JP2595452B2 - 接着テープ巻回体 - Google Patents

接着テープ巻回体

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JP2595452B2 JP5239575A JP23957593A JP2595452B2 JP 2595452 B2 JP2595452 B2 JP 2595452B2 JP 5239575 A JP5239575 A JP 5239575A JP 23957593 A JP23957593 A JP 23957593A JP 2595452 B2 JP2595452 B2 JP 2595452B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【技術分野】本発明はことに衣服浄化（ちりなどを除去
する）装置用の接着テープ巻回体に関するものである。
【０００２】
【従来技術】***特許出願公告３１１１１５０号公報に
より、単一の連続接着テープを芯体に巻回して成る、衣
服浄化装置用の接着テープ巻回体は公知である。この接
着テープは、担体帯状体の外表面にのみ接着剤を塗布成
層して成るものである。この接着テープは、その長手方
向において一定の間隔で設けられた、横方向弱化切取り
線を有する。この間隔はすべて均等である。テープ内表
面には接着剤に対して非接着性の材料が施されている
が、そのテープ長手方向における長さは、隣接両切断線
間の距離の３分２より短い。各切断線は対接着剤非接着
性材料層の中間に設けられ、ミシン孔として形成されて
いる。しかしながら、使用されたテープ部分の切断に際
して、ミシン孔切断線間の縁辺に材料屑片が残り、これ
が下方の未使用接着テープ部分に接着する欠点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明により解
決されるべきこの分野の技術的課題は、新規な接着テー
プ帯片把持が実際上支障なく行われ得るようになされ
た、ことに衣服用の接着テープ巻回体を提供することで
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】しかるにこの課題は、連
続する接着テープの代りに当初から切断されている複数
枚の帯片状接着テープを巻回芯体上に巻回し、各接着テ
ープが、可撓性、非接着性の材料、ことに紙から成る担
体帯片、その一方面上の接着剤層および担体帯片の他方
面上にその全幅にわたって延びている帯片の端部帯域上
の対接着剤非接着性材料層を有し、複数枚の帯片状接着
テープが巻回芯体周面の一方向、他方向に交互に巻回さ
れ、最初に巻回された接着テープの後に巻回されたすべ
ての接着テープの無接着剤面が巻回芯体に向けられてお
り、各接着テープにおいて対接着剤非接着性材料層がそ
れぞれの接着テープの接着剤層に載置されていることを
特徴とする巻回体により解決され得ることが見出され
た。
【０００５】このような構成により、あらかじめ適当な
長さに切断されている各接着テープは、対接着剤非接着
性材料層を有する端部帯域に保持されており、この接着
テープ保持により何らかの問題をもたらすことなく接着
テープ巻回体から引出され得る。ミシン孔切取線は存在
しないからこの切断により生ずる屑片は生ぜず、また、
その下方の接着剤層に接着されていないからである。各
接着テープの交互に異なる巻回方向のために、接着テー
プを引出す際に次の接着テープが同時に引出されること
が阻止される。最外側接着の引出し方向は次の接着テー
プの巻回方向と同じ方向であるからである。
【０００６】接着テープ巻回体の対接着剤非接着性材料
層は、この接着テープの他の端部帯域における接着剤層
上に在るのが好ましい。各接着テープの長さは、接着テ
ープ巻回体の最大限円周長さの２倍より短く、最大限円
周長さより若干長くするのが、衣服浄化装置用として適
当であるが、１枚の接着テープの全接着剤層が衣服１着
の浄化に使用され、１枚の接着テープの端部帯域が過剰
に重畳しないように、材料を節減するためには、接着テ
ープ巻回体の最大限円周長さよりできるだけ長くしない
ようにするのが好ましい。
【０００７】各接着テープの端部帯域重畳範囲は、その
直前に巻回された隣接接着テープの端部帯域重畳範囲
と、巻回体周面方向において位置的にずらすのが好まし
い。これにより接着テープ巻回体は、各接着テープの端
部帯域が重畳するのにかかわらず、巻回体形状をほぼ円
形にすることができ、これにより接着テープ巻回体の巻
戻しにより接着剤層で衣服浄化する作業が容易になる。
【０００８】なお、最初に巻回された接着テープの非接
着性材料層を持たない端部帯域は、その無接着剤面の方
に反転され得る。この反転帯域は巻回体外面に接着し、
最初の接着テープは巻回により巻回体に固定され、円周
方向においてずれることがない。
【０００９】
【実施例】本発明実施態様を例示的に図示する添付図面
を参照しつつ、以下において本発明をさらに詳細に説明
する。
【００１０】図１には、わずかに先細になされた把持体
１、その軸線方向延長部分上に回転可能に装着された衣
服浄化用巻回体２、剛性原紙から成る中空円筒状芯体３
（図１には示し得ず、図２参照）を有する衣服浄化装置
が示されている。巻回芯体３上には接着テープ巻回体４
が形成されており、これは図２に示されるように複数枚
の切断された接着テープ５から構成される。図３には巻
戻された接着テープ５が斜視図として示されている。巻
回芯体３の端部には、把持体１の軸線方向延長部分上に
回転可能に装着され、巻回芯体を支承する環状体６が設
けられる。
【００１１】図２には図面を見易くするため３枚の切断
接着テープ５のみが示されるに過ぎないが、実際にはは
るかに多い枚数の接着テープ帯片５が芯体３上に巻回さ
れる。
【００１２】図２および図３に示されるように、各接着
テープ５は、可撓性で非接着性の材料、好ましくは紙、
ことにクレープペーパーから成る担体帯片７、これに一
方の面で担持される接着剤層８およびこの他方面上に担
体帯片全幅にわたって延びている、接着剤に対して非接
着性の材料より成る層９から構成されている。接着テー
プ５は巻回芯体３の周囲に一方向および他方向交互に巻
回され、最初に巻回された接着テープ５の後に巻回され
たすべての接着テープの担体帯片７の接着剤に面しない
面が芯体３の方に向けられ、各接着テープ５において非
