JP2589401Y2 - コネクタハウジング - Google Patents
コネクタハウジングInfo
- Publication number
- JP2589401Y2 JP2589401Y2 JP1993016950U JP1695093U JP2589401Y2 JP 2589401 Y2 JP2589401 Y2 JP 2589401Y2 JP 1993016950 U JP1993016950 U JP 1993016950U JP 1695093 U JP1695093 U JP 1695093U JP 2589401 Y2 JP2589401 Y2 JP 2589401Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking lance
- connection terminal
- terminal
- locking
- connector housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、収容した接続端子を係
止する係止ランスを備えたコネクタハウジングに関する
ものである。
止する係止ランスを備えたコネクタハウジングに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタハウジングに収
容される接続端子は、コネクタを挿脱する際に相手側の
挿込接続端子からの力を受けてハウジング内で移動して
しまうため、ハウジング内に確実に固定する必要があ
る。例えば、図5の断面図に示すように、ハウジング1
には接続端子を収容するための端子収容室2が設けら
れ、端子収容室2には外部に通じる空間3が設けられて
いる。この空間3内には、接続端子の動きを固定するた
めの可撓性を有する係止ランス4が、常時その一部が端
子収容室2内にあるように設けられており、接続端子が
挿入されると係止ランス4は撓み、接続端子が通過する
と元の位置に復元して、接続端子を係止するようになっ
ている。
容される接続端子は、コネクタを挿脱する際に相手側の
挿込接続端子からの力を受けてハウジング内で移動して
しまうため、ハウジング内に確実に固定する必要があ
る。例えば、図5の断面図に示すように、ハウジング1
には接続端子を収容するための端子収容室2が設けら
れ、端子収容室2には外部に通じる空間3が設けられて
いる。この空間3内には、接続端子の動きを固定するた
めの可撓性を有する係止ランス4が、常時その一部が端
子収容室2内にあるように設けられており、接続端子が
挿入されると係止ランス4は撓み、接続端子が通過する
と元の位置に復元して、接続端子を係止するようになっ
ている。
【0003】一方、収容した接続端子を取り出す際に
は、係止ランス4を図示しない抜き治具を用いて撓ませ
てから、接続端子を抜き出す必要がある。
は、係止ランス4を図示しない抜き治具を用いて撓ませ
てから、接続端子を抜き出す必要がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来例において、接続端子を取り出す際に図5の4’に
示すように係止ランス4を過剰に変形させて永久変形を
与えてしまう場合が多く、その場合に再使用すると信頼
性が低下することになる。
従来例において、接続端子を取り出す際に図5の4’に
示すように係止ランス4を過剰に変形させて永久変形を
与えてしまう場合が多く、その場合に再使用すると信頼
性が低下することになる。
【0005】本考案の目的は、上述した問題点を解消
し、係止ランスを過剰に変形させることのないコネクタ
ハウジングを提供することにある。
し、係止ランスを過剰に変形させることのないコネクタ
ハウジングを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本考案に係るコネクタハウジングは、接続端子を収
容する端子収容室に設けた外部に通ずる空間内に、前記
接続端子を係止するための可撓性を有する係止ランスを
備えたコネクタハウジングにおいて、前記空間を形成す
る両側壁を前記係止ランスの撓み方向に対し斜設し、前
記接続端子を前記端子収容室に収容する際に、前記係止
ランスが撓むとその一部が前記側壁に当接するようにし
たことを特徴とするものである。
めの本考案に係るコネクタハウジングは、接続端子を収
容する端子収容室に設けた外部に通ずる空間内に、前記
接続端子を係止するための可撓性を有する係止ランスを
備えたコネクタハウジングにおいて、前記空間を形成す
る両側壁を前記係止ランスの撓み方向に対し斜設し、前
記接続端子を前記端子収容室に収容する際に、前記係止
ランスが撓むとその一部が前記側壁に当接するようにし
たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上述の構成を有するコネクタハウジングは、係
止ランスの両側面と空間を形成する両側壁を係止ランス
の撓み方向に対し斜設しており、係止ランスが撓む際に
係止ランスは側壁に当接してその撓み量が制限される。
止ランスの両側面と空間を形成する両側壁を係止ランス
の撓み方向に対し斜設しており、係止ランスが撓む際に
係止ランスは側壁に当接してその撓み量が制限される。
【0008】
【実施例】本考案を図1〜図4に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は縦断面図であり、合成樹脂材
等の絶縁材料から成るハウジング11の内部には、図示
しない接続端子を収容するための端子収容室12が設け
られ、各端子収容室12から外部に通じる空間13内に
は、収容された接続端子を係止するための係止ランス1
4、14が設けられている。係止ランス14はハウジン
グ11に一体に片持梁状に支持され、端子収容室12の
上下壁に平行に空間13内に突出する腕部15、端子収
容室12内に突出して接続端子を係止する爪部16、収
容した接続端子を解放する際に抜き治具を係止する治具
係止部17から構成されている。
て詳細に説明する。図1は縦断面図であり、合成樹脂材
等の絶縁材料から成るハウジング11の内部には、図示
しない接続端子を収容するための端子収容室12が設け
られ、各端子収容室12から外部に通じる空間13内に
は、収容された接続端子を係止するための係止ランス1
4、14が設けられている。係止ランス14はハウジン
グ11に一体に片持梁状に支持され、端子収容室12の
上下壁に平行に空間13内に突出する腕部15、端子収
容室12内に突出して接続端子を係止する爪部16、収
容した接続端子を解放する際に抜き治具を係止する治具
係止部17から構成されている。
【0009】一方、図2に示すように係止ランス14の
腕部15の側面15a、15bは、係止ランス14の撓
み方向Dに対して例えば30°程度斜設され、空間13
