JP2610482B2

JP2610482B2 - キーホルダー

Info

Publication number: JP2610482B2
Application number: JP12615188A
Authority: JP
Inventors: 進石井
Original assignee: ワイケイケイ株式会社
Priority date: 1988-05-24
Filing date: 1988-05-24
Publication date: 1997-05-14
Anticipated expiration: 2012-05-14
Also published as: JPH01293808A; ZA893924B

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、鍵等を保持する新規、かつ使い易いキー
ホルダーに関するものである。

従来の技術従来のものとしては、例えば、第20図に示すキーホル
ダー、即ち開閉子（１）の付いたＣ形の環状弾杆（２）
に保持紐（３）を介して装飾体（４）を吊り下げるよう
にしたものが広く知られている。

発明が解決しようとする課題ところが、この従来のキーホルダーであると、環状弾
杆（２）が金属製の固定形状を成すものであるから、取
付け保持するキーの数、あるいは大きさ等によって、も
っと大きい方が良かったり、反対に小さいものがほしい
と思ってもそれに対応することが出来ない不便があっ
た。

そこで、多くのキーを保持できるようにするために環
状弾杆（２）の大きなものを選んだ場合には、その環状
弾杆（２）による嵩張りが大きくて携帯に不便であると
いう課題を有している。

本考案は上記課題に着目してなされたものであって、
今までのキーホルダーと較べてそのイメージが全く異な
ったもので、かつ高級感覚と遊び感覚とを持たせ、然か
も保持するキーの数あるいは大きさに適宜順応できると
共に、携帯に際して嵩張ることのない優れたキーホルダ
ーを提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段上記課題は本発明によれば、噛合部が両側に対称であ
る両面務歯を可撓性を有する芯材に止着してなる一本の
ファスナーエレメント列と、該ファスナーエレメント列
の両端を結合および分離可能とする分離具と、引手を有
し前記両面務歯を噛合開離させるスライダーとからなる
ことを特徴とするキーホルダーとすることにより解決さ
れる。

作用スライダーを分離具の位置まで摺動させ、ファスナー
エレメント列の一方端をスライダーを介して引き抜きフ
ァスナーエレメント列の両端を開離させる。そして一方
端より保持するキーの孔に挿入したのち、ファスナーエ
レメント列をループ状に屈曲させ、その一方端をスライ
ダーを通して分離具の箱体内に挿入し、対向する両面務
歯同士をスライダーにより噛合させることによってキー
をキーホルダーに保持する。

実施例以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に
説明する。

第１図ないし第３図は本発明に係るキーホルダー（1
0）を示しており、該キーホルダー（10）は、一本のフ
ァスナーエレメント列（11）と、引手（12）を有するス
ライダー（13）と、前記ファスナーエレメント列（11）
の両端を結合および分離可能にしている分離具（14）と
から構成されている。

前記ファスナーエレメント列（11）は、噛合部が両側
に対称である両面務歯（15,15）を所定間隔に配列して
芯材（16）に固定してなるものである。前記両面務歯
（15,15）としては、例えば第６図及び第７図に示され
ているように噛合部の両側面である表裏面に突起部を有
した金属製の務歯やコイル状エレメント（第８図及び第
９図参照）や各務歯が反転部で連絡しジグザグ状を形成
しているジグザクエレメント（第10図及び第11図参照）
や射出（第12図及び第13図参照）又は押出製（第14図及
び第15図参照）の務歯等があり、これら既知の両面務歯
を使用することができる。また芯材（16）としては、可
撓性のあるものが好ましく、例えばニットコード（第16
図参照）、撚り紐（第17図参照）、金属製の短いワイヤ
を多数組合わせたフレキシブルワイヤー（第18図参
照）、ブレード（第19図参照）等を使用することができ
る。

前記スライダー（13）としては、ロック機構を有しな
い自由タイプのものでもよいが、噛合し合った務歯（1
5,15）が自然に開離することを阻止するためロック機構
を有するものが好ましく、例えば、引手（12）がスライ
ダー（13）の引手係止部（17）に対してフリーな状態に
なるとスプリングで付勢されている停止爪によって自動
的にロックされるオートロックタイプのもの、引手（1
2）にカム又はピンを設け引手（12）を傾倒したときの
みロックされるセミオートタイプのもの、その他肩止め
タイプのもののいずれであってもよい。また、スライダ
ー（13）と引手（12）との関係については、引手（12）
が引手係止部（17）を介してスライダー（13）に着脱不
能に取付けられているものでもよいが、引手（12）をス
ライダー（13）に対して着脱自在に後付けすることがで
きるタイプのスライダーが好ましく、この場合引手（1
2）を種々の好みの装飾引手にしてこれを後付けできる
ので、装飾を加味されるキーホルダーとして好ましいも
のである。

前記分離具（14）としては、一方の端部に箱棒（18）
を介して取付けられた箱体（19）と、他方の端部に取付
けられ該箱体（19）内に挿入される蝶棒（20）とからな
るものが実施例として示されているが、これに限定され
るものではなく、要はファスナーエレメント列（11）の
両端部同士を結合および分離可能とする分離具であれば
よい。

本発明に係るキーホルダー（10）は以上のような構成
になっており、その使用は、第１図の状態よりスライダ
ー（13）を分離具（14）の位置までファスナーエレメン
ト列が開離する方向に摺動し、蝶棒（20）を箱体（19）
内よりスライダー（13）を介して引き抜く。するとファ
スナーエレメント列（11）は第４図に示すように、一本
のチェーン状態となり、このファスナーエレメント列
（11）に一方端である蝶棒（20）側よりキー（Ｋ）をキ
ーの孔（21）または２重環（22）等を介して通し、その
後ファスナーエレメント列（11）をループ状に屈曲し
て、蝶棒（20）をスライダー（13）を介して箱体（19）
内に挿入する。そして引手（12）をもってスライダー
（13）を摺動することにより第５図に示されるように両
面務歯（15,15）を噛合させて分離具（14）を結合し、
キー（Ｋ）はキーホルダー（10）のループ部に保持され
る。

発明の効果以上のように本発明によれば、従来のキーホルダーと
較べてそのイメージが全く異なったもので、かつ高級感
覚と遊び感覚とを持たせ、然かも保持するキーの数ある
いは大きさに適宜順応することができきると共に、携帯
に際しても嵩張ることがないという利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るキーホルダーの正面図、第２図は、第１図の背面図、第３図は、第１図の右側面図、第４図は、ファスナーエレメント列の両端を分離した状
態の正面図、第５図は、使用状態を示す斜視図、第６図は、金属エレメント列を示した正面図、第７図は、第６図の側面図、第８図は、コイル状エレメント列を示した正面図、第９図は、第８図の側面図、第10図は、ジグザグ状エレメント列を示した正面図、第11図は、第10図の側面図、第12図は、射出成形により作られたエレメント列の正面
図、第13図は、第12図の側面図、第14図は、務歯を押出し成形により作ったエレメント列
の正面図、第15図は、第14図の側面図、第16図は、ニットコードの斜視図、第17図は、撚り紐の斜視図、第18図は、フレキシブルワイヤーの斜視図、第19図は、ブレードの斜視図、第20図は、従来におけるキーホルダーの斜視図である。（11）：ファスナーエレメント列、（12）：引手、（13）：スライダー、（14）：分離具、（15）：両面務歯、（16）：芯材、（18）：箱棒、（19）：箱体、（20）：蝶棒。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】噛合部が両側に対称である両面務歯（15,1
5）を可撓性を有する芯材（16）に止着してなる一本の
ファスナーエレメント列（11）と、該ファスナーエレメ
ント列（11）の両端を結合および分離可能とする分離具
（14）と、引手（12）を有し前記両面務歯（15,15）を
噛合開離させるスライダー（13）とからなることを特徴
とするキーホルダー。
【請求項２】分離具（14）は、前記一本のファスナーエ
レメント列（11）の一方端に箱棒（18）を介して固着さ
れた箱体（19）と他方端に取付けられ箱体（19）内に嵌
挿される蝶棒（20）とからなることを特徴する請求項１
に記載のキーホルダー。
【請求項３】前記スライダー（13）はファスナーエレメ
ント列（11）の噛合開離を阻止するロック機構を引手
（12）と連係して設けていることを特徴とする請求項１
又は２記載のキーホルダー。