JP2596659B2 - 閉断面バンパーレインフォースメントの構造 - Google Patents

閉断面バンパーレインフォースメントの構造

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JP2596659B2
JP2596659B2 JP3261605A JP26160591A JP2596659B2 JP 2596659 B2 JP2596659 B2 JP 2596659B2 JP 3261605 A JP3261605 A JP 3261605A JP 26160591 A JP26160591 A JP 26160591A JP 2596659 B2 JP2596659 B2 JP 2596659B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型スライド成形方法
により合成樹脂製の二部品を相互に接合してなる閉断面
バンパーレインフォースメントの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平2−26704
7号公報に開示されているような構造のバンパーが車両
に組付けられている。そのバンパーは、図8に示すよう
に、表皮部材51と、強度部材であるバンパーレインフ
ォースメント52との間に発泡材53を介在させて構成
されている。上記バンパーレインフォースメント52
は、車両本体から延びるステー54に取付けられるイン
ナー部材55と、これに車両の前後方向に対向させて周
縁が接合された断面コ字状のアウター部材56とで閉断
面構造に形成されている。
【0003】上記のバンパーレインフォースメント52
は硬質の合成樹脂から成り、インナー部材55とアウタ
ー部材56とをそれぞれ作製した後、周縁を接着すると
いう工程を経て作製されるが、この場合には、インナー
部材55用とアウター部材56用との別の製造装置が必
要となり、さらに、接着のための装置への搬送操作等も
必要となって、充分な生産性は得られない。
【0004】一方、上記のような閉断面構造の合成樹脂
製品の生産性を向上し得る製造法として、例えば特公平
2−38377号公報に、金型スライド成形方法(ダイ
・スライド・インジェクション法、以下、DSI法とい
う)が提案されている。その製造装置には、図9に示す
ように、固定型61と、シリンダ62により上下動され
るスライド型63と、このスライド型63に対して接離
方向に移動される可動型64とが設けられている。スラ
イド型63のほぼ中央部には、固定型61に形成されて
いる主スプルー65に連通する一次射出用スプルー66
が形成され、そして、スライド型63と可動型64との
合わせ面における一次射出用スプルー66を挟んで上下
の位置に、最終成形体を二分割した形状にそれぞれ対応
するキャビティ67・68が設けられている。また、ス
ライド型63における下部側に接合用スプルー69が設
けられている。
【0005】そして、図9に示す一次射出型締め状態
で、射出成形機から主スプルー65へと溶融状態の樹脂
が注入されると、この樹脂は、図10に示すように、一
次射出用スプルー66から、ランナー70・ゲート71
・71を経て、両キャビティ67・68に同時に充填さ
れる。この樹脂が固化することによって、両キャビティ
67・68内で分割形状の半製品72・72が形成され
る。
【0006】その後、図11に示すように、可動型64
をスライド型63から離間させる型開きが行われると共
に、一次射出用スプルー66内等で固化した樹脂73が
除去される。次いで、図12(a)に示すように、スラ
イド型63を上方にスライドした後、可動型64を移動
して型締めされる。このとき、両半製品72・72が相
互に突合うように位置すると共に、主スプルー65には
前記接合用スプルー69が連通する。そして、この二次
射出型締め状態において、半製品72・72の突き合わ
せ面の外周側に、接合樹脂充填空間74が形成されるよ
うに、前記キャビティ67・68の形状が設定されてい
る。したがって、その後、図12(b)に示すように、
再度主スプルー65を通して溶融樹脂を注入すると、こ
の樹脂は、接合用スプルー69およびランナー70を通
して上記接合樹脂充填空間74に充填される。この注入
樹脂が固化することにより、両半製品72・72は、そ
の外周側で相互に溶着され、図13に示すように、閉断
面構造の樹脂成形品が得られる。
【0007】上記のようなDSI法による製造方法は、
一次射出成形時のキャビティ67・68が前記インナー
部材55とアウター部材56との形状に対応する成形金
型を設けることにより、バンパーレインフォースメント
52の製造にも適用することが可能であり、これによっ
て、効率の良い生産を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにバンパーレインフォースメントの製造をDSI法
で行うことによって効率的な生産を行い得るものの、従
来のバンパーレインフォースメントの構造では、必ずし
も充分に満足し得る強度が得られないという問題を生じ
ている。このため、前記の図8に示されているように、
例えば、インナー部材55の内面に沿わせて金属性の補
強板57を配設する等の構造にする必要を生じており、
この場合には、充分なコストダウンや軽量化を図れない
という問題を招来している。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、DSI成形方法により製
造することを前提として高生産性を維持しつつ、さら
に、強度の向上や、軽量化、コストダウンをなし得る閉
断面バンパーレインフォースメントの構造を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の閉断面バンパー
レインフォースメントの構造は、上記の目的を達成する
ため、車両への組付時における前後方向に型割りされ、
少なくとも一方がコ字状断面を有するインナー部材とア
ウター部材とを金型スライド成形方法により相互に接合
して成ると共に、バンパー表面を成す表皮部材が衝撃吸
収部材を介して被着される閉断面バンパーレインフォー
スメントの構造であって、インナー部材とアウター部材
とのいずれか一方の部材に、閉断面内を型開き方向に延
びると共に他方の部材の近傍に至る板状のリブが設けら
れ、かつ、他方の部材に、上記リブの先端部と係合して
この先端部側の振れを抑止する抑止部が設けられている
ことを特徴としている。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、閉断面内の板状のリブは
型開き方向に延びる形状で設けられているので、このよ
うな構造においても金型スライド成形方法により製造す
ることが可能であり、したがって、高生産性が維持され
る。そして、上記のように強度向上のためのリブが設け
られていることによって、従来のように金属板を添設し
て補強する必要がなくなり、このため、軽量化と共にコ
ストダウンを図ることができる。しかも、上記のリブ
は、車両の前後方向、すなわち、衝突荷重方向に平行に
設けられ、また、先端部の振れが抑止部で規制される構
成となっているので、衝突時におけるバンパーレインフ
ォースメントの前後方向の変形に対し、上記リブの先端
側が衝突方向から逃げて傾斜変形するということがな
く、衝突方向の荷重を効果的に吸収する状態が維持され
る。これによって、さらに強度が向上したものとするこ
とができる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図6に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0013】図1に示すように、本実施例に係るバンパ
ーレインフォースメント1は、車両の前後方向(図にお
いて左右方向)に相対向して相互に接合されたアウター
部材2とインナー部材3とから構成されている。これら
両部材2・3は、それぞれ硬質の合成樹脂から成ってい
る。車体側(図において右側)に位置するインナー部材
3は略平板状に形成され、車体から延びるステー(図示
せず)にほぼ垂直な取付状態で固定される。アウター部
材2は、その外周断面形状が略コ字状に形成され、上部
と下部との車体側に延びる水平外壁面2a・2bの各先
端部がインナー部材3の上下端にそれぞれ接合されてい
る。このように、アウター部材2とインナー部材3とを
閉断面形状をなすように相互に接合することにより構成
されたバンパーレインフォースメント1の前面側に、発
泡樹脂等より成る衝撃吸収部材4を介して、比較的軟質
の合成樹脂より成る表皮部材5を被着することでバンパ
ー6が構成される。
【0014】上記バンパーレインフォースメント1の内
部には、それぞれ平板状の水平リブ7・7と垂直リブ8
…とがアウター部材2に設けられている。水平リブ7・
7は、本実施例においては、内部空間を高さ方向にほぼ
3等分する位置で、アウター部材2における垂直な外壁
面2cからの突設構造で設けられ、その先端部はインナ
ー部材3の内面近傍に達すると共に、図4に示すよう
に、ほぼ全幅にわたる形状で設けられている。
【0015】垂直リブ8…は、図3に示すように、幅方
向に適度の間隔を置いて複数設けられ、図1に示すよう
に、アウター部材2における垂直外壁面2cからインナ
ー部材3に向かう中途位置までの範囲内で、アウター部
材2の上下水平外壁面2a・2bおよび水平リブ7・7
間にわたって設けられている。
【0016】一方、インナー部材3の内面には、上記水
平リブ7・7に対応する高さ位置に、凹入溝を有する振
れ抑止部9・9がそれぞれ設けられている。これら振れ
抑止部9・9は、アウター部材2側へと突出する短寸の
突片部を上記凹入溝を挟んで上下の位置に対にして設け
ることでそれぞれ構成されている。そして、振れ抑止部
9・9における各凹入溝に、アウター部材2における垂
直外壁面2cからインナー部材3側へと延びる前記水平
リブ7・7の各先端部が嵌入し、これにより、水平リブ
7・7の各先端部側の振れが規制されるようになってい
る。
【0017】なお、図2には、インナー部材3の端部側
におけるアウター部材2との接合領域の断面構造を示し
ている。両部材2・3には、前後方向に互いに向き合う
断面コ字状のアウター側接合部11・インナー側接合部
12がそれぞれ設けられている。アウター側接合部11
は、互いに平行な外側突片11aと内側突片11bとの
二股形状となされて、これら突片11a・11b間にア
ウター側凹入溝11cが形成されている。また、インナ
ー側接合部12には、上記突片11a・11bと平行
に、外側突片12aと内側突片12bとが突設され、こ
れら突片12a・12b間にインナー側凹入溝12cが
形成されている。
【0018】上記のような接合部11・12を各々有す
るアウター部材2とインナー部材3とは、アウター側接
合部11の内側突片11bがインナー側凹入溝12cに
嵌入すると共に、インナー側接合部12の外側突片12
aがアウター側凹入溝11c内に位置した咬合状態で互
いに組付けられている。そして、アウター側凹入溝11
c内には、この内部に位置するおけるインナー側接合部
12の外側突片12aとアウター側接合部11の外側突
片11aとの間に、接合樹脂充填空間13としての空間
部が生じるようになっており、この接合樹脂充填空間1
3に、後述するように、溶融樹脂を注入し、これを固化
させることによって、上記接合部11・12が相互に接
合されている。
【0019】上記構造のバンパーレインフォースメント
1は、前述したDSI法によって製造される。この場
合、図5に示すように、固定型21と、この固定型21
に対して接離方向(図において左右方向)に移動自在な
可動型22との間に、上下動されるスライド型23が前
記同様に設けられる。スライド型23のほぼ中央部に
は、このスライド型23が図のようにスライド前の一次
射出時の状態において、固定型21に形成されている主
スプルー24に連通する一次射出用スプルー25が形成
されている。そして、スライド型23における可動型2
2との合わせ面には、一次射出用スプルー25の上側
に、前記アウター部材2内における水平リブ7・7およ
び垂直リブ8…間の空間形状に対応する雄型部26が設
けられている。
【0020】一方、可動型22には、上記雄型部26を
囲う凹部形状の雌型部27が設けられ、この雌型部27
と上記雄型部26との間に、前記アウター部材2に対応
する空間形状のアウター部材用キャビティー28が形成
されている。また、一次射出用スプルー25の下側にお
けるスライド型23と可動型22との合わせ面に沿っ
て、前記インナー部材3に対応する空間形状のインナー
部材用キャビティー29が形成され、さらに、スライド
型23には、上記インナー部材用キャビティー29より
も下側の部位に接合用スプルー30が設けられている。
【0021】上記のような一次射出時の状態で、図示し
ない射出成形機のノズル31から主スプルー24へと溶
融状態の樹脂が注入されると、この樹脂は、一次射出用
スプルー25から、可動型22とスライド型23との合
わせ面に沿うランナー32・このランナー32の上下に
それぞれ設けられているゲート33・34を経て、アウ
ター部材用キャビティー28とインナー部材用キャビテ
ィー29とに充填され、固化することによって、それぞ
れ前記アウター部材2とインナー部材3とが同時に形成
される。
【0022】次いで、可動型22をスライド型23から
離間させる型開きが行われる。このとき、アウター部材
2は可動型22側に、また、インナー部材3はスライド
型23側に残るようになっている。なお、一次射出に供
されたスプルー・ランナー・ゲートでの固化樹脂は製品
から切除され、型外に捨てられる。そして、型開きの状
態で、スライド型23の上昇操作が行われ、その後、可
動型22をこれがスライド型23に接する方向に移動し
て型締めされる。
【0023】このとき、図6に示すように、アウター部
材2とインナー部材3とのアウター側接合部11とイン
ナー側接合部12とが全周にわたって前記した咬合状態
となって重なる一方、固定型21の主スプルー24にス
ライド型23の接合用スプルー30が連通し、そして、
この接合用スプルー30の先端に形成されているランナ
ー35の端部に、上記アウター部材2とインナー部材3
との接合領域における前記接合樹脂充填空間13が連通
するようになっている。
【0024】そこで、再度、主スプルー24を通して溶
融樹脂を注入する操作が行われ、この結果、上記接合樹
脂充填空間13に溶融樹脂が充填される。そして、この
溶融樹脂が固化することによって、アウター側接合部1
1とインナー側接合部12とが全周にわたって相互に接
合され、閉断面形状のバンパーレインフォースメント1
が作製される。
【0025】以上のように、上記構造のバンパーレイン
フォースメント1は、DSI法による射出成形によって
高い生産性を維持して製作することが可能である。ま
た、内部には、車両の前後方向、すなわち、衝突荷重方
向に平行に水平リブ7・垂直リブ8が設けられているの
で、変形に対する強度が高く、これにより、前記した従
来のバンパーレインフォースメントのように金属性の補
強板等を添設する必要がなくなり、この結果、より軽量
化することが可能であると共に、コストダウンを図るこ
とができる。
【0026】さらに上記の構造では、特にアウター部材
2の垂直外壁面2cからインナー部材3側に向かって延
びる水平リブ7に対し、その先端部の振れがインナー部
材3に設けた振れ抑止部9で規制される構成となってい
る。これにより、衝突時におけるバンパーレインフォー
スメント1の前後方向の変形に対しても、上記水平リブ
7の先端側が衝突方向から逃げて傾斜変形するというこ
とがなく、衝突方向の荷重を最も効果的に吸収する状態
が維持される。これによって、さらに剛性が高くなり、
エネルギ吸収性が向上する。
【0027】また、上記実施例の構造においては、水平
リブ7と垂直リブ8とを断面コ字状のアウター部材2側
に設けている。この場合、垂直リブ8の上下端に、アウ
ター部材2の上下の水平外壁面2a・2bが位置してい
ることから、これらの水平外壁面2a・2bに垂直リブ
8の上下端を一体的に連結した構成としている。したが
って、垂直リブ8は垂直外壁面2cと共に上下の水平外
壁面2a・2bの三方の面への連結構造となり、これに
よって、強度や剛性が向上する。また、水平リブ7に対
する振れ抑止部9のように振れを規制する抑止片は、上
記のように三方で外周壁面に連結された垂直リブ8に対
しては必ずしも設ける必要がないので、構造が簡単にな
り、これによって、より軽量化し得ると共に金型製作も
容易となる。
【0028】なお、上記実施例においては、水平リブ7
および垂直リブ8をアウター部材2側に設けた例を挙げ
て説明した。この場合、DSI法による一次射出成形後
の型開き時には、成形されたアウター部材2を可動型2
2の雌型部27側に残す必要があるが、スライド型23
の雄型部26が水平リブ7と垂直リブ8との格子状の空
間を埋めるような複雑な形状となっているために、この
雄型部26側の方に残り易い。このため、例えばスライ
ド型23にノックアウトピンをさらに設ける等の構成が
必要となる。そこで、例えば図7に示すように、インナ
ー部材3側から、アウター部材2の垂直外壁面2c側に
延びる形状で、水平リブ7および垂直リブ8を設けると
共に、振れ抑止部9を上記垂直外壁面2cに設ける構成
とすることも可能である。なお、この構成においては、
アウター部材2の上下の水平外壁面2a・2bから抑止
片36・36を突設し、これら抑止片36・36の溝に
垂直リブ8の上下の端部をそれぞれ嵌入させた構造とす
ることによって、垂直リブ8の上下端の振れを規制する
ようになっている。
【0029】また、上記実施例においては、バンパーレ
インフォースメント1内に、水平リブ7と垂直リブ8と
の双方を設けたが、いずれか一方のみを設ける構成や、
さらに、前後方向に延びる板状であれば、幅方向に対し
て傾斜させて設ける等のその他の構成とすることが可能
である。
【0030】
【発明の効果】本発明の閉断面バンパーレインフォース
メントの構造は、以上のように、インナー部材とアウタ
ー部材とのいずれか一方の部材に、閉断面内を型開き方
向に延びると共に他方の部材の近傍に至る板状のリブが
設けられ、かつ、他方の部材に、上記リブの先端部と係
合してこの先端部側の振れを抑止する抑止部が設けられ
ている構成である。
【0031】これにより、金型スライド成形方法により
製造することが可能で、高生産性が維持されると共に、
内部に強度向上のためのリブが設けられていることによ
って、従来のように金属板等を添設して補強する必要が
なくなり、このため、軽量化と共にコストダウンを図る
ことができる。しかも、上記のリブは、車両の前後方
向、すなわち、衝突荷重方向に平行に設けられ、また、
先端部の振れが抑止部で規制された構成となっているの
で、衝突時におけるバンパーレインフォースメントの前
後方向の変形に対し、上記リブの先端側が衝突方向から
逃げて傾斜変形するということがなく、衝突方向の荷重
を効果的に吸収する状態が維持される。これにより、さ
らに強度を向上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるバンパーレインフォ
ースメントの断面図である。
【図2】上記バンパーレインフォースメントにおけるア
ウター部材とインナー部材との接合領域の拡大断面図で
ある。
【図3】上記バンパーレインフォースメントの平面図で
ある。
【図4】上記バンパーレインフォースメントの正面図で
ある。
【図5】上記バンパーレインフォースメントをDSI成
形方法により成形するときの成形金型の断面模式図であ
る。
【図6】上記DSI成形方法による成形過程での二次射
出成形時を示す成形金型の断面模式図である。
【図7】本発明の他の実施例におけるバンパーレインフ
ォースメントの断面図である。
【図8】従来のバンパーレインフォースメントを示す断
面図である。
【図9】DSI成形方法を採用した成形装置の構成を示
す断面模式図である。
【図10】上記成形装置での一次射出成形工程を示す要
部断面図である。
【図11】上記成形装置での一次射出成形後の型開き工
程を示す要部断面図である。
【図12】上記成形装置での成形過程を示すものであっ
て、同図(a)は二次射出成形のための型締めを行った
状態を示す要部断面図、同図(b)は二次射出成形工程
を示す要部断面図である。
【図13】上記成形装置での成形で得られる樹脂製品の
断面図である。
【符号の説明】
1 バンパーレインフォースメント 2 アウター部材 3 インナー部材 7 水平リブ 8 垂直リブ 9 振れ抑止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−299947(JP,A) 実開 平4−107148(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両への組付時における前後方向に型割り
    され、少なくとも一方がコ字状断面を有するインナー部
    材とアウター部材とを金型スライド成形方法により相互
    に接合して成ると共に、バンパー表面を成す表皮部材が
    衝撃吸収部材を介して被着される閉断面バンパーレイン
    フォースメントの構造であって、 インナー部材とアウター部材とのいずれか一方の部材
    に、閉断面内を型開き方向に延びると共に他方の部材の
    近傍に至る板状のリブが設けられ、かつ、他方の部材
    に、上記リブの先端部と係合してこの先端部側の振れを
    抑止する抑止部が設けられていることを特徴とする閉断
    面バンパーレインフォースメントの構造。
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