JP2604723Y2 - 壁構造 - Google Patents

壁構造

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JP2604723Y2
JP2604723Y2 JP1993058493U JP5849393U JP2604723Y2 JP 2604723 Y2 JP2604723 Y2 JP 2604723Y2 JP 1993058493 U JP1993058493 U JP 1993058493U JP 5849393 U JP5849393 U JP 5849393U JP 2604723 Y2 JP2604723 Y2 JP 2604723Y2
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joint
plate
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直幸 桑野
斉 志水
利文 日笠
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Mitsui E&S Holdings Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は壁構造、より詳しくはア
ルミ製構造物に好適な壁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に高速貨客船等は軽量化を図るため
アルミ板材が使用されている。そしてこのアルミ構造物
においては骨材である構造部材で枠体を形成し、この枠
体で形成された区画内にアルミ板を配置することが行な
われているが、この場合、例えば客室等の大きな区画へ
アルミ板を内張りするために、従来は木製の根太をあら
かじめ配置し、この根太にアルミ板を取付けることが行
なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな根太を利用した壁構造によれば、構造物の建造場所
においてあらかじめ根太を取付ける必要があり、その作
業は面倒なものとなり、結果として長期間の工期が必要
となる上に、重量が増加する等の問題があった。本考案
は軽量化され、壁面を形成する単位板材の相互の位置の
調整が容易な壁構造を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案にかかる壁構造は、平板部の端部を直角に折り
曲げて形成した第1の辺とこの第1の辺の端部を更に前
記平板部の外側に向けて直角に折り曲げて形成した第2
の辺とからなる第1の接合部と第2の接合部をそれぞれ
両端部に有する金属板製の単位板材を形成し、この単位
板材を複数枚並べて隣り合う第1の接合部と第2の接合
部の第2の辺同士を重ねると共に、この重ねせた部分に
更に重なる一辺を持った当材を配置することによって
合部を形成しており、この接合部において第1の接合部
と第2の接合部の第1の辺同士の間に形成される間隙を
調整して単位板材の相互の位置を調整できるように構成
されている。
【0005】また、金属板製の単位板材を形成するに当
たり、平板部の一端部を直角に折り曲げて形成した第1
の辺とこの第1の辺の端部を更に前記平板部の外側に向
けて直角に折り曲げて形成した第2の辺とからなる第1
の接合部と、前記平板部の他端部を直角に折り曲げて形
成した第1の辺とこの第1の辺の端部を更に平板部の内
側に向けて直角に折り曲げて形成した第2の辺とからな
る第2の接合部とを有するように構成する場合もある。
【0006】
【作 用】一方の単位板材の第1の接合部の第2の辺
対してこれの隣の単位板材の第2の接合部の第2の辺が
重ねられ、そしてこの重ねた第2の辺に対して当材の一
辺が更に重ねられるために3枚の辺が重なった状態の接
合部となり、シール性が得られる上に、この接合部にお
いて一方の第2の辺に対して他方の第2辺を移動させる
ことができ、その結果、隣り合う第1の辺同士の間隙を
調整して単位板材の相互の位置を調整することができ
る。
【0007】
【実 施 例】以下、図1ないし図4を参照して本考案
による壁構造の実施例を説明する。図1は本考案の壁構
造の一部を示す正面図であり、図2は図1のA−A矢視
断面図である。1は骨材である構造部材としての枠体で
あって、この枠体1は間に壁体2が取付けられている。
この壁体2は複数の金属板製の単位板材3と当材4とで
構成されている。
【0008】単位板材3は図3に示すように平板部30
の両縁部に第1の接合部31と第2の接合部32がそれ
ぞれ形成されている。この接合部31,32は平板部3
0の端部を直角に折曲げて第1の辺aを形成し、更にこ
の第1の辺aの端部を直角に曲げて第2の辺bを形成し
たものである。この実施例においては図4に示すように
第1の接合部31に対して第2の接合部32を重ねて使
用するものであり、両接合部31,32の辺bが重なる
ように辺aの高さが辺aの板厚分だけ調整された寸法に
決定されている。
【0009】第1の接合部31と第2の接合部32とが
重ねられた部分に断面がL形の当材4が当接されるが、
この当材4は前記接合部31,32の第1の辺aに当接
される第1の辺cと第2の辺bに当接される第2の辺d
で構成されている。この当材4は図2及び図4のように
接合部に取付けた際に所定の位置に配置できるように辺
c,dの長さを決定しておく。
【0010】このように構成された複数枚の単位板材3
は、図3及び図4に示されたように単位板材3の縁部に
形成されている第の接合部3に対して他の単位
3の第の接合部3が積層され、そして角部を覆うよ
うに当材4があてがわれて接触する辺どうしが接着剤で
接着されて接合部33が形成される。前記接合部33は
第1の接合部31の辺bに対して第2の接合部32の辺
bが積層され、更に当材4の辺dが積層されるために2
枚の辺b,dの間に1枚の辺bが挟持されることにな
り、これらの間を接着剤で接着することによって強固
接合部33を形成することができる。この場合、図2に
示すように第2の接合部32と第1の接合部31の第1
の辺aの間には間隙gが形成されているので、この間隙
gを利用して単位板材3の重なり具合を調整することが
できる。
【0011】勿論この壁体2は工場においてあらかじめ
建造されてもよいが、特に内張等のアルミ板は比較的薄
いため、壁体2が大型となる場合は輸送する場合の強度
上の問題から、好ましくは単位板材3を建造現場に運ん
で組立てるのがよい。また、第1の接合部31と第2の
接合部32と当材4とは、直接に接着しても良いが、接
着強度を増すための織物テープ等の凹凸を緩和し、接着
強度を増す部材を設けることができる。
【0012】図5は第2の実施例の壁構造を示す横断面
図であって、構造部材として枠体1a(柱体)を支持部
材としてこれに単位板材3aを並べて連続的な壁面を形
成したもので、単位板材3aは平板部30aの一方の縁部
を2回直角に折曲げて断面乙字形の第1の接合部31a
と、他方の縁部を2回直角に折曲げて断面コ字形の第2
の接合部32aを形成する。更に別体として断面乙字形の
当材4aを準備する。
【0013】前記のように準備された単位板材3a
体として組立てる際は、一方の単位板材3aの第2の接
合部32aの上に他の単位板材3aの第1の接合部31
aを重ね、更にこの接合部31aの上面と平板部30
断面乙形の当材4aを積層した状態で接着して接合部
33aを形成する。この接合部3aを形成している第
1の接合部31aと第2の接合部32aとの対面する
1の辺k,k’との間には間隙が形成されており、こ
の間隙g内において単位板材3aの配置を調整すること
ができる。
【0014】第2の接合部32aの第2の辺hと第1の
接合部31aの第2の辺iとが積層され、更に当材4a
の一辺jが積層された三層構造になり、辺hとjとで辺
iを挟んだ状態となるので、シール性を向上させること
ができる上に、これら三辺h,j,iを利用して単位板
材3aの配置位置を調整することができる。この調整の
際に前記三辺h,j,iの間に接着剤を塗布しておくこ
とによって壁体を組立後に接合部33aを強固に結合す
ることができる。
【0015】
【考案の効果】本考案に係る壁構造は、平板部の端部を
直角に折り曲げて形成した第1の辺とこの第1の辺の端
部を更に前記平板部の外側に向けて直角に折り曲げて形
成した第2の辺とからなる第1の接合部と第2の接合部
をそれぞれ両端部に有する金属板製の単位板材を形成
し、この単位板材を複数枚並べて隣り合う第1の接合部
と第2の接合部の第2の辺同士を重ねると共に、この
ねせた部分に更に重なる一辺を持った当材を配置するこ
とによって接合部を形成しており、この接合部において
第1の接合部と第2の接合部の第1の辺同士の間に形成
される間隙を調整して単位板材の相互の位置を調整でき
るように構成している。また、金属板製の単位板材を形
成するに当たり、平板部の一端部を直角に折り曲げて形
成した第1の辺とこの第1の辺の端部を更に前記平板部
の外側に向けて直角に折り曲げて形成した第2の辺とか
らなる第1の接合部と、前記平板部の他端部を直角に折
り曲げて形成した第1の辺とこの第1の辺の端部を更に
平板部の内側に向けて直角に折り曲げて形成した第2の
辺とからなる第2の接合部とを有するように構成する場
合もある。
【0016】従って、現場での組立作業が極めて簡単か
つ容易で、しかも迅速に行うことができるため、結果と
して工期を短縮することができる。また、結合部は間隙
の調整と共に三枚の板材を積層して接合部を形成してい
るために、強固の壁体構造を形成することができる。本
考案の壁構造は軽量化が要求されているアルミ板製の高
速艇の内部の壁構造を簡単に形成することができるため
に、優れた室内を持つ艇体を安価に提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による壁構造の一部を示す断面図であ
る。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】本考案による壁構造を形成する単位板材の斜視
図である。
【図4】接合部の詳細を示す斜視図である。
【図5】別の実施例に係る壁構造の要部を示す断面図で
ある。
【符合の説明】
1,1a 枠体 2 壁体 3,3a 単位板材
4,4a 当材 30 平板部 31, 31a 第1の接合部 32,
32a 第2の接合部 33,33a 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/72

