JP2603836B2 - 車両用故障診断装置 - Google Patents
車両用故障診断装置Info
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- JP2603836B2 JP2603836B2 JP62282362A JP28236287A JP2603836B2 JP 2603836 B2 JP2603836 B2 JP 2603836B2 JP 62282362 A JP62282362 A JP 62282362A JP 28236287 A JP28236287 A JP 28236287A JP 2603836 B2 JP2603836 B2 JP 2603836B2
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- analog
- electronic control
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車両に搭載された電子制御装置に接続して
該電子制御装置における入出力データを双方向通信によ
り読み込んで表示手段に表示する車両用故障診断装置に
関し、詳しくは、デジタル表示とアナログ表示とを選択
的に切換え可能な車両用故障診断装置に関する。
該電子制御装置における入出力データを双方向通信によ
り読み込んで表示手段に表示する車両用故障診断装置に
関し、詳しくは、デジタル表示とアナログ表示とを選択
的に切換え可能な車両用故障診断装置に関する。
近年、車両に搭載されているエンジンは、空燃比等を
電子的に制御して、快適なドライバビリティの現出、排
気ガスの浄化、省燃費、エンジン出力の向上等が図られ
ている。 このため、エンジン状態を検出する各種センサ類およ
びスイッチ類の出力信号、あるいはインジェクタ等の各
種アクチュエータ類に対する出力信号が正確でないと、
エンジンを的確に制御することが困難となり、ドライバ
ビリティの悪化、排気エミッション、燃費の悪化、及び
エンジンの出力低下を招く。 最近の電子制御系には、特開昭59−61740号公報等に
開示されているような自己診断機能が備えられており、
センサ類、インジェクタ等のアクチュエータ類に故障が
発生した場合、車両に設けられた自己診断ランプを点灯
（あるいは点滅）させて故障を知らせるようにしてい
る。 しかし、上記自己診断ランプの点灯（あるいは点滅）
のみでは、実際の故障状況がどの程度なのか容易に判断
することができない。これに対処するため、ディーラの
サービス工場等では、車両に搭載された電子制御装置に
接続し、この電子制御装置に入力される各種センサ類か
らの入力データ及びアクチュエータ類に対する制御デー
タ（出力データ）を電子制御装置から読み込み、それら
のデータ値を表示して容易に故障状況をチェックするこ
とのできる車両診断装置の装備が不可欠である。尚、こ
の主の車両診断装置は、例えば特願昭58−12848号公報
に開示されている。
電子的に制御して、快適なドライバビリティの現出、排
気ガスの浄化、省燃費、エンジン出力の向上等が図られ
ている。 このため、エンジン状態を検出する各種センサ類およ
びスイッチ類の出力信号、あるいはインジェクタ等の各
種アクチュエータ類に対する出力信号が正確でないと、
エンジンを的確に制御することが困難となり、ドライバ
ビリティの悪化、排気エミッション、燃費の悪化、及び
エンジンの出力低下を招く。 最近の電子制御系には、特開昭59−61740号公報等に
開示されているような自己診断機能が備えられており、
センサ類、インジェクタ等のアクチュエータ類に故障が
発生した場合、車両に設けられた自己診断ランプを点灯
（あるいは点滅）させて故障を知らせるようにしてい
る。 しかし、上記自己診断ランプの点灯（あるいは点滅）
のみでは、実際の故障状況がどの程度なのか容易に判断
することができない。これに対処するため、ディーラの
サービス工場等では、車両に搭載された電子制御装置に
接続し、この電子制御装置に入力される各種センサ類か
らの入力データ及びアクチュエータ類に対する制御デー
タ（出力データ）を電子制御装置から読み込み、それら
のデータ値を表示して容易に故障状況をチェックするこ
とのできる車両診断装置の装備が不可欠である。尚、こ
の主の車両診断装置は、例えば特願昭58−12848号公報
に開示されている。
しかしながら、上記電子制御装置における入出力デー
タはデジタルデータであり、上記車両診断装置は電子制
御装置との双方向通信により、このデジタルデータを読
み込み、ディスプレイ等の表示手段にデータ値をデジタ
ル表示するようにしていたので、安定状態にあるデータ
のモニタは正確にできるが、例えばエンジン回転数、ス
ロットル開度、点火時期等のように時間経過に伴い大き
く変化するデータをモニタすると、表示が絶えず変化し
て読み取りに不便であった。 このため、例えば、特開昭57−199935号公報に示され
るように、デジタル表示装置以外にアナログメータから
なるアナログ表示装置を別途設け、スイッチ群により測
定データの記憶を指示すると、アナログメータに測定値
をホールドし、診断結果をデジタル表示装置に表示する
ようにしていたが、変化の大きいデータをモニタするに
は不便である。 本発明は上記事情に鑑み、操作入力手段からの操作入
力に応じ車両用故障診断装置において車両搭載の電子制
御装置からのデータをデジタルデータとアナログデータ
とに加工して単一の表示手段にデジタル表示とアナログ
表示とを切換え表示可能とし、安定状態にあるデータは
正確にデジタル表示し、変化の大きいデータはアナログ
表示することで各種データを適切にモニタすることが可
能な車両用故障診断装置を提供することを目的とする。
タはデジタルデータであり、上記車両診断装置は電子制
御装置との双方向通信により、このデジタルデータを読
み込み、ディスプレイ等の表示手段にデータ値をデジタ
ル表示するようにしていたので、安定状態にあるデータ
のモニタは正確にできるが、例えばエンジン回転数、ス
ロットル開度、点火時期等のように時間経過に伴い大き
く変化するデータをモニタすると、表示が絶えず変化し
て読み取りに不便であった。 このため、例えば、特開昭57−199935号公報に示され
るように、デジタル表示装置以外にアナログメータから
なるアナログ表示装置を別途設け、スイッチ群により測
定データの記憶を指示すると、アナログメータに測定値
をホールドし、診断結果をデジタル表示装置に表示する
ようにしていたが、変化の大きいデータをモニタするに
は不便である。 本発明は上記事情に鑑み、操作入力手段からの操作入
力に応じ車両用故障診断装置において車両搭載の電子制
御装置からのデータをデジタルデータとアナログデータ
とに加工して単一の表示手段にデジタル表示とアナログ
表示とを切換え表示可能とし、安定状態にあるデータは
正確にデジタル表示し、変化の大きいデータはアナログ
表示することで各種データを適切にモニタすることが可
能な車両用故障診断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、車両に搭載された
電子制御装置に接続し、該電子制御装置における入出力
データを双方向通信により読み込んで表示手段に表示す
る車両用故障診断装置において、上記電子制御装置から
読み込んだデジタルデータをアナログデータに変換する
アナログ変換手段と、操作入力手段からの操作入力に応
じてデジタル表示あるいはアナログ表示を選択する操作
入力解釈手段と、デジタル表示が選択されたときには、
上記デジタルデータを上記表示手段に表示させ、アナロ
グ表示が選択されたときには、上記アナログデータを上
記表示手段に表示させる表示選択手段とを備えることを
特徴とする。
電子制御装置に接続し、該電子制御装置における入出力
データを双方向通信により読み込んで表示手段に表示す
る車両用故障診断装置において、上記電子制御装置から
読み込んだデジタルデータをアナログデータに変換する
アナログ変換手段と、操作入力手段からの操作入力に応
じてデジタル表示あるいはアナログ表示を選択する操作
入力解釈手段と、デジタル表示が選択されたときには、
上記デジタルデータを上記表示手段に表示させ、アナロ
グ表示が選択されたときには、上記アナログデータを上
記表示手段に表示させる表示選択手段とを備えることを
特徴とする。
本発明では、車両用故障診断装置を電子制御装置に接
続して双方向通信により電子制御装置の入出力データを
車両用故障診断装置に読み込んで表示させるに際し、車
両用故障診断装置において電子制御装置から読み込んだ
デジタルデータをアナログデータに変換し、操作入力手
段からの操作入力に応じてデジタル表示あるいはアナロ
グ表示が選択され、デジタル表示が選択された場合に
は、上記デジタルデータが表示手段に表示され、アナロ
グ表示が選択された場合には、上記アナログデータが表
示手段に表示される。
続して双方向通信により電子制御装置の入出力データを
車両用故障診断装置に読み込んで表示させるに際し、車
両用故障診断装置において電子制御装置から読み込んだ
デジタルデータをアナログデータに変換し、操作入力手
段からの操作入力に応じてデジタル表示あるいはアナロ
