JP2590873Y2 - 注出キャップ - Google Patents
注出キャップInfo
- Publication number
- JP2590873Y2 JP2590873Y2 JP1993071814U JP7181493U JP2590873Y2 JP 2590873 Y2 JP2590873 Y2 JP 2590873Y2 JP 1993071814 U JP1993071814 U JP 1993071814U JP 7181493 U JP7181493 U JP 7181493U JP 2590873 Y2 JP2590873 Y2 JP 2590873Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window hole
- wall
- pouring
- edge
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は注出キャップに関する。
【０００２】
【考案が解決しようとする課題】注出キャップとして、
容器体口頚部外周に嵌合させる周壁上端縁より口頚部上
端開口を閉塞する頂壁を延設するとともに、頂壁中央部
に注出筒部を立設してなるキャップ本体と、該本体上面
を開閉自在に設けるとともに、頂壁裏面より上記注出筒
部に嵌合して閉塞する棒栓を垂設してなる蓋体とからな
るものが知られている。
容器体口頚部外周に嵌合させる周壁上端縁より口頚部上
端開口を閉塞する頂壁を延設するとともに、頂壁中央部
に注出筒部を立設してなるキャップ本体と、該本体上面
を開閉自在に設けるとともに、頂壁裏面より上記注出筒
部に嵌合して閉塞する棒栓を垂設してなる蓋体とからな
るものが知られている。
【０００３】これらは合成樹脂の一体成形により形成出
来、構造が簡単であるにもかかわらず蓋体を閉じるだけ
で良好な密閉性を得られ、また、蓋体を開くだけで容器
体内液を注出できる便利なものであるが、注出筒部の突
出幅に制限がある。即ち、注出筒部の突出幅を大きくす
れば、それだけ蓋体の高さを高くしなければならず、材
料の無駄となるばかりでなく、見栄えも悪くなる。ま
た、余分な突出部分があれば容器に被着した場合の余分
なスペースをとり運搬，保管の邪魔となる。
来、構造が簡単であるにもかかわらず蓋体を閉じるだけ
で良好な密閉性を得られ、また、蓋体を開くだけで容器
体内液を注出できる便利なものであるが、注出筒部の突
出幅に制限がある。即ち、注出筒部の突出幅を大きくす
れば、それだけ蓋体の高さを高くしなければならず、材
料の無駄となるばかりでなく、見栄えも悪くなる。ま
た、余分な突出部分があれば容器に被着した場合の余分
なスペースをとり運搬，保管の邪魔となる。
【０００４】本考案は上記した従来技術の欠点を解消し
たもので、非使用時には可及的にその突出幅を少なくし
て嵩張らず、一方使用時には注出筒が比較的大きな突出
幅で突出して注出し易く、しかも簡単なワンタッチ操作
で注出筒の開閉を行える優れた注出キャップを提案する
ものである。
たもので、非使用時には可及的にその突出幅を少なくし
て嵩張らず、一方使用時には注出筒が比較的大きな突出
幅で突出して注出し易く、しかも簡単なワンタッチ操作
で注出筒の開閉を行える優れた注出キャップを提案する
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案キャップは上記課
題を解決するため、全体を合成樹脂により一体に形成し
た注出キャップであって、容器体口頚部に嵌合させる周
壁４上端縁より中央部に肉厚程度の突出幅を有する膨出
部６を形成した頂壁５を延設し、且つ、膨出部６前端中
央部に前辺が円弧状の異形矩形状をなす窓孔８を穿設し
てなる装着部２と、上記装着部頂壁５上方へ突出すると
ともに、窓孔８を介して装着部２と内部相互を連通する
注出部３とからなり、上記注出部３は、上記窓孔８前辺
中央に前部下端を連結して上方へ起立させた注出筒９
と、上記窓孔８の後辺に下端縁を回動可能に連結させて
