JP2595817Y2 - ピストン容器 - Google Patents

ピストン容器

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JP2595817Y2
JP2595817Y2 JP1992045817U JP4581792U JP2595817Y2 JP 2595817 Y2 JP2595817 Y2 JP 2595817Y2 JP 1992045817 U JP1992045817 U JP 1992045817U JP 4581792 U JP4581792 U JP 4581792U JP 2595817 Y2 JP2595817 Y2 JP 2595817Y2
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Japan
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piston
container
wall
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liquid
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JP1992045817U
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JPH0595878U (ja
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武嗣 米原
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Shirouma Science Co Ltd
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Shirouma Science Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、インクを吸引
口より吸引して容器本体底部側のピストンを吸引口側に
移動させながらインクを取り出すようにしたインク吸引
容器等のように、インク等の内容液を容器本体内のピス
トンの移動を伴って注出するようにしたピストン容器に
関する。
【従来の技術】従来、例えば、電気複写機等の現像液を
収納し、必要に応じて現像液を供給するようにした底の
抜けた形状の容器本体内にピストンを嵌着し、インクを
吸引口より吸引して容器本体底部側のピストンを吸引口
側に移動させて気密を維持した状態でインクを取り出す
ようにしたインク吸引容器等のピストン容器のように、
容器本体内壁にピストン外壁が摩擦接触して移動するよ
うなピストン容器は知られている。
【考案が解決しようとする課題】この場合、容器内をピ
ストンが摺動するとき、ピストン外壁が容器本体内壁と
密着した面接触になるため、摩擦抵抗が大きく、且つ不
均一な接触となり易くなるため、ピストン移動に大き
な力(液体吸引力)を要する。ピストンが容器本体内
で傾斜する。ピストンの移動速度が一定にならない。
等の問題点があった。
【0002】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、イン
クを吸引口より吸引して容器底部側のピストンを吸引口
側に移動させてインクを取り出すようにしたインク吸引
容器等のように、ピストンの移動を伴って内容液を注出
するようにしたピストン容器において、摩擦を伴って面
接触するピストン外壁に細かい凹凸を設けてなるピスト
ン容器を提供するものである。上記本考案に係るピスト
ン外壁に設けた細かい凹凸は、容器本体内壁と面接触す
るピストンエッジ外壁に設けたものと、ピストンエッジ
を除くピストン外壁に設けたものがある。また、本考案
は、前記ピストン容器において、前記細かい凹凸が、面
接触するピストン外壁とボトル内壁から液モレが発生し
ない程度の細かさに設けてあるピストン容器を提供する
ものである。また、本考案は、前記ピストン容器におい
て、細かい凹凸の深さを、容器本体内壁とピストン外壁
との接触面積、接触圧、液体粘度等の組み合わせによ
り、5μ〜50μの範囲に設けてなる液体用吸引容器等
におけるピストン容器を提供するものである。また、本
考案は、前記ピストン容器において、該ピストン容器
が、インク等の内容液を吸引口より吸引してピストンを
吸引口側に移動させ内容液を取り出すようにしたインク
吸引容器等のピストン容器であることを特徴とするピス
トン容器を提供するものである。また、本考案は、前記
ピストン容器において、容器本体またはピストンが、細
かい凹凸を施した金型によってプラスチック成形加工さ
れたものであることを特徴とするピストン容器を提供す
るものである。
【0003】
【作用】本考案に係るピストン容器によれば、面接触す
るピストン外壁に細かい凹凸を設けてあるから、容器本
