JP2605803Y2 - 過負荷検知回路 - Google Patents

過負荷検知回路

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JP2605803Y2 JP1993067930U JP6793093U JP2605803Y2 JP 2605803 Y2 JP2605803 Y2 JP 2605803Y2 JP 1993067930 U JP1993067930 U JP 1993067930U JP 6793093 U JP6793093 U JP 6793093U JP 2605803 Y2 JP2605803 Y2 JP 2605803Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、入力電圧を安定化して
定電圧を出力する安定化電源回路の過負荷を検知する過
負荷検知回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の安定化電源回路の一例を図3に示
す。このような回路は、2次電源に用いるもので、不安
定な電圧を一定の定電圧に制御して供給するものであ
る。図において、6は入力端子、7は出力端子、8は定
電流源、9は差動増幅器、10は基準電圧源である。
【0003】入力電圧を制御する直列制御素子としてN
PN型の出力トランジスタQ5が用いられている。この
出力トランジスタQ5のコレクタは入力端子6と定電流
源8の一端に接続され、エミッタはトランジスタQ6の
ベースに接続されるとともに、抵抗R7を介して出力端
子7に接続されている。さらにベースは定電流源8の他
端と、差動増幅器9の出力と、トランジスタQ6のコレ
クタに接続されている。出力端子7にはトランジスタQ
6のエミッタと抵抗R8の一端が接続されている。抵抗
R8の他端には抵抗R9が直列に接続され、抵抗R9の
他端は接地されている。そして抵抗R8、R9の接続点
が差動増幅器9の反転入力端子に接続され、非反転入力
端子には基準電圧源10が接続されている。
【0004】この安定化電源回路の安定化の動作を初め
に説明する。入力端子8に脈流電圧等の不安定な電圧が
供給されると、定電流源8によって出力トランジスタQ
5のベースにベース電流が流れる。そして、出力トラン
ジスタQ5はオンとなってコレクタ・エミッタ間に電流
が流れる。出力電圧はトランジスタQ5のエミッタから
抵抗R7を介して出力端子7に現われる。
【0005】出力端子7に現われた出力電圧は、抵抗R
8、R9からなる分圧回路によって分圧され、帰還電圧
として差動増幅器9の反転入力端子に入力される。差動
増幅器9は、上記の帰還電圧と基準電圧源10の基準電
圧が等しくなるように出力トランジスタQ5のベース電
流を制御する。このような制御により出力電圧は基準電
圧に応じた定電圧に保持され、安定化された定電圧を出
力より供給することができる。
【0006】次に過負荷に対する保護動作を説明する。
出力端子7に接続された負荷(図示せず)が変動して出
力電圧が増大すると、出力トランジスタQ5のコレクタ
・エミッタ間に流れる電流も増加する。このとき、出力
トランジスタQ5のエミッタと出力端子7の間には抵抗
R7が直列に接続されているので、抵抗R7の両端の電
圧も増加する。
【0007】この抵抗R7の両端に発生する電圧が、ト
ランジスタQ6の動作電圧(約0.7V)以上となる
と、トランジスタQ6がオンとなる。そして、出力トラ
ンジスタQ5のベースに供給されている電流の一部がト
ランジスタQ6のコレクタ・エミッタ間に流れることに
なり、トランジスタQ5のベースに供給される電流が減
少し、出力トランジスタQ5のコレクタ・エミッタ間に
流れる電流が制限されて、過負荷から保護される。
【0008】しかし、このような安定化電源回路では、
出力トランジスタQ5によって電圧を一定に保持するこ
とができるものの、入出力間に3V以上の電圧差を確保
する必要があり、この電圧差によって生じる損失により
効率が低下するという問題があった。
【0009】この問題を解決したものとして、図2に示
すような過負荷検知回路が考案され、使用されてきてい
る。これは、入出力間の電圧差を小さくするために、過
負荷を検知するための抵抗を、出力トランジスタに直列
に接続しなくても過負荷を検知することができるように
構成したものである。
【0010】図において、図3と同一符号は同一又は相
当するものを示し、4は基準電圧源、5は検知端子であ
