JP2603727B2 - 自動分注装置 - Google Patents

自動分注装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、試料管に採取した血清や尿等の検体を分析
項目に応じて分析管に秤量分注する自動分注装置に関す
る。
〔従来の技術〕
第4図は自動分注装置の構成概要を説明するための図
であり、11は試料管ユニット、12は試料管、13はディス
ポチップ、14は分注機構、15は分析管(試料管や試験管
等)、16は入力部、17はラベル読取部、18はデータ処理
制御部を示す。
第4図に示す自動分注装置は、それぞれ分析管15を収
納したカップホルダ部A、ターンテーブル部B、ラック
部C等を備え、試料管ユニット11がセットされると、順
次試料管ユニット11を分注機構14まで搬送し、分析項目
に応じて試料管12から血清や尿等の検体を自動的に分注
するものである。
試料管ユニット11は、試料管12とその分注に用いるデ
ィスポチップ13がセットになったものであり、ディスポ
チップ13は、分注する際に分注機構14に装着して所定の
分析管に分注を行い、分注が終わると再び試料管ユニッ
ト11に戻しておくものである。
データ処理制御部18は、例えばホストコンピュータか
ら予め各検体毎に分析項目の情報が与えられると、各検
体毎の分析項目に応じて分析管毎の分注量を決定し、各
分注機構14に分注量の情報を与えて試料管ユニット11の
搬送、分注等を制御するものである。分注動作では、試
料管ユニット11をa→b→cの経路で搬送する途中にお
いて、ラベル読取部17で試料管ユニット11のID情報(検
体識別情報)を読み取り、そのID情報と分析項目から各
分注機構14に分注量を指定し、カップホルダ部A、ター
ンテーブル部B、ラック部Cの分注機構14で各分析管15
に分注する。なお、d〜hは、それぞれ分注後の分析管
の送り方向を示している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記マルチチャンネル自動分析装置のような場合に
は、サンプリングする位置が複数になるため、検体の分
析項目の依頼内容によりサンプリングされる個所の数が
異なってくる。すなわち、上記自動分注装置による分析
管へのサンプルの分注は、一般に分析装置毎に行われる
が、各分析装置の分析管では、4個所ないし6個所のサ
ンプリング数を有し、各サンプリング位置で、数項目な
いし8項目程度の分析が行われる。したがって、その分
析装置におけるサンプリング数に相当するサンプルデッ
ドボリュウムは、サンプリング個所毎に生ずる量αと、
サンプリング個所に無関係なサンプリングのために最少
限必要な量βからなるので、従来の分注装置では、その
検体の分析項目に無関係に、 D=サンプリング個所の数×α+β で表される固定値をサンプルデッドボリュウムDとして
予め分注装置に設定しておくようにしていた。したがっ
て、指定された分析項目の関係でサンプリング数が少な
い場合には、サンプルデッドボリュウムとして余分な量
も含まれることになる。そのため、例えば分析項目が多
岐にわたり分注する分析管の数が多くなった場合には検
体採取量が不足するという問題が生じる。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、分注
のサンプルデッドボリュウムを必要最小限にする自動分
注装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明は、試料管に採取した検体を分析項
目に応じて分析管に秤量分注する自動分注装置におい
て、デッドボリュウム設定手段を備え、該デッドボリュ
ウム設定手段は、分析管からサンプリングするために最
少限必要な第1のデッドボリュウムと分析装置毎のサン
プリング1回当たり必要な第2のデッドボリュウムを記
憶すると共に、指定された分析項目に基づいて分注する
分析管毎の分析装置サンプリング数を調べ、該サンプリ
ング数に第2のデッドボリュウムを乗じ、第1のデッド
ボリュウムとの和を分注する分析管の総デッドボリュウ
ムとし、該総デッドボリュウムに使用サンプル量を加え
た量を分注するものである。
〔作用〕
本発明の自動分注装置では、サンプリング数に第2の
デッドボリュウムを乗じ、第1のデッドボリュウムを加
算した値を総デッドボリュウムとし、これを使用サンプ
ル量に加えて分注するので、分注量は、サンプリング数
に応じた最少限必要なデッドボリュウムとなり余分なデ
ッドボリュウムが含まれることはない。したがって、サ
ンプルの無駄を少なくすることができ、分析項目の多様
化にも対応できる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
第1図は本発明に係る自動分注装置の1実施例を示す
図、第2図は分注量参照テーブルの例を示す図である。
第1図において、1はホストコンピュータ、2は自動
文中装置、3−1、3−2、……は自動分析装置、4は
入出力装置を示す。
第1図において、入出力装置4は、分析項目、分析条
件の入力や分析結果の出力等を行うものである。ホスト
コンピュータ1は、システム全体を制御管理するもので
あり、入出力装置4の入出力の制御を行い、自動分注装
置2、自動分析装置3−1、3−2、……に動作条件、
動作指令を与えて分注、分析制御を行う。例えば入出力
装置4から分析項目が入力されると、ホストコンピュー
タ1は、その入力をしたがって自動分注装置2に分注情
報を転送する。自動分注装置2では、採取された血清や
尿等の検体の入った試料管がセットされると、その試料
管のラベルを読み取って検体を識別し、その検体に指定
された分析項目からそれぞれの分注量を算出して分析管
