JP2596591B2 - 遠心分離機の操作方法 - Google Patents

遠心分離機の操作方法

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JP2596591B2 JP63155091A JP15509188A JP2596591B2 JP 2596591 B2 JP2596591 B2 JP 2596591B2 JP 63155091 A JP63155091 A JP 63155091A JP 15509188 A JP15509188 A JP 15509188A JP 2596591 B2 JP2596591 B2 JP 2596591B2
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パルマー アンドレ
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アルフア‐ラヴアル マリン アンド パワー エンジニアリング アーベー
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B1/00Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles
    • B04B1/10Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles with discharging outlets in the plane of the maximum diameter of the bowl
    • B04B1/14Centrifuges with rotary bowls provided with solid jackets for separating predominantly liquid mixtures with or without solid particles with discharging outlets in the plane of the maximum diameter of the bowl with periodical discharge

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遠心分離機、特に次のようなロータのある
遠心分離機の操作方法に関する。すなわちこのロータは
液体混合物のための注入口、分離された液体のための中
央排出口および分離された固体のための外囲排出口のあ
る分離室、ロータの作動中に外囲排出口を開閉するため
に配置された開放装置、外囲排出口が開放される時、前
記の分離された液体よりも重い予め決められた量の置換
液を分離室に供給するように調節された供給装置、なら
びに外囲排出口が開放される前の周期の最終段階で置換
液を供給するための供給装置を作動させるようになって
いる制御装置を有するものである。
本発明はこのような操作方法を行う遠心分離機にも関
する。
[従来の技術] 前記の種類の遠心分離機において、流入する液体混合
物は、固体の他、分離されるべき2種類の液体を含むの
で、分離室は3つの独立した排出口を有する。3つのう
ち2つは絶えず開放された各液体の排出口で、残りは断
続的に開放可能な固体の排出口である。この種の遠心分
離機は米国特許A4,343,431号に記載されている。例えば
潤滑油などが通常この種の遠心分離機によって精製され
る。
この種の遠心分離機に関する問題点は、供給された液
体混合物の温度および流量の変化の影響を受けやすいこ
とである。前記の変化が生ずる際には、分離室内の分離
された液体間に形成された界面層が半径方向内側または
外側に移動するため、分離室内の界面層の位置を正確に
測定することがむずかしい。他に問題となるのはこの種
のいわゆる重力ディスクの遠心分離機ロータを正しく選
択することである。重力ディスクの大きさが前記界面層
の望ましい半径方向のレベルを決定するからである。
さらに、重力ディスクを交換するには、遠心分離機ロ
ータを外さなければならない。また、2つの絶えず開放
した液体排出口のある遠心分離機ロータは、供給された
混合物から分離された1つの液体の量が非常に少ない
か、または全くない場合でも、分離室の大部分がその液
体で満たされなければならないという欠点がある。その
ため分離室を効果的に使用することができない。
また、初めに説明した種類の遠心分離機においては、
分離室に排出口が2つしかない場合もある。その1つは
分離された比較的軽い液体のための絶えず開放した排出
口で、もう1つは分離された比較的重い固体のための断
続的に開放可能な外囲排出口である。この種の遠心分離
機は、特にある液体を固体から分離する場合に使用され
る。
しかし、この種の遠心分離機は、供給された液体が固
体以外に異なる2種類の液体を含む場合も使用される。
そのような場合には、分離された比較的重い液体が分離
された固体とともにロータの分離室の外囲排出口から断
続的に排出される。また、通常、比較的重い液体は、供
給された混合物のほんのわずかな部分である。
供給された混合物が異なる2種類の液体を含む場合
に、中央液体排出口が1つしかない遠心分離機を使用す
る際の問題は、分離された固体を断続的に排出しなけれ
ばならない時と、分離された比較的重い液体を断続的に
排出しなければならない時とが、通常一致しないことで
ある。これは、供給された混合物中の比較的重い液体お
よび(または)固体の含有量が変わると、特に解決がむ
ずかしくなる。さらに、この種の遠心分離機において
は、分離室内の分離された液体間に形成された界面層の
半径方向の位置を正確に測定することもむずかしい。
遠心分離機に絶えず開放した液体排出口が1つあるか
2つあるかにかかわらず、いわゆる置換液は、通常、固
体のための外囲排出口が開放される前に分離室に供給さ
れなければならない。このように置換液を供給すること
により、分離室中で分離された比較的軽い液体の量が減
少するので、分離室の外囲排出口が開放される短い間に
軽い液体が外囲排出口から流出することはない。分離さ
れた液体のうち重い方が水の場合は、通常水が置換液と
して使用される。
[発明が解決しようとする課題] 分離室で分離された2つの液体間の界面層が半径方向
の位置を確実に測定する際の前記の問題により、これま
で最適量の置換液を供給することはむずかしかった。従
って分離された軽い液体のための排出口から漏れ出すこ
となく供給される置換液の量は不確実になってしまう。
本発明の目的はその問題を回避する方法を提供するこ
とで、それにより分離された比較的軽い液体のための排
出口から流出する置換液の量を制御できない危険を生ず
ることなく、初めに説明した種類の遠心分離機を使用で
きる。
[課題を解決するための手段] 本発明の目的は、初めに説明した種類の方法を次のよ
うに行なうことによって達成できる。まず、置換液の一
部を予め決められた単位時間あたりの量で供給し、その
後置換液の次の一部を単位時間あたりかなり少ない量で
供給する。置換液が存在するか否かを、ロータの中央排
出口から流出する分離された液体中で検知する。また、
分離された液体中に置換液があることが検知された際に
は、開放装置が外囲排出口を開放させる。
本方法によれば、分離室の外囲排出口を開放しようと
する場合に、いつも最適量の置換液を分離室に供給する
ことができ、分離室内にある置換液と分離された軽液と
の間の界面層の半径方向の位置を測定するために、制御
された少量の置換液を分離された軽液のための排出口か
ら流出させるだけですむ。
本発明の目的を達成するために、分離室は少なくとも
ある既知の量の分離された比較的軽い液体を含むことが
前提となるが、それはすなわち供給された混合物の分離
された軽い液体と重い成分との間の界面層が分離室中の
半径方向のあるレベルより内側に移動する時間が確実に
なくなるよう、分離操作が制御されるということであ
る。従って、本発明を利用することにより、遠心分離機
の通常の操作中、置換液の前記の初めの一部分は、分離
された軽い液体の排出口から置換液の大部分を流出させ
る危険をおかすことなく、比較的速い速度で供給され
る。置換液の初めの一部分が比較的速い速度で、すなわ
ち単位時間あたり比較的大量に供給されることにより、
分離室が置換液を含み、有効に利用できない時間が可能
な限り短縮される。その後置換液の次の一部分が相当ゆ
っくりした速度で、すなわち単位時間あたりかなり少量
供給されることにより、流出する軽い液体中に置換液が
あることが検知される前に、大量の置換液が分離された
軽い液体と混じらずにすむ。分離された軽い液体中に置
換液が検知されることによって、分離室の外囲排出口が
急速に開放したとしても、置換液の全供給過程における
単位時間あたりの供給量が多すぎるを、外囲排出口の開
放操作に関連してそのすぐ後に分離室から流出する分離
された軽い液体中の置換液の量は許容できないほど多く
なる。
好適には本発明により、予め決められた量の置換液が
バッチ法(batch−wise)で供給され、ある回分(batc
h)が供給されると、次の回分は先に供給された分が分
離された液体中で検査された後でなければ供給されな
い。すなわち、置換液と分離された軽い液体との間の界
面層が分離室中のある臨界の半径方向レベルに達した場
合、一回分の置換液が供給される時から、分離室から流
出する分離された軽い液体中に置換液が検知されるまで
一定の時間がかかるということである。従って、そのよ
うなバッチ法(batch−wise)での置換液の供給によ
り、不必要に多量の置換液がすでに分離された軽い液体
と混ざって一緒に流出することがなくなる。好適には前
記の置換液の初めの一部分は比較的多量でほぼ連続的に
供給され、その後残りが少量ずつ供給される。
本発明は、添付の図面に関して以下に説明される。第
1図は、本発明による遠心分離機の断面図および遠心分
離機の制御装置の図式的な部品を示す。第2図のaおよ
びbは、本発明によって、いわゆる置換液を供給する2
つの異なる方法を説明する。
第1図は、上部1および下部2のあるロータを含む遠
心分離機を示す。上部1と下部2はロッキングリング3
により結合される。ロータは垂直ドライブシャフト4の
上部で支持される。ロータ内には軸方向に移動可能なス
ライド5があり、図面に示すスライド5の上部位置で、
ロータの上部1の溝に配置された環状ガスケット6に接
する。スライド5は上部位置においてロータ上部1とと
もにロータ内に分離室を形成する。スライド5の下方
の、スライド5とロータの下部2の間には、ロータの作
動中、ロータの下部2の固定パイプ9、溝10、導管11か
ら閉鎖液体が注入可能な、いわゆる閉鎖室8がある。
ロータの下部2の外囲部分には、閉鎖室8からロータ
本体の外側に延びるスロットル排出管12がある。
ロータの作動中、多量の閉鎖液体が閉鎖室8に絶えず
供給されるので、閉鎖室8は液体で一杯になっている。
それによりスライド5は図示した上部位置に維持され、
分離室7を閉鎖していくつかの外囲排出口13との接続を
断つ。ロータの作動中必要に応じて閉鎖液体の供給が短
時間停止される。そうすると閉鎖室8は排出管12により
完全にまたは部分的に排液され、スライド5はそれによ
り第1図の軸方向の下方に押されるので、排出口13は短
時間または長時間開かれる。
分離される成分の液体混合物の供給のため、固定注入
パイプ14はロータの中央受け取り室15中に延びる。受け
取り室15からはいくつかの導管16が分離室7に延び、分
離室7中には多数の円錐台形の分離ディスク17が配置さ
れる。
分離室7の上部には円錐形仕切り板18が配置され、円
錐形仕上り板18はロータ上部1とともにいわゆる置換液
のためのいくつかの供給路19を形成する。円錐形仕切り
板18の中央部分には内側に向かい軸方向に間隔を置いて
配置された環状フランジ20、21がある。ロータ内の2つ
のフランジの間には中央排出室23が形成され、中央排出
室23はフランジ21の半径方向の一番内側のふちにより形
成されるオーバフロー排出口によって分離室7と連絡す
る。フランジ21より幾分長く半径方向内側に延びるフラ
ンジ20とロータの上部1の上部末端の壁24との間には置
換液の注入室25が形成される。この注入室は前記の供給
路19と連絡する。
固定注入パイプ14は周りを取り囲む固定部材26の一部
であり、置換液の注入路27およびロータ内で分離された
供給混合物の軽い成分の排出路28を形成する。注入路27
は符号29で示す部分で注入室25に開放し、排出路28は排
出室23内の符号30で示す部分から始まる。
ロータの作動中、第1図のロータのそれぞれの室内の
三角形で示すレベルに液体の自由表面が形成される。図
でわかるように、排出路28を形成する固定部材26の一部
が中央排出室23中の液体自由表面の半径方向外側のレベ
ルに延びる。
排出路28は導管31の内側に接続され、そこには検知装
置32が配置される。この検知装置32は、置換液の一部分
が分離された軽い液体とともにロータから流出する場合
にそれを検知するようになっている。軽い液体が油と置
換液としての水から成る場合、検知装置32は、ロータか
ら流出する液体の誘電率の変化を検知するようになって
いる。
検知装置32は信号線33で開放ユニット34と接続され、
開放ユニット34は外囲排出口13が開放されるようロータ
内の閉鎖室8への閉鎖液体の供給を時折中断させるよう
になっているバルブ装置36と信号線35によって接続され
ている。検知装置32は、導管31を流れる液体の誘電率が
予め決められた変化を示したのを検知するとすぐにロー
タの外囲排出口13が短時間開放されるよう、開放ユニッ
ト34を作動させるようになっている。
開放ユニット34はまた、信号線37で、ロータの外囲排
出口13が短時間開放されるように予め決められた時間的
間隔で開放ユニット34を作動させるようになっている制
御ユニット38と接続される。
制御ユニット38も信号線39で供給ユニット40と接続さ
れ、供給ユニット40は信号線41でバルブ装置42と接続さ
れる。このバルブ装置は導管43中にあり、導管43の内部
は置換液の圧力供給源および前記の注入路27と連絡す
る。制御ユニット38は置換液をロータに供給するために
供給ユニット40を断続的に作動させるようになってい
る。供給ユニット40は、毎回予め決められた時間ごと
に、開放ユニット34が前記のように制御ユニット38によ
って作動される前に作動される。供給ユニット40は、置
換液をロータに供給するのに望ましい方法でバルブ42を
作動させるよう調節可能である。本発明によれば、供給
ユニット40は、制御ユニット38により作動される場合、
初めに比較的多量の、次に比較的少量の置換液をロータ
に流入させるよう調節されなければならない。開放ユニ
ット34がロータの外囲排出口13を開放させた場合、供給
ユニット40により置換液の供給が中断されるように、信
号線44が開放ユニット34と供給ユニット40を接続する。
第1図の破線A,B,C,Dはロータ分離室7中の4つの異
なる半径方向レベルを示す。4つの半径方向レベルは遠
心分離機の以下の記述を参照すればよい。
第2図a,bは本発明の範囲で考えられるといくつかの
置換液供給方法のうちの2つを示す。
第2図aは置換液の比較的多量の部分P1が2つの時点
t1からt2までの間毎時Lリットル、例えば60/hで供給
されることを示す。その後は少量の置換液の部分P2〜P5
がt3,t4,t5,t6の時点に短い時間的間隔で供給される。P
2〜P5の部分が供給される前記の時間的間隔は例えば5
秒と非常に短いが、t2とt3との時点の間ならびに連続す
るP2〜P5の部分の間の時間は好適には幾分長く、例えば
30秒である。置換液がt2の時点と最終部分P5が供給され
た時点との間の時間に供給される平均速度は、明らかに
L/hよりかなり遅い。
第2図bは、置換液がt1とt2との時点間にL/h(第
2図aと同じ)で、またt2とt7との時点間にかなり少な
いS/hで供給されることを示す。
以下には、置換液が第2図aに示す方法で供給される
時、第1図による遠心分離機がどのように作用するよう
になっているかを説明してある。取り扱われる液体混合
物はディーゼルモータ用の潤滑油で、固体および存在す
る可能性のある水を分離することを目的としており、置
換液として水が使用されている。
ロータの作動中、油は注入パイプ14に連続的に供給さ
れ、液体の自由表面は第1図に示すロータのそれぞれの
室中に維持される。すでに分離操作の開始に関連して少
量の水が注入路27、注入室25および供給路19に供給され
ているので、水と油との界面層が分離室7中に半径方向
レベルAに形成される。分離作用が始まる時に少量の水
を供給するのは、経験上、後に油から分離される固体が
水を通されると、より簡単に外囲排出口13を通じて分離
室から除去されるからである。初めに水を供給すること
は絶対的に必要というわけでなく、本発明とは全く関係
がない。
その後分離操作は予め決められ制御ユニット38に登録
された時間続けられ、純粋な油はフランジ21により形成
されるオーバフロー排出口を通って分離室7から連続的
に流出する。純粋な油は排出室23、排出路28および導管
31を通ってロータから流出する。この間未知の量の固体
および水が分離室7を流れる油から分離される。決めら
れた時間の終わりには、水と油の界面層、あるいは水が
供給されていないかまたは油から分離されていない場合
には油と固体の界面層が半径方向のレベルBにある。こ
の時供給ユニット40が制御ユニット38の主導で置換水を
供給し始める。第2図aによれば、次に置換液の比較的
多量の部分P1がt1とt2との時点間にL/hで供給され
る。P1部分全体が分離室7に供給された時、分離室中7
の油と水の間の界面層はレベルCに位置することになっ
ている。さらに純粋な油だけがロータから流出し、検知
装置32を通過する。
第2図aによると、分離室7には次に4つの少量の置
換液部分P2〜P5が断続的に供給され、その後分離室中の
潤滑油と水との界面層はレベルDに移動することになっ
ている。ここでは検知装置32はt6の時点の前も後もロー
タから流出する油の誘電率の変化は検知しないこととす
る。t6の時点から一定の時間が経過すると、開放ユニッ
ト34がロータの外囲排出口13を開閉させるように、制御
ユニット38は開放ユニット34を作動させる。開放時間は
分離された固体の全てや置換液が分離室7から確実に排
出されるのに十分な長さであるが、油を流失させない程
度の短い時間である。この過程の後新たな分離周期が始
まり、周期の長さは制御ユニット38によって決まる。
第2の分離周期中には、第1の分離周期中よりも幾分
多量の水および(または)固体が分離室7中を流れる油
から分離されることとする。従って、油と水または固体
との間の界面層は置換液の第1の部分P1がロータに供給
されるt1の時点で分離室7中のレベルCに位置する。P1
部分が分離室中に入った時には、界面層はレベルDに位
置し、さらに純粋な油だけが導管31中に検知される。
P2部分がロータに供給された後も、導管31中に検知さ
れるのは純粋な油だけだが、P3部分がロータに供給され
た数秒後、検知装置32は純粋な油の中に少量の水がある
ことを検知し、その時から、分離された油と置換水との
間の界面層は分離ディスク17の外側のへりの半径方向に
非常に近いレベルに達し、置換水は少しずつ分離ディス
ク間の半径方向内側を流れる油に引き出される。これに
よりすぐに開放ユニット34が作動されるのでロータの外
囲排出口13が開放される。同時に信号が供給ユニット40
に発せられ、置換液がそれ以上供給されなくなる。従っ
てP4およびP5部分は供給されない。純粋な油とともにロ
ータから流出する水の量はP3部分の一部である。
置換水は毎回同じ速度の毎時Lリットルで供給される
ことになっている。正確な量の供給を制御するため、バ
ルブ装置42は好適にはいわゆる定量バルブ、すなわちバ
ルブの圧力降下のわずかな変化と関係なく、開放位置で
単位時間あたり予め決められた量の液体が常に通過する
バルブである。
もちろん本発明の範囲内でP1部分を一定の速度(/
h)で、またP2〜P5の各部分をより遅い速度で加えるこ
ともできる。
本発明をさらに発展させたものによると、置換液が純
粋な油の中に検知された場合、次の分離周期に関して置
換液の供給量を自動的に変化させることが可能である。
従って、制御ユニット38は次の分離周期に関して、供給
ユニットが供給する第1の部分P1の置換液の量を減少さ
せ、代わりに少量部分の数を例えば5つか6つに増加さ
せるように調整される。予め設定した供給される置換液
の総量は変えるべきではない。それにより油の中の水ま
たは固体の量が次第に予想外に大きく増加することに速
やかに順応することができるので、純粋な油と混ざり合
う置換液の量が多過ぎるということがなくなる。置換液
の次の供給周期の際、純粋な油の中に水が検知されなけ
れば、制御ユニット38は、供給ユニット40に次の分離周
期以降再び最初の方法で置換液を供給させるようになっ
ている。
制御ユニット38はまた警報装置も含み、連続する分離
周期中、検知装置32が純粋な油の中に置換液を検知する
とロータの外囲排出口を開放させることを操作者に気づ
かせるものである。これは例えば潤滑油が循環するディ
ーゼルモータ中に水漏れが生じたことを示すものであ
る。検知装置は鋼手には、置換液が分離周期の終わりに
供給される以前であっても、純粋な油の中に水を検知し
たときは、ロータの外囲排出口13を開放させるようにな
っている。
前記のように、開放ユニット、供給ユニットおよび制
御ユニットが使用されているが、それらは問題の機能を
持つ単独のユニットである必要はない。前記の表現は本
発明を簡単に理解できるためにのみ使用したものであ
る。実際、前記の3つのユニットはすべての機能を備え
た単一の中央ユニットに統合される。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明による遠心分離機の断面図および遠心
分離機の制御装置の図式的な部品を示す。 第2図aおよびbは、本発明によって、いわゆる置換液
を供給する2つの異なる方法を説明する。 1……ロータ下部、2……ロータ上部、 3……ロッキングリング、 4……垂直ドライブシャフト、 5……スライド 6……環状ガスケット、7……分離室、 8……閉鎖室、9……固定パイプ、 10……溝、11……導管、 12……スロットル排出口、 13……外囲排出口、 14……固定注入パイプ、 15……中央受け取り室、 16……導管、17……分離ディスク 18……仕切り板、19……供給路、 20,21……環状フランジ、 23……中央排出室、 24……ロータ上部末端壁、 25……置換液注入室、26……固定部材、 27……置換液注入路、28……軽液排出路、 29……置換液注入路開放位置、 30……軽液排出路開始位置、 31……導管、32……検知装置、 33……信号線、 34……開放ユニット、 35……信号線、36……バルブ装置、 37……信号線、 38……制御ユニット、39……信号線、 40……供給ユニット、41……信号線、 42……バルブ装置、43……導管、 44……信号線、 A〜D……半径方向の液面レベル、 P2〜P5……供給する置換液の量、 t1〜t7……時刻。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体混合物のための注入口(16)、分離さ
    れた液体のための中央排出口(23)および分離された固
    体のための外囲排出口(13)を備えた分離室(7)を有
    するロータと、 前記ロータの作動中に前記外囲排出口(13)を開閉させ
    る開放装置(34)とを含む遠心分離機を用い、 前記開放装置を間隔をおいて作動させて、前記外囲排出
