JP2604139Y2 - 積層チップ部品 - Google Patents

積層チップ部品

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JP2604139Y2
JP2604139Y2 JP1993018207U JP1820793U JP2604139Y2 JP 2604139 Y2 JP2604139 Y2 JP 2604139Y2 JP 1993018207 U JP1993018207 U JP 1993018207U JP 1820793 U JP1820793 U JP 1820793U JP 2604139 Y2 JP2604139 Y2 JP 2604139Y2
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修 柴木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は積層チップ部品、特にデ
ジタル回路などのノイズ対策に用いられる積層タイプの
分布定数型フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】積層チップ部品のうち、積層タイプの分
布定数型フィルタとして、図8の積層分解斜視図に見ら
れるように、誘電体または磁性体からなるグリ−ンシ−
ト1を積層して構成され、導電ペ−ストによりインダク
タンス取得用のコイル状パタ−ン(a〜c)を印刷し、
シ−トの所定位置に設けたスル−ホ−ル2によって該パ
タ−ンを接続するようにし、これらの上下に静電容量取
得用の電極パタ−ン(d)を印刷したシ−トを図示の順
序で積層し、これらの上下に導体を印刷しないグリ−ン
シ−トの複数枚をカバ−シ−ト3として重ねて積層体と
したタイプ、また、図9の積層分解斜視図に見られるよ
うに、同様な積層体において、コイル状パタ−ン(e〜
h)の間に静電容量取得用の電極パタ−ン(i)を配置
したタイプなどが考案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
タイプでは、上下2個しか静電容量取得用パタ−ンを形
成できないため、静電容量に限界がある。
【0004】また、図9のタイプでは接地(GND)端
子をチップ側面の片側にしか形成できないため、生産段
階、基板への実装段階でコストが上昇する。
【0005】また両タイプとも、1種類の導体パタ−ン
の変更がインダクタンス、静電容量の値の双方に大きく
影響してしまうため、狙い通りの素子値にもってゆくの
が難しい上、積層ずれの影響が大きい構造でもあるので
生産段階の歩留まりが低下するなどの課題があった。
【0006】そこで本考案の目的は、大きな静電容量を
取得でき、設計変更が容易で、かつ生産時や実装時にコ
ストが低減でき、歩留まりの高い分布定数型フィルタを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案者は上記目的を達
成すべく、従来のタイプが小さな静電容量しか取得でき
なかったり、インダクタンスの調整が容易でないなどの
点に鑑み研究の結果、図1の透過斜視図に示すように、
両端に達する内部電極(インダクタンス取得用導体パタ
−ン)の途中が折りたたまれた状態で1本のラインを形
成したものとし、この両端に達する内部電極と両側に達
する内部電極(容量取得用導体パタ−ン)とを交互に積
層して積層体4を構成すれば、前記課題を解決できるこ
とを見いだし本考案に到達した。
【0008】 したがって本考案は、誘電体または磁性
体のシートを積層して形成されるチップ状の積層体に、
両端に達するインダクタンス取得用導体パターンからな
る内部電極と両側面に達する静電容量取得用導体パター
ンからなる内部電極とが内設され、それぞれの電極が導
出された端面及び側面にそれぞれ外部電極が付与されて
いる積層チップ部品であって、上記インダクタンス取得
用導体パターンからなる内部電極の途中が折りたたまれ
た状態で1本のラインを形成し、この内部電極を形成す
るシートと、上記静電容量取得用導体パターンからなる
内部電極を形成するシートとが交互に積層されているこ
とを特徴とする積層チップ部品を提供するものである。
【0009】
【作用】本考案の特徴は、静電容量取得用の電極をイン
ダクタンス取得用導体パタ−ンの間に形成するタイプな
ので、積層数を増すことによりかなり大きな静電容量を
取得することが可能であり、GND端子をチップの両側
面に形成できるため、方向性の問題などが少なくなり、
生産段階、実装段階のコストが低減できる。
【0010】また、インダクタンス、静電容量どちらか
一方のパタ−ンの変更が他方の素子値にあまり影響を及
