JP2589955Y2 - 多チャンネル打点記録計の記録オフ機構 - Google Patents

多チャンネル打点記録計の記録オフ機構

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JP2589955Y2
JP2589955Y2 JP1993023960U JP2396093U JP2589955Y2 JP 2589955 Y2 JP2589955 Y2 JP 2589955Y2 JP 1993023960 U JP1993023960 U JP 1993023960U JP 2396093 U JP2396093 U JP 2396093U JP 2589955 Y2 JP2589955 Y2 JP 2589955Y2
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常男 細川
芳昭 山本
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大倉電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は多チャンネル打点記録計
の記録オフ機構に関し、とくに連続記録される複数の入
力信号チャンネル(以下、チャンネルという)中の任意
のチャンネルの記録を選択的に中断する多チャンネル打
点記録計の記録オフ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】プラント等の監視及び自動制御等におい
て、多チャンネルからの入力信号を同一記録紙上に記録
する多チャンネル打点記録計が広く用いられている。従
来の多チャンネル打点記録計は、例えば特開平2−23
2521号公報に開示されるカラードット記録計のよう
に、各チャンネル信号を多色インクリボンの各色帯に対
応する色別のドット列として記録し、必要に応じてチャ
ンネル番号等の文字を添字として印字している。
【0003】特開平2−232521号公報に開示され
るカラードット記録計を、本考案の理解に必要な程度に
おいて図3の平面図、図4の立面図、及び図5の側面図
を用いて説明する。図5に示す記録ヘッド4は、コイル
10で吸引されるアーマチュア11の先端でドットピン12を
駆動する構成を有し、記録紙送り方向Tと直角方向に送
られるキャリッジ2に固定される。キャリッジ2上の枢
支軸5に枢支するブラケット6へ多色インクリボン8内
蔵のインクリボンカセット7を保持させ、リボン送り装
置13(図3)により多色インクリボン8をドットピン12
と記録紙30の間へ送る。ブラケット6に固定の受動歯車
24をブラケット回転装置18(図3)のはすば歯車23と噛
合させ、リボン色割出しモータ21によるはすば歯車23の
回転によりブラケット6を枢支軸5の回りに回転させ、
多色インクリボン8の任意の色帯をドットピン12直下へ
割出す。
【0004】キャリッジ駆動装置25(図4)によりキャ
リッジ2を入力信号に応じた位置へ移動させ、ブラケッ
ト回転装置18により多色インクリボン8のチャンネルに
対応する特定色帯を打点位置へ割出し、コイル10を付勢
して記録紙30上へチャンネルに対応したカラードットを
打点する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このような多チャンネ
ル打点記録計において、一部のチャンネルの記録のみを
選択的に中断する必要が生じたときは、中断すべきチャ
ンネルに対応する打点駆動のみを選択的に止めて当該チ
ャンネルの記録を回避しなければならなかった。しか
し、一部のチャンネルの打点駆動のみを止める場合は、
リボン色割出しと打点とを繰返す反復制御の流れが中断
されるので制御が面倒になる。また、選択的に打点機構
の機械的駆動を止めるためには選択機構等が必要とな
り、記録計の構造が複雑になる。多色インクリボンを打
点ピンと交差しない位置まで移動させ、打点位置直下に
多色インクリボンがない状態で打点ピンを駆動すること
により記録を回避することも可能ではあるが、この場合
打点ピンが直接に記録紙を叩くので記録紙が傷つくだけ
でなく記録紙を支えるプラテン等の支持部材をも傷つけ
るおそれがある。
【0006】そこで本考案の目的は、打点駆動を止める
ことなくチャンネル記録の選択的中断が可能な多チャン
ネル打点記録計の記録オフ機構を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1及び図2の実施例を
参照するに、本考案の多チャンネル打点記録計の記録オ
フ機構は、幅方向が複数本の異なる着色帯31a〜31fに染
め分けられた多色インクリボン8中の各着色帯31a〜31f
を入力信号のチャンネルに応じリボン色割出し装置50に
より記録計の打点位置直下へ割出して記録紙30上へ打点
記録する多チャンネル打点記録計において、複数の着色
帯31a〜31fと平行に設けた少なくとも一本の無着色帯32
を有する多色インクリボン8、及び入力信号のチャンネ
ル毎に記録の要否を選択する記録要否選択手段58を備
