JPH0335750Y2 - - Google Patents

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JPH0335750Y2
JPH0335750Y2 JP15537585U JP15537585U JPH0335750Y2 JP H0335750 Y2 JPH0335750 Y2 JP H0335750Y2 JP 15537585 U JP15537585 U JP 15537585U JP 15537585 U JP15537585 U JP 15537585U JP H0335750 Y2 JPH0335750 Y2 JP H0335750Y2
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container
inner container
air
cylinder
fluid
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は液体や流動性を有する練状物等の流動
体を容器内に収容し、この流動体を流動体注出装
置で容器外に注出する流動体注出容器に関する。
〔従来の技術〕
流動体注出装置を使用した容器にあつては、流
動体の注出により容器内が負圧化するのを防止す
るため、容器内外に通じる通気孔を流動体注出装
置に設けているのが通常である。
この通気孔には流動体が外部に流出しないよう
一般に逆止弁を設けてあるが、それにもかかわら
ず、容器の転倒時に液漏れの原因となるおそれが
あることや、また、このような通気孔から容器内
に直接空気を入れてしまうと、容器内での空気の
占める比率が大きくなつた時、流動体注出装置が
ポンプ式のものであると容器内の空気が流動体吸
い上げの邪魔になり流動体の注出がしにくくな
る。
そこで、特公昭55−3232号公報に記載されてい
る流動体注出容器では、外容器2内に可撓性のあ
る内容器3を収容して容器を二重にして外容器2
と内容器3との間を空気室4とし、内容器3の口
筒部5を外容器2の口筒部1内に螺合し、さら
に、内容器3の口筒部5内にポンプ式の流動体注
出装置11を設け、流動体注出装置11で内容器
3内の流動体が注出されると、内容器3が減つた
流動体の体積分だけ縮み、それにより内容器3の
口筒部5と口筒部1との螺合の隙間から空気室4
内に外気が入るようにして、内容器3からは外部
に液漏れしないようにするとともに、内容器3内
に空気が入つて流動体の注出の邪魔にならないよ
うにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、特公昭55−3232号公報に記載されたも
のでは、空気室4内への空気の導入を、内容器3
の口筒部5と外容器2の口筒部1との間の隙間か
ら徐々に行う為、流動体注出装置11で内容器3
内の流動体を連続的に注出した場合、空気室4の
負圧化に空気の導入が追い付かず、流動体注出装
置11による吸い上げがしにくくなり、注出操作
が円滑に行えなくおそれがある。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、外容器と内容器との間の空気室内に空気を適
切に導入して流動体注出装置による注出操作が円
滑となるようにすることを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、前記技術的課題を解決するため、口
筒部1を有するとともに変形しにくく形成された
外容器2内に、可撓性のある内容器3を収容して
この内容器3と外容器2との間に空気室4を形成
し、内容器3の口筒部5を前記外容器2の口筒部
1内に位置せしめ、この内容器3の口筒部5内に
流動体注出装置11を嵌入せしめた流動体注出容
器において、次のような技術的手段をとつた。
すなわち、前記流動体注出装置11は上端開口
部が外気に連通するようにして内容器3内に嵌合
するシリンダ12内に、ばね15で上方位置に付
勢されたピストン14を水密かつ摺動自在に挿入
してある。そして、このピストン14には注出管
21を連設してあり、この注出管21の先端には
噴出ヘツド22が設けられている。また、前記内
容器3の口筒部5に対応し、かつ、ピストン14
の上昇位置以上の位置となるシリンダ12部分に
通気孔26を穿設してあり、さらに、前記内容器
3の口筒部5には前記空気室4とシリンダ12の
通気孔26とを連結する空気導入孔6を穿設して
流動体注出容器とした。
〔作用〕
噴出ヘツド22の上下動によりピストン14が
シリンダ12内を摺動し、内容器3内の流動体を
吸い上げ、容器外に注出する。この注出により内
容器3内が負圧化して内容器3自体が縮むため、
内容器3と外容器2との間の空気室4も負圧化す
る。そこで、外気がシリンダ12の上端開口部か
ら通気孔26、空気導入孔6を通つて空気室4内
に入り、圧力調整が行なわれる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図に
基づいて説明する。
上部に口筒部1を有する外容器2が、合成樹脂
により変形しない程度の肉厚をもつて形成されて
いる。また、この外容器2内に内容器3が収容さ
れ外容器2との間に空気室4を形成している。こ
の内容器3は合成樹脂で可撓性を有するよう薄肉
に形成されているとともに、その上部に変形しな
い程度の肉厚に形成された口筒部5が設けられて
おり、底部は先細りとなる紡錘形となつている。
この内容器3の口筒部5は外容器2の口筒部1内
に位置しており、その中間部分に空気導入孔6が
穿設されている。また、この内容器3の口筒部5
は空気導入孔6の下側部分より上側部分の方が径
大に形成されている。
そして、この内容器3の口筒部5内に流動体注
出装置11のシリンダ12が嵌入され、外容器2
の口筒部1外に螺合る螺子筒13で固定されてい
る。このシリンダ12は内容器3の口筒部5下側
部分に水密に嵌合され、口筒部1の上側部分との
間に間隙を形成している。さらに、このシリンダ
12内には環状のピストン14が水密かつ摺動自
在に挿入されているとともに、このピストン14
はシリンダ12底部との間に張設されたばね15
で上方位置に付勢されている。また、シリンダ1
2の下端には流動体の吸込孔16が穿設されてこ
の部分に玉状逆止弁17が設けられ、かつ、吸込
孔16に続いて内容器3の底部付近まで至る吸込
管18が連設されている。
さらに、シリンダ12内下端から上方に向かい
シリンダ12軸線にそつて軸19が立設され、こ
の軸19はピストン14内を貫通し、その上端に
ピストン14の内周に当接してピストン14の上
昇を停止するととに、当接によりシリンダ12内
の流動体が外部に注出されるのを防止する弁20
が設けられている。
また、シリンダ12の上端開口部は外気に開放
され、さらに、ピストン14に注出管21が連設
されてシリンダ12の上端開口部から外部に突出
している。そして、この注出管21の上端には噴
出ヘツド22が設けられ、この噴出ヘツド22の
一側にはノズル管23が突設されているととも
に、ノズル管23先端のノズル孔に着脱自在に栓
体24が嵌入されている。また、注出管21内の
上部にノズル管23から容器内に外気が流入する
のを防止する玉状逆止弁25が設けられている。
そして、最大上昇位置にあるピストン14に対
応したシリンダ12部分に通気孔26が穿設さ
れ、この通気孔26はシリンダ12と内容器3の
口筒部5との間の間隙に臨み、前記空気導入孔6
に連通している。そして、この空気導入孔6を中
心にみると、この空気導入孔6が空気室4と通気
孔26との間に介在し、外気がシリンダ12の上
端開口部から通気孔26、空気導入孔6を通つて
空気室4へと導入されるようになつている。
流動体注出装置11の作動により内容器3内の
流動体が外部に注出されると内容器3内が負圧化
し、内容器3が縮むので、空気室4内も負圧化す
る。そして、ピストン14が最大上昇位置にある
とき、通気孔26はこのピストン14で塞がれて
いるため、空気室4内への外気の導入は有り得な
いが、注出作用の途中、すなわち噴出ヘツド22
を押してピストン14を下降させている時に、こ
の通気孔26も開くのでその際に外気が空気導入
孔6を介して空気室4内に導入される。よつて空
気室4の圧力調整が適切に行なわれる。
なお、実施例で通気孔26はピストン14の最
大上昇位置に対応してピストン14で塞がれるよ
うになつているが、ピストン14の最大上昇位置
よりさらに上方位置に穿設してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、内容器3の口筒部5に空気導
入孔6を穿設し、外容器2と内容器3との間の空
気室4内に外気が容易に導入できるので、内容器
3内の負圧化、それにより生じる空気室4内の負
圧化に対する圧力調整が瞬時に行え、よつて、流
動体注出装置11による注出が容器内の負圧化に
より妨げられることがなく、円滑に行われる。
また、高温化に容器を放置し、空気室4内の空
気が膨張して高圧化した場合、内容器3が押され
て流動体が注出されてしまう可能性があるが、こ
のような場合、膨張した空気室4内の空気は空気
導入孔6、通気孔26から外部へと逃げるので、
不容易に流動体が注出されてしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す半裁縦断正面
図、第2図は外容器2と内容器3の斜視図、第3
図は従来の流動体注出容器の縦断正面図である。 1……外容器の口筒部、2……外容器、3……
内容器、4……空気室、5……内容器の口筒部、
6……空気導入孔、11……流動体注出装置、1
2……シリンダ、14……ピストン、15……ば
ね、21……注出管、22……噴出ヘツド、26
……通気孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 口筒部1を有するとともに変形しにくく形成さ
    れた外容器2内に、可撓性のある内容器3を収容
    してこの内容器3と外容器2との間に空気室4を
    形成し、内容器3の口筒部5を前記外容器2の口
    筒部1内に位置せしめ、この内容器3の口筒部5
    内に流動体注出装置11を嵌入せしめた流動体注
    出容器において、 前記流動体注出装置11は、上端開口部が外気
    に連通するようにして内容器3内に嵌合するシリ
    ンダ12内に、ばね15で上方位置に付勢された
    ピストン14を水密かつ摺動自在に挿入してある
    とともに、このピストン14に注出管21を連設
    し、この注出管21の先端に噴出ヘツド22を設
    けてあり、また、前記内容器3の口筒部5に対応
    し、かつ、ピストン14の上昇位置以上の位置と
    なるシリンダ12部分に通気孔26を穿設してあ
    り、さらに、前記内容器3の口筒部5には前記空
    気室4とシリンダ12の通気孔26とを連結する
    空気導入孔6を穿設したことを特徴とする流動体
    注出容器。
JP15537585U 1985-10-11 1985-10-11 Expired JPH0335750Y2 (ja)

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JP15537585U JPH0335750Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

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JP15537585U JPH0335750Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

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JPS6262676U JPS6262676U (ja) 1987-04-18
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ID=31076019

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JP15537585U Expired JPH0335750Y2 (ja) 1985-10-11 1985-10-11

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JPH0547113Y2 (ja) * 1988-04-07 1993-12-10
JPH0730542Y2 (ja) * 1988-07-05 1995-07-12 株式会社吉野工業所 クリーム状物吐出容器
JP2596246Y2 (ja) * 1992-06-24 1999-06-07 株式会社吉野工業所 液体射出装置
EP2023430A4 (en) * 2006-05-26 2012-08-08 Toyo Seikan Kaisha Ltd FUEL REFUELING CONTAINER

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