認められ、その上、分子量
が大きいものが混在するため、印字の切れ性(シャープ
さ)が悪く印字の不鮮明さが認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願発明の感熱転写媒体の基本構成を示す断面
図である。 (図面の符号) (1):ベースフイルム (2):離型剤層 (3):保護樹脂塗膜層 (4):金属蒸着層 (5):接着剤層 (51):ワックス系分散型接着剤層 (52):溶剤可溶型高分子接着剤層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースフイルムの上に直接または離型剤層
    を介して、少なくとも保護樹脂塗膜層、金属蒸着層、接
    着剤層を順次形成した感熱転写媒体において、接着剤層
    がワックス系分散型接着剤層と溶剤可溶型高分子接着剤
    層をこの順に積層されてなることを特徴とするラフ紙対
    応型感熱転写媒体。
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