JP2601047B2 - 旋動式破砕機 - Google Patents

旋動式破砕機

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JP2601047B2
JP2601047B2 JP9320491A JP9320491A JP2601047B2 JP 2601047 B2 JP2601047 B2 JP 2601047B2 JP 9320491 A JP9320491 A JP 9320491A JP 9320491 A JP9320491 A JP 9320491A JP 2601047 B2 JP2601047 B2 JP 2601047B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石等を破砕する旋動式
破砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の旋動式破砕機において摺動部や回
転部の潤滑は必須のことであり、この手段にも種々提案
されている。例えば特公昭46−15380号公報に開
示されている。図2において、ベースフレーム51上に
バウルの取付け用フレーム52が重合状に載設され、同
フレーム52の円筒状内周面にはめねじ53が形成さ
れ、これに対し、バウル54がその内周状外周面に形成
されたおねじ55に螺合されることによって、バウル5
4は回動により上下自在に取付けられ、バウル54には
バウルライナ56が布設される。ベースフレーム51の
中央のスリーブ57にはバウルライナ56の軸線に対
し、偏心傾斜させた主軸59が偏心スリーブ58を介し
て回動自在に嵌装され、主軸59にはヘッド60を介し
てマントル61が嵌装固定される。そして、主軸59
は、偏心スリーブ58に布設したベベレルギャ62と、
駆動軸63のベベルギャ64の噛み合いにより、回転す
るようになっている。さらに、ヘッド60を、スリーブ
57から立設した支持受体65により球面支承し、この
支持受体65によりマントル61、ヘッド60の自重並
びに破砕時の荷重を支えるのである。そして、マントル
61は主軸59の偏心回転と同行して旋回回動を行い、
ライナ56とマントル61との間で構成される破砕室に
投入される物料に対して破砕を行うのである。
【0003】なお、油は、スリーブ57下方のボトムカ
バー67の給油孔68から供給され、偏心スリーブ58
の内外摺動部及び主軸59に穿設した縦孔から球面支承
部66を経て、さらに一対のベベルギャ62、64を潤
滑した後、排油孔70から排出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のは、1ヵ所の給油孔68に対して1ヵ所の排油孔70
しかないため、各部での潤滑が確実に行なわれているか
どうか正確に把握することができない。しかも、主軸5
9に穿設する縦孔69の加工が面倒であるなどの問題が
ある。
【0005】本発明は、前記従来の問題点を改良するた
めになされたものであり、各摺動部の排油孔をそれぞれ
独立することによって、潤滑状態を正確につかむことが
できるとともに、潤滑孔の加工を大幅に低減した旋動式
破砕機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における旋動式破砕機は、ボトムカバーに設
けた給油孔dと前記ボス部下部の空所fとを連通し、空
所fと該ボトムカバーに設けた排油孔wとを前記ステッ
プ軸受を経て連通し、空所fと前記偏心傾斜孔の下部空
所hとを前記回転軸に設けた連通口gにより連通し、下
部空所hと上部空所kとを内側摺動部iを経て連通し、
上部空所kと油溜室oとを前記球面支承の球面摺動部l
から連通口nを経て連通し、該油溜室oに排油孔pを設
け、さらに上部空所hと前記ボス部の下部に設けた排油
孔uとを外側摺動部qを経て連通したことである。
【0007】
【作用】潤滑油を、ボトムカバー3の給油孔dからボス
部の下部の空所fに供給する。空所f内の油は、ステッ
プ軸受7内に流入して該軸受7を潤滑した後、ボトムカ
バー3の排油孔wから排出される。また、空所f内の油
は、連通口gを経て偏心傾斜孔5下部の下部空所hに入
り、さらに偏心傾斜孔5と主軸10のインナ−ブッシュ
11との内側摺動部iに入り、この摺動部iを潤滑した
後、上部空所kに入る。上部空所k内の油は、ボス部2
の内周と回転軸4の外周との外側摺動部qに入り、この
摺動部qを潤滑しながら流下し、ボス部2下部の排油孔
uから排出される。さらに、上部空所kの油は、球面摺
