JP2613041B2 - 油圧制御装置 - Google Patents
油圧制御装置Info
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- JP2613041B2 JP2613041B2 JP62026147A JP2614787A JP2613041B2 JP 2613041 B2 JP2613041 B2 JP 2613041B2 JP 62026147 A JP62026147 A JP 62026147A JP 2614787 A JP2614787 A JP 2614787A JP 2613041 B2 JP2613041 B2 JP 2613041B2
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
- E02F9/00—Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
- E02F9/20—Drives; Control devices
- E02F9/22—Hydraulic or pneumatic drives
- E02F9/2221—Control of flow rate; Load sensing arrangements
- E02F9/2232—Control of flow rate; Load sensing arrangements using one or more variable displacement pumps
- E02F9/2235—Control of flow rate; Load sensing arrangements using one or more variable displacement pumps including an electronic controller
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02F—DREDGING; SOIL-SHIFTING
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- E02F9/22—Hydraulic or pneumatic drives
- E02F9/2221—Control of flow rate; Load sensing arrangements
- E02F9/2225—Control of flow rate; Load sensing arrangements using pressure-compensating valves
- E02F9/2228—Control of flow rate; Load sensing arrangements using pressure-compensating valves including an electronic controller
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- Fluid Mechanics (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、パワーショベル等の車輌における油圧ポン
プ制御装置に関するものである。
プ制御装置に関するものである。
［従来の技術］ パワーショベル等の車輌では、油圧ポンプをエンジン
によって駆動すると共に、油圧ポンプから得られる圧油
によって油圧モータや油圧シリンダなどの油圧アクチュ
エータを駆動している。この際に、エンジンの出力トル
クを有効に利用するために、スロットルレバー等により
与えられる指令回転数と回転数検出器で検出した実回転
数、および圧力検出器で検出した油圧ポンプの吸収トル
クとエンジン出力トルクとがそれぞれマッチングするよ
うに油圧ポンプの吐出流量を制御し、エンジン出力の低
下時でもその出力低下に見合った吸収トルクになるよう
にし、エンジンの回転数の低下が起こらないようにした
油圧制御装置が知られている。
によって駆動すると共に、油圧ポンプから得られる圧油
によって油圧モータや油圧シリンダなどの油圧アクチュ
エータを駆動している。この際に、エンジンの出力トル
クを有効に利用するために、スロットルレバー等により
与えられる指令回転数と回転数検出器で検出した実回転
数、および圧力検出器で検出した油圧ポンプの吸収トル
クとエンジン出力トルクとがそれぞれマッチングするよ
うに油圧ポンプの吐出流量を制御し、エンジン出力の低
下時でもその出力低下に見合った吸収トルクになるよう
にし、エンジンの回転数の低下が起こらないようにした
油圧制御装置が知られている。
［発明が解決しようとする問題点］ ところが、油圧モータや油圧シリンダ等の油圧アクチ
ュエータに圧油を供給する電磁弁の開度は、各油圧アク
チュエータに対応した操作レバーからの指令によっての
み制御されているため、（ａ）エンジンの馬力制限によ
り油圧ポンプの吐出流量が減少した時、（ｂ）エンジン
の設定回転数が低く油圧ポンプの斜板角が既に飽和に達