え、記録要否選択手段58により記録不要と選択されたチ
ャンネルに対するリボン色割出し時にリボン色割出し装
置50によって無着色帯32を打点位置直下へ割出してな
る。
【0008】
【作用】図1及び図2の実施例を参照して、本考案の作
用を説明する。図示例の多チャンネル記録計は、側面上
に複数の打点子43が形成された回転マークホイール41を
有する打点機構40をガイド軸28(図2)上を走行するキ
ャリッジ2に保持させ、打点位置へ割り出した任意の打
点子43を記録紙30の法線方向へ駆動して打点を行う。キ
ャリッジ2上の枢支軸5にブラケット6を枢支し、ブラ
ケット6に多色インクリボン8内蔵のインクリボンカセ
ット7を保持させる。リボンカセット7の駆動ローラ16
がリボン送り装置13のリボン送りモータ14により駆動さ
れ、多色インクリボン8を打点機構40と記録紙30との間
へ送る。図示例の多色インクリボン8は、打点時にリボ
ンに染み込ませた顔料が記録紙30へ転写される6本の異
なる着色帯31a〜31fと顔料の染み込んでいない1本の無
着色帯32とを幅方向に平行に並べて形成される。但し、
着色帯の本数は図示例に限定されるものではなく、また
無着色帯32を複数本設けてもよい。
【0009】リボンカセット7を保持するブラケット6
にはカム溝54(図2)が形成され、カム溝54はリボン色
割出し装置50のカム板53上の駆動子52と係合する。リボ
ン色割出し装置50のモータ51がカム板53を回転させて駆
動子52に係合するカム溝54を駆動し、ブラケット6及び
インクカセット7を枢支軸5の回りに回転させ、図1
(B)の矢印で示すように多色インクリボン8を幅方向に
揺動させて、チャンネルに対応する着色帯(31a〜31fの
何れか)を打点機構40の打点位置直下へ割出す。
【0010】記録要否選択手段58は、例えば記録要否切
換用の切換スイッチ59に基づいてチャンネル毎に記録の
要否を選択できる構造のものであって、記録不要と選択
されたチャンネルからの信号入力に対応して、リボン色
割出し装置50をして無着色帯32を打点機構40の打点位置
直下へ割出させる。即ち、記録要否選択手段58により記
録不要と選択された場合は、リボン色割出し装置50がチ
ャンネル対応の着色帯ではなく、何れのチャンネルとも
対応しない無着色帯32を打点位置直下へ割出すので、無
着色帯32を介して打点子43を記録紙30へ打ちつけても記
録紙30上に記録が残らない。更に、打点子43と記録紙30
との間に無着色帯32を挟むので、打点子43が記録紙30を
貫通してプラテン49を傷つけるおそれがない。
【0011】記録要否選択手段58により記録必要と選択
されたチャンネルの場合は、リボン色割出し装置50が入
力信号のチャンネルに基づいて対応する着色帯を打点位
置直下へ割出して記録紙30上に色別打点記録を行う。よ
って、記録要否選択手段58での記録要否の切換えによ
り、随時選択的にチャンネル記録を中断し且つ容易に再
開することができる。尚、記録要否選択手段58の構造は
図示例に限定されるものではなく、例えば記録要否選択
手段58をリボン色割出し装置50へ組込み、コンピュータ
等によりチャンネル記録要否の選択及び多色インクリボ
ン9の色割出しを制御することも可能である。
【0012】よって、本考案の目的である「打点駆動を
止めることなくチャンネル記録の選択的中断が可能な多
チャンネル打点記録計の記録オフ機構」の提供を達成す
ることができる。
【0013】
【実施例】図1及び図2の実施例の打点機構40は、半径
方向の異なる複数の側面上位置に互いに異なるマーク打
点子43を設けた円盤形のマークホイール41を回転軸44の
回りに回転可能に保持する。ホイール回転モータ42aに
よりマークホイール41の回転軸44の回りの回転が駆動さ
れ、チャンネルからの入力信号に対応する特定のマーク
打点子43を記録紙対向の打点位置へ割出す。リボン色割
出し装置50により特定着色帯を打点位置直下へ割出し、
ホイール落下モータ42bにより打点位置へ割出された特
定打点子43を記録紙30へ打点して、多チャンネルからの
入力信号を色付マーク列として記録する。本考案の記録
オフ機構は、着色帯に代えて無着色帯を使用して無色打
点を行うので、打点位置へどのようなマーク打点子43が
割出されていてもチャンネル記録の選択的中断が可能で
ある。よって、記録中断時も記録時同様にマーク割出し
・リボン色割出し・打点の一方向の順回転制御を維持す
ることができ、制御を単純化することができる。尚、図
2の打点機構40は記録ヘッド4を併設し、色別マーク記
録と共に添字等の印字を可能としている。
【0014】図1及び図2に示す多色インクリボン8内
蔵のインクリボンカセット7は、キャリッジ2上のブラ
ケット6に保持され、キャリッジ2と共にガイド軸28に
沿って送られる。但し、本考案の多色インクリボン8は
図示例に限定されるものではなく、例えばリボンカセッ
ト7とキャリッジ2とを独立させ、ガイド軸28と平行な
記録計枠体固定の枢支軸にインクリボンカセット7を枢
支し、記録紙30の記録幅全体と対向して張設された多色
インクリボン8を記録紙30の送り方向へ揺動させること
もできる。また、枢支軸の回りの回転ではなく多色イン
クリボン8を幅方向に平行移動させることにより、特定
着色帯又は無着色帯を打点機構の打点位置直下へ割出す
ことも可能である。
【0015】多色インクリボン8の無着色帯32の打点機
構40と対向する面を顔料吸着面とすることにより、打点
子43の記録紙30との対向面に付着した顔料を無着色帯32
へ吸着させ、打点子43をクリーニングすることができ
る。図示例の多チャンネル打点記録計は、同一の打点子
43を複数の着色帯と対応させ異なるマーク色別記録を行
うので、打点子43のクリーニングを適宜行うことにより
色別記録における混色の発生を遅延させることができ
る。
【0016】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案の多
チャンネル打点記録計の記録オフ機構は、幅方向に並ん
だ複数本の異なる着色帯と少なくとも一本の無着色帯と
を有する多色インクリボン、チャンネル毎に記録の要否
を選択する記録要否選択手段、及び多色インクリボンの
チャンネルに対応する着色帯を打点機構の打点位置直下
へ割出すと共に記録要否選択手段により記録不要と選択
されたチャンネルに対しては無着色帯を打点位置直下へ
割出すリボン色割出し装置を備えてなる構成を用いるの
で、以下に述べる顕著な効果を奏する。
【0017】(1)無着色帯で無色の打点記録を行うこ
とにより記録を中断するので、打点駆動を止めることな
くチャンネル記録を選択的に中断することができる。 (2)記録要否選択手段での記録要否の切換えにより、
随時選択的にチャンネル記録を中断し且つ容易に再開す
ることができる。 (3)記録中断時も記録時同様の反復制御を行うので、
単純な制御を維持することができる。 (4)機械的に打点駆動を止める選択装置等を必要とし
ないので、記録計の構造を複雑化することなく選択的中
断機能を付加することができる。 (5)無着色帯の打点子対向面に顔料吸着性を与えれ
ば、記録中断中に打点子のクリーニングを行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本考案の一実施例の説明図である。
【図2】は、本考案の打点機構の説明図である。
【図3】は、従来のドット記録計の要部平面図である。
【図4】は、従来のドット記録計の要部立面図である。
【図5】は、従来のドット記録計の要部側面図である。
【符号の説明】
2 キャリッジ 4 記録ヘッド 5
枢支軸 6 ブラケット 7 インクリボンカセット 8 多色インクリボン 10 コイル 11
アーマチュア 12 ドットピン 13 リボン送り装置 14
リボン送りモータ 16 駆動ローラ 18 ブラケット回転装置 21 リボン色割出しモータ 22
回転軸 23 はすば歯車 24 受動歯車 25
キャリッジ駆動装置 26 張糸 27 プーリ 28
ガイド軸 30 記録紙 31a,31b,31c,31d,31e,31f
着色帯 32 無着色帯 40 打点機構 41
マークホイール 42a ホイール回転モータ 42b ホイール落下モータ 43
打点子 44 回転軸 49 プラテン 50
リボン色割出し装置 51 モータ 52 駆動子 53
カム板 54 カム溝 58 記録要否選択手段 59
切換スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 9/32 G01D 15/16 B41J 35/16

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向が複数本の異なる着色帯に染め分
    けられた多色インクリボン中の各着色帯を入力信号のチ
    ャンネルに応じリボン色割出し装置により記録計の打点
    位置直下へ割出して記録紙上へ打点記録する多チャンネ
    ル打点記録計において、複数の着色帯と平行に設けた少
    なくとも一本の無着色帯を有する多色インクリボン、及
    び入力信号のチャンネル毎に記録の要否を選択する記録
    要否選択手段を備え、前記記録要否選択手段により記録
    不要と選択されたチャンネルに対するリボン色割出し時
    に前記リボン色割出し装置によって前記無着色帯を前記
    打点位置直下へ割出してなる多チャンネル打点記録計の
    記録オフ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1の記録オフ機構において、前記
    無着色帯の前記打点機構と対向する面を顔料吸着面とし
    てなる多チャンネル打点記録計の記録オフ機構。
JP1993023960U 1993-05-10 1993-05-10 多チャンネル打点記録計の記録オフ機構 Expired - Lifetime JP2589955Y2 (ja)

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