動部lに入り、この摺動部lを潤滑した後、連通口nを
経て油だめ室oに入り、排油孔pから排出されるのであ
る。
【0008】以上のように、潤滑油は、1ヵ所の給油孔
dから各摺動部及び球面摺動部を潤滑した後、それぞれ
3ヵ所の排油孔から排出されるため、前記各部の潤滑状
況をその排油孔の排油量などによって、確実に把握でき
る。また、内外側摺動部の潤滑は、内側摺動部iから外
側摺動部qを経由するからスムースであり、油切れを起
こす恐れがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1において、1は上部フレーム1aと下部フレ
ーム1bとからなる機体フレームで、下部フレーム1b
の中央にボス部2を形成し、このボス部の下端にボトム
カバー3を有する。4は上半部の大径部4aと下半部の
小径部4bが一体となった回転軸で、大径部4aに回転
中心aから偏心しかつ傾斜した偏心傾斜孔5を形成す
る。そして、回転軸4の大径部4aをアウターブッシュ
6を介してボス部2に嵌装し、回転軸4を、大径部4a
の下端とボトムカバー3との間に設けたステップ軸受7
を介してボトムカバー3上に支持する。さらに、小径部
4bを、ボス部2のボトムカバー3を貫通して下方に突
出させ、その下端部にプーリ8を設ける。このプーリ8
を図示省略したモータによりベルト9を介して回転させ
る。10は主軸で、その下半部を偏心傾斜孔5にインナ
ーブッシュ11を介してはめ込むとともに、上半部をマ
ントルコア12に嵌装固定する。マントルコア12は、
その底面に形成した凸状の球面13をボス部2の上端に
固定した受体14の凹状の球面15に載せることによ
り、球面支承され、揺動中心cを中心として揺動するよ
うになっている。16はマントルコア12の上部に載置
固定したマントル、17は図示しない昇降機構を介して
上部フレーム1aに昇降自在に固定したバウル、18は
図示しない適宜の支持手段にを介してバウル17に取付
けたバウルライナ、19は逆円錐リング部20とフラン
ジ21とからなる防塵リングで、このフランジ21をマ
ントルコア12のスカート部22に取付けるとともに逆
円錐リング部20の外面に揺動中心cを半径とする球面
部23を形成する。
【0010】24は受体14(又は下部フレーム1b)
に取付けた空気吹込み手段で、これは、受体14に固
定した円形板25とこの円形板の外方上部に設けた外縦
板26とこの外縦板の内方に設けた内縦板27からな
り、さらに内外縦板26、27の先端に可撓性リング2
8を設け、このリング28の先端を球面部23に当設さ
せる。そして、空気吹込み手段24と防塵リング19と
により囲まれた空気室29を形成し、この空気室に、図
示省略した空気発生源、配管を経て空気供給口30から
空気を供給する。空気室29の空気は、可撓性リング2
8と球面部23との接触面から内外方に吹出す。この空
気の吹出しによって、粉塵が外方から機内に侵入するの
を防止するとともに、油が内方から外方へ飛散、漏出す
るのを防止する。
【0011】次に、潤滑系統について説明すると、dは
ボトムカバー3に設けた給油口で、この給油口を凹部e
を経て、ボス部2下部の空所fに連通する、gは回転軸
4に設けた連通口で、空所fから偏心傾斜孔5の下部空
所hに連通する。iは回転軸4の偏心傾斜孔5と主軸1
0に嵌装固定されたインナーブッシュ11との内側摺動
部、jはインナーブッシュ11の上下方向に形成した油
溝、kはマントルコア12と回転軸4と受体14とで囲
まれた上部空所、lはマントルコア12の凸状球面13
と受体14の凹状球面15との球面摺動部、mは凹状球
面15の半径方向に形成した油溝、nは油溝mの終端に
設けた連通口で、この連通口をマントルコア12の受体
14と空気吹込み手段24とで囲まれた油だめ室oに連
通する、pは油だめ室oから室外に通じる排油孔、qは
ボス部2に嵌装固定されたアウターフッシュ6と回転軸
4の外周との外側摺動部、rはアウターブッシュ6の上
下方向に形成した油溝、sは回転軸4の外周面下部に設
けた周溝で、この周溝をアウターブッシュ6の連通口t
を経て、ボス部2に設けた排油孔uに連通する、wはボ
トムカバー3の凹部vと連通する排油孔である。
【0012】潤滑油を、ボトムカバー3の給油孔dから
ボス部2の下部の空所fに供給する。空所f内の油は、
ステップ軸受7内に流入して該軸受7を潤滑した後、ボ
トムカバー3の凹部vを経て排油孔wから排出される。
また、空所f内の油は、連通口gを経て偏心傾斜孔5下
部の下部空所hに入り、さらに偏心傾斜孔5と主軸10
のインナ-ブッシュ11との内側摺動部iおよび油溝j
に入り、この摺動部iを潤滑した後、上部空所kに入
る。上部空所k内の油は、ボス部2の内周と回転軸4の
外周との外側摺動部q及び油溝rに入り、この摺動部q
を潤滑しながら流下し、回転軸4の周溝s、アウターブ
ッシュ6の連通口tを経てボス部2下部の排油孔uから
排出される。さらに、上部空所kの油は、球面摺動部l
および油溝mに入り、この摺動部lを潤滑した後、連通
口nを経て油だめ室oに入り、排油孔pから排出され
る。
【0013】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したように構成さ
れているので、以下に記載する効果を奏する。ボトムカ
バーに設けた給油孔dと前記ボス部下部の空所fとを連
通し、空所fと該ボトムカバーに設けた排油孔wとを前
記ステップ軸受を経て連通し、空所fと前記偏心傾斜孔
の下部空所hとを前記回転軸に設けた連通口gにより連
通し、下部空所hと上部空所kとを内側摺動部iを経て
連通し、上部空所kと油溜室oとを前記球面支承の球面
摺動部lから連通口nを経て連通し、該油溜室oに排油
孔pを設け、さらに上部空所hと前記ボス部の下部に設
けた排油孔uとを外側摺動部qを経て連通し、潤滑油
を、給油孔から供給して各摺動部を潤滑後、3ヵ所の排
油孔から排出するようにしたので、各部の潤滑状況を確
実に把握できる。また、内外摺動部は内側摺動部から外
側摺動部を経由するからスムースであり、油切れをおこ
すことがない。また、回転軸に短い連通口を設けるだけ
で、従来のように、主軸に長い縦孔を設ける必要がない
ので、加工が容易である。さらに、回転軸を、従来のよ
うなギヤ駆動方式に代えて機体フレーム外に設けたプー
リにより回転するようにしたから、その潤滑を省略する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る旋動式破砕機の要部縦断
断面図。
【図2】従来例を示す一部断面図。
【符号の説明】
1 機体フレーム 2 ボス部 3 ボトムカバー 4 回転軸 5 偏心傾斜孔 7 ステップ軸受 8 プーリ 9 主軸 12 マントルコア 14 受体 16 マントル 17 バウル 18 バウルライナ 24 空気吹込み手段 d 給油孔 f 空所 g 連通口 h 下部空所 i 内側摺動部 k 上部空所 l 球面摺動部 n 連通口 o 油だめ室 p 排油孔 q 外側摺動部 u 排油孔 v 排油孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体フレームの下部中央に形成したボス
    部に、上部側に有底の偏心傾斜孔を有する回転軸をステ
    ップ軸受を介して支持し、その上半部を摺動自在に嵌装
    するとともに下半部を前記ボス部の下端に設けたボトム
    カバーから突出し、この突出端部にプーリを設け、前記
    偏心傾斜孔に主軸の下半部を摺動自在に嵌装し、その上
    半部にマントルコアを介してマントルを固定し、該マン
    トルコアの凸状球面を前記ボス部に固定した受体の凹状
    球面に球面支承し、前記機体フレームに昇降自在なバウ
    ルを介してバウルライナを取り付け、前記受体の外方位
    置に空気吹込み手段を設けた旋動式破砕機において、前
    記ボトムカバーに設けた給油孔dと前記ボス部下部の空
    所fとを連通し、空所fと該ボトムカバーに設けた排油
    孔wとを前記ステップ軸受を経て連通し、空所fと前記
    偏心傾斜孔の下部空所hとを前記回転軸に設けた連通口
    gにより連通し、下部空所hと上部空所kとを内側摺動
    部iを経て連通し、上部空所kと油溜室oとを前記球面
    支承の球面摺動部lから連通口nを経て連通し、該油溜
    室oに排油孔pを設け、さらに上部空所hと前記ボス部
    の下部に設けた排油孔uとを外側摺動部qを経て連通し
    たことを特徴とする旋動式破砕機。
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SE535215C2 (sv) * 2010-07-09 2012-05-22 Sandvik Intellectual Property Gyratorisk kross med tätningsanordning, samt förfarande för att skydda en arbetszon
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