JP2605530B2 - 包装材料 - Google Patents

包装材料

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JP2605530B2 JP28147791A JP28147791A JP2605530B2 JP 2605530 B2 JP2605530 B2 JP 2605530B2 JP 28147791 A JP28147791 A JP 28147791A JP 28147791 A JP28147791 A JP 28147791A JP 2605530 B2 JP2605530 B2 JP 2605530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属光沢領域及びマッ
ト調領域を備えた高級菓子、化粧石鹸、化粧品などを包
装するための装飾効果のある外装用の包装材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の金属光沢領域及びマット調領域を
備えた装飾効果のある外装用の包装材料としては、例え
ば図4(a)に示すように、合成樹脂製の透光性マット
調フィルム1(光拡散剤を混入した合成樹脂製の半透明
なフィルム)の片面に、適宜絵柄、彩色によるパターン
インキ層2を設け、前記マット調フィルム1の前記パタ
ーンインキ層2側から、アルミなどの金属蒸着層3を施
したものがある。
【0003】又、図4(b)に示すものは、合成樹脂製
のマット調フィルム1の片面にパターンインキ層2を設
け、他面に箔押しによってパターン状(部分的)に金属
箔層6を施したものである。
【0004】上記図4(a)及び(b)の包装材料は、
金属蒸着層3を内側にして、M側より観察するように使
用され、マット調フィルム1を透して、全面的に淡い、
柔らかい調子のパターンインキ層2が観察される。前記
一方の図4(a)に示す包装材料は、マット調フィルム
1を透して、淡く柔らかい金属光沢を発する金属蒸着層
3が観察される。前記他方の図4(b)に示す包装材料
は、最外表面の金属箔層6によって強光沢領域が得られ
るが、淡く柔らかい金属光沢領域はない。
【0005】又、特に図4(b)の場合において、全面
を隠蔽性(不透光性)としたい場合には、透光性マット
調フィルム1の裏面に形成される前記パターンインキ層
2と表面のパターン状金属箔層6との間に、透光領域が
発生しないように、互いの表裏見当整合性を配慮する必
要がある。
【0006】又、図4(c)に示すものは、合成樹脂製
の透明フィルム層4の片面に、適宜絵柄、彩色によるパ
ターンインキ層2を設け、該合成樹脂フィルム4の前記
パターンインキ層2側からアルミなどの金属蒸着層3を
施し、他面に適宜パターン状のマットニス層5を施した
ものである。
【0007】又、図4(d)に示すものは、合成樹脂製
の透明フィルム層4の片面にパターンインキ層2を設
け、他面に適宜パターン状にマットニス層5を設け、該
透明フィルム4の前記パターンインキ層2側からパター
ン状に金属蒸着層7を施したものである。
【0008】上記図4(c)及び(d)の包装材料は、
金属蒸着層3を内側にして、M側より観察するように使
用され、その透明フィルム層4表面のパターン状のマッ
トニス層5によって、前記パターンインキ層2及び金属
蒸着層3には、マット調領域とマット調でない領域が混
在した包装材料が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、パターンイ
ンキ層と金属蒸着層に、マット調領域を形成するととも
に、最外表面に強光沢性のある金属箔層による金属光沢
領域を形成した装飾効果のある包装材料を提供すること
を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、合成樹脂層1
1と金属蒸着層12とパターンインキ層13と透明な合
成樹脂層14とマット調樹脂層15とパターン金属箔層
16とをこの順に積層したことを特徴とする包装材料で
ある。
【0011】
【実施例】本発明を、実施例に従って詳細に説明する。
図1は、本発明の包装材料の側面図であり、合成樹脂層
11(ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ塩化ビニル、アクリルなど、あるいはこれらの複合
素材によるフィルムシート)の表面に、アルミニウムな
ど金属蒸着層12を施す。
【0012】該合成樹脂層11の金属蒸着層12側に、
適宜印刷方式にてパターンインキ層13を施した後、該
パターンインキ層13側全面に透明合成樹脂層14を施
す。該透明合成樹脂層14上にはマット調合成樹脂層1
5を塗布し、該樹脂層15上に金属箔層16を施すもの
である。
【0013】前記金属蒸着層12は、アルミニウムなど
の金属を使用して、例えば厚さ1×10-4μm〜1×1
-1μmに、合成樹脂層11の全面、あるいはパターン
状に蒸着するものである。
【0014】前記パターンインキ層13は、グラビア印
刷方式、オフセット印刷方式、スクリーン印刷方式など
によって印刷される適宜絵柄、文字、彩色であり、適宜
色調の印刷インキを使用するものである。
【0015】前記透明合成樹脂層14は、液状若しくは
溶融状態の透明合成樹脂をコーティング若しくはエクス
トルーダー方式にて被覆したもの、若しくは透明合成樹
脂フィルムを貼り合わせたものであり、合成樹脂層11
と同質の素材、又は上記合成樹脂層11に使用する樹脂
のうちいずれかの素材を使用することができる。
【0016】前記マット調樹脂層15としては、オレフ
ィン系、あるいはアルキド系合成樹脂に、シリカ系、カ
オリン系などのマット剤を適量添加したマット調合成樹
脂、あるいは前記オレフィン系、あるいはアルキド系樹
脂に、シリカ系、カオリン系などのマット剤とワックス
とを添加したマット調ニスが使用できる。
【0017】前記金属箔層16は、最外表面に形成され
るものであって、前記マットニス層15上に加熱転写用
金属箔シートを重ね合わせ、その上側より加熱された適
宜パターン金型を押し付けて、加熱転写方式によって適
宜パターン状に施すものであり、金属性の強光沢領域が
付与されるものであり、例えば、菓子の銘柄、化粧石鹸
や化粧品のネームなど、比較的繊細な線画によるパター
ン状の強光沢領域(金属箔層16)が、加熱転写用金属
箔シートの加熱転写によって形成される。
【0018】図2は、前記加熱転写用金属箔シートの側
面図であり、ポリエステル樹脂製の転写用基材シート2
1に、剥離剤層22を介してアルミウムなどの金属蒸着
層23を施し、該金属蒸着層23に接着剤層24を塗布
して設けたものである。
【0019】なお、前記剥離剤層22は、前記転写用基
材シート21、若しくは前記金属蒸着層23のいずれか
に対して易剥離性を呈する樹脂を主体とする組成の剥離
剤を選定するものであり、例えばシリコン樹脂を主体と
するものが使用できる。
【0020】図3は、本発明の包装材料の他の実施例を
説明する側面図であり、透明な合成樹脂層14上に、パ
ターン状にマット調樹脂層15を設け、該マット調樹脂
層15上に、加熱転写方式にてアルミニウムなどの金属
箔層16を適宜パターン状に設けたものである。
【0021】なお、該金属箔層16が、アルミニウムの
場合は、銀色の金属性の強光沢を発するものであるが、
その銀色の金属箔層16表面を、必要に応じて、適宜着
色インキにて着色することは可能であり、例えば、黄色
インキ(透明性インキが望ましい)を光沢面の光沢度を
低下させない程度に薄く積層することによって、表面が
金色(ゴールド)の色調を呈する金属箔層16とするも
のである。
【0022】本発明包装材料を製造する場合には、上記
のような製造方法以外に、例えば、金属蒸着層12を片
面に施した合成樹脂層11(合成樹脂フィルム)と、一
面にパターンインキ層13、他面にマット調樹脂層15
とその上面に金属箔層16を施した透明な合成樹脂層1
4(透明な合成樹脂フィルム)とを、適宜接着剤を介し
てドライラミネート方式にて貼り合わせしてもよい。
【0023】又、前記合成樹脂層11の金属蒸着層12
とは反対面に、別途、シーラント適性のある適宜合成樹
脂フィルムを接着剤を介してドライラミネート方式にて
貼り合わせしてもよい。
【0024】以下に具体的実施例を示す。 <実施例1>両面にコロナ処理加工した透明な二軸延伸
ポリプロピレンフィルム(OPP、例えば厚さ20μm
〜100μm程度)を印刷基材(透明な合成樹脂層1
4)として、裏面に任意の絵柄層(ベタ状とパターン状
の組み合わせによるパターンインキ層13)をウレタン
系などのインキで適宜単一層、若しくは多層状に印刷す
る。続いて、その印刷基材の表面にポリアミド系合成樹
脂+シリカ系マット剤+ワックスの組成からなるマット
調ニス(マット調樹脂層15)を任意のパターンに印刷
する。その後、該印刷基材の絵柄層側と、アルミニウム
蒸着を施したポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム
(金属蒸着層12を施した合成樹脂層11)の蒸着側
と、シーラントフィルム(例えばポリエチレン、無延伸
ポリプロピレンなど)とを順次重ね合わせて貼り合わせ
積層することにより、部分マット感のある金属性光沢領
域を有する包装材料が得られる。続いて前記印刷基材の
マット調ニス側に加熱転写用金属箔シートを重ね合わ
せ、任意のパターンの箔押用金型、例えば比較的細かい
文字パターンを備えた金型にて加熱加圧することによ
り、前記印刷基材のマット調ニス表面に、強光沢のある
金属箔の文字パターンを形成する。これによって、強光
沢のある金属箔による文字パターンと、マット調(軟
調)の金属光沢領域と、マット調(軟調)の絵柄領域と
が形成された高級感のある包装材料が得られる。
【0025】
【作用】本発明の包装材料は、最外表面に、金属箔層1
6によるパターン状の金属性強光沢領域を備え、該金属
箔層16によって隠蔽された領域以外の領域には、適宜
絵柄、彩色、あるいは文字などのパターンインキ層13
と、その下層にある本来強光沢性のある金属蒸着層12
とが、透明な合成樹脂層14を介してマット調樹脂層1
5によって被覆され、該マット調樹脂層15によるパタ
ーン状の金属性軟調光沢領域(弱光沢領域)を備えてい
るので、金属箔層による繊細な線画パターンの金型を用
いて加熱転写した最外表面の強光沢領域(金属箔層1
6)と、金属蒸着層12とマット調樹脂層15による軟
調光沢領域と、パターンインキ層13とマット調樹脂層
15による軟調絵柄領域、軟調彩色領域、軟調文字領域
など軟調パターン領域のいずれかの領域とが、それぞれ
混在一体化して観察され、装飾効果を一層引き立たせる
ものである。
【0026】
【発明の効果】本発明包装材料は、金属性の強光沢領域
と軟調光沢領域と、そして絵柄、彩色、文字などの軟調
パターン領域とが装飾された状態で混在一体化して観察
でき、装飾性のある外装用の包装材料として、顕著な効
果があるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明包装材料の一実施例の側面図である。
【図2】本発明包装材料の製造に使用する加熱転写用金
属箔シートの側面図である。
【図3】本発明包装材料の他の実施例の側面図である。
【図4】(a)従来の包装材料の側面図である。 (b)従来の包装材料の側面図である。 (c)従来の包装材料の側面図である。 (d)従来の包装材料の側面図である。
【符号の説明】
M…観察側 1…マット調フィルム 2…パターンイン
キ層 3…金属蒸着層 4…透明な合成樹脂フィルム 5…マットニス層 6…
金属箔層 7…金属蒸着層 11…合成樹脂層 12…
金属蒸着層 13…パターンインキ層 14…透明な合
成樹脂層 15…マット調樹脂層 16…金属箔層 1
7…着色透明性インキ層 21…転写用基材シート 2
2…剥離剤層 23…金属蒸着層 24…接着剤層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂層11と金属蒸着層12とパター
    ンインキ層13と透明な合成樹脂層14とマット調樹脂
    層15とパターン金属箔層16とをこの順に積層したこ
    とを特徴とする包装材料。
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