JP2592249B2 - 転写シート - Google Patents

転写シート

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐摩耗性、耐薬品性などに優れた高品質なパ
ール感を有する転写シートに関するものである。
〔従来の技術〕
従来よりパール感を有する転写シートは数多く存在す
る。例えば、基体シートの片面に離型性保護層、パール
層、着色層および接着剤層を順に積層したもの、あるい
は、着色層と接着剤層の間に金属蒸着層を設けてメタリ
ック感および/または隠蔽性を付与したものが知られて
いる。
ここで離型性保護層は転写後に形成される転写層にお
いては絵柄層(パール層、着色層、蒸着層)の保護層と
して作用するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の転写シートは離型性保護層を始め、絵柄層、接
着剤層がいずれも樹脂を溶剤に溶解させて得られる、溶
解タイプの塗料や印刷インクで形成されているので、耐
溶剤性、耐擦傷性、耐摩耗性に乏しい。特にパール顔料
や金属蒸着層をふくむ場合、離型性保護層に耐薬品性、
耐溶剤性がないと著しい変化(変色、消滅)を起こすこ
とが知られている。
近年、転写絵付けした表面に耐溶剤性、耐擦傷性、耐
摩耗性が要求されるようになり、転写絵付けした後に転
写絵付面に一般にハードコートと言われる塗装を施すな
どの方法が採られている。
しかし、この方法であると、工程が1つ増えると共に
塗装・乾燥設備が必要となり、コスト面でのデメリット
が多いという問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決すべく種々研究の結果、離型性保
護層に耐擦傷性、耐摩耗性を付与することにより上記の
問題点を解決しうることを見い出し、本発明を完成した
ものである。
即ち、本発明は、 『ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、セロフ
ァンフィルム、アセテートフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、及び紙から選ばれた単層又は2種以上の積層体
からなる基体シートの片面に、基体シートから剥離可能
な離型性保護層、を有する転写シートにおいて、前記離
型性保護層が、 (a)分子中に2個以上のアクリロイル基もしくはメタ
クリロイル基を有する硬化性化合物と、 (b)分子中にラジカル重合性不飽和結合を有するアル
コキシシランで表面が処理されている透明充填剤、 との混合物を含む組成物の硬化層で構成されていること
を特徴とする転写シート。』 を要旨とするものである。
〔作用〕
本発明の転写シートでは離型性保護層中に充填剤を含
有しているので、離型性保護層形成時に未架橋で指触乾
燥させることができ、次の層との密着力を確保できる。
しかも、離型性保護層を構成する化合物としてはアクリ
ロイル基もしくはメタクリル基を分子中に2個以上有す
る硬化性化合物を用い、これを硬化させて離型性保護層
とするので従来の熱可塑性樹脂からなる離型性保護層に
まさる物理的および化学的性状を発揮できる。
〔実施例〕
本発明の転写シートの特徴部分である離型性保護層に
ついてまず説明する。
本発明の転写シートにおける離型性保護層を構成する
成分の一方である(a)成分としては分子中に2個以上
のアクリロイル基もしくはメタクリロイル基を有する化
合物を使用する。
(a)成分の具体例としては例えば、エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、エチレングリコールジグリシジルエーテルジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジグリシジ
ルエーテルジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコ
ールジグリシジルエーテルジ(メタ)アクリレート、ポ
リプロピレングリコールジグリシジルエーテルジ(メ
タ)アクリレート、ソルビトールテトラグリジルエーテ
ルテトラ(メタ)アクリレート、ポリウレタン(メタ)
アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、などの
多官能(メタ)アクリレートが挙げられるが、これら以
外のものも使用できる。
良好な耐擦傷性を得るためには、上記した多官能(メ
タ)アクリレートのうちでも(メタ)アクリル当量が90
から200のものが好ましい。
(b)成分における、透明充填剤を処理するための、
『分子中にラジカル重合性不飽和結合を有するアルコキ
シシラン(シランカップリング剤とも言われる)』とし
ては、例えば、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメチルメトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシ
ラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
γ−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−アクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、γ−
アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリ
ロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アクリロ
キシプロピルジメチルエトキシシラン、ビニルトリエト
キシシランなどが挙げられる。
透明充填剤としては例えば、SiO2(シリカ)やAl2O3
(アルミナ)の粉末粒子径が10mμ〜10μのものが適し
ており、日本アエロジル(株)製の「アエロジル」、
「アルミニウムオキサイド−C」、富士デビソン(株)
製の「サイロイド」などが市販品の例として挙げられ
る。SiO2(シリカ)粉末、Al2O3(アルミナ)粉末は離
型性保護層の透明性を維持できる点で特に好ましいが、
これ以外にも透明充填剤であれば使用しうる。
透明充填剤を前述のシランカップリング剤で処理する
方法には特に制限はなく公知の方法によれば良く、例え
ば、乾式法として、透明充填剤を激しく攪拌しながら所
定量のシランカップリング剤を吹きつける方法、湿式法
としてトルエンなどの溶剤中に透明充填剤を分散させた
後に、所定量のシランカップリング剤を加え反応させる
方法、などがあるが、処理を均一に行なうためには後者
の湿式法が好ましい。
透明充填剤に対するシランカップリング剤の処理量
(所要量)としては、透明充填剤の比表面積100に対し
て、シランカップリング剤の最小被覆面積が10〜100と
なる処理量が好ましい。ここで最小被覆面積が10未満の
場合効果がなく、100を超えると性能の向上が見られな
い。
前述の多官能(メタ)アクリレートと、処理が施され
た透明充填剤との配合比は、多官能(メタ)アクリレー
トのべとつきがなくなる程度に透明充填剤を加えれば良
く、通常の場合、多官能(メタ)アクリレート100重量
部に対し透明充填剤10〜200重量部にするのが好まし
い。多官能(メタ)アクリレートと処理が施された透明
充填剤とをコーティング剤にするには所定量の多官能
(メタ)アクリレートと処理が施された透明充填剤と、
必要に応じて溶剤を加えサンドミル、ロールなどの分散
機にて混練すれば良い。
また、このコーティング剤中には、貯蔵安定剤を向上
させるため、ハンドロキノンやハイドロキノンモノメチ
ルエーテル等の重合禁止剤を添加しておくことが好まし
い。
さらにコーティング剤中にはコーティング適性を向上
させる目的で必要に応じて例えばエチルセルロース、ニ
トロセルロース等のセルロース系樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ロジンエステル樹脂、環化ゴム
等のゴム系樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、アクリル
樹脂などの重合体をはじめ、顔料や染料等の着色剤等を
も適宜添加し得るものである。
前記コーティング剤を利用して基体シートの上面に離
型性保護層を形成する方法は、従来一般のコーティング
剤の塗布方法と同様であり、例えばロールコーティング
法、グラビアコーティング法、スクリーンコーティング
法、ファウンテンコーティング法等のコーティング法が
あり、基体シート、例えばポリエステルフィルム、ポリ
アミドフィルム、セロファンフィルム、アセテートフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、紙、金属箔などの単体
あるいは必要に応じて2種以上をラミネートしたシート
等の基体シートの表面に、固形分1〜6g/m2程度に塗工
し、乾燥すればよい。
基体シート上に前記の方法により離型性保護層を形成
した後、好ましくは離型性保護層上に絵柄層、接着剤層
などの少なくとも一層を設け、その後、離型性保護層を
硬化させる。
硬化の方法としては、電離放射線を照射する方法、ラ
ジカル重合開始剤を用いる方法があるが、短時間に硬化
を完了させるという観点から電離放射線による方法が好
ましい。電離放射線としては、電子線、紫外線、γ線な
どが使用でき、電子線、γ線の場合は1〜20Mrad程度の
照射線量が好ましい。
また紫外線照射の度合には、増感剤としてベンゾキノ
ン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテルなどのベン
ゾインエーテル類、ハロゲン化アセトフェノン類、ジア
セチル類などの紫外線照射によりラジカルを発生するも
のを前記コーティング剤に対し1〜20重量%添加して用
いることが好ましい。
また、ラジカル重合禁止剤を用いる方法においては、
過酸化ベンゾイルなどの各種過酸化物やα、α′−アゾ
ビスイソブチルニトリルなどの重合禁止剤を前記コーテ
ィング剤に対して、0.1〜1重量%程度添加し、分解温
度以上に加熱すれば良いが、総体的に、熱硬化によって
架橋されている重合体で構成される離型性層は転写完了
後、基体シートとの剥離力が大きくなるため、電離放射
線の照射で導入される架橋構造とするのが好ましい。
また、基体シート上に離型性保護層を設けた後、離型
性保護層上に透明熱可塑性樹脂層(インキ接着層)を設
け、次いで上記の方法にて離型性保護層を硬化させた後
に絵柄層、接着剤層を設ける方法を採ることもでき、特
に硬化手段が紫外線照射による場合に最も好ましい方法
である。
パール層、着色層を形成するには、パール顔料、着色
剤を含有する印刷インキで印刷・乾燥する。パール顔料
の代わりに金属粉末、例えばアルミニウムパウダー、ブ
ロンズパウダーを使用することもできる。
また、蒸着層を設ける場合、金属原子が平滑に付くよ
うに蒸着アンカー層を設けてもよい。この蒸着アンカー
層も印刷・コーティングにより形成される。
次いで、得られた絵柄層を含む離型性保護層の表面に
絵柄層の表面と離型性保護層の表面とを被覆するように
して熱可塑性樹脂を主成分とするコーティング剤を塗布
乾燥して接着剤層を形成し転写シートとする。
〔発明の効果〕
上記の本発明によれば、転写後の表面の耐擦傷性、耐
摩耗性、耐溶剤性がすぐれ、高品質なパール感を有する
転写シートが提供できる。
〔具体的な実施例〕
実施例1 下記混合物〔イ〕を10時間加熱還流してシリカ粉末を
表面処理し、反応混合物である処理シリカ〔ロ〕を得た
後、これを用いてコーティング剤〔ハ〕を調製した。
混合物〔イ〕 シリカ粉末 ……500重量部 (日本アエロジル(株)製、アエロジル#200) γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン……31
2重量部 (信越化学工業(株)製、KBM503) 希塩酸水(pH=3に調節) ……70重量部 トルエン ……5000重量部 次いで、下記組成からなるコーティング剤〔ハ〕を製
造した。
コーティング剤〔ハ〕 処理シリカ〔ロ〕 ……45重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート……45重量
部 ポリメタクリル酸メチル ……10重量部 トルエン ……250重量部 メチルエチルケトン ……250重量部 基体シートとして厚さ25μmのポリエステルフィルム
(東レ(株)製、ルミラー)を使用し、その片面に、上
記で得られたコーティング剤〔ハ〕を版深140μmのグ
ラビア斜線板にて全面に均一に塗布し、80℃の乾燥フー
ドに通して溶剤を揮発させ、塗布されたコーティング剤
層を指触乾燥し、離型性保護層を得た。
得られた離型性保護層の表面に、下記組成〔ニ〕のコ
ーティング剤を版深140μmのグラビア斜線版にて全面
に均一に塗布し、140℃の乾燥フードに通して溶剤を揮
発させ、塗布されたコーティング剤を乾燥して、インキ
接着層を形成した。
コーティング剤〔ニ〕 ポリメタクリル酸メチル ……30重量部 メチルエチルケトン ……85重量部 トルエン ……85重量部 次いでコーティングされた面側からチッ素ガス雰囲気
中にて175KVに加速された電子線を5Mrad照射して離型性
保護層を架橋し硬化させた。
次いで前記インキ接着層上に下記の組成物〔ホ〕
〔ヘ〕によるグラビアインキを網点グラビア版にて全面
に印刷し、80℃の乾燥フードに通してパール層および着
色層を形成した。
組成物〔ホ〕 ポリメタクリル酸メチル ……10重量部 パール顔料 ……20重量部 メチルエチルケトン ……35重量部 トルエン ……35重量部 組成物〔ヘ〕 ポリメタクリル酸メチル ……10重量部 酸化チタン ……30重量部 メチルエチルケトン ……30重量部 トルエン ……30重量部 さらに下記組成物〔ト〕をコーティングし、蒸着アン
カー層を形成した。
組成物〔ト〕 ポリメタクリル酸メチル系ポリオール ……25重量部 硝化綿 ……5重量部 ヘキサメチレンジイソシアネート ……13重量部 酢酸エチル ……80重量部 形成された蒸着アンカー層上に厚みが500Åになるよ
う蒸着しアルミニウム蒸着層を形成した。
アルミニウム蒸着層上に下記組成物〔チ〕〔リ〕を順
に塗布し、接着剤層を形成して転写シートを得た。
組成物〔チ〕 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂 ……20重量部 酢酸エチル ……40重量部 トルエン ……40重量部 組成物〔リ〕 アクリル樹脂 ……20重量部 トルエン ……40重量部 メチルエチルケトン ……40重量部 得られた転写シートを別製のAS樹脂板に転写シートの
接着剤層側がAS樹脂板と密着するようにして表面温度20
00℃のシリコーンゴムローラーにて圧力6.5Kg/cm、走行
速度15mm/secで加圧・加熱し、その後、転写シートのポ
リエステルフィルムを引き剥がし、AS樹脂板の表面に接
着剤層、絵柄層(パール層・着色層)および離型性保護
層とを転写したところ、基体シートと離型性保護層との
間の剥離が円滑かつ確実に行なえた。
比較例1 実施例1と同様にして、ただし離型性保護層をポリメ
タクリル酸メチル樹脂で形成して得られた転写シートを
用いてAS樹脂板に転写絵付けした。
実施例1並びに比較例1で得られた転写絵付けがなさ
れたAS樹脂板を以下に示す1.〜5.の方法で試験した。
1.耐擦傷性試験 転写絵付けされた表面を摩擦試験機〔スガ試験機
(株)製、FR−2型〕で500gの過重下でスチールウール
0000番〔山崎産業(株)製〕で100回往復試験を行なっ
た。
2.耐溶剤性試験 転写絵付けされた表面に、エチルアルコール(EtO
H)、メチルエチルケトン(MEK)、トルエンを各々、滴
下して時計皿をかぶせ蒸発を防止しながら20時間放置し
た後の外観変化を調べた。
3.耐湿熱性試験 転写絵付けがなされたAS樹脂板を、温度60℃、湿度90
%の雰囲気中に24時間放置した後、外観変化を調べた。
4.耐薬品製試験 転写層面に10%塩酸水溶液、10%水酸化ナトリウム水
溶液を各々滴下し、時計皿をかぶせて20時間放置した後
に水洗および乾燥させて外観変化を調べた。
5.耐摩耗性試験 RCA摩耗試験機を使用し、荷重275gで摩耗紙(コンピ
ューターテープ、バフ色、ノンオイル品 11/16インチ
幅)で摩耗テストを行ない塗膜の剥がれる回数を調べ
た。
試験結果 (試験項目) (実施例1) (比較例1) 耐擦傷性試験 傷なし 著しく傷がついた 耐溶剤性試験 EtOH 変化なし 変化なし MEK 変化なし クラック発生 トルエン 変化なし 変化なし 耐湿熱性試験 変化なし クラック発生 耐薬品性試験 10%HCl水溶液 変化なし 変化なし 10%NaOH水溶液 僅かに曇り発生 白化 耐摩耗性試験 400回 30回 実施例2 下記の組成のコーティング剤〔ヌ〕を用いて厚み38μ
mのポリエステルフィルム〔ダイヤホイル(株)製〕の
片面に版深100μmのグラビア斜線版で全面均一に塗
布、乾燥し離型性保護層を得た。
コーティング剤〔ヌ〕 処理シリカ〔ロ〕 ……40重量部 (実施例1で用いたものと同様) ペンタエリスリトールテトラアクリレート……40重量部 ポリメタクリル酸メチル ……10重量部 ベンゾキノン ……5重量部 紫外線増感剤 ……5重量部 〔チバガイギー(株)製、イルガキュア184〕 トルエン ……250重量部 メチルエチルケトン ……250重量部 得られた離型性保護層の表面に下記の組成のコーティ
ング剤〔ル〕を塗布、乾燥させると同時に出力が160Kw/
cmの紫外線ランプの10cm下方を走行速度10m/minの速度
で通過させ、離型性保護層を架橋し硬化させた。
コーティング剤〔ル〕 ポリメタクリル酸メチル ……20重量部 メチルエチルケトンテンテン ……40重量部 トルエン ……40重量部 以下、実施例1と同様にしてパール層、着色層、蒸着
アンカー層、アルミニウム蒸着層、接着剤層を設けて転
写シートとし、AS樹脂板に実施例1と同様の方法で転写
絵付けした。
得られた転写層の表面物性は実施例1と同等のもので
あった。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステルフィルム、ポリアミドフィル
    ム、セロファンフィルム、アセテートフィルム、ポリプ
    ロピレンフィルム、及び紙から選ばれた単層又は2種以
    上の積層体からなる基体シートの片面に、基体シートか
    ら剥離可能な離型性保護層、を有する転写シートにおい
    て、前記離型性保護層が、 (a)分子中に2個以上のアクリロイル基もしくはメタ
    クリロイル基を有する硬化性化合物と、 (b)分子中にラジカル重合性不飽和結合を有するアル
    コキシシランで表面が処理されている透明充填剤、 との混合物を含む組成物の硬化層で構成されていること
    を特徴とする転写シート。
  2. 【請求項2】上記剥離可能な離型性保護層を設けた上
    に、更に、絵柄層および接着剤層のうちの少なくとも1
    層を形成してなる特許請求の範囲(1)項記載の転写シ
    ート。
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TW350820B (en) * 1996-04-26 1999-01-21 Nissha Printing Heat and active energy ray curable resin composition used for protecting layer of transfer material, transfer material, surface protecting material and process for producing molded article excellent in abrasion resistance and chemical resistance

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