JP2607830B2 - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

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JP2607830B2
JP2607830B2 JP5289468A JP28946893A JP2607830B2 JP 2607830 B2 JP2607830 B2 JP 2607830B2 JP 5289468 A JP5289468 A JP 5289468A JP 28946893 A JP28946893 A JP 28946893A JP 2607830 B2 JP2607830 B2 JP 2607830B2
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rotating body
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清志 森元
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リンフォース工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽水等を濾過するのに
好適な濾過装置に関し、濾過能力が優れていて、しか
、細石やセラミック等の粒状濾材を洗浄可能な洗浄機
能を有するものである。
【0002】
【従来の技術】洗浄機能について 従来の粒径が1〜2mmの砂を濾材にしている砂濾過方式
では、砂濾過層を20〜70cmの厚さに設けており、汚濁水
が同層を通過する間に垢や浮遊物を捕捉して濾過する。
そして、一定時間経過後に水を逆流させて層内に捕捉さ
れていた汚濁物を排水路に流し出して逆洗している。
【0003】また、粒径が若干大きい自然石や低温焼結
したポーラスなセラミック粒等を濾材に使用して、表面
に微生物被膜を発生させて、汚濁物のみならず細菌まで
も吸着して濾過を行う方式のものもある。この方式で
は、浴槽水等の有機物や微生物を含む汚濁水を、減菌剤
等を使用せずに浄化できるため、家庭用の浴槽濾過機に
用いられている。そして、前記した砂濾過方式のように
砂の粒子間に汚濁物を物理的に捕捉する方式のものでは
ないので、かなり長期間に亘って微生物被膜に汚濁物を
吸着・保持できる。そのため、砂濾過のように頻繁に濾
材を洗浄しなくとも良いが、それでも一定期間を過ぎる
と汚濁物が飽和状態になるので、何等かの方法で洗浄す
る必要がある。一番簡単な方法は、濾材を取り出して手
洗いすることであるが、手を汚すので嫌われる。
【0004】このように、砂濾過方式のものでは、水を
逆流させて、水の勢いによって砂を浮遊、攪拌させるた
めに、逆流の切替バルブや複雑な配管を必要とし、さら
に、砂を踊らせるには一定以上の逆流・水圧を要求され
ている。一方、微生物被膜による濾過方式のものにあっ
ては、石に付着した汚濁物を剥離するために、石を振動
させたり、攪拌部材で掻き混ぜたりしているが、濾材全
てを万便なく動かすことが難しく、動かすことができな
かった一部の石に汚濁物が付着したまま残存するという
問題を抱えている。(実開平3-67955 号公報参照)
【0005】濾過能力について 粒状濾材の有効濾過厚さは数cm〜10数cmであるが、汚濁
水を濾材にできる限り長く接触させたいために、濾材を
収容しているタンクを立てると共に、タンク内における
濾材層厚さを有効濾過厚さをかなり上回る数値にして、
上側あるいは下側から縦方向に流すようにしている。こ
の点、濾材層における有効濾過厚さを上回る濾材部分は
濾材として殆ど働かず、濾過能力が低い問題がある。一
方で、タンクを横向きにして、汚濁水をタンク内の長手
方向に流すようにして、タンク内に濾材を充満させたと
しても、濾材としては一部しか働かない。さらに、濾材
がタンク内に充満していると、タンクを回転させて濾材
を洗浄しようとしても濾材が動かないために洗浄できな
い。また、濾材がタンクの回転時に動くように空間を残
して充填した場合には、タンク内を長手方向に流れる汚
濁水は濾材中を通らずに、同濾材の上を流れて通過して
しまうため、実質的に濾過能力を得られないのに等し
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題
は、濾材全てを万便なく動かして相互に擦り合うように
することによって洗浄機能を高めると共に、濾材中にお
ける汚濁物を効率良く小水量で排除し、且つ、濾材全て
が濾材として有効に働くようにして濾材量相当まで濾過
能力を高めてある濾過装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、左右両端部が閉口されていて且つ回転軸線が横軸
である筒状回転体は、軸線上の一端部に流入口部を、他
端部に流出口部を、それぞれ形成すると共に、体内を上
の多孔状仕切り板で三分割して、散水空間部と集水空
間部と濾過空間部に分割形成してあり、前記散水空間部
は前記流入口部に連通し、前記集水空間部は前記流出口
