JPH09121553A - インバータ駆動装置 - Google Patents

インバータ駆動装置

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JPH09121553A
JPH09121553A JP7278822A JP27882295A JPH09121553A JP H09121553 A JPH09121553 A JP H09121553A JP 7278822 A JP7278822 A JP 7278822A JP 27882295 A JP27882295 A JP 27882295A JP H09121553 A JPH09121553 A JP H09121553A
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transistor
overcurrent
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inverter
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Masanori Ogawa
正則 小川
Takahito Uejima
敬人 上島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、インバータ装置の保護システムに
関するものであり、特に、インバータ装置の動作を安定
化することを目的とするものである。 【解決手段】 複数のトランジスタ1ごとに独立具備し
た過電流検出機能2と保護機能3から構成されるインバ
ータシステムにおいて、フローティング電位である上ア
ーム回路の電流検出時定数を、下アームトランジスタ電
流検出回路より大きく設定したインバータ駆動システム
を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータエアコ
ン、汎用モーターなどに用いられるインバータ装置に関
するものであり、特にインバータ装置の保護システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のインバータ装置について
図面を用いて説明する。
【0003】その構成は、図1および図2において示す
ように構成されており、1はモーターなど負荷装置を駆
動するトランジスタであり、BJT、FET、IGBT
など種々の素子が用いられているが、特徴としては、メ
イン電流に比例したセンス電流が流れるセンス電流端子
を具備しており、電流センス抵抗2に電流を流すことが
できるものである。3はトランジスタ1を駆動する駆動
回路(ドライブ回路)である。トランジスタ1の特性に
合わせて種々の回路方式が提案されているが、本発明で
は特に説明しない。また、4はトランジスタ1に流れる
電流値が過電流状態にあることを検出する電圧比較器で
ある。5は、電圧比較器4の出力を受けて一定の時間幅
だけの信号を作り出すタイマー回路である。このタイマ
ー回路5の出力信号は、本来のトランジスタ1をオン
オフする信号の入力端子6からの信号(PWM駆動信号
など)を制御するスイッチ回路7を制御するように接続
されている。
【0004】このため、過電流検出状態にない場合に
は、入力端子6からの信号がそのまま駆動回路3を介し
て、トランジスタ1をPWM駆動している。しかしなが
ら、モーター負荷のロック、過負荷などの異常状態にな
り、トランジスタ1のドライブ電流が増加し、過電流状
態となった場合には、センス抵抗2の検出電圧が上昇
し、電圧比較器4の設定電圧を超え、タイマー回路5を
動作させ、一定の時間だけ、スイッチ回路7を遮断さ
せ、入力端子6からの信号をドライブ回路へ伝達するこ
とを停止する。これにより、過電流時に一定の時間だけ
出力トランジスタを遮断保護していた。また、保護動作
からの復帰は、トランジスタ1が電流を遮断し、過電流
状態を解消しているので、タイマー回路5の設定された
時間後に入力端子6に信号が入力されると復帰するもの
である。すなわち、タイマー回路5は、動作時にも、復
帰時にも時間遅れを作り出すタイマー回路構成となって
いる。
【0005】さらに、タイマー回路5の出力と同期し
て、保護出力端子8からトランジスタ保護動作時に信号
を出力し、インバータの制御コンピュータ(図示せず)
に対して、保護動作していることを知らしめている。
【0006】なお、図1では、トランジスタ1を1個使
用した回路での説明であったが、三相インバータでは、
図2のように6個組み合わせて使用されるのが一般的で
ある。また、単相インバータでは、4個組み合わせて使
用されるのが一般的である。(図示せず)。
【0007】なお、これら、パワーモジュール(IPM
/パワーハイブリットIC)の動向および従来技術動向
については、たとえば、『平成4年電気学会全国大会
講演論文集 4』(平成4年3月)など詳しく記載され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、下アームの電位と比較して、上アームの
各電位はフローティング電位であるために、回路の動作
の安定性を比較すると、上アームの方がはるかに、不安
定の要因をもっていることになる。特に、外来ノイズに
よる影響、あるいはインバータアームの下アームのスイ
ッチング(dv/dt)により、下アームの電流検出回
路に比べて、上アームの電流検出回路は常に不安定な要
因をもっていることになる。
【0009】これにより、図5のような三相インバータ
装置においては、外来ノイズなどにより、上アームは過
電流を誤検出し、不正規な自己保護動作を行った結果、
トランジスタをoffするために、欠相運転を行ってし
まい、その結果モーターの回転がアンバランスとなり易
いといった課題を有していた。
【0010】本発明は、上記従来例の課題を解決するも
ので、インバータ装置の保護動作の信頼性を高めて、不
用な電流保護動作を防止し、なめらかなモーターの回転
を実現することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、インバータを構成する複数のトランジスタ
ごとに独立具備した過電流検出機能と過電流検出時にそ
れぞれのトランジスタのみを独立的に遮断保護する駆動
機能から構成されるインバータシステムにおいて、上ア
ームトランジスタにおける過電流検出回路の電流検出時
定数を、下アームトランジスタにおける過電流検出回路
の電流検出時定数より大きく設定し、構成したものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、インバータを構成する
複数のトランジスタごとに独立具備した過電流検出機能
と過電流検出時にそれぞれのトランジスタのみを独立的
に遮断保護する駆動機能から構成されるインバータシス
テムにおいて、上アームトランジスタにおける過電流検
出回路の電流検出時定数を、下アームトランジスタにお
ける過電流検出回路の電流検出時定数より大きく設定
し、構成したことにより、フローティング電位状態にて
駆動されるインバータ上アームが、何らかの短時間の急
峻な外来ノイズもしくは、下アームのスイッチングによ
る急峻なdv/dtにより、過電流保護回路が誤動作す
ることを防止することができるものである。
【0013】一般的に、パワートランジスタにおける過
電流保護は、トランジスタ固有のASO(安全動作範
囲)内での駆動条件を保証するために、然るべき時間と
電流値により、設定されるべきものであり、また、その
目的とするところから、本来は可能な限り、俊敏な回路
応答を要求されるものである。ところが、前記のよう
に、インバータアームを構成すると、そのフローティン
グ電位のために、上アームと下アームを比較すると、上
アームの方が電流検出回路に対する安定性が悪くなる。
【0014】
【実施例】以下本発明の、一実施例におけるインバータ
装置について図面とともに説明する。
【0015】図1は、本実施例のインバータ装置の内、
上アームの構成を示す構成図である。また、図2は、そ
の内、1アーム分の構成のみを詳細に説明したものであ
る。同図において、1はモータなどを駆動するトランジ
スタであり、BJT、FET、IGBTなど種々の素子
が用いられているが、特徴としては、メイン電流に比例
したセンス電流が流れるセンス電流素子を具備してお
り、電流センス抵抗2に電流を流すことができるもので
ある。3はトランジスタ1を駆動する駆動回路(ドライ
ブ回路)である。トランジスタ1の特性に合わせて種々
の回路方式が提案されているが、本発明では特に説明し
ない。また、4はトランジスタ1に流れる電流値が過電
流状態にあることを検出する電圧比較器である。タイマ
ー回路5の出力信号は、トランジスタ1のオン オフ信
号の入力端子6からの信号(PWM駆動信号)を、スイ
ッチ回路7を介して制御している。
【0016】このため、過電流検出状態にない場合に
は、入力端子6からの信号がそのまま駆動回路3を介し
て、トランジスタ1をPWM駆動している。しかしなが
ら、モーター負荷のロック、過電流などの異常状態にな
り、トランジスタ1の電流が増加し、過電流状態となっ
た場合には、センス抵抗2の検出電圧が上昇し、電圧比
較器4の設定電圧を超えた時には、スイッチ回路7を動
作させ、入力端子6からの信号をドライブ回路3に伝達
することを停止する。これにより、過電流時に出力トラ
ンジスタ1を遮断保護する。また、保護動作からの復帰
は、タイマー回路5が設定された時定数後に復帰するも
のである。
【0017】上アームと下アームにおける過電流動作の
検出時間に差を設ける方法としては、タイマー回路のC
R時定数を変更することにより、上アームと下アームと
で、電流検出回路の動作時間差を実現している。すなわ
ち、上アームのタイマー回路5の動作時間を設定する時
定数を下アームのそれよりも長く設定している。なお、
復帰タイマー回路5における復帰時時定数は、同じ時定
数の設定としている。
【0018】なお、三相インバータでは、図2の構成を
上アーム3個と下アーム3個とを、図1のように6個組
み合わせている。
【0019】なお、本構成では、三相インバータだけで
なく、同様の構成をもつ、単相インバータ装置や多相イ
ンバータシステムにおいても同様に実現できるものであ
る。
【0020】また、過電流検出機能として、マルチエミ
ッタ構成のトランジスタと検出抵抗を用いたが、シヤン
ト抵抗などの他の方法を用いてもよい。さらに、保護の
機能説明として、電流過電流について説明したが、短絡
電流など保護すべき障害、外来のノイズなどからの障害
についても、同様の機能を実現できるものである。
【0021】
【発明の効果】本発明は、上記説明から明らかなよう
に、インバータを構成する複数のトランジスタごとに独
立具備した過電流検出機能と過電流検出時にそれぞれの
トランジスタのみを独立的に遮断保護する駆動機能から
構成されるインバータシステムにおいて、フローティン
グ電位における上アームトランジスタにおける過電流検
出回路の電流検出時定数を、下アームトランジスタにお
ける過電流検出回路の電流検出時定数より大きく設定し
たことにより、外来ノイズに対する耐量を向上するとと
もに、トランジスタのスイッチングdv/dtに対する
誤動作マージンを高めることができ、安定した動作のイ
ンバータ駆動システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるインバータ装置の構
成ブロック図
【図2】本発明の一実施例におけるインバータ装置のア
ームのブロック図
【符号の説明】
1 トランジスタ 2 (電流検出用)抵抗 3 ドライブ回路 4 (電流用)電圧比較器 6 (PWM)信号入力 7 (制御端子付き)スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インバータを構成する複数のトランジスタ
    ごとに独立具備した過電流検出機能と、過電流検出時に
    それぞれのトランジスタのみを独立的に遮断保護する駆
    動機能から構成されるインバータシステムにおいて、上
    アームトランジスタにおける過電流検出回路の電流検出
    時定数を、下アームトランジスタにおける過電流検出回
    路の電流検出時定数より大きくしたことを特徴とするイ
    ンバータ駆動装置。
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