JP2608597B2 - 電磁駆動絞り調節装置 - Google Patents

電磁駆動絞り調節装置

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JP2608597B2 JP63294248A JP29424888A JP2608597B2 JP 2608597 B2 JP2608597 B2 JP 2608597B2 JP 63294248 A JP63294248 A JP 63294248A JP 29424888 A JP29424888 A JP 29424888A JP 2608597 B2 JP2608597 B2 JP 2608597B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する分野] 本発明はスチルカメラ、ビデオカメラ、テレビカメラ
等の撮影装置、特に露出の調節を行なうための電磁駆動
絞り調節装置に用いるステッピングモータに関するもの
である。
[発明の背景] レンズ非交換型のカメラ(特に35mmスチルカメラ)は
一般的にはほとんどのものが電磁石を利用したいわゆる
電磁駆動絞りが主流となっている。一方35mmスチルカメ
ラでも一眼レフカメラの交換レンズ自体に電磁駆動絞り
を組込んだものも出現した。この装置は従来の一眼レフ
カメラの絞り制御方式とは考え方を異にする方式であ
る。つまり、カメラで測光演算された結果絞り値をいく
つに設定するかを電気的な信号でレンズ側に伝え、この
信号をもとにレンズ自体に搭載されている電磁駆動絞り
を制御するのである。この電磁駆動絞りは原理的にはス
テッピングモータで絞り制御するものである。
[従来型の説明] このステッピングモータは1つの組立体として絞り装
置組立体とは別に製造していた。絞り装置組立体は円環
状ケースの片側面にこれに沿って円環状の回転リングお
さえを少し間隙を設けて固定しこのようにして形成され
た円環状間隙の中に回転リングを嵌めこみ、この回転リ
ングのある角度の回転により絞り羽根を駆動し上記円環
の中央開口を開閉する構成のものである。一方モータは
上記円環状回転リングの外側面の1部の上にその地板即
ちステータヨークを添着し、モータピニオンを回転リン
グの外周に噛み合わせ、回転リングを数分の1回転程度
駆動する。
回転リングは上記間隙内にあってリングおさえにもケ
ースにも固定されてなく、回転リングの内周にそって突
設せられたリムが回転リングおさえの内周と摺接摺動し
つつ回転するようになっている。
[発明による解決すべき課題] さて、ステッピングモータ組立体は絞り装置組立体と
共にレンズ鏡筒内に組込むので、そのスペースをできる
だけ少くすると共にこれらの取付けの作業の容易さが要
求される。従来型においては両組立体は別々に生産さ
れ、これらの整合をとりつつ僅かのスペース内に組込む
のは難しい作業であった。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するため、本願発明では、マグネッ
トロータと、マグネットロータに対向する一対のステー
タと、通電することで磁界を発生させるコイルとを有す
る駆動源により、絞り羽根と係合する回転リングを回転
させる電磁駆動絞り調節装置において、絞り羽根および
回転リング収容する円環状ケースを設け、上記一対のス
テータのうち一方のステータを環状に形成し、このステ
ータの環状外周部分を円環状ケースに固定するととも
に、環状内周部分で回転リングの回転位置を規制するよ
うにしている。
[実 施 例] 以下図面に従って本発明実施例を説明する。
第1図から第3図は本発明の1つの実施例を示す図
で、第1図は本発明の駆動部分解斜視図である。
1は被駆動部を構成しているユニットの円環状ケー
ス、2は被駆動部材でギヤ2aを有すると共に絞り羽根3
のダボ3aと嵌合する穴2bを有した回転リングである。4
は電磁軟鉄で形成したステータでヨーク部4a,4b、空間
部4c、穴4d、及び軸受4e、結合穴4fを有している。
又このステータ4は円環状ケース1と略同じ形状の大
きさでケース1の側面外縁にねじ16により固定される。
ステータ4も環状であってその内周面4gは回転リングの
内周縁に沿って突設した環状リム2cと接して滑り、この
ようにして回転リングはスラスト方向にもラジアル方向
にも実質上遊びがなく回転するようになっている。他方
のステータ11はステータ4と同様に電磁軟鉄を使用して
おり、ヨーク部11aおよび11b,空間部11c,穴11d,軸受11
e,縮合穴11fを有している。また、11gは4ヶ所ある穴で
コイル8より出ている接点5a,5bが非接触で挿通される
ようになっている。この接点5a,5bはフレキシブルプリ
ント板15にあった4ヶ所の穴15aに挿入され半田付によ
って接続される。コイル8の中心部には鉄心6が配置さ
れており、凸部6aは結合穴4f,11f等に嵌合してカシメ結
合される。9はマグネットロータでロータ軸方向(スラ
スト方向)に着磁され、ステータ4,11と対向する面に多
極が形成される。10はロータ軸でマグネットロータ9と
一体になっており、軸受4e,11eに回転可能に嵌合されて
いる。13はワッシャでマグネットロータ9とヨーク部4
a,4b及び11a,11bとの空間を保持するため、マグネット
ロータ9の両面に1ヶずつ(一方は不図示)共に回転可
能に設けられ軸10に嵌合している。12はローラ軸10に圧
入などで固着されたピニオンギヤで回転リングに一体成
形されている大ギヤ2aとかみ合っている。