に分注する。この場合の分注量の設定において、本発明
は、各サンプリングで最少限必要なデッドボリュウムを
α、分析管としてサンプリングのため最少限必要なデッ
ドボリュウムをβ、サンプリング数をαとすると、 n×α+β をデッドボリュウムとし、それに使用サンプルの総量V
を加えた量(V+n×α+β)を分注量とするものであ
る。
先に説明したように一般に分析装置では、複数のサン
プリング個所を有し、各サンプリング個所でも複数の分
析項目にわたる分析が行われる。そこで、本発明は、例
えば第2図(a)に示すように分析項目とサンプリング
No.(サンプリング個所)との対応テーブル、同図
(b)に示すようにサンプリングNo.とそこでの分注
量、分析装置との対応テーブルを備えるものである。そ
して、このテーブルから最少限のデッドボリュウムを加
え分注量を決定することができる。すなわち、各サンプ
リングで最少限必要なデッドボリュウムαは、分析装置
毎に決まってしまう。したがって、指定された全分析項
目について、上記テーブルを参照し、分析装置毎に、サ
ンプリングNo.の数nを求めると、サンプリングNo.での
分注量V、サンプリングNo.の数nとデッドボリュウム
αとの積、分析管の基本的なデッドボリュウムβの総和
からその分析装置にセットされる分析管の最適分注量を
決定することができる。
次に、デッドボリュウムを決定する処理の例を説明す
る。
第3図は指定された分析項目から分析装置毎のデッド
ボリュウムを決定する処理の例を説明するための図であ
る。
第3図に示す処理の例では、まず、サンプリングNo.
や分析装置No.、分注量等の記憶領域を有するメモリを
クリアし、しかる後に各分析項目について、例えば第2
図(a)に示すテーブルを参照することによりサンプリ
ングNo.を読み込む。そして、そのサンプリングNo.が初
めての場合には、そのサンプリングNo.を記憶し、さら
に分析装置No.を調べる。分析装置No.も初めての場合に
は、その分析装置No.を記憶すると共に使用サンプル量
とデッドボリュウムα、βを加算し記憶する。しかし、
サンプリングNo.が既に記憶済みである場合には、その
サンプリング個所での分注量は加算されていることにな
るので、分注量の加算の処理(ステップ)は行わな
い。また、サンプリングNo.は記憶されていないが分析
装置No.が既に記憶済みであれば、サンプリング個所が
加わることになるので、そこでの使用サンプル量とデッ
ドボリュウムαが加算される(ステップ)ことにな
る。このような処理が全分析項目について終了すると、
メモリの中に記憶された分注量が各分析装置に対応して
分注すべき量となる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものでは
なく、種々の変形が可能である。例えば分注量の決定
は、ホストコンピュータ1で行っても自動分注装置2
(第4図に示すデータ処理制御部18)で行ってもよい。
前者の場合には、ラベル読取部で試料管のラベルを読み
取ったときにその識別内容により自動分注装置2からホ
ストコンピュータ1に分注量の問い合わせを行うように
すればよいし、後者の場合には、分析項目に関する情報
をホストコンピュータ1から自動分注装置2に転送し、
自動分注装置2でそれぞれの分注量を決定しておくよう
にすればよい。また上記の実施例では、テーブルを用い
るようにしたが、テーブルの形式は変形自由であること
はいうまでもない。また、サンプリングNo.や分析装置N
o.に関しては、フラグを制御し立っているかいなかによ
り判断を行うようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、各
分析項目から分析装置のサンプリング個所数の情報を
得、分注情報を分注装置が受け取ったときにその検体が
対象となる分析装置のサンプリング個所が幾つかを判断
してサンプルデッドボリュウムを決定するので、必要最
少限のサンプルデッドボリュウムを決定することができ
る。したがって、従来は分注対象となる分析装置のサン
プルデッドボリュウムの最大値を固定値とし、それを全
サンプルに対して分注していたが、少なくなったサンプ
リング個所のデッドボリュウムを減らすことができ、無
駄なサンプルの分注を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動分注装置の1実施例を示す
図、第2図は分注量参照テーブルの例を示す図、第3図
は指定された分析項目から分析装置毎のデッドボリュウ
ムを決定する処理の例を説明するための図、第4図は自
動分注装置の構成概要を説明するための図である。 1……ホストコンピュータ、2……自動文中装置、3−
1、3−2、……自動分析装置、4……端末装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料管に採取した検体を分析項目に応じて
    分析管に秤量分注する自動分注装置において、デッドボ
    リュウム設定手段を備え、該デッドボリュウム設定手段
    は、分析管からサンプリングするために最少限必要な第
    1のデッドボリュウムと分析装置毎のサンプリング1回
    当たり必要な第2のデッドボリュウムを記憶すると共
    に、指定された分析項目に基づいて分注する分析管毎の
    分析装置サンプリング数を調べ、該サンプリング数に第
    2のデッドボリュウムを乗じ、第1のデッドボリュウム
    との和を分注する分析管の総デッドボリュウムとし、該
    総デッドボリュウムに使用サンプル量を加えた量を分注
    することを特徴とする自動分注装置。
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