体内をピストンが摺動する時、容器本体内壁またはピス
トン外壁の細かい凹凸が点接触になるため、その分だけ
摩擦抵抗が小さくなり、均一な接触が得られ易くなるこ
とにより、ピストン移動がスムーズになり、小さな力で
液体を取り出すことができ、容器本体内でピストンが移
動しにくくなったり、途中で止まったりすることが少な
くなり、容器本体内壁やピストン外壁に少々の歪みがあ
っても、ピストンは容器本体内をスムーズに移動する作
用がある。上記本考案に係るピストンにおいて、細かい
凹凸を、ピストンのピストンエッジ外壁に設けたもので
は、ピストンの移動が円滑になり、ピストンエッジを除
くピストンの外壁に設けたものでは、確実な移動が得ら
れる。また、本考案は、上記ピストンにおいて、面接触
するピストン外壁に液モレが発生しない程度の細かい凹
凸を設けたことにより、円滑な摺動性が得られる。ま
た、本考案は、前記ピストン容器において、細かい凹凸
の深さを、容器本体内壁とピストン外壁との接触面積、
接触圧、液体粘度等の組み合わせにより、5μ〜50μ
の範囲に設け、種々の条件においてピストンの円滑な移
動を可能にするものである。また、本考案は、インク等
の内容液を吸引口より吸引してピストンを少ない吸引力
で吸引口側に移動させ内容液を取り出すようにしたイン
ク吸引容器等のピストン容器を提供する作用もある。ま
た、本考案は、前記ピストン容器の容器本体またはピス
トンを、細かい凹凸を施した金型によってプラスチック
成形加工することによって、成形加工と同時に細かい凹
凸を有するピストン容器を提供する作用もある。
【0004】
【実施例】以下図示する実施例により本考案に係るピス
トン容器を詳細に説明すると、1はプラスチックによっ
て一体成形された容器本体で、天板部2を介して外周に
ネジ部を有する吸引口3を一体に具備している。4は容
器本体1内に底部側から摺動自在に収納されたピストン
で、容器内壁に密着している。上記実施例のピストン容
器は、図4に示すように、吸引口3にOリング5等を介
して挿入した機体7の吸引パイプ6により、容器本体1
内のインク等の液体を、吸引口3より吸引して容器本体
底部側のピストン4を吸引口3側に移動させて取り出す
ようにしたものである。ここで、本考案に係るピストン
4は、図1及び図2に示すように、容器本体内壁8と面
接触するピストン4の外壁9に細かい凹凸10を設けて
ある。この細かい凹凸10は、この実施例の場合、プラ
スチック成形加工用の金型に予めエッチング等の腐食加
工等により、なし地状などの微細な凹凸を設けておき、
成形加工時にこれに密着したプラスチック面に前記凹凸
を転写して成形されるもので、深さ5μ〜50μの凸部
と凹部とからなるなし地状などの凹凸形状に形成されて
いる。
【0005】上記本考案に係るピストン外壁9に設けた
細かい凹凸10は、図1のように、容器本体内壁8と面
接触するピストン4のピストンエッジ11の外壁9に設
けたものと、図3に示すように、ピストンエッジ11を
除くピストン4の胴部が容器本体内壁8と面接触する外
壁9に設けたものがある。 また、本考案に係る他の実
施例のピストン容器は、ピストン4ではなくピストン4
と面接触する容器本体内壁8に細かい凹凸10を設けた
構成を有する。また、本考案に係る更に他の実施例のピ
ストン容器は、相互に面接触するピストン外壁9と容器
本体内壁8の両者に細かい凹凸を設けた構成を有する。
上記ピストン4の細かい凹凸10は、容器本体内壁8と
面接触するピストン4の外壁9との凹凸10による隙間
から液漏れを発生しない程度の細かい凹凸10に設けて
ある。この細かい凹凸10の形状は、例えば、液体の粘
度に対応して、液体粘度が高い場合は大きく、液体粘度
が低い場合は小さく設ける等のように、容器本体内壁8
とピストン外壁9との接触面積、接触圧、液体粘度等の
使用条件の組み合わせにより、なし地状の凹凸の深さ
を、5μ〜50μの範囲に設けてあり、好ましくは、1
0μ〜30μが良い。なお、この実施例の場合、細かい
凹凸10は、プラスチック成形加工用の金型によって、
成形加工時にこれに密着したプラスチック面に転写して
成形される構成であるが、成形加工後に、機械的あるい
は化学的手段で、直接に微細な凹凸10を設けても勿論
良い。また、更に、本考案に係るピストン容器は、プラ
スチックに限らず、金属やガラスで成形加工することも
でき、成形加工と同時時または後に、機械的あるいは化
学的手段で、直接、間接に微細な凹凸10を設けても勿
論良い。
【0006】上記実施例のピストン容器を複写機等の機
械内にセットして使用する場合には、図4に示すよう
に、容器吸引口3にパイプ状ノズル6を入れ、そこから
インクを吸引し機械へと送る。インクの吸引によりピス
トン4は容器本体1内を徐々に口元へと移動させられ
る。このとき、相互に面接触する容器本体内壁8とピス
トン外壁9のいずれか一方、または両方に、細かい凹凸
10を設けてあるから、容器本体1内をピストン4が摺
動する時、ピストン外壁9と容器本体内壁8とは細かい
凹凸10を介して点接触になるため、その分だけ摩擦抵
抗が小さくなり、均一な接触が得られ易くなることによ
り、ピストン移動がスムーズになり、小さな吸引力で内
容液を吸引することができ、容器本体1内でピストン4
が移動しにくくなったり、途中で止まったりすることが
少なくなり、容器本体内壁8やピストン外壁9に少々の
歪みがあっても、ピストン4は容器内をスムーズに移動
することとなる。
【0007】
【効果】以上通り、本考案に係るピストン容器によれ
ば、容器本体内壁と面接触するピストン外壁に細かい凹
凸を設けた構成を有するから、容器内をピストンが摺動
する時、ピストン外壁と容器本体内壁とが細かい凹凸を
介して点接触になるため、その分だけ摩擦抵抗が小さく
なり、均一な接触が得られ易くなることにより、ピスト
ン移動がスムーズになり、小さな力で液体を取り出すこ
とができ、容器内でピストンの移動が困難になったり、
途中で止まったりすることが少なくなり、且つ、容器本
体内壁やピストン外壁に少々の歪みがあっても、ピスト
ンは傾斜することなく所望の速度で容器本体内をスムー
ズに移動する効果がある。また、上記本考案に係るピス
トン容器において、細かい凹凸を、ピストンのピストン
エッジ外壁やピストンエッジを除くピストンの外壁に設
けたものを適宜採用することによって、容器本体内壁と
ピストン外壁との接触面積、接触圧、液体粘度等の条件
の組み合わせに対応してピストンの移動を円滑にするこ
とができる効果がある。更に、本考案は、上記のピスト
ン容器において、細かい凹凸の深さを、容器本体内壁と
ピストン外壁との接触面積、接触圧、液体粘度等の条件
の組み合わせに対応して、5μ〜50μの範囲に設定
し、ピストンの円滑な移動を可能にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るピストンの一実施例の要部の一使
用態様を拡大して示す縦断正面図。
【図2】図1の実施例の要部の縦断正面図。
【図3】本考案に係るピストンの他の一実施例を示す縦
断正面図。
【図4】図1、図2の実施例の要部の使用態様を示す縦
断正面図。
【符号の説明】
1・・・・容器本体 2・・・・天板部 3・・・・吸引口 4・・・・ピストン 5・・・・Oリング 6・・・・インク吸引パイプ 7・・・・機体 8・・・・容器本体内壁 9・・・・ピストン外壁 10・・・細かい凹凸 11・・・ピストンエッジ

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク等の内容液を容器本体内のピスト
    ンの直進移動を伴って注出するようにしたピストン容器
    において、容器本体内壁と面接触するピストンエッジ外
    壁に細かい凹凸を設けてなるピストン容器
  2. 【請求項2】 インク等の内容液を容器本体内のピスト
    ンの直進移動を伴って注出するようにしたピストン容器
    において、ピストンエッジを除くピストン外壁に細かい
    凹凸を設けてなるピストン容器
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のピストン容器
    において、細かい凹凸の深さを、容器本体内壁とピスト
    ン外壁との接触面積、接触圧、液体粘度等の使用条件の
    組み合わせにより、5μ〜50μの範囲に設けてなる液
    体用吸引容器等におけるピストン容器
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載のピストン
    容器において、該ピストン容器が、インク等の内容液を
    吸引口より吸引してピストンを吸引口側に移動させ内容
    液を取り出すようにしたインク吸引容器等のピストン容
    器であることを特徴とするピストン容器
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4に記載のピス
    トン容器において、容器本体またはピストンが、細かい
    凹凸を施した金型によってプラスチック成形加工された
    ものであることを特徴とするピストン容器
JP1992045817U 1992-06-08 1992-06-08 ピストン容器 Expired - Lifetime JP2595817Y2 (ja)

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JPH0595878U JPH0595878U (ja) 1993-12-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58194175U (ja) * 1982-06-18 1983-12-23 東静容器株式会社 粘性物用容器
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