る。入力電圧を制御する直列制御素子として、PNP型
の出力トランジスタQ1が用いられている。この出力ト
ランジスタQ1のエミッタが入力端子6に接続され、コ
レクタが出力端子7に接続されている。出力端子7には
抵抗R4の一端が接続されている。抵抗R4の他端には
抵抗R5が直列に接続され、抵抗R5の他端は接地され
ている。この抵抗R4、R5は出力電圧を分圧する分圧
回路である。
【0011】抵抗R4、R5の接続点には差動増幅器3
の反転入力端子が接続されている。差動増幅器3の非反
転入力端子には基準電圧源4が接続され、出力にはトラ
ンジスタQ3のベースが接続されている。トランジスタ
Q3のエミッタは抵抗R6を介して接地され、コレクタ
はトランジスタQ1のベースに接続されている。差動増
幅器3、定電圧源4、トランジスタQ3、抵抗R6によ
って制御回路が構成されている。
【0012】また、出力トランジスタQ1はトランジス
タQ2とカレントミラー接続され、トランジスタQ2の
コレクタには抵抗R3の一端が接続され他端は接地され
ている。抵抗R3の両端にはトランジスタQ4のベース
とエミッタが夫々接続され、トランジスタQ4のコレク
タは検出端子に接続されている。
【0013】図2の過負荷検知回路において、負荷の変
動によって出力電流が増大し、出力トランジスタQ1に
流れる電流も増加する。同様にカレントミラー接続され
たトランジスタQ2にもトランジスタQ1に流れる電流
と同じ電流が流れる。そして、この電流は抵抗R3にも
流れて、抵抗R3の両端に電圧が発生する。この抵抗R
3の両端に発生する電圧がトランジスタQ4の動作電圧
以上となると、トランジスタQ4がオンとなって、過負
荷を検知することができる。検知端子5に例えばリレー
切り換えのような図示していない遮断回路を接続して入
力電圧を遮断することによって過負荷の保護を行なうこ
とができる。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成で過負荷を検知するには、出力電流能力は設定し
た基準電流値以上の電流を流せるものでなければ、過負
荷を検知することができないという問題があった。つま
り、過負荷状態になっても電流をある時間(検知用のト
ランジスタがオンとなる時間)流し続けなければなら
ず、出力トランジスタの電流容量等は定格値に充分な余
裕を持つものを用いる必要がある。さらに、出力トラン
ジスタをドライブする制御回路も基準電流値以上のドラ
イブ電流を出力トランジスタに与えられるものでなけれ
ばならない。
【0015】本考案は、基準電流値以上の電流を流すこ
となく、過負荷を検知することができる回路を提供する
ことを目的とする。
【0016】上記目的を達成するため考案は、入力電圧
を制御する第1のトランジスタと、出力電圧を分圧する
分圧回路と、該分圧回路によって得られた電圧を基準電
圧と等しくなるように前記第1のトランジスタのベース
電流を制御する制御回路と、前記第1のトランジスタに
カレントミラー接続された第2のトランジスタと、一端
が該第2のトランジスタのコレクタに接続し、他端が接
地された第1の抵抗を備え、該第1の抵抗の両端に発生
する電圧の変化から過負荷を検知する過負荷検知回路に
おいて、入力端子と接続した定電流源(2)と、一端が
該定電流源に接続し、他端が接地された第2の抵抗(R
2)と、該第2の抵抗と前記定電流源の接続点(B)を
反転入力端子に接続し、前記第2のトランジスタと前記
第1の抵抗の接続点(A)を非反転入力端子に接続した
比較器(1)と、一端が前記第2の抵抗と前記定電流源
の接続点に接続し、他端が出力端子に接続された第3の
抵抗(R1)とを備え、前記第2のトランジスタと前記
第1の抵抗の接続点(A)と前記第2の抵抗と前記定電
流源の接続点(B)に発生する電圧を前記比較器により
比較し、過負荷を検知するように構成したものである。
【0017】以上のように構成することにより、負荷の
変動によって出力端子に過電流が流れると、第2の抵抗
と定電流源の接続点(B)に発生している電圧が低下
し、比較器が反転することにより、過負荷を検知するこ
とができる。
【0018】
【実施例】図1に本考案の一実施例を示す。図におい
て、図2と同一の符号は同一又は相当するものを示し、
1は比較器、2は定電流源である。本考案にて改良した
過負荷検知回路は、出力トランジスタQ1とトランジス
タQ2はカレントミラー接続されていて、このトランジ
