JP2591778B2 - Crtの画質むら補正回路 - Google Patents

Crtの画質むら補正回路

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JP2591778B2
JP2591778B2 JP63049795A JP4979588A JP2591778B2 JP 2591778 B2 JP2591778 B2 JP 2591778B2 JP 63049795 A JP63049795 A JP 63049795A JP 4979588 A JP4979588 A JP 4979588A JP 2591778 B2 JP2591778 B2 JP 2591778B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンピュータの端末用等の比較的解像度
が高く、画質の良好さが要求されるCRTにおいて、その
周辺部が中心部と比較して輝度が低く、フォーカスが劣
化し、ビームのスポット径が大きくなることを補正して
全画面においてほぼ均一な画質を得ることができるCRT
の画質むら補正回路に関するものである。
〔従来の技術〕
現在、一般的に使用されているCRTは、カラー,モノ
クロともにほとんどがカソード変調形と呼ばれる電子銃
構造となっている。カソード変調形の電子銃の場合、そ
の構造等により、多種な電子銃名称がある。しかし、基
本的にはカソード変調形であれば、第1グリッドG1とカ
ソードK間の電圧により、CRTのアノード電流Ib、すな
わち画面の輝度が変化する。
同様に、第1グリッドG1と第2グリッドG2間の電圧に
より、CRTの蛍光面上での電子ビームのスポット径およ
びアノード電流Ibが変化し、第1グリッドG1と第3グリ
ッドG3間の電圧によりフォーカスが変化する。
現在、TVグレードのモニタは、第1〜第3グリッドG
1,G2,G3に適切な直流バイアス電圧を印加し使用されて
おり、また、比較的解像度の高いモニタにおいては、フ
ォーカスを制御する第3グリッドG3にのみ水平、または
水平,垂直のパラボラ電圧を重畳する、ダイナミックフ
ォーカスと呼ばれる方式で使用されていた。
第2図は従来のCRTのダイナミックフォーカス回路の
一例を示す構成図である。
この図において、1,2はそれぞれ水平,垂直のパラボ
ラ波形の電圧を発生する第1および第2の電圧発生回
路、3は加算回路、4は増幅回路、5はCRT、AMP1は水
平,垂直両方向のパラボラ波形の電圧が入力される差動
増幅器、R1は前記差動増幅器AMP1の加算器用フィードバ
ック抵抗器、AMP2は前記差動増幅器AMP1の出力を第3グ
リッドG3の駆動電圧まで増幅する差動増幅器、R2は前記
差動増幅器AMP2のゲイン決定用フィードバック抵抗器、
VR1は第3グリッドG3に必要なパラボラ波形の電圧の調
整用可変抵抗器である。C1はデカップリングコンデンサ
で、前記差動増幅器AMP2の出力信号中、パラボラ波形の
電圧のAC成分のみ第3グリッドG3に伝送する。E1は第3
グリッドG3用の直流バイアス電源、R3は前記差動増幅器
AMP2の出力安定化用負荷抵抗器、R4はバイアス用抵抗器
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来は、管面が比較的丸いCRTが使用されていたが、
画面の見やすさ等を向上させるために、最近ではFS管が
多用されつつある。
FS管では、中心部と周辺部における電子銃から蛍光面
までの距離の差が著しく大きくなるため、一般家庭用の
TVグレード用FS管CRTであれば、第3グリッドG3は直流
電圧印加方式(ダイナミックフォーカスに対してスタテ
ィックフォーカスと呼ばれる)により充分使用できる
が、TVグレードと比較して解像度が高いコンピュータ端
末用FS管CRTについては、従来同様のダイナミックフォ
ーカス(第3グリッドG3にのみパラボラ電圧を重畳す
る)を使用しなければ実用画質は得られない。しかし、
第3グリッドG3のみのパラボラ変調では、画面の周辺部
のフォーカスが中心部と比較して劣化することを補正す
るのみであり、輝度低下およびビームのスポット径劣化
の補正は行われず、結果として画面の周辺部は中心部と
比較して低下した画質となる。
特にコンピュータの端末用ディスプレイ等では表示ド
ット数が多くなるとともに、マルチウィンドウ等を使用
する場合が多くなりつつあるが、ウィンドウを画面の周
辺部に出画すると、中心部に出画した場合と比較して見
づらくなるという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされた
もので、CRTの画質むらを補正でき、全画面においてほ
ぼ均一な画質が得られるCRTの画質むら補正回路を提供
することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るCRTの画質むら補正回路は、水平偏向
に同期して画面の周辺部へ行くほど電圧が高くなるパラ
ボラ波形の電圧を発生する第1の電圧発生回路と、垂直
偏向に同期して画面の周辺部へ行くほど電圧が高くなる
パラボラ波形の電圧を発生する第2の電圧発生回路と、
第1および第2の電圧発生回路から出力される電圧を加
算する加算回路と、この加算回路の出力を分圧して第2
グリッドに供給する駆動回路とを備えたものである。
〔作用〕
この発明においては、駆動回路から第2グリッドに供
給される出力によってビームが周辺部に行くほどスポッ
ト径が小さく絞り込まれるとともに、輝度が増される。
〔実施例〕
第1図はこの発明のCRTの画質むら補正回路の一実施
例を示す構成図である。
この図において、第2図と同一符号は同一のものを示
し、6は駆動回路、VR2は可変抵抗器で、差動増幅器AMP
2の出力安定化用のものであると同時に、第2グリッドG
2に必要なパラボラ電圧を差動増幅器AMP2の出力より分
圧して得るためのものである。C2は第2グリッドG2用の
デカップリングコンデンサ、E2は第2グリッドG2用の直
流バイアス電源である。
例えば21″90゜偏向のカラーCRTの場合、一般的な電
子銃では第3グリッドG3の直流バイアス電圧値は6000V
〜8000Vであり、ダイナミックフォーカスのパラボラ電
圧値を200〜700Vp−p程度第3グリッドG3に印加するこ
とにより、全画面でほぼ均一なフォーカス画面を得るこ
とができる。
この実施例のCRTの画質むら補正回路でも、水平,垂
直のパラボラ波形の電圧を加算して第3グリッドG3に供
給しているので、均一なフォーカス画面が得られてい
る。
また、第2グリッドG2の直流バイアス電圧値は、一般
に、第3グリッドでG3の6000V〜8000Vと比較して小さく
500〜800Vで固定されているが、この発明では第3グリ
ッドG3のパラボラ変調成分を可変抵抗器VR2を介して分
圧して第2グリッドG2に印加している。すなわち、第2
グリッドG2にも第3グリッドG3と同様なパラボラ波形が
重畳されることになる。
したがって、ビームのスポット径が画面中央より周辺
部に向って小さくなり、ダイナミックフォーカスと全く
同様にパラボラ波形の電圧による補正により全画面でほ
ぼ均一なスポット径にすることが可能である。また、輝
度に関してもスポット径変化と同様に画面中央部より周
辺に行くにしたがって、パラボラ状に輝度が増し、ビー
ム径の場合と同様に補正が行われる。
ただし、本来画面の輝度は、第1グリッドG1とカソー
ドK間の電圧が支配的に影響するため、第2グリッドG2
の電圧によるビーム径の補正量と輝度の補正量はその最
適値が一致するとは限らず、電子銃の構造等に依存す
る。しかし第2グリッドG2にパラボラ波形の電圧を印加
することによりビーム径および輝度の補正を同時に行う
ことが可能であり、また、その効果は大きい。
一般に、画面の周辺部でビームのスポット形状が大き
くなるのはCRTの電子銃構造のみに原因があるのではな
く、偏向ヨークにも原因があり、この場合、ほとんどビ
ームのスポット形状は丸ではなく、周辺部では楕円状に
歪む。
しかし、この発明のように第2グリッドG2の電圧を増
加し、ビームのスポット径を小さくすれば視覚的に分解
能が良くなり、結果的に丸ビームのスポット径補正と同
様に画質向上となることは既に実験により確認済みであ
る。
なお、上記実施例では、ダイナミックフォーカス回路
の出力を分圧して第2グリッドG2に供給する構成とした
が、これは回路を共用して構成を単純化できるうえ、よ
り一層の画質の向上を図れることからであって、ダイナ
ミックフォーカス回路が必ずしも必要でないことはいう
までもない。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとおり、水平偏向に同期して
画面の周辺部へ行くほど電圧が高くなるパラボラ波形の
電圧を発生する第1の電圧発生回路と、垂直偏向に同期
して画面の周辺部へ行くほど電圧が高くなるパラボラ波
形の電圧を発生する第2の電圧発生回路と、第1および
第2の電圧発生回路から出力される電圧を加算する加算
回路と、この加算回路の出力を分圧して第2グリッドに
供給する駆動回路とを備えたので、簡単な回路を付加す
るだけでスポット径の劣化の補正と、輝度低下の補正を
も行って画質むらを補正でき、全画面においてほぼ均一
な画質が得られるという効果があり、特にFS管CRTにお
いてその効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のCRTの画質むら補正回路の一実施例
を示す図、第2図はダイナミックフォーカス回路の一例
を示す構成図である。 図中、1,2は第1および第2の電圧発生回路、3は加算
回路、4は増幅回路、6は駆動回路である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主として輝度を制御する第1グリッド(G
    1)と、スポット径またはスポット径および輝度を制御
    する第2グリッド(G2)と、フォーカスを制御する第3
    グリッド(G3)とを有するCRTの画質むら補正回路であ
    って、水平偏向に同期して画面の周辺部へ行くほど電圧
    が高くなるパラボラ波形の電圧を発生する第1の電圧発
    生回路(1)と、垂直偏向に同期して画面の周辺部へ行
    くほど電圧が高くなるパラボラ波形の電圧を発生する第
    2の電圧発生回路(2)と、前記第1および第2の電圧
    発生回路から出力される電圧を加算する加算回路(3)
    と、この加算回路の出力を分圧して前記第2グリッドに
    供給する駆動回路(6)とを備えたことを特徴とするCR
    Tの画質むら補正回路。
JP63049795A 1988-03-04 1988-03-04 Crtの画質むら補正回路 Expired - Lifetime JP2591778B2 (ja)

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