JP2609481B2 - シート状原稿の給送方法 - Google Patents

シート状原稿の給送方法

Info

Publication number
JP2609481B2
JP2609481B2 JP24524190A JP24524190A JP2609481B2 JP 2609481 B2 JP2609481 B2 JP 2609481B2 JP 24524190 A JP24524190 A JP 24524190A JP 24524190 A JP24524190 A JP 24524190A JP 2609481 B2 JP2609481 B2 JP 2609481B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
sheet
feeding
original
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24524190A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04125259A (ja
Inventor
了 諸岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP24524190A priority Critical patent/JP2609481B2/ja
Priority to US07/755,624 priority patent/US5203554A/en
Publication of JPH04125259A publication Critical patent/JPH04125259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2609481B2 publication Critical patent/JP2609481B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば複写機などに備えられる原稿給送
装置において、複数枚のシート状原稿を原稿読取面上に
読取露光のために連続給送する際に特に有利に実施され
るシート状原稿の給送方法に関する。
従来の技術 従来から、複写機には操作者の便宜を図るために、複
数枚のシート状原稿を原稿読取面上に自動的に順次給送
する原稿給送装置が装備される傾向がある。複写すべき
原稿は、載置部材上に載置され、たとえば積重方向最下
位から順次給送される。原稿読取面上には、搬送用のベ
ルトによって原稿像が機体内方側に臨んで順次給送さ
れ、たとえば光学的読取手段などによって読取露光さ
れ、複写機と協働して両面複写や片面複写などを実現し
ている。
第7図は、従来の原稿給送装置201の簡略化した構成
を示す断面図である。複写すべき原稿dは、載置部材20
6上に積重して載置される。載置部材206の給紙方向207
下流側には、原稿dを1枚ずつ順次的に給紙する給紙手
段210が設けられる。給紙手段210は、たとえば載置部材
206に関して下方に配置される吸着搬送手段211と、載置
部材206に関して上方側に配置される排気用ダクト212と
から成る。
吸着搬送手段211は、給紙方向207に直角な方向に軸線
を有する2本の駆動ローラ213,214間に、多数の開口を
有する無端状ベルト215が巻き掛けられて成る。前記駆
動ローラ213,214は、モータm1によって駆動される。前
記ベルト215の内方側には、吸気用ダクト216が配置さ
れ、図示しない吸気用ファンを駆動することによって、
前記吸気用ダクト216からはベルト215を介して吸着力が
作用し、積重される原稿dの最下位の原稿が前記ベルト
215に吸引される。したがって、前記駆動ローラ213,214
を時計まわりに駆動することによって、前記積重方向最
下位の原稿dが順次給紙方向207へ向けて給紙される。
排気用ダクト212のノズルからは、積重方向下方側の
原稿dの給紙方向下流端へ向けて空気流が噴射される。
これによって、前記下流端が1枚ずつさばかれ、前記吸
着搬送手段211による確実な1枚ずつの給紙を実現す
る。給紙手段210によって給紙された原稿dは、搬送経
路204および反転手段218へ搬送される。
反転手段218は、搬送経路222,229と、各1対の搬送ロ
ーラ220,221,230と、方向切換爪228と、モータm2,m3と
を含んで構成される。搬送経路240は、方向切換爪228近
傍において、時計まわり方向に延びて形成される第1搬
送経路222と、反時計まわり方向に延びて形成される第
2搬送経路229とに分岐する。
第1搬送経路222上には、搬送ローラ220,221が設けら
れ、モータm2からの駆動力によって正逆回転駆動可能で
ある。また、第2搬送経路229には、搬送ローラ230が設
けられ、モータm3からの駆動力によって駆動される。方
向切換爪228は、たとえばソレノイドによって駆動され
る。たとえば、ソレノイドを消磁すると、搬送経路240
から第1搬送経路222へ向けて原稿dを搬送させるため
の通路が開放される。一方、ソレノイドを励磁すると、
第1搬送経路222から第2搬送経路229へ向けて原稿dを
搬送するための通路が開放される。
第1搬送経路222と第2搬送経路229とは、原稿読取面
を構成する透明板205に関して給送方向223上流側端部付
近にて合流している。したがって、設定される各複写態
様に基づいて反転手段218を搬送された原稿dは、給送
方向223に沿って透明板205上へ搬送される。
透明板205の上方側には、給送される原稿dの幅方向
に平行な軸線を有する2本のローラ224a,224bが給送方
向223に沿って配置され、複数の無端状ベルト226が巻き
掛けられている。ローラ224aは、モータm4によって駆動
される。前記ベルト226の下張架部分に関してベルト内
表面側には、複数のプレスローラ225a〜225dが給送方向
223に沿って配置される。このプレスローラ225a〜225d
は、ベルト226を透明板205へ向けて押圧し、前記ベルト
226の張力のたるみを回避するとともに、前記ベルト226
と透明板205との間に給送されてくる原稿dの浮きを防
止する。
前記ベルト226によって透明板205上を搬送されてきた
原稿dは、透明板205上の読取位置まで搬送される。読
取位置へ搬送された原稿dは、その原稿像が機体内方側
へ提示され、その原稿像に対して、複写機内方側に設け
られる光学的読取手段である光学系によって光学的に走
査され、前記原稿像の読取露光動作を行われる。
先行して給送された原稿が読取露光されている間に、
後続する原稿が予備給紙される。後続する原稿は、透明
板205の直前で待機している。
原稿像の読取露光動作が終了すると、ベルト226が再
度回転駆動され、原稿dは搬送経路236へ搬送され、さ
らに搬送ローラ234,235によって搬送され、その後、載
置部材206に積重される原稿dの積重方向最上位へ再収
納される。
発明が解決しようとする課題 上述の原稿給送装置201では、搬送ローラ230およびロ
ーラ224aは、それぞれ別々のモータm3,m4によって駆動
される。また、搬送ローラ230による搬送速度は、ベル
ト226による搬送速度よりも遅いために、原稿dの予備
給紙を行っても、透明板205上での原稿間隔は短くなら
ない。このため、複数枚のシート状原稿を、原稿読取面
上へ搬送するために費やす時間の短縮化が望めなかっ
た。
本発明の目的は、簡素な制御方法によって先行するシ
ート状原稿と後続するシート状原稿との搬送間隔を充分
接近させ、さらに充分な予備給紙を実現することによっ
て複数枚のシート状原稿を原稿後取面上に搬送するため
の費やす時間を格段に短縮することができるシート状原
稿の給送方法を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、載置部材から給送された複数枚のシート状
原稿を、分岐する一方の搬送経路へ搬送後に給送方向を
反転し、前記分岐する他方の搬送経路を経て、光学的読
取手段が臨む原稿後読取面上へ連続して順次搬送するシ
ート状原稿の給送方法において、 先行する第1シート状原稿の反転後の給送方向上流端
が前記搬送経路の分岐位置を通過した時点で第1シート
状原稿の搬送を停止し、 後続する第2シート状原稿の給送方向の反転を行うと
ともに、さらに後続する第3シート状原稿を前記分岐位
置近傍まで搬送し、 第2シート状原稿の反転後の給送方向下流端と、前記
停止される第1シート状原稿の給送方向上流端との間隔
が予め定める長さになると、第1および第2シート状原
稿を等速度で給送することを特徴とするシート状原稿の
給送方法である。
作 用 本発明に従えば、載置部材から給送されるシート状原
稿は、まず分岐する一方の搬送経路へ搬送され、給送方
向を反転し、前記分岐する他方の搬送経路を経て、原稿
読取面上へ搬送される。複数枚のシート状原稿に亘って
前述の搬送動作を順次実行し、このようにして先行する
シート状原稿に連続して後続するシート状原稿が搬送さ
れる。
本発明においては、先行する第1シート状原稿の反転
後の給送方向上流端が前記搬送経路の分岐位置を通過し
た時点で、第1シート状原稿の搬送を停止し、後続する
第2シート状原稿の給送方向の反転を行う。これによっ
て、第1シート状原稿と第2シート状原稿との間隔を充
分接近した状態とすることができる。さらに、第2シー
ト状原稿の給送方向の反転が行われている間には、後続
する第3シート状原稿を搬送経路の分岐位置近傍まで搬
送しておく。
その後、第2シート状原稿の反転後の給送方向下流端
と、前記停止される第1シート状原稿の給送方向上流端
との間隔が予め定める長さになると、第1および第2シ
ート状原稿を等速度で給送する。予め定める長さは、第
1シート状原稿が原稿読取面上で停止したときに、第2
シート状原稿の反転後の給送方向上流端が前記搬送経路
の分岐位置を通過した地点(第1シート状原稿が停止し
た地点)で停止するような長さに選ばれる。
したがって、第1および第2シート状原稿を充分接近
させた状態のままで原稿読取面上へ搬送することがで
き、従来のように第1および第2シート状原稿の搬送速
度の差によって各シート状原稿間の間隔が広がることが
防止される。
また、第2シート状原稿が停止している間、すなわち
第1シート状原稿の読取露光が行われている間に、第3
シート状原稿の給送方向の反転が行われ、さらに第3シ
ート状原稿に後続するシート状原稿が搬送経路の分岐位
置まで搬送される。以下、このような動作が連続して行
われる。
したがって、先行するシート状原稿に後続するシート
状原稿を充分に接近させて待機させる予備給紙が可能と
なり、その結果、先行するシート状原稿の読取露光終了
後に後続するシート状原稿の原稿読取面上への搬送時間
を格段に短縮することができ、複写時間の短縮が図れ
る。
実施例 第1図は本発明の一実施例である原稿給送装置1の簡
略化した構成を示す断面図であり、第2図は原稿給送装
置1を装備する転写形静電式複写機2の簡略化した構成
を示す断面図である。
複写機本体2の機体上方側面3には、硬質ガラスなど
の材料から成る透明板5が配設される。前記透明板5が
原稿読取面を成す。原稿給送装置1は前記透明板5の上
方側に装備され、たとえば機体上方側面3において回転
