JP2605182Y2 - 合成樹脂成形品の組立構造 - Google Patents

合成樹脂成形品の組立構造

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JP2605182Y2
JP2605182Y2 JP1992064865U JP6486592U JP2605182Y2 JP 2605182 Y2 JP2605182 Y2 JP 2605182Y2 JP 1992064865 U JP1992064865 U JP 1992064865U JP 6486592 U JP6486592 U JP 6486592U JP 2605182 Y2 JP2605182 Y2 JP 2605182Y2
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synthetic resin
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resin molded
margin
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洋一 坂本
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スピーカボックスなど
のような合成樹脂成形品の組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は図7に示されてい
る。合成樹脂製スピーカボックスを構成する一対の収納
体部分1,2内にスピーカが収納され、一方の収納体部
分1には外向きブラケット3が一体的に形成され、この
ブラケット3は、たとえば自動車のドア内に埋込まれて
固定される。
【0003】図7の切断面線VIII−VIIIから見
た断面は図8に示されている。収納体部分1,2には取
付代4,5が形成されており、振動溶着の治具6,7で
相互の近接方向に押え付け、低周波による摩擦熱で取付
代4,5を溶着する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図9は図7の先行技術
における切断面線IX−IXから見た断面図である。ブ
ラケット3はリブ8によって補強されている。一方、こ
のブラケット3付近には取付代4,5が形成されていな
い。すなわちこれは、ブラケット3付近では、該ブラケ
ット3が邪魔になって、振動溶着のための治具6,7を
配置することができず、したがってこのブラケット3付
近には、上述のように取付代4,5が形成されておら
ず、したがって取付強度が低下し、またスピーカボック
ス内の空間を密閉構造とすることができない。
【0005】本考案の目的は、一対の収納体部分の一方
に外向きブラケットが形成されていても、それらの収納
体部分を振動溶着などによって溶着して密閉構造にする
ことができるようにした合成樹脂成形品の組立構造を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、(a)一対の
収納体部分に各収納体部分の全周にわたってそれぞれ形
成される外向きに突出した各取付代を突合わせて溶着す
る合成樹脂成型品の組立構造において、 (b)一方の収納体部分には、 (b1)取付代の一部分と、取付代に連なるとともに取
付代の厚み方向および収納体部分の外方に突出して延び
たリブと、取付代とリブとに連なる外壁とによって、取
付代の厚み方向に開放した空間を形成し、 (b2)この外壁に連なる外向きブラケットを設けるこ
とを特徴とする合成樹脂成型品の組立構造である。また
本考案は、請求項1記載の合成樹脂成型品の組立構造に
おいて、前記外向きブラケットは、取付代に対して取付
代の厚み方向にずれて設けられていることを特徴とす
る。
【0007】
【作用】本考案に従えば、一対の収納体部分の一方に
は、取付代と、この取付代に連なるとともに取付代の厚
み方向および収納体部分の外方に突出して延びたリブ
と、取付代とリブとに連なる外壁とによって、取付代の
厚み方向に開放した空間を形成するとともに、前記外壁
に連なる外向きブラケットを設け、このブラケットによ
って、前記一方収納体部分を固定位置などに固定するこ
とができる。また、前記空間に振動溶着などのための治
具を挿入して両収納体部分の取付代を相互に押し当てて
溶着することが可能である。こうして取付代のほぼ全周
にわたって溶着して密閉構造とすることができる。また
本考案に従えば、前記外向きブラケットは取付代に対し
て取付代の厚み方向にずれて設けられる。したがって一
方収納体部分を固定位置などに固定することができる。
【0008】
【実施例】図1は、本考案の一実施例の一部の断面図で
ある。この実施例ではポリプロピレンなどの熱可塑性合
成樹脂から成る容器を構成する収納体部分11,12
は、たとえば車載用スピーカボックスを構成し、内部の
収納空間13にスピーカが収納されて密閉構造とされ、
外向きブラケット14によって自動車のドア内に固定さ
れることができる。
【0009】図2は収納体部分11,12の全体の斜視