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板部の端部を直角に折り曲げて形成した
    第1の辺とこの第1の辺の端部を更に前記平板部の外側
    に向けて直角に折り曲げて形成した第2の辺とからなる
    第1の接合部と第2の接合部をそれぞれ両端部に有する
    金属板製の単位板材を形成し、この単位板材を複数枚並
    べて隣り合う第1の接合部と第2の接合部の第2の辺同
    士を重ねると共に、この重ねせた部分に更に重なる一辺
    を持った当材を配置することによって接合部を形成して
    おり、この接合部において第1の接合部と第2の接合部
    の第1の辺同士の間に形成される間隙を調整して単位板
    材の相互の位置を調整できるように構成した壁構造。
  2. 【請求項2】 平板部の一端部を直角に折り曲げて形成し
    た第1の辺とこの第1の辺の端部を更に前記平板部の外
    側に向けて直角に折り曲げて形成した第2の辺とからな
    る第1の接合部と、前記平板部の他端部を直角に折り曲
    げて形成した第1の辺とこの第1の辺の端部を更に平板
    部の内側に向けて直角に折り曲げて形成した第2の辺と
    からなる第2の接合部とを有する金属板製の単位板材を
    形成しこの単位板材を複数枚並べて隣り合う第1の接
    合部と第2の接合部の第2の辺同士を重ねると共に、こ
    の重ねせた部分に更に重なる一辺を持った当材を配置す
    ることによって接合部を形成しており、この接合部にお
    いて第1の接合部と第2の接合部の第1の辺同士の間に
    形成される間隙を調整して単位板材の相互の位置を調整
    できるように構成した壁構造。
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