JP2592562Y2 - フィルタコネクタ及びフィルタコネクタ用貫通コンデンサ - Google Patents

フィルタコネクタ及びフィルタコネクタ用貫通コンデンサ

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JP2592562Y2
JP2592562Y2 JP1992038865U JP3886592U JP2592562Y2 JP 2592562 Y2 JP2592562 Y2 JP 2592562Y2 JP 1992038865 U JP1992038865 U JP 1992038865U JP 3886592 U JP3886592 U JP 3886592U JP 2592562 Y2 JP2592562 Y2 JP 2592562Y2
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JP
Japan
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contact
hole
filter connector
cross
capacitor
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JP1992038865U
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JPH0592979U (ja
Inventor
裕 北村
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日本エー・エム・ピー株式会社
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フィルタコネクタ、特
に信号又は電源用コンタクトを流れる高周波ノイズ等を
除去する貫通コンデンサを有するフィルタコネクタ及び
斯るフィルタコネクタ用貫通コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】最近の電子機器はその伝
送信号の高速化に伴い、種々のノイズを発生するように
なった。このノイズは他の電子機器へ侵入して誤動作等
の悪影響を及ぼすのでノイズを除去する為の種々のフィ
ルタコネクタが考えられている。その中で貫通コンデン
サを用いてその中心の貫通孔にコンタクトを挿通させた
フィルタコネクタが周知である。その一例として図5に
示す特開昭56-73935号明細書に開示されたフィルタコネ
クタがある。この従来のフィルタコネクタでは貫通コン
デンサ101 の円形の貫通孔にコンタクト102 が挿入され
はんだ付けされている。貫通コンデンサ101 は導電板10
4 にはんだ付けされて接地導電路が形成される。
【0003】しかし、この貫通コンデンサにあっては貫
通孔が円形である為断面が略長方形のコンタクトとはん
だ付けされるとはんだ付の部分にムラが生じそれが貫通
コンデンサの性能に悪影響を及ぼす。即ちコンタクトの
外面と貫通孔の内面との間隔が大きい部分と小さい部分
の差が大きくなり、はんだは小さい部分へと流れてしま
う。従って間隔の大きい部分にはんだがのらない空洞が
生じ、著しい場合には貫通孔の全長に及ぶ空洞が生じ
る。その為コンタクトの取付強度が減少し、貫通コンデ
ンサの電気的特性が悪化するという問題が生じる。
【0004】本考案は前述した従来のフィルタコネクタ
の欠点を改善するフィルタコネクタ及びフィルタコネク
タ用貫通コンデンサを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本考案のフィルタコネクタ
は、コンタクト及び該コンタクトが挿入される貫通孔を
有し且つ接地される貫通コンデンサを具え、前記貫通孔
の部分で前記コンタクトがはんだ付けされるフィルタコ
ネクタにおいて、前記コンタクトは少なくとも前記貫通
孔の部分で略直交する長及び短外形寸法を有する断面形
状とし、前記貫通コンデンサの前記貫通孔の断面形状は
前記コンタクトの前記断面の長手方向軸線と略一致する
長径を有する略長円形とすることを特徴とする。
【0006】また、本考案のフィルタコネクタ用貫通コ
ンデンサは、コンタクトが挿通される貫通孔を具え、該
貫通孔の部分で前記コンタクトとはんだ付けされ且つ接
地されるフィルタコネクタ用貫通コンデンサにおいて、
少なくとも前記貫通孔の部分で断面が略直交する長及び
短外形寸法を有する前記コンタクトが挿通される前記貫
通孔の断面形状を前記コンタクトの前記断面の長手方向
軸線と略一致する長径を有する略長円形とすることを特
徴とする
【0007】
【実施例】以下、本考案の好適実施例について添付の図
1乃至図4を参照して詳細に説明する。
【0008】図1は本考案によるフィルタコネクタ1の
好適実施例の断面図である。フィルタコネクタ1は相手
方コネクタ(図示せず)が挿入される凹部2を有する絶
縁体のハウジング4と、ハウジング4の後部に取り付け
られる遮蔽板60と、遮蔽板60の開口62に挿通されはんだ
付けされる貫通コンデンサ50と貫通コンデンサ50の貫通
孔52に挿通されはんだ付けされるコンタクト6と、貫通
コンデンサ50が挿通保持される補助板8とコンタクト6
が挿通されるフェライト板10を具えている。
【0009】貫通コンデンサ50は図4(a) に示す如く長
円形の貫通孔52を有し外形を貫通孔52に合わせて長円形
となっている。図中コンタクト6を仮想線で示す。図4
(a)のA−A断面を示す図4(b) の断面図においてフラ
ンジ54が本体部56から軸線方向外側へ全周に渡って突出
して形成されている。このフランジ54ははんだ付けの際
補助板8に当接してはんだ付けされるので一層強固に固
定される。本体部56の外面58は図4(a) に破線で示す如
く断面は略長円形である。
【0010】この外形が長円形の貫通コンデンサ50は図
3に示す如く、貫通コンデンサ50の外径に対応した遮蔽
板60の開口62に挿入され遮蔽板60にはんだ付けされる。
図1の実施例では貫通コンデンサ50の取付の補強の為に
同様の長円形の開口12を有する補助板8にもはんだ付け
されている。図1に示す遮蔽板60はハウジング4にイン
サートモールドによって組付けられているが図2に示す
別の実施例のフィルタコネクタ1'の如くボルト20によっ
て取付けてもよい。フィルタコネクタ1及び1'について
同様の部品については同一符号を用いて示す。
【0011】貫通コンデンサ50の貫通孔62に挿通される
コンタクト6は断面が四角形、長方形等の細長い形状を
している。コンタクト6は折曲げ部14で折曲げられてプ
リント板16に一端が挿入されはんだ付けされるが通常折
曲げ部で折曲げが容易となるように長方形断面の薄い板
厚方向に折曲げられる。コンタクト6は貫通コンデンサ
50の貫通孔52に挿入されはんだ付けされる。この状態を
図1及び図2に示す。この実施例では遮蔽板60と補助板
8にはんだ付けされた貫通コンデンサ50の貫通孔52にコ
ンタクト6の断面が長方形の部分18が挿入されているの
が理解できよう。貫通コンデンサ50の貫通孔52はコンタ
クト6の長方形断面に対応した長円形状となっておりこ
の部分がはんだ付けされると貫通孔52の内面とコンタク
ト6の長方形断面の部分18との間にはんだが略均一に溶
融してはんだ付けされる。即ちはんだはコンタクト6と
貫通コンデンサ50の間に空洞を生じることなく流れ込
む。
【0012】フェライト板10はハウジング4内にエポキ
シ接着剤等により接着固定される。フェライト板10の凹
部22及び孔24には各々貫通コンデンサ50及びコンタクト
6が挿入される。
【0013】以上、本考案の好適実施例について説明し
たが、本考案はこれらの実施例に限定するものではな
い。貫通コンデンサの貫通孔は長円形をしているが、楕
円形又は類似の形状も含むことは容易に理解されよう。
又貫通コンデンサの外形も楕円形又は円形であってもよ
い。
【0014】
【考案の効果】本考案のフィルタコネクタはコンタクト
の断面形状を少なくとも貫通コンデンサの貫通孔の部分
で長及び短外形寸法を有する断面形状とし、貫通コンデ
ンサの貫通孔の形状を略長円形としたのでコンタクトと
貫通コンデンサのはんだ付けは極めて良好になされはん
だ付け不良によるコンタクトと貫通コンデンサの分離が
生じにくく、貫通コンデンサの電気的な特性を損うこと
がない。
【0015】更に本考案のフィルタコネクタ用貫通コン
デンサは貫通孔の断面をコンタクトの断面形状に対応し
て略長円形としたのでコンタクトのはんだ付性が改善さ
れる。即ち貫通孔内面とコンタクトとの間にはんだが略
均一にいきわたるので空洞が生じたりすることがない。
従って空洞によるはんだの接続部分の機械的強度の低下
がなく、電気的接続の信頼性の高い貫通コンデンサが得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフィルタコネクタの好適一実施例の断
面図である。
【図2】フィルタコネクタの別の実施例の後面図であ
る。
【図3】図2のフィルタコネクタに使用される遮蔽板の
正面図である。
【図4a】本考案のフィルタコネクタ用貫通コンデンサ
の正面図である。
【図4b】図4aの貫通コンデンサのA−A断面図であ
る。
【図5】従来のフィルタコネクタの断面図である。
【符号の説明】
1 フィルタコネクタ 6 コンタクト 50 貫通コンデンサ 52 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/66 - 13/719 H01G 4/42

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクト及び該コンタクトが挿入され
    る貫通孔を有し且つ接地される貫通コンデンサを具え、
    前記貫通孔の部分で前記コンタクトがはんだ付けされる
    フィルタコネクタにおいて、 前記コンタクトは少なくとも前記貫通孔の部分で略直交
    する長及び短外形寸法を有する断面形状とし、前記貫通
    コンデンサの前記貫通孔の断面形状は前記コンタクトの
    前記断面の長手方向軸線と略一致する長径を有する略長
    円形とすることを特徴とするフィルタコネクタ。
  2. 【請求項2】 コンタクトが挿通される貫通孔を具え、
    該貫通孔の部分で前記コンタクトとはんだ付けされ且つ
    接地されるフィルタコネクタ用貫通コンデンサにおい
    て、 少なくとも前記貫通孔の部分で断面が略直交する長及び
    短外形寸法を有する前記コンタクトが挿通される前記貫
    通孔の断面形状を前記コンタクトの前記断面の長手方向
    軸線と略一致する長径を有する略長円形とすることを特
    徴とするフィルタコネクタ用貫通コンデンサ。
JP1992038865U 1992-05-15 1992-05-15 フィルタコネクタ及びフィルタコネクタ用貫通コンデンサ Expired - Lifetime JP2592562Y2 (ja)

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JPH0592979U JPH0592979U (ja) 1993-12-17
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