JP2605737Y2 - 埋込み継手の取付け構造 - Google Patents

埋込み継手の取付け構造

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JP2605737Y2
JP2605737Y2 JP1993022253U JP2225393U JP2605737Y2 JP 2605737 Y2 JP2605737 Y2 JP 2605737Y2 JP 1993022253 U JP1993022253 U JP 1993022253U JP 2225393 U JP2225393 U JP 2225393U JP 2605737 Y2 JP2605737 Y2 JP 2605737Y2
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JP
Japan
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holding plate
joint
mounting structure
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wall surface
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JP1993022253U
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JPH0680096U (ja
Inventor
功憲 奥西
裕明 橋本
Original Assignee
ニッタ・ムアー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、埋込み継手の取付け
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】埋込み継手は、例えば、図8に示す如
く、電磁弁D用のマニホールドMに使用されている。前
記埋込み継手は、図8や図9に示すように、略円筒状の
継手主体90の外周面に周溝91を形成して成るもの
で、マニホールドMに取付けるときには、マニホールド
Mの側壁に設けた開孔Hに挿入した後、固定部への取付
け面となる下面80から略コ字状の係止具92を差込
み、図9に示すように、前記係止具92の縦材92a,
92aを周溝91内に嵌入させる。
【0003】したがって、上記取付け状態において、流
体圧が作用したときには周溝91の構成壁と縦材92
a,92aとが係止状態となり、その結果、埋込み継手
は不用意にマニホールドMから離脱するようなことはな
い。しかしながら、この埋込み継手の取付け構造では、
その構成上、工具を使用しなければ係止具92の取外し
ができない。換言すれば、工具を使用しなければマニホ
ールドMに対する埋込み継手の取付け・取外しができな
い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そこで、この考案で
は、工具を使用しなくても、流体機器に対する埋込み継
手の取付け・取外しが容易にできる埋込み継手の取付け
構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の埋込み継手の
取付け構造は、方体形状の流体機器1の外壁面1aに形
成された流体開放孔10に、チューブを容易に着脱でき
る継手本体2が挿入され、前記外壁面1aと面一である
継手主体2の当り面20を、前記外壁面1aに添設させ
た押え板3の切欠部30の周辺部分で押さえてあり、前
記状態において、押え板3に具備させた二本の係止腕3
1が、上記外壁面1aと隣接する背向面1b,1bに添
設されていると共に、係止腕31の爪部32が、背向面
1b,1bに形成した縦溝19に脱出可能に嵌入してい
る。
【0006】
【作用】この考案は次の作用を有する。押え板3に具備
させた二本の係止腕31と背向面1b,1bとの係合を
ぞれぞれ解除すると、押え板3を流体機器1の外壁面1
aから離反させることができる。この状態では、継手主
体2の当り面20には押え板3の切欠部30の周辺部分
からの力は作用しないものとなっているから、継手主体
2を流路開放孔10から容易に取外すことができる。
【0007】逆に、継手主体2を流路開放孔10に挿入
し、その後、両方の係止腕31と背向面1b,1bとを
係合させると、外壁面1aに押え板3が添設状態となる
と共に前記押え板3の切欠部30の周辺部分と継手主体
2の当り面20とが当接状態となり、継手主体2を流路
開放孔10に抜止め状態に取付けることができる。この
ように、この考案の構造を採用した場合、押え板3の係
止腕31を背向面1b,1bにそれぞれ係合・解除させ
だけで、即ち、従来の技術の欄に記載したもののよう
に工具を使用しなくても、流体機器1に対して埋込み継
手の取付け・取外しが容易にできる。
【0008】
【実施例】以下、この出願の考案の構成を実施例として
示した図面に従って説明する。 (実施例1) この実施例では、図1や図2に示すように、押え板3に
具備させてある弾性を有した係止腕31の爪部32を、
流体機器1の背向面1bに形成した縦溝19に係合させ
る態様で、押え板3を流体機器1の外壁面1aに着脱可
能に取付け、前記押え板3により、継手主体2が流体機
器1の流路開放孔10から不用意に抜け出さないように
している。
【0009】継手主体2は、図3に示すように、筒状部
材21内に挿入固定したリング板状のグリッパー22を
操作筒23の押込み・解除操作によって、チューブ挿脱
可能状態/チューブ抜止め状態ならしめるものとしてあ
る。前記筒状部材21は、図2や図3に示すように、操
作筒23の押込部23aと略同一径の小径部21aと、
前記小径部21aよりも大きい径の大径部21bとを有
する構成としてあり、前記小径部21aと大径部21b
の段付き部分を当り面20としてある。
【0010】押え板3は、図1や図2に示すように、流
体機器1の外壁面1aと同じ大きさに設定してあり、継
手主体2の操作筒23と対応する位置に、小径部21a
の径よりも少し大きく且つ大径部21bの径よりも少し
小さい円孔30a(手段の欄に記載した切欠部30と対
応する)を設けてある。また、この押え板3には、同図
に示すように、その両側辺にこれと直角方向に延びる上
記係止腕31を設けてあると共にこの係止腕31の端部
に爪部32を設けてある。
【0011】上記流体機器1の外壁面1aには、図2に
示すように、流路11の径よりも大径の流路開放孔10
を開放してあり、その孔径を上記継手主体2の大径部2
1bの径よりも僅かに大きく設定すると共に、その深さ
を大径部21bの長さと一致させている。又、流体機器
1の外壁面1aと隣接する背向面1b,1bには、同図
に示すように、その前域に凹み面12及び縦溝19を形
成してあり、前記縦溝19に係止腕31の爪部32が嵌
入された状態では、係止腕31の外面と背向面1bとが
面一となるようにしてある。更に、前記背向面1b,1
bには上記凹み面12及び縦溝19と連続して凹み部1
8を設けてあり、この凹み部18を利用することにより
爪部32を縦溝19から容易に外せるようにしてある。
【0012】尚、この実施例では、押え板3と係止腕3
1とを弾性合成樹脂により一体成型したものとしてあ
る。この実施例のものは上記構成としてあるから、押え
板3に具備させた二本の係止腕31を弾性変形させて爪
部32を縦溝19から外すと、押え板3を流体機器1の
外壁面1aから取外すことができ、この押え板3が取外
した状態では、継手主体2の当り面20には押え板3の
円孔30aの周辺部分からの力は作用しないから、継手
主体2を流路開放孔10から容易に取外すことができ
る。
【0013】逆に、継手主体2を流路開放孔10に挿入
し、その後、両方の係止腕31を弾性変形させるように
して爪部32を縦溝19に嵌入すると、図2に示すよう
に、外壁面1aに押え板3が添設状態となると共に前記
押え板3の円孔30aの周辺部分と継手主体2の当り面
20とが当接状態となり、継手主体2を流路開放孔10
に抜止め状態に取付けることができる。
【0014】このようにこの実施例の構造を採用した場
合、流体機器に対して埋込み継手の取付け・取外しが容
易にできる。尚、上記実施例と類似するものであるが、
図4に示すもののように、押え板3を外壁面1aに埋設
するような形式とすることもできる。 (実施例2) この実施例では、図5に示すように、押え板3の上部域
に設けた係止腕31の爪部32を背向面1b,1bに形
成した縦溝19に嵌入すると共に、前記押え板3の下端
部を外壁面1aの下部に設けたポケット18に密に挿入
し、これにより、押え板3を流体機器1の外壁面1aの
適正位置に添設できるようにしている。
【0015】そのため、この実施例の押え板3では、図
6に示すように、下端から上方に延びるスリット30b
設けると共に前記スリット30bの構成両壁面にそれぞ
れ円弧状部を設けてあり、押え板3が外壁面1aに添設
された状態では、前記押え板3の円弧状部周辺部分が当
り面20と当接するようにしてある。又、この押え板3
では、同図に示すように、上記スリット30bのエンド
部の上方に係合孔33を設けてあり、この係合孔33に
爪やドライバーの先端部を引掛けて押え板3を流体機器
1から上方にスライドさせる態様で取り外せるようにし
てある。
【0016】この実施例のものは上記構成としてあるか
ら、図6の状態から図7に示す状態へと押え板3を押下
げていくと、図5に示すように、押え板3の下端部はポ
ケット18に挿入状態となる共に係止腕31の爪部32
は縦溝19に嵌入状態となり、前記押え板3の円弧状部
周辺部分が当り面20と当接状態となる。即ち、継手主
体2を流路開放孔10に抜止め状態に取付けることがで
きる。
【0017】逆に、係合孔33に爪やドライバーの先端
部を挿入して引き上げるだけで、押え板3を流体機器1
から取外すことができる。尚、上記実施例の切欠部30
は円孔30aやスリット30bに限られるものではな
く、押え板3における切欠部30の周辺の全域又は一部
が当り面20と係合するものであればよい。
【0018】
【考案の効果】この考案は、上述の如くの構成を有する
ものであるから、次の効果を有する。作用の欄に記載し
た内容から、工具を使用しなくても、流体機器に対する
埋込み継手の取付け・取外しが容易にできる埋込み継手
の取付け構造を提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例1の埋込み継手の取付け構造
を示す斜視図。
【図2】前記取付け構造を示す断面図。
【図3】前記埋込み継手の取付け構造に使用される継手
主体の断面図。
【図4】この考案の実施例1に属する埋込み継手の構造
を示す斜視図。
【図5】この考案の実施例2の埋込み継手の取付け構造
を示す斜視図。
【図6】実施例2の構造において、流体機器から押え板
を取外した状態を示す斜視図。
【図7】実施例2の構造において、流体機器に押え板を
適正位置に取付ける途中の斜視図。
【図8】従来の埋込み継手の取付け構造に使用される継
手主体、係止具及び流路開放孔を示す図。
【図9】前記取付け構造を示す断面図。
【符号の説明】
1 流体機器 1a 外壁面 1b 背向面 2 継手主体 3 押え板 10 流路開放孔 20 当り面 30 切欠部 31 係止腕
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−44093(JP,U) 実開 平4−110294(JP,U) 実公 平3−49352(JP,Y2) 実公 昭50−12729(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 37/00 - 37/58 F16L 39/00 - 39/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方体形状の流体機器(1)の外壁面(1
    a)に形成された流体開放孔(10)に、チューブを容
    易に着脱できる継手本体(2)が挿入され、前記外壁面
    (1a)と面一である継手主体(2)の当り面(20)
    を、前記外壁面(1a)に添設させた押え板(3)の切
    欠部(30)の周辺部分で押さえてあり、前記状態にお
    いて、押え板(3)に具備させた二本の係止腕(31)
    が、上記外壁面(1a)と隣接する一対の背向面(1
    b)(1b)に添設されていると共に、係止腕(31)
    の爪部(32)が、背向面(1b)(1b)に形成した
    縦溝(19)に脱出可能に嵌入していることを特徴とす
    る埋込み継手の取付け構造。
JP1993022253U 1993-04-27 1993-04-27 埋込み継手の取付け構造 Expired - Lifetime JP2605737Y2 (ja)

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JPH0680096U JPH0680096U (ja) 1994-11-08
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