グ表示が選択され、デジタル表示が選択された場合に
は、上記デジタルデータが表示手段に表示され、アナロ
グ表示が選択された場合には、上記アナログデータが表
示手段に表示される。
以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。 第１図において、符号１は自動車などの車両、２は車
両１に搭載されてエンジン制御等を行う電子制御装置で
あり、図２に示すように、電子制御装置２はCPU21、入
力インターフェイス22、出力インターフェイス23、ROM2
5、RAM26をバスラインを介して接続したマイクロコンピ
ュータを中心として構成され、その他、駆動回路24及び
定電圧回路27等の周辺機器が内蔵されていいる。 上記入力インターフェイス22には、冷却水温センサ31
からの冷却水温信号、O2センサ32からの空燃比信号、吸
入管負圧センサ33からの吸入管負圧信号、車速センサ35
からの車速信号、スロットル開度センサ37からのスロッ
トル開度信号、エンジン回転数センサ39からのエンジン
回転数信号などの各センサ信号と、エアコンスイッチ34
によるエアコン動作信号、アイドルスイッチ36によるア
イドル動作信号、ニュートラルスイッチ38によるニュー
トラル動作信号などの各スイッチ信号が各々入力され
る。 上記電子制御装置２では、上記各種信号を、ROM25に
格納されているプログラムに従ってデータ処理し、RAM2
6に一旦格納し、CPU32で、この格納されているデータに
基づき種々の演算処理を行い、この演算処理された制御
データに基づき出力インターフェイス23、駆動回路24を
介して、キャニスタ制御装置41、EGRアクチュエータ4
2、アイドル制御アクチュエータ43、イグニッションコ
イル44、及びインジェクタ45に制御信号を出力する。 また、上記電子制御装置２には、外部接続用コネクタ
３が設けられており、診断作業時、この外部接続用コネ
クタ３に車両用故障診断装置５の故障診断装置本体８に
設けられた入出力コネクタ６を接続して、双方向通信に
より故障診断を行う。 この車両用故障診断装置５はディーラ等のサービス工
場に備えるもので、故障診断装置本体８は、内部にCPU5
1、I/Oインターフェイス52、RAM53をバスラインを介し
て接続したマイクロコンピュータ、及び電源回路などが
設けられ、外部には、操作入力手段としてのキーボード
９、表示手段の一例としての液晶ディスプレイ10、及び
各種動作モードを表示するインジケータランプ11などが
設けられている。 また、故障診断装置本体８にはコネクタ54を介して外
部から接続自在なメモリカートリッジ７が接続される。
このメモリカートリッジ７は、機種毎に異なる上記電子
制御装置２のプログラムに対し、故障診断装置本体８自
体が互換性を有するように、コネクタ54を介して選択的
に接続できるようにしたものであり、内部に、その機種
のプログラムに応じた診断プログラム等を記憶するROM4
1が格納されている。 また、上記I/Oインターフェース52の入力ポートに
は、上記キーボード９のモード選択信号、上記電子制御
装置２の出力インターフェイス23から駆動回路24を介し
てアクチュエータ類に出力される各種の制御信号データ
（出力データ）、及び各種センサ類からの入力データが
入力され、出力ポートにディスプレイ10、インジケータ
ランプ11、及び上記電子制御装置２の入力インターフェ
イス22が接続される。また、I/Oインターフェース52
は、入出力コネクタ６の端子Ａ〜Ｃに接続されており、
さらに高度な診断を行う場合などに、ホストコンピュー
タに接続可能としている。 さらに、故障診断装置本体８の内部に設けられ、車両
用故障診断装置５の各部に電源を供給する電源回路が、
前記車両１のバッテリに電源スイッチ12を介して接続さ
れている。 次に、車両用故障診断装置５における機能を第３図に
基づき説明する。 車両用故障診断装置５は、電子制御装置２との間で双
方向通信を行う通信手段80、キーボード９の操作により
入力された内容を解釈し、キーボード操作により診断モ
ード（診断項目）が入力されたときには、その診断モー
ドに対応するデータを上記通信手段80を介して電子制御
装置２に要求する操作入力解釈手段81、上記通信手段80
により受信した電子制御装置２からのデータを物理量変
換（２進数データを10進数に変換して数値データに変
換）する物理量変換手段82、通信手段80により受信した
電子制御装置２からのデータをバーグラフ等のアナログ
表示量に変換するアナログ変換手段83、キーボード９か
らの指定操作入力により操作入力解釈手段81でデジタル