つぎに以上の構成によるステッピングモータの動作を
詳細に説明する。
フレキシブルプリント板15から給電された電源が接点
ピン5a,5bを通じてコイル8に供給される。コイル8に
電流が流れると鉄心6の両端に磁界を生じる。このとき
ステータ4及び11は鉄心6に固着されているためステー
タにも鉄心両端に発生したものと同極が生じる。マグネ
ットロータ9をはさんだ2つのヨーク部4aと4b及び11a,
11bは同一形状であるため、マグネットロータ9の両面
に異なった極(S又はN極)が対向する形になる。一方
軸受4e及び11eを中心に各ヨーク部4aと11aとの間隔はマ
グネットロータ9の着磁ピッチpと同一である。同様に
他方のヨーク部4b,11bの間隔も同一ピッチpである。さ
らに、ヨーク部4a,11aと4b,11bとの位置関係はp/2だけ
ずらして配置されている。具体的に述べると、一方のヨ
ーク部4aにマグネットロータ9のある極が対向している
ときには隣りのヨーク部4bはマグネットロータ9のその
極と隣りの異極との境目に対向するように配置される。
ここでステータ4の各部に関して機能を詳細に説明す
る。鉄心6によって発生した磁界はヨーク部4a,4bに伝
達される。ヨーク部4a,4bはマグネットロータに着磁さ
れた極の1極分の70〜80%の面積になるよう、空間部4c
の形状で調節する。また複数個の穴4dはヨーク部4a,4b
を夫々通る磁束が互いに鎖交しないよう磁気抵抗を高め
るために形成されたものである。この穴4dを設けたこと
によりステータ4が一枚構成にもかかわらず独立の2つ
のヨーク部4a,4bの役目をもたせることを可能にしてい
る。
ヨーク部4aを通過した一対の磁極はマグネットロータ
9の軸方向に着磁された磁極と作用(反発、吸引など)
し合い、マグネットロータ9に回転力を与える。
2つあるコイル8,8の通電方向を順次切換えることに
よりマグネットロータ9を一定方向又は逆転方向に回転
させることができる。この通電方法は従来からあるステ
ッピングモータと同等なのでここでは説明を省略する。
ステップ駆動するマグネットロータ9に一体的に回転
するピニオンギヤ12は被駆動体であるギヤ2aを回転させ
る。
絞りダボ3aと嵌合し、絞り羽根3をこれと共に回転方
向に移動させる。絞り羽根3に取付けられるもう一方の
ダボ3b(第2図)はケース1に設けられたカムミゾ(不
図示)との相対関係により、絞り羽根3を動かし、周知
の絞り開閉動作を行なう。
第2図は第1図に示したステップモータ駆動部の断面
図である。
コイル8に通電することにより鉄心6に磁界が発生し
ステータ4を通り、さらにマグネットロータ9の磁界と
作用し合い、他方のステータ11とで閉磁路を形成する。
このとき他方のコイルに通電されていなければ通電され
た方のコイル8によって生じた磁路が支配的となり、マ
グネットロータ9に回転トルクを発生させる、また両コ
イル8に通電された場合も同様に両側のステータ4及び
11に磁路を形成しマグネットロータ9と作用し合い、同
様にロータ9に回転トルクを与える。一方又は両方のコ
イルに順次電流方向を切換えながら通電することにより
従来から周知であるステッピングモータの駆動を行なう
ようにしてある。駆動に関しては説明を省略する。
第3図はステッピングモータを組込んだ電磁駆動絞り
調節装置の全体斜視図である。絞り駆動部全体が偏平で
小型であることがよくわかろう。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明では、一対のステータの
うち一方のステータの外周部分を円環状ケースに固定す
ることにより駆動源と絞り羽根等の組立体とを一体化し
ているので、これらを容易にレンズ鏡筒内に組み込むこ
とができる。しかも、上記ステータは回転リングのスラ
スト方向の押さえ手段を兼ねているので、従来の電磁駆
動絞り調節装置に比べて光軸方向寸法を小さくすること
ができ、よりコンパクトな電磁駆動絞り調節装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例を示す電磁駆動絞り調節装置の分
解斜視図、第2図は同実施例の要部断面図、第3図は本
発明による絞り調節装置を組立てた時の斜視図を示す。 1……ケース、2……回転リング 3……絞り羽根、4……ステータ 4a,4b,11a,11b……ヨーク部 4g……ステータの内周面 6……鉄心、8……コイル 9……マグネットロータ 12……ピニオンギヤ、16……ねじ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネットロータと、前記マグネットロー
    タに対向する一対のステータと、通電することで磁界を
    発生させるコイルとを有する駆動源により、絞り羽根と
    係合する回転リングを回転させる電磁駆動絞り調節装置
    において、 前記絞り羽根および前記回転リング収容する円環状ケー
    スを有し、 前記一対のステータのうち一方のステータは、環状に形
    成されて環状外周部分が前記円環状ケースに固定される
    とともに、環状内周部分で前記回転リングの回転位置を
    規制することを特徴とする電磁駆動絞り調節装置。
JP63294248A 1988-11-21 1988-11-21 電磁駆動絞り調節装置 Expired - Lifetime JP2608597B2 (ja)

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