JP2596213Y2 - 研削砥石の芯出し調整機構 - Google Patents

研削砥石の芯出し調整機構

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JP2596213Y2
JP2596213Y2 JP1993063554U JP6355493U JP2596213Y2 JP 2596213 Y2 JP2596213 Y2 JP 2596213Y2 JP 1993063554 U JP1993063554 U JP 1993063554U JP 6355493 U JP6355493 U JP 6355493U JP 2596213 Y2 JP2596213 Y2 JP 2596213Y2
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JP
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grinding wheel
outer diameter
sleeve flange
cbn
centering adjustment
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強志 八木
純也 中村
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NTN Corp
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、研削盤における研削砥
石取付時の外径振れを極力小さくすることを可能とした
芯出し調整機構に関し、特に、CBN砥石の芯出し調整
に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、センターレス研削盤に使用され
るCBNホイール砥石の取付け例としては、図6に示す
ように、テーパ内径のスリーブフランジ22を介して砥
石軸23に取付けるタイプと、ストレート内径のスリー
ブフランジ32を介して砥石軸33に取付けるタイプと
がある。前者は、研削砥石の幅が比較的狭いものに使用
され、また、片持形式の砥石軸に多く使用されている。
後者は、研削砥石の幅が比較的広いものに使用され、ま
た、両持形式の砥石軸に多く使用されている。
【0003】図6および図7において、スリーブフラン
ジ22(32)は、砥石軸23(33)の外径に嵌合さ
れる筒部22a(32a)と、筒部22a(32a)の
一端に一体形成された固定フランジ部22b(32b)
と、円筒部22a(32a)の他端に締付けボルトで締
付けられる締付けフランジ部22c(32c)とを備え
ている。テーパ内径のスリーブフランジ22は軸端に螺
合したナット24の締付け力で砥石軸23にテーパ嵌合
され、ストレート内径のスリーブフランジ32は取付け
ボルトで砥石軸33に締付け固定される。CBN砥石2
1(31)は、スリーブフランジ22(32)の筒部2
2a(32a)の外径に嵌合され、締付けフランジ部2
2c(32c)で締付け固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な取付け構造では、砥石軸の軸芯と研削砥石の外径との
同軸度は各部品及び組付け精度によって決定されてしま
うが、特にCBN砥石の場合は、内径の寸法公差を厳し
く管理することが困難なため、スリーブフランジとの嵌
合部に隙間が生じ、同軸度を出すことが非常に困難であ
る。また、CBN砥石の場合、通常の研削砥石に比べ、
外径振れ修正のためのツルーイングに多大な時間がかか
り、かつ、非常に高価であるという事情もある。
【0005】このため、従来、図6に示すタイプでは、
スリーブフランジ22をCBNホイールメーカーに支給
し、スリーブフランジ22の軸芯と同軸外径となるよう
にCBN砥石21の製作を依頼することにより、砥石軸
23との同軸度が確保されるよう配慮していた。ところ
が、図7に示すタイプでは、スリーブフランジ32と砥
石軸33との嵌合部にどうしても隙間が生じるため、上
述した手段では、同軸度を確保することは困難である。
一方、取付時、CBN砥石を半径方向に微動調整して同
軸度を出すのは非常に困難であり、かつ、多大な時間が
かかる。
【0006】そこで、本考案の目的は、研削砥石特にC
BN砥石と砥石軸との同軸度を簡易にしかも確実に調整
することができる芯出し調整機構を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の芯出し調整機構
は、砥石軸の外径に嵌合固定されるスリーブフランジ
と、スリーブフランジに進退移動自在に螺合可能で、そ
の一部に円錐状のテーパ面を有する調整ボルトと、スリ
ーブフランジの外径に半径方向移動自在に埋設され、調
整ボルトのテーパ面と適合接触するテーパ面を有する調
整部材とを備えたものであって、調整ボルトの進退移動
を介して、調整部材を半径方向移動させることにより、
スリーブフランジの外径に嵌合した研削砥石を内径側か
ら押圧微動させて芯出し調整するものである。
【0008】
【作用】調整部材は調整ボルトのテーパ面と適合接触す
るテーパ面を備えており、調整ボルトを調整部材に対し
て進退移動させると、テーパ面同士の接触によって調整
部材が半径方向に移動する。調整ボルトの進退移動は、
スリーブフランジに対する螺合量(締込み量)により調
整することができる。一方、調整部材はスリーブフラン
ジの外径に半径方向移動自在に埋設されており、調整ボ
ルトの進退移動に伴って、スリーブフランジの外径から
出入し、研削砥石を内径側から押圧微動させる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に従って説明す
る。
【0010】図1は、この実施例の芯出し調整機構Aを
用いて研削砥石例えばCBN砥石1の芯出し調整を行な
う時の状態を示している。スリーブフランジ2は、砥石
軸3の外径に嵌合される円筒部2a、円筒部2aの一端
に一体形成された固定フランジ部2b、円筒部2aの他
端に締付けボルト4で締付けられる締付けフランジ部2
cを備え、円筒部2aの一端にて砥石軸3に取付けボル
ト5で固定されている。CBN砥石1はスリーブフラン
ジ2の円筒部2aの外径に嵌合され、締付けフランジ部
2cを介して4本の締付けボルト4で仮締めされてい
る。この状態で、CBN砥石1の外径の振れを検出用ア
ーム10に取付けたダイヤルゲージ11で測定しなが
ら、砥石軸3に対するCBN砥石1の外径の同軸度を芯
出し調整機構Aにより調整する。
【0011】図2に拡大して示すように、芯出し調整機
構Aは、スリーブフランジ2と、スリーブフランジ2に
進退自在に螺合した調整ボルト6と、スリーブフランジ
2の円筒部2aの外径に半径方向移動自在に埋設された
調整部材7とを主要な構成要素とする。図3に示すよう
に、調整ボルト6の先端部には円錐状のテーパ面6aが
設けられ、また、図4に示すように、調整部材7の下端
後方部には調整ボルト6のテーパ面6aに適合接触する
半円錐状のテーパ面7aが設けられている。尚、調整部
材7の先端両角部は段部7bになっており、これら段部
7bに、図5に示すつめ部材8の一対のつめ8aが係合
する。図2に示すように、つめ部材8は円筒部2aの外
径に埋設固定され、その一対のつめ8aが調整部材7を
紙面垂直方向両側から挟み込むような状態で段部7bに
係合する。このような構成にしたのは、スリーブフラン
ジ2にCBN砥石1が嵌合されていない状態において、
調整部材7の飛び出し、落下を防止するためである。
【0012】図2に示す状態から調整ボルト6をさらに
締込んで前進させると、調整部材7が調整ボルト6のテ
ーパ面6aによって押し上げられて外径方向に移動し、
その上端面が円筒部2aの外径に嵌合されたCBN砥石
1の内径に当接しこれを押圧する。CBN砥石1は、調
整部材7の突出量に相当する量だけ外径側に微動する。
これにより、砥石軸3に対するCBN砥石1の外径の振
れを是正することができる。調整部材7の突出量は、調
整ボルト6と調整部材7との位置関係、つまり調整ボル
ト6の締込み量によって決まるから、結局、調整ボルト
6の締込み量を調節(回転調整)することによって、砥
石軸3に対するCBN砥石1の同軸度を調整することが
できる。
【0013】図1に示すように、この実施例では、上述
したような芯出し調整機構Aを、固定フランジ部2b側
と締付けフランジ部2c側とに対向配置したものを一対
として、円周等配位置に4対配置してある。スリーブフ
ランジ2には締付けボルト4用の8つのボルト穴(時計
回りにa、b、c、d、e、f、g、hとする)と、取
付けボルト5用の8つのボルト穴(図示省略;締付けボ
ルト用ボルト穴に対応して、a、’b、’c’、d’、
e’、f’、g’、h’とする)とがあり、芯出し調整
機構Aの配置されている位置は、それぞれ、ボルト穴
a、c、e、g(a’、c’、e’、g’)に対応して
いる。芯出し調整は以下示す態様で行なう。
【0014】まず、ボルト穴b’、d’、f’、h’に
取付けボルト5を取付けてスリーブフランジ2を砥石軸
3に締付け固定したのち、ボルト穴b、d、f、hに締
付けボルト4を取付けてCBN砥石1をスリーブフラン
ジ2に仮締めする。次に、ボルト穴a、c、e、g
(a’、c’、e’、g’)にそれぞれ調整ボルト6を
取付ける。この状態で、砥石軸3または検出用アーム1
0を回転させ、ダイヤルゲージ11によりCBN砥石1
の外径の振れを測定しながら、外径の振れが僅少になる
ように、調整ボルト6を回転調整する。芯出し調整が完
了すると、調整ボルト6を取外し、ボルト穴a、c、
e、g(a’、c’、e’、g’)に締付けボルト4
(取付けボルト5)を取付けて本締めする。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
スリーブフランジの外径に埋設した調整部材を調整ボル
トの進退移動を介して半径方向移動させることにより、
研削砥石を内径側から押圧微動させて芯出し調整する構
成としたので、従来に比べ、研削砥石の芯出し調整を簡
易にしかも確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わる芯出し調整機構を用い
て芯出し調整する時の状態を示す断面図(図a:図bに
おけるX−X断面)、背面図(図b)である。
【図2】本考案の実施例に係わる芯出し調整機構を示す
断面図である。
【図3】調整ボルトを示す側面図である。
【図4】調整部材を示す平面図(図a)、側面図(図
b)、正面図(図c)である。
【図5】つめ部材を示す平面図(図a)、側面図(図
b)である。
【図6】CBN砥石の取付け例を示す断面図である。
【図7】CBN砥石の取付け例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 研削砥石(CBN砥石) 2 スリーブフランジ 3 砥石軸 6 調整ボルト 6a テーパ面 7 調整部材 7a テーパ面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石軸の外径に嵌合固定されるスリーブ
    フランジと、スリーブフランジに進退移動自在に螺合可
    能で、その一部に円錐状のテーパ面を有する調整ボルト
    と、スリーブフランジの外径に半径方向移動自在に埋設
    され、調整ボルトのテーパ面と適合接触するテーパ面を
    有する調整部材とを備えたものであって、 上記調整ボルトの進退移動を介して、上記調整部材を半
    径方向移動させることにより、スリーブフランジの外径
    に嵌合した研削砥石を内径側から押圧微動させて芯出し
    調整することを特徴とする研削砥石の芯出し調整機構。
JP1993063554U 1993-11-29 1993-11-29 研削砥石の芯出し調整機構 Expired - Lifetime JP2596213Y2 (ja)

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