上方へ起立する蓋板10と、該蓋板10前面中央下部に突設
した下端開口の矩形筒状をなし、下面が後方へ下る傾斜
面である栓筒11と、上記窓孔８周縁及び栓筒11下縁を周
縁部として窓孔８を閉塞するとともに、注出筒９上部を
突出させ、且つ、装着部頂壁５上下を弾性反転する反転
壁12とからなり、上記反転壁12の頂壁下方への反転の
際、後方へ傾倒伏臥した注出筒９先端部を前方へ傾倒伏
臥した栓筒11頂面で閉塞するとともに、蓋板10後部が上
記窓孔８内に嵌合する如く構成した。
題を解決するため、全体を合成樹脂により一体に形成し
た注出キャップであって、容器体口頚部に嵌合させる周
壁４上端縁より中央部に肉厚程度の突出幅を有する膨出
部６を形成した頂壁５を延設し、且つ、膨出部６前端中
央部に前辺が円弧状の異形矩形状をなす窓孔８を穿設し
てなる装着部２と、上記装着部頂壁５上方へ突出すると
ともに、窓孔８を介して装着部２と内部相互を連通する
注出部３とからなり、上記注出部３は、上記窓孔８前辺
中央に前部下端を連結して上方へ起立させた注出筒９
と、上記窓孔８の後辺に下端縁を回動可能に連結させて
上方へ起立する蓋板10と、該蓋板10前面中央下部に突設
した下端開口の矩形筒状をなし、下面が後方へ下る傾斜
面である栓筒11と、上記窓孔８周縁及び栓筒11下縁を周
縁部として窓孔８を閉塞するとともに、注出筒９上部を
突出させ、且つ、装着部頂壁５上下を弾性反転する反転
壁12とからなり、上記反転壁12の頂壁下方への反転の
際、後方へ傾倒伏臥した注出筒９先端部を前方へ傾倒伏
臥した栓筒11頂面で閉塞するとともに、蓋板10後部が上
記窓孔８内に嵌合する如く構成した。
【０００６】
【作用】図１の状態のキャップ１を容器体Ａに装着し
て、蓋板10を前方へ傾倒させると、反転壁12は図４に示
す如く、装着部頂壁５下方へ弾性反転し、それに伴い注
出筒９及び栓筒11が装着部２内に収納される。この際、
注出筒９は後方へ、栓筒11は前方へ、それぞれ傾倒して
伏臥状態となり、注出筒９の先端開口を栓筒11頂面が閉
塞する。また、蓋板10はその後部を窓孔８内に嵌合さ
せ、先端部を膨出部６前方の頂壁５上面に載置させてい
るので、容器体口頚部上面より上方へ突出するのは肉厚
の倍程度であり、コンパクトな状態での保管が可能とな
る。
て、蓋板10を前方へ傾倒させると、反転壁12は図４に示
す如く、装着部頂壁５下方へ弾性反転し、それに伴い注
出筒９及び栓筒11が装着部２内に収納される。この際、
注出筒９は後方へ、栓筒11は前方へ、それぞれ傾倒して
伏臥状態となり、注出筒９の先端開口を栓筒11頂面が閉
塞する。また、蓋板10はその後部を窓孔８内に嵌合さ
せ、先端部を膨出部６前方の頂壁５上面に載置させてい
るので、容器体口頚部上面より上方へ突出するのは肉厚
の倍程度であり、コンパクトな状態での保管が可能とな
る。
【０００７】また、この状態から蓋板10を引き上げれ
ば、反転壁12が上方へ弾性反転して注出筒９が起立した
元の状態に戻り注出が可能となる。
ば、反転壁12が上方へ弾性反転して注出筒９が起立した
元の状態に戻り注出が可能となる。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【０００９】図１〜図４は本考案の一実施例を示すもの
で、図中１は注出キャップを示す。該キャップ１は合成
樹脂により一体に形成されたもので、装着部２及び注出
部３とから構成している。
で、図中１は注出キャップを示す。該キャップ１は合成
樹脂により一体に形成されたもので、装着部２及び注出
部３とから構成している。
【００１０】装着部２は、容器体Ａの口頚部ａに嵌合さ
せる円筒状周壁４上端縁より頂壁５を延設するととも
に、頂壁５中央部に肉厚程度の突出幅で円形の膨出部６
を突設している。また、頂壁５裏面より容器体口頚部内
周に液密に嵌合させるシール筒７を垂設している。更
に、頂壁５中央部に窓孔８を穿設している。この窓孔８
は膨出部６に形成したもので、膨出部６前部中央部に位
置させた円弧状の前辺を有し、直線状の両側辺及び後辺