している時、（ｃ）エンジンの回転数が充分に高くなっ
ていない時等に複数の操作レバーが操作された場合は、
油圧アクチュエータ側で必要とする圧油量より油圧ポン
プの吐出流量が少なくなり、各油圧アクチュエータへの
流量配分比が変化し、それぞれの操作レバーの操作感覚
に差が生じると共に、各油圧アクチュエータに結合され
た作業機の息つきが起こり、複合的な操作性が低下して
しまうという問題が生じていた。
ュエータに圧油を供給する電磁弁の開度は、各油圧アク
チュエータに対応した操作レバーからの指令によっての
み制御されているため、（ａ）エンジンの馬力制限によ
り油圧ポンプの吐出流量が減少した時、（ｂ）エンジン
の設定回転数が低く油圧ポンプの斜板角が既に飽和に達
している時、（ｃ）エンジンの回転数が充分に高くなっ
ていない時等に複数の操作レバーが操作された場合は、
油圧アクチュエータ側で必要とする圧油量より油圧ポン
プの吐出流量が少なくなり、各油圧アクチュエータへの
流量配分比が変化し、それぞれの操作レバーの操作感覚
に差が生じると共に、各油圧アクチュエータに結合され
た作業機の息つきが起こり、複合的な操作性が低下して
しまうという問題が生じていた。
本発明の目的は、複合操作性を損うことなく複数の油
圧アクチュエータを駆動することができる油圧制御装置
を提供することにある。
圧アクチュエータを駆動することができる油圧制御装置
を提供することにある。
［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明は、 原動機と、 前記原動機で駆動される油圧ポンプと、 所定の圧力補償特性を有し、前記油圧ポンプの吐出圧
油をそれぞれ対応する複数の油圧アクチュエータに導く
複数の電磁弁と、 前記複数の電磁弁の開度の指令値をそれぞれ発生する
複数の操作レバーと、 前記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力センサと、 前記原動機の回転数を検出する回転数検出センサと、 前記複数の操作レバーから発生された前記複数の電磁
弁の開度の指令値および前記圧力センサにより検出され
た油圧ポンプの吐出圧および前記回転数検出センサによ
り検出された前記原動機の回転数に基づき前記複数の電
磁弁の開度を制御する開度制御信号を発生するとともに
前記油圧ポンプの吐出流量を制御する吐出流量制御信号
を発生する制御手段と を具備する油圧制御装置において、 前記制御手段は、 前記複数の電磁弁の駆動圧力範囲の一点を前記油圧ポ
ンプの吐出流量と前記複数の電磁弁の開度とのバランス
点として設定し、このバランス点を保つように前記複数
の電磁弁の開度を制御する開度制御信号を発生すること
を特徴とする。
油をそれぞれ対応する複数の油圧アクチュエータに導く
複数の電磁弁と、 前記複数の電磁弁の開度の指令値をそれぞれ発生する
複数の操作レバーと、 前記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力センサと、 前記原動機の回転数を検出する回転数検出センサと、 前記複数の操作レバーから発生された前記複数の電磁
弁の開度の指令値および前記圧力センサにより検出され
た油圧ポンプの吐出圧および前記回転数検出センサによ
り検出された前記原動機の回転数に基づき前記複数の電
磁弁の開度を制御する開度制御信号を発生するとともに
前記油圧ポンプの吐出流量を制御する吐出流量制御信号
を発生する制御手段と を具備する油圧制御装置において、 前記制御手段は、 前記複数の電磁弁の駆動圧力範囲の一点を前記油圧ポ
ンプの吐出流量と前記複数の電磁弁の開度とのバランス
点として設定し、このバランス点を保つように前記複数
の電磁弁の開度を制御する開度制御信号を発生すること
を特徴とする。
ここで、前記原動機は、 所定の馬力制限を有するものであり、 前記制御手段は、 前記原動機の馬力制限により前記油圧ポンプの吐出流
量が減少した場合は、この減少分に対応して前記複数の
電磁弁の開度を制御する開度制御信号を小さな値に補正
して出力するように構成することができる。
量が減少した場合は、この減少分に対応して前記複数の
電磁弁の開度を制御する開度制御信号を小さな値に補正
して出力するように構成することができる。
また、前記原動機は、 予め設定された所定の回転数を目標回転数として回転
制御されるものであり、 前記制御手段は、 前記回転数検出センサにより検出された前記原動機の
回転数に対応して前記複数の電磁弁の開度を制御する開
度制御信号を補正して出力するように構成することがで
きる。
制御されるものであり、 前記制御手段は、 前記回転数検出センサにより検出された前記原動機の
回転数に対応して前記複数の電磁弁の開度を制御する開
度制御信号を補正して出力するように構成することがで
きる。
また、前記制御手段は、 前記複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号に基
づき前記複数の電磁弁の開度の総和を算出し、該算出値
