JP2606183B2 - 情報記憶媒体およびその発行機 - Google Patents

情報記憶媒体およびその発行機

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JP2606183B2
JP2606183B2 JP30892191A JP30892191A JP2606183B2 JP 2606183 B2 JP2606183 B2 JP 2606183B2 JP 30892191 A JP30892191 A JP 30892191A JP 30892191 A JP30892191 A JP 30892191A JP 2606183 B2 JP2606183 B2 JP 2606183B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報記憶媒体およびその
発行機に関するものであり、例えば、宅配便等の配送シ
ステムにおいて、電波の送受信により荷物の仕分けを自
動的に行うための情報記憶媒体である電子荷札、および
その電子荷札を発行する発行機に用いられるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、宅配便等の配送システムでは、受
付センター(例えば宅配便取次所)に指定された商店等
に利用客(依頼主)より荷物の配送依頼があると、この
取次所では、必要事項(届け先宅、依頼主の住所等)を
配送伝票(荷札)の所定欄に記入すると共に、届け先宅
の地域ごとに指定された仕分け番号をこの配送伝票に記
入し、その後、この配送伝票を配送依頼された荷物に貼
付する。そして、上記配送伝票が貼付された荷物は集荷
車で配送センターへ移送され、配送センターにて係員が
仕分け番号を目視することにより届け先宅の地域ごとに
仕分けして、配達車により届け先宅へと配達される。
【0003】このような配送システムでは、配送センタ
ーで行われる荷物の仕分け作業を自動化すべく、特開昭
61−203021号公報に開示されたシステムがあ
る。このシステムでは、配送伝票の一部に電子回路を設
け、専用の書込み装置によって届け先等のデータを配送
伝票(電子荷札)の電子回路部に書込んで記憶させ、配
送センターにて電波の送受信により電子回路部に記憶さ
れた届け先等のデータを読出して、荷物の仕分け作業を
行うものである。なお、届け先等のデータを電子荷札に
書込む書込み装置は、表示器、バーコードリーダ、およ
びキーボード等からなるハンディーデータ入力器であ
り、バーコードリーダもしくはキーボードを操作して、
届け先等のデータを電子荷札に書込んでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
のものでは、電子荷札の電子回路部を駆動する電源とし
して電池を内蔵させているので、未使用時、すなわち電
子荷札製造後に届け先データが書込まれずに保管された
ままとなっている時であっても電池は消費され続けてし
まい、使用しようとする際には既に電池の蓄電量が消費
されてしまって、電子荷札として使用できなくなってし
まうという問題がある。特に、宅配便等の配送システム
においては、電子荷札を従来の紙片による荷札と同様に
使用しようとする場合、実際には、製造後数カ月ないし
1年以上経過した後で使用する場合が考えられるため、
このように長期間の保管ができなくては不便であるとい
う問題がある。
【0005】そこで本発明は上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、保管状態においても応答回路に内蔵され
た電池の電力消費量を極力抑えて長期間の保管が可能な
情報記憶媒体と、長期間の保管が可能な情報記憶媒体を
発行する情報記憶媒体の発行機とを提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため本発明は、請求
項1に記載の発明においては、電源供給を行う電池を有
し、質問器からの質問電波に応答して予め記憶された識
別情報を応答電波として返信する応答回路を基板上に
するシート状の情報記憶媒体において、前記応答回路
は、前記電池からの電源供給状態を、通電状態および実
質的遮断状態に切換える切換え手段と、この切換え手段
の切換え作動を制御する制御手段と、この制御手段に接
続され、かつ、前記基板上に配線された信号伝送線路と
を備え、前記制御手段は、前記信号伝送線路の接続状態
を検出する機能を有し、前記信号伝送線路の前記接続状
態が切断状態でないことを検出するときには、前記切換
え手段を実質的遮断状態に制御し、前記信号伝送線路の
前記接続状態が切断状態であることを検出するときに
は、前記切換え手段を通電状態に制御するものであり、
かつ、 前記基板は、前記信号伝送線路と共に切断可能で
ある薄いシート状の材料からなることを特徴とする情報
記憶媒体を採用するものである。
【0007】また、請求項2記載の発明においては、電
源供給を行う電池を有し、所定の信号伝送線路を切断す
ることにより前記電池からの電源供給を開始して識別情
報の書込み開始状態となる応答回路を有する情報記憶媒
体を発行する発行機であって、前記発行機は、所定位置
に置かれた前記情報記憶媒体が有する前記応答回路の前
記所定の信号伝送線路を切断する切断手段と、この切断
手段による切断動作が終了した後に、前記応答回路に対
して電波による無線で前記識別情報を書込む書込手段
と、を備えることを特徴とする情報記憶媒体の発行機を
採用するものである。
【0008】
【作用】上記構成により請求項1記載の発明において
は、切換え手段は電池からの電源供給状態を通電状態お
よび実質的遮断状態に切換え、制御手段は信号伝送線路
の接続・切断状態の検出結果に応じて切換え手段の切換
え作動を制御している。
【0009】したがって、情報記録媒体は、制御手段に
接続された信号伝送線路が切断されないかぎり、電池か
らの電源供給は実質的に遮断した状態となっているの
で、信号伝送線路の切断前の状態においては、電池の電
力消費量を低減させることができる。しかも、基板は、
信号伝送線路と共に切断可能である薄いシート状の材料
からなる。これにより、例えば、パンチ穴による打ち抜
き、あるいは、切り取り線による切断によって、信号伝
送線路の切断が可能となる。つまり、パンチ穴や切り取
り線といったような単純な切断処理のみにより、信号伝
送線路の遮断が可能となる。したがって、信号伝送線路
の途中に特別なスイッチ等の部品を設けなくても済む。
【0010】また請求項2記載の発明においては、所定
の信号伝送線路を切断することにより電池からの電源供
給を開始して識別情報の書込み開始状態となる応答回路
を有する情報記憶媒体を発行する発行機であって、この
発行機が備える切断手段は、所定位置に置かれた情報記
憶媒体が有する応答回路の所定の信号伝送線路を切断
し、書込み手段は、切断手段による切断動作が終了した
後に、応答回路に対して識別情報を書込んでいる。
【0011】したがって、情報記録媒体の発行機は、発
行の際に切断手段により情報記録媒体の所定の信号伝送
線路を切断し、これにより識別情報の書込み開始状態と
なった応答回路に対して、書込み手段により識別情報の
書込みを行うので、発行前に電池の電力消費量を低減さ
せることができる情報記録媒体を発行するのに適してい
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説
明する。この実施例では、本発明を宅配便の配送システ
ムにおける電子荷札およびその発行機に適用した場合に
ついて説明する。
【0013】図1は本発明である情報記憶媒体の一実施
例を表す概略構成図である。図1において、情報記憶媒
体(電子荷札)である宅配便伝票1は複数枚の各種伝票
により構成されており、従来の配送伝票機能と電子荷札
機能とを一つの伝票内に収めたものである。この宅配便
伝票1は、主として、手書き記入欄2、応答回路3、お
よびコード表示部4から構成されている。手書き記入欄
2は、利用客(依頼主)によって届け先や発送元等の情
報が手書きで記入され、宅配便取次所にて着店コード
(仕分けコード)や料金等が手書きで記入される部分で
ある。
【0014】応答回路3は、基本構成として、データの
やり取りを行うアンテナ32と、回路の制御および配送
データの記憶を行うIC31と、IC31に電力を供給
する電池(電源)33とから構成されている。このIC
31へのデータの入力は、例えば後述する発行機を用い
て電波による非接触通信方法により行われる。
【0015】記憶されるデータは、固定データと可変デ
ータとからなり、固定データとしては伝票上に記載され
ている伝票番号(即ち荷物の識別コードを示す記号)
が、可変データとしては仕分けコードや電話番号等が荷
物の取次の際に入力される。
【0016】コード表示部4は、光学的あるいは磁気的
に伝票番号を読み取るためのものであり、周知のOCR
文字41、MICR文字42、およびバーコード43の
うちの1個もしくは2〜3個の組み合せからなり、伝票
番号に相当する数字やコード等が、伝票製造時に予め記
入されている。
【0017】次に、宅配便伝票1に内蔵された応答回路
3の構成について説明する。図2は応答回路3の具体的
な構成を示す回路構成図である。図2において、応答回
路3は、内部の信号処理を行うICチップ31、質問電
波S1を受信すると共に応答電波S2を送信するアンテ
ナ32、ICチップ31を駆動する内蔵電池33、使用
開始前に応答回路3の動作を停止させておく動作開始線
34(信号伝送線路に相当)、および使用済みになった
時点で応答回路3の動作を終了させる動作終了線35と
から構成されている。なお、動作開始線34上にはパン
チ穴36が設けられ、動作終了線35上には切り取り線
37が設けられている。また応答回路3の基板材料は、
例えばポリエステル、ポリイミド、紙といった材料を用
いるようにして、応答回路3に構成されたパンチ穴36
を後述する発行機に構成されたパンチ器が打ち抜きやす
いように形成している。
【0018】またICチップ31は、アンテナ32にて
受信した質問電波S1が有する情報を取り出す検波器3
1aと、検波器31aからの信号レベルに基づいて質問
電波の受信を判定して各部回路に電源供給を行うレベル
比較器31bと、荷物情報等を記憶するメモリ31c
と、レベル比較器31bにより電源供給を受けた際にメ
モリ31cに記憶された荷物情報に基づく送信作動を行
う中央処理装置(以下、CPUという)31dと、CP
U31dを作動させるクロック信号を発生するクロック
発生器31eと、CPU31dからの出力信号に基づき
質問電波S1に変調をかけてアンテナ32より応答電波
S2を送信させる変調器31fと、起動回路31gと、
放電回路31hとから構成されている。また、起動回路
31gは、主として、切換え手段に相当するトランジス
タTrと、制御手段に相当するインバータINVとから
構成されている。
【0019】次に、上記構成における作動を説明する。
図2において、応答回路3を使用する前、すなわち宅配
便伝票が保管状態にある時には動作開始線34は接続さ
れた状態となっているため、インバータINVへの入力
はローレベルとなり、トランジスタTrは遮断状態とな
っている。
【0020】応答回路3を使用する際には、まず、後述
する発行機に構成されたパンチ器により応答回路3のパ
ンチ穴36が打ち抜かれる。すると、動作開始線34が
切断されるので、インバータINVへの入力がハイレベ
ルとなり、トランジスタTrは通電状態となって、応答
回路3はその動作を開始する。なお、パンチ穴36が打
ち抜かれる前の応答回路3の消費電流は0.1μA程度
であるので、例えば宅配便伝票1を1年間保管状態にし
ていたとしても、1年間でわずか0.9mAhの電池容
量を消費するのみであり、保管中の電池消費量を極力押
さえた回路構成となっている。
【0021】応答回路3作動後、後述する発行機により
荷物情報を応答回路3に書込む際には、発行機からの質
問信号S1(最初の送信信号には書込みコマンドと荷物
情報が載せられている)をアンテナ32により受信し、
この受信信号によりレベル比較器31bがCPU31d
およびクロック発生器31eに電源供給を開始する。す
ると、CPU31dはその書込みコマンドの受信により
荷物情報の書込みを判別して、荷物情報をメモリ31c
に書込むようにする。このメモリ31cは、書込み作動
直前に動作可能となっており、バッテリーバックアップ
されて荷物情報を記憶保持する。
【0022】そして、メモリ31cに荷物情報が書込ま
れた後にアンテナ32で質問電波S1を再度受信する
