JP4028145B2 - ピッキング指示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、外部からの物品取り出し要求を受けて、取り出すべき物品の収容された位置とその取り出し数量とを自動的に指示するようにしたピッキング指示装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、例えば倉庫等の物品保管場所に多数設置された棚から、オーダーリストによって所定の種類の物品を所定の数量だけ作業員が次々に取り出していく、いわゆるオーダーピッキングシステムにおける従来のピッキング作業は、作業員がピッキングリスト(伝票)を持ち、それに基づいて所定の物品を所定数取り出すようにしているため、作業時間が長くかかるとともにピッキングエラーも多くなり、作業能率の低下を招く等の不都合がある。
【0003】
そこで、近年では、コンピュータによる集中管理システムを導入し、外部から与えられた物品取り出し要求に基づいて、取り出すべき物品の収容位置と取り出し数量とを自動的に指示させるようにしたピッキングシステムの開発が盛んに行なわれてきている。
【0004】
この種のピッキングシステムとしては、一般に、棚の各物品収容位置にそれぞれ対応して、その物品の取り出し数量を指示する複数の指示器を設置し、外部から与えられた物品取り出し要求に基づいて、取り出しが要求されている複数の物品の収容位置に対応する指示器に、その物品の取り出し数量を指示させる。
【0005】
すると、ピッキング作業員は、数量指示が行なわれている1つの指示器に対応する物品を、その指示器で指示された数量だけ取り出すピッキング作業を開始する。そして、このピッキング作業の終了後に、ピッキング作業員は、当該指示器に並設されている完了スイッチを操作して、その数量指示を消し、次のピッキング作業に移る。
【0006】
以下、同様な動作が繰り返されてピッキング作業が継続される。なお、コンピュータには、1個の指示器のピッキング作業が終了する毎、もしくは、予め定められた複数の指示器のピッキング作業が全て終了する毎に、作業の終了が知らせられる。
【0007】
しかしながら、ピッキングシステムにコンピュータによる集中管理を施して、ピッキング作業の能率を向上させようとする技術には、まだまだ改良の余地が残されており、種々の点で使用者のニーズに十分に答え得るようなピッキングシステムの開発が強く要望されている。
【0008】
すなわち、上述した従来のピッキングシステムでは、多数の棚を所定数づつに区分けして複数のピッキングゾーンを構成し、各ピッキングゾーンにそれぞれ1人の作業員を割り当てて、ピッキング作業を行なわせるようにしている。
【0009】
このため、特定のピッキングゾーンに対して物品取り出し要求が集中したような場合には、そのゾーンを担当する作業員の負担が重くなり、ピッキングに要する時間が長くかかるとともに、ピッキングエラーも発生し易くなって、効率的なピッキング作業が行なえなくなるという問題が生じている。
【0010】
また、近時では、この問題に対処するために、例えば、特開平8−268514号公報に示されるように、同一のピッキングエリア内で複数の作業員が同時にピッキング作業を行なえるようにして、ピッキング作業の能率向上を図ることも考えられている。
【0011】
しかしながら、この従来のピッキング手段では、1種類の物品に1つの数量指示器が設置される構成であるため、同一の物品に対して複数の作業員に取り出し要求がなされた場合には、まず、1人の作業員に対する取り出し数量を指示させ、その作業員のピッキング作業が終了した後、次の作業員に対する取り出し数量を指示させるというように、ピッキング作業が時系列的にならざるを得ず、ピッキング作業の十分な効率化が図られているとは言えないのが現状である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、コンピュータによる集中管理が採用された従来のピッキングシステムでは、特定のピッキングゾーンに対して物品取り出し要求が集中したような場合に、そのゾーンを担当する作業員の負担が重くなって効率的なピッキング作業が行なえなくなるという問題を有している。
【0013】
また、同一ピッキングエリア内で複数の作業員が同時にピッキング作業を行なえるようにして、ピッキング作業の能率向上を図るようにした手段でも、同一の物品に対して複数の作業員に取り出し要求がなされた場合には、ピッキング作業が時系列的になってしまい、やはり、十分な効率化が図られているとは言えないものである。
【0014】
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、特定のピッキングゾーンに対して物品取り出し要求が集中したような場合でも、十分実用に適する効率的なピッキング作業を行なうことができ、ピッキング作業の実質的な能率向上を図り得るようにした極めて良好なピッキング指示装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るピッキング指示装置は、物品取り出し要求を受けた主制御装置が、取り出し要求された物品の収容位置及び取り出し数量を自動的に指示するものを対象としている。
【0016】
そして、
それぞれが、種々の物品を収容する複数の物品収容領域で構成される複数のピッキングゾーンと、
オーダーリスト毎に対応して設定されるもので、それぞれにバーコードラベルが付される複数のコンテナと、
この複数のコンテナを複数のピッキングゾーンを順次通過するように搬送する搬送コンベアと、複数のピッキングゾーンにそれぞれ対応して設置される複数のステーションコンベアとを備え、主制御装置の制御に基づいて、搬送コンベアにより各ピッキングゾーンを通過する複数のコンテナのうち、収容すべき物品が存在するピッキングゾーンを通過するコンテナを、搬送コンベアからそのピッキングゾーンのステーションコンベアに移動させるとともに、該ステーションコンベア上でそのピッキングゾーンからの物品の収容が終了したコンテナを搬送コンベアに移動させる搬送手段と、
ピッキングゾーンを構成する複数の物品収容領域にそれぞれ対応して設置されるロケーションラベルと、
ピッキングゾーンを構成する複数の物品収容領域にそれぞれ対応して設置されるもので、それぞれが、主制御装置の制御によって複数個同時を含めて選択的に駆動される互いに表示色の異なる複数の表示ランプを有する作業者指示表示手段と、
この作業者指示表示手段が有する複数の表示ランプの各表示色にそれぞれ対応して設けられるもので、それぞれが、担当するピッキングゾーンの番号と自己の作業色となる表示ランプの表示色とを入力して対応付け可能であり、バーコードラベル及びロケーションラベルを読み取って主制御装置に無線送信するとともに、主制御装置から無線送信された取り出し数量を受けて表示する無線端末とを具備し、
搬送手段により所定のピッキングゾーンのステーションコンベアにコンテナが移動された状態で、そのピッキングゾーンを担当するように入力された無線端末で、該ステーションコンベア上のコンテナに付されたバーコードラベルを読み取ることにより、
主制御装置が、そのコンテナに収容する物品の収容された物品収容領域に対応する作業者指示表示手段の、当該無線端末に入力された作業色に対応する表示色の表示ランプを駆動させ、
この表示ランプの駆動されている物品収容領域に対応するロケーションラベルを、当該無線端末で読み取ることにより、主制御装置がその無線端末に取り出し数量を表示させるとともに、
無線端末によりロケーションラベルの読み取られた物品収容領域に収容されている物品を、無線端末に表示された取り出し数量に基づいて取り出す際、当該物品収容領域から取り出した各物品に付されている識別コードを逐一無線端末で読み取ることにより、
主制御装置がその無線端末に表示されている取り出し数量を減少させ、無線端末に表示されている取り出し数量が0になると、その物品収容領域に対応して駆動されていた表示ランプを消灯させるようにしている。
【0017】
上記のような構成によれば、1つのピッキングゾーンを構成する各物品収容領域毎に、互いに表示色の異なる複数の表示ランプを備えた作業者指示表示手段を設置し、表示ランプの色の数のピッキング作業員が、それぞれ、自己の設定色と同じ色の表示ランプが駆動している作業者指示表示手段に対応する物品を、自己の所有する無線端末に表示された取り出し数量だけ取り出すことができるようにしている。
【0018】
このため、例えば、通常のピッキング作業時には、ピッキングゾーンに1人のピッキング作業員を割り当てて、ピッキング作業を行なわせるようにしておき、特定のピッキングゾーンに対して物品取り出し要求が集中したような場合には、そのピッキングゾーンを担当するピッキング作業員を、最大で表示ランプの数まで増やして同時にピッキング作業を行なわせることができるので、効率的なピッキング作業を行なうことができる。
【0019】
また、同一の物品に対して複数のピッキング作業員に取り出し要求がなされる場合にも、各ピッキング作業員が、それぞれ、自己の所有する無線端末で、その物品に対応するロケーションラベルを読み取らせることにより、各無線端末にそれぞれ取り出し数量が表示されるようになる。
【0020】
このため、従来のように、1人目の作業員のピッキング作業が終了した後に、次の作業員に対する取り出し数量が指示されるというように、ピッキング作業が時系列的になることがなくなるので、十分実用に適する効率的なピッキング作業を行なうことができるようになり、ピッキング作業の実質的な能率向上を図ることができる。
さらに、物品収容領域に収容されている物品を、無線端末に表示された取り出し数量に基づいて取り出す際、当該物品収容領域から取り出した各物品に付されている識別コードを逐一無線端末で読み取ることにより、主制御装置がその無線端末に表示されている取り出し数量を減少させ、無線端末に表示されている取り出し数量が0になると、その物品収容領域に対応して駆動されていた表示ランプを消灯させるようにしている。このため、物品の取り出し数量を誤まることが極力防止されるとともに、取り出し数量が0になったとき表示ランプを消灯させる操作を作業員が行なわなくても済むため、このような点でも、ピッキング作業の実質的な能率向上を図ることができる。
【0021】
また、この発明に係るピッキング指示装置は、物品取り出し要求を受けた主制御装置が、取り出し要求された物品の収容位置及び取り出し数量を自動的に指示するものを対象としている。
【0022】
そして、
それぞれが、種々の物品を収容する複数の物品収容領域を有する複数の棚を備え、内部に棚によって区切られた複数の作業用通路が形成される複数のピッキングゾーンと、
オーダーリスト毎に対応して設定されるもので、それぞれにバーコードラベルが付される複数のコンテナと、
この複数のコンテナを複数のピッキングゾーンを順次通過するように搬送する搬送コンベアと、複数のピッキングゾーンにそれぞれ対応して設置される複数のステーションコンベアとを備え、主制御装置の制御に基づいて、搬送コンベアにより各ピッキングゾーンを通過する複数のコンテナのうち、収容すべき物品が存在するピッキングゾーンを通過するコンテナを、搬送コンベアからそのピッキングゾーンのステーションコンベアに移動させるとともに、該ステーションコンベア上でそのピッキングゾーンからの物品の収容が終了したコンテナを搬送コンベアに移動させる搬送手段と、
ピッキングゾーン内に形成された複数の作業用通路にそれぞれ対応して設置されるもので、それぞれが、主制御装置の制御によって複数個同時を含めて選択的に駆動される互いに表示色の異なる複数の第1の表示ランプを有するエリア表示手段と、
ピッキングゾーンを構成する複数の棚にそれぞれ対応して設置されるベイ識別ラベルと、
ピッキングゾーンを構成する複数の棚にそれぞれ対応して設置されるもので、それぞれが、エリア表示手段が有する複数の第1の表示ランプにそれぞれ対応し、主制御装置の制御によってエリア表示手段の複数の第1の表示ランプに対応して駆動される複数の第2の表示ランプを有する作業者指示表示手段と、
この作業者指示表示手段が有する複数の第2の表示ランプの各表示色にそれぞれ対応して設けられるもので、それぞれが、担当するピッキングゾーンの番号と自己の作業色となる第2の表示ランプの表示色とを入力して対応付け可能であり、バーコードラベル及びベイ識別ラベルを読み取って主制御装置に無線送信するとともに、主制御装置から無線送信された棚内における取り出し物品の収容位置及び取り出し数量を受けて表示する無線端末とを具備し、
搬送手段により所定のピッキングゾーンのステーションコンベアにコンテナが移動された状態で、そのピッキングゾーンを担当するように入力された無線端末で、該ステーションコンベア上のコンテナに付されたバーコードラベルを読み取ることにより、
主制御装置が、そのコンテナに収容する物品の収容された棚の作業用通路に対応するエリア表示手段の、当該無線端末に入力された作業色に対応する表示色の第1の表示ランプを駆動させるとともに、そのコンテナに収容する物品の収容された棚に対応する作業者指示表示手段の、当該無線端末に入力された作業色に対応する表示色の第2の表示ランプを駆動させ、
この第2の表示ランプの駆動されている棚に対応するベイ識別ラベルを、当該無線端末で読み取ることにより、主制御装置がその無線端末に該棚内における取り出し物品の収容位置及び取り出し数量を表示させるとともに、
無線端末に表示された収容位置に収容されている物品を、無線端末に表示された取り出し数量に基づいて取り出す際、当該収容位置から取り出した各物品に付されている識別コードを逐一無線端末で読み取ることにより、
主制御装置がその無線端末に表示されている取り出し数量を減少させ、無線端末に表示されている取り出し数量が0になると、その収容位置に対応して駆動されていた第2の表示ランプを消灯させるようにしている。
【0023】
上記のような構成によれば、1つのピッキングゾーン内において、複数の作業用通路毎に互いに表示色の異なる複数の第1の表示ランプを備えたエリア表示手段を設置するとともに、各棚毎にもエリア表示手段の各第1の表示ランプに対応した複数の第2の表示ランプを備えた作業者指示表示手段を設置し、これら表示ランプの色の数のピッキング作業員が、それぞれ、自己の設定色と同じ色の第1の表示ランプが駆動しているエリア表示手段に対応する作業用通路に入り、自己の設定色と同じ色の第2の表示ランプが駆動している作業者指示表示手段に対応する棚から、自己の所有する無線端末に表示された物品を、表示された取り出し数量だけ取り出すことができるようにしている。
【0024】
このため、例えば、通常のピッキング作業時には、各ピッキングゾーンにそれぞれ1人のピッキング作業員を割り当てて、ピッキング作業を行なわせるようにしておき、特定のピッキングゾーンに対して物品取り出し要求が集中したような場合には、そのピッキングゾーンを担当するピッキング作業員を、最大で表示ランプの数まで増やして同時にピッキング作業を行なわせることができるので、効率的なピッキング作業を行なうことができる。
【0025】
また、同一の物品に対して複数のピッキング作業員に取り出し要求がなされる場合にも、各ピッキング作業員PSが、それぞれ、自己の所有する無線端末で、ベイ識別ラベルを読み取らせることにより、各無線端末に取り出す物品とその取り出し数量とが表示されるようになる。
【0026】
このため、従来のように、1人目の作業員のピッキング作業が終了した後に、次の作業員に対する取り出し数量が指示されるというように、ピッキング作業が時系列的になることがなくなるので、十分実用に適する効率的なピッキング作業を行なうことができるようになり、ピッキング作業の実質的な能率向上を図ることができる。
さらに、無線端末に表示された収容位置に収容されている物品を、無線端末に表示された取り出し数量に基づいて取り出す際、当該収容位置から取り出した各物品に付されている識別コードを逐一無線端末で読み取ることにより、主制御装置がその無線端末に表示されている取り出し数量を減少させ、無線端末に表示されている取り出し数量が0になると、その収容位置に対応して駆動されていた第2の表示ランプを消灯させるようにしている。このため、物品の取り出し数量を誤まることが極力防止されるとともに、取り出し数量が0になったとき表示ランプを消灯させる操作を作業員が行なわなくても済むため、このような点でも、ピッキング作業の実質的な能率向上を図ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、この第1の実施の形態で説明するピッキングシステムでは、図1に示すように、複数の棚11が、例えば倉庫等の物品保管場所に、一方向に並べて配設されている。
【0028】
これら複数の棚11は、いずれも、一方の入庫口11aから入庫した物品(図示せず)を、他方の出庫口11bから取り出すもので、先頭の物品を取り出すと後続の物品が傾斜により自動的に前に迫り出てくる、いわゆる流動式ラックとなっている。
【0029】
また、複数の棚11の出庫口11b側には、それらの配列方向に沿って搬送コンベア12が設置されている。この搬送コンベア12は、オーダーリスト毎に対応して設定され、棚11から取り出した物品を収容するための複数のコンテナ13を搭載し、一方向に搬送している。
【0030】
ここで、複数の棚11は、所定数(図示の場合は4つ)づつに区切られて複数のピッキングゾーン14に分割されている。そして、各ピッキングゾーン14では、それぞれ、最大で5人までのピッキング作業員PSが、同時にピッキング作業を行なうことができるようになっている。
【0031】
また、各ピッキングゾーン14には、それぞれ、自己のピッキングゾーン14を通過する搬送コンベア12に平行して、ステーションコンベア15が設置されている。このステーションコンベア15には、そのピッキングゾーン14内でピッキングされた物品を収容すべきコンテナ13のみが搭載される。
【0032】
すなわち、コンテナ13は、搬送コンベア12に搭載されて各ピッキングゾーン14に順次移動される。そして、収容すべき物品が存在するピッキングゾーン14に到達したとき、コンテナ13は、搬送コンベア12からステーションコンベア15に移され、ステーションコンベア15上で物品の収容に供される。
【0033】
その後、ステーションコンベア15上のコンテナ13は、そのピッキングゾーン14内での物品の収容が終了すると、再び、ステーションコンベア15から搬送コンベア12に移され、搬送コンベア12により、他のピッキングゾーン14に移動されることになる。
【0034】
なお、各ピッキングゾーン14内でピッキング作業を行ない得る、最大で5人のピッキング作業員PSは、詳細は後述するが、それぞれ、操作キー、バーコードリーダ及び液晶表示画面付きの無線端末HT(Handy Terminal)を携帯しており、この無線端末HTの指示に基づいてピッキング作業を行なうようになっている。
【0035】
ここで、図2は、上記棚11を出庫口11b側から見た状態を示している。すなわち、この棚11は、2本の前後桿11c及び11dと4本の柱11eとから構成されており、水平方向に設置された4枚の棚板11fによって、高さ方向に4つの棚段11gに区分けされている。
【0036】
また、各棚段11gは、それぞれがその水平方向に複数種類の物品を収容する複数の物品収容領域となされている。そして、各棚板11fの出庫口11b側の端部には、複数の物品収容領域にそれぞれ対応させて、作業者指示表示灯16とロケーションラベル17とが設置されている。
【0037】
次に、図3は、上述したピッキングシステムの制御系の構成を示している。すなわち、ピッキングシステム全体を総括的に制御するための主制御装置であるホストコンピュータ18は、LAN(Local Area Network)を介して、データ管理用のDBサーバ19と、上記無線端末HT用のDTサーバ20と、無線端末HTとの実際の無線通信を行なうアクセスポイント21とにそれぞれ接続されている。
【0038】
また、上記DBサーバ19は、表示制御用PC(Personal Computer)43及びコントローラ22を介して各部の制御処理を行なっているが、その1つとして、分岐装置23を介して複数の作業者指示表示灯16を制御している。この作業者指示表示灯16は、1つのピッキングゾーン14内でピッキング作業を行ない得る最大で5人のピッキング作業員PSに対応させた、互いに発光色の異なる5つの表示ランプ16aを有している。
【0039】
上述したように、作業者指示表示灯16は、棚11の複数の物品収容領域、つまり、物品(アイテム)に対応してそれぞれ設置されているもので、表示制御用PC43の制御に基づいて、5つの表示ランプ16aを複数同時も含めて任意選択的に点滅するように駆動される。
【0040】
このため、ピッキング作業員PSは、自分の設定色に対応した色の表示ランプ16aが点滅している作業者指示表示灯16の場所に行き、当該作業者指示表示灯16の横のロケーションラベル17のバーコードを、無線端末HTのバーコードリーダで読み取って、取り出す物品の確認を行なった後、その物品を無線端末HTの液晶表示画面に表示されている数量だけ取り出して、ステーションコンベア15上のコンテナ13に収容する。
【0041】
そして、当該物品が取り出し数量だけ取り出されると、点滅していた表示ランプ16aが消灯され、ここに、1種類の物品に対するピッキング作業が完了され、以下、同様なピッキング動作が繰り返されることになる。
【0042】
ここで、上記したピッキングシステムの具体的な動作について、図4及び図5に示すフローチャートを参照して説明する。すなわち、開始(ステップS11)されると、ホストコンピュータ18は、ステップS12で、自己の作成したピッキングデータを、オンラインによってDBサーバ19に転送し登録させる。
【0043】
次に、ピッキング作業員PSは、ステップS13で、自己の所有する無線端末HTに、自己の作業者番号と担当するピッキングゾーン14の番号とを入力した後、ステップS14で、予め用意されている5色分の作業色バーコードから任意の1つを、自己の作業色として無線端末HTのバーコードリーダで読み取ることにより、作業者番号と作業色とを対応付ける。
【0044】
そして、ピッキング作業員PSは、ステップS15で、無線端末HTの液晶表示画面に表示されたメニュー画面から“ピッキング処理”を選択する。すると、ステップS16で、搬送コンベア12で搬送されている各コンテナ13のうち、そのピッキングゾーン14内に取り出すべき物品が存在するオーダーに対応するコンテナ13、当該ピッキングゾーン14内で搬送コンベア12からステーションコンベア15に移行さる。
【0045】
次に、ピッキング作業員PSは、ステップS17で、ステーションコンベア15に移されたコンテナ13に付されているバーコードラベルを、無線端末HTのバーコードリーダで読み取る。すると、無線端末HTは、この読み取ったコンテナ13の番号を、DBサーバ19に送出することにより、DBサーバ19に対して、そのコンテナ13に該当するピッキングデータを要求する。
【0046】
このため、DBサーバ19は、ステップS18で、無線端末HTに1オーダー分のピッキングデータを送信するように制御した後、ステップS19で、表示制御用PC43に対して指示データを送信し、ピッキングゾーン14内で取り出すべき物品の収容されている場所に対応する作業者指示表示灯16の、所定の色の表示ランプ16aを点滅させる。
【0047】
これにより、ピッキング作業員PSは、ステップS20で、自己の作業色と同色の表示ランプ16aが点滅している作業者指示表示灯16の場所に行き、ステップS21で、その作業者指示表示灯16の横のロケーションラベル17のバーコードを、無線端末HTのバーコードリーダで読み取り、その読み取りデータ、つまり、取り出す物品が、指示データと一致しているか否かを確認する。
【0048】
ここで、取り出す物品が指示データに一致していない場合(NO)、ピッキング作業員PSは、ステップS20の処理に戻される。また、取り出す物品が指示データに一致している場合(YES)、DBサーバ19は、ステップS22で、無線端末HTの液晶表示画面に、取り出すべき物品に対する品名や取り出し数量等の各種ピッキング情報を表示させる。
【0049】
そして、ピッキング作業員PSは、ステップS23で、取り出した物品に付されているJANコード・ロット番号コードを、逐一、無線端末HTのバーコードリーダで読み取っりながら、ステップS24で、無線端末HTの液晶表示画面に表示されている数量だけ、物品の取り出しを実行する。
【0050】
この場合、取り出した全ての物品に対して、そのJANコード・ロット番号コードの読み取りを行なっており、1つの物品のJANコード・ロット番号コードを読み取る毎に、無線端末HTの液晶表示画面に表示されている取り出し数量が減少されるようになっている。
【0051】
このようにして、無線端末HTの液晶表示画面に表示されている取り出し数量が“0”になると、ステップS25で、点滅している表示ランプ16aが消灯されるので、ピッキング作業員PSは、ステップS26で、ピッキングゾーン14内におけるピッキング作業が完了したか否か、つまり、ピッキングゾーン14内で他に点滅している表示ランプ16aがないか否かを判別する。
【0052】
そして、ピッキング作業が完了していない場合(NO)、ピッキング作業員PSは、ステップS20の処理に戻される。また、ピッキング作業が完了している場合(YES)、DBサーバ19は、ステップS27で、無線端末HTの液晶表示画面に終了メッセージを表示させる。
【0053】
次に、ピッキング作業員PSは、ステップS28で、無線端末HTを介してDBサーバ19に作業実績データを送信し、ステップS29で、取り出された物品の収容されたコンテナ13を、ステーションコンベア15から搬送コンベア12に戻す操作を行なった後、ステップS30で、ピッキングゾーン14内において他のオーダーによるピッキング作業があるか否かを判別する。
【0054】
そして、他のオーダーによるピッキング作業がある場合(YES)、ピッキング作業員PSは、ステップS31で、次のオーダーのピッキング作業に移り、他のオーダーによるピッキング作業がない場合(NO)、そのままピッキング作業を終了(ステップS32)する。
【0055】
すなわち、上記した第1の実施の形態では、1つのピッキングゾーン14を構成する棚11の各物品収容領域毎に、互いに表示色の異なる5つの表示ランプ16aを備えた作業者指示表示灯16を設置し、最大で5人のピッキング作業員PSが、それぞれ、自己の設定色と同じ色の表示ランプ16aが点滅している作業者指示表示灯16に対応する物品を、自己の所有する無線端末HTの液晶表示画面に表示された取り出し数量だけ取り出すことができるようにしている。
【0056】
このため、例えば、通常のピッキング作業時には、各ピッキングゾーン14にそれぞれ1人のピッキング作業員PSを割り当てて、ピッキング作業を行なわせるようにしておき、特定のピッキングゾーン14に対して物品取り出し要求が集中したような場合には、そのピッキングゾーン14を担当するピッキング作業員PSを、最大で5人まで増やして同時にピッキング作業を行なわせることができるので、効率的なピッキング作業を行なうことができる。
【0057】
また、同一の物品に対して複数のピッキング作業員PSに取り出し要求がなされる場合にも、各ピッキング作業員PSが、それぞれ、自己の所有する無線端末HTのバーコードリーダで、その物品に対応するロケーションラベル17を読み取らせることにより、各無線端末HTの液晶表示画面にそれぞれ取り出し数量が表示されるようになる。
【0058】
このため、従来のように、1人目の作業員のピッキング作業が終了した後に、次の作業員に対する取り出し数量が指示されるというように、ピッキング作業が時系列的になることがなくなるので、十分実用に適する効率的なピッキング作業を行なうことができるようになり、ピッキング作業の実質的な能率向上を図ることができる。
【0059】
次に、この発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。すなわち、この第2の実施の形態で説明するピッキングシステムは、少量の物品の保管及び取り出しに適した形態を示しており、図6に示すように、複数の棚24が、例えば倉庫等の物品保管場所に並設されている。
【0060】
これら複数の棚24は、それぞれ、その間口24a側に作業用通路25が形成されるように、間口24a同士を対向させて所定間隔離間させるとともに、その背面同士を接触させるようにして、並設されている。なお、各作業用通路25に沿った方向にも、複数個の棚24が同様に並べられている。
【0061】
また、各作業用通路25の一方側は、それぞれ、共通のピッキング作業エリア26に連通されている。このピッキング作業エリア26には、各作業用通路25と直交する方向に、搬送コンベア27が設置されている。この搬送コンベア27は、オーダーリスト毎に対応して設定され、各棚24から取り出した物品を収容するための複数のコンテナ28を搭載し、一方向に搬送している。
【0062】
ここで、複数の棚24は、搬送コンベア27の搬送方向に沿って、所定数(図示の場合は12)づつに区切られて、複数のピッキングゾーン29に分割されている。そして、各ピッキングゾーン29では、それぞれ、最大で5人までのピッキング作業員PSが、同時にピッキング作業を行なうことができるようになっている。
【0063】
また、各ピッキングゾーン29には、それぞれ、自己のピッキングゾーン29を通過する搬送コンベア27に平行して、ステーションコンベア30が設置されている。このステーションコンベア30には、そのピッキングゾーン29内でピッキングされた物品を収容すべきコンテナ28のみが搭載される。
【0064】
すなわち、コンテナ28は、搬送コンベア27に搭載されて各ピッキングゾーン29に順次移動される。そして、収容すべき物品が存在するピッキングゾーン29に到達したとき、コンテナ28は、搬送コンベア27からステーションコンベア30に移され、ステーションコンベア30上で物品の収容に供される。
【0065】
その後、ステーションコンベア30上のコンテナ28は、そのピッキングゾーン29内での物品の収容が終了すると、再び、ステーションコンベア30から搬送コンベア27に移され、搬送コンベア27により、他のピッキングゾーン29に移動されることになる。
【0066】
なお、各ピッキングゾーン29内でピッキング作業を行ない得る、最大で5人のピッキング作業員PSは、それぞれ、操作キー、バーコードリーダ及び液晶表示画面付きの無線端末HTを携帯しており、この無線端末HTの指示に基づいてピッキング作業を行なうようになっている。
【0067】
また、各作業用通路25を形成している複数の棚24のうち、ピッキング作業エリア26に最も近い棚24の、ピッキング作業エリア26に最も近い間口24a近傍には、それぞれ、エリア表示灯31が設置されている。
【0068】
ここで、図7は、上記ピッキング作業エリア26に最も近い棚24の1つを、その間口24a側から見た状態を示している。すなわち、この棚24は、天板24bと4本の柱24cとから構成されており、柱24c間に水平に架設された複数の棚板24dと、各棚板24dに垂直に設置された複数の仕切り板24eとによって、多数の物品収容領域24fに区分けされている。
【0069】
そして、棚24のピッキング作業エリア26に近い側の柱24cには、エリア表示灯31が設置されている。また、棚24の同じ側の他方の柱24cには、作業者指示表示灯33とベイ識別ラベル34とが設置されている。さらに、棚24の棚板24dには、複数の物品収容領域24fにそれぞれ対応させてロケーションラベル35が設置されている。
【0070】
すなわち、上記エリア表示灯31は、作業用通路25を形成している全ての棚24の間口24a全体に対して、1つ設置される構成となっている。また、上記作業者指示表示灯33及びベイ識別ラベル34は、全ての棚24に対して1つ設置される構成となっている。
【0071】
次に、図8は、上述したピッキングシステムの制御系の構成を示している。すなわち、ピッキングシステム全体を総括的に制御するための主制御装置であるホストコンピュータ18は、LANを介して、データ管理用のDBサーバ37と、上記無線端末HT用のDTサーバ38と、無線端末HTとの実際の無線通信を行なうアクセスポイント39とにそれぞれ接続されている。
【0072】
また、上記DBサーバ37は、表示制御用PC44及びコントローラ40を介して各部の制御処理を行なっているが、その1つとして、分岐装置41を介して複数の作業者指示表示灯33の制御を行なうとともに、分岐装置41に制御される変換器42を介して複数のエリア表示灯31を制御している。
【0073】
ここで、上記エリア表示灯31及び作業者指示表示灯33は、それぞれ、1つのピッキングゾーン29内でピッキング作業を行ない得る最大で5人のピッキング作業員PSに対応させた、互いに発光色の異なる5つの表示ランプ31a,33aを有している。
【0074】
上述したように、エリア表示灯31は、作業用通路25に対応してそれぞれ設置され、作業者指示表示灯33は、各棚24に対応してそれぞれ設置されているもので、表示制御用PC44の制御に基づいて、各5つの表示ランプ31a,33aを複数同時も含めて任意選択的に点灯及び点滅するように駆動される。
【0075】
このため、ピッキング作業員PSは、自分の設定色に対応した色の表示ランプ31aが点灯しているエリア表示灯31に対応した作業用通路25に入り、自分の設定色に対応した色の表示ランプ33aが点滅している作業者指示表示灯33の棚24に行き、無線端末HTの液晶表示画面に表示されている物品収容位置24f及び取り出し数量に基づいて物品を取り出し、ステーションコンベア30上のコンテナ28に収容する。
【0076】
そして、当該物品が取り出し数量だけ取り出されると、点滅していた表示ランプ33aが消灯され、ここに、1種類の物品に対するピッキング作業が完了され、以下、同様なピッキング動作が繰り返されることになる。
【0077】
ここで、上記したピッキングシステムの具体的な動作について、図9,図10及び図11に示すフローチャートを参照して説明する。すなわち、開始(ステップS33)されると、ホストコンピュータ36は、ステップS34で、自己の作成したピッキングデータを、オンラインによってDBサーバ37に転送し登録させる。
【0078】
次に、ピッキング作業員PSは、ステップS35で、自己の所有する無線端末HTに、自己の作業者番号と担当するピッキングゾーン29の番号とを入力した後、ステップS36で、予め用意されている5色分の作業色バーコードから任意の1つを、自己の作業色として無線端末HTのバーコードリーダで読み取ることにより、作業者番号と作業色とを対応付ける。
【0079】
そして、ピッキング作業員PSは、ステップS37で、無線端末HTの液晶表示画面に表示されたメニュー画面から“ピッキング処理”を選択する。すると、ステップS38で、搬送コンベア27で搬送されている各コンテナ28のうち、そのピッキングゾーン29内に取り出すべき物品が存在するオーダーに対応するコンテナ28、当該ピッキングゾーン29内で搬送コンベア27からステーションコンベア30に移行さる。
【0080】
次に、ピッキング作業員PSは、ステップS39で、ステーションコンベア30に移されたコンテナ28に付されているバーコードラベルを、無線端末HTのバーコードリーダで読み取る。すると、無線端末HTは、この読み取ったコンテナ28の番号を、DBサーバ37に送出することにより、DBサーバ37に対して、そのコンテナ28に該当するピッキングデータを要求する。
【0081】
このため、DBサーバ37は、ステップS40で、無線端末HTに1オーダー分のピッキングデータを送信するように制御した後、ステップS41で、表示制御用PC44に対して指示データを送信し、ピッキングゾーン29内で取り出すべき物品の収容されている棚24に対応する作業者指示表示灯33の、所定の色の表示ランプ33aを点滅させる。
【0082】
また、DBサーバ37は、ステップS42で、表示制御用PC44に対して指示データを送信し、ピッキングゾーン29内で取り出すべき物品の収容されている棚24の面する作業用通路25に対応するエリア表示灯31の、所定の色の表示ランプ31aを点灯させる。
【0083】
これにより、ピッキング作業員PSは、ステップS43で、自己の作業色と同じ色の表示ランプ31aが点灯しているエリア表示灯31に対応する作業用通路25に移動し、ステップS45で、自己の作業色と同じ色の表示ランプ33aが点滅している作業者指示表示灯33に対応する棚24の間口24aに移動する。
【0084】
そして、ピッキング作業員PSは、ステップS46で、該当する棚24のベイ識別ラベル34のバーコードを、無線端末HTのバーコードリーダで読み取り、その読み取りデータ、つまり、棚24が指示データと一致しているか否かを確認し、一致していない場合(NO)、ステップS45の処理に戻される。
【0085】
また、当該棚24が指示データと一致している場合(YES)、DBサーバ37は、ステップS47で、無線端末HTの液晶表示画面に、棚24内で取り出し要求されている各種の物品の中で、1種類の物品の収容されている位置、つまり、物品収容領域24fの位置や、取り出し数量等の各種ピッキング情報を表示させる。
【0086】
そして、ピッキング作業員PSは、ステップS48で、無線端末HTの液晶表示画面に表示された位置の物品収容領域24fに対応するロケーションラベルのバーコードを、無線端末HTのバーコードリーダで読み取り、その読み取りデータ、つまり、物品の収容位置が指示データと一致しているか否かを確認した後、ステップS49で、取り出した物品に付されているJANコード・ロット番号コードを、逐一、無線端末HTのバーコードリーダで読み取りながら、ステップS50で、無線端末HTの液晶表示画面に表示されている数量だけ、物品の取り出しを実行する。
【0087】
この場合、取り出した全ての物品に対して、そのJANコード・ロット番号コードの読み取りを行なっており、1つの物品を取り出す毎に、無線端末HTの液晶表示画面に表示されている取り出し数量が減少されるようになっている。
【0088】
このようにして、無線端末HTの液晶表示画面に表示されている取り出し数量が“0”になると、DBサーバ37は、ステップS51で、1種類の物品に対するピッキング作業が終了したと判断し、ステップS52で、当該棚24における全てのピッキング作業が完了したか否かを判別する。
【0089】
そして、棚24内での全てのピッキング作業が完了していない場合(NO)、ステップS47の処理に移行され、DBサーバ37が、無線端末HTの液晶表示画面に、棚24内で取り出し要求されている各種の物品の中で、他の1種類の物品の収容されている物品収容領域24fの位置や、取り出し数量等の各種ピッキング情報を表示させ、以下、棚24内におけるピッキング作業が継続される。
【0090】
また、棚24内での全てのピッキング作業が完了している場合(YES)、DBサーバ37は、ステップS53で、無線端末HTの液晶表示画面に、“棚間口内ピッキング終了”のメッセージを表示させる。
【0091】
すると、ピッキング作業員PSは、ステップS54で、点滅している表示ランプ33aが消灯されるので、ステップS55で、現在いる作業用通路25内における全てのピッキング作業が完了したか否かを判別し、完了していない場合(NO)、ステップS45の処理に戻され、同一作業用通路25内で、自己の作業色と同じ色の表示ランプ33aが点滅している他の作業者指示表示灯33に対応する棚24の間口24aに移動し、以下、作業用通路25内におけるピッキング作業が継続される。
【0092】
また、作業用通路25内での全てのピッキング作業が完了している場合(YES)、DBサーバ37は、ステップS56で、その作業用通路25に対応するエリア表示灯31の点灯されている表示ランプ31aを消灯させる。その後、ピッキング作業員PSは、ステップS57で、ピッキングゾーン29内におけるピッキング作業が完了したか否か、つまり、ピッキングゾーン29内で他に点灯している表示ランプ31aがないか否かを判別する。
【0093】
そして、ピッキング作業が完了していない場合(NO)、ピッキング作業員PSは、ステップS43の処理に戻される。また、ピッキング作業が完了している場合(YES)、DBサーバ37は、ステップS58で、無線端末HTの液晶表示画面に、“ゾーン内ピッキング終了”のメッセージを表示させる。
【0094】
次に、ピッキング作業員PSは、ステップS59で、無線端末HTを介してDBサーバ37に作業実績データを送信し、ステップS60で、取り出された物品の収容されたコンテナ28を、ステーションコンベア30から搬送コンベア27に戻す操作を行なった後、ステップS61で、ピッキングゾーン29内において他のオーダーによるピッキング作業があるか否かを判別する。
【0095】
そして、他のオーダーによるピッキング作業がある場合(YES)、ピッキング作業員PSは、ステップS62で、次のオーダーのピッキング作業に移り、他のオーダーによるピッキング作業がない場合(NO)、そのままピッキング作業を終了(ステップS63)する。
【0096】
すなわち、上記した第2の実施の形態では、1つのピッキングゾーン29内において、複数の作業用通路25毎に互いに表示色の異なる5つの表示ランプ31aを備えたエリア表示灯31を設置するとともに、棚24毎に互いに表示色の異なる5つの表示ランプ33aを備えた作業者指示表示灯33を設置し、最大で5人のピッキング作業員PSが、それぞれ、自己の設定色と同じ色の表示ランプ31aが点灯しているエリア表示灯31に対応する作業用通路25に入り、自己の設定色と同じ色の表示ランプ33aが点滅している作業者指示表示灯33に対応する棚24から、自己の所有する無線端末HTの液晶表示画面に表示された物品を、表示された取り出し数量だけ取り出すことができるようにしている。
【0097】
このため、例えば、通常のピッキング作業時には、各ピッキングゾーン29にそれぞれ1人のピッキング作業員PSを割り当てて、ピッキング作業を行なわせるようにしておき、特定のピッキングゾーン29に対して物品取り出し要求が集中したような場合には、そのピッキングゾーン29を担当するピッキング作業員PSを、最大で5人まで増やして同時にピッキング作業を行なわせることができるので、効率的なピッキング作業を行なうことができる。
【0098】
また、同一の物品に対して複数のピッキング作業員PSに取り出し要求がなされる場合にも、各ピッキング作業員PSが、それぞれ、自己の所有する無線端末HTのバーコードリーダで、ベイ識別ラベル34を読み取らせることにより、各無線端末HTの液晶表示画面に、取り出す物品とその取り出し数量とが表示されるようになる。
【0099】
このため、従来のように、1人目の作業員のピッキング作業が終了した後に、次の作業員に対する取り出し数量が指示されるというように、ピッキング作業が時系列的になることがなくなるので、十分実用に適する効率的なピッキング作業を行なうことができるようになり、ピッキング作業の実質的な能率向上を図ることができる。
【0100】
ここで、上述した第1及び第2の実施の形態において、ピッキング作業中に欠品が発生した場合について説明する。すなわち、ピッキング作業員PSは、棚11,24から取り出し要求された物品をピッキングし、その物品がなくなった段階で、無線端末HTに設置された欠品確定キーを操作する。
【0101】
すると、無線端末HTの液晶表示画面に欠品数確認のメッセージが表示されるので、ピッキング作業員PSは、画面に表示されたメッセージに対する受入操作を実行する。その後、ピッキング作業員PSは、オーダーの残りの物品に対するピッキング作業を実行する。
【0102】
そして、ピッキングゾーン14,29内でのピッキング作業が終了した後、ピッキング作業員PSが、無線端末HTからDBサーバ19,37に作業実績データを送信させると、欠品が発生した物品及び棚24に対応する作業者指示表示灯16,33が、DBサーバ19,37の指示により消灯され、このとき、作業実績データに基づいて、DBサーバ19,37の実績数量が更新される。
【0103】
なお、この発明は上記した各実施の形態に限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0104】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、特定のピッキングゾーンに対して物品取り出し要求が集中したような場合でも、十分実用に適する効率的なピッキング作業を行なうことができ、ピッキング作業の実質的な能率向上を図り得るようにした極めて良好なピッキング指示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るピッキング指示装置の第1の実施の形態を説明するために示す外観図。
【図2】同第1の実施の形態における棚の詳細な構成を説明するために示す正面図。
【図3】同第1の実施の形態における制御系の詳細を説明するために示すブロック構成図。
【図4】同第1の実施の形態におけるピッキング動作を説明するために示すフローチャート。
【図5】同第1の実施の形態におけるピッキング動作を説明するために示すフローチャート。
【図6】この発明に係るピッキング指示装置の第2の実施の形態を説明するために示す外観図。
【図7】同第2の実施の形態における棚の詳細な構成を説明するために示す正面図。
【図8】同第2の実施の形態における制御系の詳細を説明するために示すブロック構成図。
【図9】同第2の実施の形態におけるピッキング動作を説明するために示すフローチャート。
【図10】同第2の実施の形態におけるピッキング動作を説明するために示すフローチャート。
【図11】同第2の実施の形態におけるピッキング動作を説明するために示すフローチャート。
【符号の説明】
11…棚、
12…搬送コンベア、
13…コンテナ、
14…ピッキングゾーン、
15…ステーションコンベア、
16…作業者指示表示灯、
17…ロケーションラベル、
18…ホストコンピュータ、
19…DBサーバ、
20…DTサーバ、
21…アクセスポイント、
22…コントローラ、
23…分岐装置、
24…棚、
25…作業用通路、
26…ピッキング作業エリア、
27…搬送コンベア、
28…コンテナ、
29…ピッキングゾーン、
30…ステーションコンベア、
31…エリア表示灯、
33…作業者指示表示灯、
34…ベイ識別ラベル、
35…ロケーションラベル、
36…ホストコンピュータ、
37…DBサーバ、
38…DTサーバ、
39…アクセスポイント、
40…コントローラ、
41…分岐装置、
42…変換器、
43,44…表示制御用PC、
PS…ピッキング作業員、
HT…無線端末。

Claims (2)

  1. 物品取り出し要求を受けた主制御装置が、取り出し要求された物品の収容位置及び取り出し数量を自動的に指示するピッキング指示装置において、
    それぞれが、種々の物品を収容する複数の物品収容領域で構成される複数のピッキングゾーンと、
    オーダーリスト毎に対応して設定されるもので、それぞれにバーコードラベルが付される複数のコンテナと、
    この複数のコンテナを前記複数のピッキングゾーンを順次通過するように搬送する搬送コンベアと、前記複数のピッキングゾーンにそれぞれ対応して設置される複数のステーションコンベアとを備え、前記主制御装置の制御に基づいて、前記搬送コンベアにより各ピッキングゾーンを通過する複数のコンテナのうち、収容すべき物品が存在するピッキングゾーンを通過するコンテナを、前記搬送コンベアからそのピッキングゾーンのステーションコンベアに移動させるとともに、該ステーションコンベア上でそのピッキングゾーンからの物品の収容が終了したコンテナを前記搬送コンベアに移動させる搬送手段と、
    前記ピッキングゾーンを構成する複数の物品収容領域にそれぞれ対応して設置されるロケーションラベルと、
    前記ピッキングゾーンを構成する複数の物品収容領域にそれぞれ対応して設置されるもので、それぞれが、前記主制御装置の制御によって複数個同時を含めて選択的に駆動される互いに表示色の異なる複数の表示ランプを有する作業者指示表示手段と、
    この作業者指示表示手段が有する複数の表示ランプの各表示色にそれぞれ対応して設けられるもので、それぞれが、担当するピッキングゾーンの番号と自己の作業色となる前記表示ランプの表示色とを入力して対応付け可能であり、前記バーコードラベル及びロケーションラベルを読み取って前記主制御装置に無線送信するとともに、前記主制御装置から無線送信された取り出し数量を受けて表示する無線端末とを具備し、
    前記搬送手段により所定のピッキングゾーンのステーションコンベアにコンテナが移動された状態で、そのピッキングゾーンを担当するように入力された前記無線端末で、該ステーションコンベア上のコンテナに付されたバーコードラベルを読み取ることにより、
    前記主制御装置が、そのコンテナに収容する物品の収容された物品収容領域に対応する前記作業者指示表示手段の、当該無線端末に入力された作業色に対応する表示色の表示ランプを駆動させ、
    この表示ランプの駆動されている物品収容領域に対応するロケーションラベルを、当該無線端末で読み取ることにより、前記主制御装置がその無線端末に取り出し数量を表示させるとともに、
    前記無線端末によりロケーションラベルの読み取られた物品収容領域に収容されている物品を、前記無線端末に表示された取り出し数量に基づいて取り出す際、当該物品収容領域から取り出した各物品に付されている識別コードを逐一前記無線端末で読み取ることにより、
    前記主制御装置がその無線端末に表示されている取り出し数量を減少させ、前記無線端末に表示されている取り出し数量が0になると、その物品収容領域に対応して駆動されていた表示ランプを消灯させることを特徴とするピッキング指示装置。
  2. 物品取り出し要求を受けた主制御装置が、取り出し要求された物品の収容位置及び取り出し数量を自動的に指示するピッキング指示装置において、
    それぞれが、種々の物品を収容する複数の物品収容領域を有する複数の棚を備え、内部に前記棚によって区切られた複数の作業用通路が形成される複数のピッキングゾーンと、
    オーダーリスト毎に対応して設定されるもので、それぞれにバーコードラベルが付される複数のコンテナと、
    この複数のコンテナを前記複数のピッキングゾーンを順次通過するように搬送する搬送コンベアと、前記複数のピッキングゾーンにそれぞれ対応して設置される複数のステーションコンベアとを備え、前記主制御装置の制御に基づいて、前記搬送コンベアにより各ピッキングゾーンを通過する複数のコンテナのうち、収容すべき物品が存在するピッキングゾーンを通過するコンテナを、前記搬送コンベアからそのピッキングゾーンのステーションコンベアに移動させるとともに、該ステーションコンベア上でそのピッキングゾーンからの物品の収容が終了したコンテナを前記搬送コンベアに移動させる搬送手段と、
    前記ピッキングゾーン内に形成された複数の作業用通路にそれぞれ対応して設置されるもので、それぞれが、前記主制御装置の制御によって複数個同時を含めて選択的に駆動される互いに表示色の異なる複数の第1の表示ランプを有するエリア表示手段と、
    前記ピッキングゾーンを構成する複数の棚にそれぞれ対応して設置されるベイ識別ラベルと、
    前記ピッキングゾーンを構成する複数の棚にそれぞれ対応して設置されるもので、それぞれが、前記エリア表示手段が有する複数の第1の表示ランプにそれぞれ対応し、前記主制御装置の制御によって前記エリア表示手段の複数の第1の表示ランプに対応して駆動される複数の第2の表示ランプを有する作業者指示表示手段と、
    この作業者指示表示手段が有する複数の第2の表示ランプの各表示色にそれぞれ対応して設けられるもので、それぞれが、担当するピッキングゾーンの番号と自己の作業色となる前記第2の表示ランプの表示色とを入力して対応付け可能であり、前記バーコードラベル及びベイ識別ラベルを読み取って前記主制御装置に無線送信するとともに、前記主制御装置から無線送信された前記棚内における取り出し物品の収容位置及び取り出し数量を受けて表示する無線端末とを具備し、
    前記搬送手段により所定のピッキングゾーンのステーションコンベアにコンテナが移動された状態で、そのピッキングゾーンを担当するように入力された前記無線端末で、該ステーションコンベア上のコンテナに付されたバーコードラベルを読み取ることにより、
    前記主制御装置が、そのコンテナに収容する物品の収容された棚の作業用通路に対応する前記エリア表示手段の、当該無線端末に入力された作業色に対応する表示色の第1の表示ランプを駆動させるとともに、そのコンテナに収容する物品の収容された棚に対応する前記作業者指示表示手段の、当該無線端末に入力された作業色に対応する表示色の第2の表示ランプを駆動させ、
    この第2の表示ランプの駆動されている棚に対応するベイ識別ラベルを、当該無線端末で読み取ることにより、前記主制御装置がその無線端末に該棚内における取り出し物品の収容位置及び取り出し数量を表示させるとともに、
    前記無線端末に表示された収容位置に収容されている物品を、前記無線端末に表示された取り出し数量に基づいて取り出す際、当該収容位置から取り出した各物品に付されている識別コードを逐一前記無線端末で読み取ることにより、
    前記主制御装置がその無線端末に表示されている取り出し数量を減少させ、前記無線端末に表示されている取り出し数量が0になると、その収容位置に対応して駆動されていた第2の表示ランプを消灯させることを特徴とするピッキング指示装置。
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