が前記油圧ポンプの最大吐出流量に対応して設定された
所定値を越えないように前記複数の電磁弁の開度を制御
する開度制御信号を補正して出力するように構成するこ
とができる。
づき前記複数の電磁弁の開度の総和を算出し、該算出値
が前記油圧ポンプの最大吐出流量に対応して設定された
所定値を越えないように前記複数の電磁弁の開度を制御
する開度制御信号を補正して出力するように構成するこ
とができる。
［作用］ 本発明において、制御手段は、複数の電磁弁の駆動圧
力範囲の一点を油圧ポンプの吐出流量と複数の電磁弁の
開度とのバランス点として設定し、このバランス点を保
つように複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号を
発生する。
力範囲の一点を油圧ポンプの吐出流量と複数の電磁弁の
開度とのバランス点として設定し、このバランス点を保
つように複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号を
発生する。
ここで、例えば、原動機が所定の馬力制限を有するも
のであり、この原動機の馬力制限により油圧ポンプの吐
出流量が減少した場合は、制御手段は、この減少分に対
応して複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号を小
さな値に補正して出力する。
のであり、この原動機の馬力制限により油圧ポンプの吐
出流量が減少した場合は、制御手段は、この減少分に対
応して複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号を小
さな値に補正して出力する。
また、原動機が予め設定された所定の回転数を目標回
転数として回転制御されるものである場合、制御手段は
回転数検出センサにより検出された原動機の回転数に対
応して複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号を補
正して出力する。
転数として回転制御されるものである場合、制御手段は
回転数検出センサにより検出された原動機の回転数に対
応して複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号を補
正して出力する。
また、複数の操作レバーが同時に操作された場合は、
複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号に基づき複
数の電磁弁の開度の総和を算出し、該算出値が油圧ポン
プの最大吐出流量に対応して設定された所定値を越えな
いように複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号を
補正して出力する。
複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号に基づき複
数の電磁弁の開度の総和を算出し、該算出値が油圧ポン
プの最大吐出流量に対応して設定された所定値を越えな
いように複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号を
補正して出力する。
このような制御により、複数の油圧アクチュエータを
その複合操作性を損なうことなく駆動することができ、
作業機の息つき等による作業効率の低下も防止すること
ができる。
その複合操作性を損なうことなく駆動することができ、
作業機の息つき等による作業効率の低下も防止すること
ができる。
［実施例］ 第１図は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
１はエンジン、２はエンジン１によって駆動される油圧
ポンプ、３は油圧ポンプの斜板角を制御する斜板角操作
機構、４はアンロードバルブ、５は第１の油圧アクチュ
エータとしての油圧シリンダ６に対して油圧ポンプ２か
らの圧油を導く電磁弁（４ポート３位置方向切換弁）、
７は第２の油圧アクチュエータとしての油圧モータ８に
対して油圧ポンプ２からの圧油を導く電磁弁（４ポート
３位置方向切換弁）、９は電磁弁５の開度を指示する第
１の操作レバー、10は電磁弁７の開度を指示する第２の
操作レバー、11はエンジンの回転数を検出する回転数検
出器、12は油圧ポンプ２の吐出圧力を検出する圧力検出
器、13は制御装置である。
１はエンジン、２はエンジン１によって駆動される油圧
ポンプ、３は油圧ポンプの斜板角を制御する斜板角操作
機構、４はアンロードバルブ、５は第１の油圧アクチュ
エータとしての油圧シリンダ６に対して油圧ポンプ２か
らの圧油を導く電磁弁（４ポート３位置方向切換弁）、
７は第２の油圧アクチュエータとしての油圧モータ８に
対して油圧ポンプ２からの圧油を導く電磁弁（４ポート
３位置方向切換弁）、９は電磁弁５の開度を指示する第
１の操作レバー、10は電磁弁７の開度を指示する第２の
操作レバー、11はエンジンの回転数を検出する回転数検
出器、12は油圧ポンプ２の吐出圧力を検出する圧力検出
器、13は制御装置である。