軸4に関して角変位自在に取付けられる。前記原稿給送
装置1による原稿の給送が行われない場合(たとえば、
原稿が本などの場合)には、前記装置1は回転軸4まわ
りに角変位され、前記透明板5上にその原稿像を機体内
方側へ向けて原稿が載置され、押圧して固定した状態で
複写動作が行われる。
一般に、原稿給送装置1は第1図および第2図に示さ
れるように、透明板5を被覆するように配置され、載置
部材6上に積重して載置されるシート状の原稿Dを自動
的に透明板5上の読取位置5aへ順次給送し、その原稿像
を提示する。提示される原稿像は、複写機2内に備わる
光学的読取手段によって光学的に走査され、原稿像の読
取露光動作が行われる。原稿像が読取られた原稿Dは、
再び載置部材6へ再収納される。前記搬送が載置部材6
に積重される原稿Dに対して順次実行され、必要な複写
部数に応じて、前記原稿間で循環して行われ、こうして
記録紙Pへの片面複写や両面複写を実行する。
以下、第1図を参照して原稿給送装置1の構成を説明
する。
複写すべき原稿Dは、載置部材6上に積重して載置さ
れる。前記載置部材6には、給紙方向7に直角な幅方向
に対向する一対の整合板8が設けられる。前記整合板8
は、相互に対向する方向に沿って、積重される原稿Dの
幅方向寸法に応じて近接/離間移動し、前記原稿Dの幅
方向両端部を整合する。すなわち、積重される原稿D
は、幅方向寸法に拘わらず、その幅方向中心位置は一定
である。また、載置部材6に間して積重される原稿Dの
給紙方向7上流側端部には、積重される原稿Dの給紙方
向上流端を整合する後端整合板9が配置される。
前記載置部材6の給紙方向下流側には、原稿Dを1枚
ずつ順次的に給紙する給紙手段10が設けられる。給紙手
段10は、たとえば載置部材6に関して下方に配置する吸
着搬送手段11と、載置部材6に関して上方側に配置され
る排気用ダクト12とから成る。吸着搬送手段11は、給紙
方向7に直角な方向に軸線を有する2本の駆動ローラ1
3,14間に、多数の開口を有する無端状ベルト15が巻掛け
られて成る。前記駆動ローラ13,14は、モータM1によっ
て駆動される。前記ベルト15の内方側には、吸気用ダク
ト16が配置され、図示しない吸気用ファンを駆動するこ
とによって、前記吸気用ダクト16からはベルト15を介し
て吸着力が作用し、積重される原稿Dの最下位の原稿が
前記ベルト15に吸引される。したがって、前記駆動ロー
ラ13,14を時計まわり(第1図参照)に駆動することに
よって、前記積重方向最下位の原稿Dが順次給紙方向7
へ向けて給紙される。
排気用ダクト12のノズルからは、積重方向下方側の原
稿Dの給紙方向下流端へ向けて空気流が噴射される。こ
れによって、前記下流端が1枚ずつさばかれ、前記吸着
搬送手段11による確実な1枚ずつの給紙を実現する。こ
うして、積重される原稿Dは、給紙手段10によって積重
方向下方側から順次給紙できる。なお、前記給紙手段10
の構成は、制限されるものではない。
前記給紙手段10によって給紙された原稿Dは、搬送ロ
ーラ17を経て搬送経路40および反転手段18へ搬送され
る。また、前記載置部材6の給紙方向下流側には、たと
えば発光素子S1aと受光素子S1bとから成る第1搬送検出
器S1が設けられる。前記第1搬送検出器S1によって、前
記確実な1枚ずつの原稿Dの給紙が検出される。
第1図において、反転手段18は、略円筒状の支持筒19
の外表面上に形成される。前記搬送ローラ17を有する搬
送経路40は、前記支持筒19の外表面上で、時計まわり方
向(第1図参照)に延在する第1搬送経路22と、反時計
まわり方向に延在する第2搬送経路29とに分岐する。第
1搬送経路22上には、前記支持筒19の外表面に沿って原
稿Dを押圧搬送する搬送ローラ20,21が設けられ、図示
しないクラッチCLT3を介するモータM2からの駆動力によ
って正逆回転駆動可能である。
また、前記第1搬送経路22上には、たとえば発光素子
S2aと受光素子S2bとから成る第2搬送検出器S2が設けら
れる。前記第2搬送検出器S2によって、第1搬送経路22
を搬送される原稿Dの搬送状態が検出され、搬送ローラ
20,21の回転時機および回転方向などが制御される。
また、第2搬送経路29には、支持筒19の外表面に沿っ
て原稿Dを押圧搬送する搬送ローラ30が設けられる。前
記搬送ローラ30の駆動軸はクラッチCLT1を介してモータ
M3に連結される。したがって、前記クラッチCLT1を連結
/遮断制御することで、前記搬送ローラ30が一方向に対
して回転/停止制御される。また、前記第2搬送経路29
上には、たとえば発光素子S3aと受光素子S3bとから成る
第3搬送検出器S3が設けられる。前記第3搬送検出器S3
によって、第2搬送経路29を搬送する原稿Dの搬送状態
が検出され、前記搬送ローラ30の回転時機などが制御さ
れる。
また、前記第1搬送経路22と第2搬送経路29との分岐
点には、ソレノイドSOL1によって駆動する方向転換爪28
が配設される。たとえば、ソレノイドSOL1を消磁する
と、第1図の実線で示されるように搬送経路40から第1
搬送経路22へ向けて原稿を搬送させるための通路が開放
される。一方、ソレノイドSOL1を励磁すると、前記方向
転換爪28が点線で示される位置へ角変位し、第1搬送経
路22から第2搬送経路29へ向けて原稿を搬送するための
通路が開放される。前記ソレノイドSOL1は、たとえば前
記第2搬送検出器S2の検出結果に基づいて切換制御され
る。
前記第1搬送経路22および第2搬送経路29に関して前
記方向転換爪28と反対側の側部は、前記透明板5に関し
て給送方向23上流側端部付近にて合流している。したが
って後述のように設定される各複写態様に基づいて前記
反転手段18を搬送された原稿Dは、給送方向23に沿って
透明板5上へ搬送される。
前記透明板5の上方側には、給送される原稿Dの幅方
向に平行な軸線を有する2本のローラ24a,24bが前記給
送方向23に沿って配置され、複数の無端状ベルト26が巻
掛けられている。前記ローラ24の駆動軸は、クラッチCL
T2を介して、前記モータM3に連結される。したがって前
記クラッチCLT2を連結/遮断制御することで、ベルト26
の搬送駆動状態が切換わる。前記ベルト26の下張架部分
26aに関してベルト内表面側には、複数(本実施例にお
いては4個)のプレスローラ25a〜25dが前記給送方向23
に沿ってこの順に配置される。前記プレスローラ25a〜2
5dは、ベルト26を透明板5へ向けて押圧し、前記ベルト
26の張力の緩みを回避するとともに、前記ベルト26−透
明板5間に給送されてくる原稿Dの浮きを防止する。
また、ローラ24aへのベルト26の張架位置と、給送方
向最上流側のプレスローラ25aへのベルト26の張架装置
との段差によって、透明板5に関して給送方向23上流側
付近には間隙27が形成される。すなわち、プレスローラ
25aに関して給送方向上流側においては、前記プレスロ
ーラ25aを基点としてベルト26は透明板5に関して一定
角θを有して傾斜している。
前記間隙27は前述の反転手段18における第1搬送経路
22および第2搬送経路29に連続する。したがって前記間
隙27では、前記ベルト26が停止している際であっても、
前記反転手段18における各搬送ローラ20,21,30の搬送力
によって原稿Dを侵入させて搬送することができる。
前記ベルト26によって透明板5上を搬送されてきた原
稿Dは、前記透明板5上の読取位置5aまで搬送される。
前記読取位置5aとは、透明板5に関して給送方向23下流
側端部付近に突出配置する当接片32に、前記給送される
原稿Dの給送方向下流端が当接する位置に相当する。こ
うして、読取位置5aへ搬送された原稿Dは、その原稿像
が機体内方側へ提示され、その原稿像に対して、複写機
2内方側に設けられる光学的読取手段である光学系31に
よって光学的に走査され、前記原稿像の読取露光動作を
行われる。
先行して給送された原稿が読取露光されている間に後
続する原稿が予備給紙される。後続する原稿は前記間隙
27へ侵入した状態で予備給紙を完了して待機することが
できる。前記予備給紙される原稿の給送方向下流端が到
達するプレスローラ25a付近から前記当接片32までの間
隔は、給送される原稿が異種寸法に拘わらず充分許容さ
れる大きさであって、先行する原稿と予備給紙して後続
する原稿とが衝突しない程度に適当に選ばれる。
原稿像の読取露光動作が終了すると、前記当接片32が
ソレノイドSOL2の制御によって角変位駆動し、読取位置
5aから搬送経路36へ向かう通路が開放される。同時に、
ベルト26が再度回転駆動し、搬送ローラ33〜35によって
前記搬送経路36を原稿Dは搬送され、その後、載置部材
6に積重される原稿Dの積重方向最上位へ再収納され
る。
前記搬送経路36上には、たとえば発光素子S4aと受光
素子S4bとから成る排出検出器S4などが配置される。前
記排出検出器S4によって、搬送経路36を搬送する原稿D
の搬送状態が検出され、ソレノイドSOL2の駆動時機など
を制御する。また、載置部材6付近には、積重される原
稿Dに亘る1循環の搬送を検出する一循環検出器S5が設
けられる。前記検出器S5は、たとえば、積重される原稿
Dの最上位に当接する作動部材を含んで成り、前記原稿
Dの給紙に従って、前記作動部材と載置部材6上との間
に原稿Dが介在しないことが、たとえば光学的に検出さ
れると、全ての原稿Dが給紙されて1循環したことが判
断できる。
前述のように、読取位置5aへ提示される原稿像に対し
て光学系31によって読取露光動作が実行される。光学系
31において、ハロゲンランプなどの光源41と反射鏡42と
を備える第1移動体43は、読取位置5aに対して水平方向
44に沿って往復移動し、提示された原稿に光照射し、そ
の反射光は第2移動体45の反射鏡46,47、ズームレンズ4
8および反射鏡49を経て矢符50方向に回転駆動される直
円筒状の感光体51上に結像される。なお、第2移動体45
もまた、半分の走査速度で第1移動体43と同一方向に走
行駆動され、反射光の光路長は一定に保持される。
前記感光体51の表面は、帯電用コロナ放電器52によっ
て予め帯電されており、前記結像によって感光体51上に
は原稿像に対応した静電潜像が形成される。前記静電潜
像は、現像装置53によってトナー像に顕像化され、転写
用コロナ放電器54によって記録紙Pの一方表面に転写さ
れる。記録紙Pは予め給紙カセット55に収納されてお
り、一対のレジストローラ56を備える搬送経路57を搬送
され、転写が行われる転写領域58へ導かれる。前記レジ
ストローラ56の回転軸には、図示しないクラッチCLT4を
介して動力伝達手段が連結されている。前記クラッチCL
T4の連結/遮断制御を、原稿給送装置1における原稿D
の搬送時機の制御に基づいて行うことによって、感光体
51上のトナー像に対して、レジストローラ56による記録
紙Pの搬送時機を合致させることができる。転写用コロ
ナ放電器54によってトナー像が転写された記録紙Pは、
搬送手段59から定着装置60に導かれて定着される。
定着後の記録紙Pは、記録紙反転手段61によって記録
紙Pの搬送方向が反転され、搬送経路62を経て中間トレ
イ63に一旦収納される。中間トレイ63の記録紙Pは、搬
送手段64およびレジストローラ56によって再び転写領域
58へ導かれて記録紙Pの他方表面にトナー像が転写され
る。転写が終了した記録紙Pは、搬送手段59、定着装置
60、および搬送経路65を経て機外の排出トレイ66に排出
される。こうして、対応する記録紙Pの表裏両面にそれ
ぞれ対応する原稿Dの原稿像が複写される。なお、片面
への複写のみのときには、一方表面に複写された記録紙
Pは中間トレイ63へ排出されることなく、排出トレイ66
へ排出される。給紙カセット55,67〜69からは、たとえ
ば相互に異なる寸法を有する記録紙Pが転写領域58に選
択的に搬送される。
第3図は、原稿給送装置1および複写機2の電気的構
成を示すブロック図である。前記複数のローラなどを駆
動するモータM1,M2,M3…は、モータ駆動回路110に、搬
送ローラ30やベルト26の駆動時機を制御するクラッチCL
T1,CLT2,CLT3,…は、クラッチ駆動回路111に、方向転換
爪28や当接片32などを制御するソレノイドSOL1,SOL2,…
は、ソレノイド駆動回路112にそれぞれ接続される。こ
れらの駆動回路110〜112および直流電源114などの原稿
搬送制御、記録紙搬送制御、および複写工程の制御に用
いられる制御要素は、インタフェース回路(I/O)113に
接続される。このインタフェース回路113には、原稿D
および記録紙Pの搬送を検出する各種検出器S1,S2,…が
接続され、さらにマイクロコンピュータ(CPU)120が接
続されている。検出器からの信号はマイクロコンピュー
タ120に与えられ、マイクロコンピュータ120ではこの信
号に対応する演算処理が行われ、各駆動回路110〜112に
駆動制御信号がインタフェース回路113を介して与えら
れる。
マイクロコンピュータ120には、ROM(リードオンリメ
モリ)121およびRAM(ランダムアクセスメモリ)122が
接続されている。マイクロコンピュータ120は、ROM121
に記録される制御用プログラムに基づいてRAM122の記憶
領域を作業領域として用いながら、制御動作を行う。
インタフェース回路113は、駆動回路115を介して光学
系31に接続され、光源41を電力付勢するとともに、操作
パネル116の各表示部118に表示駆動回路117を介して表
示制御信号を与え、また操作用のキー119に接続されて
いる。
以下、各複写態様での原稿給送装置1における原稿D
の搬送状態を説明する。
第4図(1)には、片面原稿Dの搬送状態が示されて
いる。なお、便宜上、第4図(I)には、載置部材6、
透明板5および反転手段18の位置が簡略化して示されて
いる。複写すべき片面原稿Dは、原稿像を上方側へ臨ま
せて載置部材6上に積重して載置される。前記方向転換
爪28が第1図の実線で示されるように固定設定されるこ
とによって、積重方向最下位から給紙される原稿Dは、
反転手段18の第1搬送経路22へ搬送される。前記第1搬
送経路22を経た原稿Dは、透明板5に関して給走方向上
流側に形成される間隙27を経て読取位置5aへ搬送され
る。こうして、前記反転手段18の通過によって載置部材
6上での表裏表面が反転して前記原稿Dは読取位置5aへ
もたらされ、前記原稿像が提示される。
前記提示された原稿像に対して光学系31によって読取
露光動作された後、再びベルト26が駆動し、搬送経路36
を介して載置部材6に積重される原稿Dの積重方向最上
位へ再収納される。こうして、読取位置5aへ搬送される
片面原稿の原稿像が読取られ、複写機2と協働して記録
紙Pへの片面複写および両面複写が実現する。
複数枚の原稿に亘って前記読取位置5aへ順次給送する
際には、先行して給送される原稿に後続する原稿を予め
予備給紙し、前記読取露光中である先行する原稿に充分
接近した位置へ待機させる必要がある。前記第1搬送経
路22に連続して、間隙27が前記透明板5上に形成される
ので、前記後続の原稿をその給送方向下流端が間隙27の
前記プレスローラ25a付近に到達するまで予備給紙する
ことができ、先行する原稿に充分接近させて待機するこ
とができる。
第4図(2)には、両面原稿Dの搬送状態を示されて
いる。表裏両表面に複写すべき原稿像を有する両面原稿
Dは、たとえば頁数が積重方向上方側から下方側へ向け
て整合するように積重して、前記載置部材6上に載置さ
れる。積重方向最下位から給紙された原稿Dは、反転手
段18へ搬送される。前記方向転換爪28は、先ず第1図の
実線で示されるように設定され、その結果、搬送されて
きた原稿Dは、第1搬送経路22および間隙27へ向けて搬
送される。
前記第1搬送経路22へ搬送される原稿Dの給紙方向7
下流端が前記方向転換爪28を通過したことが、たとえば
前記第2搬送検出器S2によって検出されると、第1搬送
経路22上の搬送ローラ20,21の回転方向が逆転駆動し、
さらに方向転換爪28が第1図の点線で示される位置に切
換え設定される。したがって、前記原稿Dは給送方向が
反転し、第1搬送経路22から第2搬送経路29へ搬送さ
れ、再び間隙27を経て透明板5上の読取位置5aへ搬送さ
れる。
こうして、読取位置5aでは、載置部材6に載置されて
いた際の表裏表面に関して、下方側表面が提示される。
したがって、前記下方側表面が読取露光され、その後、
搬送経路36を介して表裏表面が反転して載置部材6に積
重される原稿Dの積重方向最上位へ再収納される。載置
部材6上に積重される原稿Dに関して、前記搬送動作を
1循環することによって、各原稿の下方側表面が読取露
光され、複写機2内の中間トレイ63には、前記下方側表
面がそれぞれ複写された記録紙Pが積重して収納され
る。
続いて、第4図(2)に示される搬送動作が前記再収
納されて積重された原稿Dに対して再度実行される。こ
れによって、読取位置5aには、まだ読取られていない上
方側表面が提示される。前記上方側表面の原稿像は読取
露光され、中間トレイ63の積重方向最下位から給紙され
る記録紙Pのまだ複写されていない他方表面側へ複写さ
れ、こうして両面複写の完了した記録紙Pが順次完成す
る。前記上方側表面が読取露光された原稿Dは、再び搬
送経路36を介して表裏表面が反転され、載置部材6に積
重される原稿の積重方向最上位へ再収納される。こうし
て、2循環が終了した原稿Dは、複写前の載置当初の状
態に復帰する。
前記両面原稿Dを搬送する際であっても、前述のよう
に複写時間の短縮化のために、予備給紙が実行され、読
取露光中の先行する原稿に充分接近させて後続の原稿を
待機させる必要がある。前記第1搬送経路22と第2搬送
経路29とに連続する間隙27が透明板5上に設けられるの
で、第2搬送経路29を経た原稿Dをその給送方向23下流
端が間隙27上の前記プレスローラ25a付近に到達するま
で給送することができ、充分に先行する原稿に接近した
予備給紙が実現できる。
また本実施例によれば、後続する原稿の予備給紙を、
先行する原稿が反転後に第1搬送経路22から第2搬送経
路29へ搬送された直後に開始する。この早期開始によっ
て、後続する原稿を先行する原稿に充分接近させて搬送
することができ、先行する原稿の読取位置5aでの読取露
光終了前に確実に予備給紙を完了することができる。
第5図は本実施例における給送動作を説明するための
タイミングチャートであり、第6図は原稿Dの給送動作
を断続的に説明するための図である。以下、第5図およ
び第6図を参照して本実施例における原稿給送動作の一
例を説明する。なお第6図において、複写すべき両面原
稿Dは4枚を想定し、参照符Dに付す添字1〜4は載置
部材6からの給送側に相当する。
複写すべき両面原稿D1〜D4が頁順を整合して載置部材
6上に載置され、第6図(1)に示されるように、時刻
t1にてプリントスイッチPSWが操作されると(第5図
(1)参照)、複写動作が開始され、原稿Dの給送が開
始される。第5図(2)〜第5図(4)に示されるよう
に、プリントスイッチPSWの操作に応じて、モータM1〜M
3の駆動が開始される。モータM1は、断続的に駆動して
給紙手段10を機能させ、載置部材6上の積重方向最下位
の原稿D1を給紙する。また、モータM2、M3は、複写動作
が停止するまで常時駆動を継続し、クラッチCLT1,CLT2,
CLT3の連結/遮断制御によって、搬送ローラ30およびベ
ルト26、搬送ローラ20,21の機能を切換える。
時刻t2にて第1搬送検出器S1がオン状態に切換わり、
給紙された原稿D1の給紙方向7下流端が検出され始め
る。この第1搬送検出器S1の切換えに伴ってクラッチCL
T3を連結して搬送ローラ20,21を正回転駆動し、第1搬
送経路22に関して原稿D1を時計まわりに搬送する方向に
回転するように機能させる。
方向転換爪28は、ソレノイドSOL1を消磁することで、
第1図の実線で示される位置に設定されており、搬送経
路40から第1搬送経路22への通路が開放している。した
がって、前記原稿D1は第1搬送経路22へ搬送されるとと
もに、時刻t3にて第2搬送検出器S2がオン状態に切換わ
り、原稿D1の給紙方向7下流端が検出され始める。第6
図(2)には、原稿D1が第1搬送経路22へ搬送される時
刻t3直後の状態が示されている。
第6図(2)に示すように、原稿D1の搬送方向上流端
が第1搬送検出器S1を通過する時刻t14にて、第1搬送
検出器S1はオフ状態に切換わる。この時刻t14からモー
タM1を駆動して原稿D2の搬送を開始し、原稿D2の搬送方
向下流端が第1搬送検出器S1によって検出される時刻t1
5にて、モータM1を停止する。すなわち、期間T2だけモ
ータM1を駆動させる。これによって、原稿D2は方向転換
爪28を近傍にて停止している。
また、時刻t4にて第2搬送検出器S2も、同様にオフ状
態に切換わる。すなわち原稿D1の給紙方向7上流端が第
2搬送検出器S2を通過する。この時刻t4にて、ソレノイ
ドSOL1が励磁される。したがって、方向転換爪28が第1
図の点線で示される位置に切換えられ、第1搬送経路22
から第2搬送経路29へ臨む通路が開放される。さらに時
刻t4において、クラッチCLT1,CLT2を連結し、モータM3
の回転駆動力を伝達し、搬送ローラ30およびベルト26を
駆動させる。
続いて時刻t4直後に、クラッチCLT3を連結して搬送ロ
ーラ20,21を逆回転駆動し、原稿D1の給送方向を反転さ
せる。給送方向が反転された原稿D1は、第1搬送経路22
から第2搬送経路29へと搬送される。前述の給送方向の
反転によって再び第2搬送検出器S2は、反転後の給送方
向23下流端によってオン状態に切換わり、搬送に連れて
時刻t6にてオフ状態に切換わる。また前記時刻t6におい
てソレノイドSOL1が消磁される。
本実施例においては、前記第1搬送経路22で給送方向
反転後の原稿D1の給送方向23下流端が方向転換爪28を通
過爪、予め定める期間経過後(時刻t8)において、クラ
ッチCLT1,CLT2を切断し、原稿D1が搬送ローラ30に挟持
された状態で停止させ、後続する原稿D2が第6図(3)
に示されるように、第1搬送経路22への搬送を開始する
ように予備給紙される。したがって、原稿D2の給紙を開
始させるモータM1は、時刻t7に駆動を開始する。この後
続する原稿D2を第1搬送経路22へ搬送するために、前記
時刻t7から期間T3(T3=T1−T2)に亘って搬送ローラ2
0,21が再び正転駆動され、第1搬送経路22への原稿D2の
搬送を開始する。これに伴って第2搬送検出器S2がオン
状態に切換わり、原稿D2の給紙方向7下流端を検出し始
める。
搬送される原稿D2の寸法に応じて、第1搬送検出器S1
はオフ状態に切換わり、同時に原稿D3を搬送するために
期間T2だけモータM1を駆動する。続いて、時刻t9におい
て第2搬送検出器S2もオフ状態に切換わる。すなわち原
稿D2の給紙方向上流端が第2搬送検出器S2を通過する。
この時刻t9において、クラッチCLT3は切断され、原稿D2
の給紙は一旦停止し、またソレノイドSOL1を励磁するこ
とによって、前述と同様に第1搬送経路22から第2搬送
経路29へ臨む通路を開放させる。その後、時刻t9直後に
クラッチCLT3を連結して搬送ローラ20,21を逆回転駆動
し、原稿D2の給送方向の反転を実行する。この原稿D2の
給送方向の反転によって、再び第2搬送検出器S2は反転
後の給送方向23下流端によってイオン状態に切換わる
(時刻t10)。
時刻t10から予め定める期間経過後の時刻t11におい
て、すなわち停止される第1原稿D1の給送方向23上流端
と、原稿D2の給送方向23下流端との間隔が予め定める長
さとなる時刻t11において(第6図(4)参照)、クラ
ッチCLT1,CLT2を連結し、モータM3の回転駆動力を伝達
し、搬送ローラ30およびベルト26を回転駆動させ、原稿
D1を読取位置5aへ搬送させる。時刻t11から、たとえロ
ータリエンコーダなどによって予め定めるパルス数を計
測した後の時刻t12において、クラッチCLT1,CLT2を遮断
する。これによって、原稿D1の読取位置5aへの搬送が完
了する。
ここで原稿D1の搬送速度と、原稿D2の搬送速度とは等
しく選ばれでおり、原稿D1の給送方向23上流端と原稿D2
の給送方向23下流端との間隔は常時一定の間隔を保たれ
る。この間隔は、原稿D1が読取位置5aへ搬送されたとき
に、原稿D2の給送方向23上流端が原稿D1の場合と同様に
搬送ローラ30に挟持された状態となるような長さに選ば
れる。
第6図(5)には、原稿D1の読取位置5aへの搬送が完
了した時点での状態が示されており、後続する原稿D2は
前述の予備給紙によって給送方向23下流側の一部分が透
明板5とベルト26との間に挟持された状態で待機してお
り、さらに後続する原稿D3は反転手段18による給送方向
の反転動作が実行されている。
原稿D1の読取位置5aへの搬送完了と同時に、光学系31
の矢符44方向への光学的走査が開始する(第1図参
照)。原稿D1に対する読取露光動作が実行されている間
に、後続する原稿D3の反転動作が実行される。第6図
(6)には、時刻t13直前の状態が示されており、原稿D
1の読取露光動作は終了し、かつ原稿D3の給送方向の反
転動作も終了し、また原稿D4の方向転換爪28近傍への搬
送も完了している。
時刻t13において、クラッチCLT1,CLT2が連結され、原
稿D1を搬送経路36へ搬送するとともに、原稿D2を読取位
置5aへと搬送し、かつ原稿D3を原稿D2の給送方向23上流
端に対して一定の間隔をあけて搬送する。その後、第6
図(7)に示すように、原稿D1は搬送ローラ34,35によ
って搬送経路36を搬送されて載置部材6上に戻される。
原稿D2は光学系31による光学的走査が行われる。原稿D3
は給送方向23上流端が搬送ローラ30に挟圧された状態で
停止される。原稿D2の読取露光動作中に、原稿D4の給送
方向の反転動作が行われる。
これらの動作が連続して給送される原稿D1〜D4間に亘
って随時実行される。
したがって本実施例によれば、各搬送経路の搬送力を
個別に制御して有効に機能させ、先行して給送される原
稿に充分接近させて後続する原稿を給送することができ
る。したがって先行する原稿が読取露光中に後続する原
稿の予備給紙を前記先行する原稿に充分接近させた状態
で確実に完了することができる。これによって、前記後
続する原稿をさらに読取位置へ搬送するために費やす搬
送距離、すなわち搬送時間が格段に短縮され、その結
果、複数枚の原稿に亘って読取位置へ搬送するために費
やす時間が格段に短縮できる。すなわち複写時間が格段
に短縮できる。
なお本実施例においては転写形静電式複写機の構成に
関連して説明しているけれども、この他に、たとえば感
光性を有する記録紙上に記録するようにした構成であっ
てもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、簡素な制御によって連
続給送される複数枚のシート状原稿に亘って先行するシ
ート状原稿に充分接近させて後続するシート状原稿を搬
送することができる。すなわち先行するシート状原稿の
読取露光完了前に後続するシート状原稿の充分な予備給
紙が完了できる。したがって、後続するシート状原稿の
原稿読取面上での搬送時間、さらには複数枚の原稿間に
亘って原稿読取面上へ搬送するために費やす時間を格段
に短縮することができ、その結果、複写時間が格段に短
縮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である原稿給送装置1の簡略
化した構成を示す断面図、第2図は原稿給送装置1を装
備する転写形静電式複写機2の簡略化した構成を示す断
面図、第3図は原稿給送装置1および複写機2の電気的
構成を示すブロック図、第4図は各複写態様での原稿給
送装置1における原稿Dの搬送状態を説明するための
図、第5図は本実施例における原稿給送動作を説明する
ためのタイミングチャート、第6図は原稿Dの給送動作
を断続的に説明するための図、第7図は従来の原稿給送
装置201の簡略化した構成を示す断面図である。 1……原稿給送装置、2……複写機、5……透明板、6
……載置部材、18……反転手段、22……第1搬送経路、
23……給送方向、26……ベルト、27……間隙、28……方
向転換爪、29……第2搬送経路、31……光学系、D……
原稿、CLT1,CLT2,CLT3……クラッチ、S1……第1搬送検
出器、S2……第2搬送検出器、S3……第3搬送検出器、
SOL1,SOL2……ソレノイド、M1〜M3……モータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】載置部材から給送された複数枚のシート状
    原稿を、分岐する一方の搬送経路へ搬送後に給送方向を
    反転し、前記分岐する他方の搬送経路を経て、光学的読
    取手段が臨む原稿読取面上へ連続して順次搬送するシー
    ト状原稿の給送方法において、 先行する第1シート状原稿の反転後の給送方向上流端が
    前記搬送経路の分岐位置を通過した時点で第1シート状
    原稿の搬送を停止し、 後続する第2シート状原稿の給送方向の反転を行うとと
    もに、さらに後続する第3シート状原稿を前記分岐位置
    近傍まで搬送し、 第2シート状原稿の反転後の給送方向下流端と、前記停
    止される第1シート状原稿の給送方向上流端との間隔が
    予め定める長さになると、第1および第2シート状原稿
    を等速度で給送することを特徴とするシート状原稿の給
    送方法。
JP24524190A 1990-09-07 1990-09-14 シート状原稿の給送方法 Expired - Fee Related JP2609481B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24524190A JP2609481B2 (ja) 1990-09-14 1990-09-14 シート状原稿の給送方法
US07/755,624 US5203554A (en) 1990-09-07 1991-09-05 Plurality document feeding apparatus and method for copying machines

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24524190A JP2609481B2 (ja) 1990-09-14 1990-09-14 シート状原稿の給送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04125259A JPH04125259A (ja) 1992-04-24
JP2609481B2 true JP2609481B2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=17130761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24524190A Expired - Fee Related JP2609481B2 (ja) 1990-09-07 1990-09-14 シート状原稿の給送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2609481B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04125259A (ja) 1992-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5203554A (en) Plurality document feeding apparatus and method for copying machines
JP2535388B2 (ja) 原稿供給装置を備える複写機
JP2590210B2 (ja) 静電式複写機
JP2928358B2 (ja) 原稿給送方法
JP2609481B2 (ja) シート状原稿の給送方法
JP2622048B2 (ja) 循環式原稿供給装置を備える複写機
JP3488662B2 (ja) 画像形成装置のシート部材搬送機構
JP3729063B2 (ja) 画像読み取り装置及び画像形成装置
JP2695686B2 (ja) 原稿給送装置
JP3254500B2 (ja) 画像形成装置
JPH0235475A (ja) 自動原稿給送装置と画像形成装置
EP0452855B1 (en) A copying machine provided with a recirculating document feeding apparatus
JPH04116672A (ja) シート状原稿の給送方法
JPS6281654A (ja) 原稿反転式自動原稿給送装置
JP2668157B2 (ja) 循環式原稿供給装置における原稿給紙方法
JP2538110B2 (ja) 原稿給送装置
JP2610700B2 (ja) 原稿給送装置
JPH04309969A (ja) 電子写真装置
JPH01144067A (ja) 自動両面画像形成装置
JPH0441353A (ja) シート状体の供給装置
JPH03203730A (ja) 画像読取装置およびそれを用いた複写装置
JPH03182478A (ja) 原稿供給装置を備える複写機
JPH08272161A (ja) 原稿自動送り装置
JPH03278070A (ja) 画像読取装置
JPH09120183A (ja) 循環式原稿供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees