JP2612060B2

JP2612060B2 - 消耗性品目の物品の配分機械の流体マトリックス切替え装置と消耗品目を分与しその使用を追跡する装置

Info

Publication number: JP2612060B2
Application number: JP63500186A
Authority: JP
Inventors: ラリージーヒギンズ
Original assignee: ラリージーヒギンズ
Priority date: 1986-11-19
Filing date: 1987-11-18
Publication date: 1997-05-21
Anticipated expiration: 2012-05-21
Also published as: JPH01501774A; CH675959A5; AU8322187A; GB2208327A; WO1988004085A1; GB8817106D0; CA1324648C; AU1380292A; FR2606896A1

Description

【発明の詳細な説明】発明の背景本出願は、1985年７月17日付係属出願第06/756,340号
の一部継続出願である。

本発明は一般に消耗品、消耗性ツーリング（工作機械
器具一式）及び補給品をとり扱かうための方法及びシス
テムに関するものであり、さらに限定的に言うとかかる
消耗品の分配、発注、再保管、棚卸し及び最終使用記録
を管理する機械、システム及び方法に関するものであ
る。

標準的な製造又はその他の施設は、各々の作業シフト
のための数多くの消耗性工具及び補給品を使用する。薬
品、工具インサート、ドリルビット、溶接棒、グローブ
及びその他の数多くの品目の形をとるこれらの品々は、
棚卸し、分配、再保管、再発注及びその最終用途までの
追跡がむずかしく高い費用を要するものである。現在の
ところ、かかる消耗品のとり扱かいはきわめて大きな労
働力を要する作業である。通常製造その他の施設は、自
社施設内で必要となる予定の数多くの品目、工具又は補
給品の在庫を収納する工具置き場又は補給品倉庫を単数
又は複数保持している。かかる工具置き場又は補給品倉
庫は、部品自身のコストならびに置き物又は倉庫を維持
し部品を保存するのに必要なスペース及び品物を棚卸
し、再発注及び再保存を管理し制御下で品物を分配する
のに必要な労働力のコストのため、供給及び維持が高く
つくものである。

あらゆる形態の製造作業その他の施設の間での競合が
増大してきたために、製造その他の施設におけるこのよ
うな消耗品の棚卸し、分配、再保存、再発注及び最終用
途追跡に関連するコストを著しく低減することに対する
強い必要性と願望が生み出されることになった。本発明
に従ったツーリング及び補給品のとり扱かい用の方法及
び装置は、品物、工具及び補給品を保存し分配するため
の工具置き場その他のセンターを削除することによりこ
のニーズを満たすものである。これらの従来の工具置き
場又は補給品倉庫に付随する労務費及び間接費はこうし
て著しく軽減されるか全く削除されることになる。本発
明に基づくシステム、装置及び方法を用いることによ
り、品物、ツーリング、補給品及びその他の消耗品は、
先行システムで可能であったよりもはるかに迅速かつ効
果的に製造施設全体を通して分配される。本発明はさら
に、許可されていない従業員がこのシステムを用いるこ
とができないように、品物、工具又は補給品分配作業へ
のアクセスを制御している。本発明は、自動在庫管理を
提供し、分配され使用された品物の使用記録を作成す
る。このシステムは又は、品物、ツーリング及び補給品
の取扱かいの委託方法の使用も可能にしており、従って
在庫コストを著しく軽減することができる。

発明の要約本発明に従ったシステム及び方法は、独創的な設計の
分配機（ディスペンサー）を製造施設その他の施設内の
単数又は複数の選定された場所に置く。機械は、日々の
製造作業を行なうためにその消耗品、工具及び補給品が
必要とされている作業部域の近くに位置づけられる。ワ
ークステーションと工具置き場又は補給品倉庫の間で作
業員、品物、工具及び補給品を輸送するのに失なわれる
貴重な時間はこうして著しく軽減される。各機械内に含
まれている品物、工具及び補給品は、特定のワークステ
ーションのニーズを満たすよう選択される。各機械には
単一の品目が保管されていてもよいし又、ユーザーのニ
ーズに応じて異なる複数の品目の供給を受けていてもよ
い。

機械の１実施態様において、マトリクス切替えを含む
空気式システムが、選択された品物の分配を制御するの
に用いられる。マトリクス切替えシステムは分配システ
ムに必要な構成部品の数を著しく減少させ、ひいては機
械のサイズ及び最初の機械製作及びメンテナンスに関連
する費用も著しく減少させる。

本発明に従うと、単一の分配機は各々独立型の機械と
して作動することができ、又、工場その他の施設全体に
ついて品物、工具及び補給品の在庫及び分配作業を制御
する総合ネットワークの１コンポーネントとして機能す
ることもできる。大規模製造施設においては、このネッ
トワークシステムは、使用すべき部品及び補給品のため
の最新の在庫データでプログラミングされるような本体
コンピュータ又はその他の中央演算処理装置を含んでい
る可能性がある。

本発明に基づくシステムの１実施態様には又、その機
械が独立型であるかネットワーク型であるかにかかわら
ず、分配機に出入りできる許可された従業員全てを識別
するのにプログラミングされ用いられうるプログラム及
びデータベースが含まれている。この実施態様において
各々の機械は、システム内に備えられた処理装置に連結
されたカード読みとり装置などのユーザー識別装置を含
んでいる。このカード読みとり装置は、コード化された
データを含むカードを受け入れることができ、ユーザー
のコード化された識別情報を機械のプログラムへ伝送す
る。このときシステムはこの情報をシステムに結びつけ
られた中央演算処理装置の記憶装置内に自動的に記録す
るよう機能する。

各々の分配機にはさらに、機械から必要とされる品
物、ツーリング又は補給品を識別し発注するのに必要な
データをユーザーが入力できるようにするキーボードな
どの入力装置が含まれている。できればシングルボード
タイプの特別業務用コンピュータが各機械内に備えられ
ているため、キーボード操作により機械内のコンポーネ
ントが識別され、特定のコンポーネントを発注する指令
に対し答えることができ、さらに機械の記憶装置内の分
配されたコンポーネントの在庫を自動的に調整すること
ができる。

機械は通常、複数の機械からデータを収集し製造その
他の施設の作業の全て又は一部分のための在庫を調整す
ることのできるネットワーク化されたシステムに容易に
変換される。各機械内の特殊業務用コンピュータ内に備
えられるプログラムは可変的であるため、機械は、同一
の又は異なる製造施設内で異なるタイプの品物を分配す
るようセットアップ及びプログラミングすることができ
る。

こうしてシステムは、機械へのアクセス管理、効率の
よい工具及び補給品の分配及び再保存そして正確な在庫
管理及び更新を提供する。本発明に基づくシステムは中
央工具置き場又は補給品倉庫の削除を可能にし、各機械
内の在庫が委託ベースで工具又は部品の供給業者により
供給されうるよう調整されている。

本発明に基づくシステム及び方法は、分配されるべき
品物を選択するためのプログラム及び記憶装置を、消耗
品補給物をもつ上述の機械に備えつけている。又品物を
選定するのにデータを入力しこのデータを機械の記憶装
置に伝送するための手段も備えつけられている。このと
き機械は選択された品物を分配する。機械の記憶装置内
に記憶されたデータは次に、機械から分配された消耗品
の発注、棚卸し及び使用追跡を制御するのに用いること
ができる。システムは又、機械のユーザーの許可を識別
し記録するようにプログラミングされうる。システム
は、各機械が製造施設の基本的作業を妨げることのない
方法で定期的に交換用品の保管を受けることができるよ
うにする。マトリクス切り替えを含む空気式制御システ
ムはいかなるものも、機械が多数の品物を効率良く経済
的にとり扱うために拡張されるのを許容することができ
ない。

