JP2597170B2 - 電動式パワーステアリング装置の過電流保護方法 - Google Patents
電動式パワーステアリング装置の過電流保護方法Info
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- JP2597170B2 JP2597170B2 JP31434988A JP31434988A JP2597170B2 JP 2597170 B2 JP2597170 B2 JP 2597170B2 JP 31434988 A JP31434988 A JP 31434988A JP 31434988 A JP31434988 A JP 31434988A JP 2597170 B2 JP2597170 B2 JP 2597170B2
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- electric power
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- Control Of Direct Current Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電動力によりステアリング系の操舵トルクを
軽減させる電動式パワーステアリング装置において、特
にメインスイッチング素子(以下FETとする。)の過電
流保護方法に関するものである。
軽減させる電動式パワーステアリング装置において、特
にメインスイッチング素子(以下FETとする。)の過電
流保護方法に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種装置は、上段は回転方向の切換えだけ
で、常にフーリーONかOFFかにしておき、下段のFETだけ
を一定の限流値にてチョッパ制御させていた。
で、常にフーリーONかOFFかにしておき、下段のFETだけ
を一定の限流値にてチョッパ制御させていた。
(発明が解決しようとする課題) 従来の装置において、ハンドルの急に反転させた場
合、モータの逆起電力等の影響により、モータ電流の立
ち上がりの比率が変わり、第3図に図示されているよう
に回路に限流値IMをはるかに越す電流が流れてしま
い、この電流がFETの定格値を越え、FETが破壊するとい
う課題があった。
合、モータの逆起電力等の影響により、モータ電流の立
ち上がりの比率が変わり、第3図に図示されているよう
に回路に限流値IMをはるかに越す電流が流れてしま
い、この電流がFETの定格値を越え、FETが破壊するとい
う課題があった。
(課題を解決する手段) 本発明の電動式パワーステアリング装置の過電流保護
方法(以下本発明という。)は、電動式パワーステアリ
ング装置のモータに供給する電流の向きと量を制御する
ためにブリョジ接続した電界効果型トランジスタの上段
には、該電界効果型トランジスタの定格に合わせた限流
値を設定した第2限流値設定回路を、電界効果型トラン
ジスタの下段には、上記第2限流値設定回路で設定され
た限流値よりも小さく、上記電動式パワーステアリング
装置に要求される最大操作操作力にモータ電流を制限す
るための限流値が設定された第1限流値設定回路を接続
し、上記第2限流値設定回路で設定された限流値を上回
る時に上段の電界効果型トランジスタのいずれか一方を
オフし、モータ電流がバッテリへ回生を行うようにし
て、モータ電流を急激に減少させ、上述の課題を解決せ
んとしたものである。
方法(以下本発明という。)は、電動式パワーステアリ
ング装置のモータに供給する電流の向きと量を制御する
ためにブリョジ接続した電界効果型トランジスタの上段
には、該電界効果型トランジスタの定格に合わせた限流
値を設定した第2限流値設定回路を、電界効果型トラン
ジスタの下段には、上記第2限流値設定回路で設定され
た限流値よりも小さく、上記電動式パワーステアリング
装置に要求される最大操作操作力にモータ電流を制限す
るための限流値が設定された第1限流値設定回路を接続
し、上記第2限流値設定回路で設定された限流値を上回
る時に上段の電界効果型トランジスタのいずれか一方を
オフし、モータ電流がバッテリへ回生を行うようにし
て、モータ電流を急激に減少させ、上述の課題を解決せ
んとしたものである。
(実施例) 本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、第1図
において、1はバッテリ、2は電流検出器、3a,3b,3c,3
dはモータ電流の向きと量を制御するためにブリッジ状
に配置されたFET、4a,4b,4c,4dはFET内の内部逆ダイオ
ード、5はモータ、6は上記FETを制御する制御回路
で、IMOという限流値を設定した第1限流値設定回路6a
で下段のFETを制御し、ITOという限流値を設定した第2
限流値設定回路6bで上段のFETを制御する回路構成とし
ている。下段のFETだけOFFした場合、モータ電流はフラ
イホイールを行ない徐々に減少する。
において、1はバッテリ、2は電流検出器、3a,3b,3c,3
dはモータ電流の向きと量を制御するためにブリッジ状
に配置されたFET、4a,4b,4c,4dはFET内の内部逆ダイオ
ード、5はモータ、6は上記FETを制御する制御回路
で、IMOという限流値を設定した第1限流値設定回路6a
で下段のFETを制御し、ITOという限流値を設定した第2
限流値設定回路6bで上段のFETを制御する回路構成とし
ている。下段のFETだけOFFした場合、モータ電流はフラ
イホイールを行ない徐々に減少する。
つまりフライホイールによるモータ電流の減少の割合
に対し、遅れ時間Aにおけるモータ電流の立ち上がりの
割合が大きくなると電流は無制限に増加してしまう。そ
れを防止する方法としては、遅れ時間Aを短くする場
合と、減少の割合を大きくする場合とがあるが、本発
明では後者のの減少の割合を大きくしようとしたもの
である。つまり限流値指令IMO以外に素子の定格に合わ
せた限流値指令ITOをもう一つ設定し、(ただしITO>
IMOとする。)電流フィードバック値がその設定値を上
回った時に上段のFET(ここでは3a)をOFFし、モータ電
流が第2図に示すようにバッテリへ回生を行なうように
する。バッテリへ回生することによりモータ電流は急激
に減少し、第5図に示すよう第2の限流値ITO以内にお
さえることができる。
に対し、遅れ時間Aにおけるモータ電流の立ち上がりの
割合が大きくなると電流は無制限に増加してしまう。そ
れを防止する方法としては、遅れ時間Aを短くする場
合と、減少の割合を大きくする場合とがあるが、本発
明では後者のの減少の割合を大きくしようとしたもの
である。つまり限流値指令IMO以外に素子の定格に合わ
せた限流値指令ITOをもう一つ設定し、(ただしITO>
IMOとする。)電流フィードバック値がその設定値を上
回った時に上段のFET(ここでは3a)をOFFし、モータ電
流が第2図に示すようにバッテリへ回生を行なうように
する。バッテリへ回生することによりモータ電流は急激
に減少し、第5図に示すよう第2の限流値ITO以内にお
さえることができる。
(効果) 本発明は上述のように、ブリッジ構成されたFETを上
段,下段のそれぞれを異なる2つの限流値にてチョッパ
制御する方法により、ハンドルを急に反転させた場合で
あってもモータ電流をFETの定格値以内にすることがで
きるため、FETの破壊を防止、ひいてはステアリング系
の暴走を防止することができるという利点がある。
段,下段のそれぞれを異なる2つの限流値にてチョッパ
制御する方法により、ハンドルを急に反転させた場合で
あってもモータ電流をFETの定格値以内にすることがで
きるため、FETの破壊を防止、ひいてはステアリング系
の暴走を防止することができるという利点がある。
第1図は本発明による回路図を示し、第2図、第3図は
回生状態の説明図、第3図,第4図は指令と電流波形の
様子を示している。 1……バッテリ 2……電流検出器 3a,3b,3c,3d……FET 4a,4b,4c,4d……FET内部逆ダイオード 5……モータ 6……制御回路
回生状態の説明図、第3図,第4図は指令と電流波形の
様子を示している。 1……バッテリ 2……電流検出器 3a,3b,3c,3d……FET 4a,4b,4c,4d……FET内部逆ダイオード 5……モータ 6……制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】電動式パワーステアリング装置のモータに
供給する電流の向きと量を制御するためにブリョジ接続
した電界効果型トランジスタの上段には、該電界効果型
トランジスタの定格に合わせた限流値を設定した第2限
流値設定回路を、電界効果型トランジスタの下段には、
上記第2限流値設定回路で設定された限流値よりも小さ
く、上記電動式パワーステアリング装置に要求される最
大操作操作力にモータ電流を制限するための限流値が設
定された第1限流値設定回路を接続し、上記第2限流値
設定回路で設定された限流値を上回る時に上段の電界効
果型トランジスタのいずれか一方をオフし、モータ電流
がバッテリへ回生を行うようにして、モータ電流を急激
に減少させることを特徴とする電動式パワーステアリン
グ装置の過電流保護方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31434988A JP2597170B2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | 電動式パワーステアリング装置の過電流保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31434988A JP2597170B2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | 電動式パワーステアリング装置の過電流保護方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02158455A JPH02158455A (ja) | 1990-06-18 |
JP2597170B2 true JP2597170B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=18052257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31434988A Expired - Fee Related JP2597170B2 (ja) | 1988-12-13 | 1988-12-13 | 電動式パワーステアリング装置の過電流保護方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597170B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3190946B2 (ja) * | 1995-06-06 | 2001-07-23 | 三菱電機株式会社 | モータ制御装置 |
JP3518944B2 (ja) * | 1996-04-11 | 2004-04-12 | 三菱電機株式会社 | モータ駆動装置 |
JP2012115031A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Toyota Motor Corp | 車両電源システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6387368A (ja) * | 1986-10-01 | 1988-04-18 | Hitachi Ltd | 電動式パワ−ステアリング装置 |
-
1988
- 1988-12-13 JP JP31434988A patent/JP2597170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02158455A (ja) | 1990-06-18 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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