表示の指定を解釈したとき、物理量変換手段82による数
値データを選択してディスプレイ10にデジタル表示を行
い、上記操作入力解釈手段81でアナログ表示の指定を解
釈したときには、アナログ変換手段83によるアナログデ
ータを選択して上記ディスプレイ10にアナログ表示を行
わせる表示選択手段84を備える。 次に、車両用故障診断装置５における動作手順を、第
４図のフローチャートに基づき説明する。 まず、機種に対応するメモリカートリッジ７を、該メ
モリカートリッジ７に貼付されたラベル7aを参照して選
択し、故障診断装置本体８に装着する。そして入出力コ
ネクタ６を電子制御装置２の外部接続用コネクタ３に、
直接、あるいはアダプタハーネス４を介して接続した
後、電源スイッチ４をONし、車両用故障診断装置５に電
源を投入する。 すると、ステップS100で車両用故障診断装置５がクリ
アされ、ステップS101でシステムイニシャライズされ
る。次いで、ステップS102に進み、キーボード９からの
入力待ちとなり、診断作業者が、キーボード９にて診断
したい診断モードに対応するモード番号を入力すると、
或いはデジタル表示を指定するモード番号、或いはアナ
ログ表示を指定するモード番号を入力すると、車両用故
障診断装置５のCPU51にて、このモードが読み取られ、R
AM53の所定アドレスに一時格納される。 その後、ステップS103へ進み、RAM53に格納されてい
るモードが読み出され、そのモードによる内容が解釈さ
れ、キー入力による内容が表示モード変更要求か否かが
ステップS104で判断される。 そして、表示モード変更要求の場合には、ステップS1
05へ進み、キー入力によるモードがデジタル表示要求か
アナログ表示要求かが判断され、デジタル表示要求のと
きには、ステップS106で数値表示によるデジタル表示を
選択し、アナログ表示要求のときには、ステップS107
で、アナログ変換したアナログデータによるアナログ表
示を選択して、ステップS108のメインプログラムへ進
む。ステップS108では、キーボード９からのキー入力に
よる診断モードに対応するデータの送信要求が車載の電
子制御装置２に送信され、電子制御装置２が応答して電
子制御装置２から送信されたデータを受信して、デジタ
ル表示が選択されているときには、受信したデータを物
理量変換して数値データに変換し、ディスプレイ10に数
値表示し、すなわち、対応データのデジタル表示を行
い、アナログ表示が選択されているときには、受信した
データをアナログ変換したアナログデータによるバーグ
ラフ表示等のアナログ表示をディスプレイ10に表示す
る。 一方、上記ステップS104において、表示モード変更要
求以外のときには、ステップS104からステップS108のメ
インプログラムにジャンプし、上記ステップS102で入力
された診断モードに応じ、電子制御装置２から受信した
データを現在選択されている表示に従って表示する。
尚、初回等において、診断モードが入力され、表示が選
択されていないときには、デジタル表示を行う。 従って、エンジン運転状態に関わらず比較的変化量の
少ない安定状態にある、例えば冷却水温等のデータはデ
ジタル表示を選択することで、数値表示により正確な数
値を診断作業者に認識させることができ、また、エンジ
ン運転状態に伴い例えばエンジン回転数、スロットル開
度、点火時期等のように時間経過に伴い大きく変化する
データについては、アナログ表示を選択することで、診
断作業者に各種データを適切にモニタさせることが可能
となる。 なお、アナログデータとして、バーグラフ以外のグラ
フィクなデータを表示するようにしても良い。
両１に搭載されてエンジン制御等を行う電子制御装置で
あり、図２に示すように、電子制御装置２はCPU21、入
力インターフェイス22、出力インターフェイス23、ROM2
5、RAM26をバスラインを介して接続したマイクロコンピ
ュータを中心として構成され、その他、駆動回路24及び
定電圧回路27等の周辺機器が内蔵されていいる。 上記入力インターフェイス22には、冷却水温センサ31
からの冷却水温信号、O2センサ32からの空燃比信号、吸
入管負圧センサ33からの吸入管負圧信号、車速センサ35
からの車速信号、スロットル開度センサ37からのスロッ
トル開度信号、エンジン回転数センサ39からのエンジン
回転数信号などの各センサ信号と、エアコンスイッチ34
によるエアコン動作信号、アイドルスイッチ36によるア
イドル動作信号、ニュートラルスイッチ38によるニュー
トラル動作信号などの各スイッチ信号が各々入力され
る。 上記電子制御装置２では、上記各種信号を、ROM25に
格納されているプログラムに従ってデータ処理し、RAM2
6に一旦格納し、CPU32で、この格納されているデータに
基づき種々の演算処理を行い、この演算処理された制御
データに基づき出力インターフェイス23、駆動回路24を
介して、キャニスタ制御装置41、EGRアクチュエータ4
2、アイドル制御アクチュエータ43、イグニッションコ
イル44、及びインジェクタ45に制御信号を出力する。 また、上記電子制御装置２には、外部接続用コネクタ
３が設けられており、診断作業時、この外部接続用コネ
クタ３に車両用故障診断装置５の故障診断装置本体８に
設けられた入出力コネクタ６を接続して、双方向通信に
より故障診断を行う。 この車両用故障診断装置５はディーラ等のサービス工
場に備えるもので、故障診断装置本体８は、内部にCPU5
1、I/Oインターフェイス52、RAM53をバスラインを介し
て接続したマイクロコンピュータ、及び電源回路などが
設けられ、外部には、操作入力手段としてのキーボード
９、表示手段の一例としての液晶ディスプレイ10、及び
各種動作モードを表示するインジケータランプ11などが
設けられている。 また、故障診断装置本体８にはコネクタ54を介して外
部から接続自在なメモリカートリッジ７が接続される。
このメモリカートリッジ７は、機種毎に異なる上記電子
制御装置２のプログラムに対し、故障診断装置本体８自
体が互換性を有するように、コネクタ54を介して選択的
に接続できるようにしたものであり、内部に、その機種
のプログラムに応じた診断プログラム等を記憶するROM4
1が格納されている。 また、上記I/Oインターフェース52の入力ポートに
は、上記キーボード９のモード選択信号、上記電子制御
装置２の出力インターフェイス23から駆動回路24を介し
てアクチュエータ類に出力される各種の制御信号データ
（出力データ）、及び各種センサ類からの入力データが
入力され、出力ポートにディスプレイ10、インジケータ
ランプ11、及び上記電子制御装置２の入力インターフェ
イス22が接続される。また、I/Oインターフェース52
は、入出力コネクタ６の端子Ａ〜Ｃに接続されており、
さらに高度な診断を行う場合などに、ホストコンピュー
タに接続可能としている。 さらに、故障診断装置本体８の内部に設けられ、車両
用故障診断装置５の各部に電源を供給する電源回路が、
前記車両１のバッテリに電源スイッチ12を介して接続さ
れている。 次に、車両用故障診断装置５における機能を第３図に
基づき説明する。 車両用故障診断装置５は、電子制御装置２との間で双
方向通信を行う通信手段80、キーボード９の操作により
入力された内容を解釈し、キーボード操作により診断モ
ード（診断項目）が入力されたときには、その診断モー
ドに対応するデータを上記通信手段80を介して電子制御
装置２に要求する操作入力解釈手段81、上記通信手段80
により受信した電子制御装置２からのデータを物理量変
換（２進数データを10進数に変換して数値データに変
換）する物理量変換手段82、通信手段80により受信した
電子制御装置２からのデータをバーグラフ等のアナログ
表示量に変換するアナログ変換手段83、キーボード９か
らの指定操作入力により操作入力解釈手段81でデジタル
表示の指定を解釈したとき、物理量変換手段82による数
値データを選択してディスプレイ10にデジタル表示を行
い、上記操作入力解釈手段81でアナログ表示の指定を解
釈したときには、アナログ変換手段83によるアナログデ
ータを選択して上記ディスプレイ10にアナログ表示を行
わせる表示選択手段84を備える。 次に、車両用故障診断装置５における動作手順を、第
４図のフローチャートに基づき説明する。 まず、機種に対応するメモリカートリッジ７を、該メ
モリカートリッジ７に貼付されたラベル7aを参照して選
択し、故障診断装置本体８に装着する。そして入出力コ
ネクタ６を電子制御装置２の外部接続用コネクタ３に、
直接、あるいはアダプタハーネス４を介して接続した
後、電源スイッチ４をONし、車両用故障診断装置５に電
源を投入する。 すると、ステップS100で車両用故障診断装置５がクリ
アされ、ステップS101でシステムイニシャライズされ
る。次いで、ステップS102に進み、キーボード９からの
入力待ちとなり、診断作業者が、キーボード９にて診断
したい診断モードに対応するモード番号を入力すると、
或いはデジタル表示を指定するモード番号、或いはアナ
ログ表示を指定するモード番号を入力すると、車両用故
障診断装置５のCPU51にて、このモードが読み取られ、R
AM53の所定アドレスに一時格納される。 その後、ステップS103へ進み、RAM53に格納されてい
るモードが読み出され、そのモードによる内容が解釈さ
れ、キー入力による内容が表示モード変更要求か否かが
ステップS104で判断される。 そして、表示モード変更要求の場合には、ステップS1
05へ進み、キー入力によるモードがデジタル表示要求か
アナログ表示要求かが判断され、デジタル表示要求のと
きには、ステップS106で数値表示によるデジタル表示を
選択し、アナログ表示要求のときには、ステップS107
で、アナログ変換したアナログデータによるアナログ表
示を選択して、ステップS108のメインプログラムへ進
む。ステップS108では、キーボード９からのキー入力に
よる診断モードに対応するデータの送信要求が車載の電
子制御装置２に送信され、電子制御装置２が応答して電
子制御装置２から送信されたデータを受信して、デジタ
ル表示が選択されているときには、受信したデータを物
理量変換して数値データに変換し、ディスプレイ10に数
値表示し、すなわち、対応データのデジタル表示を行
い、アナログ表示が選択されているときには、受信した
データをアナログ変換したアナログデータによるバーグ
ラフ表示等のアナログ表示をディスプレイ10に表示す
る。 一方、上記ステップS104において、表示モード変更要
求以外のときには、ステップS104からステップS108のメ
インプログラムにジャンプし、上記ステップS102で入力
された診断モードに応じ、電子制御装置２から受信した
データを現在選択されている表示に従って表示する。
尚、初回等において、診断モードが入力され、表示が選
択されていないときには、デジタル表示を行う。 従って、エンジン運転状態に関わらず比較的変化量の
少ない安定状態にある、例えば冷却水温等のデータはデ
ジタル表示を選択することで、数値表示により正確な数
値を診断作業者に認識させることができ、また、エンジ
ン運転状態に伴い例えばエンジン回転数、スロットル開
度、点火時期等のように時間経過に伴い大きく変化する
データについては、アナログ表示を選択することで、診
断作業者に各種データを適切にモニタさせることが可能
となる。 なお、アナログデータとして、バーグラフ以外のグラ
フィクなデータを表示するようにしても良い。
以上詳述したように本発明によれば、車両用故障診断
装置を電子制御装置に接続して双方向通信により電子制
御装置の入出力データを車両用故障診断装置に読み込ん
で表示させるに際し、車両用故障診断装置において電子
制御装置から読み込んだデジタルデータをアナログデー
タに変換し、操作入力手段からの操作入力に応じてデジ
タル表示あるいはアナログ表示が選択され、デジタル表
示が選択された場合には、上記デジタルデータが表示手
段に表示され、アナログ表示が選択された場合には、上
記アナログデータが表示手段に表示されるので、車両搭
載の電子制御装置はそのままで、車両用故障診断装置に
おいて電子制御装置からのデータをデジタルデータとア
ナログデータとに加工し、これらのデータに基づきデジ
タル表示とアナログ表示が行われ、車両搭載の電子制御
装置における制御系が複雑化することなく実現すること
が可能となり、エンジン状態に関わらず比較的変化量少
ない安定状態にある、例えば冷却水温等のデータはデジ
タル表示を選択することによって、数値表示により正確
な数値を認識することができ、また、エンジン運転状態
に伴い例えばエンジン回転数、スロットル開度、点火時
期等のように時間経過に伴い大きく変化するデータにつ
いては、アナログ表示を選択することによって、各種デ
ータを適切にモニタすることができ、さらには、単一の
表示手段によりデジタル表示およびアナログ表示を行う
ので、簡単な構成で実現することができる。
装置を電子制御装置に接続して双方向通信により電子制
御装置の入出力データを車両用故障診断装置に読み込ん
で表示させるに際し、車両用故障診断装置において電子
制御装置から読み込んだデジタルデータをアナログデー
タに変換し、操作入力手段からの操作入力に応じてデジ
タル表示あるいはアナログ表示が選択され、デジタル表
示が選択された場合には、上記デジタルデータが表示手
段に表示され、アナログ表示が選択された場合には、上
記アナログデータが表示手段に表示されるので、車両搭
載の電子制御装置はそのままで、車両用故障診断装置に
おいて電子制御装置からのデータをデジタルデータとア
ナログデータとに加工し、これらのデータに基づきデジ
タル表示とアナログ表示が行われ、車両搭載の電子制御
装置における制御系が複雑化することなく実現すること
が可能となり、エンジン状態に関わらず比較的変化量少
ない安定状態にある、例えば冷却水温等のデータはデジ
タル表示を選択することによって、数値表示により正確
な数値を認識することができ、また、エンジン運転状態
に伴い例えばエンジン回転数、スロットル開度、点火時
期等のように時間経過に伴い大きく変化するデータにつ
いては、アナログ表示を選択することによって、各種デ
ータを適切にモニタすることができ、さらには、単一の
表示手段によりデジタル表示およびアナログ表示を行う
ので、簡単な構成で実現することができる。
第１図は車両の概略側面図および車両用故障診断装置の
正面図、 第２図は車両搭載の電子制御装置および車両用故障診断
装置の回路構成図、 第３図は車両用故障診断装置の機能ブロック図、 第４図は車両用故障診断装置における動作手順を示すフ
ローチャートである。 １……車両、２……電子制御装置、 ５……車両用故障診断装置、９……キーボード（操作入
力手段）、 10……液晶ティスプレイ（表示手段）、83……アナログ
変換手段、 84……表示選択手段。
正面図、 第２図は車両搭載の電子制御装置および車両用故障診断
装置の回路構成図、 第３図は車両用故障診断装置の機能ブロック図、 第４図は車両用故障診断装置における動作手順を示すフ
ローチャートである。 １……車両、２……電子制御装置、 ５……車両用故障診断装置、９……キーボード（操作入
力手段）、 10……液晶ティスプレイ（表示手段）、83……アナログ
変換手段、 84……表示選択手段。
Claims (1)
- 【請求項１】車両に搭載された電子制御装置に接続し、
該電子制御装置における入出力データを双方向通信によ
り読み込んで表示手段に表示する車両用故障診断装置に
おいて、 上記電子制御装置から読み込んだデジタルデータをアナ
ログデータに変換するアナログ変換手段と、 操作入力手段からの操作入力に応じてデジタル表示ある
いはアナログ表示を選択する操作入力解釈手段と、 デジタル表示が選択されたときには、上記デジタルデー
タを上記表示手段に表示させ、アナログ表示が選択され
たときには、上記アナログデータを上記表示手段に表示
させる表示選択手段とを備えることを特徴とする車両用
故障診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62282362A JP2603836B2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | 車両用故障診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62282362A JP2603836B2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | 車両用故障診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01123129A JPH01123129A (ja) | 1989-05-16 |
| JP2603836B2 true JP2603836B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=17651421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62282362A Expired - Lifetime JP2603836B2 (ja) | 1987-11-09 | 1987-11-09 | 車両用故障診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2603836B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57199935A (en) * | 1981-06-03 | 1982-12-08 | Hitachi Zosen Corp | Engine diagnosis device |
| JP2576141B2 (ja) * | 1987-08-26 | 1997-01-29 | 日本電装株式会社 | 制御システムの状態出力装置 |
-
1987
- 1987-11-09 JP JP62282362A patent/JP2603836B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01123129A (ja) | 1989-05-16 |
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