JP2591058Y2 - ドアウインドガラスの昇降部連結構造 - Google Patents

ドアウインドガラスの昇降部連結構造

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JP2591058Y2
JP2591058Y2 JP1993006692U JP669293U JP2591058Y2 JP 2591058 Y2 JP2591058 Y2 JP 2591058Y2 JP 1993006692 U JP1993006692 U JP 1993006692U JP 669293 U JP669293 U JP 669293U JP 2591058 Y2 JP2591058 Y2 JP 2591058Y2
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JP
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retainer
window glass
door window
bracket
mounting hole
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敏朗 五十嵐
哲也 今野
敏 荒川
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はドアウインドガラスを昇
降機構と連結する昇降部連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7には車両フロントドアのウインドガ
ラスGを示し、その下縁の前後二箇所に設けた連結具5
により図略の昇降機構と連結されている。
【0003】連結具5の詳細を図8に示し、全体が樹脂
材の一体成形により製造され、上半の二股部51をウイ
ンドガラスG下縁の内外(図の左右方向)面に接着によ
り固定する。連結具5の下半部内には内周にネジ部を形
成したインサート52が埋設され、これにねじ込んだボ
ルト53により昇降機構の公知のローラガイド4に連結
固定される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この構造で
は、連結具の位置決めに治具設備を要するためコスト高
となるとともに、正確な位置決めに手間を要し、さらに
プライマの塗布乾燥や接着材の加熱硬化等の煩雑な工程
を必要とする。
【0005】そこで、本考案はかかる課題を解決するも
ので、治具設備や煩雑な工程を要することなく、ドアウ
インドガラスと昇降機構を正確かつ確実に連結できる昇
降部連結構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の構成を説明する
と、昇降するドアウインドガラスGの下縁に沿ってU字
状に折り曲げられた樹脂製のリテーナ1を設け、折り曲
げられたリテーナ1の一方の脚部11に、他方の脚部1
2に設けた取付穴13に向けて突出する、筒状の金属カ
ラー15を内周に嵌着した筒状突出部14を形成して、
該突出部14を上記ドアウインドガラスGの下縁に設け
た取付穴G1内に挿入位置せしめ、かつU字状をなして
上記リテーナ1の外周を覆うように装着されて、対向す
る脚部21,22のバネ力によりリテーナ1の上記両脚
部11,12をガラス面に圧接せしめる金属製のブラケ
ット2を設け、かつ上記リテーナ1には装着されたブラ
ケット2を係止する係止部17を形成するとともに、装
着状態で上記リテーナ1の取付穴13および上記突出部
14の筒内に連通する取付穴23,24を上記ブラケッ
ト2の各脚部21,22に形成し、かつブラケット2の
一方の脚部21には取付穴23に一致せしめてナット部
材31を固着して、上記各取付穴23,24内に挿通さ
れてナット部材31に結合されるボルト部材32により
ドアウインドガラスGの下縁を昇降機構4に結合したも
のである。
【0007】
【作用】上記構成において、リテーナ1はU字状に折り
曲げられてドアウインドガラスG下縁に装着された時
に、その突出部14がドアウインドガラスGの取付穴G
1内に挿入されて、ガラス面上での位置が正確に決定さ
れる。
【0008】続いて上記リテーナ1を覆ってブラケット
2を装着すると、その脚部21,22のバネ力によりリ
テーナ1の脚部11,12がガラス面に圧接し、脱落す
ることなくガラス面に固定される。また、この時、ブラ
ケット2はリテーナ1の係止部17によりこれに係止さ
れて、同じく脱落することはない。
【0009】この状態でドアウインドガラスGをドアパ
ネルに装着し、昇降機構4のボルト部材32を取付穴2
3,24内に挿通してブラケット2のナット部材32に
結合すると、ドアウインドガラスGが昇降機構4に連結
される。この連結は、リテーナ1の突出部14内に嵌着
した金属カラー15により強固に行うことができる。
【0010】接着剤を全く使用しないから煩雑な工程を
省略でき、また、位置決め用の治具が不要であるからコ
ストも安い。
【0011】
【実施例】図1には本考案の連結部構造の詳細を示し、
従来例を示す図8に対応している。図において、連結具
5はドアウインドガラスGの下縁に装着されたリテーナ
1とこれを覆うブラケット2より構成されている。
【0012】リテーナ1の詳細を図3および図4で説明
する。リテーナ1は樹脂材の一体成形品であり、長板状
としたその中央を薄肉部18となして、この部分でU字
状に折り曲げられ(図4の矢印)、両端部を相対向する
脚部11,12としてある。
【0013】脚部11にはその板面より脚部12に向け
て円筒状の突出部14が形成してあり、該突出部14の
内周にはその先端よりさらに突出する金属製の円筒状カ
ラー15が接合してある。また、突出部14周りの板面
上には円形のクッションゴム板19が接合してある。
【0014】脚部11の後面両側縁にはガイド壁16が
形成され(図2)、これらガイド壁16は下端部が滑ら
かに左右へ開いている。各ガイド壁16は、その内縁を
上端より中間位置まで延びる切離し部171(図3に一
方のみ図示)により脚部11の一般面と分離され、この
分離されたガイド壁16部分には幅方向の内方へ突出す
る矩形の係止部17がそれぞれ形成してある(図2)。
【0015】脚部12には取付穴13が形成してあり、
U字状に折り曲げた状態で上記突出部14および金属カ
ラー15が取付穴13内に位置する(図4)。
【0016】図5および図6にはブラケット2の詳細を
示す。ブラケット2は金属板をU字状に折り曲げ成形し
たもので、相対向する脚部21,22を有し、両脚部2
1,22は先端に向けて漸次対向間隔が小さくなってい
る。各脚部21,22には中心を一致せしめて取付穴2
3,24が設けてあり、一方の脚部23には裏面にウエ
ルドナット31が溶接固定してある。また、この脚部2
1にはやや外方へ屈曲せしめた先端近くの両側縁に、矩
形の切欠き25が形成してある。
【0017】連結具5をドアウインドガラスGに取り付
ける際には、リテーナ1の突出部14をドアウインドガ
ラスG下縁に設けた取付穴G1内に挿入する。これによ
り、ガラス面上でのリテーナ1の位置が正確に決定され
る。リテーナ1をガラス下縁に沿ってU字状に折り曲げ
た後、U字状のブラケット2を下方より上記リテーナ1
の外周を覆うように装着する。
【0018】この装着時に、ブラケット2はリテーナ1
のガイド壁16によりスムーズに上方へ案内され、その
両側縁の切欠き25にガイド壁16に設けた係止部17
が嵌入して、位置決め固定される。ブラケット2を装着
した状態で、その両脚部21,22のバネ力によりリテ
ーナ1の両脚部11,12はガラス面に圧接され、脱落
することなく固定される。
【0019】ドアウインドガラスG下縁の所定位置に固
定された連結具5はブラケット2の取付穴23,24
が、昇降機構を構成するドアパネル内のローラガイド4
(図1)の取付穴41に一致せしめられ、これらを貫通
してウエルドナット31に結合されるボルト32により
両者が連結される。
【0020】このボルト結合時に、リテーナ1の金属カ
ラー15の両端面がブラケット2の両脚部21.22の
内側面に当接して強固なボルト結合を可能とするととも
に、クッションゴム板19の弾性により緩みの発生が防
止される。
【0021】
【考案の効果】以上の如く、本考案の連結部構造によれ
ば、接着剤が不要であるから組付け工程の大幅削減が可
能である。また、連結具はウインドガラスに確実に固定
されるから、昇降装置との連結作業を行う際に脱落する
等の問題はない。さらに、充分な連結強度を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の連結部構造を示すドアウインドガラス
下縁の断面図で、図7のI−I線に沿った拡大断面図で
ある。
【図2】連結具の背面図で、図1のA矢視図である。
【図3】リテーナの全体斜視図である。
【図4】リテーナの縦断面図である。
【図5】ブラケットの全体斜視図である。
【図6】ブラケットの縦断面図である。
【図7】ドアウインドガラスの全体正面図である。
【図8】従来の連結部構造を示すドアウインドガラス下
縁の断面図である。
【符号の説明】
1 リテーナ 11,12 脚部 13 取付穴 14 突出部 15 金属カラー 17 係止部 2 ブラケット 21,22 脚部 23,24 取付穴 31 ウエルドナット(ナット部材) 32 ボルト(ボルト部材) 4 ローラガイド(昇降機構) G ドアウインドガラス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05F 11/38 B60J 1/17

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降するドアウインドガラスの下縁に沿
    ってU字状に折り曲げられた樹脂製のリテーナを設け、
    折り曲げられたリテーナの一方の脚部に、他方の脚部に
    設けた取付穴に向けて突出する、筒状の金属カラーを内
    周に嵌着した筒状突出部を形成して、該突出部を上記ド
    アウインドガラスの下縁に設けた取付穴内に挿入位置せ
    しめ、かつU字状をなして上記リテーナの外周を覆うよ
    うに装着されて、対向する脚部のバネ力によりリテーナ
    の上記両脚部をガラス面に圧接せしめる金属製のブラケ
    ットを設け、かつ上記リテーナには装着されたブラケッ
    トを係止する係止部を形成するとともに、装着状態で上
    記リテーナの取付穴および上記突出部の筒内に連通する
    取付穴を上記ブラケットの各脚部に形成し、かつブラケ
    ットの一方の脚部には取付穴に一致せしめてナット部材
    を固着して、上記各取付穴内に挿通されてナット部材に
    結合されるボルト部材によりドアウインドガラスの下縁
    を昇降機構に結合したことを特徴とするドアウインドガ
    ラスの昇降部連結構造。
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