図面の簡単な説明本発明のその他の目的及び特徴は、以下のような添付
の図面と合わせて、本発明の実施態様例についての以下
の記述を参照することによりさらに明白になることであ
ろう。

なおかかる添付図面中；第１図は、本発明に従った消耗性工具及び補給品を分
配するための機械の正面斜視図である。

第２図は、第１図に示されている分配機と共に用いる
ことのできるユーザー識別カードの平面図である。

第３図は、第２図に示されているユーザーカード上に
提示されたデータを読みとる上で用いられる第１図に示
された機械内に内蔵されたカード読みとり装置の部分斜
視図である。

第４図は、分配されるべき品目を識別し選定するのに
用いるための第１図に示されている機械に内蔵されたキ
ーボードの拡大図である。

第５図は、機械の内部コンポーネントを例示するよう
開放された位置で示されている第１図内の機械の正面図
である。

第６図は、選択されたツーリング又は供給物を保管し
分配するため機械の中に位置づけされたマガジンの１つ
の拡大された部分断面図である。

第７図は、第６図に示されているような保存用マガジ
ンの各々から選定された品目を取り出すため機械内に内
蔵された取り出し機構の拡大部分断面図である。

第８図は、分配作業の最終段階近くにおける機械に内
蔵された取出し機構とマガジンの間の関係を示す第５図
中のライン８−８で切りとった拡大側面断面図である。

第8a図は、分配作業の戻り及び載荷段階にて示されて
いるマガジン及び取出し機構の拡大側面断面図である。

第９図は、第８図のライン９−９に沿って見たマガジ
ンと取出し機構の正面断面図である。

第10図は、機械の中にモニターをとり外し可能な形で
とりつけるための配置を示す、分配機の部分断面での平
面図である。

第11図は、本発明に従った変形分配機の正面図であ
る。

第12図は、本発明に従って機械により保管され分配さ
れる品物の分配、発注、再保存及び再発注を制御するた
め、第１図に示されている機械内に内蔵されたプログラ
ムのオペレーションを表わすフローチャートである。

第13図は、機械を多数の品物の分配に適合させるマト
リクス切替えをもつ空気式制御システムを内蔵する本発
明に従った機械の第三の実施態様の正面図である。

第14図は、第13図に示された機械の側面概略図であ
る。

第15A図は、分配作業が始まる前の休止位置にあるシ
リンダを示す第13図及び第14図に示された機械内に含ま
れる空気式分配シリンダの部分断面図である。

第15B図は、機械から選択された品物を分配するため
起動された位置において示されている第15Aの空気式分
配シリンダの部分断面図である。

第16図は、本発明に基づくマトリクス切替えシステム
の形状及び作動を示す、第13図及び第14図に示されてい
る空気式分配機内に含まれた制御システムの概略図であ
る。

実施例の説明本発明に従ったツーリング及び供給物といった消耗品
を取扱うためのシステム及び方法において用いる分配機
は、第１図において20という参照番号で示されている。
機械（20）には、製造施設内の選定されたステーション
に位置づけることのできる薄鋼板又はその他の適切な材
料で作られた閉鎖型キャビネットが含まれている。本発
明に従うとこのような機械（20）が単数又は複数、機械
により分配される品物、工具又は補給品のエンドユーザ
ーの近くにあるステーション内に位置づけられる。調整
可能な脚部（22）により機械は同一水準の位置に支持さ
れうる。取り外し可能なフロントパネル（24）は、ピア
ノヒンジ（26）により機械に旋回可能な形でとりつけら
れており機械内部に容易に出入りできるようになってい
る。機械の内部への出入りを制御できるようにヒンジ
（26）の反対側のパネル（24）上にロックハンドル（2
8）がとりつけられている。

第１図をさらに詳しく見てみると、フロントパネル
（24）の上部には、機械（20）内に内蔵されているモニ
ター又はビデオ表示端末装置（32）をみるための透明な
視界窓（30）が含まれている。パネル（24）の中央部分
には、モニター（32）と相互接続されたキーボード（3
4）が含まれている。キーボード（34）はこうして、記
載のユーザーが容易にアクセスできるよう位置づけされ
ている。標準的にキーボード（34）上に備えられている
キーのタイプは、第４図に示されているキーボードの拡
大図により明示されている。本発明に基づくシステム内
に内蔵されたプログラムのさまざまな機能を実行するた
め機能キー（36）が備えつけられている。機械のユーザ
ーがシステム動作中にモニター（32）上の望ましい位置
にカーソルを動かすことができるように、カーソル矢印
キー（38）も備えつけられている。数値キーパッド（4
0）も同様にシステム動作中コンピュータに数値データ
を入力することができるようにしている。

コンピュータモニター（32）の全体図は、第５図に示
されている。コンピュータの中央演算処理装置（CPU）
（42）の備えつけ及び場所も第５図に示されている。CP
U（42）は、IBMPC又はその他の適切な標準コンピュータ
ユニットであってもよいし、又、本発明に基づく分配シ
ステムにおいて必要とされるコンピュータ機能のみを実
行するよう縮小された特別製のユニットであってもよ
い。電源はCPU（42）、モニター（32）及びキーボード
（34）を含むコンピュータシステムの駆動のため機械内
に内蔵されている。

第５図及び第10図に示されている機械（20）の実施態
様には、コンピュータモニタ（32）を支持するための回
転棚（46）が含まれている。第５図及び第20図に示され
ているように、モニター（32）を内側位置と外側位置の
間で旋回させることができるようにとりつけ用ブラケッ
ト（48）とピポットピン（50）が棚（46）を支えてい
る。内側位置では、第５図ならびに第10図の実線で示さ
れているように、モニター（12）は視界窓（30）と心合
せされている。外側位置では、第10図に点線で示されて
いるように、棚（46）は、機械（20）のその他の内部コ
ンポーネントにアクセスできるよう外向きの位置でモニ
ター（32）を支持している。

機械（20A）の変形実施態様は第11図に示されてい
る。機械（20A）の部品はコンピュータシステムのコン
ポーネント以外機械（20）におけるものと同じである。
機械（20A）においてモニター（32A）はサイズ面で縮小
されており、フロントパネル（24）上にとりつけられて
いる。CPU（42A）も又特注設計ユニットとして図示され
ているが、これは標準CPU（42）に比べるとサイズ・コ
スト両面で著しく削減されている。この機械（20A）の
実施態様にはさらに、機械の下部に位置づけされたプリ
ンタ（52）が含まれている。プリンタ（52）はCPU（42
A）及びコンピュータシステムのその他のコンポーネン
トとインターフェイスされており、こうして機械（20
A）を使用して生成されたデータのハードコピープリン
トアウトを提供する。

第３図に示されているように、本発明に従った機械
（20及び20A）の各々の実施態様は、IDカード読みとり
装置（60）が備えられるように採用されたものである。
読みとり装置（60）はフロントパネル（24）上にとりつ
けられており、読みとり用スロット（62）を構成してい
る。スロット（62）には、ユーザーのIDカードＣの磁気
片（66）上についたコード化されたデータを読みとるこ
とのできる磁気ヘッド（64）が含まれている。第２図及
び第３図に示されているように、カード（Ｃ）は機械
（20又は20A）の許可されたユーザー各々に対し与えら
れるように設計されており、数多くの製造施設で現在用
いられているIDカードときわめて似たものである。読み
とり装置（60）は、キーボード（34）、CPU（42又は42
A）及びコンピュータシステムのその他のコンポーネン
トとインターフェイスされており、機械のユーザーを識
別し許可された従業員のみが機械にアクセスできるよう
になっている。これらの機能を実行するのに適した読み
とり装置（60）は、SPS Electronics,Inc.,（4047 Tran
sport St.,Palo Alto,Calif,94303）とか入手可能な固
定ヘッドタイプの読みとり装置である。

第５図及び第11図に示されているように、各機械（20
又は20A）には12の保管用及び分配用マガジン（70）が
含まれている。図示されている実施態様においては、各
々のマガジン（70）は同じ構造をもち、第８図に見られ
るように一般に矩形のインサートボックス（72）を保管
し分配するよう設計されている。望ましい場合には、単
数又は複数の共通のマガジン（70）の代りに異なるサイ
ズのマガジンを代用することにより複数の異なる品物を
分配するように単一の機械（20）を適合させることもで
きる。サイズ及び形状面で異なったものでありうる数多
くの品物を分配するよう適合させられたこのような機械
は、以下に詳述されるように、第13図〜第16図に機械
（20B）により例示されている。

第５図及び11図において１〜６までの番号が付された
６つのマガジン（70）が、共通の上部収集シュート（7
4）内に品物を分配するマガジンの上部列を形成してい
る。第８図において７〜12の番号のついたさらに６つの
マガジン（70）が、共通下部収集シュート（76）内に品
物を分配する下部マガジン群を形成している。支持用チ
ェーン（78）又はそれに類するものがシュート（74及び
76）を、関連するマガジン（70）の下の適切な位置にシ
ュート（74及び76）を維持する。第１図に示されている
ように、機械（20又は20A）のフロントパネル（24）
は、上部シュート（74）から収集・分配された品目を受
け入れるよう整列させられた上部分配トラフ（80）を含
んでいる。同様に、フロントパネル（24）は、下部シュ
ート（76）から収集・分配された品物を受けとるよう整
列させられた下部分配トラフ（82）も含んでいる。

マガジン（70）の各々は、機械のユーザーを特定のニ
ーズに合わせてマガジンを変えることができるような方
法で、機械（20又は20A）内にとり外し可能な形でとり
つけられている。この配置を達成するため、各々のマガ
ジン（20）には、例えば溶接によりマガジンの上部に固
定されたハンガーブラケット（84）が含まれている。一
対のストラック（突張り）が機械の上部及び下部におい
て機械（20）の内部を横切って延びており、吊りブラケ
ット（84）を受入れるように適合させられている。１対
のブレース（かすがい）（88）が同様に機械内部の上下
部分を横切ってストラット（86）に平行な位置において
延びている。第６図及び第８図に示されているようにマ
ガジン（70）は、それが支持ストラック（86）から吊り
下がっている場合ブレース（88）に突きあたりこれによ
り適切な位置に保持される。

第６図から第９図に示されているように、各々の分配
用マガジン（70）の下端には吐出し用トレイ（90）が備
わっている。このトレイ（90）は、下部部材（94）内に
形成された相反する流路（92）内に滑動可能な形でとり
つけられている。一方下部部材（94）はマガジン（70）
の下端に固定されている。トレイ（90）は、前端部に開
口入り延長部分（98）が備わった二叉に分かれたスライ
ド（96）で形づくられている。スライド（96）の上には
支持プレート（100）が位置づけられ、二叉に分かれた
スライドを横切って延びるブレース（102）により前端
部でしっかりと支持されている。プレート（100）とブ
レース（102）は、スライド（96）の前端部から間隔を
置かれており、こうしてスライド（96）内に予じめ定め
られたサイズの吐出し用開口部（104）が形成される。
第８図及び第8a図に見られるように、開口部（104）の
目的は品物（72）が機械（20又は20A）の作動中にシュ
ート（76）へ下方に吐出されるようにすることにある。
従って開口部（104）のサイズは、分配されている品物
（72）を収容できるように選択される。スライド（96）
は、機械が異なる形状又はサイズの品物を分配できるよ
うに調整されている場合、さまざまな寸法の開口部をも
つスライドと交換される。

各プレート（100）は、最下位の品物（72）が隣接す
るシュート（74又は76）内に吐出されていくにつれてマ
ガジン（70）内に保管されている品物（72）の列（カラ
ム）を支えるように設計されている。従って第８図に示
されているように、吐出し用トレイ（90）は、最下位の
品物が吐出されていくにつれてプレート（100）が最下
位から２番目の品物（72）をとらえ支えるようにマガジ
ン（70）の下端部に隣接して位置づけされている。又第
８図及び第8a図に示されているように、下部部材（94）
は、列を支えるのに充分な距離だけ品物（72）の列より
下に延びるよう、マガジン（70）の下端部に位置づけさ
れている。品物（72）の列に対する充分な支持は、部材
（94）が下方へこの列の約２分の１だけ延びている場合
に提供されるということがわかっている。

各々のマガジン（70）は、分配作業を容易にするため
品物（72）を心合せされた垂直列状に維持するように設
計されているバネ式プッシャ（推進器）アセンブリ（10
6）も含んでいる。このアセンブリ（106）には、品物
（72）に対し突きあたる細長いプッシャーシュー（10
8）が含まれている。このシュー（108）は、一対の水平
とりつけピン（110）によりマガジン（70）内の垂直な
位置に維持されている。各々のピン（110）の外側端部
は、第８図に示されているようにマガジン（70）内の開
口内で滑動可能な形で支持されている。各ピン（110）
の内側端部は、シュー（108）の後ろにとりつけられた
ボス（112）に固定されている。圧縮バネ（114）は、隣
接するボス（112）と突き合わさった形で各ピン（110）
に沿ってマガジン（70）とシュー（108）の間に延びて
いる。これらのバネは、マガジン（70）内の品物（72）
に対して内側に（第８図においては左方に）シュー（10
8）をバイアスさせるよう機能する。ピン（110）は、品
物（72）に対するシュー（108）の力が機械（20）の作
動中にマガジンからの品物の吐出しを妨げないような方
法で品物を垂直列状に維持するのに充分なものとなるよ
う、調整することができる。

機械（20及び20A）内の吐出し用トレイ（90）の起動
はソレノイドアセンブリ（120）により制御される。第
５図及び第11図に示されているように、機械（20又は20
A）内には各マガジンの下端部に隣接して１つのソレノ
イドアセンブリ（120）が備えつけられている。一対の
流路形状のとりつけ用バー（112）が機械（20又は20A）
の内部を横切って延びこれらのソレノイドアセンブリ
（120）を支持している。第８図にみられるように、と
りつけ用バー（122）は機械内に位置づけされた横方向
ブレース（88）にボルト留めされている。

ソレノイドアセンブリ（120）は、特定の使用分野の
ニーズに応じて、油圧式でも空気式でも又電動式でもよ
い。第１図から第12図までに示されている実施態様にお
いて、ソレノイドアセンブリ（120）は電気的に起動さ
せられており、従ってコイル（124）及び電機子プラン
ジャ（126）を含んでいる。以下に詳述されるように、
第13図から第16図までに示されている機械（20B）内の
分配システムは、空気式に制御されている。

機械（20及び20A）内の各々のソレノイドプランジャ
（126）は、結びつけられた吐出し用トレイ（90）の前
端部上の延長部分（98）にとりつけられている。こうし
てソレノイドアセンブリ（120）を起動させることによ
り、トレイ（90）はソレノイドプランジャ（126）のス
トロークと等しい距離だけ水平に滑動させられることに
なる。ソレノイドアセンブリ（120）は、プランジャ（1
26）のストロークが最下位の品物（72）を開口部（10
4）を通して結びついたシュート（74又は76）内へ吐出
すのに充分な距離だけトレイ（90）を動かすように、設
計され位置づけされている。このような吐出し条件は第
８図に示されている。第８図に示されているように、ソ
レノイドプランジャ（126）の戻りストロークはトレイ
（90）をその最初の位置まで戻し、こうして次の品物を
分配されるべく配置することができるようになる。

本発明に従った機械（20又は20A）の作動の一般的順
序は、第12図に記されているフローチャートを参照すれ
ば理解できる。第12図の「電源オン」ブロックで示され
ているように、機械のコンピュータ及びその他の出力コ
ンポーネントは、図示されてはいない適切なスイッチ又
はそれに類するものにより活化される。「機械活動状
態」ブロックにより描かれているように、これにより機
械（20）は起動させられ、機械コンピュータシステムの
CPU（42又は42A）が初期値設定される。このとき機械
（20又は20A）は、分配サイクルを開始する状態にあ
る。

例示されている実施態様において、機械はユーザーの
許可を識別し確認するよう適合させられている。従って
第12図に「従業員の識別情報入力」ブロックで表わされ
ているように、システムのオペレーションの次の段階
は、機械のフロントパネル（24）上でカード読みとり装
置（60）内に従業員IDカード（Ｃ）を挿入することであ
る。カードスロット（62）内をカードが通過することに
より、磁気読みとりヘッド（64）がカード上の磁気片
（66）上に与えられたデータを走査することになる。機
械のコンピュータシステム内のソフトウエアは、カード
（Ｃ）と読みとり装置（60）を用いて入力されたデータ
を許可されたユーザーのデータベースと比較するようプ
ログラミングされている。そのカードユーザーが許可さ
れていない場合、第12図に示されているように「NO」メ
ッセージが生成され、分配サイクルは進まない。「YE
S」メッセージが生成されると、オペレーションは「可
変的データ入力」段階へと続行できる。この次のオペレ
ーション段階で、ユーザーは機械（20又は20A）のキー
ボード（34）を用い、予じめ選定したデータを入力しこ
れがビデオ表示端末装置（32）を起動する。第12図で
「メニュー選択」ブロックで示されているように、サイ
クル内のこの点において特定の機械（20及び20A）から
利用できる品物のタイプを識別するメニューが端末装置
（32）に表示される。

システムオペレーションのこの「可変的データ入力」
段階において、ユーザーは、機械から分離されるべき１
つの品物を選択するデータをキーボード（34）を通して
入力する。選択された品物に関係する部品、機械、作
業、部課の番号を識別するデータといったその他のさま
ざまな該当するデータも同様に入力できる。品物が入手
不可能な場合又はデータが誤って入力された場合、シス
テムは「NO」メッセージを生成する。第12図に表わされ
ているように、このときシステムは前の段階に戻り端末
装置（32）に再び「メニュー選択」を表示する。一方デ
ータが正しく入力され、選択されたデータが機械内で入
手可能な場合、プログラムは「YES」信号を生成し、オ
ペレーションが進められる。システムは、ユーザーに対
し分配されるべき選択された品物（72）と結びつけられ
たソレノイドアセンブリ（120）を起動させる電気信号
を生成することにより続行する。

第８図及び第8a図に示されているように、ソレノイド
アセンブリ（120）の作動によりプランジャ（126）及び
接続された分配用トレイ（90）は予じめ定められた水平
ストロークにわたって移動させられる。第８図で矢印に
より示されているように、この分配ストロークは最下位
の物品（72）をそれが下部部材（94）の支持から解放さ
れるまで前方（第８図では左方）へ引く。このときこの
品物（72）は、結びつけられたシュート（74又は76）内
に落ち、結びつけられた分配用トラフ（80又は82）内で
ユーザーに対し差し出される。次に、第8a図内の矢印で
示されているように、ソレノイドアセンブリ（120）の
不活性化によりプランジャ（126）及び接続された分配
用トレイ（90）は第8a図に示された当初の位置に戻され
ることになる。この位置において、開口部（104）は、
品物（72）の列と垂直方向に心合せされた状態となるた
め、次に最下位の品物（72）が下部部材（94）とかみ合
うよう落ちる。ここでマガジン（70）と機械（20）は、
この分配作業をくり返す準備ができた状態となる。

第12図で描かれたフローチャート中最後のブロックに
示されているように、機械（20）のオペレーションの最
終段階には「記録の更新」段階が含まれている。サイク
ル中のこの点において、機械（20又は20A）内に備えら
れたコンピュータシステム内に記憶されたデータベース
又は機械とインターフェイスされた中央コンピュータシ
ステム内に記憶されたデータベースが、機械のユーザー
及び分配された単数又は複数の品物を識別するデータで
更新される。システムは又、かかるデータの入力が分配
された品物に関する在庫記録の状態を自動的に更新する
ようにプログラミングされている。

第11図に示されている変更された機械（20A）内に与
えられているプリンタ（52）は、機械のユーザーのID、
分配される品物のタイプ及び数量及び分配された品物に
ついての在庫の現状に関する更新済の情報のハードコピ
ーを印刷するのに用いることができる。さらに、かかる
ハードコピープリントアウトに加えて或いはその代りと
して、プリンタ（52）は機械（20A）のユーザーにとっ
て有用なその他の文書のコピーを生成するよう適合させ
ることもできる。例えば、プリンタ（52）は、更新中の
部品、使用中の工具又は分配中のその他の品物に関する
現在の青写真のコピーを生成するよう１つのプログラム
に対して応答することができる。選択されたジョブに関
するジョブ方法又は手順カードもプリンタ（52）により
生成されうる。機械（20）内に内蔵されているコンピュ
ータシステムは、機械のユーザーのニーズに応えてその
他の文書を作成するようプログラミングすることができ
る。

第13図から第16図までに示されている機械（20B）の
第３の実施態様は、サイズ、形状共に変化する多数の品
物を分配するように作られている。１例として、第15図
と第16図に示されている空気式分配及びマトリクス切換
えシステムを内蔵する機械（20B）は、最高144の別々の
品物を効率よく経済的に分配するよう適合されている。
さらに、マトリクス切換えシステムは、機械（20B）
に、空気式切替えシステム内のコンポーネント部品の高
価で効率の悪い重複無くさらに多くの品物でさえ分配で
きる柔軟性を提供している。

こうして機械（20B）は、品物が分配されるべき施設
内の一定の単数又は複数の場所に位置づけることのでき
る薄鋼板又はその他の適当な材料で作られた閉鎖型キャ
ビネットを含んでいる。機械内部に容易に出入りできる
ようにするため適当なヒンジを用いてとり外し可能なフ
ロントドア（24B）が機械（20B）にとりつけられてい
る。この実施態様においては、ドア（24B）の上には複
数の収集トラフ（80B）がとりつけられ、ドアが閉じら
れたときサイズの異なる分配用マガジン（70B−Ｅ）よ
り下に延びる。

機械（20及び20A）に関して記述されているように、
機械（20B）にはビデオ表示モニター（32B）、キーボー
ド（34B）、プリンタ（52B）及びカード読みとり装置
（60B）を受け入れるためのフロントパネル（24B）が含
まれている。パネル（24B）を照明するためライトバー
（61B）を備えつけることもできる。機械（20B）のこれ
らのコンポーネントは、機械（20及び20A）について前
述した同一コンポーネントと基本的に同じオペレーショ
ンをほぼ同じ方法で実行する。第14図に概略的に示され
ているように、機械（20B）は、自蔵型空気式分配制御
システムを得るべく、その下部に空気動力源と貯蔵タン
ク（200）を含んでいる。

機械（20及び20A）に関連して上述されているよう
に、機械（20B）内の分配用マガジン（70B−Ｅ）の各々
は、各々別々の品物を分配するよう適合させられた一列
の並んだマガジンを含んでいる。マガジン（70B−Ｅ）
は、機械（20及び20A）に内蔵されているマガジン（7
0）と同様に作ることができる。しかしながら、機械（2
0B）は最高144の別々の品物を分配するよう配置すべく
考慮されているため、マガジン（70B−Ｅ）のサイズ及
び形状は、特定のマガジンが分配すべき品物のサイズ及
び形状に対処できるよう変化することになる。マガジン
のサイズ及び形状を変えるというこの概念は、第14図に
示されているマガジン70Bから70Eまでの変化するサイズ
及び形状により概略的に例示されている。

機械（20B）において実施されている空気式制御シス
テムは、品物のサイズ又は形状とは無関係に機械から品
物を分配するよう同じ方法で作動する。例示を目的とし
て、第15A図及び第15B図に示されている空気式制御シス
テムのコンポーネントは、マガジン（70B）群内の各々
の列を起動させるよう適合させられている。同様に例示
を目的として、マガジン（70B）は第15A図及び15B図に
おいて、機械（20及び20A）に関して上述されているマ
ガジン（70）と基本的に同じサイズ及び形状であるもの
として示されている。

第15A図及び第15B図に示されているように、各々のマ
ガジン（70B）は、マガジン内の列内に保持されている
品物（72B）を保管し分配用トラフ（80B）内に個別の分
配するよう配置されている。例示を目的として、マガジ
ン（70B）のコンポーネントはマガジン（70）について
上述されたとおりのものであり、同じ参照番号が与えら
れている。しかしながら、吐出し用トレイ（90B）は第1
5A図及び第15B図において、機械（20B）内に内蔵されて
いる空気式制御システムを収容するように変更されてい
る。

さらに限定的に言うと、トレイ（90B）は、品物（72
B）を受けとり分配するようサイズ・形状が決定される
二叉スライド（96B）で形づくられている。トレイ（90
B）にはさらに、機械（20）について第８図に示されて
いるように前面にではなくむしろその後部に、開口の付
いた延長部分（98B）が備わっている。トレイ（90B）上
の延長部分（98B）を後部に位置づけすることにより、
この延長部分（98B）を、機械（20B）内で各マガジン
（70B）の後方に位置づけられている空気式起動システ
ム（220）にとりつけることができる。

本発明に従うと、各空気圧シリンダ（220）は、前部
圧力チャンバ（222）と後部圧力チャンバ（224）を含む
復動シリンダである。ロッド（228）に接続されたピス
トン（226）はチャンバ（222及び224）を分割する。ピ
ストン（226）にはチャンバ（222及び224）を互いに空
気圧で密封するため従来のシールリング（図示されてお
らず）がついている。第15A図及び第15B図に示されてい
るように、ピストンロッド（228）は、その動作が分配
用トレイ（90B）の並進運動をひきおこすように延長部
分（98B）に連結されている。空気圧ライン（230及び23
2）は、ピストン（226）の前方側（第15A及びＢ図中左
側）又は後方側（第15A及びＢ図中右側）のいずれかに
空気圧を適用しこうしてピストンロッド（228）とトレ
イ（90B）を分配オペレーション中並進させるため、そ
れぞれシリンダチャンバ（222オペレーション224）に接
続されている。

第15A図に示されている配置は、品物（72B）のような
製品が全く分配されていないドエル状態にある分配機
（20B）と空気圧シリンダ（220）を示している。この状
態は、シリンダ（220）の前方チャンバ（222）内でライ
ン（230）を通して空気圧を恒常的に適用することによ
り維持されている。かかる圧力は第15A図に示されてい
るようにピストン（226）をシリンダ（220）内のそのド
エル位置に維持する。この状態は又、トレイ（90B）を
マガジン（70B）の下に位置づけ、品物（72B）をマガジ
ン（70B）内の１つの列内でいつでも分配されうる状態
に保つ。

第15図は、分配状態におけるマガジン（70B）と空気
圧シリンダ（220）を示している。この分配状態を達成
するには、ライン（230）及び前方チャンバ（222）内の
空気圧が減圧され、その代りにライン（232）及び後方
チャンバ（224）内で圧力が加えられる。この圧力切り
替えにより、ピストン（226）及びロッド（228）は前方
（第15A及びＢ図では左側）に起動させられることにな
る。一方トレイ（90B）は前方に並進し、マガジン（70
B）から分配用トラフ（80B）内へ最下位の品物（72B）
を分配する。選択された一定の時間が経過した後、ライ
ン（230,232）及びチャンバ（222及び224）内の空気圧
は再び逆転され、ピストン（226）及びロッド（228）な
らびにトレイ（90B）を第15A図に示されている最初のド
エル位置までリサイクルして戻る。

第16図は、マガジン（70B）からの品物（72B）を制御
するための空気圧シリンダ（220）を選択的に起動する
マトリクス空気圧切替えシステムを示している。このシ
ステムは、複数のシリンダ（220）の各々の動作を制御
するのに必要とされる構成部品の数を著しく減らすこと
により機械（20B）の製作・メンテナンス費用を大幅に
削減し、柔軟性ある機械（20B）を提供する。

第16図に示されている機械（20B）用の制御システム
には、IBMPCかその他の適切なコンピュータであっても
又専用EPROM（消去可能プログラム可能ROM）を有するI
Buss Computerであってもよい１つの中央演算装置（CP
U）（42B）が含まれている。コンピュータ（42B）はビ
デオモニター（32B）を含み、キーボード（34B）からの
入力に応えるよう上述のものと同じ形で動作する。この
システムにはさらに、ユーザーを識別しそのユーザーが
機械（20B）を作動する許可を得ていることを確認する
よう上述の読み取り装置（60）と同じ形で機能するIDカ
ード読みとり装置（60B）が含まれている。システム内
にはサーマルプリンタも含まれており、これは機械（20
B）を使用する毎に生成されるデータのハードコピープ
ロントアウトを記録するためにCPU（42B）とインターフ
ェイスされている。補助的な80カラムプリンタ（52C）
も備えつけることができ、これは、日間又は週間報告書
又は機械が最後に保管されて以降の使用報告書などの一
定の選択された期間にわたる機械のトランザクション全
てのハードコピーログ（経過記録）又はジャーナルを生
成するためCPU42Bとインターフェイスされる。

第16図に示されている制御システムには、CPU42Bに電
気的にインターフェイスされるか結合されている一対の
継電器盤（240及び242）も含まれている。各盤（240及
び242）には、CPU42Bのオペレーションに応答して選択
的に起動させられ電気的信号を生成するよう設計されて
いる標準構成の電気継電器Ｒが選択された数だけ含まれ
ている。図示されている機械（20B）は別々の品物を分
配するように設計されているため、各継電器盤（240及
び242）には、以下に詳述するよう12の継電器Ｒが含ま
れている。

本発明に基づく空気式マトリクス切替えシステムは、
第16図においてグリッド（250）により表わされてい
る。このグリッド（250）は、図示された実施態様にお
いて第16図にあるように12のバルブ（VAからVLまで）を
含む一定の選択された数の英字のバルブの段を12段含ん
でいる。このグリッド（250）はさらに、例示された実
施態様においては第16図のV1からV12という番号で示さ
れたバルブを含んでいる選択された数の数字のバルブの
12個の列（カラム）を含んでいる。各々のバルブ（VA−
Ｌ及びV1−12）は、電気信号に応えて空気口を開閉する
よう設計された電気的に起動される２方向バルブであ
る。これらのバルブは、空気圧システム内の連続インラ
イン用途に空気を再循環させることにより大気への排気
を避けるように設計されていてもよく、或いは各オペレ
ーションサイクルの終りに大気に排気することも可能で
ある。第16図にさらに詳しく示されているように、各バ
ルブは継電器盤（240及び242）上の継電器Ｒの１つに別
々に電気接続されている。従って各々のバルブは、接続
された継電器Ｒを通してCPU42Bが生成する電気信号に応
えて起動させられる。

本発明に従ったグリッド（250）にはさらに、段と列
のマトリクス状に配置された選択された数の空気圧シリ
ンダ（Ｃ）が含まれている。図示されている実施態様に
おいて、グリッド（250）には、12の英字シリンダ（CA
〜CL）と12の数値シリンダ（C1〜C12）の同数で配列さ
れた144のシリンダが含まれている。機械（20B）内のシ
リンダＣの数（144）は、機械から分配される品物の数
（144）に相当する。第16図内の各々のシリンダ（Ｃ）
は複数空気圧シリンダであり、第15A図及び第15B図に示
されているシリンダ（220）に関して上述されていると
おりに作動する。

各段の英字シリンダＣは全て、適切なマニホルド又は
Ｔ字型接続（図示されておらず）を通して互いに及び心
合せされた英字バルブＶに空気式に結合されている。従
って段CA内の全てのシリンダは、空気的にまとめて互い
に及びバルブVAに結合されており、段CE内の全てのシリ
ンダは互いにまとめて及びバルブVBに結合される（以下
すべての段について同様）。従って列（カラム）（C1）
内の全てのシリンダは互いにまとめて及びバルブV1に結
合され、列C2内の全てのシリンダは互いに及びバルブ
（V2）に結合される（以下同様）。

この配置により、英字バルブVAはシリンダCAの段全体
に空気圧の力を同時に供給する。そしてその他の英字バ
ルブVB−Ｌは同様に相応するシリンダ段CB−Ｌに空気圧
力を供給する。同様にして数字バルブV1は、シリンダC1
の列全体に空気圧力を同時に供給し、残りの数字バルブ
V2−12は相応するシリンダ列C2−12に空気圧力を供給す
る。

第16図に示されているように、バルブVA−Ｌの列とバ
ルブV1−12の段は各々適当な流体ラインにより空気圧力
源（200）に接続されている。この動力源（200）には、
電動機、コンプレッサ、調節器、注油器、圧力スイッチ
及びタンク式貯蔵装置などの従来の空気圧コンポーネン
トが含まれている。圧力源（200）のこれらのコンポー
ネントは、制御システム内の各々のバルブ（V1−12及び
VA−Ｌ）に選択された圧力を供給するよう従来の方法で
作動する。上述のように、バルブは、選択されたシリン
ダＣの起動の後、インライン用途への空気を動力源（20
0）に戻すか又は大気に排気することのできる２方向バ
ルブである。

本発明に従うと、英字バルブVA−Ｌのような１バルブ
群の中の各バルブは通常開いており、数字バルブV1−12
のようなその他の群は閉じられている。又全ての列及び
段の中の各々のシリンダＣは通常閉じられている。第15
A図について上述されているように、シリンダＣ〔第15A
図においてシリンダ（220）を含む各々〕を閉じた状態
に保つことにより、マガジン（70B）内の関連する品物
（72B）は分配される状態に維持される。この配置は、
通常開いている英字バルブ（VA−Ｌ）を、関連するシリ
ンダ段内のシリンダ（C1−C12）の各々においてライン
（230）を通して前方チャンバ（222）に接続することに
より達成される。同様に、通常閉じられた数字バルブ
（V1−V12）は、関連するシリンダ列内のシリンダ（CA
−Ｌ）の各々においてライン（232）を通して後方チャ
ンバ（224）に接続される。こうして開放したバルブ（V
A−Ｌ）は直接的空気圧をシリンダチャンバ（222）に導
き、閉じたバルブ（V1−12）はチャンバ（224）内の圧
力を減少させるため、各々のシリンダＣ（第15A図の23
0）は、通常第15A図に示されているドエル位置に保たれ
ることになる。

第16図に示されているシステムの電気的コンポーネン
トは、給電用母線Ｐに接続された適切な電源（図示され
ておらず）により給電されている。補助機器について用
いるよう、補足的給電用ソケットを備えることもでき
る。第16図に示されているような適当な電気接続は、シ
ステムのその他の電気コンポーネントを母線Ｐを通じて
電電源に結合する。

第16図に示されている空気式切替えシステムのオペレ
ーションは、機械のユーザーがIDカードをカード読みと
り装置（60B）内に挿入することにより始まる。ユーザ
ーが許可された者である場合、分配されるべき144の品
物のセレクションの中から１つの品物（72B）を識別す
るデータをキーボード（34B）上で入力する。コンピュ
ータ（42B）は、各継電器盤（240,242）上の選択された
継電器Ｒに対し電気信号を生成することによりキーボー
ドデータ入力に対し応答する。例えば、信号は、盤（24
0）上のバルブ（VA）に結びつけられた最上位の継電器
（Ｒ）に対しならびに盤（242）上のバルブ（V1）と結
びつけられた最下位の継電器（Ｒ）に対して生成され
る。以下に詳述されているように、信号の間にはコンピ
ュータ（42B）が制御する小さな（つまりナノセカン
ド）の時間的遅れがあり、信号がバルブ（VA）をバルブ
（V1）より少し前に起動させるようになっていることが
望ましい。

上述のように、バルブVAを含む英字バルブは通常開い
ている。継電器盤（240）を通る信号がバルブVAを起動
させると、バルブは閉じてそれと同時に、関連するシリ
ンダ段（C1−C12）内の各シリンダ（230）内の前方チャ
ンバ（222）の圧力を軽減する。こうして各々のシリン
ダ（C1−C12）は、起動のため平衡化される。次に上述
のわずかな時間的遅れを伴って、継電器盤（242）から
の信号は、関連する通常閉じているバルブ（V1）を開
き、こうして空気圧システムは、関連するシリンダ列
（CA−Ｌ）内の全てのシリンダ（230）の後方チャンバ
（224）内に圧力を加えようとすることになる。しかし
ながら、英字バルブ（VB−Ｌ）は開放状態にとどまって
いるため、数字バルブ（V1）に関連づけられた列内のシ
リンダ（CB−Ｌ）は各シリンダ内のチャンバ（222及び2
24）間の圧力平衡のため起動させられない。関連するバ
ルブ（VA）の閉鎖によりシリンダC1,CAのチャンバ（22
2）内の圧力が減少させられるため、シリンダC1,CAだけ
がこのようにして平衡化されない。

その結果、シリンダC1,CAは起動化され、このシリン
ダ内のピストン（226）及びロッド（228）は、第15A図
に示されているドエル位置から第15B図に示されている
起動された位置へと前方に（第15図では左方に）移動す
る。とりつけられたスライド（90B）も又並進させら
れ、品物（72B）を結びつけられたマガジン（70B）から
分配する。分配される品物（72B）は、キーボード（34
B）でのデータ入力によりユーザーが選択した品物と一
致する。コンピュータ（42B）が制御する時間的間隔が
経過した後、上述の動作シーケンスが逆転し、シリンダ
C1,CAに結びつけられたマガジン（70B）は、他の品物
（72B）をいつでも分配できる状態にまで戻される。さ
らに限定的に言うと、バルブ（V1）が閉じられシリンダ
（C1,CA）を含むシリンダ列（CA〜CL）内の各々のシリ
ンダ（230）のチャンバ（224）から圧力を除去する。次
にバルブ（VA）が開き、シリンダ（C1,CA）を含む関連
するシリンダ段（C1〜12）内の各シリンダ（230）内の
チャンバ（222）に対し圧力を加える。シリンダ（C1,C
A）はこうして第15B図の起動され分配する位置から第15
A図のドエル状態まで戻される。

上述のバルブ（V1及びVA）及びシリンダ（C1,CA）の
オペレーションは、一つの例をとりあげて説明されたも
のである。関連するバルブのオペレーションを制御する
ことにより144本のシリンダＣのいずれか１つを選択的
に起動させ144の品物のうちの１つを分配するよう、同
じオペレーションをくり返すことができる。もう一つ例
を挙げると、シリンダ（C7,CE）は、通常開いたバルブ
（VF）を閉じ閉じたたバルブ（V7）を開くことにより起
動させることができる。又、英字バルブと数字バルブの
群の接続及びオペレーションを逆転させて同じ目的を達
成することが可能であるということも明らかである。

機械（20B）において具体化されている空気式マトリ
クス切替え制御システムは数多くの利点を提供する。機
械（20B）の製造及びメンテナンス面での著しいコスト
削減は、必要とされるバルブ（Ｖ）の数がシリンダ
（Ｃ）及びそれにより分配されるべき品物の数の平方根
のわずか２倍であるという事実に起因するものである。
又、継電器盤（240,242）のような関連する品目の数及
びサイズならびに機械全体のコスト及びサイズの削減も
みられる。さらに、マトリクスフィールドを容易に拡大
又は縮小して機械が分配する品物の数を変更することが
できる。例えば、各列及び段が12ではなく13のバルブを
含むよう２つのバルブを付加し、シリンダＣの列及び段
を１つ付加することにより、機械の分配容量は144点か
ら169点（すなわち各列又は段内のバルブ数の２乗）に
増大する。マトリクス切替えのもつこれらの利点は、最
低４シリンダ、２バルブから最高ではいかなる望ましい
数のシリンダ（ｎ）及び（ｎ）バルブの平方根の２倍、
（すなわち各列及び段内の（ｎ）バルブの平方根の２
倍）までふくらむ。

上述のように、機械（20,20A又は20B）は、単一の場
所で単一の品物又は複数の品物を分配するための独立型
機械として用いることができる。代替的には、機械を、
複数の場所でユーザーに分配するためさまざまな品物を
使用可能な状態におくことのできるシステムを提供する
ようネットワーキングすることもできる。さらに、添付
の請求の範囲及び本発明の考え方から逸脱することな
く、当該技術分野の熟練者は、本発明に基づく機械、方
法又はシステムに対する付加的な変更及び修正を案出す
ることが可能である。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】複数の流体シリンダと、第１のアクチュエ
ータ手段と、第２のアクチュエータ手段と、これらのア
クチュエータ手段の一つを選択的に可変的に作動させる
手段とを備え、各シリンダは分配ストロークを生ずるように配置され、
それぞれ一つの選択された縦列のアドレスと一つの横行
のアドレスとを有し、各シリンダは初期流体圧をかけら
れており、前記の第１のアクチュエータ手段は、各縦列のアドレス
のための流体バルブを備え、そして同じ縦列のアドレス
を有しているそれぞれの流体シリンダと共通の流体連絡
をつくるよう接続され、そしてその縦列のアドレスの各
シリンダを作動状態にするようになっており、前記の第２のアクチュエータ手段は、各横行のアドレス
のための流体バルブを備え、そして同じ横行のアドレス
を有しているそれぞれの流体シリンダと共通の流体連絡
をつくるよに接続され、そしてその横行のアドレスの各
シリンダを作動状態にするようになっており、前記のアクチュエータ手段の一をつ選択的に可変的に作
動させる手段は、前記の第１と第２のアクチュエータ手
段の一つを選択的に作動させて一つの縦列のアドレスと
一つの横行のアドレスとを有するシリンダの状態を、そ
の一つの縦列のアドレスと一つの横行のアドレスとを有
するシリンダを作動させて分配ストロークを生じさせる
ようにすることを特徴とする消耗性品目の物品の配分機械の流体マ
トリックス切替え装置。
【請求項２】複数の消耗性品目の物品を別個に配分する
配分機械において選択された物品の選択配分を制御する
流体マトリックス切替え装置において、分配されている品目に対応する複数の流体シリンダと、
第１のアクチュエータ手段と、第２のアクチュエータ手
段と、こられのアクチュエータ手段の一つを選択的に可
変的に作動させる手段とを備え、各シリンダは品目毎に分配ストロークを生ずるように配
置され、それぞれ一つの選択された縦列のアドレスと一
つの横行のアドレスとを有し、各シリンダは初期流体圧
をかけられていることによって不許可の、錯誤による配
分をすることのないように各マガジンに保護手段を講じ
ており、前記の第１のアクチュエータ手段は、各縦列のアドレス
のための流体バルブを備え、そして同じ縦列のアドレス
を有しているそれぞれの流体シリンダと共通の流体連絡
をつくるよう接続され、そしてその縦列のアドレスの各
シリンダを作動状態にするようになっており、前記の第２のアクチュエータ手段は、各横行のアドレス
のための流体バルブを備え、そして同じ横行のアドレス
を有しているそれぞれの流体シリンダと共通の流体通路
をつくるよう接続され、そしてその横行のアドレスの各
シリンダを作動状態にするようになっており、前記のアクチュエータ手段の一つを選択的に可変的に作
動させる手段は、前記の第１と第２のアクチュエータ手
段の一つを選択的に作動させて一つの縦列のアドレスと
一つの横行のアドレスとを有するシリンダの状態を、そ
の一つの縦列のアドレスと一つの横行のアドレスとを有
するシリンダを作動させてその関連の品目の物品の分配
する分配ストロークを生じさせるようにすることを特徴とする流体マトリックス切替え装置。
【請求項３】シリンダは空気式シリンダであり、そして
バルブは空気式バルブである請求項２に記載の流体マト
リックス切替え装置。
【請求項４】各シリンダは分配と戻りのストロークを生
じるよう作動する両作動流体シリンダである請求項２に
記載の流体マトリックス切替え装置。
【請求項５】配分機械は記憶手段を含み、この記憶手段
は流体マトリックス切替え装置の利用を認められた使用
者を識別するデータを含んでいる請求項２に記載の流体
マトリックス切替え装置。
【請求項６】各縦列と横行におけるシリンダの数は、シ
リンダの数Ｎの平方根であり、第１と第２のアクチュエ
ータ手段の数はそれぞれＮの平方根である請求項２に記
載の流体マトリックス切替え装置。
【請求項７】それぞれに複数の消耗性品目の物品を含む
複数のマガジンを有する配分機械と、選択された数の分配しようとする品目の物品のための記
憶手段とプログラム手段とを含むコンピュータシスタム
と、分配しようとする品目と数とを最初選択するためのプロ
グラムに使用者がデータを入れるための入力キーボード
手段と、選択された品目の状態を使用者に示すための表示を与
え、最初の選択を最終の選択に使用者が変更できるよう
にするためにプロゲラムと一体になったビデオ・デイス
プレイ手段と、最終の品目の選択を特定するデータを配分機械の記憶手
段へ送る手段と、配分信号を発生する手段と、この配分信号に応答して選定品目を分与するため各マガ
ジンへ接続されており、分配ストロークを各マガジンに
与えるため各マガジンに配置した流体シリンダを備え、
各シリンダは一つの選択された縦列のアドレスと一つの
横行のアドレスとを有し、初期流体圧をかけられている
ことによって不許可の、錯誤による分与をすることのな
いように各マガジンに保護手段を講じている、分配手段
と、同じ縦列のアドレスを有しているそれぞれの流体シリン
ダと共通の流体連絡をつくるよう接続され、そしてその
縦列のアドレスの各シリンダを作動状態にする縦列のア
ドレス毎の流体バルブを備えている第１のアクチュエー
タ手段と、同じ横行のアドレスを有しているそれぞれの流体シリン
ダと共通の流体連絡をつくるよう接続され、そしてその
横行のアドレスの各シリンダを作動状態にする横行のア
ドレス毎の流体バルブを備えた第２のアクチュエータ手
段と、一つの縦列のアドレスと一つの横行のアドレスとを有す
るシリンダの状態を、その一つの縦列のアドレスと一つ
の横行のアドレスとを有するシリンダを作動させてその
関連のマガジンの品目の物品を分与する分配ストローク
を生じさせるよう前記の第１と第２のアクチュエータ手
段の一つを選択的に可変的に作動させる手段と、配分機械から分与された消耗性品目の物品の注文、目録
記入そしてその使用の追跡を制御するため配分機械の記
憶装置からデータを出力する手段と、を備えたことを特徴とする消耗品目を分与しその使用を
追跡する装置。
【請求項８】シリンダの作動に応答してマガジン内で滑
動して選定品目の物品を分与する隣接の流体シリンダに
接続されたスライド手段を各マガジンは含む請求項７に
記載の消耗品目を分与しその使用を追跡する装置。
【請求項９】複数の分配マガジンに消耗性の品目の供給
物品を収容した配分機械と、分配しようとする品目の種類と数とを注文するため配分
機械に設けた記憶手段とプログラム手段と、分配しようとする品目の種類と数とを最初選択するため
プログラムに使用者がデータを入れるための手段と、選択された品目の状態に関するデータを使用者に与え、
そして使用者が最初の選択を最終の選択に変更できるよ
うにする手段と、最終の品目の選択を特定するデータを配分機械の記憶手
段へ送る手段と、分配マガジンに分配ストロークを生じさせるため分配マ
ガジン毎に配置した、分配マガジンの数に対応する複数
の流体シリンダを備え、各シリンダは一つの選択された
縦列のアドレスと一つの横行のアドレスとを有し、初期
流体圧にかけられていることによって不許可の、錯誤に
よる分与をすることのないように各マガジンに保護手段
を講じている、配分機械から選定品目の選定数の物品を
分配する手段と、同じ縦列のアドレスを有しているそれぞれの流体シリン
ダと共通の流体連絡をつくるよう接続され、そしてその
縦列のアドレスの各シリンダを作動状態にする縦列のア
ドレス毎の流体バルブを備えている第１のアクチュエー
タ手段と、同じ横行のアドレスを有しているそれぞれの流体シリン
ダと共通の流体連絡をつくるよう接続され、そしてその
横行のアドレスの各シリンダを作動状態にする横行のア
ドレス毎の流体バルブを備えた第２のアクチュエータ手
段と、一つの縦列のアドレスと一つの横行のアドレスとを有す
るシリンダの状態を、その一つの縦列のアドレスと一つ
の横行のアドレスとを有するシリンダだけを作動させて
その関連のマガジンの品目の物品を分与する分配ストロ
ークを生じさせてその品目の物品をそれに関連のマガジ
ンで分与するよう前記の第１と第２のアクチュエータ手
段の一つを選択的に可変的に作動させる手段と、配分機械から分与された消耗性の品目の物品の注文、目
録記入そしてその使用の追跡を制御するため配分機械の
記憶装置からデータを出力する手段と、を備えたことを特徴とする消耗品目を分与しその使用を
追跡する装置。
【請求項１０】流体シリンダは空気式シリンダであり、
そして第１と第２のアクチュエータ手段の流体バルブは
空気式バルブである請求項９に記載の消耗品目を分与し
その使用を追跡する装置。
【請求項１１】各縦列の横行におけるシリンダの数は、
シリンダの数Ｎを平方根であり、第１と第２のアクチュ
エータ手段の数はそれぞれＮの平方根である請求項９に
記載の消耗品目を分与しその使用を追跡する装置。
【請求項１２】プログラム手段は許容された使用者を認
識し、配分機械から選定品目の物品を分配手段が分与す
る前にその使用者が認可されたことを確証するルーチン
を含んでいる請求項９に記載の消耗品目を分与しその使
用を追跡する装置。
【請求項１３】各シリンダは分配と戻りのストロークを
生じるよう作動する両作動流体シリンダである請求項９
に記載の消耗品目を分与しその使用を追跡する装置。
【請求項１４】各使用者を認識するデータを記憶手段へ
送る手段を備える請求項９に記載の消耗品目を分与しそ
の使用を追跡する装置。
【請求項１５】複数のマシーンを選定された分配ステー
ションに配置して配分機械のネットワークをつくり、各
配分機械の記憶手段から出力データを受け、そのネット
ワークから分与された品目の注文、目録記録そしてそれ
らの品目の使用を追跡するプログラム手段を含んでいる
請求項９に記載の消耗品目を分与しその使用を追跡する
装置。
【請求項１６】各配分機械のプログラム手段は認可され
た配分機械の使用者を認識するプログラム・ルーチンを
含み、使用者を認識するデータを各配分機械のプログラ
ム手段を入れる手段を含み、そして各配分機械から選定
品目の物品を分配手段が分与する前にその使用者が認可
されていることを確証する手段を含んでいる請求項15に
記載の消耗品目の分与しその使用を追跡する装置。
【請求項１７】記憶手段とプログラム手段とが認可され
ている使用者を認識する手段と、使用者を認識するデー
タをプログラムに入れる手段とを含む請求項９に記載の
消耗品目の分与しその使用を追跡する装置。
【請求項１８】認可された各使用者へ分与される各品目
の量と種類とを記録し、そして追跡する論理手段を備え
ている請求項17に記載の消耗品目の分与しその使用を追
跡する装置。