JP2607206Y2 - 切断機 - Google Patents

切断機

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JP2607206Y2
JP2607206Y2 JP1993057250U JP5725093U JP2607206Y2 JP 2607206 Y2 JP2607206 Y2 JP 2607206Y2 JP 1993057250 U JP1993057250 U JP 1993057250U JP 5725093 U JP5725093 U JP 5725093U JP 2607206 Y2 JP2607206 Y2 JP 2607206Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は切断機に係り、特にスピ
ンドルのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の切断機の正面図である。図
中符号101はモータケースであり、このモータケース
101の図中右方には歯車ケース102が設けられてい
る。歯車ケース102にはスピンドル103が軸支さ
れ、このスピンドル103には丸鋸刃104が設けられ
ている。また、スピンドル103には歯車105が固着
され、モータ(図示せず)からの回転力を受ける構造を
呈している。そして、図6において、歯車ケース102
には孔102aが穿設されており、この孔102a内に
L字形状を呈するストッパピン106が挿入されてい
る。このストッパピン106の先端部は図5において、
歯車105に形成された穴105aに挿入可能な状態に
なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な構造では、図6において、ストッパピン106を図中
右方に移動せしめると、モーメントが生じ、図中矢印方
向にストッパピン106が回転し、ストッパピン106
が孔102a内で引掛かり、歯車ケース102から突出
せず、操作性が悪いといった問題点がある。
【0004】本考案は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、スピンドルのロック操作を容易に行な
うことのできる切断機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、駆動装置
(8)を収納する駆動装置ケース(7)と、この駆動装
置ケース(7)に設けられた歯車ケース(9)と、この
歯車ケース(9)内に回転可能に軸支されたスピンドル
(10)と、このスピンドル(10)に固着されるとと
もに、上記駆動装置(8)からの回転力を受ける歯車
(11)と、上記スピンドル(10)に設けられた丸鋸
(13)と、上記歯車ケース(9)に穿設された孔
(9a)に挿入されたストッパピン(18)と、上記ス
トッパピン(18)先端部(18c)が挿入可能な
記歯車(11)に形成された(11a)とを有する切
断機において、上記駆動装置ケース(7)には傾斜部
(7a)が上記孔(9a)の軸線(l)に平行に伸びる
線と交差するように形成され、上記ストッパピン(1
8)は屈曲部(18b)を境に先端部(18c)側と頭
部(18a)側とに分けられ、上記ストッパピン(1
8)の先端部(18c)側が上記孔(9a)に対し回転
可能かつ摺動可能に挿入されると共に頭部(18a)側
が上記傾斜部(7a)に当てられ、上記ストッパピン
(18)と上記歯車ケース(9)との間には、ストッパ
ピン(18)の先端部(18c)が上記穴(11a)か
ら離脱するように頭部(18a)側を上記傾斜部(7
a)に押し付けると共に上記軸線(l)の回りに捩る弾
性部材(19)が装着されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】丸鋸刃(13)の交換等のためにスピンドル
(10)の回転をロックする際には、ストッパピン(1
8)を駆動装置ケース(7)の傾斜部(7a)に沿って
回転させる。すると、このストッパピン(18)は弾性
部材(19)の付勢力に抗して移動し、ストッパピン
(18)先端部(18c)が歯車ケース(9)から突
出し、歯車(11)に形成された穴(11a)内に進入
する。これにより歯車(11)の回転が規制され、ひい
てはスピンドル(10)の回転が規制されることとな
る。そして、このストッパピン(18)を押えた状態で
丸鋸刃(13)の交換作業等を行ない、かかる作業終了
後において、ストッパピン(18)から手を離すと、弾
性部材(19)の付勢力により、ストッパピン(18)
は移動し、ストッパピン(18)先端部(18c)
歯車(11)に形成された穴(11a)から抜け出る。
これにより、歯車(11)およびスピンドル(10)
回転が可能となる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案の一実施例
について説明する。図1は本考案における切断機の正面
図、図2は側面図である。図2中符号1は基台であり、
この基台1の上面部には固定バイス2が固着されてい
る。この固定バイス2に対して近離移動可能に可動バイ
ス3が設けられている。さらに、基台1にはヒンジ4が
固着され、このヒンジ4に枢軸5を介してフレーム6が
揺動可能に設けられている。このフレーム6には図1に
おいてモータケース7が設けられ、このモータケース7
内にモータ8(図3)が収納されている。この図3にお
いて、モータケース7の右側には歯車ケース9が設けら
れ、モータ8のモータ軸8aの先端が歯車ケース9内に
位置せしめられる。モータ軸8aの先端部にはピニオン
8bが形成されている。また、歯車ケース9にはスピン
ドル10が回動可能に支持されており、このスピンドル
10には歯車11が固着されている。この歯車11はモ
ータ軸8aに形成されたピニオン8bに噛合されてい
る。
【0008】また、図1において、スピンドル10の先
端側にはフランジ12、丸鋸刃13、フランジ14が外
挿され、ボルト15によって固定されている。なお、図
中符号16は安全カバー、符号17はハンドルである。
【0009】図4は図1中IV部の部分拡大図である。歯
車ケース9には孔9aが穿設されており、この孔9a内
にL字形状を呈するストッパピン18が挿入されてい
る。また、歯車ケース9の図中左方には突起9bが突設