接着性材料層９が接着剤層８の上に載置される。各接着
テープ５端部の重畳部分は、その前に巻回された隣接接
着テープ５端部の重畳部分に対して、芯体３の周面方向
において位置がずらされる。
【００１３】接着剤に対して非接着性の材料としては、
ステアリンあるいはパラフィンが使用される。また担体
帯片７は、紙の代りに他の材料、例えば合成樹脂で構成
されてもよい。この場合、接着テープ５は接着プラスタ
ーその他の接着テープとすることができる。
【００１４】衣服浄化用巻回体の場合、必要に応じて、
接着剤層８の最外周面が塵埃で汚染されないように、こ
れを非接着性材料層９を有する端部帯片内に巻込み、こ
の接着テープ５の巻回方向に対向して接着テープ巻回体
４を巻戻して、最外周接着テープを引出す。この端部帯
域の巻込みは、この接着テープ５の他方端部帯域と接着
されていないから、何の困難もなく行われ得る。最外周
接着テープ５の巻戻しに際して、その下方の接着テープ
５がこれと共に巻戻されることはない。最外周接着テー
プ５下方の接着テープ５に及ぼされる引張り力は、下方
接着テープの巻回方向に指向されるからである。反転さ
れた端部帯域１０は、最初に芯体３に巻回された接着テ
ープ５が、巻回に際して周面方向においてずれるのを阻
止する。反転端部帯域１０が芯体３における接着剤層８
と接着されているからである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明接着テープ巻回体を有する衣服浄化装置
の斜視図である。
【図２】本発明接着テープ巻回体の端面図である。
【図３】本発明接着テープの斜視図である。
【符号の説明】
１‥‥把持体 ２‥‥衣服浄化巻回体 ３‥‥（中空円筒状）巻回芯体 ４‥‥接着テープ巻回体 ５‥‥接着テープ ６‥‥環状体 ７‥‥担体帯片 ８‥‥接着剤層 ９‥‥（接着剤）非接着材料層 １０‥‥端部帯域
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−71721（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−168976（ＪＰ，Ａ) 実開 平４−93062（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−33969（ＪＰ，Ｕ) 実開 平３−30966（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−7052（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−134971（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−99232（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−158266（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−148262（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−23970（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−149379（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−27071（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−154773（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−91373（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭63−18984（ＪＰ，Ｂ２) 米国特許4727616（ＵＳ，Ａ) ***国特許出願公開3832661（ＤＥ, Ａ)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 巻回芯体（３）と接着テープ（５）を有
    する、ことに衣服浄化装置用の接着テープ巻回体であっ
    て、連続する接着テープの代りに当初から切断されてい
    る複数枚の帯片状接着テープ（５）を巻回芯体（３）上
    に巻回し、各接着テープ（５）が、可撓性、非接着性の
    材料、ことに紙から成る担体帯片（７）、その一方面上
    の接着剤層（８）および担体帯片（７）の他方面上にそ
    の全幅にわたって延びている帯片（７）の端部帯域上の
    対接着剤非接着性材料層（９）を有し、複数枚の帯片状
    接着テープ（５）が巻回芯体（３）周面の一方向、他方
    向に交互に巻回され、最初に巻回された接着テープ
    （５）の後に巻回されたすべての接着テープ（５）の無
    接着剤面が巻回芯体（３）に向けられており、各接着テ
    ープ（５）において対接着剤非接着性材料層（９）がそ
    れぞれの接着テープ（５）の接着剤層（８）に載置され
    ていることを特徴とする巻回体。
  2. 【請求項２】 請求項（１）による接着テープ巻回体で
    あって、各巻回接着テープ（５）の対接着剤非接着性材
    料層（９）が、担体帯片（７）の端部帯域上にのみ載置
    されていることを特徴とする巻回体。
  3. 【請求項３】 請求項（１）あるいは（２）による接着
    テープ巻回体であって、接着テープ（５）の端部帯域重
    畳範囲が、その直前に巻回された隣接接着テープ（５）
    の端部帯域重畳範囲に対し、巻回芯体（３）の周面方向
    において位置をずらせて配置されていることを特徴とす
    る巻回体。
  4. 【請求項４】 請求項（１）から（３）のいずれかによ
    る接着テープ巻回体であって、最初に巻回された接着テ
    ープ（５）の無接着剤面も巻回芯体（３）に向けられて
    おり、この接着テープ（５）の対接着剤非接着性材料層
    （９）を持たない端部帯域が、無接着剤面に向けて、従
    って巻回芯体に対して反転されていることを特徴とする
    巻回体。
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