を有する異形矩形状をなしている。
せる円筒状周壁４上端縁より頂壁５を延設するととも
に、頂壁５中央部に肉厚程度の突出幅で円形の膨出部６
を突設している。また、頂壁５裏面より容器体口頚部内
周に液密に嵌合させるシール筒７を垂設している。更
に、頂壁５中央部に窓孔８を穿設している。この窓孔８
は膨出部６に形成したもので、膨出部６前部中央部に位
置させた円弧状の前辺を有し、直線状の両側辺及び後辺
を有する異形矩形状をなしている。
【００１１】注出部３は、装着部頂壁５上方へ突設する
とともに、上記窓孔８を介して装着部２と内部相互を連
通しており、窓孔８の先端縁中央部に下端前部を回動可
能に連結して上方へ起立する円筒状の注出筒９と、上記
窓孔８の左右に走る後辺に下端縁を回動可能に連結して
上方へ起立させた矩形板状の蓋板10と、該蓋板10前面中
央下部に突設するとともに、下端面を開口した矩形筒状
で且つ下面が後方へ下る傾斜面をなす栓筒11と、上記窓
孔８周縁及び栓筒11下縁を周縁部として窓孔を閉塞する
とともに、注出筒９上部を突出させ、且つ、装着部頂壁
５部を上下に弾性反転可能に設けた反転壁12とから構成
している。
とともに、上記窓孔８を介して装着部２と内部相互を連
通しており、窓孔８の先端縁中央部に下端前部を回動可
能に連結して上方へ起立する円筒状の注出筒９と、上記
窓孔８の左右に走る後辺に下端縁を回動可能に連結して
上方へ起立させた矩形板状の蓋板10と、該蓋板10前面中
央下部に突設するとともに、下端面を開口した矩形筒状
で且つ下面が後方へ下る傾斜面をなす栓筒11と、上記窓
孔８周縁及び栓筒11下縁を周縁部として窓孔を閉塞する
とともに、注出筒９上部を突出させ、且つ、装着部頂壁
５部を上下に弾性反転可能に設けた反転壁12とから構成
している。
【００１２】この反転壁12は、中央の帯状壁12a と、左
右一対の前部側壁12b ，12b 及び左右一対の後部側壁12
c ，12c とから構成し、各壁の周囲を屈曲可能に連結す
るとともに、反転し易い様に薄肉に形成している。上記
帯状壁12a は、栓筒11の前壁下端縁より前方へ伸びた後
下方へ傾斜して窓孔８前縁中央部に先端を連結し、傾斜
部分に注出筒９上部を突出させている。また、各前部側
壁部12b ，12b は、帯状壁12a の側辺と、帯状壁後端コ
ーナーから蓋板10下端コーナーに至る一辺と、蓋板10下
端コーナーより前方帯状壁12a の前端コーナーに至る窓
孔８周縁部を周縁とする三次元捩型四角板状をなし、ま
た、各後部側壁12c ，12c は、前部側壁12b 後辺及び栓
筒11側壁下辺を二辺とする三角板状をなしている。
右一対の前部側壁12b ，12b 及び左右一対の後部側壁12
c ，12c とから構成し、各壁の周囲を屈曲可能に連結す
るとともに、反転し易い様に薄肉に形成している。上記
帯状壁12a は、栓筒11の前壁下端縁より前方へ伸びた後
下方へ傾斜して窓孔８前縁中央部に先端を連結し、傾斜
部分に注出筒９上部を突出させている。また、各前部側
壁部12b ，12b は、帯状壁12a の側辺と、帯状壁後端コ
ーナーから蓋板10下端コーナーに至る一辺と、蓋板10下
端コーナーより前方帯状壁12a の前端コーナーに至る窓
孔８周縁部を周縁とする三次元捩型四角板状をなし、ま
た、各後部側壁12c ，12c は、前部側壁12b 後辺及び栓
筒11側壁下辺を二辺とする三角板状をなしている。
【００１３】
【考案の効果】以上説明した如く本考案キャップは、既
述構成としたことにより、蓋板の押し倒し、押し上げと
いう簡単なワンタッチ操作により注出筒の開閉を行える
とともに、開蓋時には注出筒が上方へ起立して注出し易
く、また、閉蓋時には注出筒および栓筒は装着部内に収
納されるとともに、蓋板は膨出部の窓孔内に嵌合されて
上方突出幅を極めて少なくでき、運搬，保管時にスペー
スをとらず、また、注出筒先端開口は栓部の頂面により
閉塞されているため、液漏れの心配もない等種々の効果
を有するものである。
述構成としたことにより、蓋板の押し倒し、押し上げと
いう簡単なワンタッチ操作により注出筒の開閉を行える
とともに、開蓋時には注出筒が上方へ起立して注出し易
く、また、閉蓋時には注出筒および栓筒は装着部内に収
納されるとともに、蓋板は膨出部の窓孔内に嵌合されて
上方突出幅を極めて少なくでき、運搬，保管時にスペー
スをとらず、また、注出筒先端開口は栓部の頂面により
閉塞されているため、液漏れの心配もない等種々の効果
を有するものである。
【図１】 本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図２】 同実施例の平面図である。
【図３】 同実施例の正面図である。
【図４】 同実施例の容器体に装着した状態の縦断面図
である。
である。
２…装着部，３…注出部，４…装着部周壁，５…装着部
頂壁，６…膨出部，８…窓孔，９…注出筒，10…蓋板，
11…栓筒，12…反転壁
頂壁，６…膨出部，８…窓孔，９…注出筒，10…蓋板，
11…栓筒，12…反転壁
Claims (1)
- 【請求項１】 全体を合成樹脂により一体に形成した注
出キャップであって、容器体口頚部に嵌合させる周壁４
上端縁より中央部に肉厚程度の突出幅を有する膨出部６
を形成した頂壁５を延設し、且つ、膨出部６前端中央部
に前辺が円弧状の異形矩形状をなす窓孔８を穿設してな
る装着部２と、上記装着部頂壁５上方へ突出するととも
に、窓孔８を介して装着部２と内部相互を連通する注出
部３とからなり、上記注出部３は、上記窓孔８前辺中央
に前部下端を連結して上方へ起立させた注出筒９と、上
記窓孔８の後辺に下端縁を回動可能に連結させて上方へ
起立する蓋板10と、該蓋板10前面中央下部に突設した下
端開口の矩形筒状をなし、下面が後方へ下る傾斜面であ
る栓筒11と、上記窓孔８周縁及び栓筒11下縁を周縁部と
して窓孔８を閉塞するとともに、注出筒９上部を突出さ
せ、且つ、装着部頂壁５上下を弾性反転する反転壁12と
からなり、上記反転壁12の頂壁下方への反転の際、後方
へ傾倒伏臥した注出筒９先端部を前方へ傾倒伏臥した栓
筒11頂面で閉塞するとともに、蓋板10後部が上記窓孔８
内に嵌合する如く構成したことを特徴とする注出キャッ
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993071814U JP2590873Y2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993071814U JP2590873Y2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 注出キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733864U JPH0733864U (ja) | 1995-06-23 |
| JP2590873Y2 true JP2590873Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=13471413
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993071814U Expired - Fee Related JP2590873Y2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 注出キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2590873Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP1993071814U patent/JP2590873Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0733864U (ja) | 1995-06-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |