JP2602556Y2 - ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ - Google Patents

ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ

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JP2602556Y2
JP2602556Y2 JP1993039759U JP3975993U JP2602556Y2 JP 2602556 Y2 JP2602556 Y2 JP 2602556Y2 JP 1993039759 U JP1993039759 U JP 1993039759U JP 3975993 U JP3975993 U JP 3975993U JP 2602556 Y2 JP2602556 Y2 JP 2602556Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば車両用ディスク
ブレーキのブレーキパッド等のブレーキライニング材の
摩耗を検知するための摩耗検知用プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】ブレーキライニング材の摩耗を検知する
ための摩耗検知用プローブとしては、図6に示すよう
に、線状導体1をU字に折り返した状態でホルダ2に保
持して構成し、ブレーキライニング材の摩耗による残量
が所定量に達したときに図示しないロータとの接触によ
り前記線状導体1のU字形折り返し部1aが断線される
ことに基づいてブレーキライニング材の摩耗を検出する
ようにしたものが知られている。
【0003】これは車両のブレーキ装置の中に配置され
るため、車両の走行に伴い弾き飛ばされた小石等が線状
導体1に衝突し易いという事情がある。このため、弾き
飛ばされた小石等によって線状導体1が断線しないよう
に、ホルダ2の裏側から導出された線状導体1を保護チ
ューブ3にて覆って保護する構成が提供されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この製
品は、車両のブレーキ装置中の狭いスペース内に配置さ
れるため、ホルダ2の裏側から導出された線状導体1を
ほぼ90度の角度で曲げなければならないことがある。
すると、このような場合には、図7に示すように保護チ
ューブ3の端部とホルダ2との間に隙間ができて線状導
体1が露出し、ここに飛石等が衝突して断線に至ること
があるという問題があった。
【0005】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、ブレーキライニング材の摩耗検出用の線状導体の保
護を確実になし得るブレーキライニング材の摩耗検知用
プローブを提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るブレーキラ
イニング材の摩耗検知用プローブは、ホルダの先端に線
状導体をU字形に折り返した状態で保持して組み付ける
ことによって構成され、ブレーキライニング材の摩耗に
よる残量が所定量に達したときにロータとの接触により
線状導体のU字形折り返し部が断線されるブレーキライ
ニング材の摩耗検知用プローブであって、ホルダから延
出される線状導体を覆う保護チューブを設けたものにお
いて、ホルダの裏側に、保護チューブの先端部が挿入
組み付けされる収容凹部形成され、その収容凹部は、
保護チューブの屈曲変形に伴うずれを許容し、かつ、そ
の最大ずれ量よりも深い奥行きとなっているところに特
徴を有する。
【0007】
【作用】線状導体を覆う保護チューブの先端部はホルダ
の裏側に形成した収納凹部内に収納されているから、た
とえホルダの裏側で線状導体が直角に屈曲されても、保
護チューブの先端部とホルダとの間に隙間ができてしま
うことがなく、線状導体が露出することを防止できる。
【0008】
【考案の効果】以上述べたように、本考案に係るブレー
キライニング材の摩耗検知用プローブによれば、線状導
体をホルダの裏側において屈曲させても、線状導体が露
出してしまうことを防止できるから、その線状導体が飛
石等によって損傷を受けることを確実に防止できるとい
う効果を奏する。
【0009】
【実施例】以下、本考案を具体化した第1実施例につい
て図面を参照して説明する。
【0010】この実施例のプローブ10は、図5に示す
ように、車輪と一体回転する円盤状のロータ11の両面
をブレーキライニング材12,12で挟圧することによ
ってブレーキングを行う車両用ディスクブレーキ装置に
適用したものである。プローブ10は、ブレーキライニ
ング材12が固定された支持板13にブレーキライニン
グ材12と並べて固定され、ブレーキライニング材12
の摩耗が進んでその厚さが所定の寸法まで薄くなった時
にプローブ10の前面をロータ11が削るようになるこ
とによって摩耗の検知が行われる。
【0011】さて、プローブ10はホルダ14に線状導
体15を取り付けて構成されており、そのホルダ14は
耐熱性の絶縁性合成樹脂材料からなっており、後端外周
に鍔16を有する円柱形に成形され、前端面をロータ1
1と対向させるようにブレーキライニング材12の支持
板13を貫通してその支持板13に鍔16を係止させた
状態で取り付けられる。ホルダ14にはその内部を貫通
して前後両端面に開口する互いに平行な2本の細い挿通
孔17,17が形成されている。一方、前記線状導体1
5は例えば銅線に耐熱性の弗素樹脂被覆を施したもので
あり、その中央をU字形に折り返した形状をなし、この
U字形折り返し部18はブレーキライニング材12の摩
耗検知部として機能する。かかる線状導体15は、その
両端をホルダ14の前面側から両挿通孔17,17内に
挿入することによりホルダ14の裏側から延出させると
共に、U字形折り返し部18をホルダ14の前端面に当
接させた状態でホルダ14に装着される。
【0012】このホルダ14の裏側から延出された対を
なす線状導体15には、これらを覆って保護チューブ1
9が嵌合されている。この保護チューブ19は例えば熱
収縮性の軟質樹脂から形成され、線状導体15に被せて
から加熱することにより収縮させて対をなす線状導体1
5を束ねるようになっている。そして、ホルダ14の裏
側には、図3に示すように上記挿通孔17,17を含ん
で一段と窪んだ形状で収納凹部20が形成されており、
この収納凹部20内に上記保護チューブ19の先端部が
図1に示すように挿入されている。
【0013】上記構成のプローブ10によれば、線状導
体15を図1に示すように直角に屈曲したとしても、保
護チューブ19の先端部が収納凹部20内に挿入されて
いるから、これが収納凹部20の内周面に引掛かるよう
になり、保護チューブ19の先端部がホルダ14から離
れてしまうことがない。このため、保護チューブ19の
先端とホルダ14との間に隙間ができて、ここに飛石等
が衝突して線状導体15を断線させてしまうようなこと
を未然に防止することができる。このことは、線状導体
15の断線に基づいてブレーキライニング材12の摩耗
検出を行うこの種のプローブ10にとって誤検出の発生
を防止できることを意味するから、摩耗検出の信頼性を
大きく向上させ得ることになる。
【0014】また、本実施例では、ホルダ14の裏面に
収納凹部20を形成し、ここに保護チューブ19の先端
を収納する構成であるから、例えば保護チューブ19を
ホルダ14の外周に被せてしまう構成に比べて全体を小
型化することができる。更に、例えばホルダ14の裏面
に保持筒を突設し、ここに保護チューブ19の先端を収
納する構成に比べホルダ14の軸方向寸法を小さくする
ことができ、限られたスペースのブレーキ装置内に確実
に組み込むことができるという効果も得られる。
【0015】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば図4に示すように、線状導体15に
細い補助保護チューブ21を予め装着しておき、これら
を束ねて保護するように太い保護チューブ19を被せる
構成に適用してもよい等、要旨を逸脱しない範囲で、種
々変更して実施することができるものである。
【0016】その他、本考案は、例えば保護チューブの
収納凹部としては、例えば保護チューブ19の先端をぴ
ったりと収納できる環状の溝を挿通孔17,17を取り
囲むようにして形成してもよい等、要旨を逸脱しない範
囲内で種々変更して実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すプローブの断面図
【図2】ホルダの断面図
【図3】ホルダの背面図
【図4】本考案の他の実施例を示す断面図
【図5】車両用ディスクブレーキをあらわす模式図
【図6】従来のプローブを示す断面図
【図7】従来のプローブにおける問題点を示す側面図
【符号の説明】
10…プローブ 14…ホルダ 15…線状導体 19…保護チューブ 20…収納凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダの先端に線状導体をU字形に折り
    返した状態で保持して組み付けることによって構成さ
    れ、ブレーキライニング材の摩耗による残量が所定量に
    達したときにロータとの接触により前記線状導体のU字
    形折り返し部が断線されるブレーキライニング材の摩耗
    検知用プローブであって、前記ホルダから延出される前
    記線状導体を覆う保護チューブを設けたものにおいて、 前記ホルダの裏側に、前記保護チューブの先端部が挿
    入組み付けされる収容凹部形成され、その収容凹部
    は、前記保護チューブの屈曲変形に伴うずれを許容し、
    かつ、その最大ずれ量よりも深い奥行きとなっている
    とを特徴とするブレーキライニング材の摩耗検知用プロ
    ーブ。
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