JP2616809B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、バイポーラ・モス混合型半導体装置に関す
るものである。
(従来の技術) 半導集積回路(LSI)の高集積化,高速化,低消費電
力化が要望される中で、バイポーラLSIの高速性,高駆
動性と、相補型モスLSI(CMOS−LSI)の高集積,低消費
電力という両者の特長を兼ね備えたバイポーラ・相補型
モス混合型LSI(以下、Bi−CMOSLSIと略す)の開発が進
められている。
例えば、特開昭59−94861号公報では、良好なアイソ
レーションを行ない得るBi−CMOS型半導体装置が提案さ
れている。
第3図は、従来のBi−CMOS型半導体装置の断面構造を
示すものである。同図において、P-型半導体基板21の表
面の一部分に、N+型埋込層22を選択拡散により形成し、
さらにP-型半導体基板21の表面の他の部分にP+型埋込層
23を形成したのち、N-型エピタキシャル層24を形成す
る。そして、N-型エピタキシャル層24に、P+型埋込層23
と接続するP型拡散層25を形成する。縦型NPNトランジ
スタは、N+型埋込層22上に形成され、コレクタとなるN-
型エピタキシャル層24の表面から選択拡散により形成さ
れたP+型ベース層26と、P+型ベース層26内に形成したN+
型エミッタ層27から構成されている。NMOSトランジスタ
は、P+型埋込層23上に形成され、B拡散したPウェル領
域28内にN+型ソース・ドレイン領域29と、Pウェル領域
28の表面に設けたゲート酸化膜30、そしてゲート電極31
で構成されている。PMOSトランジスタは、Nウェル領域
であるN-型エピタキシャル層24内にP+型ソース・ドレイ
ン領域32と、N-型エピタキシャル層24の表面に設けたゲ
ート酸化膜30、そしてゲート電極31で構成されている。
以上のように構成された従来のBi−CMOS型半導体装置
においては、N-型エピタキシャル層24下にN+型埋込層22
を設けることで、NPNトランジスタのコレクタ直列抵抗
値を低減している。また、Pウェル領域28下にもP+型埋
込層23を設けることで、ウェル抵抗値が小さくなるた
め、CMOS特有のラッチマップ現象を防ぐことができる。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の構成では、次のような欠点があった。
(1)N+型埋込層とP+型埋込層は、それぞれ選択拡散に
より形成するので、拡散窓を形成するホトリソグラフィ
ーの工程が必要であり、このため、LSIの製造工程数が
増加する。
(2)NPNトランジスタのコレクタN-型半導体層は、エ
ピタキシャル成長により形成するので、製造工程でのス
ループットが低く、また、エピタキシャル成長装置の稼
動原価も高いため、LSIの製造原価が増加する。
本発明の目的は、従来の欠点を解消し、簡易な構成で
製造工程数の削減を図り、製造原価の低減が可能なBi−
CMOS型半導体装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明の半導体装置は、一方導電型の半導体基板と、
この半導体基板の一主面の所定領域に設けられた他方導
電型のウェル領域と、半導体基板の全領域でその半導体
基板中に設けられ、ウェル領域の底面と接続した他方導
電型の第2の埋込層と、ウェル領域外で半導体基板中に
設けられ、第2の埋込層より浅い一方導電型の第1の埋
込層と、この第1の埋込層の上面と接続した半導体基板
の表面領域に、他方導電型MISトランジスタおよびこの
表面領域をコレクタとするバイポーラトランジスタをウ
ェル領域に一方導電型MISトランジスタを備えたもので
ある。
(作 用) 本発明は、上記の構造により、各能動素子は第2の埋
込層とウェル領域で分離され、NPNトランジスタはN型
半導体基板の表面領域をコレクタ領域として形成されて
いるので、エピタキシャル成長による半導体層を用いず
バイポーラトランジスタを実現でき、LSIの製造工程を
短縮することができる。
(実施例) 本発明の一実施例を第1図および第2図に基づいて説
明する。
第1図は、本発明のBi−CMOS型半導体装置の断面構造
を示すものである。同図において、N-型半導体基板(こ
こでは単結晶シリコン基板で、以下、Si基板と略す)1
に第1のN+型埋込層2と、これよりも深い第2のP+型埋
込層3を形成している。ここで、第1および第2の埋込
層2,3は高加速エネルギー(ここでは数MeV程度)のイオ
ン注入により形成されているので、Si基板1表面の不純
物濃度は低く、また、不純物分布のピーク位置も深いた
め、所定の深さ位置に形成することができる。このた
め、Si基板1にはN型の表面領域1a,1bが残る。そし
て、第1の埋込層2の領域外のN-型Si基板1に、第2の
埋込層3と接続するP型ウェル領域4を形成する。した
がって、エピタキシャル成長を用いないで、埋込層をも
つウェル構造を実現することができる。
このように、各埋込層およびウェル領域を形成した上
で、P型ウェル領域4内にN+型ソース・ドレイン領域5
を、そしてP型ウェル領域4の表面にゲート絶縁膜(こ
こではシリコン酸化膜で、以下、ゲート酸化膜という)
6およびゲート電極(ここでは多結晶シリコン膜で、以
下、Poly−Siゲートという)7を形成してNMOSトランジ
スタを構成し、Si基板1の表面領域1a内にP+型ソース・
ドレイン領域8を、そして表面領域1aの表面にゲート酸
化膜6およびPoly−Siゲート7を形成してPMOSトランジ
スタを構成し、第1のN型埋込層2上のSi基板1の表面
領域1b内にP型活性ベース層9、およびN+型埋込層2に
接続するN+型コレクタウォール層10を、そしてP型活性
ベース層9内にN+型エミッタ層5′およびP+型外部ベー
ス層8′を形成してNPNトランジスタを構成している。
第1図において、11は素子分離絶縁膜(ここではシリ
コン酸化膜で、以下、SiO2膜という)、12は層間絶縁膜
(ここではPSG膜)、13はアルミニウム配線(ここではA
l−Si合金膜)であり、素子分離SiO2膜11下のP+型埋込
層3およびP型ウェル領域4は素子分離領域である。
以上のように構成された本実施例によれば、第2のP+
型埋込層3はSi基板1の全領域に形成するので、ホトリ
ソグラフィーの工程が必要であり、このため、LSIの製
造工程数が削減できる。そして、NPNトランジスタはSi
基板1の表面領域1bをコレクタとして形成するので、エ
ピタキシャル成長を用いないため、製造工程のスループ
ットが高いので、LSIの製造原価を低減できる。
次に、本実施例の半導体装置の製造方法について説明
する。第2図(A)〜(C)は、第1図に示したBi−CM
OS型半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
(A)Si基板1の表面にSiO2膜14を形成したのち、ホト
レジスト膜15を約3μmの厚さで形成する。そののち、
ホトリソ技術を用いて、PMOSトランジスタおよびNPNト
ランジスタ形成領域のホトレジスト膜15を開口したの
ち、これをマスクにして燐(P)を高加速エネルギー
で、例えば1〜2MeVで(5〜20)×1013イオン注入す
る。こうすると、約1〜2μmの深さをピークPに打ち
込まれる。
(B)次に、ホトレジスト膜を除去したのち、SiO基板
1に結晶性回復の熱処理を、例えば1000〜1050℃で行な
う。こうすると、所定領域に第1のN+型埋込層2が形成
される。そののち、Si基板1の全領域にボロン(B)を
高加速エネルギーで、例えば1〜2MeVで(1〜5)×10
13イオン注入する。こうすると、約2〜3μmの深さを
ピークにBが打ち込まれる。そののち、Si基板1に結晶
性回復の熱処理を行なうと、第1の埋込層2より深い第
2のP+型埋込層3が形成される。
(C)次に、第1の埋込層2の形成領域外のNMOSトラン
ジスタ形成領域および素子分離領域に、選択拡散を用い
てP型ウェル領域4を形成する。こうすると、Si基板1
には第1のN+型埋込層2上に、第2のP+型埋込層3およ
びP型ウェル領域4で分離されたN型の表面領域1a,1b
が残る。
以下、周知の技術を用いて素子分離SiO2膜11を形成
し、N型の表面領域1bにNPNトランジスタを構成するP
型活性ベース層9とN+型エミッタ層5′とN+型コレクタ
ウォール層10と外部ベース層8′を形成し、また、N型
の表面領域1aにPMOSトランジスタを構成するP+型ソース
・ドレイン領域8とゲート酸化膜6とPoly−Siゲート7
を形成し、P型ウェル領域4にNMOSトランジスタを構成
するN+型ソース・ドレイン領域5とゲート酸化膜6とPo
ly−Siゲート7を形成し、層間用のPSG膜12を形成し、
コンタクト窓を開口したのち、Al配線13を形成して、第
1図のBi−CMOS型半導体装置を構成することができる。
なお、本実施例において、第1のN+型埋込層は燐
(P)を用いて形成したが、砒素(As)あるいはアンチ
モン(Sb)を用いてもよい。さらに、ホトレジスト膜は
注入マスクとして用いているため、他の堆積被膜あるい
は塗布被膜を用いてもよい。
(発明の効果) 本発明によれば、簡易な構成で半導体装置の製造工程
数を削減することができ、したがって、製造原価の低減
可能なBi−CMOS型半導体装置が実現でき、その実用上の
効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における半導体装置の断面
図、第2図は同製造方法の要部を示す断面図、第3図は
従来の半導体装置の断面図である。 1……N-型半導体基板、2……第1のN+型埋込層、3第
2のP+型埋込層、4……P型ウェル領域、5……N+型ソ
ース・ドレイン領域、5′……N型エミッタ層、6…
…ゲート絶縁膜、7……ゲート電極、8……P+型ソース
・ドレイン領域、8′……P+型外部ベース層、9……P
型活性ベース層、10……N+型コレクタウォール層、11…
…素子分離絶縁膜、12……層間絶縁膜、13……アルミニ
ウム配線、14……SiO2膜、15……ホトレジスト膜。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方導電型の半導体基板と、前記半導体基
    板の一主面の所定領域に設けられた他方導電型のウェル
    領域と、半導体基板の全領域でその半導体基板中に設け
    られ、前記ウェル領域の底面と接続した他方導電型の第
    2の埋込層と、前記ウェル領域外で前記半導体基板中に
    設けられ、前記第2の埋込層より浅い一方導電型の第1
    の埋込層と、前記第1の埋込層の上面と接続した前記半
    導体基板の表面領域および前記ウェル領域にそれぞれ形
    成される能動素子を備えたことを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】半導体基板の表面領域に形成される能動素
    子は他方導電型MISトランジスタおよびこの表面領域を
    コレクタとするバイポーラトランジスタで、ウェル領域
    に形成される能動素子は一方導電型MISトランジスタで
    ある請求項(1)記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】第1および第2の埋込層は高加速エネルギ
    ー(ここでは数MeV程度)のイオン注入により形成され
    ている請求項(1)記載の半導体装置。
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