JP2590852Y2 - 車両用ドアミラー - Google Patents

車両用ドアミラー

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JP2590852Y2
JP2590852Y2 JP1991063415U JP6341591U JP2590852Y2 JP 2590852 Y2 JP2590852 Y2 JP 2590852Y2 JP 1991063415 U JP1991063415 U JP 1991063415U JP 6341591 U JP6341591 U JP 6341591U JP 2590852 Y2 JP2590852 Y2 JP 2590852Y2
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JP
Japan
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mirror
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mirror holder
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守彦 小笠原
浩一 大野
紀康 社本
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ミラーホルダに支持さ
れたミラー本体の表面に付着した水滴を超音波振動によ
り霧化する水滴除去機能が付加された車両用ドアミラー
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両用ドアミラーとして、ミラー
本体の表面に付着した水滴を超音波振動により除去する
機能を備えたものが供されている。つまり、ミラー本体
に対し超音波振動を付与できるように超音波振動子を設
け、その超音波振動子を駆動することにより、ミラー本
体を超音波振動させてこれの表面に付着した水滴を霧化
するものである。
【0003】図7には水滴除去機能を備えたドアミラー
の一例が示されている。この図7において、ミラー本体
1の裏側には振動伝達部材2が固着され、その振動伝達
部材2に超音波振動子3が添着されており、超音波振動
子3の振動は振動伝達部材2を介してミラー本体1に伝
達されるようになっている。そして、斯様なミラー本体
1はミラーホルダ4に形成された爪条部5と凸部6とに
より挟持されており、これによりミラー本体1はミラー
ホルダ4に遊嵌状態で組込まれている。この場合、ミラ
ー本体1はミラーホルダ4に遊嵌状態で支持されている
ので、超音波振動子3の振動エネルギは減衰することな
くミラー本体1に伝達される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成の場合、ミラー本体1の外周形状はミラーホルダ
4の内周形状に略一致して形成されているので、ミラー
本体1はミラーホルダ4に面接触状態で支持されてい
る。このため、ミラー本体1が超音波振動した場合、ミ
ラー本体1からミラーホルダ4に伝達される振動エネル
ギーは比較的大きいので、ミラーホルダ4が共振してび
びり音を生じるという欠点がある。この場合、ミラー本
体1を弾性部材により支持することによりびびり音を防
止することが考えられるが、それでは、部品が増加して
コスト高となってしまう。
【0005】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、超音波振動による水滴除去機能を付加
しながら、部品が増加することなくミラーホルダからの
異音の発生を効果的に防止することができる車両用ドア
ミラーを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の車両用ドアミラ
ーは、ミラーホルダに支持されたミラー本体を超音波振
動させる超音波振動子を備えた水滴除去機能付き車両用
ドアミラーにおいて、前記ミラーホルダの内周面に前記
ミラー本体の面方向と直交する方向に延びるリブ状の支
持部を間欠的に設け、前記ミラー本体の周縁部の端面を
前記支持部により点接触状態で支持するようにしたもの
である。
【0007】また、ミラー本体の周縁部に当該ミラー本
体の面方向に間欠的に膨出形成された被支持部を設け、
前記ミラー本体の周縁部の端面を前記被支持部により点
接触状態で支持されるようにしてもよい。
【0008】
【作用】請求項1の場合、ミラー本体の周縁部の端面
ミラーホルダ側に設けられた複数のリブ状の支持部によ
り上記ミラーホルダに点接触状態で支持されているの
で、ミラー本体が超音波振動したときに、ミラー本体か
らミラーホルダに伝達される振動エネルギは極めて小さ
い。従って、ミラーホルダが共振することはないので、
ミラー本体の超音波振動よりミラーホルダから共振音が
生じることを防止することができる。
【0009】請求項2の場合、ミラー本体の周縁部の端
はこのミラー本体側に設けられた複数の被支持部によ
りミラーホルダに点接触状態で支持されているので、ミ
ラー本体が超音波振動したときに、ミラー本体からミラ
ーホルダに伝達される振動エネルギは極めて小さい。従
って、ミラーホルダが共振することはないので、ミラー
本体の超音波振動によりミラーホルダから共振音が生じ
ることを防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の第1実施例を図1乃至図5を
参照して説明する。全体の縦断面を示す図1において、
ミラー本体11の裏側には振動伝達部材12が固着され
ていると共に、その振動伝達部材12に超音波振動子1
3が添設されている。この超音波振動子13は車内に設
けられたスイッチ操作に応じて駆動されるようになって
おり、その駆動状態で振動伝達部材12を介して超音波
振動子13からの振動がミラー本体11に伝達される。
【0011】また、ミラーホルダ14には爪条部15及
び凸部16が形成されており、ミラー本体11はそれら
の爪条部15及び凸部16に挾持されてミラーホルダ1
4に組込まれている。
【0012】ミラーホルダ14の正面を示す図2におい
て、ミラーホルダ14の凸部16は所定箇所に複数形成
されており、その凸部16と爪条部15との間にミラー
本体11の面方向と直交する方向に延びるリブ状の支持
部17が形成されている。ここで、支持部17は図3に
示すようにその断面が三角形状に形成されており、これ
により、ミラー本体11の周縁部の端面はミラーホルダ
14の支持部17により点接触状態で支持されている。
【0013】上記構成のものによれば、超音波振動子1
3が振動すると、その振動は振動伝達部材12を通じて
ミラー本体11に伝達される。これにより、ミラー本体
11が超音波振動するので、ミラー本体11の表面に付
着した水滴を霧化して除去することができる。
【0014】さて、上述のようにミラー本体11が超音
波振動した場合、ミラー本体11はミラーホルダ14の
リブ状の支持部17に点接触状態で支持されているの
で、ミラー本体11からミラーホルダ14に伝達される
振動エネルギは極めて小さい。従って、ミラーホルダ1
4が共振してしまう振動エネルギは小さいので、ミラー
ホルダが共振して異音を発生することはない。
【0015】ここで、図4は従来構成のドアミラーから
の音のFET解析結果を示したもので、この図4から可
聴域周波数の音圧が極めて大きいことが分る。これに対
して、図5は本実施例のドアミラーの音のFET解析結
果を示したもので、この図5から可聴域周波数の音圧が
小さくなっていることが判明した。
【0016】要するに、上記実施例のものによれば、ミ
ラーホルダ14の内周面にミラー本体11の面方向と直
交する方向に延びるリブ状の複数の支持部17を設け、
その支持部17によりミラー本体11の周縁部の端面
ミラーホルダ14に点接触状態で支持するようにしたの
で、ミラー本体11が超音波振動子13により振動した
状態において、ミラー本体11からミラーホルダ14に
伝達される振動エネルギを抑制してミラーホルダ14が
共振してしまうことを防止することができる。従って、
ミラー本体がミラーホルダに面接触状態で支持されてい
る従来構成のものと違って、ミラーホルダ14から異音
を発することはない。
【0017】図6に本考案の第2実施例が示されてい
る。即ち、略矩形状のミラー本体18の周縁部の所定部
位にはミラー本体18の面方向に被支持部19が膨出
成されている。これにより、ミラー本体18がミラーホ
ルダ14に組込まれた形態では、ミラー本体18はこれ
に設けられた複数の被支持部19によりミラーホルダ1
に点接触状態で支持されている。
【0018】この第2実施例の場合、ミラー本体18は
ミラーホルダ14に点接触状態で支持されているので、
ミラー本体14が超音波振動した状態ではミラーホルダ
14に伝達される共振エネルギは抑制されるので、第1
実施例と同様にミラーホルダ14が共振して異音を発生
してしまうことを防止することができる。
【0019】尚、ミラーホルダ14の内周面にリブを形
成し、そのリブによりミラー本体11を点接触状態で支
持するようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の車両用ドアミラーによれば、超音波振動されるミラー
本体の周縁部の端面を複数の支持部若しくは被支持部を
介してミラーホルダに点接触状態で支持するようにした
ので、超音波振動による水滴除去機能を付加しながら、
部品が増加することなくミラーホルダからの異音の発生
を防止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す全体の縦断側面図
【図2】ミラーホルダの正面図
【図3】支持部の拡大斜視図
【図4】ミラー本体がミラーホルダに面接触状態で支持
された状態で示す騒音のFET解析図
【図5】ミラー本体がミラーホルダに点接触状態で支持
された状態で示す図4相当図
【図6】本考案の第2実施例の全体を示す正面図
【図7】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11はミラー本体、13は超音波振動子、14はミラー
ホルダ、17は支持部、18はミラー本体、19は被支
持部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 社本 紀康 愛知県丹羽郡大口町大字豊田字野田1番 地 株式会社東海理化電機製作所内 (56)参考文献 特開 平3−28057(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーホルダに支持されたミラー本体を
    超音波振動させる超音波振動子を備えた水滴除去機能付
    き車両用ドアミラーにおいて、前記ミラーホルダの内周面に前記ミラー本体の面方向と
    直交する方向に延びるリブ状の支持部を間欠的に設け、 前記ミラー本体の周縁部の端面を前記支持部により点接
    触状態で支持するようにした ことを特徴とする車両用ド
    アミラー。
  2. 【請求項2】 ミラーホルダに支持されたミラー本体を
    超音波振動させる超音波振動子を備えた水滴除去機能付
    き車両用ドアミラーにおいて、前記ミラー本体の周縁部に当該ミラー本体の面方向に間
    欠的に膨出形成された被支持部を設け、 前記ミラー本体の周縁部の端面を前記被支持部により点
    接触状態で支持されるようにした ことを特徴とする車両
    用ドアミラー。
JP1991063415U 1991-07-16 1991-07-16 車両用ドアミラー Expired - Fee Related JP2590852Y2 (ja)

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JPH057560U JPH057560U (ja) 1993-02-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0328057A (ja) * 1989-06-27 1991-02-06 Aisin Seiki Co Ltd 水滴除去装置

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