図であり、図3はその一部の拡大した斜視図である。両
収納体部分11,12の相互に対向する端面には、外向
きに突出した取付代15,16が全周にわたって形成さ
れ、これらの取付代15,16が突合わされて、振動溶
着などの手法で溶着され、なお密閉構造とされる。振動
溶着は、低周波による取付代15,16の相互に対向す
る面の摩擦熱を利用して行われる。
【0010】一方の収納体部分11には、取付代15の
一部分15aと、この取付代15に連なるとともに取付
代15の厚み方向および収納体部分11の外方に突出し
て延びたリブ17,18,19と、これらの取付代15
とリブ17,18,19とに連なる外壁20とによっ
て、取付代15の厚み方向(図1〜図3の上方)に開放
した空間21,22が形成される。ブラケット14は、
図1〜図3に示すように、取付代15に対して取付代1
5の厚み方向にずれて、外壁20に連なって設けられ
る。
【0011】図4は、これらの空間21,22付近の周
方向に展開した構成を示す断面図である。取付代15,
16を振動溶着するための一対の治具24,25は、こ
れらの取付代15,16にそれらの端面が当接するよう
に押付けられ、これによって低周波による摩擦熱で溶着
を行うことができる。治具24は、図5に示されるよう
に、空間21内に挿入し、また空間22においても同様
にし、こうして取付代15の一部分15aと取付代16
との振動溶着を行うことができる。
【0012】図6は、本考案の他の実施例の一部を示す
断面図である。この実施例は前述の実施例に類似し、対
応する部分には同一の参照符を付す。注目すべきはこの
実施例では、一方の収納体部分11の取付代15の一部
分15aには挿通孔26が形成され、他方の収納体部分
12の取付代16には、前記一方収納体部分11と反対
側に突出した突部27を形成し、この突部27内に、ね
じ固定孔28が形成される。ビス29を、挿通孔26に
挿通し、ねじ固定孔28にねじ込んで固定する。このよ
うな構成もまた、本考案の精神に含まれる。
【0013】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、一対の収
納体部分の一方には、取付代の一部分とリブと外壁とに
よって取付代の厚み方向に開放した区間を形成し、この
空間内に振動溶着のための治具を挿入することなどによ
って、両収納体部分の取付代をほぼ全周にわたって溶着
することが可能になり、これによって密閉構造を実現す
ることができるようになる。またこれによって、一対の
収納体部分の取付強度を向上することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】一対の収納体部分11,12が溶着されて構成
された密閉構造のスピーカボックスの斜視図である。
【図3】図1および図2に示される実施例の一部の拡大
した斜視図である。
【図4】空間21,22付近の周方向に展開した構造を
示す断面図である。
【図5】図4の切断面線V−Vから見た振動溶着時の工
程を示す断面図である。
【図6】本考案の他の実施例の一部を切欠いた断面図で
ある。
【図7】先行技術の一部の斜視図である。
【図8】図7の切断面線VIII−VIIIから見た断
面図である。
【図9】図7の切断面線IX−IXから見た断面図であ
る。
【符号の説明】
11,12 収納体部分 14 外向きブラケット 15,16 取付代 15a 取付代15の一部分 17,18,19 リブ 20 外壁 21,22 空間 24,25 治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 1/00 - 1/02 H05K 5/00 - 5/06

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)一対の収納体部分に各収納体部分
    の全周にわたってそれぞれ形成される外向きに突出した
    各取付代を突合わせて溶着する合成樹脂成型品の組立構
    造において、 (b)一方の収納体部分には、 (b1)取付代の一部分と、 取付代に連なるとともに取付代の厚み方向および収納体
    部分の外方に突出して延びたリブと、 取付代とリブとに連なる外壁とによって、取付代の厚み
    方向に開放した空間を形成し、 (b2)この外壁に連なる外向きブラケットを設けるこ
    とを特徴とする合成樹脂成型品の組立構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の合成樹脂成型品の組立構
    造において、 前記外向きブラケットは、取付代に対して取付代の厚み
    方向にずれて設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の合成樹脂成型品の組立構造。
JP1992064865U 1992-09-17 1992-09-17 合成樹脂成形品の組立構造 Expired - Lifetime JP2605182Y2 (ja)

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