ぼさないので設計が比較的楽にでき、さらに積層ずれの
影響も受け難い構造なので生産段階での歩留まりが向上
する。
【0011】
【実施例1】図1は本実施例で作成される分布定数型フ
ィルタにおける積層体の透過斜視図、図2は完成品の斜
視図、図3はその等価回路図、図4は図1の積層体の各
シ−トの平面図、図6は図1の積層体の積層分解斜視図
及び図7は圧着された積層体の外観を示す斜視図であっ
て、これらを参照して以下説明する。(1)図4に示す
ように、磁性体グリ−ンシ−ト1の所定位置にスル−ホ
−ル2を設け、導体ペ−ストを使用してa〜fの導体パ
タ−ンを縦横複数個所に印刷したシ−トを用意する。
(2)これらシ−トを図6に示す順番に積層し、それら
の上下に導体パタ−ンを印刷しないグリ−ンシ−トをカ
バ−シ−ト3として重ね熱圧着して一体化した積層体と
する。(3)得られた積層体を所定の大きさのチップに
裁断し、900 ℃で焼成し、チップ素体を得る。なお上記
各図には説明のためチップ素体1個分として図示した。
(4)得られたチップ素体5には、図7のように、端面
には両端に達する内部電極(インダクタ取得用導体パタ
−ン)6が、側面には両側に達する内部電極(容量取得
用導体パタ−ン)7がそれぞれ導出されている。(5)
次いでAgを主成分とする導体ペ−ストを図2に示す形状
に塗布し焼き付けて外部電極(両端面の外部電極8及び
両側面の外部電極9)端子とし、図3に示す等価回路を
持つ分布定数型フィルタを得る。
【0012】
【実施例2】実施例1では図4に示す導体パタ−ンを使
用したが、図5に示すパタ−ンを使用しても、同様の特
徴をもつ分布定数型フィルタを得ることができる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、取
得できる静電容量の制限が少なく、設計変更が容易で、
生産時、実装時のコストが低減でき、歩留まりの高い分
布定数型フィルタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例で作成される分布定数型フィ
ルタにおける積層体の透過斜視図である。
【図2】本考案に係る分布定数型フィルタ完成品の斜視
図である。
【図3】図2に示す完成品の等価回路図である。
【図4】図1の積層体を構成する各シ−トを示す平面図
である。
【図5】本考案の別の実施態様における積層体の各シ−
トを示す平面図である。
【図6】図1に示した積層体の積層分解斜視図である。
【図7】圧着された積層体から得られるチップ素体の外
観を示す斜視図である。
【図8】従来の分布定数型フィルタの積層分解斜視図で
ある。
【図9】図8とは異なる従来の分布定数型フィルタの積
層分解斜視図である。
【符号の説明】
1 グリ−ンシ−ト 2 スル−ホ−ル 3 カバ−シ−ト 4 積層体 5 チップ素体 6 両端に達する内部電極 7 両端に達する内部電極 8 端面の外部電極 9 側面の外部電極
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/00,27/00 H01G 17/00,4/30 H03H 7/075

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体または磁性体のシートを積層して
    形成されるチップ状の積層体に、両端に達するインダク
    タンス取得用導体パターンからなる内部電極と両側面に
    達する静電容量取得用導体パターンからなる内部電極と
    が内設され、それぞれの電極が導出された端面及び側面
    にそれぞれ外部電極が付与されている積層チップ部品で
    あって、上記インダクタンス取得用導体パターンからな
    る内部電極の途中が折りたたまれた状態で1本のライン
    を形成し、この内部電極を形成するシートと、上記静電
    容量取得用導体パターンからなる内部電極を形成するシ
    ートとが交互に積層されていることを特徴とする積層チ
    ップ部品。
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JP2598940B2 (ja) * 1988-01-27 1997-04-09 株式会社村田製作所 Lc複合部品
JP2835122B2 (ja) * 1990-01-31 1998-12-14 東光株式会社 積層複合部品とその製造方法
JPH04158614A (ja) * 1990-10-23 1992-06-01 Mitsubishi Materials Corp チップ型lcフィルタ

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