制御装置13は、従来と同様にスロットルレバー等によ
り与えられる指令回転数と回転数検出器11で検出した実
回転数、および圧力検出器12の検出信号に基づいて検出
した油圧ポンプの吸収トルクとエンジン１の出力トルク
がマッチングするように油圧ポンプ２の吐出流量を決定
し、斜板角操作機構３を介して油圧ポンプ２の斜板角を
制御する。
り与えられる指令回転数と回転数検出器11で検出した実
回転数、および圧力検出器12の検出信号に基づいて検出
した油圧ポンプの吸収トルクとエンジン１の出力トルク
がマッチングするように油圧ポンプ２の吐出流量を決定
し、斜板角操作機構３を介して油圧ポンプ２の斜板角を
制御する。
一方、制御装置13は操作レバー9,10から指令開度の信
号を検出し、電磁弁5,6の開度を指令された開度に制御
する。これによって、油圧シリンダ６および油圧モータ
８には、操作レバー9,10の指令開度に応じた量の圧油が
供給されて作動する。
号を検出し、電磁弁5,6の開度を指令された開度に制御
する。これによって、油圧シリンダ６および油圧モータ
８には、操作レバー9,10の指令開度に応じた量の圧油が
供給されて作動する。
ここで、電磁弁5,7は開度の制御信号Ｉに対して第２
図に示すような流量制御特性を有するものであり、圧油
の入口と出口との差圧ΔＰがΔＰ1となる条件で制御信
号Ｉ＝Ｉ1,I＝Ｉ2,I＝Ｉ3にそれぞれ対応する流量Ｑ1，
2，3が得られるように構成されている。
図に示すような流量制御特性を有するものであり、圧油
の入口と出口との差圧ΔＰがΔＰ1となる条件で制御信
号Ｉ＝Ｉ1,I＝Ｉ2,I＝Ｉ3にそれぞれ対応する流量Ｑ1，
2，3が得られるように構成されている。
制御装置13はこのような流量制御特性を利用し、エン
ジン１の馬力制限により油圧ポンプ２の吐出流量が減少
した時、あるいはエンジン１の設定回転数が低く油圧ポ
ンプ２の斜板角が飽和に達した時、または油圧シリンダ
６と油圧モータ８とを同時に駆動する時のように、油圧
ポンプ２の吐出流量が油圧シリンダ６と油圧モータ８と
での必要流量より不足している場合には、油圧ポンプ２
の吐出流量にマッチングするように電磁弁5,7の開度を
小さくする。
ジン１の馬力制限により油圧ポンプ２の吐出流量が減少
した時、あるいはエンジン１の設定回転数が低く油圧ポ
ンプ２の斜板角が飽和に達した時、または油圧シリンダ
６と油圧モータ８とを同時に駆動する時のように、油圧
ポンプ２の吐出流量が油圧シリンダ６と油圧モータ８と
での必要流量より不足している場合には、油圧ポンプ２
の吐出流量にマッチングするように電磁弁5,7の開度を
小さくする。
すなわち、第３図は油圧ポンプ２の吐出流量Ｑと吐出
圧力Ｐとの関係を示す図であるが、操作レバー9,10の操
作によって吐出流量Ｑ0を得ようとしている場合に、吐
出圧力ＰがＰ＝Ｐ1となっていれば、一点鎖線で示すエ
ンジン１の出力制御特性によって吐出流量がＱ1まで低
下してしまう。そこで、吐出流量が低下する前の値をＱ
0、低下後の値をＱ1、電磁弁５（または７）の現在の開
度制御信号をＩとすると、 Ｉ′＝Ｉ×Ｑ1/Q0 ……（１） によって流量低下後の開度制御信号Ｉ′を求め、これに
一致するように電磁弁5,7の開度を補正する。この開度
の補正は油圧ポンプ２の出力に接続されているすべての
電磁弁（5,7）に対して同時に実施される。
圧力Ｐとの関係を示す図であるが、操作レバー9,10の操
作によって吐出流量Ｑ0を得ようとしている場合に、吐
出圧力ＰがＰ＝Ｐ1となっていれば、一点鎖線で示すエ
ンジン１の出力制御特性によって吐出流量がＱ1まで低
下してしまう。そこで、吐出流量が低下する前の値をＱ
0、低下後の値をＱ1、電磁弁５（または７）の現在の開
度制御信号をＩとすると、 Ｉ′＝Ｉ×Ｑ1/Q0 ……（１） によって流量低下後の開度制御信号Ｉ′を求め、これに
一致するように電磁弁5,7の開度を補正する。この開度
の補正は油圧ポンプ２の出力に接続されているすべての
電磁弁（5,7）に対して同時に実施される。
また、油圧ポンプ２の斜板角がすでに飽和に達してい
る場合には、操作レバー9,10を操作しても吐出流量Ｑが
変化しないために、この場合は、油圧ポンプ２の吐出流
量の最大値をQmax,操作レバーによって現在指示されて
いる第ｉ番目（ｉ＝1,2,…）の電磁弁の開度指令信号を
Iiとすると、 Ii′＝Qmax・Ii/ΣIi ……（２） によって斜板角飽和時の開度制御信号Ii′を求め、この
信号Ii′によって吐出流量Qmaxが比例配分されて油圧ア
クチュエータに供給されるように電磁弁の開度が制御さ
れる。
る場合には、操作レバー9,10を操作しても吐出流量Ｑが
変化しないために、この場合は、油圧ポンプ２の吐出流
量の最大値をQmax,操作レバーによって現在指示されて
いる第ｉ番目（ｉ＝1,2,…）の電磁弁の開度指令信号を
Iiとすると、 Ii′＝Qmax・Ii/ΣIi ……（２） によって斜板角飽和時の開度制御信号Ii′を求め、この
信号Ii′によって吐出流量Qmaxが比例配分されて油圧ア
クチュエータに供給されるように電磁弁の開度が制御さ