部に連通し、濾過空間部は前記散水空間部と集水空間部
との間に在って、両空間部と前記仕切り板の通水孔を通
じて連通していて、回転体の回転にともない空間部内を
転動可能な量の粒状濾材を収容していることを特徴とす
る。
【0008】本発明における散水空間部と集水空間部の
上下関係はどちらであっても良いが、粒状濾材が荒いも
の例えば自然石のような場合では、散水空間部が下位側
に、集水空間部が上位側に位置して、汚濁水を下から上
に流して濾過するのが良い。また、粒状濾材に自然石や
セラミック等を選択して、表面に発生させた微生物被膜
によって殺菌することまでも可能である。
【0009】
【作用】回転軸線が横軸である筒状回転体における軸線
上の一端部に流入口部を、他端部に流出口部を、それぞ
れ形成すると共に、体内を上下の多孔状仕切り板で三分
割して、散水空間部と集水空間部と濾過空間部に分割形
成してあり、前記散水空間部は前記流入口部に連通し、
前記集水空間部は前記流出口部に連通し、濾過空間部は
前記散水空間部と集水空間部との間に在って、両空間部
と前記仕切り板の通水孔を通じて連通していて、回転体
の回転にともない空間部内を転動可能な量 の粒状濾材を
収容しているため、回転体が回転するのにともない、濾
過空間部における全ての濾材が同空間部内を転動して相
互に擦り合って、付着物を互いに掻き落とすことができ
る。そして、濾材中における掻き落とされた汚濁物を濾
過空間部から効率良く小水量で排除することができると
共に、この汚濁物の排除を、従来のように水を逆流させ
ることなく、濾過時と同じ流れ方向の水によって行える
ので、逆流のため切替バルブや複雑な配管を必要とせず
に済む。
【0010】そして、回転軸線が横軸である回転体内を
上下の多孔状仕切り板で三分割して、上下の散水空間部
と集水空間部との間に濾過空間部を形成すると共に、こ
の横断面積が最も広い濾過空間部内に濾材を収容して、
水が散水空間部内から濾過空間部を通って集水空間部内
に向けて上下方向に流れるようにしてあるため、濾材を
有効濾過厚さに整えて、全ての濾材で効果的に濾過する
ことができて濾過能力が高く優れている。
【0011】
【実施例】図1乃至図3には本発明の濾過装置の第1実
施例を例示しており、箱状外装体1内に濾過系路2を内
蔵すると共に、同濾過系路2の吸込み口2aと吐水口2bを
外装体1側面に突出させて浴槽側と接続可能にしてあ
る。濾過系路2は、吸込み口2aから吐水口2bまでの間
に、ポンプ3、回転軸6、回転体9、殺菌要素20、水流
センサー21、加熱要素22を配設してある。
【0012】回転軸6はパイプ状のもので、左右の軸受
17,18 に回転可能に支持されていて、モーター19の駆動
力を受けて回転自在である。また、回転軸6左端の流入
口部6aはポンプ3側の接続口部4に、右端の流出口部6b
は殺菌要素20側の接続口部5に、それぞれ回転可能且つ
連通状に接続している。そして、左右の軸受17,18 間の
軸部分には回転体9を同心状に備えて一体回転可能にし
てあると共に、この回転体9内における回転軸6部分の
途中を閉塞して分断して、流入口部6a側の軸部分から分
岐した管部7を経て同流入口部6a側と回転体9における
後で説明する散水空間部13を連通状に接続し、且つ、流
出口部6b側の軸部分から分岐した管部8を経て同流出口
部6b側と回転体9における後で説明する集水空間部16を
連通状に接続してある。
【0013】また、回転軸6の回転停止角度は、回転軸
6の回転角度を検出可能なセンサーあるいは捕捉可能な
スイッチ(図示せず)を備えて、回転体9の散水空間部
13と集水空間部16が所定の上下関係になった状態で停止
するようにしてある。
【0014】回転体9は左右の端部が塞がれている横長
の円筒状のもので、体内における上下に多孔状の仕切り
部10,11 をそれぞれ配設して上下に三分割して、上側の
散水空間部13と、下側の集水空間部16と、この散水空間
部13と集水空間部16との間に在って、上下の仕切り板1
0,11 の通水孔12を通じて両空間部13,16 と連通してい
る濾過空間部14とを形成してある。この濾過空間部14に
は回転体9の回転にともない同空間部内を転動可能な量
の粒状濾材15を収容してある。
【0015】次に前記した本装置の使用状態を説明す
る。濾過中では、ポンプ3の吸引力によって浴槽26側か
ら吸込み口2aに吸込まれた汚濁物を含む浴槽水は、接続
口部4より回転軸6の流入口部6aそして管部7を通過し
て上側の散水空間部13に流入した後、仕切り板10の通水
孔12を通って下側の濾過空間部14内に流入して、粒状濾
材15間を通過する過程で汚濁物を除去されて濾過され
る。然る後、汚濁物を除去された浴槽水は、濾過空間部
14内から仕切り板11の通水孔12を通って下側の集水空間
部16内に流れ込み、次いで管部8から再び回転軸6内に
戻って流出口部6bより接続口部5を経て殺菌要素20に流
れる。そして、殺菌要素20で細菌を殺菌されて、加熱要
素22により加温された後に吐水口2bから浴槽26側に還流
する。この間、モーター19は停止している。