スタQ2のコレクタには抵抗R3の一端が接続され、抵
抗R3の他端は接地されているものを用いる。
【0019】入力端子6には定電流源2が接続され、定
電流源2には抵抗R2の一端が接続され、抵抗R2の他
端は接地されている。定電流源2と抵抗R2の接続点に
は抵抗R1を介して出力端子7に接続されているととも
に、比較器1の反転出力端子に接続されている。比較器
の非反転入力端子には抵抗R3の一端が接続され、出力
には検知端子が接続されている。
【0020】入力電圧が供給されていて基準電流値以下
の電流が出力端子7より図示しない負荷に流れていると
きの出力電圧は、入力端子6に接続された定電流源2及
ぶ抵抗R1、R2の分圧比により決定され、一定であ
る。このとき定電流源2を用いることで、比較器は必
ずしもグランドセンシングでなくともよくなる。また、
定電流源2は、電源投入時の起動回路として作用する。
例えば定電流源2が無い場合、電源投入の初期状態は、
接続点A点及びB点の電位は、0Vである。一般的に比
較器1には入力オフセット電圧があり、比較器の入力端
子の電位差が、入力オフセット電圧より小さい場合、出
力端子が「H]となる場合があり、実際には電流が流れ
ていないにもかかわらず、過負荷であると検知されてし
まう。このような誤動作を防止するため、定電流源2に
より、比較器1の反転入力端子電位を上げ、比較器1の
出力は「L」とする。
【0021】そして 負荷が変動して出力端子に過電流
が流れると、抵抗R3の両端の電圧が上昇を始めるが、
トランジスタQ1、Q2のベース電流が充分でないと抵
抗R3の両端の電圧はある電圧以上とはならない。しか
し、同様に出力電圧も、電流能力を超えた負荷に対して
は一定の出力電圧が保てず低下する。したがって抵抗R
1、R2によって出力を分割したB点の電圧は、定電流
源2の効果を除いて、出力電圧に比例して低下する。こ
のとき、抵抗R3の両端の電圧が抵抗R2の両端の電圧
より高くなるため比較器1の出力は「H」に反転する。
この比較器の出力電圧の変化により、過負荷状態の検知
を行なうことができる。
【0022】
【考案の効果】以上述べたように、設定した基準電流値
以上の電流を出力トランジスタに流すことなく、過負荷
を検知することができるので、電流容量値の大きなもの
を出力トランジスタに用いる必要がなくなる。つまり、
過負荷に対する出力トランジスタ及び制御回路の電流の
余裕度を大幅に小さくすることができる。また、半導体
集積回路を構成するときは、チップ面積が小さくてす
み、小型化が容易に行なえるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の回路図である。
【図2】従来の過負荷検知回路の回路図である。
【図3】従来の安定化電源回路の回路図である。
【符合の説明】
1、 比較器 2、 定電流源 3、 差動増幅器 4、 基準電圧源 5、 検知端子 6、 入力端子 7、 出力端子

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧を制御する第1のトランジスタ
    と、出力電圧を分圧する分圧回路と、該分圧回路によっ
    て得られた電圧を基準電圧と等しくなるように前記第1
    のトランジスタのベース電流を制御する制御回路と、
    第1のトランジスタにカレントミラー接続された第2
    のトランジスタと、一端が該第2のトランジスタのコレ
    クタに接続し、他端が接地された第1の抵抗を備え、
    第1の抵抗の両端に発生する電圧の変化から過負荷を
    知する過負荷検知回路において、入力端子接続した定
    電流源(2)と、一端が該定電流源に接続し、他端が接
    地された第2の抵抗(R2)と、該第2の抵抗と前記定
    電流源の接続点(B)を反転入力端子に接続し、前記第
    2のトランジスタと前記第1の抵抗の接続点(A)を非
    反転入力端子に接続した比較器(1)と、一端が前記第
    2の抵抗と前記定電流源の接続点に接続し、他端が出力
    端子に接続された第3の抵抗(R1)とを備え、前記第
    2のトランジスタと前記第1の抵抗の接続点(A)と前
    記第2の抵抗と前記定電流源の接続点(B)に発生する
    電圧を前記比較器により比較し、過負荷を検知すること
    を特徴とする過負荷検知回路。
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