JP2601344Y2 - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ

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JP2601344Y2
JP2601344Y2 JP1993009337U JP933793U JP2601344Y2 JP 2601344 Y2 JP2601344 Y2 JP 2601344Y2 JP 1993009337 U JP1993009337 U JP 1993009337U JP 933793 U JP933793 U JP 933793U JP 2601344 Y2 JP2601344 Y2 JP 2601344Y2
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lever
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恒 国府谷
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、レバーの「てこ作
用」によってコネクタの結合を行わせるようにしたレバ
ー式コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば20極以上の多極コネクタ
を結合する場合、大きな結合力を必要とするため、てこ
の原理を用いて、比較的小さな操作力を加えることによ
り、容易に結合できるようにしたレバー式コネクタが提
供されている。
【0003】上記のようなレバー式コネクタにおいて
は、片手で嵌合作業を行う必要があるため、コネクタ同
士を仮係止しておくことが不可欠となる。従来よく採用
されてきた仮係止のための構成は、雌雄両コネクタの嵌
め合い部分、つまり雌コネクタハウジングの外面と雄コ
ネクタハウジングの内面において、相互に係合し合う突
起を設けた、いわゆるセミロック方式と呼ばれる簡易な
係合形式のものが多かった。この形式を簡易に示すもの
として、図8を提示する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方式による場合には次のような解決すべき問題点があっ
た。すなわち、雄コネクタハウジング1側の突起30が
設けられる位置は図8に示すように、接合用開口面寄り
の内壁面である。したがって、この突起30を成形する
ための金型側の条件を考えると、型抜き用の開口部31
を雄コネクタハウジング1の底面(多数のターミナルが
設置される面;ターミナル設置面32)に形成せざるを
得ない。しかし、このような開口部31がターミナルが
並ぶ面に形成されてしまうのでは、水や塵が侵入した場
合に雌雄両ターミナルの電気的接続状態が不安定となる
虞がある。これでは、例えば、自動車のエンジンルーム
内のように、防水性が特に要求される箇所での使用が著
しく制約される。
【0005】一方、従来より防水が要求される箇所では
防水コネクタと呼ばれるタイプのものが使用されてき
た。この種コネクタでは、雌雄コネクタハウジング間に
シール用のパッキンを挟み込んでターミナル部分の水密
性を保持するようになっている。したがって、このよう
なシール用パッキン33を使用すれば、上記のような開
口部31が設けられていても、一応は防水性が確保され
るとも言える。
【0006】しかし、前記セミロック方式においては次
のような理由から、単にパッキン33を介在させるだけ
の対応では確実なシールをなし得ないのである。すなわ
ち、両コネクタはがたつきなくほぼ密着して嵌り合わね
ばならないが、雄コネクタの内面において雌コネクタハ
ウジング2側の突起34と対応する部分は凹ませなけれ
ばならない(図8においてAで示される部分)。したが
って、ターミナル設置面32にシール用パッキン33を
設けるとしても、この凹みがあるために開口部31に対
するシール性は確保できないことになる。以上より、タ
ーミナル設置面32にこのような開口部31が設けられ
ることを回避しなければならないのであるが、従来より
このような要求に応えるレバー式コネクタが開発されて
いなかった。
【0007】そこで、本考案は型抜き用の開口部を廃し
てシール性を確保するレバー式コネクタの提供を目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の考案の構成は、互いに嵌合される一対の
コネクタのうちの一方のコネクタには両コネクタを本係
止状態とするためのレバーが回動操作可能に取付けら
れ、他方のコネクタには前記レバーに形成されたカム部
に係合するカム受けピンが形成され、またこの他方のコ
ネクタの外面には前記本係止状態のときに前記レバーと
係合するレバー係止部が形成されるとともに、このレバ
ー係止部の側方には側壁が突出されてなるレバー式コネ
クタであって、前記側壁には、前記両コネクタが本係止
前の浅い嵌合状態で解離可能に係止し合い、両コネクタ
を仮係止状態とする仮係止機構のうちの一方側が設けら
れていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】両コネクタを嵌め合わせると、まずこれらコネ
クタの外面に設けられている仮係止機構が係合し合うこ
とで、両コネクタが仮係止状態に保持される。次いで、
レバーを回動操作すると、レバーのカム部がカム受けピ
ンに沿って変位し、これによって両コネクタが本係止状
態となる。
【0010】
【考案の効果】本考案の効果は次のようである。仮係止
機構が両コネクタの外面に配置されるため、従来と異な
り、仮係止機構の成形に際して型抜き用の孔がターミナ
ル設置面に貫通してしまうことがなく、ターミナル設置
面は閉塞させることが可能となる。したがって、複雑な
防水構造を要することなく、水密性が確保される。
【0011】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例を図面にし
たがって詳細に説明する。全体的な構成は図1に示す通
りである。同図の右側には雄ターミナル(図示しない)
を装着する雄コネクタハウジング1が示され、左側には
雌ターミナル(図示しない)を装着する雌コネクタハウ
ジング2が示されている。上記雌コネクタハウジング2
は雄コネクタハウジング1内に挿入可能な大きさになっ
ており、その左右両側部には一対のカム受けピン3が突
設されている(一方のみ図示)。
【0012】一方、雄コネクタハウジング1の左右両側
部には一対のガイド溝4が形成され、雄コネクタハウジ
ング1の挿入時にカム受けピン3がそのガイド溝4に進
入できるようになっている。そして、雄コネクタハウジ
ング1の左右両側部には一対の支軸5が横向きに突設さ
れ、コの字状のレバー6が回動可能に取り付けられてい
る。このレバー6の裏側(コネクタハウジング1と対向
する側)にはカム溝7が形成され、雄コネクタハウジン
グ1の挿入時にカム受けピン3がここに挿入されて係合
することができる。但し、このカム溝7の形状として
は、全体の曲率が徐々に変化する弧状をなし、レバー6
の回動操作に伴ってカム受けピン3ひいては雌コネクタ
ハウジング2をカム作用によって雄コネクタハウジング
1内への挿入側に変位させ、もって両コネクタハウジン
グ1、2を本係止状態とするようになっている。
【0013】また、雌コネクタハウジング2の上面の中
央部には弾性脚部8が起立し(図4参照)、その先端縁
には係止爪9(本願のレバー係止部に相当する。)が張
り出し状に形成されている。この係止爪9はレバー6の
回動操作によって両コネクタハウジング1、2が本係止
状態になったときにレバー6の中間部に設けられた係止
凸部10と係合し、レバー6をその回動操作位置に保持
し、もってコネクタの本係止状態を保持する。さらに、
雌コネクタハウジング2の上面には弾性脚部8を両側か
ら挟むようにして一対の側壁11が対向して立設されて
いる。この両側壁11は雌コネクタハウジング2の嵌合
面側開口端からやや奥側へ引っ込んだ位置を始端として
他方の端部に至るまで形成されており、さらに両側壁の
始端側外面には後述する仮係止凸部12と共に仮係止機
構を構成する係止突起13がそれぞれ一体に突出して形
成されている
【0014】一方、雄コネクタハウジング1の奥側の壁
面は詳しくは図示しないが、多数のターミナル(同様に
図示しない)が並列するターミナル設置面となってい
る。そして、雄コネクタハウジング1の内面にはこのタ
ーミナル設置面の前面側の周縁を取り囲むようにしてリ
ング状のシール用パッキン14が嵌着されており、両コ
ネクタハウジング1、2が本係止状態にあるときに、雌
コネクタハウジング2の嵌合面側開口縁に圧着される。
このシール用パッキン14の周縁には複数の抜け止め縁
15が上下に2箇所ずつ外向きに突出するようにして配
されており、これらが雄コネクタハウジング1の対応箇
所に穿孔されている各差し込み孔16に嵌め込まれるこ
とでシール用パッキン14の抜け止めがなされている。
【0015】また、雄コネクタハウジング1の上面には
両コネクタハウジング1、2の嵌合時に雌コネクタハウ
ジング2側の両側壁11との干渉を回避するための差し
込み溝17が設けられている。両差し込み溝17は両コ
ネクタハウジング1、2の嵌め込み操作方向に沿って所
定奥行きに至るまで切り欠き形成されている。また、両
差し込み溝17の外側縁部には共に前記両側壁11とほ
ぼ同じ高さをもって起立片18が対向して形成されてい
る。そして、起立片18における始端側端部には両コネ
クタハウジング1、2を緩く嵌め合った状態(仮係止状
態)になったときに前記係止突起13と解離可能に係合
する仮係止凸部12が一体に突出形成されている。
【0016】次に、上記のように構成された本例の作用
効果を具体的に説明すると、図1に示すように、分離状
態にある雄コネクタハウジング1を雌コネクタハウジン
グ2へ挿入してゆくと、カム受けピン3がガイド溝4に
進入する。また、これと並行して両係止突起13が対応
する仮係止凸部12にそれぞれ弾性的に係合する。これ
によって、両コネクタハウジング1、2は仮の係止状態
に保持される。
【0017】その後、レバー6を回動操作するとカム受
けピン3がレバー6のカム溝7に沿って変位し、これに
よって雌コネクタハウジング2が雄コネクタハウジング
1内へ進出して図示しない雌ターミナルと雄ターミナル
とが電気的に接続される。さらに、レバー6が操作され
て係止凸部10と係止爪9とが係合すると、両コネクタ
ハウジング1、2が本係止状態に保持される。
【0018】コネクタハウジング1、2を離脱させる場
合には、弾性脚部8の上面を指等によって押し下げる
と、弾性脚部8が撓み変形して係止爪9が持ち上げられ
係止凸部10との係合が解離する。この後、レバー6を
戻し方向へ回動操作すると、カム受けピン3がガイド溝
4に沿って復帰し、その結果両コネクタハウジング1、
2は離間し仮係止位置に至る。ここで、雌コネクタハウ
ジング2を引き抜き方向に強く操作すれば、係止突起1
3と仮係止凸部12との係合が強制的に解除され、かく
して両コネクタハウジング1、2とが分離状態となる。
【0019】ところで、本実施例においては、仮係止機
構を構成する係止突起13と仮係止凸部12とをそれぞ
れコネクタハウジング1、2の外面に設けた構成とした
ため、従来とは異なり、図示しないターミナル設置面に
型抜き用の貫通孔が形成されることがない。すなわち、
真に防水が必要な面が閉塞され、かつ他の開口箇所から
ターミナル設置面に至るまでの浸水経路はシール用パッ
キン14によって断たれている。したがって、高い防水
機能が得られることから、防水コネクタとして好適なも
のとなる。
【0020】なお、本考案は以下のような種々の変形例
が考えられる。
【0021】例えば、上記した実施例(第1実施例)で
は両起立片18の内側に側壁11が嵌め込まれる場合を
図示し説明したが、図5に示す第2実施例ように嵌め合
いの関係を逆にしてもよい。
【0022】また、図6に示す第3実施例のように、雄
コネクタハウジング1側では仮係止凸部12を起立片1
8の先端部に内向きに形成しており、雌コネクタハウジ
ング2側では両側壁11の先端縁をそれぞれ折り曲げて
係止突起13を形成し、これらが仮係止位置で係合する
ようにしてもよい。
【0023】さらに、図7に示す第4実施例では雌コネ
クタハウジング2を第3実施例と同様の構成とするが、
雄コネクタハウジング1の仮係止凸部12は第3実施例
とは逆に外向きに形成されている。このように構成した
ものによっても、第1〜第3実施例と同様に、防水性に
優れたコネクタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るコネクタの全体を示す斜視図
【図2】仮係止状態を示す平面図
【図3】レバー部分を破断した本係止状態を示す平面図
【図4】係止爪と係止凸部との係合状態を示す断面図
【図5】第2実施例に係るコネクタの要部を概略的に示
す平面図
【図6】第3実施例に係るコネクタの要部を会略的に示
す分解斜視図
【図7】第4実施例に係るコネクタの要部を概略的に示
す分解斜視図
【図8】従来のコネクタの問題点を示す断面図
【符号の説明】
1…雄コネクタハウジング 2…雌コネクタハウジング 6…レバー 12…仮係止凸部 13…係止突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合される一対のコネクタのうち
    の一方のコネクタには両コネクタを本係止状態とするた
    めのレバーが回動操作可能に取付けられ、他方のコネク
    タには前記レバーに形成されたカム部に係合するカム受
    けピンが形成され、またこの他方のコネクタの外面には
    前記本係止状態のときに前記レバーと係合するレバー係
    止部が形成されるとともに、このレバー係止部の側方に
    は側壁が突出されてなるレバー式コネクタであって、 前記側壁には、前記両コネクタが本係止前の浅い嵌合状
    態で解離可能に係止し合い、両コネクタを仮係止状態と
    する仮係止機構のうちの一方側が設けられている ことを
    特徴とするレバー式コネクタ。
JP1993009337U 1993-02-10 1993-02-10 レバー式コネクタ Expired - Fee Related JP2601344Y2 (ja)

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JPH0662481U (ja) 1994-09-02

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