【0016】洗浄時には、ポンプ3の運転を継続し、且
つ、モーター19を運転させると共に、吐水口2bから浴槽
26に至る途中の弁25を排水状態に切り換える。回転体9
はモーター19の駆動力を受けて回転して、濾過空間部14
内における全ての粒状濾材15は同空間部内を転動して相
互に擦り合って、付着している汚濁物を互いに掻き落と
す。この掻き落とされた汚濁物は散水空間部13から濾過
空間部14を経て集水空間部16に流れ続けている浴槽水に
運ばれて弁25より排水される。
【0017】これにより、回転体9における濾過空間部
14の面積を同回転体で最も広い横断面積相当に確保で
き、濾材を有効濾過厚さに整えて、全ての濾材で効果的
に濾過することができて濾過能力が高く優れている。
【0018】モーター19が運転して回転体9が回転する
のにともない、濾過空間部14内における全ての粒状濾材
15が同空間部内を転動して相互に擦り合うため、付着し
た汚濁物を互いに掻き落とすことができる。そして、こ
の掻き落とした汚濁物を散水空間部13から濾過空間部14
を経て集水空間部16に流れ続けている浴槽水によって運
び、弁25から排水することができる。したがって、従来
装置のように逆洗のための切替バルブや複雑な配管を必
要とせずに済む。
【0019】浴槽水から汚濁物を除去するだけでなく、
さらに殺菌且つ加温した状態で浴槽に還流できる。
【0020】
【発明の効果】A.請求項1により、回転軸線が横軸で
ある筒状回転体における軸線上の一端部に流入口部を、
他端部に流出口部を、それぞれ形成すると共に、体内を
上下の多孔状仕切り板で三分割して散水空間部と集水空
間部と濾過空間部に分割形成してあり、前記散水空間部
は前記流入口部に連通し、前記集水空間部は前記流出口
部に連通し、濾過空間部は前記散水空間部と集水空間部
との間に在って、両空間部と前記仕切り板の通水孔を通
じて連通していて、回転体の回転にともない空間部内を
転動可能な量の粒状濾材を収容しているため、回転体が
回転するのにともない、濾過空間部における全ての濾材
が同空間部内を転動して相互に擦り合って、付着物を互
いに掻き落とすことができる。そして、濾材中における
掻き落とされた汚濁物を濾過空間部から効率良く小水量
で排除することができると共に、この汚濁物の排除を、
従来のように水を逆流させることなく、濾過時と同じ流
れ方向の水によって行えるので、逆流のため切替バルブ
や複雑な配管を必要とせずに済む。
【0021】B.同項により、回転軸線が横軸である回
転体内を上下の多孔状仕切り板で三分割して、上下の散
水空間部と集水空間部との間に濾過空間部を形成すると
共に、この横断面積が最も広い濾過空間部内に濾材を収
容して、水が散水空間部内から濾過空間部を通って集水
空間部内に向けて上下方向に流れるようにしてあるた
め、濾材を有効濾過厚さに整えて、全ての濾材で効果的
に濾過することができて濾過能力が高く優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の濾過装置の一実施例を例示している
概略図。
【図2】 図1のイ−イ拡大縦断面図。
【図3】 回転体を回転させた状態の斜視図。
【符号の説明】
1 外装体 2 濾過系
路 2a 濾過系路の吸込み口 2b 濾過系
路の吐水口 3 ポンプ 4,5 接
続口部 6 回転軸 6a 回転軸
の流入口部 6b 回転軸の流出口部 7,8 回
転軸の管部 9 回転体 10,11 回
転体の仕切り板 12 仕切り板の通水孔 13 回転体
の散水空間部 14 回転体の濾過空間部 15 濾材 16 回転体の集水空間部 17,18 軸
受 19 モーター 20 殺菌要
素 21 水流センサー 22 加熱要
素 25 弁 26 浴槽

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両端部が閉口されていて且つ回転軸
    線が横軸である筒状回転体は、軸線上の一端部に流入口
    部を、他端部に流出口部を、それぞれ形成すると共に、
    体内を上下の多孔状仕切り板で三分割して散水空間部と
    集水空間部と濾過空間部に分割形成してあり、前記散水
    空間部は前記流入口部に連通し、前記集水空間部は前記
    流出口部に連通し、濾過空間部は前記散水空間部と集水
    空間部との間に在って、両空間部と前記仕切り板の通水
    孔を通じて連通していて、回転体の回転にともない空間
    部内を転動可能な量の粒状濾材を収容していることを特
    徴とする濾過装置。
JP5289468A 1993-11-18 1993-11-18 濾過装置 Expired - Lifetime JP2607830B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4609622B2 (ja) * 2000-09-29 2011-01-12 タカラ工業株式会社 ろ過装置

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