されており、この突起9bにストッパピン18に巻装さ
れたばね19の一端が係止されている。このばね19の
他端はストッパピン18の頭部18aに係止され、この
ストッパピン18を軸線lを中心として矢印A方向およ
び図4中左方向に付勢している。また、モータケース7
には傾斜面7aが形成されており、この傾斜面7aには
ストッパピン18の屈曲部18bが当接されている。ま
た、歯車11の側面であって、歯車ケース9に形成され
た孔9aに対向しうる位置には穴11aが形成されてお
り、ストッパピン18の先端部18cが進入可能に構成
されている。
【0010】このように構成された切断機の作用につい
て以下に説明する。図2において、被加工材21を固定
バイス2と可動バイス3とで挟持固定する。そして、ハ
ンドル17を把持してフレーム6を枢軸5を中心として
図2中反時計方向に回動させる。そして、モータ8を作
動させ、図3において、モータ軸8aが回転し、ピニオ
ン8bを介して歯車11が回転する。そのため、スピン
ドル10、フランジ12,14、丸鋸刃13も回転し、
被加工材21の切断作業がなされる。
【0011】次に、丸鋸刃13の交換を行なう際の作用
について説明する。まず、図4において、ストッパピン
18を図中矢印B方向に軸線lを中心として回転せしめ
る。すると、ストッパピン18はモータケース7の傾斜
面7aに沿って回転するために、図中右方に移動するこ
ととなる。そして、ストッパピン18の先端部18cが
歯車ケース9から突出し、歯車11の穴11a内にこの
先端部18cを挿入せしめる(図中2点鎖線)。このた
め、歯車11はストッパピン18によって回転が規制さ
れ、ひいてはスピンドル10(図3)の回転もまた規制
される。なお、このとき、ストッパピン18はばね19
により常時図4中左方に移動しうるように矢印A方向に
付勢されているため、作業者はストッパピン18の頭部
18aを押えておく。そして、このスピンドル10の回
転が規制されている状態で、図1においてボルト15を
緩め、フランジ14を取外し、丸鋸刃13の交換を行な
い、再びフランジ14を取付け、ボルト15で締付け固
定する。その後、ストッパピン18の頭部18aを離す
ことにより、ばね19の付勢力によりストッパピン18
は図4中矢印A方向に軸線lを中心として回動し、傾斜
面7aに沿って図中左方に移動し、ストッパピン18の
先端部18cが穴11aから離脱する。これより、歯車
11は回転可能な状態となる。
【0012】ところで、本実施例において図4中ストッ
パピン18を左右方向に移動させる際には、ストッパピ
ン18はモータケース7の傾斜面7aから軸線l方向の
反力を受けるために、軸線l方向での移動がスムーズで
あり、引掛かったりして操作性が悪くなるといったこと
がない。
【0013】
【考案の効果】本考案によれば、駆動装置を収納する駆
動装置ケースと、この駆動装置ケースに設けられた歯車
ケースと、この歯車ケース内に回転可能に軸支されたス
ピンドルと、このスピンドルに固着されるとともに、上
記駆動装置からの回転力を受ける歯車と、上記スピンド
ルに設けられた丸鋸刃と、上記歯車ケースに穿設された
孔に挿入されたストッパピンと、上記ストッパピンの先
端部が挿入可能な上記歯車に形成された穴とを有する切
断機において、上記駆動装置ケースには傾斜部が上記孔
の軸線に平行に伸びる線と交差するように形成され、上
記ストッパピンは屈曲部を境に先端部側と頭部側とに分
けられ、上記ストッパピンの先端部側が上記孔に対し回
転可能かつ摺動可能に挿入されると共に頭部側が上記傾
斜部に当てられ、上記ストッパピンと上記歯車ケースと
の間には、ストッパピンの先端部が上記穴から離脱する
ように頭部側を上記傾斜部に押し付けると共に上記軸線
の回りに捩る弾性部材が装着されていることから、スト
ッパピンを弾性部材の付勢力に抗して駆動装置ケースの
傾斜部に沿って回転させつつストッパピンの先端部を歯
車ケースの穴内に押し込んで歯車ひいてはスピンドルを
ロックすることができる。従って、駆動装置ケース及び
歯車ケースからなるケースと別体の部品としてはストッ
パピンと弾性部材とを設けることで足り、部品点数を低
減して切断機のロック機構の構造を簡素化することがで
きる。しかも、スピンドルのロックに際しストッパピン
を傾斜部に沿って回転させるので弾性部材による付勢力
よりも小さな力でロック操作をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における切断機の正面図である。
【図2】本考案における切断機の側面図である。
【図3】本考案における切断機のモータケース部の断面
図である。
【図4】図1中IV部拡大図である。
【図5】従来の切断機の正面図である。
【図6】従来の切断機の作用説明図である。
【符号の説明】
7…モータケース(駆動装置ケース) 7a…傾斜面(傾斜部) 8…モータ(駆動装置) 9…歯車ケース 9a…孔 10…スピンドル 11…歯車 13…丸鋸刃 18…ストッパピン 18b…屈曲部 19…ばね(弾性部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置を収納する駆動装置ケースと、
    この駆動装置ケースに設けられた歯車ケースと、この歯
    車ケース内に回転可能に軸支されたスピンドルと、この
    スピンドルに固着されるとともに、上記駆動装置からの
    回転力を受ける歯車と、上記スピンドルに設けられた丸
    鋸刃と、上記歯車ケースに穿設された孔に挿入されたス
    トッパピンと、上記ストッパピンの先端部が挿入可能な
    上記歯車に形成された穴とを有する切断機において、
    記駆動装置ケースには傾斜部が上記孔の軸線に平行に伸
    びる線と交差するように形成され、上記ストッパピンは
    屈曲部を境に先端部側と頭部側とに分けられ、上記スト
    ッパピンの先端部側が上記孔に対し回転可能かつ摺動可
    能に挿入されると共に頭部側が上記傾斜部に当てられ、
    上記ストッパピンと上記歯車ケースとの間には、ストッ
    パピンの先端部が上記穴から離脱するように頭部側を上
    記傾斜部に押し付けると共に上記軸線の回りに捩る弾性
    部材が装着されていることを特徴とする切断機。
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