    口(13)が開放される度に、前記分離された液体よりも
    重い、予め決められた量の置換液の前記分離室(7)へ
    の供給を開始し、 置換液が、前記外囲排出口(13)が開放される前の閉じ
    られている期間の最終段階中に供給される操作方法であ
    って、 前記置換液の第1の部分(P1)を予め決められた単位時
    間あたりの量で供給した後、前記置換液の第2の部分
    (P2〜P5)を単位時間あたり第1の部分(P1)よりかな
    り少量で供給し、 前記中央排出口(23)を通って前記ロータから流出する
    前記分離された液体中での置換液の存在を検知し、 前記分離された液体中に置換液が検知されることによ
    り、前記外囲排出口(13)を開放するように、前記開放
    装置(34)を作動させることを特徴とする、遠心分離機
    の操作方法。
  2. 【請求項2】前記置換液はバッチ法で供給され、ある回
    分の置換液が供給された後の次の回分は、前記ある回分
    の供給に伴って前記分離された液体中に置換液の存在が
    検知された後にのみ供給される、請求項1に記載の遠心
    分離機の操作方法。
  3. 【請求項3】前記置換液の第1の部分(P1)がほぼ連続
    的に供給され、その後、前記第2の部分(P2〜P5)が、
    前記第1の部分よりも少ない量で複数回に分けて供給さ
    れる請求項1または2に記載の遠心分離機の操作方法。
  4. 【請求項4】分離された液体中に置換液が検知されるこ
    とにより、置換液の供給を制御する供給装置が、前記外
    囲排出口が開放された次の分離周期に供給される置換液
    の第1の部分(P1)の量を減少させるように調整され
    る、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の遠心分離
    機の操作方法。
  5. 【請求項5】前記置換液の供給は、置換液が前記分離さ
    れた液体中に検知されることで中断され、それによっ
    て、実際に供給された置換液の量が前記予め定められた
    量よりも少なくなる、請求項1ないし4のいずれか1項
    に記載の遠心分離機の操作方法。
  6. 【請求項6】予め定められた量の置換液が供給された
    後、分離された液体中に置換液が検出されないときに、
    前記開放装置(34)が前記外囲排出口(13)を開放させ
    る、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の遠心分離
    機の操作方法。
  7. 【請求項7】液体混合物のための注入口(16)、分離さ
    れた液体のための中央排出口(23)および分離された固
    体のための外囲排出口(13)を備えた分離室(7)を有
    するロータと、 前記ロータの作動中に前記外囲排出口(13)を開閉させ
    る開放装置(34)と、 前記外囲排出口(13)が開放される度に、分離された液
    体よりも重い、予め決められた量の置換液を前記分離室
    (7)に供給する供給装置(40)と、 前記外囲排出口(13)が開放される前の閉じられている
    期間の最終段階中に置換液を供給させるために前記供給
    装置(40)を作動させる制御装置(38)とを有する遠心
    分離機であって、 前記供給装置(40)は、置換液が、初めに単位時間あた
    り一定の量で供給され、その後単位時間あたりかなり少
    量で供給されるようになっており、 検知装置(32)が、前記中央排出口(23)を通って前記
    ロータから流出する分離された液体中にある置換液を検
    知するために設けられ、 前記開放装置(34)は、分離された液体中に置換液が検
    知されることにより前記外囲排出口(13)を開放させる
    ために、前記検知装置に接続されていることを特徴とす
    る遠心分離機。
  8. 【請求項8】前記供給装置(40)は、初め比較的多量の
    回分(P1)の置換液が供給され、次に、前記初めの回分
    より少量の複数の回分(P2〜P5)の置換液が予め決めら
    れた時間間隔をおいて供給されるように、バッチ法で置
    換液を供給するように設けられている、請求項7に記載
    の遠心分離機。
  9. 【請求項9】前記供給装置(40)は、前記検知装置(3
    2)に接続されて、置換液が分離された液体中に検知さ
    れることによって、置換液の供給を中断するように設け
    られている、請求項7または8に記載の遠心分離機。
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