と、この受信信号によりレベル比較器31bがCPU3
1dおよびクロック発生器31eに電源供給を開始す
る。すると、CPU31dはメモリ31cに記憶された
荷物情報により質問電波31に変調をかけ、荷物情報を
有する応答電波S2としてアンテナ32より送信させ
る。この時、応答電波S2は情報伝送のエラーを少なく
するために、例えばマンチェスターやF2F符号のよう
に、1ビットの伝送に2ステージを使用した方がよい。
【0023】そして、宅配便伝票1の使用が終了する
と、電波混信および誤作動(例えば使用済みの宅配便伝
票が貼り付けられた箱を再度使用しようとする場合、自
動仕分け時に新規の宅配便伝票以外に使用済みの宅配便
伝票からも応答電波が送信されてしまい、自動仕分け時
に誤作動が生じる)を防止すべく、切り取り線37を切
り離して応答回路3の動作終了線35を切断する。する
と放電回路31hが作動して、内蔵電池33に残されて
いる電力が放電され、宅配便伝票1は使用不能となる。
【0024】次に、上述した発行機の詳細な構成につい
て説明する。図3は宅配便伝票1の発行機の構成を表す
概略構成図である。図3において、発行機5は、宅配便
伝票1を挿入するセット用スリット57と、宅配便伝票
1に設けられた応答回路3のパンチ穴36を打ち抜くパ
ンチ器(切断手段に相当)51と、宅配便伝票1上に予
め記入された、伝票番号に相当するバーコード43を読
取るバーコードリーダー52と、荷物情報を入力するキ
ーボード53と、必要な情報を応答回路3に書き込む書
込み器(書込み手段に相当)54と、書込み情報を表示
するディスプレイ55と、情報処理を行うと共に各部を
制御するコンピュータ56と、宅配便伝票1上の所定位
置に必要な情報を印字するプリンター58とにより構成
されている。
【0025】ここで、宅配便の配送システムにおける伝
票発行手順について説明する。なお図6は発行機5に設
けられたコンピュータ56の作動を示すフローチャート
である。
【0026】図1、図3および図6において、依頼主よ
り荷物の配送依頼が宅配便取次店にあった場合、まず依
頼者によって、宅配便伝票1の手書き記入欄2に荷物の
届け先、電話番号等の必要事項が記入される。続いて宅
配便取次店の係員がその記入事項を確認し、その後、キ
ーボード53により届け先の電話番号、配送料金、荷物
種類等を発行機5に入力する。電話番号の入力を検出
(ステップ100)したコンピュータ56では、入力さ
れた電話番号から届け先の仕分けコードを検索(ステッ
プ110)する。そして、入力終了後、係員は、発行機
5のセット用スリット57に宅配便伝票1の表(手書き
記入欄2が設けられた側)が手前になるようにセットす
る。
【0027】セット用スリット57に宅配便伝票1がセ
ットされたことを検出(ステップ120)すると、バー
コードリーダ52に読取り指示信号を出力して、宅配便
伝票1のコード表示部4に印刷されたバーコード43の
情報内容を読取らせ(ステップ130)、宅配便伝票1
のID番号を検出、入力する。この時、もし宅配便伝票
1が正常にセットされていない場合には、バーコード4
3は正常に読取られないので、このバーコード43の読
取り状態を判定(ステップ140)し、正常でない際に
はディスプレイ55に表示指示信号を出力してエラー表
示を行わせ(ステップ150)、宅配便伝票1の再セッ
トを促す。
【0028】バーコード43が正常に読取られたと判定
されると、パンチ器51に打ち抜き指示信号を出力し
て、応答回路3の動作開始線34上のパンチ穴36を打
ち抜かせ(ステップ160)、続いて、書込み器54に
書込み指示信号を出力して、宅配便伝票1のID番号、
仕分けコード、配送料金、荷物種類等の荷物情報が応答
回路3に書込ませる(ステップ170)。さらに、プリ
ンター58に印字指示信号を出力して、必要事項を印字
(ステップ180)させる。
【0029】そして、一連のデータ入力が終了すると、
依頼者が依頼した荷物にこの宅配便伝票1を貼り付ける
と共に、依頼主に伝票控えを渡し、必要な伝票片を抜き
取って宅配便取次店で保管する。この場合、宅配便取次
店では、伝票片を保管する代わりに、発行時のデータを
発行機の内部または外部メモリに保存してもよい。ま
