JP2601082B2 - 無段変速機の制御装置 - Google Patents

無段変速機の制御装置

Info

Publication number
JP2601082B2
JP2601082B2 JP3306965A JP30696591A JP2601082B2 JP 2601082 B2 JP2601082 B2 JP 2601082B2 JP 3306965 A JP3306965 A JP 3306965A JP 30696591 A JP30696591 A JP 30696591A JP 2601082 B2 JP2601082 B2 JP 2601082B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input shaft
rotation speed
shaft rotation
failure
speed sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3306965A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05118429A (ja
Inventor
茂樹 島中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3306965A priority Critical patent/JP2601082B2/ja
Publication of JPH05118429A publication Critical patent/JPH05118429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2601082B2 publication Critical patent/JP2601082B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無段変速機の制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車速センサーからの信号を用いて変速制
御する変速機の場合、車速センサーが故障して信号が出
力されなくなると、車速が非常に小さいと判断されて急
激なシフトダウンが指令されることになる。これを防止
するために、例えば特開昭61−749445号公報に
は、有段自動変速機の場合に、故障発生時の変速段に固
定するようにした技術が示されている。また、特開昭5
9−133855号公報には、シフトダウンの変速指令
を出す場合に、エンジン回転速度から判断してこの変速
指令が異常である場合には、変速指令を出力しないよう
にしたものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記いずれの
技術も、車速センサーの故障が発生した時点で急激な変
速が発生することを防止することだけを目的としたもの
であり、これ以後の走行に関しては考慮されていない。
すなわち、例えば第4速で走行中に故障が発生すると、
第4速に固定されてしまうため発進ができなくなったり
して、故障の修理が可能な場所までのとりあえずの走行
も行えない状態となる。本発明は、このような課題を解
決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、故障発生時点
の入力軸回転速度に基づいて変速の制御を行うことによ
って上記課題を解決する。すなわち本発明による無段変
速機の制御装置は、図1に示すように、車速センサーの
故障を検出する車速センサー故障検出手段と、車速セン
サーの故障が検出された場合に、その時点の入力軸回転
速度を目標入力軸回転速度に設定する故障時目標値設定
手段と、入力軸回転速度センサーによって検出される実
際の入力軸回転速度が故障時目標値設定手段によって設
定された目標入力軸回転速度に一致するようにフィード
バック制御を行うフィードバック制御手段と、を有して
いる。
【0005】
【作用】走行中に車速センサーの故障が発生すると、そ
の時点の入力軸の回転速度が維持されるように、変速比
の制御が行われる。したがって、車速が低下すれば変速
比は大きくなり、一方、車速が増大すれば変速比は小さ
くなり、とりあえず支障なく走行を続けることができ
る。なお、車速センサーの故障が発生した時点の入力軸
回転速度が高すぎる場合には、燃料消費量が増大したり
騒音が大きくなったりするので、目標入力回転速度に上
限値が設けてあり、また、故障時の入力軸回転速度が低
過ぎる場合には、動力性能の不足などが発生するため目
標入力回転速度に下限値が設けてある。
【0006】
【実施例】図2に無段変速機の動力伝達機構を示す。こ
の無段変速機はフルードカップリング12、前後進切換
機構15、Vベルト式無段変速機構29、差動装置56
等を有しており、エンジン10の出力軸10aの回転を
所定の変速比及び回転方向で出力軸66及び68に伝達
することができる。この無段変速機は、フルードカップ
リング12(ロックアップ油室12a、ポンプインペラ
12b、タービンランナ12c、ロックアップクラッチ
12d等を有している)、回転軸13、駆動軸14、前
後進切換機構15、駆動プーリ16(固定円すい部材1
8、駆動プーリシリンダ室20(室20a、室20
b)、可動円すい部材22、みぞ22a等からなる)、
遊星歯車機構17(サンギア19、ピニオンギア21、
ピニオンギア23、ピニオンキャリア25、インターナ
ルギア27等から成る)、Vベルト24、従動プーリ2
6(固定円すい部材30、従動プーリシリンダ室32、
可動円すい部材34等から成る)、従動軸28、前進用
クラッチ40、駆動ギア46、アイドラギア48、後進
用ブレーキ50、アイドラ軸52、ピニオンギア54、
ファイナルギア44、ピニオンギア58、ピニオンギア
60、サイドギア62、サイドギア64、出力軸66、
出力軸68などから構成されているが、これらについて
の詳細な説明は省略する。なお、説明を省略した部分の
構成については本出願人の出願に係る特開昭61−10
5353号公報に記載されている。
【0007】図3、4、5及び6に無段変速機の油圧制
御装置を示す。この油圧制御装置は、オイルポンプ10
1、ライン圧調圧弁102、マニアル弁104、変速制
御弁106、調整圧切換弁108、ステップモータ11
0、変速操作機構112、スロットル弁114、一定圧
調圧弁116、電磁弁118、カップリング圧調圧弁1
20、ロックアップ制御弁122等を有しており、これ
らは互いに図示のように接続されており、また前進用ク
ラッチ40、後進用ブレーキ50、フルードカップリン
グ12、ロックアップ油室12a、駆動プーリシリンダ
室20及び従動プーリシリンダ室32とも図示のように
接続されている。これらの弁等についての詳細な説明は
省略する。説明を省略した部分については前述の特開昭
61−105353号公報に記載されている。なお、図
3、4及び5中の各参照符号は次の部材を示す。ピニオ
ンギア110a、タンク130、ストレーナ131、油
路132、リリーフ弁133、弁穴134、ポート13
4a〜e、スプール136、ランド136a〜b、油路
138、一方向オリフィス139、油路140、油路1
42、一方向オリフィス143、弁穴146、ポート1
46a〜g、スプール148、ランド148a〜e、ス
リーブ150、スプリング152、スプリング154、
変速比伝達部材158、油路164、油路165、オリ
フィス166、オリフィス170、弁穴172、ポート
172a〜e、スプール174、ランド174a〜c、
スプリング175、油路176、オリフィス177、リ
ンク178、油路179、ピン181、ロッド182、
ランド182a〜b、ラック182c、ピン183、ピ
ン185、弁穴186、ポート186a〜d、油路18
8、油路189、油路190、弁穴192、ポート19
2a〜g、スプール194、ランド194a〜e、負圧
ダイヤフラム198、オリフィス199、オリフィス2
02、オリフィス203、弁穴204、ポート204a
〜e、スプール206、ランド206a〜b、スプリン
グ208、油路209、フィルター211、オリフィス
216、ポート222、ソレノイド224、プランジャ
224a、スプリング225、弁穴230、ポート23
0a〜e、スプール232、ランド232a〜b、スプ
リング234、油路235、オリフィス236、弁穴2
40、ポート240a〜h、スプール242、ランド2
42a〜e、油路243、油路245、オリフィス24
6、オリフィス247、オリフィス248、オリフィス
249、チョーク形絞り弁250、リリーフバルブ25
1、チョーク形絞り弁252、保圧弁253、油路25
4、クーラ256、クーラ保圧弁258、オリフィス2
59、切換検出スイッチ298。
【0008】図7、8及び9にステップモータ110及
びソレノイド224の作動を制御する電子制御装置30
0を示す。電子制御装置300は、入力インターフェー
ス311、基準パルス発生器312、CPU(中央処理
装置)313、ROM(リードオンリメモリ)314、
RAM(ランダムアクセスメモリ)315及び出力イン
ターフェース316を有しており、これらはアドレスバ
ス319及びデータバス320によって連絡されてい
る。この電子制御装置300には、エンジン回転速度セ
ンサー301、車速センサー302、スロットル開度セ
ンサー303、シフトポジションスイッチ304、ター
ビン回転速度センサー305(入力軸回転速度センサ
ー)、エンジン冷却水温センサー306、ブレーキセン
サー307及び切換検出スイッチ298からの信号が直
接又は波形成形器308、309及び322、及びAD
変換器310を通して入力され、一方増幅器317及び
線317a〜dを通してステップモータ110へ信号が
出力され、またソレノイド224へも信号が出力される
が、これらについての詳細な説明は省略する。なお、説
明を省略した部分の構成については、前述の特開昭61
−105353号公報に記載されている。
【0009】車速センサー302の故障に関連する制御
は、図10に示すフローに従って行われる。まず、車速
センサー302に異常が発生したかどうかを判断し(ス
テップ102)、異常がない場合には通常どおりの変速
制御が行われ(同104)、一方、異常が発生した場合
には、その時点のタービン回転速度センサー305によ
って得られる実際の入力軸回転速度を目標入力軸回転速
度Aとして設定する(同106)。次いで、Aの値があ
らかじめ設定した上限値Uよりも大きいかどうかを判断
し(同108)、AがUよりも小さい場合にはAがあら
かじめ設定した下限値Lよりも小さいかどうかを判断す
る(同110)。AがLよりも大きい場合、すなわちA
がLとUとの間にある場合には、そのままAを目標入力
軸回転速度とし実際の入力軸回転速度がこれと一致する
ようにフィードバック制御が行われる(同112)。一
方、ステップ108でAの値がUよりも大きい場合に
は、Aの値として上限値Uを設定し(同114)、ステ
ップ112に進む。また、ステップ110でAがLより
も小さい場合には、Aの値としてLを設定し(同11
6)、ステップ112に進む。結局、上記制御によっ
て、車速センサー302に異常がない場合には、通常ど
おり車速及びアクセル開度に基づいて変速制御が行われ
るが、車速センサー302に故障が発生した場合には、
この通常の制御を放棄し、故障発生時の入力軸回転速度
を目標値とするフィードバック制御が行われる。したが
って、エンジン回転速度が、ほぼ一定となるように変速
比が制御され、発進から定常的な走行まで円滑に行うこ
とができる。また、車速センサー302の故障発生時に
目標入力回転速度が変化しないので、当然のことながら
急激な変速が行われることもない。なお、上限値U及び
下限値Lを設定したのは、次のような理由による。例え
ば、急速な加速中でエンジン回転速度が高い場合に車速
センサー302が故障したときには、常にその入力軸回
転速度で走行すると燃料消費量が増大し、騒音も増大
し、また、エンジン冷却水温の上昇なども招く。このた
め所定以上に入力軸回転速度が高い場合には、上限値U
を目標値とするようにしてある。また停車する直前など
の入力軸回転速度が非常に低い場合に、車速センサー3
02が故障すると、その入力軸回転速度では動力性能が
不足して十分な走行が行えない場合があるので、下限値
Lを設定してある。なお、ステップ102が車速センサ
ー故障検出手段を構成し、ステップ106が故障時目標
値設定手段を構成し、またステップ112がフィードバ
ック制御手段を構成する。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、車速センサーが故障した場合にも、その時点の入力
軸回転速度で走行を続けることができ、故障の発生にも
かかわらず変速が行われ、とりあえず円滑に走行を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成要素間の関係を示す図である。
【図2】無段変速機の骨組み図である。
【図3】無段変速機の油圧制御装置の左部を示す図であ
る。
【図4】無段変速機の油圧制御装置の中央部を示す図で
ある。
【図5】無段変速機の油圧制御装置の右部を示す図であ
る。
【図6】図3、4及び5の配置関係を示す図である。
【図7】電子制御装置の左部を示す図である。
【図8】電子制御装置の右部を示す図である。
【図9】図7及び8の配置関係を示す図である。
【図10】制御フローを示す図である。
【符号の説明】 300 電子制御装置 302 車速センサー 305 タービン回転速度センサー(入力軸回転速
度センサー)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセンサーからの信号に基づいて変
    速比を制御するように構成される無段変速機の制御装置
    であって、複数のセンサーとして1つの車速センサー及
    び入力軸回転速度センサーを有するものにおいて、 車速センサーの故障を検出する車速センサー故障検出手
    段と、車速センサーの故障が検出された場合に、その時
    点の入力軸回転速度を目標入力軸回転速度に設定する故
    障時目標値設定手段と、入力軸回転速度センサーによっ
    て検出される実際の入力軸回転速度が故障時目標値設定
    手段によって設定された目標入力軸回転速度に一致する
    ようにフィードバック制御を行うフィードバック制御手
    段と、を有することを特徴とする無段変速機の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 故障時目標値設定手段は、故障発生時の
    実際の入力軸回転速度があらかじめ設定された上限値以
    上である場合には、上限値を目標入力軸回転速度として
    設定し、故障発生時の実際の入力軸回転速度があらかじ
    め設定された下限値以下である場合には、下限値を目標
    入力軸回転速度として設定する請求項1記載の無段変速
    機の制御装置。
JP3306965A 1991-10-25 1991-10-25 無段変速機の制御装置 Expired - Fee Related JP2601082B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3306965A JP2601082B2 (ja) 1991-10-25 1991-10-25 無段変速機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3306965A JP2601082B2 (ja) 1991-10-25 1991-10-25 無段変速機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05118429A JPH05118429A (ja) 1993-05-14
JP2601082B2 true JP2601082B2 (ja) 1997-04-16