れる。
従って、全ての電磁弁（5,7）の開度の総和が油圧ポ
ンプ２の吐出流量の最大値 Qmaxに見合って制限される
ことになる。この場合、次の第（３）式で示すように油
圧アクチュエータ毎に結合係数aijを考慮することによ
り、油圧アクチュエータの変化速度を簡単に制御するこ
とができる。
ンプ２の吐出流量の最大値 Qmaxに見合って制限される
ことになる。この場合、次の第（３）式で示すように油
圧アクチュエータ毎に結合係数aijを考慮することによ
り、油圧アクチュエータの変化速度を簡単に制御するこ
とができる。
Ii′＝Qmax（Σaij・Qi）／Σ（Σaij・Qi）……（３） 一方、油圧ポンプ２の吐出流量Ｑは、その１回転当り
の吐出流量をq,エンジン１の回転数をEsとすると、 Ｑ＝ｑ・Es で表される。また、１回転当りの吐出流量ｑは第４図
（ａ）に示すように操作レバーのストローク量Ｓの関数
値ｑ＝ｆ（Ｓ）の関係にある。また、ｑと油圧ポンプ２
の斜板角制御信号Ipとの関係は第４図（ｂ）に示すよう
にIpの関数値ｑ＝ｆ（Ip）の関係にある。従って、操作
レバーのストローク量Ｓを大きくしても、エンジン回転
数が小さければ必要な吐出流量は得られない。そこで、
制御装置13は、油圧ポンプ２の入口と出口の差圧ΔP1を
確保し、かつ電磁弁の開度が現在の吐出流量、すなわち
現在のエンジン回転数に対応するように電磁弁（5,7）
の開度を制御する。具体的には、 Ｉ＝ｆv-1｛ｆ（ｓ）・Es,ΔP1｝…… （４） によって現在のエンジン回転数に対応する電磁弁の開度
制御信号Ｉを求めて電磁弁の開度を制御する。ただし、
fvは電磁弁の入力信号に対する吐出流量，圧損の関係を
表わすものである。
の吐出流量をq,エンジン１の回転数をEsとすると、 Ｑ＝ｑ・Es で表される。また、１回転当りの吐出流量ｑは第４図
（ａ）に示すように操作レバーのストローク量Ｓの関数
値ｑ＝ｆ（Ｓ）の関係にある。また、ｑと油圧ポンプ２
の斜板角制御信号Ipとの関係は第４図（ｂ）に示すよう
にIpの関数値ｑ＝ｆ（Ip）の関係にある。従って、操作
レバーのストローク量Ｓを大きくしても、エンジン回転
数が小さければ必要な吐出流量は得られない。そこで、
制御装置13は、油圧ポンプ２の入口と出口の差圧ΔP1を
確保し、かつ電磁弁の開度が現在の吐出流量、すなわち
現在のエンジン回転数に対応するように電磁弁（5,7）
の開度を制御する。具体的には、 Ｉ＝ｆv-1｛ｆ（ｓ）・Es,ΔP1｝…… （４） によって現在のエンジン回転数に対応する電磁弁の開度
制御信号Ｉを求めて電磁弁の開度を制御する。ただし、
fvは電磁弁の入力信号に対する吐出流量，圧損の関係を
表わすものである。
従って、エンジンの馬力制限により油圧ポンプの吐出
流量が減少した時、エンジンの設定回転数が低く油圧ポ
ンプの斜板角が飽和に達した時、複数の油圧アクチュエ
ータを同時に駆動する時のいずれにおいても、各油圧ア
クチュエータでは負荷配分に応じた比率で圧油量が減少
することになるため、複合的な操作性が損われることは
なくなる。
流量が減少した時、エンジンの設定回転数が低く油圧ポ
ンプの斜板角が飽和に達した時、複数の油圧アクチュエ
ータを同時に駆動する時のいずれにおいても、各油圧ア
クチュエータでは負荷配分に応じた比率で圧油量が減少
することになるため、複合的な操作性が損われることは
なくなる。
また、いずれの実施例においても電磁弁の開度制御信
号の与え方によって油圧アクチュエータの変化速度を個
別に調整することができるので、油圧アクチュエータの
変化速度を容易にバランスさせることができるという利
点がある。
号の与え方によって油圧アクチュエータの変化速度を個
別に調整することができるので、油圧アクチュエータの
変化速度を容易にバランスさせることができるという利
点がある。
なお、油圧ポンプ２の吐出流量は、斜板角の制御信号
あるいはエンジン１の実回転数によって推定することが
できるため、あえて吐出流量検出器を設ける必要はな
い。
あるいはエンジン１の実回転数によって推定することが
できるため、あえて吐出流量検出器を設ける必要はな
い。
［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、複数の油圧アク
チュエータをその複合操作性を損うことなく駆動するこ
とができるうえ、作業機の息つき等による作業効率の低
下も防止することができる。
チュエータをその複合操作性を損うことなく駆動するこ
とができるうえ、作業機の息つき等による作業効率の低
下も防止することができる。
第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
電磁弁の流量制御特性を示す特性図、第３図は油圧ポン
プの吐出流量と吐出圧力の関係を示す図、第４図は油圧
ポンプの１回転当りの吐出流量と操作レバーのストロー
クおよび斜板角制御信号との関係を示す図である。 １……エンジン、２……油圧ポンプ、３……斜板角、操
作機構、5,7……電磁弁、６……油圧シリンダ、８……
油圧モータ、9,10……操作レバー、11……回転数検出
器、12……圧力検出器、13……制御装置。
電磁弁の流量制御特性を示す特性図、第３図は油圧ポン
プの吐出流量と吐出圧力の関係を示す図、第４図は油圧
ポンプの１回転当りの吐出流量と操作レバーのストロー
クおよび斜板角制御信号との関係を示す図である。 １……エンジン、２……油圧ポンプ、３……斜板角、操
作機構、5,7……電磁弁、６……油圧シリンダ、８……
油圧モータ、9,10……操作レバー、11……回転数検出
器、12……圧力検出器、13……制御装置。
Claims (4)
- 【請求項１】原動機と、 前記原動機で駆動される油圧ポンプと、 所定の圧力補償特性を有し、前記油圧ポンプの吐出圧油
をそれぞれ対応する複数の油圧アクチュエータに導く複
数の電磁弁と、 前記複数の電磁弁の開度の指令値をそれぞれ発生する複
数の操作レバーと、 前記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力センサと、 前記原動機の回転数を検出する回転数検出センサと、 前記複数の操作レバーから発生された前記複数の電磁弁
の開度の指令値および前記圧力センサにより検出された
油圧ポンプの吐出圧および前記回転数検出センサにより
検出された前記原動機の回転数に基づき前記複数の電磁
弁の開度を制御する開度制御信号を発生するとともに前
記油圧ポンプの吐出流量を制御する吐出流量制御信号を
発生する制御手段と を具備する油圧制御装置において、 前記制御手段は、 前記複数の電磁弁の駆動圧力範囲の一点を前記油圧ポン
プの吐出流量と前記複数の電磁弁の開度とのバランス点
として設定し、このバランス点を保つように前記複数の
電磁弁の開度を制御する開度制御信号を発生することを
特徴とする油圧制御装置。 - 【請求項２】前記原動機は、 所定の馬力制限を有するものであり、 前記制御手段は、 前記原動機の馬力制限により前記油圧ポンプの吐出流量
が減少した場合は、この減少分に対応して前記複数の電
磁弁の開度を制御する開度制御信号を小さな値に補正し
て出力することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
の油圧制御装置。 - 【請求項３】前記原動機は、 予め設定された所定の回転数を目標回転数として回転制
御されるものであり、 前記制御手段は、 前記回転数検出センサにより検出された前記原動機の回
転数に対応して前記複数の電磁弁の開度を制御する開度
制御信号を補正して出力することを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の油圧制御装置。 - 【請求項４】前記制御手段は、 前記複数の電磁弁の開度を制御する開度制御信号に基づ
き前記複数の電磁弁の開度の総和を算出し、該算出値が
前記油圧ポンプの最大吐出流量に対応して設定された所
定値を越えないように前記複数の電磁弁の開度を制御す
る開度制御信号を補正して出力することを特徴とする特
許請求の範囲第１項記載の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP62026147A JP2613041B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 油圧制御装置 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62026147A JP2613041B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 油圧制御装置 |
Publications (2)
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| JPS63195402A JPS63195402A (ja) | 1988-08-12 |
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ID=12185431
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP62026147A Expired - Fee Related JP2613041B2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | 油圧制御装置 |
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| JP (1) | JP2613041B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1987
- 1987-02-06 JP JP62026147A patent/JP2613041B2/ja not_active Expired - Fee Related
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