た、発行機を配送センター(図5)のコンピュータとオ
ンラインで結ぶことにより、入力データを即座に配送セ
ンターに送信することができ、宅配情報の年中管理が可
能となる。
【0030】次に、発行機5を構成する書込み器54の
詳細な構成について説明する。図4は書込み器54の具
体的な構成を示す回路構成図である。図4において、書
込み器54は、各部を制御するCPU54aと、CPU
54aを駆動するためのクロック信号を発生するクロッ
ク発振器54gと、搬送波を発振するキャリア発振回路
54cと、キャリア発振回路54cの搬送波に対して変
調をかける変調回路54bと、質問電波S1を送信する
と共に応答電波S2を受信するアンテナ54eと、質問
電波S1と応答電波S2とを分離するサーキュレータ5
4dと、受信した応答信号S2に載せられたデータを復
調する復調回路54fとにより構成されている。
【0031】そして、上記構成を有する書込み器54の
作動を説明すると、コンピュータ56より出力された荷
物情報を入力したCPU54aは、この荷物情報に従っ
て、キャリア発振回路54cからの搬送波に対して変調
回路54bによる変調をかける。この変調された信号は
サーキュレータ54dを介してアンテナ54eより質問
電波S1(書込み用電波)として宅配便伝票1の応答回
路3に送信され、応答回路3では、この質問電波S1を
受信して荷物情報をメモリ31cに記憶すると共に、記
憶操作終了後、記憶内容確認用の確認信号(応答電波S
2)を書込み器54に送信する。
【0032】応答回路3より送信された確認信号は、ア
ンテナ54eおよびサーキュレータ54dを介して復調
器54fにて復調され、CPU54aに出力される。C
PU54aでは、この復調された確認信号を検出し、こ
の検出結果をコンピュータ56に出力して、応答回路3
に対する書込み動作を終了する。
【0033】上述したようにして構成された宅配便伝票
1および発行器5を有する配送システムは、全体的には
図5に示すシステムとなっている。なお、この図5は本
実施例における配送システムの全体的な流れを説明する
ための説明図である。
【0034】すなわち図5に示すように、依頼主より荷
物の配送依頼が宅配便取次店にあった場合、まず依頼者
によって宅配便伝票1の手書き記入欄2に荷物の届け
先、電話番号等の必要事項が記入され、続いて発行器5
により宅配便伝票1の起動、宅配便伝票1への荷物情報
の書込み、印字等が行われて、配送依頼された荷物14
にこの宅配便伝票1が貼り付けられる。
【0035】この宅配便伝票1が貼り付けられた荷物1
4は、配送業者により配送センターHに運ばれて仕分け
作業が自動的に行われる。すなわち配送センターHで
は、荷物14をベルトコンベア40上に載せ、ベルトコ
ンベア40近辺に設けられた質問器30(基本的な回路
構成は、上述した書込み器5と同じ)から質問信号を送
信することにより、荷物14に貼り付けられた宅配便伝
票1から仕分けコード等の荷物情報を有する応答電波を
返信させ、この応答電波を受信することにより荷物14
の荷物情報をコンピュータ45に出力する。
【0036】コンピュータ45では、読取った荷物情報
に基づいて自動仕分け器47の作動を制御して、荷物1
4を届け先の地区毎に区別する。この区別された荷物1
4は各々の地区の配送基地に送られ、そこから届け先に
届けられる。なお、荷物14の配送過程で必要な伝票片
が切り取られるが、各伝票片にはバーコード43等が記
入されているので、そのバーコード43等を利用して、
通常行われているような伝票処理が可能となる。また、
伝票片を切り取る代わりに、質問器(上記質問器30と
同様の構成)で荷物情報を読取り、伝票処理に応用する
ことも可能である。
【0037】以上述べたように本実施例における宅配便
伝票1は、発行機5に構成されたパンチ器51により応
答回路3のパンチ穴36が打ち抜かれて初めて(実質的
に)作動することになるので、保管状態においては内蔵
電池33の消費電力を極力抑えて、長期間の保管を可能
にすることができる。
【0038】なお、上述した発行機5では、宅配便伝票
1上の所定位置に必要な情報を印字するプリンター58
が設けられていたが、この必要な情報をディスプレイ5
5に表示して宅配便取次所の係員により手書き記入する
ようにすれば、プリンター58を省略した構成でもよ
い。
【0039】また、上述した宅配便伝票以外の情報記憶
媒体の例としては、スキーのリフト乗り場の改札システ
ムにおけるリフト券、乗り物等の改札システムにおける
切符(回数券)が挙げられるが、電池内蔵型の応答回路
を有し、保管状態における電力消費量が問題となるもの
であれば、本発明を適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明においては、情
報記録媒体は、応答回路の信号伝送線路の切断前の状態
においては、電池の電力消費量を低減させることができ
るので、未発行時、すなわち保管状態時における電池の
電力消費を低減して、長期間の保管を可能にするという
優れた効果がある。しかも、信号電送線路の切断は、単
純な切断処理(例えば、パンチ穴、切り取り線)で済む
ので、信号線の途中に特別なスイッチ等の部品を設けな
くてもよい。これにより、情報記憶媒体の大きさを小型
化できる、あるいは、特別なスイッチ等の部品が保管時
に外れてしまうといった不具合も起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記憶媒体である宅配便伝票1の一
実施例の概略構成を表す概略構成図である。
【図2】上記宅配便伝票1に構成された応答回路3の具
体的な構成を示す回路構成図である。
【図3】本発明の情報記憶媒体の発行機である発行機5
の一実施例の概略構成を表す概略構成図である。
【図4】上記発行機5に構成された書込み器54の具体
的な構成を示す回路構成図である。
【図5】上記実施例における配送システムの全体的な流
れを説明するための説明図である。
【図6】上記発行機5に構成されたコンピュータ56の
作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 宅配便伝票 5 発行器 31g 起動回路 34 動作開始線 51 パンチ器 54 書込み器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源供給を行う電池を有し、質問器から
    の質問電波に応答して予め記憶された識別情報を応答電
    波として返信する応答回路を基板上に有するシート状の
    情報記憶媒体において、 前記応答回路は、 前記電池からの電源供給状態を、通電状態および実質的
    遮断状態に切換える切換え手段と、 この切換え手段の切換え作動を制御する制御手段と、 この制御手段に接続され、かつ、前記基板上に配線され
    た信号伝送線路とを備え、 前記制御手段は、前記信号伝送線路の接続状態を検出
    る機能を有し、前記信号伝送線路の前記接続状態が切断
    状態でないことを検出するときには、前記切換え手段を
    実質的遮断状態に制御し、前記信号伝送線路の前記接続
    状態が切断状態であることを検出するときには、前記切
    換え手段を通電状態に制御するものであり、かつ、 前記基板は、前記信号伝送線路と共に切断可能である薄
    いシート状の材料からなる ことを特徴とする情報記憶媒
    体。
  2. 【請求項2】 電源供給を行う電池を有し、所定の信号
    伝送線路を切断することにより前記電池からの電源供給
    を開始して識別情報の書込み開始状態となる応答回路を
    有する情報記憶媒体を発行する発行機であって、 前記発行機は、 所定位置に置かれた前記情報記憶媒体が有する前記応答
    回路の前記所定の信号に伝送線路を切断する切断手段
    と、 この切断手段による切断動作が終了した後に、前記応答
    回路に対して電波による無線で前記識別情報を書込む書
    込手段と、 を備えることを特徴とする情報記憶媒体の発行機。
  3. 【請求項3】 前記基板は、ポリエステル、ポリイミ
    ド、および紙のうち、少なくともいずれか1つからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報記憶媒体。
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