Family

ID=17963402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3306965A Expired - Fee Related JP2601082B2 (ja) 1991-10-25 1991-10-25 無段変速機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2601082B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003083442A (ja) 2001-09-07 2003-03-19 Jatco Ltd 自動変速機の車速センサ異常時変速制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05118429A (ja) 1993-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0374671A (ja) 無段変速機の制御装置
JP2605840B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JPH03292462A (ja) ロックアップクラッチの制御装置
JPS6331833A (ja) Vベルト式無段変速機のライン圧制御装置
JP2906692B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JPH0367041A (ja) エンジン・無段変速機駆動系統の制御装置
JP2891028B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JP2601082B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JP2780448B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP2910325B2 (ja) ロックアップ装置の制御装置
JP2636523B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JPH0814313B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP2504574B2 (ja) エンジン・無段変速機駆動系統の制御装置
JP2646918B2 (ja) 変速機の制御装置
JPS62244724A (ja) 無段変速機の制御装置
JP2906784B2 (ja) Vベルト式無段変速機の制御装置
JP2616159B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP2718049B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JP2687738B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP2920976B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP2595792B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP2850646B2 (ja) 無段変速機の制御装置
JPH05118432A (ja) 変速機の制御装置
JPH05126247A (ja) 変速機の制御装置
JP2906906B2 (ja) 無段変速機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080129

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees