JP2589563Y2 - ショーケースのキャノピーコーナー部接続構造 - Google Patents

ショーケースのキャノピーコーナー部接続構造

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JP2589563Y2
JP2589563Y2 JP1993017510U JP1751093U JP2589563Y2 JP 2589563 Y2 JP2589563 Y2 JP 2589563Y2 JP 1993017510 U JP1993017510 U JP 1993017510U JP 1751093 U JP1751093 U JP 1751093U JP 2589563 Y2 JP2589563 Y2 JP 2589563Y2
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canopy corner
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Inventor
達夫 近藤
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中野冷機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ショーケースのキャノ
ピーコーナー部の接続構造に係り、特に冷蔵食品や生鮮
食品等を陳列するアラウンドショーケースのキャノピー
コーナー部のように、安全上の観点から角部を2箇所で
135度ずつ折り曲げてやや緩やかに形成してなるショ
ーケースのキャノピーコーナー部接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットなどの食品販売店で
は、冷蔵食品や生鮮食品等の陳列に、二面ないし三面の
開口部を有するアラウンドショーケースが多く用いられ
ている。このアラウンドショーケースは、直ショーケー
スと連結して全体を矩形状に形成して用いる場合がほと
んどで、店舗の中よりに設置され、四面のどこからでも
陳列棚上の商品を取り出せるようにしている。
【0003】そして、このタイプのショーケースでは、
陳列棚上の商品を照射するための照明ランプが天井部の
各サイドに設けられ、これを照明カバーとなる板金製の
キャノピーで覆っている。
【0004】ところで、このキャノピーは、そのコーナ
ー部が角張っていると、顧客等が頭をぶつけたりして危
険であるため、できるだけ緩やかな角度に形成すること
が、安全上の観点から望ましい。
【0005】そのため、図4に示すように、このコーナ
ー部20は直角に形成せずに、隅部を左右同等に隅切り
し、その左右のキャノピー21、22の隅切り部に板金
製のキャノピーコーナー板23の両側をそれぞれ当てが
って溶接Yにより取り付けし、最後に塗装仕上げを行っ
て完成するようにしており、この2箇所の溶接部の折曲
角は一般に135度程度に保たれている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この従来の溶接による
キャノピーコーナー部の接続構造では、キャノピー隅部
を左右同等に正確に隅切りする必要があるとともに、溶
接のための熟練工が必要となる。また溶接ひずみを避け
るため、1mm厚程度の板金を使用する必要があり、し
かも溶接後に塗装しなければならないため、塗装効率が
非常に悪く、広い保管場所も必要となる。
【0007】本考案は、このような実情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、溶接工程を不要とし
て工数を大幅に削減できるとともに、任意の隅切り寸法
でコーナー処理が行え、しかもキャノピー外装の作りだ
めを可能として年間作業の平準化が図れるショーケース
のキャノピーコーナー部接続構造を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案においては、ショーケースのキャノピーコー
ナー部を隅切りし、その左右のキャノピー隅切り部にキ
ャノピーコーナー板を接続するキャノピーコーナー部の
接続構造において、キャノピー隅切り部とキャノピーコ
ーナー板の側縁間に、一対の対向フランジの中間部をウ
ェブで連結して断面略H形に形成したトリムを介在させ
ており、このトリムのウェブ両側に形成される前記フラ
ンジ間スリットのそれぞれに、キャノピー隅切り部とキ
ャノピーコーナー板とをそれぞれ差し込んで接続したこ
とを特徴としている。
【0009】また、トリムのウェブ両側に形成される一
対の対向フランジは、ウェブを中心に互いに略135度
の角度に折曲形成されることも特徴としている。
【0010】そして、前記トリムとしては、板金製のキ
ャノピー隅切り部とキャノピーコーナー板の側縁間に介
在されて、これら両外装を密接に接続できるように樹脂
製のものが好ましい。
【0011】
【作 用】キャノピー隅切り部とキャノピーコーナー板
の側縁間に、一対の対向フランジの中間部をウェブで連
結して断面略H形に形成したトリムを介在させ、該トリ
ムのウェブ両側に形成される前記フランジ間スリットの
それぞれに、前記キャノピー隅切り部とキャノピーコー
ナー板とをそれぞれ差し込んで接続したので、溶接とい
う面倒な接続工程は不要であり、しかもトリムのフラン
ジ間スリットに隅切り部が差し込まれるため、任意の隅
切り寸法でコーナー処理を行うことが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。図1はアラウンドショーケースを直シ
ョーケースと連結して全体略矩形状に形成したオープン
タイプの冷蔵ショーケースの全体構造を示す斜視図、図
2はキャノピーコーナー部の接続構造を示す斜視図、図
3はその一部断面平面図である。
【0013】まず、本実施例のアラウンドショーケース
1は、直ショーケース2の両側に連結して配置され、全
体として矩形状のオープンタイプのショーケースを形成
したもので、店舗の中寄りに設置し、四面のどこからで
も陳列商品を取り出せるようにしている。
【0014】このアラウンドショーケース1は、三面が
開口され、上部の天井部3と背面を覆う背面部と下部の
床部4とでケーシングが一体に形成され、これら各部と
内部パネルとの間に冷気を循環させるダクトを形成する
とともに、庫内側に複数段の商品陳列棚5を設けてい
る。
【0015】前記天井部3の先端位置には、内部パネル
の天板に、やや前方に傾斜する冷気吹出口6が形成され
ており、ここに冷気を床部4の吸込口7に向けて斜め前
方に整流して吹き出すハニカム状の整流部材が収納され
ている。また、床部4の内部には、上流側に複数の冷却
器が配置され、その下流側に複数の送風ファンが配置さ
れている。
【0016】そして、床部4の吸込口7から上記送風フ
ァンにて吸い込んだ空気を、その上流側の冷却器を通し
て冷却し、背面ダクトから天井部3に送り、天井部3に
設けたハニカム状の整流部材で整流し吹出口6から斜め
前方に冷気を吹き出してエアカーテンAを形成し、庫内
に設けた陳列棚5や床部4の上面に載置した商品8を冷
却するようにしている。
【0017】このアラウンドショーケース1の天井部3
の吹出口6の外側には、陳列棚5上の商品8を照らすた
めの照明ランプが配設され、その外側を照明カバーとな
る板金製のキャノピー9で覆っている。
【0018】このキャノピー9のコーナー部は、キャノ
ピー9,9を隅切りした隅切り部に、板金製のキャノピ
ーコーナー板9aを当てがって接続部材であるトリム1
0,10にて接続されており、安全上の観点から2箇所
のトリム10,10による接続部は135度ずつ折り曲
げられ、やや緩やかに形成されている。
【0019】このトリム10は樹脂製素材からなり、図
2及び図3に詳細を示すように、一対の対向フランジ1
0a,10bの中間部をウェブ10cで連結して断面略
H形に形成され、しかもキャノピー9の外形に合わせて
折曲され、かつキャノピー9の高さ分の長さに細長く形
成されている。
【0020】そして、キャノピー隅切り部とキャノピー
コーナー板の側縁間に介在され、ウェブ10cの両側に
形成される前記フランジ10a,10b間スリットのそ
れぞれに、キャノピー9の隅切り部とキャノピーコーナ
ー板9aの側縁をそれぞれ差し込んで接続している。こ
のトリム10のウェブ10c両側に形成されるそれぞれ
一対の対向フランジ10a,10bは、ウェブ10cを
中心に互いに略135度の角度に折曲形成されているた
め、樹脂製素材であることと相俟ってこれら両外装9,
9aを密接に接続している。
【0021】したがって、このトリム10を用いれば、
キャノピー9の隅切り部とキャノピーコーナー板9aの
接続が、溶接等の手段を用いなくとも簡単に行うことが
でき、しかも溶接した場合と異なり、塗装仕上げを行う
必要がない。また、キャノピー隅切り部の縁は外側に位
置するフランジ10aにより隠れるため、溶接する場合
に比べ、ラフな隅切り加工で済む。さらに、溶接を行う
場合のように、溶接ひずみを避けるため外装の板厚が1
mm程度に限定されるということもない。
【0022】なお、本実施例においては、三面を開口し
たアラウンドショーケースの例を示したが、二面を開口
したアラウンドショーケースその他の冷蔵ショーケース
でも、接続部を略135度に折曲する部材の接続であれ
ば、同様に適用できることは勿論である。
【0023】
【考案の効果】本考案は、以上のように、キャノピー隅
切り部とキャノピーコーナー板の側縁間に、一対の対向
フランジの中間部をウェブで連結して断面略H形に形成
したトリムを介在させ、該トリムのウェブ両側に形成さ
れる前記フランジ間スリットのそれぞれに、前記キャノ
ピー隅切り部とキャノピーコーナー板とをそれぞれ差し
込んで接続したので、キャノピーコーナー部の接続に際
し、溶接という面倒な接続工程は不要であり、接続工数
及び接続時間を大幅に削減することができる。しかもト
リムのフランジ間スリットに外装の隅切り部を差し込ん
で接続するだけであるため、任意の隅切り寸法でコーナ
ー処理を行うことができる。また、トリムにて接続する
だけであるため、キャノピー外装の作りだめを可能とし
て年間作業の平準化が図れる。さらに、溶接しない関係
で塗装仕上げの必要もなく、作業効率が著しく向上す
る。
【0024】また、トリムのウェブ両側に形成される一
対の対向フランジは、ウェブを中心に互いに略135度
の角度に折曲形成されているので、従来の135度の外
曲がりケースの接続にそのまま適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のアラウンドショーケースを直ショーケ
ースと連結して全体略矩形状に形成したオープンタイプ
の冷蔵ショーケースの全体構造を示す斜視図である。
【図2】本考案のキャノピーコーナー部の接続構造を示
す斜視図である。
【図3】同じくその一部断面平面図である。
【図4】従来のキャノピーコーナー部の接続構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 アラウンドショーケース 2 直ショーケース 3 天井部 4 床部 5 陳列棚 6 吹出口 7 吸込口 9 キャノピー 9a キャノピーコーナー板 10 トリム 10a,10b フランジ 10c ウェブ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショーケースのキャノピーコーナー部を
    隅切りし、その左右のキャノピー隅切り部にキャノピー
    コーナー板を接続するキャノピーコーナー部の接続構造
    において、前記キャノピー隅切り部とキャノピーコーナ
    ー板の側縁間に、一対の対向フランジの中間部をウェブ
    で連結して断面略H形に形成したトリムを介在させ、該
    トリムのウェブ両側に形成される前記フランジ間スリッ
    トのそれぞれに、前記キャノピー隅切り部とキャノピー
    コーナー板とをそれぞれ差し込んで接続したことを特徴
    とするショーケースのキャノピーコーナー部接続構造。
  2. 【請求項2】 前記トリムのウェブ両側に形成される一
    対の対向フランジは、ウェブを中心に互いに略135度
    の角度に折曲形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のショーケースのキャノピーコーナー部接続構造。
JP1993017510U 1993-03-16 1993-03-16 ショーケースのキャノピーコーナー部接続構造 Expired - Lifetime JP2589563Y2 (ja)

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JPH0668559U JPH0668559U (ja) 1994-09-27
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