を形成する側壁13a、13bも、斜設された側面15
a、15bにほぼ平行に斜設されている。また、側面1
5aと側壁13aの隙間Cは、接続端子を端子収容室1
2に収容する際に係止ランス14が撓んだとき、側面1
5aが側壁13aに当接する量とされている。
腕部15の側面15a、15bは、係止ランス14の撓
み方向Dに対して例えば30°程度斜設され、空間13
を形成する側壁13a、13bも、斜設された側面15
a、15bにほぼ平行に斜設されている。また、側面1
5aと側壁13aの隙間Cは、接続端子を端子収容室1
2に収容する際に係止ランス14が撓んだとき、側面1
5aが側壁13aに当接する量とされている。
【0010】このような構成により、接続端子を端子収
容室12に収容する前の係止ランス14は、接続端子を
端子収容室12に収容する際、或いは図3に示すように
抜き治具Tで接続端子を解放する際には係止ランス1
4’で示すように撓み、その側面15aが側壁13aに
当接してそれ以上の変形が規制される。
容室12に収容する前の係止ランス14は、接続端子を
端子収容室12に収容する際、或いは図3に示すように
抜き治具Tで接続端子を解放する際には係止ランス1
4’で示すように撓み、その側面15aが側壁13aに
当接してそれ以上の変形が規制される。
【0011】なお、図3に示すような抜き治具Tに代
え、図4に示すような抜き治具T’を使用すれば、テコ
の作用を必要としないため、ハウジング11を傷付ける
こともなく係止ランス14の撓ませ、接続端子を解放す
ることができる。
え、図4に示すような抜き治具T’を使用すれば、テコ
の作用を必要としないため、ハウジング11を傷付ける
こともなく係止ランス14の撓ませ、接続端子を解放す
ることができる。
【0012】なお、係止ランス14の設計によっては、
係止ランス14の側面15a、15bは傾斜させなくと
もよい。
係止ランス14の側面15a、15bは傾斜させなくと
もよい。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係るコネク
タハウジングは、係止ランスの側面と空間を形成する側
壁とを係止ランスの撓み方向に対し斜設し、接続端子を
端子収容室に収容する際に係止ランスが側壁に当接する
ようにしたため、接続端子を端子収容室から取り出す際
に、治具により係止ランスを撓ませても、その撓み量は
側壁により制限され、その過剰な変形が防止される。
タハウジングは、係止ランスの側面と空間を形成する側
壁とを係止ランスの撓み方向に対し斜設し、接続端子を
端子収容室に収容する際に係止ランスが側壁に当接する
ようにしたため、接続端子を端子収容室から取り出す際
に、治具により係止ランスを撓ませても、その撓み量は
側壁により制限され、その過剰な変形が防止される。
【図1】実施例の縦断面図である。
【図2】係止ランスの撓みを説明する横断面図である。
【図3】抜き治具の使用を説明する縦断面図である。
【図4】抜き治具の使用を説明する縦断面図である。
【図5】係止ランスの撓みを説明するための縦断面図で
ある。
ある。
11 ハウジング 12 端子収容室 13 空間 13a、13b 側壁 14 係止ランス 15 腕部 15a、15b 側面 16 爪部 17 治具係止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−68928(JP,A) 特開 平6−45027(JP,A) 実公 昭59−17094(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/42
Claims (2)
- 【請求項1】 接続端子を収容する端子収容室に設けた
外部に通ずる空間内に、前記接続端子を係止するための
可撓性を有する係止ランスを備えたコネクタハウジング
において、前記空間を形成する両側壁を前記係止ランス
の撓み方向に対し斜設し、前記接続端子を前記端子収容
室に収容する際に、前記係止ランスが撓むとその一部が
前記側壁に当接するようにしたことを特徴とするコネク
タハウジング。 - 【請求項2】 前記係止ランスの両側面を前記係止ラン
スの撓み方向に対し傾斜させた請求項1に記載のコネク
タハウジング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993016950U JP2589401Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | コネクタハウジング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993016950U JP2589401Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | コネクタハウジング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0670171U JPH0670171U (ja) | 1994-09-30 |
JP2589401Y2 true JP2589401Y2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=11930414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993016950U Expired - Fee Related JP2589401Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | コネクタハウジング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589401Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2585294Y2 (ja) * | 1993-06-10 | 1998-11-18 | モレックス インコーポレーテッド | 電気コネクタ |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP1993016950U patent/JP2589401Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0670171U (ja) | 1994-09-30 |
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Legal Events
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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