JP2606451Y2 - 軒樋曲がり継手 - Google Patents

軒樋曲がり継手

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JP2606451Y2
JP2606451Y2 JP1993050026U JP5002693U JP2606451Y2 JP 2606451 Y2 JP2606451 Y2 JP 2606451Y2 JP 1993050026 U JP1993050026 U JP 1993050026U JP 5002693 U JP5002693 U JP 5002693U JP 2606451 Y2 JP2606451 Y2 JP 2606451Y2
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joint
eaves gutter
eaves
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bent
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秀隆 酒井
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は排水口が設けられている
軒樋曲がり継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、排水口が設けられている軒樋曲が
り継手は種々知られているが、最も一般的な排水口が設
けられている軒樋曲がり継手は、特公昭59−4049
6公報に記載あるように、断面溝形の長尺体小片が所定
の角度に折曲され、この折曲された部分のほぼ中央部に
排水口が設けられたものである。この軒樋曲がり継手の
使用方法は、軒樋曲がり継手の両端部と軒樋の端部とに
それぞれ接着剤を塗布し、軒樋の端部と軒樋曲がり継手
の端部とを接着し排水口に竪樋を取り付ける。この方法
では軒樋曲がり継手と軒樋とが接着剤で強固に固着され
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このように軒
樋と軒樋曲がり継手とが接着剤で強固に固着されている
と、軒樋は夏期では伸長し、冬期では収縮するというよ
うに気温の変化によって伸縮を繰り返すから、この軒樋
の伸縮によって、軒樋曲がり継手の曲がり部分で軒樋が
押し合ったり引き合ったりすることになる。この結果、
この曲がり部分に力が集中し、軒樋曲がり継手が破損す
るという問題がある。
【0004】そこで、本考案の目的は、夏冬の温度差に
よる伸縮によって破損することのない軒樋の曲がり継手
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本考案
は、断面溝形の長尺体小片が所定の角度に折曲された軒
樋曲がり継手において、折曲された部分の内側上端ある
いは外側上端から中央を越える部分までに、弾性体から
なる排水口が一体に設けられるとともに、排水口の上端
縁から折曲された部分の内側上端あるいは外側上端に至
る部分が前記排水口と同一の弾性体から形成されている
ものである。
【0006】
【作用】請求項1記載の本考案の軒樋曲がり継手におい
ては、折曲された部分の内側上端あるいは外側上端から
中央を越える部分までに、弾性体からなる排水口が一体
に設けられるとともに、排水口の上端縁から折曲された
部分の内側上端あるいは外側上端に至る部分が前記排水
口と同一の弾性体から形成されているので、たとえば軒
樋の伸縮によって、軒樋曲がり継手に圧縮力あるいは引
張力が作用しても、この圧縮力や引張力は、弾性を有す
る排水口およびこの排水口の上端縁から入り隅側の内側
上端に至る部分、あるいは弾性を有する排水口およびこ
の排水口の上端縁から出隅側の外側上端に至る部分の圧
縮変形や引張り変形によって吸収緩和されることにな
る。このため、軒樋曲がり継手の両端に軒樋を接着剤で
固着しても、軒樋の伸縮に起因する軒樋曲がり継手の破
損を防止することができる。
【0007】そして、軒樋の伸縮によって軒樋曲がり継
手が水平方向に変位しても、この変位量は弾性体である
排水口の変形によって吸収されるので、排水口の下端に
接続される竪樋との接続部が破損したりすることはな
い。
【0008】
【実施例】次に、本考案の実施例を説明する。図1は本
考案軒樋曲がり継手の一実施例を示すもので、軒樋曲が
り継手で軒樋を接続している状態を示す説明図である。
【0009】図1において、1は塩化ビニル樹脂製の断
面半円形の長尺体からなる軒樋である。この軒樋1の両
上端には肉太の耳部11、11が設けられている。2
は塩化ビニル樹脂製の軒樋曲がり継手であり、この軒樋
曲がり継手2は断面溝形の長尺体小片がほぼ直角に折曲
されたものである。軒樋曲がり継手2の両端部には、接
続部22と耳保持部23とが設けられている。両接続部
22の奥部内面には、軒樋1の端部が挿入される接続片
21、21が設けられている。耳保持部23は両側上端
に設けられており、軒樋1の耳部11が嵌合される係止
される。3は合成ゴム製の弾性体からなる排水口であ
り、軒樋曲がり継手2の折曲された部分に一体に設けら
れている。この場合、排水口3は軒樋曲がり継手2の入
隅側の内側上端25から中央を越える部分までに設けら
れている。そして、排水口3の上端縁から折曲された部
分の入隅側の内側上端25に至る部分24、24も排水
口3と同一の弾性体にて構成されている。4は竪樋であ
る。
【0010】次に、この軒樋曲がり継手2で軒樋1、1
を接続する方法および作用について説明する。軒樋曲が
り継手2の両端部の接続部22、22内周面および軒樋
4の端部外周面に接着剤を塗布し、両者を当接しなが
ら、軒樋4の端を接続片21に挿入し耳部11を耳保持
部23に嵌合する。この接着剤が固化すると、軒樋1と
