JP2592201Y2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2592201Y2
JP2592201Y2 JP1991029145U JP2914591U JP2592201Y2 JP 2592201 Y2 JP2592201 Y2 JP 2592201Y2 JP 1991029145 U JP1991029145 U JP 1991029145U JP 2914591 U JP2914591 U JP 2914591U JP 2592201 Y2 JP2592201 Y2 JP 2592201Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は2つの交差するスキャン
面の画像を立体的な画像として表示する超音波診断装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のバイプレーン・プローブ
(bi−plane probe)の構造とそのスキャ
ン面を説明する図である。図4に示されるバイプレーン
・プローブは挿入型プローブとして使用される場合が多
い。そして生体の開口部より体内に挿入され、その先頭
部に設けられた2つの送受波部より音響レンズを介して
送受波される超音波スキャンビームがある角度(例えば
60°,90°等)で交差するので、生体内の2つのス
キャン面(以下これをA面及びB面という)を同時に表
示して診断を行なうことができる。
【0003】図5は従来のバイプレーン・プローブによ
る2つのスキャン面の表示例を示す図である。従来は図
5に示されるように、2つの交差するスキャン面である
A面及びB面の画像は、それぞれ別個の平面画像として
並べて表示されていた。従ってA面とB面との位置関係
や各面とプローブとの位置関係を把握して、生体内患部
の立体的位置関係を検査するのに便利ではなかった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のようなバイプレ
ーン・プローブを用いて2走査面の画像表示を行なう超
音波診断装置では、単に2走査により得られた画像を並
べて表示しているので、2つの画像の立体的位置関係
や、各画像とプローブとの位置関係が明らかでなく、生
体内患部の立体的位置を正しく把握しにくいという問題
点があった。
【0005】本考案はかかる問題点を解決するためにな
されたもので、バイプレーン・プローブを用いて得られ
た2走査面の画像の立体的位置関係や、各画像とプロー
ブとの位置関係が明らかになり、生体内患部の立体的位
置を正しく把握できる超音波診断装置を得ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1に係る
超音波診断装置は、バイプレーン・プローブを用いて2
つの交差するスキャン面の画像表示を行なう超音波診断
装置において、前記2つのスキャン面の表示画像データ
を互に交差する面が立体的に表示される立体表示画像デ
ータにそれぞれ変換する画像変換手段と、前記画像変換
手段により変換された2つのスキャン面の立体表示画像
データを表示画面分だけ記憶するデータ記憶手段と、前
記データ記憶手段に記憶された立体表示画像データを逐
次読出し表示装置に表示させる画像表示手段とを備えた
ものである。
【0007】本考案の請求項2に係る超音波診断装置
は、前記請求項1の考案に係る超音波診断装置におい
て、前記画像変換手段により変換された2つのスキャン
面の立体表示画像データを、表示画面分だけ各面毎にそ
れぞれ異なる記憶領域に記憶するデータ記憶手段と、前
記データ記憶手段のそれぞれ異なる記憶領域に記憶され
た2つのスキャン面の立体表示画像データを並列的に逐
次読出し、各面の画像データを異なるカラーによりそれ
ぞれカラー表示装置に表示させる画像表示手段とを備え
たものである。
【0008】本考案の請求項3に係る超音波診断装置
は、前記請求項1の考案に係る超音波診断装置におい
て、前記2つのスキャン面の表示画像データを互に交差
する面が立体的に表示される立体表示画像データにそれ
ぞれ変換すると共に、前記2つのスキャン面が表裏とな
り重なって表示される部分については、各面の画像デー
タにそれぞれ所定の重み係数を乗算した積を加算した和
のデータを算出し、該算出値を表示すべき立体画像デー
タとする画像変換手段を備えたものである。
【0009】
【作用】本請求項1に係る考案においては、バイプレー
ン・プローブを用いて2つの交差するスキャン面の画像
表示を行なう超音波診断装置において、画像変換手段は