軒樋曲がり継手2とが強固に接着される。そして、排水
口3の下端に竪樋4の上端を接続する。このようにし
て、軒樋1、1および竪樋4の接続を完了する。
【0011】夏期、両側の軒樋1、1が伸長すると、軒
樋曲がり継手2の角を両側から押し出して、折曲された
部分の角度が狭まる方向に圧縮力が作用することにな
る。この軒樋曲がり継手2には、その入隅側の内側上端
25から中央を越える部分までに弾性を有する排水口3
が設けられ、しかも、排水口3の上端縁から折曲された
部分の入隅側の内側上端25に至る部分24、24も弾
性体にて構成されているので、軒樋曲がり継手に作用す
る曲げ圧縮力は、排水口3ならびに排水口3の上方に連
接して存在する部分24、24の圧縮変形によって吸収
されるので、軒樋曲がり継手2が破損することがない。
【0012】尚、この排水口3と外側上端26までの弾
性体でない部分の幅は短いから、伸びたり縮んだりする
量が小さく、従って、この部分が破損することがない。
又、逆に、冬期、両側の軒樋1、1が収縮すると、軒樋
曲がり継手2の両端が引っ張られて、折曲された部分の
角度が拡がる方向に引張力が作用することになるが、上
述のとおり、軒樋曲がり継手2には、その入隅側の内側
上端25から中央を越える部分までに弾性を有する排水
口3が設けられ、しかも、排水口3の上端縁から折曲さ
れた部分の入隅側の内側上端25に至る部分24、24
も弾性体にて構成されているので、軒樋曲がり継手に作
用する曲げ引張力は、排水口3ならびに排水口3の上方
に連接して存在する部分24、24の引張変形によって
吸収されるので、軒樋曲がり継手2が破損することがな
い。
【0013】図2は本考案の第2実施例を使用状態とと
もに示す説明図である。この実施例の場合、軒樋曲がり
継手2aの弾性体からなる排水口3aを外側上端から中
央を超える部分に設けた以外は、上記第1実施例と基本
的に同一である。図2に示すように、排水口3aは軒樋
曲がり継手2の出隅側の外側上端26aから中央を越え
る部分までに設けられている。そして、排水口3aの上
端縁から折曲された部分の出隅側の外側上端26aに至
る部分24a、24aも排水口3aと同一の弾性体にて
構成されている。4aは竪樋である。
【0014】この軒樋曲がり継手2aを使用して図1に
示す実施例と同じ操作で軒樋1a、1aと竪樋4aとを
接続する。
【0015】夏期、両側の軒樋1a、1aが伸長する
と、軒樋曲がり継手2aの角を両側から押し出して、折
曲された部分の角度が狭まる方向に圧縮力が作用するこ
とになる。この軒樋曲がり継手2aには、その出隅側の
外側上端26aから中央を越える部分までに弾性を有す
る排水口3aが設けられ、しかも、排水口3aの上端縁
から折曲された部分の出隅側の外側上端26aに至る部
分24a、24aも弾性体にて構成されているので、軒
樋曲がり継手2aに作用する曲げ圧縮力は、排水口3な
らびに排水口3の上方に連接して存在する部分24、2
4の引張り変形によって吸収されるので、軒樋曲がり継
手2aが破損することがない。
【0016】逆に、冬期、両側の軒樋1a、1aが収縮
すると、軒樋曲がり継手2aの両端が引っ張られて、折
曲された部分の角度が拡がる方向に引張力が作用するこ
とになるが、上述のとおり、軒樋曲がり継手2aには、
その出隅側の外側上端26aから中央を越える部分まで
に弾性を有する排水口3aが設けられ、しかも、排水口
3aの上端縁から折曲された部分の出隅側の外側上端2
6aに至る部分24a、24aも弾性体にて構成されて
いるので、軒樋曲がり継手2aに作用する曲げ引張力
は、排水口3aならびに排水口3aの上方に連接して存
在する部分24a、24aの圧縮変形によって吸収され
るので、軒樋曲がり継手2aが破損することがない。
【0017】
【考案の効果】請求項1記載の本考案軒樋曲がり継手に
おいては、軒樋の伸縮によって、軒樋曲がり継手に圧縮
力あるいは引張力が作用しても、この圧縮力や引張力
は、弾性を有する排水口およびこの排水口の上端縁から
入り隅側の内側上端に至る部分、あるいは排水口の上端
縁から出隅側の外側上端に至る部分の圧縮変形や引張り
変形によって吸収緩和されるので、軒樋の伸縮に起因す
る軒樋曲がり継手の破損を防止することができる。
【0018】また、排水口が弾性体であることによっ
て、軒樋の伸縮によって軒樋曲がり継手が水平方向に変
位しても、この変位量は排水口の変形によって吸収され
るので、排水口の下端に接続される竪樋との接続部の破
損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軒樋曲がり継手の第1実施例を使用状態ととも
に示す説明図である。
【図2】軒樋曲がり継手の第2実施例を使用状態ととも
に示す説明図である。
【符号の説明】
1、1a 軒樋 11 耳部 2、2a 軒樋曲がり継手 21 接続片 22 接続部 23 耳保持部25 内側上端 26a 外側上端 3、3a 排水口 4、4a 竪樋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面溝形の長尺体小片が所定の角度に折
    曲された軒樋曲がり継手において、折曲された部分の内
    上端あるいは外側上端から中央を越える部分までに、
    弾性体からなる排水口が一体に設けられるとともに、排
    水口の上端縁から折曲された部分の内側上端あるいは外
    上端に至る部分が前記排水口と同一の弾性体から形成
    されていることを特徴とする軒樋曲がり継手。
JP1993050026U 1993-09-14 1993-09-14 軒樋曲がり継手 Expired - Fee Related JP2606451Y2 (ja)

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