前記2つのスキャン面の表示画像データを互に交差する
面が立体的に表示される立体表示画像データにそれぞれ
変換し、データ記憶手段は前記画像変換手段により変換
された2つのスキャン面の立体表示画像データを表示画
面分だけ記憶し、画像表示手段は前記データ記憶手段に
記憶された立体表示画像データを逐次読出して表示装置
に表示させる。
【0010】本請求項2に係る考案においては、前記請
求項1に係る考案の超音波診断装置において、データ記
憶手段は前記画像変換手段により変換された2つのスキ
ャン面の立体表示画像データを、表示画面分だけ各面毎
にそれぞれ異なる記憶領域に記憶し、画像表示手段は前
記データ記憶手段のそれぞれ異なる記憶領域に記憶され
た2つのスキャン面の立体表示画像データを並列的に逐
次読出し、各面の画像データを異なるカラーによりそれ
ぞれカラー表示装置に表示させる。
【0011】本請求項3に係る考案においては、前記請
求項1に係る考案の超音波診断装置において、画像変換
手段は前記2つのスキャン面の表示画像データを互に交
差する面が立体的に表示される立体表示画像データにそ
れぞれ変換すると共に、前記2つのスキャン面が表裏と
なり重なって表示される部分については、各面の画像デ
ータにそれぞれ所定の重み係数を乗算した積を加算した
和のデータを算出し、該算出値を表示すべき立体画像デ
ータとする。
【0012】
【実施例】図1は本考案に係る超音波診断装置の構成を
示すブロック図である。同図において、1はバイプレー
ン・プローブであり、その先頭部に超音波の送受波素子
がアレイ配列された2つの送受波部A及びBが設けられ
ている。2は送受信部であり、バイプレーン・プローブ
1内の送受波部A及びBを介して前記スキャン面のA面
及びB面について、それぞれ個別に超音波の送信及び受
信増幅を行なう。3はエコー信号処理部であり、送受信
部2から出力される前記2面のエコー信号に対して個別
に電子ホーカス処理等を行なう。4はログアンプであ
り、前記ホーカス処理された2面の信号を個別に対数増
幅して出力する。この対数増幅器は増幅する信号のダイ
ナミックレンジが広いため使用される。5は検波信号補
正部であり、ログアンプ4によりそれぞれ増幅された各
面の信号の検波及び線形補正並びにA/D変換を個別に
行ない、A面及びB面のデジタルデータを出力する。6
はデジタル・スキャン・コンバーダ部(以下DSC部と
いう)であり、メモリ部7及び信号処理部8を含んでい
る。
【0013】本考案に係るDSC部6は、図2のブロッ
ク図において詳細に説明する。9はCRT表示器であ
り、DSC部6から出力される映像データを表示する。
このCRT表示器9はモノクロ用の場合とカラー用の場
合とがある。10はシステムコントローラであり、本装
置全体の制御を行なうものである。システムコントロー
ラ10は一般にマイクロプロセッサ(以下CPUとい
う)、制御プログラムの格納されたリードオンリメモリ
(以下ROMという)等を内蔵しているものが多い。1
1はキーボードであり、例えばシステムコントローラ1
0に制御指令データ等を入力する。
【0014】図2は本考案に係るDSC部の詳細なブロ
ック図である。同図のおいて、21は#1メモリであ
り、バイプレーン・プローブ1内の送受波部Aに基づく
走査A面の映像データを記憶する。22は#2メモリで
あり、送受波部Bに基づく走査B面の映像データを記憶
する。23は#3メモリであり、前記2走査面であるA
面及びB面の交差する立体表示用の映像データを記憶す
る。また#3メモリはCRT表示器9がモノクロ用であ
るか、カラー用であるかに対応して、モノクロ用メモリ
の場合と、カラー用メモリの場合がある。カラー用メモ
リの場合にはカラーの3原色(R、G、B)のうち使用
する2色に対応して少くとも2つのフレームメモリ(表
示する1画面分のメモリを一般にフレームメモリとい
う)を含むものである。モノクロ用メモリの場合には1
つのフレームメモリで足りる。この#3メモリ23から
読出されて表示される立体表示例については図3の
(a)及び(b)において詳細に説明する。また#1メ
モリ21〜#3メモリ23が図1のメモリ部7に相当す
る。
【0015】図2の24は演算処理部であり、#1メモ
リ21及び#2メモリ22からそれぞれA面及びB面の
画像データを順次読出し、対応する2面の立体的表示位
置に、両面の画像データを正確に表示する立体表示用映
像データを演算して、この演算結果の画像データを#3
メモリ23に格納する。25はアドレス発生部であり、
演算処理部24の制御指令により#1メモリ21、#2
メモリ22及び#3メモリ23の各メモリに対してそれ
ぞれのアドレス信号を発生して供給する。このアドレス
信号の供給により各メモリへのデータ書込み及び読出し
が可能となる。26はD/A変換部であり、#3メモリ
23から読出されたデジタル映像データをアナログ映像
信号に変換して、CRT表示器9へ供給する。なおCR
T表示器9がカラー用の場合には使用する色の数に等し
い数のD/A変換部を設けることになる。また演算処理
部24、アドレス発生部25及びD/A変換器26が図
1の信号処理部8に相当する。
【0016】図3はCRT表示器の画像表示例を示す図
であり、同図の(a)及び(b)が本考案に係る立体画
像表示例である。本考案においては、A面とB面との交
差する線を軸として回転させた立体画像を表示させるこ
とが可能であり、図3の(a)の画像が時計方向に90
°回転すると同図の(b)の画像として表示できる例を
示している。この場合プローブの挿入方向を示す矢印も
共に表示されるので、ブローブと画像データとの相対的
位置関係も明らかになる。また同図の(c)は従来の平
面画像表示例であり、比較のために示した。図3の
(a)及び(b)に示される立体画像表示例において
は、A面及びB面の位置関係が明確に表示される。そし
て一方の面の裏側に重なって表示される他方の面、即ち
図のハッチングで示される部分の画像データを種々の表
示方法により表示させるための技術が考案された。
【0017】まずCRT表示器9がカラー用の場合に
は、#3メモリ23に2つのフレームメモリを設けて、
それぞれのフレームメモリに個別に格納されたA面とB
面の画像データをそれぞれ異なる色により表示する。例
えばA面の画像データは赤色(R)、B面の画像データ
は緑色(G)としてそれぞれ表示すれば、前記ハッチン
グで示される部分にA面とB面の2つの画像データが同
時に表示できる。また2つの混合色で表示される画像
は、まさに2つの超音波ビーム面の交差部分の画像デー
タであることを示している。
【0018】次にCRT表示器9がモノクロ用の場合に
は、前記ハッチングで示される部分の表側の面の各画像
データ値xi (受信信号の強度を示す信号振幅値)には
重み係数K1 をそれぞれ乗算し、裏側の面の各画像デー
タ値yi には重み係数K2 をそれぞれ乗算し、前記2つ
の乗算値を加算した和のデータK1 i +K2 iをモ
ノクロ用の画像データとして表示するようにしている。
ここでK1 とK2 はそれぞれ下記の式(1)〜(3)を
満たすものである。 0≦K1 ≦1 …(1) 0≦K2 ≦1 …(2) K1 +K2 =1 …(3)
【0019】ここで前記重み係数K1 及びK2 の具体的
な数値例を下記の(1)〜(4)に示す。 (1)K1 =0.8,K2 =0.2の場合は、表側の面
のデータ値を8割、裏側の面のデータ値を2割として、
その加算値を表示する。 (2)K1 =0.5,K2 =0.5の場合は、表側及び
裏側の各面のデータ値をそれぞれ5割として、その加算
値を表示する。 (3)K1 =1,K2 =0の場合は、表側の面のデータ
値をそのまま表示し、裏側の面のデータは全く表示させ
ない。 (4)K1 =0,K2 =1の場合は、裏側の面のデータ
値をそのまま表示し、表側の面のデータは全く表示させ
ない。 このように重み係数K1 及びK2 の値をキーボード11
等を用いて可変設定することにより、ハッチングで示さ
れた部分について種々の表示を行なうことが可能とな
る。
【0020】さらに図3の(b)に示されるように、A
面とB面との交差する線を軸として任意の角度回転させ
た立体画像を表示させることもできる。従って前記モノ
クロ用表示器を用いてハッチング部の画像データを表側
の面のデータのみにより表示させる場合(前記K1
1,K2 =0の場合)に、この軸回転をさせることによ
り、それまで表示されなかった裏側の面の画像データを
表示させることができる。図3の(b)は同図の(a)
を90°回転させた立体画像表示例であり、プローブの
挿入方向を示す矢印と共に表示される。またこの軸回転
による立体画像表示法は、モノクロ用表示器のみならず
カラー用表示器にも適用することにより、より精密な画
像診断が可能となる。また上記軸回転による立体画像の
座標位置及び表示データの演算は、すべて演算処理部2
4により実行される。
【0021】図2及び図3を参照し、図1の動作を説明
する。バイプレーン・プローブ1は生体の開口部より体
内に挿入され、送受信部2に駆動されると、その先頭部
に設けられた2つの送波部A及びBより互に交差する2
つのスキャン面であるA面及びB面に超音波ビームの走
査を行なう。生体内からの反射波は前記送受波部A及び
B内の各素子毎にそれぞれ受波され、これらの受波信号
は送受信部2によりそれぞれ個別に信号増幅がなされ
る。送受信部2からの出力信号は前記A面及びB面毎に
エコー信号処理部3により電子ホーカス処理等が行なわ
れ2チャンネルの信号として出力される。この2チャン
ネルの信号はそれぞれログアンプ4により対数増幅され
た後に、検波信号補正部5により信号の検波及び線形補
正、並びにA/D変換が行なわれ、A面及びB面のデジ
タルデータとしてそれぞれ出力される。
【0022】検波信号補正部5から出力されるA面及び
B面のデジタルデータはそれぞれDSC部6内の#1メ
モリ21及び#2メモリ22に一旦格納される。演算処
理部24は、#1メモリ21及び#2メモリ22からそ
れぞれA面及びB面の画像データを順次読出し、対応す
る2面の立体的表示位置に、両面の画像データを正確に
表示する立体表示用映像データを演算して、この演算結
果の画像データを#3メモリ23に格納する。
【0023】上記画像変換処理は座標変換とデータ変換
の2つの信号処理により実施される。まず座標変換処理
とは、平面表示におけるA面及びB面における各画素の
座標位置(#1及び#2メモリ21及び22の各アドレ
スと考えてよい)をそれぞれ対応する立体的表示面にお
ける各画素の座標位置(#3メモリ23の各アドレスと
考えてよい)に変換することである。換言すると、#1
及び#2メモリ21及び22についての読出アドレスか
ら#3メモリ23への書込アドレスを算出することであ
る。次にデータ変換処理とは、平面表示における2つの
走査面の画素数と立体的表示における対応走査面の画素
数が一致しないことに起因するデータ値の変換である。
説明を容易にするため、いま平面表示のある位置におけ
る2画素が立体的表示では1画素になると仮定すると、
平面表示の該当位置における2つの画像データ値にそれ
ぞれ0.5を乗算した積を加算した和のデータ値を立体
的表示の対応位置における画像データ値とする等であ
る。このように前記算出された#3メモリ23の書込ア
ドレスには、#1及び#2メモリ21及び22から読出
した画像データに対して何らかのデータ値の変換を行な
った画像データを書込むようにしている。
【0024】またCRT表示器9がモノクロ用であり、
#3メモリ23が1つのフレームメモリしか有しない場
合には、演算処理部24は前記図3の(a)及び(b)
におけるハッチング部について、別のデータ変換処理を
行なう必要がある。即ち前記ハッチングで示される表側
の面と裏側の面がオーバラップして表示される部分のデ
ータについて、A面及びB面の各データに所定の重み付
け処理をした和のデータK1 i +K2 i をそれぞれ
演算して、この演算されたデータを前記算出された#3
メモリ23のアドレス位置に書込むようにしている。
【0025】さらに図3の(b)に示されるように軸回
転をさせる場合には、演算処理部24はキーボード11
等により指示された回転角度に基づく#3メモリ23の
書込アドレスを新規に算出し、#1及び#2メモリ21
及び22から読出しデータ変換の行なわれた各データを
前記#3メモリ23の新規書込アドレスに再度書込みを
行なう。同時に指示された回転角度によりプローブの挿
入方向矢印の向きを変更し、この変更データをも#3メ
モリ23に書込む。
【0026】CRT表示器9がカラー用で、#3メモリ
23が2つのフレームメモリを有する場合には、演算処
理部24は#1及び#2メモリ21及び22から読出し
たA面及びB面のデータを、前記信号処理後、それぞれ
#3メモリ23内の別個のフレームメモリに書込む。
【0027】#3メモリ23から読出されるモノクロ用
またはカラー用立体画像データはD/A変換器26によ
りアナログ信号に変換され、CRT表示器9により、図
3の(a)または(b)に示されるような立体画像がモ
ノクロまたはカラーにより表示される。
【0028】また超音波診断装置のカラーフローマッピ
ング(CFM)に本考案を適用して、あえて前記2つの
スキャン面の血流を除く映像はモノクロ表示とし、血流
映像のみをカラー表示とすることも可能となる。この場
合は血流映像が特別に際立って表示されることになる。
【0029】なお、本実施例では、2つの交差する走査
面の立体画像表示例を示したが、さらに3つ以上の複数
の走査面の立体画像表示にも本考案を適用できることは
自明である。
【0030】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、バイプレ
ーン・プローブを用いて2つの交差するスキャン面の画
像表示を行なう超音波診断装置において、前記2つのス
キャン面の表示画像データを互に交差する面が立体的に
表示される立体表示画像データにそれぞれ変換してデー
タ記憶手段に記憶させ、該データ記憶手段から読出した
前記立体表示画像データを表示装置に表示させるように
したので、2つのスキャン面の画像の立体的位置関係
や、各画像とプローブとの位置関係が明らかになり、生
体内患部の立体的位置を正しく把握できる効果が得られ
る。
【0031】また本考案によれば、前記画像変換された
2つのスキャン面の立体表示画像データを、各面毎にそ
れぞれデータ記憶手段の異なる記憶領域に記憶し、該デ
ータ記憶手段のそれぞれ異なる記憶領域から読出した2
つのスキャン面の立体表示画像データをそれぞれ異なる
カラーによりカラー表示装置に表示させるようにしたの
で、一方の面の裏側に重なって表示される他方の面の画
像データも明確に表示することができる効果が得られ
る。
【0032】また本考案によれば、前記立体表示画像に
おける2つのスキャン面が表裏となり重なって表示され
る部分については、各面の画像データにそれぞれ所定の
重み係数を乗算した積を加算した和のデータを算出し、
該算出値を立体表示画像データとして表示するようにし
たので、低コストのモノクロ用表示装置を使用しても、
前記2つの面が重なった部分の画像データを明確に表示
することができる効果が得られる。
【0033】また超音波診断装置のカラーフローマッピ
ング(CFM)に本考案を適用して、あえて前記2つの
スキャン面の血流を除く映像はモノクロ表示とし、血流
映像のみをカラー表示とすることも可能となるので、血
流映像を特別に際立って表示することができる効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る超音波診断装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本考案に係るDSC部の詳細なブロック図であ
る。
【図3】CRT表示器の画像表示例を示す図である。
【図4】従来のバイプレーン・プローブの構造とそのス
キャン面を説明する図である。
【図5】従来のバイプレーン・プローブによる2つのス
キャン面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 バイプレーン・プローブ 2 送受信部 3 エコー信号処理部 4 ログアンプ 5 検波信号補正部 6 DSC部 7 メモリ部 8 信号処理部 9 CRT表示器 10 システムコントローラ 11 キーボード 21 #1メモリ 22 #2メモリ 23 #3メモリ 24 演算処理部 25 アドレス発生部 26 D/A変換部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 8/14

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差する2つのスキャン面を形成するよ
    うに超音波を送受信するバイプレーン・プローブと、 前記バイプレーン・プローブからの受信信号に基づいて
    画像データを生成する画像データ生成手段と、 前記画像データ生成手段からの画像データに基づいて前
    記2つのスキャン面を立体的に画像表示する画像表示手
    段とを備えた超音波診断装置であって、 前記画像データ生成手段は、前記2つのスキャン面が交
    差して表示される部分について、各スキャン面の原画像
    データにそれぞれ所定の重み係数を乗算し、該乗算して
    得られた該各スキャン面に対応する2つの積を加算し、
    該加算して得られた値を画像データとして出力すること
    を特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 被検体の挿入方向に並べて設けられてい
    る2つの超音波発生源の各々よりスキャン面を形成する
    ように超音波を送受信するバイプレーン・プローブと、 前記バイプレーン・プローブからの受信信号に基づいて
    画像データを生成する画像データ生成手段と、 前記画像データ生成手段からの画像データに基づいた前
    記2つのスキャン面の立体画像を表示すると共に前記バ
    イプレーン・プローブの挿入方向を矢印で表示する画像
    表示手段とを備えたことを特徴とする超音波診断装置。
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